JP2003257599A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
理器を得る。 【解決手段】 誘導コイル6において、側部誘導コイル
6aと中部誘導コイル6bそれぞれを逆方向に巻廻して
電流を逆方向に流すことで、発生する力の向きを逆方向
にする。これにより、容器2には側部誘導コイル6aに
対向する部位と中部誘導コイル6bが対向する部位とで
逆方向の力が生じ、容器2の底面に高周波の振動を起こ
す。この高周波振動により、調理物の含水率が向上する
ことに加えて、直接、水や米に高周波振動を印加でき、
含水時間を短縮できる。
Description
り容器を発熱させ、容器内の被調理物を加熱調理する炊
飯器等の誘導加熱調理器に関するものである。
号公報に示された従来の誘導加熱調理器である誘導加熱
式炊飯器の断面図である。図において、51は炊飯器の
筐体、52は筐体51内に設置した炊飯鍋、53は炊飯
鍋52の加熱手段としての加熱コイル、54は加熱コイ
ル53に電力を供給する第1インバータ、55は炊飯鍋
52の側部に接触して設けた超音波振動子、56は超音
波振動子55に電力を供給する第2インバータで、超音
波振動子55とともに超音波発生手段を構成しているも
のである。
米の含水時に、炊飯鍋52に接触している超音波振動子
55は、第2インバータ55によって電力を供給され、
第1インバータ54による炊飯鍋52の加熱とは独立に
超音波を炊飯鍋52内に発生させる。すなわち、炊飯初
期の米の含水時に超音波を入力することで、含水を促進
して炊飯性能を向上させ、さらに炊飯時間の短縮を達成
することができるものである。また、この超音波入力は
炊飯鍋52の加熱と同時に行うことによって、短時間で
最適な米の含水率が得られるものである。
公報に示された従来の誘導加熱調理器である誘導加熱式
炊飯器の断面図である。図において、60は調理物を入
れる鍋、61は鍋60をその上端のフランジ部に載置支
持して収納する保護枠、62は保護枠61を内部に配設
した調理器本体、63は保護枠61の外側に配置し、鍋
60を誘導加熱する誘導加熱源であり、誘導加熱源63
は、少なくともその1つが鍋底のコーナー部を誘導加熱
すべく誘導コイルを複数に分割したものである。
部を複数に分割した誘導コイルで誘導加熱するので、鍋
底部を誘導加熱する誘導コイルの数が多い分だけ、なだ
らかな温度分布となる。また、複数の誘導コイルによる
誘導加熱箇所が増大するので、沸騰発生箇所も多くな
り、鍋60内の上下の温度分布も良好となり、また、少
なくとも1つの誘導コイルが鍋底のコーナー部を誘導加
熱するため、必ず鍋底のコーナー部に沸騰箇所を発生さ
せることができ、その沸騰により生じた対流が鍋60の
側面に沿って鍋60の上部までスムーズに流れ、上下方
向の対流をスムーズに行いことができ、一層鍋60内の
温度分布を良好とし、炊きムラを少なくすることができ
るものである。
導加熱調理器では、超音波振動子55を有する超音波発
生手段を必要とするため、高価となり、調理器を安価に
供給できない、また、その構造が複雑になり、組立や保
守が行いにくいなどの問題点があった。また、鍋60の
底部を複数に分割した誘導コイルで誘導加熱し、少なく
とも1つの誘導コイルが鍋底のコーナー部を誘導加熱す
るため、加熱分布は良好となるが、吸水の効率を上げる
ことができないなどの問題点があった。
ためになされたもので、加熱効率がよく、吸水効率もよ
い誘導加熱調理器を提供するものである。
調理器は、調理物を収納する磁性体の容器と、この容器
の外周に対向して設けられ、通電により前記容器を誘導
加熱する渦巻き状の複数の誘導コイルと、この複数の誘
導コイルへの電流供給を制御する制御手段とを備え、前
記複数の誘導コイルの内少なくとも1つの誘導コイルに
流れる高周波電流の向きは、他の誘導コイルに流れる高
周波電流の向きと逆向きに通電し、前記容器を高周波振
動させるものである。
この容器の外周に対向して設けられ、少なくとも1つの
誘導コイルはの誘導コイルと逆向きに巻廻され、通電に
より前記容器を誘導加熱する渦巻き状の複数の誘導コイ
ルと、この複数の誘導コイルへの電流供給を制御する制
御手段とを備え、前記複数の誘導コイルの渦巻き方向に
高周波電流を通電し、前記容器を高周波振動させるもの
である。
直列接続したものである。
実施の形態1を示す誘導加熱調理器の断面図、図2はこ
の誘導加熱調理器の誘導コイルの平面図、図3はこの誘
