JP2003256902A - 一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置 - Google Patents
一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置Info
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- JP2003256902A JP2003256902A JP2002059796A JP2002059796A JP2003256902A JP 2003256902 A JP2003256902 A JP 2003256902A JP 2002059796 A JP2002059796 A JP 2002059796A JP 2002059796 A JP2002059796 A JP 2002059796A JP 2003256902 A JP2003256902 A JP 2003256902A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 悪意のある偽造貨の投入によって発生する誤
鑑別を抑止できると共に、通常運用での通過率の低下を
防ぐことが可能な一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置
を提供する。 【解決手段】 投入口に硬貨を一括して受け入れ、順次
1枚ずつ繰出された硬貨が通過する際に出力するセンサ
信号が金種別に設けられた所定の金種判定範囲内(判定
枠)に入るか否かによって当該硬貨の金種を識別する識
別手段を有する一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置に
おいて、当該取引において今までに識別された硬貨の金
種数が所定数以下で、最新に識別された所定枚数分の識
別結果にリジェクト貨が有り、且つ、今までに識別され
た硬貨の通過率が所定値以下で、且つ当該一括投入硬貨
中で識別した分の硬貨の特徴量から算出されたバラツキ
度が所定値以下であることを条件に、該当識別金種硬貨
に対応する前記所定の金種判定範囲を狭める制御手段を
備える。
鑑別を抑止できると共に、通常運用での通過率の低下を
防ぐことが可能な一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置
を提供する。 【解決手段】 投入口に硬貨を一括して受け入れ、順次
1枚ずつ繰出された硬貨が通過する際に出力するセンサ
信号が金種別に設けられた所定の金種判定範囲内(判定
枠)に入るか否かによって当該硬貨の金種を識別する識
別手段を有する一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置に
おいて、当該取引において今までに識別された硬貨の金
種数が所定数以下で、最新に識別された所定枚数分の識
別結果にリジェクト貨が有り、且つ、今までに識別され
た硬貨の通過率が所定値以下で、且つ当該一括投入硬貨
中で識別した分の硬貨の特徴量から算出されたバラツキ
度が所定値以下であることを条件に、該当識別金種硬貨
に対応する前記所定の金種判定範囲を狭める制御手段を
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一回の取引におい
て多量の硬貨の投入が可能な一括投入型硬貨処理機の硬
貨識別装置に関し、特に、硬貨の識別に用いる判定枠を
取引中に可変する機能を有する硬貨識別装置に関する。
て多量の硬貨の投入が可能な一括投入型硬貨処理機の硬
貨識別装置に関し、特に、硬貨の識別に用いる判定枠を
取引中に可変する機能を有する硬貨識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、入金機や計数機等の硬貨処理
機に搭載される硬貨識別装置では、磁気的又は光学的若
しくは両者のセンサ出力や硬貨の読取画像によって、硬
貨の直径、材質、穴、ギザ、色、厚み、模様、凹凸等の
特徴を識別要素として検出し、これらの検出情報に基づ
いて金種や真偽の判定を行って当該硬貨を識別してい
る。そして、硬貨の真偽の判別は、例えばセンサ出力が
予め設定された正常貨の判定枠の枠内にあるか否かによ
って行っている。このような硬貨識別装置においては、
類似外国硬貨や偽造貨などの排除能力を上げ過ぎると正
常貨を偽造貨と誤って鑑別してリジェクトする可能性が
あるため、正常貨の通過率を上げるように、真偽の鑑別
基準となる上記判定枠は広めに設定されている。すなわ
ち、硬貨の流動状態や周囲環境(温度/湿度の変動)、
硬貨の温度上昇、硬貨の摩耗,変形,汚れ等が起因して
発生する誤鑑別を回避するため、正常貨の受け入れを優
先にし、偽造貨の排除性能は若干低い状態に判定枠が設
定されている。
機に搭載される硬貨識別装置では、磁気的又は光学的若
しくは両者のセンサ出力や硬貨の読取画像によって、硬
貨の直径、材質、穴、ギザ、色、厚み、模様、凹凸等の
特徴を識別要素として検出し、これらの検出情報に基づ
いて金種や真偽の判定を行って当該硬貨を識別してい
る。そして、硬貨の真偽の判別は、例えばセンサ出力が
予め設定された正常貨の判定枠の枠内にあるか否かによ
って行っている。このような硬貨識別装置においては、
類似外国硬貨や偽造貨などの排除能力を上げ過ぎると正
常貨を偽造貨と誤って鑑別してリジェクトする可能性が
あるため、正常貨の通過率を上げるように、真偽の鑑別
基準となる上記判定枠は広めに設定されている。すなわ
ち、硬貨の流動状態や周囲環境(温度/湿度の変動)、
硬貨の温度上昇、硬貨の摩耗,変形,汚れ等が起因して
発生する誤鑑別を回避するため、正常貨の受け入れを優
先にし、偽造貨の排除性能は若干低い状態に判定枠が設
定されている。
【0003】しかし、真偽等の判定要素に用いる判定枠
を広くすると、その判定枠内となる偽造貨が多量に投入
されて使用された場合、紙幣に比べて小額の硬貨であっ
ても損害額が大きくなり、また、犯罪の防止や抑止をす
る効果が低くなると言う問題が生じる。これに対処する
技術として、例えば特開2000−348232号公報
に示されるように、正常貨か否かを判定するための判定
枠を固定とせずに可変としたものがある。
を広くすると、その判定枠内となる偽造貨が多量に投入
されて使用された場合、紙幣に比べて小額の硬貨であっ
ても損害額が大きくなり、また、犯罪の防止や抑止をす
る効果が低くなると言う問題が生じる。これに対処する
技術として、例えば特開2000−348232号公報
に示されるように、正常貨か否かを判定するための判定
枠を固定とせずに可変としたものがある。
【0004】上記公報に記載のものでは、偽造貨を受付
けたときに正常貨の判定枠(正常貨判定範囲)を自動的
に狭くすることによって、その後に投入される偽造貨の
通過率を低減させるようにしている。そして、その後、
正常貨を所定枚数連続して受付けたときに上記判定枠を
自動的に元に戻すようにしている。すなわち、変造50
0ウォン硬貨のような偽造貨を検知したときに判定枠を
狭くし、その後投入される偽造貨の排除能力を上げるこ
とで、損害を低く抑えるようにしている。また、この公
報には、例えば凹凸センサの出力に基づいて抽出した偽
造貨の特徴の数に応じて上記判定枠を段階的に狭くした
り、夜間には上記判定枠を自動的に狭くしたりすること
が記載されている。
けたときに正常貨の判定枠(正常貨判定範囲)を自動的
に狭くすることによって、その後に投入される偽造貨の
通過率を低減させるようにしている。そして、その後、
正常貨を所定枚数連続して受付けたときに上記判定枠を
自動的に元に戻すようにしている。すなわち、変造50
0ウォン硬貨のような偽造貨を検知したときに判定枠を
狭くし、その後投入される偽造貨の排除能力を上げるこ
とで、損害を低く抑えるようにしている。また、この公
報には、例えば凹凸センサの出力に基づいて抽出した偽
造貨の特徴の数に応じて上記判定枠を段階的に狭くした
り、夜間には上記判定枠を自動的に狭くしたりすること
が記載されている。
【0005】また、特開2001−175935号公報
に記載のものは、例えば500円硬貨に似た偽造貨を自
動販売機に投入した後に商品購入中止の操作をして、貯
留されている正常貨の返金を詐取するといった無販売投
入返金による被害を、一般顧客への影響を少なくしつつ
抑止することを「課題」として、次のような技術事項が
記載されている。例えば上記のような販売を伴わない硬
貨の投入と返金(無販売投入返金)が継続して行われる
都度、500円硬貨の最大受入枚数を順次少なくするよ
うに段階的に切替えることで、両替詐欺による被害を抑
止する。そして、上記無販売投入返金以外の精算が行わ
れた後は、上記段階別の最大受入枚数を初期段階の最大
受入枚数に戻すことで、一般消費者への影響も少なく済
ませるようにすることが記載されている。
に記載のものは、例えば500円硬貨に似た偽造貨を自
動販売機に投入した後に商品購入中止の操作をして、貯
留されている正常貨の返金を詐取するといった無販売投
入返金による被害を、一般顧客への影響を少なくしつつ
抑止することを「課題」として、次のような技術事項が
記載されている。例えば上記のような販売を伴わない硬
貨の投入と返金(無販売投入返金)が継続して行われる
都度、500円硬貨の最大受入枚数を順次少なくするよ
うに段階的に切替えることで、両替詐欺による被害を抑
止する。そして、上記無販売投入返金以外の精算が行わ
れた後は、上記段階別の最大受入枚数を初期段階の最大
受入枚数に戻すことで、一般消費者への影響も少なく済
ませるようにすることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヨーロッパ
の銀行では、オンライン化が進んでおらず、顧客が持ち
込んだ現金をロビー入金機に投入して、計数,入金処理
させ、金種、枚数、金額を印字したレシートを受取り、
窓口に持って行って、テラーにより自分の口座への入
