JP2003257263A - 電線切断長チューニング方法および該方法に用いる測定器 - Google Patents
電線切断長チューニング方法および該方法に用いる測定器Info
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Abstract
的確に測定する。 【解決手段】 両側の治具G1、G2の間で撓んでいる
電線wを、布線方向と直交方向へ引っ張り、治具中心P
1、P2と引っ張られた電線の先端P3とを頂点とする
三角形を形成し、底辺P1−P2の長さをL、斜辺P1
−P3、P2−P3の長さをA、B、該底辺からP3ま
での高さをH、P3から底辺に下した垂線の位置とP1
との間の長さをL1、P3から底辺に下した垂線の位置
とP2との間の長さをL2として、下記の計算式で、切
断される電線の余長量を計算する。
Description
ニング方法および該方法に用いる測定器に関し、詳しく
は、ワイヤハーネスの製造前のチューニング時におい
て、ワイヤハーネスを構成する電線が適正な長さとなっ
ているか否かを検査し、弛みが発生している電線の余長
量を的確に測定するものである。
過程において、ワイヤハーネスを構成する各電線は設計
値に合わせて切断し、その後、実際に電線を束ねてワイ
ヤハーネスを組み立てて、適正な長さとなっているかを
チューニングしている。チューニングは、図7に示すよ
うに、組立用作業台Bに立設した各治具G間にワイヤハ
ーネスW/Hを架け渡した後、各電線Wに余長がないか
等の検査を行っている。
業員が各治具G間に架け渡された電線Wを目視によりチ
ェックし、真っ直ぐに張られた電線は適正長さであると
判断し、弛みWaがあると作業員が認めた電線Wは余長
有りとみなしている。
は、図8(B)に示すように、電線Wの弛みWa部分を
手繰り寄せ、その折り返し部分Wbを定規で計測した値
1/2Xを2倍することで、余長量Xを求めている。あ
るいは、余長量Xの第2の計測方法として、図8(C)
に示すように、電線端のコネクタJを外して弛んだ電線
Wの一端を布線方向に引っ張ることで治具G間の弛みW
aをなくし、電線Wの上記引っ張り出された部分Wcの
長さを定規で計測し余長量Xを求めている。
1の計測方法では、作業員が電線Wの弛みWaを手繰り
寄せているため、定規で計測を行う折り返し部分Wb以
外に弛みが残っていたりすると正確な余長量が計測でき
ず、余長量に作業員毎の主観によるバラツキが生じると
共に、作業員には正確な判断をするための経験が必要と
なる。上記第2の計測方法についても同様に、作業員毎
に余長量の計測にバラツキが生じると共に、電線Wの一
端を引っ張る際にコネクタJを取り外さねばならず面倒
である。
で、ワイヤハーネスを構成する電線のうち弛みが発生し
た電線の余長量を的確に測定することを課題としてい
る。
め、本発明は、ワイヤハーネスの製造前で行うチューニ
ング時において、組立用作業台上に立設した電線受け治
具で電線を保持しながら布線し、電線受け治具間の電線
に弛みが発生した場合に余長量を測定し、該余長量を電
線より切断して弛みを発生させないようにしている電線
切断長チューニング方法であって、隣接する両側の治具
の間で撓んでいる電線を、布線方向と直交方向へ引っ張
り、上記両側の治具中心P1、P2と、引っ張られた電
線の先端P3とを頂点とし、P1−P2間を長さLの底
辺とし、P1−P3、P2−P3とを夫々長さA、Bの
斜辺P1−P3、P2−P3とする三角形を形成し、上
記底辺の寸法Lと、該底辺よりP3までの高さの寸法H
より、下記の計算式で、切断される電線の余長量を計算
している電線切断長チューニング方法を提供している。 但し、L1はP3から底辺に下した垂線の位置P4とP
1との間の長さL2はP3から底辺に下した垂線の位置
P4とP2との間の長さ
離P1−P2である底辺P1−P2の長さL(=L1+
L2)は電線の適正長さとみなされ、各斜辺の長さの和
A+Bは各治具間に存在する実際の電線の長さであるた
め、電線余長量は(A+B)−L、つまり、(A+B)
−(L1+L2)で求められ、式で計算することがで
きる。
P4と高さHとで形成された直角三角形の各辺の関係式
A2=L12+H2より、斜辺P1−P3の長さAは式
で算出することができる。同様に、斜辺P2−P3と
底辺の一部P2−P4と高さHとで形成された直角三角
形の各辺の関係式B2=L22+H2より、斜辺P2−
P3の長さAは式で算出することができる。
ることにより、電線余長量はL1、L2、Hの値により
計算することができる。
具中心P1、P2と先端P3との間で三角形を形成する
ため、従来のように余長量の測定箇所以外に電線の弛み
が残ってしまうといったことがなく、測定精度が向上す