導加熱調理器の制御回路のブロック図、図4はこの制御
回路の動作を示すチャート図、図5はこの誘導加熱調理
器の別の誘導コイルの平面図である。
として炊飯器を示す。2は外面を磁性体金属で構成さ
れ、上部にフランジ部を有し、被加熱物を収容する有底
筒状の容器であり、そのフランジ部を保護枠3(後述)
の上部に懸架支持されている。3は容器2を収納する開
口部を構成する筒状の保護枠であり、保護枠3は上部枠
3a、外面に胴ヒータ4を貼付した側面放熱板5、外面
に誘導コイル6(後述)を支持するコイル台7で構成さ
れ、調理器本体1の上部に勘合して配設されている。
7の容器2の底部コーナー部に対向する側部誘導コイル
6aと容器2の底面に対向する側部誘導コイル6bから
なり、2重の渦巻き状を構成している。7aはコイル台
7の下面に突出して配設されたフェライト台、8は底
板、9はフェライト台7aに取付けられ、外部への防磁
を行うフェライト、11はコイル台7の中央部に取り付
けられ、バネ10により容器2の方向に付勢された底サ
ーミスタ11であり、容器2に接触して被加熱物の温度
を間接的に検出する。
体であり、保護枠3に一体に成形されたヒンジ部3bに
より軸13を介して調理器本体1の上部を開閉自在に支
持される。蓋体12の内面下部には蓋放熱板14が取り
付けられ、蓋放熱板14の内面には蓋ヒータ15が貼付
されている。また蓋体12の内部には蓋断熱材16が配
設される。
けられた内蓋で、この内蓋17の周囲にはパッキン18
が配設され、蓋体12を閉じた時に内蓋パッキン18が
容器2に接して容器2を閉塞する。19は放熱板14に
取り付けられ、内蓋17を貫通して内釜2の内部温度を
検出する蓋サーミスタ、20は伝達されてきた底サーミ
スタ11と蓋サーミスタ19の温度情報に基づいて、誘
導コイル6、胴ヒータ4および蓋ヒータ15等を電力制
御して、炊飯・保温を行う制御回路である。
図2を用いて説明する。誘導コイル6は2つに分割さ
れ、容器2の底部を誘導加熱する構成であり、側部誘導
コイル6aは右巻きに、中部誘導コイル6bは左巻きに
それぞれ渦巻き状に巻廻されて、側部誘導コイル6aか
ら中部誘導コイル6bへ連結され、1本の導線で構成さ
れる。ここで、側部誘導コイル6aと中部誘導コイル6
bは逆向きに巻廻されているため、両コイルを流れる電
流の向きは逆方向となる。
の電流印加に伴う容器底面の振動について説明する。ま
ず、制御回路20の動作について、図3を用いて説明す
る。商用電源21から供給される電力は、整流器22と
平滑コンデンサ23により直流に変換される。誘導コイ
ル6と共振コンデンサ24は並列に接続され、その一端
は直流の+(プラス)極側に、他端は内部にダイオード
を逆接続されたスイッチング素子25のコレクタ端子に
接続されている。スイッチング素子25のエミツタ端子
は直流電源の−(マイナス)極に接続され、このスイッ
チング素子25のゲート端子に電圧を印加することでエ
ミッターコレクタ端子が導通し、誘導コイル6に電流が
通じる。
ル6の両端の電圧を比較し、ゼロボルト付近で信号を送
出し、このVCEゼロクロス検出回路26からの信号に
より制御手段27はスイッチング素子25のオン信号を
駆動回路28に送出し、駆動回路28によりスイッチン
グ素子25が駆動される。また、制御手段27は底サー
ミスタ11及び蓋サーミスタ19に接続された温度検出
手段29からの温度情報により、加熱制御し、調理動作
を行う。
て、図4を用いて説明する。スイッチング素子25のゲ
ート電圧をオン、オフすることにより誘導コイル6には
図示のように交流の高周波電流が流れる。スイッチング
素子25のゲート電圧をオフした際、スイッチング素子
25のエミッタ端子にはエミツタ電圧が発生するが、ス
イッチング素子25の損失を防止するためVCEゼロク
ロス検出回路26でエミッタ電圧の低下を検出し、エミ
ッタ電圧の低下後に、次のゲート電圧のオン動作を行
う。
6に高周波電流を通じ、発生した磁界により容器2に渦
電流を発生させ、この渦電流によるジュール熱で容器2
が発熱し調理物を加熱する。この際に、電流により磁界
と同時に力が生じるが、磁界、力の向きは、フレミング
の左手の法則に基づき、電流の方向により決定される。
この場合には、側部誘導コイル6aと中部誘導コイル6
bに電流を逆方向に通じることにより磁界と力は逆方向
になる。
導コイル6aと中部誘導コイル6bそれぞれを逆方向に
巻廻して電流を逆方向に流すことで、発生する力の向き
を逆方向にすることができる。これにより、容器2には