金、記帳をしてもらうということをしている。そのた
め、誰がどの硬貨を入金機に投入したかを特定できない
ため、硬貨の偽造者がいても追跡を行うことができない
事情がある。また、2002年1月1日からヨーロッパ
各国の通貨が新通貨ユーロに統合されたが、8種類ある
ユーロ硬貨は、片面がユーロ参加国共通、もう片面は各
国独自のデザインが採用されており、統合されたとはい
え硬貨のデザインは多種多様である。そのため、新通貨
ユーロに対して今後どのような偽造貨が持ち込まれるか
は不明であり、ユーロ硬貨処理機では、偽造団による大
量偽造貨の流通と犯罪の抑止と取締まりの強化を図る必
要がある。
の銀行では、オンライン化が進んでおらず、顧客が持ち
込んだ現金をロビー入金機に投入して、計数,入金処理
させ、金種、枚数、金額を印字したレシートを受取り、
窓口に持って行って、テラーにより自分の口座への入
金、記帳をしてもらうということをしている。そのた
め、誰がどの硬貨を入金機に投入したかを特定できない
ため、硬貨の偽造者がいても追跡を行うことができない
事情がある。また、2002年1月1日からヨーロッパ
各国の通貨が新通貨ユーロに統合されたが、8種類ある
ユーロ硬貨は、片面がユーロ参加国共通、もう片面は各
国独自のデザインが採用されており、統合されたとはい
え硬貨のデザインは多種多様である。そのため、新通貨
ユーロに対して今後どのような偽造貨が持ち込まれるか
は不明であり、ユーロ硬貨処理機では、偽造団による大
量偽造貨の流通と犯罪の抑止と取締まりの強化を図る必
要がある。
【0007】上述した特開2000−348232号公
報に記載のものでは、真偽等の判定要素に用いる判定枠
を比較的広く設定しておき、偽造貨を受付けたときに狭
くしたり、無販売投入返金がある都度、最大受入枚数を
段階的に少なくしたりすることで、偽造貨による損害を
低く抑えるようにしている。しかしながら、この公報に
記載のものでは、上記判定枠を変更する動作条件として
は、偽造貨をリジェクト貨と見なして当該リジェクト貨
を検知したときを動作条件としているので、悪意の無い
通常のリジェクト貨(硬貨の摩耗や汚れ等によりリジェ
クトされた正常貨)が投入された場合でも、無条件に判
定枠が狭められてしまい、正常貨を偽造貨とする誤鑑別
が増加することになる。すなわち、誤鑑別となる正常貨
を使用した人や偽造貨と知らないで使用した人に対して
も、悪意で偽造貨を使用した犯罪者と同様の処理とな
り、不必要に通過率を犠牲にしてしまう可能性がある。
また、特開2001−175935号公報に記載のもの
においても、自動販売機において両替詐欺が発生した場
合に、損害を抑止することができるという効果はある
が、不必要に硬貨の最大受入枚数を制限してしまう可能
性がある。また、いずれの公報に記載のものにおいて
も、偽造貨等による損害抑止だけでなく、犯罪者の特定
や偽造団の追跡,逮捕など、犯罪取締まりの強化のため
の工夫をした装置を有する硬貨処理機が実現されること
が望ましい。
報に記載のものでは、真偽等の判定要素に用いる判定枠
を比較的広く設定しておき、偽造貨を受付けたときに狭
くしたり、無販売投入返金がある都度、最大受入枚数を
段階的に少なくしたりすることで、偽造貨による損害を
低く抑えるようにしている。しかしながら、この公報に
記載のものでは、上記判定枠を変更する動作条件として
は、偽造貨をリジェクト貨と見なして当該リジェクト貨
を検知したときを動作条件としているので、悪意の無い
通常のリジェクト貨(硬貨の摩耗や汚れ等によりリジェ
クトされた正常貨)が投入された場合でも、無条件に判
定枠が狭められてしまい、正常貨を偽造貨とする誤鑑別
が増加することになる。すなわち、誤鑑別となる正常貨
を使用した人や偽造貨と知らないで使用した人に対して
も、悪意で偽造貨を使用した犯罪者と同様の処理とな
り、不必要に通過率を犠牲にしてしまう可能性がある。
また、特開2001−175935号公報に記載のもの
においても、自動販売機において両替詐欺が発生した場
合に、損害を抑止することができるという効果はある
が、不必要に硬貨の最大受入枚数を制限してしまう可能
性がある。また、いずれの公報に記載のものにおいて
も、偽造貨等による損害抑止だけでなく、犯罪者の特定
や偽造団の追跡,逮捕など、犯罪取締まりの強化のため
の工夫をした装置を有する硬貨処理機が実現されること
が望ましい。
【0008】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、悪意のある偽造貨の投入に
よって発生する誤鑑別を抑止することができると共に、
通常運用での通過率の低下を防ぐことが可能な一括投入
型硬貨処理機の硬貨識別装置を提供することにある。ま
た、犯罪者の現行犯逮捕など、犯罪取締まりの強化を行
うことが可能な一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置を
提供することにある。
のであり、本発明の目的は、悪意のある偽造貨の投入に
よって発生する誤鑑別を抑止することができると共に、
通常運用での通過率の低下を防ぐことが可能な一括投入
型硬貨処理機の硬貨識別装置を提供することにある。ま
た、犯罪者の現行犯逮捕など、犯罪取締まりの強化を行
うことが可能な一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、取引に際し、
投入口に硬貨を一括して受け入れ、順次1枚ずつ分離繰
出された硬貨が通過する際に出力するセンサ信号が金種
別に設けられた所定の金種判定範囲内に入るか否かによ
って金種を識別する識別手段を有し、金種毎の枚数の計
数若しくは入金処理を行う一括投入型硬貨処理機の硬貨
識別装置に関するものであり、本発明の上記目的は、当
該取引において識別した硬貨毎の識別結果を記憶する識
別結果ログ手段と、当該取引において識別された硬貨の
金種数を新たな金種が1枚識別される毎に更新し記憶す
る金種数記憶手段と、前記識別結果ログ手段に記憶され
た識別結果に基づいて硬貨の通過率を算出する通過率算
出手段と、当該一括投入硬貨中で識別した分の硬貨の特
徴量を記憶するともにこれらのバラツキ度を算出するバ
ラツキ度算出手段と、予め定めた所定枚数分であって最
新に識別した枚数分のそれぞれがリジェクト貨か正常貨
かの最新識別結果を記憶する最新識別結果一時ログ手段
と、前記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が
所定数以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶し
ている所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が有
り、且つ、前記通過率が所定値以下で、且つ前記バラツ
キ度算出手段で算出されたバラツキ度が所定値以下であ
ることを条件に、該当識別金種硬貨に対応する前記所定
の金種判定範囲を狭める制御手段とを有することによっ
て達成される。
投入口に硬貨を一括して受け入れ、順次1枚ずつ分離繰
出された硬貨が通過する際に出力するセンサ信号が金種
別に設けられた所定の金種判定範囲内に入るか否かによ
って金種を識別する識別手段を有し、金種毎の枚数の計
数若しくは入金処理を行う一括投入型硬貨処理機の硬貨
識別装置に関するものであり、本発明の上記目的は、当
該取引において識別した硬貨毎の識別結果を記憶する識
別結果ログ手段と、当該取引において識別された硬貨の
金種数を新たな金種が1枚識別される毎に更新し記憶す
る金種数記憶手段と、前記識別結果ログ手段に記憶され
た識別結果に基づいて硬貨の通過率を算出する通過率算
出手段と、当該一括投入硬貨中で識別した分の硬貨の特
徴量を記憶するともにこれらのバラツキ度を算出するバ
ラツキ度算出手段と、予め定めた所定枚数分であって最
新に識別した枚数分のそれぞれがリジェクト貨か正常貨
かの最新識別結果を記憶する最新識別結果一時ログ手段
と、前記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が
所定数以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶し
ている所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が有
り、且つ、前記通過率が所定値以下で、且つ前記バラツ
キ度算出手段で算出されたバラツキ度が所定値以下であ
ることを条件に、該当識別金種硬貨に対応する前記所定
の金種判定範囲を狭める制御手段とを有することによっ
て達成される。
【0010】さらに、前記制御手段が、一旦金種判定範
囲を狭めた場合にも引き続き識別処理を継続するととも
に、前記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が
所定数以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶し
ている所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が少な
くとも1枚有り、且つ、前記通過率が所定値以下で、且
つ前記バラツキ度算出手段で算出されたバラツキ度が所
定値以下であることを条件に、該当識別金種硬貨に対応
する前記所定の金種判定範囲を更に狭めること;前記制
御手段が、一旦金種判定範囲を狭めた場合にも引き続き
識別処理を継続するとともに、前記金種数記憶手段が記
憶している硬貨の金種数が所定数を越えるか、或いは前
記最新識別結果一時ログ手段に記憶している所定枚数分
の最新識別結果が全て正常貨であるか、或いは、前記通
過率が所定値を越えるか、或いは前記バラツキ度算出手
段で算出されたバラツキ度が所定値を越えるかの条件を
満たした場合に前記狭めた金種判定範囲を当初の範囲に
戻すこと;によって、それぞれ一層効果的に達成され
る。
囲を狭めた場合にも引き続き識別処理を継続するととも