る。また、電線余長量の計算の際に、斜辺P1−P3、
P2−P3の長さを直接計るとすれば、斜辺P1−P3
の長さAを測る時と、斜辺P2−P3の長さBを測る時
とで、作業者が電線の引っ張り先端P3を保持する位置
がズレてしまうことによる精度低下が考えられるが、本
方法によると、電線の引っ張り先端P3に関する測定
は、P3−P4の長さHを計る際の1度だけであるの
で、斜辺P1−P3、P2−P3を計るよりも測定精度
が向上する。よって、本発明の方法によれば、作業員毎
に測定結果がばらつくことがなく、熟練した経験も必要
なくなる。
用いる第1の測定器であって、隣接する治具の間に底辺
寸法測定用の第1定規を取り付けると共に、該第1定規
に摺動自在に直交方向に突出する高さ測定用の第2定規
を取り付け、上記第2定規を上記P3点を通るように位
置させて、上記寸法L1、L2およびHを第1定規と第
2定規とより求められるようにしている電線切断長チュ
ーニング用測定器を提供している。
定器を用いれば、電線を架け渡している治具間に第1定
規を架け渡すだけで、作業員が第1定規を保持せずとも
上記寸法L1、L2を計ることができるので読み取り精
度が向上すると共に、直交方向の第2定規を該第1定規
に摺動自在に取り付けているので、第2定規をスライド
させるだけで、簡単に上記P3に位置させることができ
る。また、第2定規は治具間に架け渡された第1定規に
取り付けられているので、上記寸法Hを計測する際も第
2定規を保持する必要がなくなる。
間で弛んだ電線を治具間の底辺の中心より直交方向へと
引っ張り、上記P1、P2、P3を頂点とする2等辺三
角形を形成し、上記斜辺AとBを同長として、電線の余
長量を求めると好適である。
する三角形をP3を頂点として2等辺三角形とすること
により、P1−P4=P2−P4、かつ、P1−P3=
P2−P3となるので、上記各諸量はL1=L2=1/
2L、かつ、A=Bの関係を満たす。ここで、A=B=
Cとおくと、式は、 電線余長量=(C−1/2L)+(C−1/2L)=2C−L −’ 式は、 と簡略化することができる。
とにより、電線余長量はLとH’の2値だけ分かれば求
めることができる。
用いる第2の測定器であって、隣接する治具の間に底辺
寸法測定用の第1定規を取り付けると共に、該第1定規
の中心位置より直交方向に高さ測定用の第2定規を突出
させ、上記第2定規を通る位置に上記P3が位置するよ
うに電線を直交方向に引っ張らせ、上記寸法1/2Lお
よびH’を第1定規と第2定規とより求められるように
している電線切断長チューニング用測定器を提供してい
る。
定器を用いれば、第2定規が予め第1定規の中心位置で
突出させているので、第2定規が隣接する治具間の中央
に位置するように第1定規を設置すれば、電線を引っ張
った先端P3を第2定規を通る位置に合わせるだけで、
上記式’、’により簡単に余長量を求めることがで
きる。
て説明する。図1乃至図3は第1実施形態を示す。図1
は電線切断長チューニング用の測定器10を示し、目盛
11aを付した短冊状の第1定規11に、目盛12dを
付した短冊状の第2定規12を直角下方に突設した状態
で摺動自在に取り付けている。
aを突設しており、該枠部12aを第1定規11に外嵌
することで、第1定規11に対して図中矢印方向にスラ
イド可能となっている。また、第2定規12には、第1
定規11との交差位置において第1定規11の目盛11
aを見ることができる窓部12bを穿設していると共
に、窓部12bの上端中央に目盛11aを読み取るため
の印である逆三角形のマーク12cを付している。
の間に架け渡されたワイヤハーネスのうち、弛みWaを
有する1本の電線Wのみを示し、隣接する治具G1、G
2の間に測定器10の第1定規11を架け渡している。
ここで、治具G1、G2の中心を夫々P1、P2、弛ん
でいる電線Wを布線方向と直交下方へ引っ張った先端を
P3、該P3から第1定規11に下した垂線の位置をP
4とすると、図3の模式図に示す三角形で表すことがで
きる。
L、斜辺P1−P3、P2−P3の長さを夫々A、B、
底辺の左側部P1−P4の長さをL1、底辺の右側部P
2−P4の長さをL2、三角形の高さをHとしている。
2の長さL(=L1+L2)は各治具G1、G2間の距
離であるので電線の適正長さとみなされ、各斜辺P1−
P3、P2−P3の長さの和A+Bは各治具G1、G2
間に存在する実際の電線Wの長さであるため、電線余長
量はA+B−Lで求められ、即ち、 (式3) 電線余長量=(A−L1)+(B−L2) で計算することができる。
−P4と高さHとで形成された直角三角形の各辺の関係
式A2=L12+H2より、斜辺P1−P3の長さAは