側部誘導コイル6aに対向する部位と中部誘導コイル6
bが対向する部位とで逆方向の力が生じ、容器2の底面
に高周波の振動を起こすことができる。この容器2底面
の高周波振動により、調理物(米)の含水率が向上する
ことに加えて、直接、水や米に高周波振動を印加できる
ため、含水率向上や含水時間短縮の効果も大きくなる。
数の誘導コイルを逆方向に巻廻して高周波電流を逆方向
に流し、容器に対して発生する力の向きを逆方向にする
ことにより、容器2の底面に高周波の振動を起こすがで
き、調理物(米)の含水率が向上するとともに含水時間
を短縮できる。
6を2つの渦巻き状で構成したものを示したが、図5に
示すように誘導コイル6を第1の誘導コイル6c、第2
の誘導コイル6d、第3の誘導コイル6eからなる3つ
の渦巻き状で構成し、第2の誘導コイル6dを第1の誘
導コイル6cおよび第3の誘導コイル6eと逆に巻廻す
るものでもよく、誘導コイル6に電流を流した場合に、
容器2には第1の誘導コイル6cおよび第3の誘導コイ
ル6eに対向する部位と第2の誘導コイル6dが対向す
る部位とで逆方向の力が生じ、容器2の底面に高周波の
振動を起こすことができ、上記と同様の効果が得られ
る。
イル6aと中部誘導コイル6bは直列接続したものを示
したが、並列に接続して逆方向に電流を通じるように制
御してもよく、同様の効果が得られることは言うまでも
ない。
コイル6aと中部誘導コイル6bを接続し、1つのスイ
ッチング素子25で制御する構成にしたものを示した
が、側部誘導コイル6aと中部誘導コイル6bを独立さ
せ、それぞれ個別のスイッチング素子で逆方向に電流を
通じるように制御してもよく、同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
理器の具体例として炊飯器に発明を実施した場合につい
て説明したが、炊飯器に限られるものではなく、例えば
クッキングヒーター(電磁調理器)に実施してよく、ヒ
ータ上面パネルに設置され磁性金属体からなる鍋等の容
器において、側部誘導コイル6aおよび中部誘導コイル
6b、または第1の誘導コイル6c、第2の誘導コイル
6dおよび第3の誘導コイル6eに対向する底面の部位
を誘導加熱するとともに、底面に高周波振動を起こすこ
とができ、上記と同様の効果が得られる。
イル6aおよび中部誘導コイル6b、第1の誘導コイル
6c、第2の誘導コイル6dおよび第3の誘導コイル6
eを同心円状に配設したものを示したが、これに限られ
るものではなく、図6に示すように個別に並べて配設し
てもよい。
加熱調理器の別の誘導コイルの平面図であり、図におい
て、誘導コイル6は4つに分割され、右巻きの誘導コイ
ル6f、左巻きの誘導コイル6g、右巻きの誘導コイル
6h、左巻きの誘導コイル6iからなり、この4つの誘
導コイルは容器底面に対向するように配設される。そこ
で、各誘導コイルは、1つのスイッチング素子または各
誘導コイルに対応したスイッチング素子により高周波電
流の通電を制御され、容器を誘導加熱するとともに、右
巻きの誘導コイル6fおよび誘導コイル6hに対向する
部位と、左巻きの誘導コイル6eおよび誘導コイル6i
に対向する部位とで逆方向の力が生じ、容器2の底面に
高周波の振動を起こすことができ、上記と同様の効果が
得られる。
加熱調理器の容器形状に合わせた誘導コイルの形状につ
いて説明する。
加熱調理器の断面図、図8はこの誘導加熱調理器の誘導
コイル6の斜視図である。図において、上記実施の形態
1と同一または相当部分には同一符号を付け、説明を省
略する。誘導コイル6は側部誘導コイル6aと中部誘導
コイル6bの2つに分割して容器2の底部を誘導加熱す
る構成であり、側部誘導コイル6aは容器2のコーナー
部に対向し略平行の形状になるように外側が立ち上がっ
た湾曲状に形成され、中部誘導コイル6bは容器2の底
面に対向するように平面状に形成されている。さらに、
側部誘導コイル6aは右巻きに、中部コイル6bは左巻
きにそれぞれ渦巻き状に巻廻され、側部誘導コイル6a
から中部誘導コイル6bへ連結されて1本の導線で構成
されている。
0による誘導コイル6への高周波電流の通電は、実施の
形態1と同様に行われ、側部誘導コイル6aと中部誘導
コイル6bは逆向きに巻廻されているため、両コイルを
流れる電流の向きは逆方向となる。さらに、上述のよう
に誘導コイル6は2つに分割して容器2の底部を誘導加
熱する構成であり、特に側部誘導コイル6aは、湾曲状
に形成され、容器2の底部の外周側のコーナー部に沿っ