に、前記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が
所定数以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶し
ている所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が少な
くとも1枚有り、且つ、前記通過率が所定値以下で、且
つ前記バラツキ度算出手段で算出されたバラツキ度が所
定値以下であることを条件に、該当識別金種硬貨に対応
する前記所定の金種判定範囲を更に狭めること;前記制
御手段が、一旦金種判定範囲を狭めた場合にも引き続き
識別処理を継続するとともに、前記金種数記憶手段が記
憶している硬貨の金種数が所定数を越えるか、或いは前
記最新識別結果一時ログ手段に記憶している所定枚数分
の最新識別結果が全て正常貨であるか、或いは、前記通
過率が所定値を越えるか、或いは前記バラツキ度算出手
段で算出されたバラツキ度が所定値を越えるかの条件を
満たした場合に前記狭めた金種判定範囲を当初の範囲に
戻すこと;によって、それぞれ一層効果的に達成され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】偽造貨の場合、金額の大きな紙幣
と比較して1枚の金額が低く、少量では儲からないた
め、偽造者は大量に偽造貨を作って使用すると考えられ
る。また、偽造貨としては、品質の高い均一な硬貨が鍛
造により大量に作られると想定される。そこで、本発明
に係る硬貨識別装置では、硬貨の真偽を判定するロジッ
クとは別に、悪意のある偽造貨の投入がされたか否かを
判定する後述のロジックを組込み、1回の取引において
一括して投入された硬貨を1枚ずつ識別する都度、上記
判定を行い、その判定結果を記録すると共に、当該判定
結果に応じて硬貨の金種の識別に用いる判定枠(金種判
定範囲又は金種判定枠とも言う)を自動的に狭くして、
多量に投入される同一金種の偽造貨の排除能力を上げる
ように制御する。一方、通常のリジェクト等においては
悪意による偽造貨の投入と見なさないで、通常の金種判
定枠で判定して通過率の低下を防ぐようにしている。
と比較して1枚の金額が低く、少量では儲からないた
め、偽造者は大量に偽造貨を作って使用すると考えられ
る。また、偽造貨としては、品質の高い均一な硬貨が鍛
造により大量に作られると想定される。そこで、本発明
に係る硬貨識別装置では、硬貨の真偽を判定するロジッ
クとは別に、悪意のある偽造貨の投入がされたか否かを
判定する後述のロジックを組込み、1回の取引において
一括して投入された硬貨を1枚ずつ識別する都度、上記
判定を行い、その判定結果を記録すると共に、当該判定
結果に応じて硬貨の金種の識別に用いる判定枠(金種判
定範囲又は金種判定枠とも言う)を自動的に狭くして、
多量に投入される同一金種の偽造貨の排除能力を上げる
ように制御する。一方、通常のリジェクト等においては
悪意による偽造貨の投入と見なさないで、通常の金種判
定枠で判定して通過率の低下を防ぐようにしている。
【0012】悪意のある偽造貨の投入がされたか否かの
判定は、現時点までに処理した硬貨の識別結果に基づい
て決定される所定の条件に基づいて行われる。例えば、
入金者によって投入された硬貨の種類数(金種の数)、
リジェクト貨の発生状況、硬貨の通過率、投入された硬
貨のバラツキ具合の尺度である特徴量平均値に対する標
準偏差などを基に決定される条件を満たしたときに、悪
意偽造貨投入であると見なして金種判定枠を狭くして処
理を継続し、悪意偽造貨投入が連続的に投入されたと認
識した場合は、更に金種判定枠を狭くして偽造貨の排除
能力を優先させるように制御する。
判定は、現時点までに処理した硬貨の識別結果に基づい
て決定される所定の条件に基づいて行われる。例えば、
入金者によって投入された硬貨の種類数(金種の数)、
リジェクト貨の発生状況、硬貨の通過率、投入された硬
貨のバラツキ具合の尺度である特徴量平均値に対する標
準偏差などを基に決定される条件を満たしたときに、悪
意偽造貨投入であると見なして金種判定枠を狭くして処
理を継続し、悪意偽造貨投入が連続的に投入されたと認
識した場合は、更に金種判定枠を狭くして偽造貨の排除
能力を優先させるように制御する。
【0013】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する
実施の形態では、一回の取引において多量の硬貨を一括
して受け入れることが可能で、金種毎の枚数の計数若し
くは入金処理を行う機能を有する一括投入型硬貨処理機
を例として、その一括投入型硬貨処理機に本発明を適用
した場合を例として説明する。
の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する
実施の形態では、一回の取引において多量の硬貨を一括
して受け入れることが可能で、金種毎の枚数の計数若し
くは入金処理を行う機能を有する一括投入型硬貨処理機
を例として、その一括投入型硬貨処理機に本発明を適用
した場合を例として説明する。
【0014】図1は、本発明に係る硬貨識別装置の主要
部の構成の一例をブロック図で示している。硬貨識別装
置10は、取引に際し、投入口に硬貨を一括して受け入
れ、金種毎の枚数の計数若しくは入金処理を行う一括投
入型硬貨処理機に適用される装置であり、投入口に投入
されて順次1枚ずつ分離繰出された硬貨が通過する際に
出力されるセンサ信号を入力し、そのセンサ信号が金種
別に設けられた所定の金種判定範囲(以下、便宜上「判
定枠」と言う)の範囲内に入るか否かによって金種を識
別する硬貨識別手段11を有している。本発明では、悪
意のある偽造貨の投入(以下、便宜上「悪意偽造貨投
入」と言う)がされたか否かを判定すると共に、その判
定結果に応じて上記判定枠の可変制御をするための手段
として、次のような手段を備えている。
部の構成の一例をブロック図で示している。硬貨識別装
置10は、取引に際し、投入口に硬貨を一括して受け入
れ、金種毎の枚数の計数若しくは入金処理を行う一括投
入型硬貨処理機に適用される装置であり、投入口に投入
されて順次1枚ずつ分離繰出された硬貨が通過する際に
出力されるセンサ信号を入力し、そのセンサ信号が金種
別に設けられた所定の金種判定範囲(以下、便宜上「判
定枠」と言う)の範囲内に入るか否かによって金種を識
別する硬貨識別手段11を有している。本発明では、悪
意のある偽造貨の投入(以下、便宜上「悪意偽造貨投
入」と言う)がされたか否かを判定すると共に、その判
定結果に応じて上記判定枠の可変制御をするための手段
として、次のような手段を備えている。
【0015】図1において、識別結果ログ手段12は、
当該取引において識別した硬貨毎の識別データ及び識別
結果を記憶する手段であり、識別データとしては、セン
サの出力データ等(画像読取手段を有する装置では硬貨
の読取画像を含むデータ)が記憶される。また、識別結
果は、硬貨識別手段11により識別した結果であり、金
種の識別結果の他に、リジェクト貨か正常貨の識別結果
等が記憶される。金種数記憶手段13は、当該取引にお
いて識別された硬貨の金種数を硬貨識別手段11により
新たな金種が1枚識別される毎に更新し記憶する手段1
3であり、本例では、今回までに識別した硬貨の種類が
何種類あるかを示す情報が金種数として記憶される。通
過率算出手段14は、上記識別結果ログ手段12に記憶
された識別結果に基づいて硬貨の通過率を算出する手段
であり、本例では、当該取引における今回までに識別し
た硬貨の総数に対する正常貨として通過させた硬貨の割
合を、上記通過率として算出するようにしている。
当該取引において識別した硬貨毎の識別データ及び識別
結果を記憶する手段であり、識別データとしては、セン
サの出力データ等(画像読取手段を有する装置では硬貨
の読取画像を含むデータ)が記憶される。また、識別結
果は、硬貨識別手段11により識別した結果であり、金
種の識別結果の他に、リジェクト貨か正常貨の識別結果
等が記憶される。金種数記憶手段13は、当該取引にお
いて識別された硬貨の金種数を硬貨識別手段11により
新たな金種が1枚識別される毎に更新し記憶する手段1
3であり、本例では、今回までに識別した硬貨の種類が
何種類あるかを示す情報が金種数として記憶される。通
過率算出手段14は、上記識別結果ログ手段12に記憶
された識別結果に基づいて硬貨の通過率を算出する手段
であり、本例では、当該取引における今回までに識別し
た硬貨の総数に対する正常貨として通過させた硬貨の割
合を、上記通過率として算出するようにしている。
【0016】バラツキ度算出手段15は、一括投入され
た硬貨中で識別した分の硬貨の特徴量を記憶するとも
に、バラツキ度を算出する手段であり、本例では、今回
識別した当該硬貨の金種に対応する今回までに識別した
各硬貨の特徴量平均値に対する当該硬貨の標準偏差を算
出するようにしている。また、分散を算出するようにし
ても良い。最新識別結果一時ログ手段16は、予め定め
た所定枚数分であって最新に識別した枚数分の硬貨のそ
れぞれがリジェクト貨か正常貨かの識別結果を記憶する
手段である。ここで言う「リジェクト貨」とは、正常貨
として受け入れる硬貨以外の硬貨(金種判定枠の範囲外
と判定された硬貨、真偽判定で偽と判定された硬貨等、
リジェクトされる硬貨)を言う。判定枠レベル記憶手段
17は、範囲の異なる金種毎の複数の判定枠を狭さの順
位若しくは広さの順位を示すレベルを記憶する手段であ
り、本例では、現在の判定枠のレベルが金種別に記憶さ
れる。判定枠記憶手段18は、各金種の判定枠を各レベ
ルに対応して記憶する手段であり、取扱い対象の全ての
金種に対して設定された各レベルの判定枠が記憶されて
いる。
た硬貨中で識別した分の硬貨の特徴量を記憶するとも
に、バラツキ度を算出する手段であり、本例では、今回
識別した当該硬貨の金種に対応する今回までに識別した
各硬貨の特徴量平均値に対する当該硬貨の標準偏差を算