式1で算出することができる。 (式1) 同様に、斜辺P2−P3と底辺の右側部P2−P4と高
さHとで形成された直角三角形の各辺の関係式B2=L
22+H2より、斜辺P2−P3の長さAは式1で算出
することができる。 (式2)
ことにより電線余長量を算出することができる。つま
り、第1定規11において、治具G1の中心位置P1か
ら窓部12bの中心までの距離L1と、治具G2の中心
位置P2から窓部12bの中心までの距離L2とを目盛
11aで読み取り、窓部12aの下端から電線Wの先端
P3までの距離Hを目盛12dで読み取り、該L1、L
2、Hを上記各式に代入することで、電線余長量を算出
することができる。
心P1、P2と電線Wの先端P3との間で三角形を形成
するため、従来のように余長量の測定箇所以外に電線W
の弛みが残ってしまうことがなく、測定精度が向上す
る。また、本方法によると、上記L1、L2、Hの測定
は目盛11a、12dを読み取るだけであるので、作業
員毎に測定結果がばらつくことがなく、熟練した経験も
必要なくなる。
治具G1、G2間に第1定規11を架け渡すだけで、作
業員が第1定規11を保持せずとも上記寸法L1、L
2、Hを計ることができるので読み取り精度が向上する
と共に、第2定規12を第1定規11に摺動自在に取り
付けているので、第2定規12をスライドさせるだけ
で、簡単に上記P3に位置させることができる。
は第2実施形態の電線切断長チューニング用の測定器2
0を示し、目盛21aを付した短冊状の第1定規21
に、目盛22aを付した短冊状の第2定規12を直角下
方に一体的に突出させている。なお、第1定規21の目
盛21aは第2定規22との交差位置をゼロ点21a−
1として左右対称に付されている。
る治具G1、G2間の中心に位置するように、測定器2
0の第1定規21を治具G1、G2の間に架け渡してい
る。ここで、治具G1、G2の中心を夫々P1、P2、
弛んでいる電線Wを布線方向と直交下方へ引っ張った先
端であって、第2定規22の中心に位置する先端をP
3’、第1定規21及び第2定規22のゼロ点21a−
1をP4’とすると、図6の模式図に示す2等辺三角形
で表すことができる。
さをL、斜辺P1−P3、P2−P3の長さをC、P1
−P4、P2−P4の長さを1/2L、三角形の高さを
H’としている。
G2間の距離である底辺P1−P2の長さLは電線の適
正長さとみなされ、各斜辺P1−P3’、P2−P3’
の長さの和2Cは各治具G1、G2間に存在する実際の
電線Wの長さであるため、電線余長量は以下の式5で計
算することができる。 (式5) 電線余長量=2C−L
−P4’と高さH’とで形成された直角三角形の各辺の
関係式C2=(1/2L)2+H’2より、斜辺P1−
P3’の長さCは式4で算出することができる。 (式4)
より電線余長量を算出することができる。つまり、第1
定規21において、治具G1と治具G2との間の距離L
を目盛21aで読み取り、ゼロ点P4’から電線Wの先
端P3’までの距離H’ を目盛22aで読み取り、該
L、H’を上記各式に代入することで、電線余長量を算
出することができる。
を予め第1定規21の中心位置で突出させているので、
第2定規22が隣接する治具G1、G2間の中央に位置
するように第1定規21を設置すれば、治具G1、G2
間距離Lと電線W先端P3の高さHの2つを計測するだ
けでよいと共に、計算式も上記2式だけでよい。
によれば、電線余長量はL1、L2、Hを上記各式に代
入するだけで算出することができる。其の際、各治具中
心P1、P2と先端P3との間で三角形を形成するた
め、従来のように余長量の測定箇所以外に電線の弛みが
残ることがなく、測定精度が向上する。また上記第1の
測定器を用いれば、上記治具間に第1定規を架け渡すだ
けで、作業員が保持せずとも上記寸法L1、L2、Hを
計ることができるので読み取り精度が向上するよって、
作業員毎の測定結果のばらつきを低減できると共に、作
業者の熟練した経験も必要なくなる。
る三角形を上記斜辺AとBが同長である2等辺三角形と
して電線の余長量を求めると、測定寸法がL、Hの2値
だけでよいと共に、計算式も2式だけで余長量を算出す
ることができる。
る。
態を示す図面である。
来の余長量の測定手段の説明図、(C)は別の従来の余
長量の測定手段の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスの製造前で行うチューニ
ング時において、組立用作業台上に立設した電線受け治
具で電線を保持しながら布線し、電線受け治具間の電線
に弛みが発生した場合に余長量を測定し、該余長量を電
線より切断して弛みを発生させないようにしている電線
切断長チューニング方法であって、 隣接する両側の治具の間で撓んでいる電線を、布線方向