出するようにしている。また、分散を算出するようにし
ても良い。最新識別結果一時ログ手段16は、予め定め
た所定枚数分であって最新に識別した枚数分の硬貨のそ
れぞれがリジェクト貨か正常貨かの識別結果を記憶する
手段である。ここで言う「リジェクト貨」とは、正常貨
として受け入れる硬貨以外の硬貨(金種判定枠の範囲外
と判定された硬貨、真偽判定で偽と判定された硬貨等、
リジェクトされる硬貨)を言う。判定枠レベル記憶手段
17は、範囲の異なる金種毎の複数の判定枠を狭さの順
位若しくは広さの順位を示すレベルを記憶する手段であ
り、本例では、現在の判定枠のレベルが金種別に記憶さ
れる。判定枠記憶手段18は、各金種の判定枠を各レベ
ルに対応して記憶する手段であり、取扱い対象の全ての
金種に対して設定された各レベルの判定枠が記憶されて
いる。
【0017】判定枠設定制御手段19は、硬貨を識別す
る毎に当該硬貨が悪意偽造貨投入によるものか否かを判
定して、その判定結果に応じて当該金種の判定枠のレベ
ルを設定し、硬貨識別手段11に用いる判定枠を当該レ
ベルの判定枠に変更する手段である。本実施の形態で
は、判定枠設定制御手段19は、金種数記憶手段13に
記憶している硬貨の種類数、最新識別結果一時ログ手段
1に記憶している所定枚数分の最新識別結果、通過率算
出手段14により算出した通過率、及びバラツキ度算出
手段15で算出されたバラツキ度の情報に基づき、判定
枠レベル記憶手段17に記憶されている判定枠のレベル
を変更するようにしている。
る毎に当該硬貨が悪意偽造貨投入によるものか否かを判
定して、その判定結果に応じて当該金種の判定枠のレベ
ルを設定し、硬貨識別手段11に用いる判定枠を当該レ
ベルの判定枠に変更する手段である。本実施の形態で
は、判定枠設定制御手段19は、金種数記憶手段13に
記憶している硬貨の種類数、最新識別結果一時ログ手段
1に記憶している所定枚数分の最新識別結果、通過率算
出手段14により算出した通過率、及びバラツキ度算出
手段15で算出されたバラツキ度の情報に基づき、判定
枠レベル記憶手段17に記憶されている判定枠のレベル
を変更するようにしている。
【0018】図2は、上述の各手段を有する硬貨識別装
置を適用した一括投入型硬貨処理機の一例として、ユー
ロ硬貨及び旧硬貨(ユーロ硬貨への切替え対称となる旧
硬貨)を処理対象とした入金機1の外観構成の一例を示
している。図2において、入金機1の筐体の正面にはタ
ッチパネル式の操作表示部1a、入金明細のレシートが
排出されるレシート出口1b、入金する硬貨を投入する
ための硬貨投入口1c、リジェクト貨が返却されるリジ
ェクト硬貨返却口1d、硬貨の投入後に入金処理を取り
消した場合に、一時保留されている全ての投入硬貨を入
金者に返却するための返却箱1e、識別された硬貨を金
種別に収納する硬貨収納部1fが設けられている。
置を適用した一括投入型硬貨処理機の一例として、ユー
ロ硬貨及び旧硬貨(ユーロ硬貨への切替え対称となる旧
硬貨)を処理対象とした入金機1の外観構成の一例を示
している。図2において、入金機1の筐体の正面にはタ
ッチパネル式の操作表示部1a、入金明細のレシートが
排出されるレシート出口1b、入金する硬貨を投入する
ための硬貨投入口1c、リジェクト貨が返却されるリジ
ェクト硬貨返却口1d、硬貨の投入後に入金処理を取り
消した場合に、一時保留されている全ての投入硬貨を入
金者に返却するための返却箱1e、識別された硬貨を金
種別に収納する硬貨収納部1fが設けられている。
【0019】日本や米国の金融機関等に設置される入金
機では、当該金融機関のカードを用いて自分の口座に自
動振込みがなされるが、オンライン化が進んでいない国
に設置される入金機は、図2の入金機1の例に示すよう
に、銀行カード等のIDカードを挿入するためのカード
挿入口は設けられておらず、入金機1は主に計数機とし
て動作し、口座振込み等を行うための入金明細が印字さ
れたレシートがレシート出口1bから排出されるように
なっている。すなわち、従来の技術で述べたように、入
金者は、先ず硬貨を硬貨投入口1cから投入して入金計
数をさせ、金種毎の枚数、合計金額が印字された入金明
細のレシートをレシート出口1bから取って、そのレシ
ートを窓口へ持って行く。この時点では、自分の口座へ
の入金処理は行われておらず、入金者は窓口のテラーに
レシートを渡し、レシートの金額に基づいて自分の口座
へ入金してもらうことで、入金を完了する形態となって
いる。
機では、当該金融機関のカードを用いて自分の口座に自
動振込みがなされるが、オンライン化が進んでいない国
に設置される入金機は、図2の入金機1の例に示すよう
に、銀行カード等のIDカードを挿入するためのカード
挿入口は設けられておらず、入金機1は主に計数機とし
て動作し、口座振込み等を行うための入金明細が印字さ
れたレシートがレシート出口1bから排出されるように
なっている。すなわち、従来の技術で述べたように、入
金者は、先ず硬貨を硬貨投入口1cから投入して入金計
数をさせ、金種毎の枚数、合計金額が印字された入金明
細のレシートをレシート出口1bから取って、そのレシ
ートを窓口へ持って行く。この時点では、自分の口座へ
の入金処理は行われておらず、入金者は窓口のテラーに
レシートを渡し、レシートの金額に基づいて自分の口座
へ入金してもらうことで、入金を完了する形態となって
いる。
【0020】ところで、2002年1月1日から欧州連
合(EU: European Union)の諸国で
流通が始まった欧州単一通貨である「ユーロ」の硬貨と
しては、現在、1、2、5、10、20、50の各ユー
ロセントと、1ユーロ及び2ユーロの合計8種類の硬貨
があり、各硬貨の片面はユーロ参加国共通のデザイン、
もう一方の面は各国それぞれ独自のデザインとなってい
る。これらのユーロ硬貨は額面に応じて素材や色が異な
っており、例えば1、2、5セントの硬貨は、銅、鉄、
銅のクラッド貨を用い、10、20、50セントの硬貨
は、ノルティックゴールドを用いている。また、1、2
ユーロの硬貨は、それぞれ中心部のコア部分と周辺部の
リング部分とで異なる金属を用いた、いわゆる「バイカ
ラー硬貨」の構造を採用している。
合(EU: European Union)の諸国で
流通が始まった欧州単一通貨である「ユーロ」の硬貨と
しては、現在、1、2、5、10、20、50の各ユー
ロセントと、1ユーロ及び2ユーロの合計8種類の硬貨
があり、各硬貨の片面はユーロ参加国共通のデザイン、
もう一方の面は各国それぞれ独自のデザインとなってい
る。これらのユーロ硬貨は額面に応じて素材や色が異な
っており、例えば1、2、5セントの硬貨は、銅、鉄、
銅のクラッド貨を用い、10、20、50セントの硬貨
は、ノルティックゴールドを用いている。また、1、2
ユーロの硬貨は、それぞれ中心部のコア部分と周辺部の
リング部分とで異なる金属を用いた、いわゆる「バイカ
ラー硬貨」の構造を採用している。
【0021】本例における硬貨識別装置は、硬貨識別用
のセンサとして、1、2ユーロのような「バイカラー硬
貨」や、2種類以上の金属をサンドイッチ状に積層した
「クラッド硬貨」のような、複合材質構造を持った硬貨
の識別を確実に行い得る金属片検出センサを少なくとも
有している。
のセンサとして、1、2ユーロのような「バイカラー硬
貨」や、2種類以上の金属をサンドイッチ状に積層した
「クラッド硬貨」のような、複合材質構造を持った硬貨
の識別を確実に行い得る金属片検出センサを少なくとも
有している。
【0022】上記金属片検出センサは、周波数の違いに
よって硬貨等の金属片の表面部、断面全体だけでなく、
内部材質に応じた信号が得られるものであり、例えば、
硬貨の搬送路の摺動面側に配設された反射検出型磁気セ
ンサと、上記搬送路の一端と他端部とをそれぞれ挟持す
るように配設された左右対称形の2つの透過検出型磁気
センサとで構成される。硬貨識別装置では、上記反射検
出型センサと2つの透過検出型センサの各1次側コイル
に対して複数周波数の励磁信号(例えば、低周波、中周
波及び高周波の合成励磁信号)をそれぞれ供給し、各セ
ンサの2次側コイルの出力に基づいて、上記搬送路を通
過する硬貨を識別するようになっている。
よって硬貨等の金属片の表面部、断面全体だけでなく、
内部材質に応じた信号が得られるものであり、例えば、
硬貨の搬送路の摺動面側に配設された反射検出型磁気セ
ンサと、上記搬送路の一端と他端部とをそれぞれ挟持す
るように配設された左右対称形の2つの透過検出型磁気
センサとで構成される。硬貨識別装置では、上記反射検
出型センサと2つの透過検出型センサの各1次側コイル
に対して複数周波数の励磁信号(例えば、低周波、中周
波及び高周波の合成励磁信号)をそれぞれ供給し、各セ
ンサの2次側コイルの出力に基づいて、上記搬送路を通
過する硬貨を識別するようになっている。
【0023】例として、1ユーロ硬貨や2ユーロ硬貨の
ようなバイカラー硬貨の場合は、コア部分とリング部分
の接合部での電気的な断続を表面電流の増減信号として
捉え、予め金種別に設定された判定枠と比較することに
よって識別する。また、クラッド硬貨の場合は、硬貨全
体と硬貨表面材質による特徴信号が得られる励磁周波数
に加え、硬貨表面乃至中心近辺の材質による特徴信号の
周波数を用い、各周波数での減衰率等の特徴量を予め設
定された判定枠と比較することによって識別するように
している。
ようなバイカラー硬貨の場合は、コア部分とリング部分
の接合部での電気的な断続を表面電流の増減信号として
捉え、予め金種別に設定された判定枠と比較することに
よって識別する。また、クラッド硬貨の場合は、硬貨全
体と硬貨表面材質による特徴信号が得られる励磁周波数
に加え、硬貨表面乃至中心近辺の材質による特徴信号の
周波数を用い、各周波数での減衰率等の特徴量を予め設
定された判定枠と比較することによって識別するように
している。
【0024】このように、硬貨識別手段11では、硬貨
が通過する際に上記のような金属片検出センサを含む硬
貨識別用の各センサから出力される信号が予め硬貨の金
種毎に設けられた判定枠内に入るか否かによって、当該
硬貨の金種を識別すると共に、当該硬貨の真偽等を識別
するようにしている。ここで言う「判定枠」とは、硬貨
の金種の判定基準となる金種判定範囲を、金種別の基準
硬貨の各特徴量(例えば、各センサの出力信号の波形に
現れる材質、材厚、直径、穴、ギザ、凹凸等の特徴量、
読取画像から得られる模様、色等の特徴量のいずれか若
しくはそれらの組合せの特徴量)に応じて設定したもの
であり、例えば、硬貨が通過する際のセンサ出力が当該
金種(若しくは真偽を含む金種)の判定枠(1つ以上の
判定枠)の範囲内に有るか否かにより金種が識別され
る。なお、金種判定の後に最終的な真偽判定を行う形態
では、金種を判定した後に、当該硬貨の種類に応じた真
偽の識別処理により、“真”(正常貨)の硬貨であるか
“偽”(リジェクト貨)の硬貨であるかが判定される。
が通過する際に上記のような金属片検出センサを含む硬
貨識別用の各センサから出力される信号が予め硬貨の金
種毎に設けられた判定枠内に入るか否かによって、当該
硬貨の金種を識別すると共に、当該硬貨の真偽等を識別
するようにしている。ここで言う「判定枠」とは、硬貨
の金種の判定基準となる金種判定範囲を、金種別の基準
硬貨の各特徴量(例えば、各センサの出力信号の波形に
現れる材質、材厚、直径、穴、ギザ、凹凸等の特徴量、
読取画像から得られる模様、色等の特徴量のいずれか若
しくはそれらの組合せの特徴量)に応じて設定したもの
であり、例えば、硬貨が通過する際のセンサ出力が当該
金種(若しくは真偽を含む金種)の判定枠(1つ以上の
判定枠)の範囲内に有るか否かにより金種が識別され
る。なお、金種判定の後に最終的な真偽判定を行う形態
では、金種を判定した後に、当該硬貨の種類に応じた真
偽の識別処理により、“真”(正常貨)の硬貨であるか
“偽”(リジェクト貨)の硬貨であるかが判定される。
【0025】上記の判定枠は、その幅を徐々に狭く又は
広くすると言うように、複数段階に変化できるように段
階的に設けられており、判定枠設定制御手段19では、
後述するロジックによって設定される当該金種の判定枠
のレベルを変化させるようにしている。なお、本実施の
形態で言う「判定枠のレベル(判定枠レベルとも言
う)」とは、標準の金種判定範囲を基準としてその基準
の範囲に対する狭さの段階を示すものである。そして、
この判例枠の標準的なレベルを「通常レベル」と言い、
製品出荷時には通常レベルの判定枠が金種別に予め設定
されており、硬貨処理機の導入時には設置場所の環境や
運営会社の要望に応じて容易に設定変更ができるように
なっている。そして、判定枠レベル記憶手段17には、
現在の判定枠のレベルとして通常レベルが記憶されてい
る。
広くすると言うように、複数段階に変化できるように段
階的に設けられており、判定枠設定制御手段19では、
後述するロジックによって設定される当該金種の判定枠
のレベルを変化させるようにしている。なお、本実施の
形態で言う「判定枠のレベル(判定枠レベルとも言
う)」とは、標準の金種判定範囲を基準としてその基準
の範囲に対する狭さの段階を示すものである。そして、
この判例枠の標準的なレベルを「通常レベル」と言い、
製品出荷時には通常レベルの判定枠が金種別に予め設定
されており、硬貨処理機の導入時には設置場所の環境や
運営会社の要望に応じて容易に設定変更ができるように
なっている。そして、判定枠レベル記憶手段17には、
現在の判定枠のレベルとして通常レベルが記憶されてい
る。
【0026】上述のような構成において、本発明におけ
る判定枠のレベル変更制御に係る動作例を図3のフロー
チャートに沿って説明する。なお、同図は入金者の一取
引における判定枠の変更制御に係る動作例を示してい
る。
る判定枠のレベル変更制御に係る動作例を図3のフロー
チャートに沿って説明する。なお、同図は入金者の一取
引における判定枠の変更制御に係る動作例を示してい
る。
【0027】先ず、入金機の硬貨投入口1cから投入さ
れた硬貨は、貯留部に一時的に貯留された後、硬貨通路
に一層一列状態で分離して繰出され、硬貨識別用の各セ
ンサが配設された識別部へと1枚ずつ順次搬送される
(ステップS1)。硬貨識別手段11では、当該レベル
(初期レベルは標準レベル)の判定枠(金種判定範囲)
を判定枠レベル記憶手段17の記憶部から読み込み、硬
貨が通過する際に出力される硬貨識別用センサの信号
が、金種別に設けられた判定枠内に入るか否によって当
該硬貨の金種を識別し、当該硬貨の識別データ(センサ
の出力データ等)及び識別結果(リジェクト貨,正常
貨,金種等の識別結果)を識別結果ログ手段12に記憶
すると共に、一括投入された硬貨を1枚ずつ識別する毎
に次の考えのもとに以降の〜の処理を実施し、上記
判定枠のレベルを変える条件の要素となる情報を求めて
記憶する(ステップS2)。
れた硬貨は、貯留部に一時的に貯留された後、硬貨通路
に一層一列状態で分離して繰出され、硬貨識別用の各セ
ンサが配設された識別部へと1枚ずつ順次搬送される
(ステップS1)。硬貨識別手段11では、当該レベル
(初期レベルは標準レベル)の判定枠(金種判定範囲)
を判定枠レベル記憶手段17の記憶部から読み込み、硬
貨が通過する際に出力される硬貨識別用センサの信号
が、金種別に設けられた判定枠内に入るか否によって当
該硬貨の金種を識別し、当該硬貨の識別データ(センサ
の出力データ等)及び識別結果(リジェクト貨,正常
貨,金種等の識別結果)を識別結果ログ手段12に記憶
すると共に、一括投入された硬貨を1枚ずつ識別する毎
に次の考えのもとに以降の〜の処理を実施し、上記
判定枠のレベルを変える条件の要素となる情報を求めて
記憶する(ステップS2)。
【0028】悪意のある偽造貨投入の場合、一括投入さ
れた硬貨のうち、正常貨の投入が全く無いか或いはその
量が少なく、また同一種類の偽造貨を多量に投入するケ
ースが多いと考えられる。また、通常のレジェクト貨の
場合、すなわち、硬貨の摩耗,変形,汚れ等が起因して
正常貨がレジェクト貨となる場合には、その量は少な
く、全体の通過率は高いと考えられ、悪意のある偽造貨
投入の場合には、上記のようなレジェクト貨と比較して
逆に通過率が低いと考えられる。さらに、偽造貨の場
合、品質の高い均一な硬貨が鍛造により大量に作られる
と想定され、硬貨の特徴量のばらつきが無いか或いはば
らつきが少ない(材質等が一様の偽造貨)と考えられ
る。本発明では、このような考えのもとに例えば以下の
〜の処理を硬貨毎にリアルタイムに実施し、上記判
定枠のレベルを変える条件の要素となる情報を求めて記
憶する。
れた硬貨のうち、正常貨の投入が全く無いか或いはその
量が少なく、また同一種類の偽造貨を多量に投入するケ
ースが多いと考えられる。また、通常のレジェクト貨の
場合、すなわち、硬貨の摩耗,変形,汚れ等が起因して
正常貨がレジェクト貨となる場合には、その量は少な
く、全体の通過率は高いと考えられ、悪意のある偽造貨
投入の場合には、上記のようなレジェクト貨と比較して
逆に通過率が低いと考えられる。さらに、偽造貨の場
合、品質の高い均一な硬貨が鍛造により大量に作られる
と想定され、硬貨の特徴量のばらつきが無いか或いはば
らつきが少ない(材質等が一様の偽造貨)と考えられ
る。本発明では、このような考えのもとに例えば以下の
〜の処理を硬貨毎にリアルタイムに実施し、上記判
定枠のレベルを変える条件の要素となる情報を求めて記
憶する。
【0029】 当該硬貨の金種がこれまでに識別した
硬貨の金種と異なるか否かを判定し、異なる場合は、こ
れまでに識別した硬貨の種類が何種類あるかを示す金種
数を更新して金種数記憶手段13に記憶する。判定枠設
定制御手段19では、一括投入された硬貨の種類が少な
いこと、例えば上記金種数が所定数(1以上の整数の設
定値)以下であることを、判定枠を狭める第1の条件と
する。 予め定めた所定枚数分であって最新に識別した枚数
分の硬貨(今回識別した現在の硬貨を含めて過去n枚の
硬貨)のそれぞれがリジェクト貨か正常貨かを示す最新
識別結果を最新識別結果一時ログ手段16に記憶する。
判定枠設定制御手段19では、最新識別結果一時ログ手
段16に記憶している最新識別結果を読込み、最新に識
別した所定枚数分の識別結果にリジェクト貨が少なくと
も1枚あることを、判定枠を狭める第2の条件とする。 通過率算出手段14により、識別結果ログ手段12
に記憶された識別結果に基づき、これまでに識別した硬
貨の通過率(識別した硬貨の総数に対する正常貨として
通過させた硬貨の割合)を算出する。判定枠設定制御手
段18では、例えば上記通過率が所定値(例えば80
%)以下であることを、判定枠を狭める第3の条件とす
る。 バラツキ度算出手段14により、当該一括投入硬貨
中で識別した分の硬貨の特徴量を記憶する共に、これま
での当該金種の硬貨の特徴量平均値に対する当該硬貨の
標準偏差を算出する。判定枠設定制御手段19では、例
えば上記標準偏差が所定値以下であることを、判定枠を
狭める第4の条件とする。
硬貨の金種と異なるか否かを判定し、異なる場合は、こ
れまでに識別した硬貨の種類が何種類あるかを示す金種
数を更新して金種数記憶手段13に記憶する。判定枠設
定制御手段19では、一括投入された硬貨の種類が少な
いこと、例えば上記金種数が所定数(1以上の整数の設
定値)以下であることを、判定枠を狭める第1の条件と
する。 予め定めた所定枚数分であって最新に識別した枚数
分の硬貨(今回識別した現在の硬貨を含めて過去n枚の
硬貨)のそれぞれがリジェクト貨か正常貨かを示す最新
識別結果を最新識別結果一時ログ手段16に記憶する。
判定枠設定制御手段19では、最新識別結果一時ログ手
段16に記憶している最新識別結果を読込み、最新に識
別した所定枚数分の識別結果にリジェクト貨が少なくと
も1枚あることを、判定枠を狭める第2の条件とする。 通過率算出手段14により、識別結果ログ手段12
に記憶された識別結果に基づき、これまでに識別した硬
貨の通過率(識別した硬貨の総数に対する正常貨として