と直交方向へ引っ張り、上記両側の治具中心P1、P2
と、引っ張られた電線の先端P3とを頂点とし、P1−
P2間を長さLの底辺とし、P1−P3、P2−P3と
を夫々長さA、Bの斜辺P1−P3、P2−P3とする
三角形を形成し、上記底辺の寸法Lと、該底辺よりP3
までの高さの寸法Hより、下記の計算式で、切断される
電線の余長量を計算している電線切断長チューニング方
法。 電線余長量=(A−L1)+(B−L2) 但し、L1はP3から底辺に下した垂線の位置P4とP
1との間の長さ L2はP3から底辺に下した垂線の位置P4とP2との
間の長さ - 【請求項2】 上記治具間で弛んだ電線を治具間の底辺
の中心より直交方向へと引っ張り、上記P1、P2、P
3を頂点とする2等辺三角形を形成し、上記斜辺AとB
を同長として、電線の余長量を求めている請求項1に記
載の電線切断長チューニング方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電線切断長チューニン
グ方法に用いる測定器であって、 隣接する治具の間に底辺寸法測定用の第1定規を取り付
けると共に、該第1定規に摺動自在に直交方向に突出す
る高さ測定用の第2定規を取り付け、上記第2定規を上
記P3点を通るように位置させて、上記寸法L1、L2
およびHを第1定規と第2定規とより求められるように
している電線切断長チューニング用測定器。 - 【請求項4】 請求項2に記載の電線切断長チューニン
グ方法に用いる測定器であって、 隣接する治具の間に底辺寸法測定用の第1定規を取り付
けると共に、該第1定規の中心位置より直交方向に高さ
測定用の第2定規を突出させ、 上記第2定規を通る位置に上記P3が位置するように電
線を直交方向に引っ張らせ、上記寸法1/2LおよびH
を第1定規と第2定規とより求められるようにしている
電線切断長チューニング用測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002054257A JP4019743B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 電線切断長チューニング用測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002054257A JP4019743B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 電線切断長チューニング用測定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003257263A true JP2003257263A (ja) | 2003-09-12 |
| JP4019743B2 JP4019743B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=28665462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002054257A Expired - Fee Related JP4019743B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 電線切断長チューニング用測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4019743B2 (ja) |
Cited By (2)
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| JP2008164386A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 曲率測定具 |
| US7428916B2 (en) * | 2004-12-30 | 2008-09-30 | Eurocopter | Method and apparatus for manufacturing electrical harnesses |
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-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002054257A patent/JP4019743B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP4019743B2 (ja) | 2007-12-12 |
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