通過させた硬貨の割合)を算出する。判定枠設定制御手
段18では、例えば上記通過率が所定値(例えば80
%)以下であることを、判定枠を狭める第3の条件とす
る。 バラツキ度算出手段14により、当該一括投入硬貨
中で識別した分の硬貨の特徴量を記憶する共に、これま
での当該金種の硬貨の特徴量平均値に対する当該硬貨の
標準偏差を算出する。判定枠設定制御手段19では、例
えば上記標準偏差が所定値以下であることを、判定枠を
狭める第4の条件とする。
【0030】そして、判定枠設定制御手段19では、上
記のようにして求めた所定の条件(本例では、上記第1
〜第4の全ての条件)を満たすか否かを判定し(ステッ
プS3)、条件を満たす場合は、悪意偽造貨投入である
と認識し、判定枠のレベル変更の後に更に、悪意のある
偽造貨が何枚(本例では連続的に何枚)入って来たかを
示すカウンタiを1加算する(ステップS4)。続い
て、現在の判定枠のレベルが通常レベルか否かを判定し
(ステップS5)、通常レベルの場合は、判定枠レベル
を1上げて、上記ステップS2の識別処理で用いる判定
枠を通常レベルより1段階狭めるように設定すると共に
(ステップS7)、カウンタiをクリアし(ステップS
8)、上記ステップS2に移行して一括投入された次の
硬貨の処理を継続する。また、上記ステップS5におい
て現在の判定枠のレベルが通常レベルでない場合、すな
わち既に判定枠を狭めている場合は、カウンタiの値が
所定数に達したか否かを判定し(ステップS6)、所定
数に達した場合は、上記ステップS2の識別処理で用い
る判定枠を現在のレベルより更に1段階狭めるように設
定すると共に(ステップS7)、カウンタiをクリアし
(ステップS8)、上記ステップS2に移行して一括投
入された次の硬貨の処理を継続する。このように、悪意
偽造貨投入と判定した場合は、金種の判定条件を厳しく
し、厳しい判定条件で更に悪意偽造貨投入の判定が連続
して起こる場合には更に判定条件を厳しくするように制
御する。
記のようにして求めた所定の条件(本例では、上記第1
〜第4の全ての条件)を満たすか否かを判定し(ステッ
プS3)、条件を満たす場合は、悪意偽造貨投入である
と認識し、判定枠のレベル変更の後に更に、悪意のある
偽造貨が何枚(本例では連続的に何枚)入って来たかを
示すカウンタiを1加算する(ステップS4)。続い
て、現在の判定枠のレベルが通常レベルか否かを判定し
(ステップS5)、通常レベルの場合は、判定枠レベル
を1上げて、上記ステップS2の識別処理で用いる判定
枠を通常レベルより1段階狭めるように設定すると共に
(ステップS7)、カウンタiをクリアし(ステップS
8)、上記ステップS2に移行して一括投入された次の
硬貨の処理を継続する。また、上記ステップS5におい
て現在の判定枠のレベルが通常レベルでない場合、すな
わち既に判定枠を狭めている場合は、カウンタiの値が
所定数に達したか否かを判定し(ステップS6)、所定
数に達した場合は、上記ステップS2の識別処理で用い
る判定枠を現在のレベルより更に1段階狭めるように設
定すると共に(ステップS7)、カウンタiをクリアし
(ステップS8)、上記ステップS2に移行して一括投
入された次の硬貨の処理を継続する。このように、悪意
偽造貨投入と判定した場合は、金種の判定条件を厳しく
し、厳しい判定条件で更に悪意偽造貨投入の判定が連続
して起こる場合には更に判定条件を厳しくするように制
御する。
【0031】一方、上記ステップS3において、所定の
条件を満たさない場合(本例では、前記第1〜第4の条
件のいずれか1つを満たさない場合)、狭めた判定枠を
通常レベルの判定枠(当初の金種判定範囲)に戻すよう
に設定すると共に(ステップS9)、カウンタiをクリ
アし(ステップS10)、上記ステップS2に移行して
一括投入された次の硬貨の処理を継続する。
条件を満たさない場合(本例では、前記第1〜第4の条
件のいずれか1つを満たさない場合)、狭めた判定枠を
通常レベルの判定枠(当初の金種判定範囲)に戻すよう
に設定すると共に(ステップS9)、カウンタiをクリ
アし(ステップS10)、上記ステップS2に移行して
一括投入された次の硬貨の処理を継続する。
【0032】次に、偽造貨を含む硬貨が一括投入された
場合の具体的な動作例と、硬貨毎の処理の遷移につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、
図4のフローでは、判定枠を狭める条件としては、前述
の第1〜第4の条件を用い、第1の条件における金種数
の設定値=1、第2の条件における最新に識別した枚数
の設定値(過去に識別した枚数の設定値)=5、第3の
条件における通過率の設定値=80%としている。ま
た、図4中のステップS103で、ログされる識別結果
とは、前述の識別結果ログ手段12、金種数記憶手段1
3、バラツキ度算出手段15、及び最新識別結果一時ロ
グ手段16でそれぞれ記憶したデータの全てを言う。
場合の具体的な動作例と、硬貨毎の処理の遷移につい
て、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、
図4のフローでは、判定枠を狭める条件としては、前述
の第1〜第4の条件を用い、第1の条件における金種数
の設定値=1、第2の条件における最新に識別した枚数
の設定値(過去に識別した枚数の設定値)=5、第3の
条件における通過率の設定値=80%としている。ま
た、図4中のステップS103で、ログされる識別結果
とは、前述の識別結果ログ手段12、金種数記憶手段1
3、バラツキ度算出手段15、及び最新識別結果一時ロ
グ手段16でそれぞれ記憶したデータの全てを言う。
【0033】先ず、第1の具体例として、前述の第1〜
第4の条件を全て満たしている同一金種で且つ偽貨(リ
ジェクト貨)と判定された硬貨が8枚連続して識別部に
入って来た場合について説明する。
第4の条件を全て満たしている同一金種で且つ偽貨(リ
ジェクト貨)と判定された硬貨が8枚連続して識別部に
入って来た場合について説明する。
【0034】硬貨識別装置の硬貨識別手段11では、判
定枠レベル記憶手段17(記憶データ2)に記憶されて
いる判定枠レベル(初期レベルは通常レベル)を読込み
(ステップS101)、硬貨が通過する際に出力される
センサ信号の情報に基づいて、通常レベルの判定枠に従
って1枚目の硬貨の識別を行い(ステップS102)、
その識別結果を記憶データ3としてログする(ステップ
S103)。判定枠設定制御手段19では、識別結果の
ログを読込み、これまでに識別した硬貨の種類数(金種
数)が1種類以下で(ステップS104)、且つ、過去
5枚(ステップS102で識別した今回の硬貨を含む最
新に識別した5枚)の中に少なくとも1枚のリジェクト
貨が有り(ステップS105)、且つ、これまでの硬貨
の通過率が80%以下(ステップS106)、且つバラ
ツキ度算出手段15で算出した標準偏差(バラツキ度)
が所定値以下(ステップS107)という条件を満たし
ているか否かを判定する。本例では条件を満たしている
ため、悪意のある偽造貨が投入されたと判定し、当該偽
造貨が何枚連続して入って来たかを示すカウンタi(以
下、偽造貨連続投入カウンタiと言う)を1加算し、記
憶データ3としてログする(ステップS108)。続い
て、現在の判定枠レベルが通常レベルか否かを判定し
(ステップS109、S110)、本例では1枚目の時
点では通常レベルであるため、ステップS114へ移行
して、当識別金種硬貨に対応する判定枠レベルを1上げ
ると共に偽造貨連続投入カウンタiをクリアし、その判
定枠レベルを記憶データ2として記憶し、次の硬貨の識
別処理を継続する。
定枠レベル記憶手段17(記憶データ2)に記憶されて
いる判定枠レベル(初期レベルは通常レベル)を読込み
(ステップS101)、硬貨が通過する際に出力される
センサ信号の情報に基づいて、通常レベルの判定枠に従
って1枚目の硬貨の識別を行い(ステップS102)、
その識別結果を記憶データ3としてログする(ステップ
S103)。判定枠設定制御手段19では、識別結果の
ログを読込み、これまでに識別した硬貨の種類数(金種
数)が1種類以下で(ステップS104)、且つ、過去
5枚(ステップS102で識別した今回の硬貨を含む最
新に識別した5枚)の中に少なくとも1枚のリジェクト
貨が有り(ステップS105)、且つ、これまでの硬貨
の通過率が80%以下(ステップS106)、且つバラ
ツキ度算出手段15で算出した標準偏差(バラツキ度)
が所定値以下(ステップS107)という条件を満たし
ているか否かを判定する。本例では条件を満たしている
ため、悪意のある偽造貨が投入されたと判定し、当該偽
造貨が何枚連続して入って来たかを示すカウンタi(以
下、偽造貨連続投入カウンタiと言う)を1加算し、記
憶データ3としてログする(ステップS108)。続い
て、現在の判定枠レベルが通常レベルか否かを判定し
(ステップS109、S110)、本例では1枚目の時
点では通常レベルであるため、ステップS114へ移行
して、当識別金種硬貨に対応する判定枠レベルを1上げ
ると共に偽造貨連続投入カウンタiをクリアし、その判
定枠レベルを記憶データ2として記憶し、次の硬貨の識
別処理を継続する。
【0035】2枚目の偽造貨は、当識別金種硬貨に対応
する判定枠レベルが1上がった判定枠での識別が行わ
れ、ステップS101〜S109の処理を経た後のステ
ップS110の判定において、既に判定枠レベルを通常
レベルから1レベル上げているためYesとなり、ステ
ップS111へ移行する。そして、判定枠のレベルを変
更した後に更に5枚連続で悪意のある偽造貨の投入があ
ったかどうか(偽造貨連続投入カウンタiが5に達した
か否か)を判定する(ステップS111,S112)。
本例では、悪意があると判定した偽造貨が未だ2枚連続
のため、ステップS112においてNoとなり、次の硬
貨の識別処理を継続する。
する判定枠レベルが1上がった判定枠での識別が行わ
れ、ステップS101〜S109の処理を経た後のステ
ップS110の判定において、既に判定枠レベルを通常
レベルから1レベル上げているためYesとなり、ステ
ップS111へ移行する。そして、判定枠のレベルを変
更した後に更に5枚連続で悪意のある偽造貨の投入があ
ったかどうか(偽造貨連続投入カウンタiが5に達した
か否か)を判定する(ステップS111,S112)。
本例では、悪意があると判定した偽造貨が未だ2枚連続
のため、ステップS112においてNoとなり、次の硬
貨の識別処理を継続する。
【0036】3枚目〜5枚目は、上記2枚目の処理と同
様であり(ステップS101〜S111、S112にお
いてNoの経路)、6枚目は、ステップS101〜S1
11の処理を経た後のステップS112の判定におい
て、5枚連続(偽造貨連続投入カウンタi=5)のため
Yesとなり、ステップS113に移行する。ステップ
S113では、過去5枚で判定枠のレベルを変更したか
否かを判定する。本例では、2枚目から6枚目までの過
去5枚で、判定枠のレベルを変更していないため、ステ
ップS113の判定においてNoとなり、判定枠レベル
を更に1上げる(判定枠を更に狭くする)。そして、偽
造貨連続投入カウンタiをクリアし、その判定枠レベル
を記憶データ2として記憶し、次の硬貨の識別処理を継
続する。そして、7枚目と8枚目の偽造貨(第1〜第4
の条件を満たさない硬貨)は、2レベル上げた判定枠で
の識別処理が行われ、ステップS101〜S112の処
理を経て、次の硬貨の識別処理を継続する。
様であり(ステップS101〜S111、S112にお
いてNoの経路)、6枚目は、ステップS101〜S1
11の処理を経た後のステップS112の判定におい
て、5枚連続(偽造貨連続投入カウンタi=5)のため
Yesとなり、ステップS113に移行する。ステップ
S113では、過去5枚で判定枠のレベルを変更したか
否かを判定する。本例では、2枚目から6枚目までの過
去5枚で、判定枠のレベルを変更していないため、ステ
ップS113の判定においてNoとなり、判定枠レベル
を更に1上げる(判定枠を更に狭くする)。そして、偽
造貨連続投入カウンタiをクリアし、その判定枠レベル
を記憶データ2として記憶し、次の硬貨の識別処理を継
続する。そして、7枚目と8枚目の偽造貨(第1〜第4
の条件を満たさない硬貨)は、2レベル上げた判定枠で
の識別処理が行われ、ステップS101〜S112の処
理を経て、次の硬貨の識別処理を継続する。
【0037】なお、レベルの上限は特に規定していない
が、実運用では、狭めていく判定枠レベルは3段階程度
とし、所定レベル以上狭めることにより正常貨を排除し
てしまうことを避ける様に設定することが好ましい。以
上のように、本発明に係る硬貨識別装置では、悪意のあ
る偽造貨の投入があったか否かを上記のような条件で判
定し、その投入があったと判定した場合、連続的に投入
される枚数に応じて判定枠を徐々に狭めていくようにし
ている。本例では、最初は1枚目で判定枠を狭めて識別
処理を継続し、以降は、レベルを変更した後、更に連続
して5枚連続して投入される都度、上限値に達するまで
判定枠を1レベルずつ狭めて行くようにしているが、本
例に限るものではなく、悪意のある偽造貨の投入率に応
じて判定枠を当該レベルの判定枠に変更するようにして
も良い。
が、実運用では、狭めていく判定枠レベルは3段階程度
とし、所定レベル以上狭めることにより正常貨を排除し
てしまうことを避ける様に設定することが好ましい。以
上のように、本発明に係る硬貨識別装置では、悪意のあ
る偽造貨の投入があったか否かを上記のような条件で判
定し、その投入があったと判定した場合、連続的に投入
される枚数に応じて判定枠を徐々に狭めていくようにし
ている。本例では、最初は1枚目で判定枠を狭めて識別
処理を継続し、以降は、レベルを変更した後、更に連続
して5枚連続して投入される都度、上限値に達するまで
判定枠を1レベルずつ狭めて行くようにしているが、本
例に限るものではなく、悪意のある偽造貨の投入率に応
じて判定枠を当該レベルの判定枠に変更するようにして
も良い。
【0038】次に、第2の具体例として、異なる種類の
正常貨(前述の第1〜第4のいずれか条件を満たさない
硬貨)が2枚入って来た場合について、同様に図4のフ
ローチャートを参照して説明する。
正常貨(前述の第1〜第4のいずれか条件を満たさない
硬貨)が2枚入って来た場合について、同様に図4のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0039】正常化が1枚入って来た場合、ステップS
101〜S103の処理を経た後、ステップS104の
判定において金種が1種類なのでYes、ステップS1
05の判定において今回の硬貨を含めた過去5枚の硬貨
の内、リジェクトした硬貨が無いのでNoとなり、ステ
ップS115へ移行し、判定枠レベルを通常レベルに戻
す(本例では通常レベルのままとする)と共に、偽造貨
連続投入カウンタiをクリアし、次の硬貨の識別処理を
継続する。そして、2枚目に異なる種類の硬貨が入って
来た場合、ステップS101〜S103の処理を経た
後、ステップS104の判定において金種が2種類なの
でNoとなり、ステップS115へ移行して判定枠レベ
ルを通常レベルに戻すと共に、偽造貨連続投入カウンタ
iをクリアし、次の硬貨の識別処理を継続する。このよ
うに、いずれかの条件を満たさない硬貨、すなわち、悪
意のある偽造貨の投入では無いと判定した場合は、判定
枠レベルを通常レベルに戻して次の硬貨の識別処理を継
続する。
101〜S103の処理を経た後、ステップS104の
判定において金種が1種類なのでYes、ステップS1
05の判定において今回の硬貨を含めた過去5枚の硬貨
の内、リジェクトした硬貨が無いのでNoとなり、ステ
ップS115へ移行し、判定枠レベルを通常レベルに戻
す(本例では通常レベルのままとする)と共に、偽造貨
連続投入カウンタiをクリアし、次の硬貨の識別処理を
継続する。そして、2枚目に異なる種類の硬貨が入って
来た場合、ステップS101〜S103の処理を経た
後、ステップS104の判定において金種が2種類なの
でNoとなり、ステップS115へ移行して判定枠レベ
ルを通常レベルに戻すと共に、偽造貨連続投入カウンタ
iをクリアし、次の硬貨の識別処理を継続する。このよ
うに、いずれかの条件を満たさない硬貨、すなわち、悪
意のある偽造貨の投入では無いと判定した場合は、判定
枠レベルを通常レベルに戻して次の硬貨の識別処理を継
続する。
【0040】最後に、第3の具体例として、すべて同一
種類の硬貨で、1枚目が正常貨、2枚目は前述の第1〜
第4の条件を全て満たす硬貨で且つリジェクト貨、3〜
5枚目はリジェクト貨では無いが前述の第1〜第4の条
件を全て満たす硬貨、6〜8枚目がリジェクト貨では無
い硬貨が順次入って来た場合について、同様に図4のフ
ローチャートを参照して説明する。
種類の硬貨で、1枚目が正常貨、2枚目は前述の第1〜
第4の条件を全て満たす硬貨で且つリジェクト貨、3〜
5枚目はリジェクト貨では無いが前述の第1〜第4の条
件を全て満たす硬貨、6〜8枚目がリジェクト貨では無
い硬貨が順次入って来た場合について、同様に図4のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0041】1枚目の硬貨は、ステップS101〜S1
05、S115の処理を経て次の硬貨の識別処理とな
る。2枚目の硬貨は、ステップS101〜S110、S
114の処理を経て、判定枠レベルを1上げて、次の硬
貨の識別処理となる。3,4,5枚目の硬貨は、レベル
を1上げた判定枠で識別処理が行われ、ステップS10
1〜S112(S112でNo)の処理を経て、次の硬
貨の識別処理となる。6枚目の硬貨は、ステップS10
1〜S105の処理を経て、ステップS106の判定に
おいて、6枚中5枚が通過のため通過率が80%を超え
るのでNoとなり、ステップS115へ移行して判定枠
を通常レベルに戻して、次の硬貨の識別処理となる。7
枚目、8枚目は、それぞれステップS101〜S104
の処理を経て、ステップS105の判定において過去5
枚の硬貨の内、リジェクトした硬貨が無いのでNoとな
り、ステップS115へ移行して判定枠を通常レベルに
戻して、次の硬貨の識別処理となる。このように、一旦
判定枠を狭めた場合にも引き続き識別を継続するととも
に、金種数が所定数を越えるか、或いは過去所定枚数の
硬貨の識別結果が全て正常貨であるか、或いは、通過率
が所定値を越えるか、或いは標準偏差値が所定値を越え
るかのいずれかの条件を満たした場合に、一度狭めた判
定枠を当初の判定枠に戻すようにしている。
05、S115の処理を経て次の硬貨の識別処理とな
る。2枚目の硬貨は、ステップS101〜S110、S
114の処理を経て、判定枠レベルを1上げて、次の硬
貨の識別処理となる。3,4,5枚目の硬貨は、レベル
を1上げた判定枠で識別処理が行われ、ステップS10
1〜S112(S112でNo)の処理を経て、次の硬
貨の識別処理となる。6枚目の硬貨は、ステップS10
1〜S105の処理を経て、ステップS106の判定に
おいて、6枚中5枚が通過のため通過率が80%を超え
るのでNoとなり、ステップS115へ移行して判定枠
を通常レベルに戻して、次の硬貨の識別処理となる。7
枚目、8枚目は、それぞれステップS101〜S104
の処理を経て、ステップS105の判定において過去5
枚の硬貨の内、リジェクトした硬貨が無いのでNoとな
り、ステップS115へ移行して判定枠を通常レベルに
戻して、次の硬貨の識別処理となる。このように、一旦
判定枠を狭めた場合にも引き続き識別を継続するととも
に、金種数が所定数を越えるか、或いは過去所定枚数の
硬貨の識別結果が全て正常貨であるか、或いは、通過率
が所定値を越えるか、或いは標準偏差値が所定値を越え
るかのいずれかの条件を満たした場合に、一度狭めた判
定枠を当初の判定枠に戻すようにしている。
【0042】なお、上述した実施の形態においては、ユ
ーロ硬貨を処理対象とした入金機に適用した場合を具体
例として説明したが、処理対象の硬貨は限定されるもの
ではなく、硬貨処理機も入金機に限定されるものではな
い。すなわち、本発明は、貨幣(紙幣,硬貨)を取扱う
貨幣処理機全般で、少量入金や単金入金の比較的少ない
装置全般に好適に適用することができる。
ーロ硬貨を処理対象とした入金機に適用した場合を具体
例として説明したが、処理対象の硬貨は限定されるもの
ではなく、硬貨処理機も入金機に限定されるものではな
い。すなわち、本発明は、貨幣(紙幣,硬貨)を取扱う
貨幣処理機全般で、少量入金や単金入金の比較的少ない
装置全般に好適に適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、当該取引において今までに識別した硬貨の識別結果
に応じて特定される所定の条件(請求項1に記載の条
件)に基づいて、悪意のある偽造貨の投入がされたか否
かを判定し、悪意があると見なした場合に当該金種判定
範囲を狭めるようにしているので、悪意のある偽造貨の
投入によって発生する誤鑑別を抑止しすることができる
と共に、通常運用での通過率の低下を防ぐことが可能と
なる。また、カードを使用しない硬貨処理機であって
も、当該取引中に犯罪行為を推定することができるの
で、犯罪者の現行犯逮捕など、犯罪取締まりの強化を行
うことが可能となる。
ば、当該取引において今までに識別した硬貨の識別結果
に応じて特定される所定の条件(請求項1に記載の条
件)に基づいて、悪意のある偽造貨の投入がされたか否
かを判定し、悪意があると見なした場合に当該金種判定
範囲を狭めるようにしているので、悪意のある偽造貨の
投入によって発生する誤鑑別を抑止しすることができる
と共に、通常運用での通過率の低下を防ぐことが可能と
なる。また、カードを使用しない硬貨処理機であって
も、当該取引中に犯罪行為を推定することができるの
で、犯罪者の現行犯逮捕など、犯罪取締まりの強化を行
うことが可能となる。
【図1】本発明に係る硬貨識別装置の主要部の構成の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る一括投入型硬貨処理機の外観構成
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明における判定枠の変更制御に係る動作例
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明における判定枠の変更制御に係る具体的
な動作例と、硬貨毎の処理の遷移を説明するためのフロ
ーチャートである。
な動作例と、硬貨毎の処理の遷移を説明するためのフロ
ーチャートである。
1 一括投入型硬貨処理機(入金機)
1a 操作表示部
1b レシート出口
1c 硬貨投入口
1d リジェクト硬貨返却口
1e 返却箱
1f 硬貨収納部
10 硬貨識別装置
11 硬貨識別手段
12 識別結果ログ手段
13 金種数記憶手段
14 通過率算出手段
15 バラツキ度算出手段
16 最新識別結果一時ログ手段
17 判定枠レベル記憶手段
18 判定枠記憶手段
19 判定枠設定制御手段
フロントページの続き
(72)発明者 鍬田 寿之
兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ
ーリー工業株式会社内
(72)発明者 杉谷 祐美子
兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ
ーリー工業株式会社内
(72)発明者 岡 直樹
兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ
ーリー工業株式会社内
Fターム(参考) 3E002 CA03 CA04 DA02 EA05
Claims (3)
- 【請求項1】 取引に際し、投入口に硬貨を一括して受
け入れ、順次1枚ずつ分離繰出された硬貨が通過する際
に出力するセンサ信号が金種別に設けられた所定の金種
判定範囲内に入るか否かによって金種を識別する識別手
段を有し、金種毎の枚数の計数若しくは入金処理を行う
一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置において、当該取
引において識別した硬貨毎の識別結果を記憶する識別結
果ログ手段と、当該取引において識別された硬貨の金種
数を新たな金種が1枚識別される毎に更新し記憶する金
種数記憶手段と、前記識別結果ログ手段に記憶された識
別結果に基づいて硬貨の通過率を算出する通過率算出手
段と、当該一括投入硬貨中で識別した分の硬貨の特徴量
を記憶するともにこれらのバラツキ度を算出するバラツ
キ度算出手段と、予め定めた所定枚数分であって最新に
識別した枚数分のそれぞれがリジェクト貨か正常貨かの
最新識別結果を記憶する最新識別結果一時ログ手段と、
前記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が所定
数以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶してい
る所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が有り、且
つ、前記通過率が所定値以下で、且つ前記バラツキ度算
出手段で算出されたバラツキ度が所定値以下であること
を条件に、該当識別金種硬貨に対応する前記所定の金種
判定範囲を狭める制御手段とを有することを特徴とする
一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置。 - 【請求項2】 前記制御手段が、一旦金種判定範囲を狭
めた場合にも引き続き識別処理を継続するとともに、前
記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が所定数
以下で、前記最新識別結果一時ログ手段に記憶している
所定枚数分の最新識別結果にリジェクト貨が少なくとも
1枚有り、且つ、前記通過率が所定値以下で、且つ前記
バラツキ度算出手段で算出されたバラツキ度が所定値以
下であることを条件に、該当識別金種硬貨に対応する前
記所定の金種判定範囲を更に狭めることを特徴とする請
求項1に記載の一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置。 - 【請求項3】 前記制御手段が、一旦金種判定範囲を狭
めた場合にも引き続き識別処理を継続するとともに、前
記金種数記憶手段が記憶している硬貨の金種数が所定数
を越えるか、或いは前記最新識別結果一時ログ手段に記
憶している所定枚数分の最新識別結果が全て正常貨であ
るか、或いは、前記通過率が所定値を越えるか、或いは
前記バラツキ度算出手段で算出されたバラツキ度が所定
値を越えるかの条件を満たした場合に前記狭めた金種判
定範囲を当初の範囲に戻すことを特徴とする請求項1又
は2に記載の一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002059796A JP2003256902A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002059796A JP2003256902A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003256902A true JP2003256902A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28669350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002059796A Pending JP2003256902A (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | 一括投入型硬貨処理機の硬貨識別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003256902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008010295A1 (en) | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Glory Ltd. | Device for detecting deformed coin |
| WO2009122576A1 (ja) | 2008-04-02 | 2009-10-08 | グローリー株式会社 | 硬貨識別装置および硬貨識別方法 |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002059796A patent/JP2003256902A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008010295A1 (en) | 2006-07-21 | 2008-01-24 | Glory Ltd. | Device for detecting deformed coin |
| EP2045780A4 (en) * | 2006-07-21 | 2010-11-24 | Glory Kogyo Kk | DEVICE FOR DETECTING A DEFORMED PART |
| WO2009122576A1 (ja) | 2008-04-02 | 2009-10-08 | グローリー株式会社 | 硬貨識別装置および硬貨識別方法 |
| US8555713B2 (en) | 2008-04-02 | 2013-10-15 | Glory Ltd. | Coin recognizing device and coin recognizing method |
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