て配されている。よって、誘導コイル6への通電によ
り、容器2のコーナー部は側部誘導コイル6aにより、
容器2の底部は中部誘導コイル6bにより誘導加熱され
るとともに、容器2に掛かる力はコーナー部と底部で逆
にすることができ、容器2のコーナー部と底部平面の接
点を支点に力を加えることができるので、効率よく容器
2に振動を発生させることができる。
曲状の側部誘導コイル6aを容器2のコーナー部に、中
部誘導コイル6bを容器2の底部に配置しそれぞれの電
流の向きを逆方向としたため、容器2に掛かる力はコー
ナー部と底部で逆にすることができ、容器2のコーナー
部と底部平面の接点を支点に力を加えることができ、効
率よく容器2に振動を発生させることができる。
加熱調理器の誘導コイル6の製作について説明する。
加熱調理器の誘導コイルの平面図、図10はこの誘導コ
イルの加工方法の説明図であり、図において、上記実施
の形態1と同一または相当部分には同一符号を付ける。
側部誘導コイル6a及び中部誘導コイル6bはそれぞれ
渦巻き状に密着巻としている。
する。まず、この誘導コイル径に相当する一定間隔を有
する成形治具(図示せず)に導線を巻き付け、さらに加
熱処理により導線の周囲に予め塗布された融着層により
導体間を固定する、または接着剤を使用して導体間を固
定する。これにより、図10の(a)に示すようにほぐ
れ等の生じない扱いやすい誘導コイル6ができる。
導コイル6bだけを紙面に対して半回転させ、反転す
る。これにより、図10の(c)に示すように中部誘導
コイル6bが側部誘導コイル6aに対して逆方向に巻廻
され、誘導コイル6が完成する。
部誘導コイル6a及び中部誘導コイル6bをそれぞれ渦
巻き状に密着巻とし、融着または接着により導体間を固
定した後、中部誘導コイル6bを反転させることによ
り、誘導コイル6が容易に製作可能であり、かつ出来上
がり寸法も安定するので加熱状態の安定化にもつなが
り、その結果、安価に性能・品質の向上を図ることが可
能となる。
つの誘導コイル6から側部誘導コイル6a及び中部誘導
コイル6bを形成することを説明したが、この実施の形
態4では側部誘導コイル6a及び中部誘導コイル6bを
それぞれ別々につくり、両コイルを繋ぎ合せて誘導コイ
ル6を製作することについて説明する。
調理器の誘導コイルの平面図、図12は実施の形態4に
おける別の誘導コイルの平面図である。図において、上
記実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付
ける。30は円筒型の金属からなり、複数の導線を接続
する並列接続子、31a、31bは導線の端部にカシメ
により取り付けられる丸形端子である。
ル6a及び中部誘導コイル6bの繋ぎ合せについて、図
9を用いて説明する。まず、側部誘導コイル6aのコイ
ル径に相当する一定間隔を有する成形治具A(図示せ
ず)に導線を巻き付け、また、中部誘導コイル6bのコ
イル径に相当する一定間隔を有する成形治具B(図示せ
ず)に導線を巻き付け、それぞれ加熱処理により導線の
周囲に予め塗布された融着層により導体間を固定し、ま
たは接着剤を使用して導体間を固定し、側部誘導コイル
6aと中部誘導コイル6bを個別に製作する。
誘導コイル6bを配置し、かつ、両コイルが逆方向の巻
廻しになるようにして、側部誘導コイル6aの内周端と
中部誘導コイル6bの外終端を並列接続子30に挿入
し、カシメにより接続し、両コイルを固定する。これに
より、側部誘導コイル6aと中部誘導コイル6bが逆方
向に巻廻された誘導コイル6が完成する。
誘導コイル6a及び中部誘導コイル6bの繋ぎ合せにつ
いて、図10を用いて説明する。まず、側部誘導コイル
6aのコイル径に相当する一定間隔を有する成形治具A
に導線を巻き付け、また、中部誘導コイル6bのコイル
径に相当する一定間隔を有する成形治具Bに導線を巻き
付け、それぞれ加熱処理により導線の周囲に予め塗布さ
れた融着層により導体間を固定し、または接着剤を使用
して導体間を固定し、さらに、丸形端子31a、31b
をそれぞれ側部誘導コイル6aの内周端と中部誘導コイ
ルの外終端に取り付け、側部誘導コイル6aと中部誘導
コイル6bを個別に製作する。
誘導コイル6bを配置し、かつ、両コイルが逆方向の巻
廻しになるようにして、側部誘導コイル6aの内周端の
丸形端子31aと中部誘導コイルの外終端の丸形端子3
1bをネジ(図示せず)またはハトメ(図示せず)等に
より接続し、両コイルを固定する。これにより、側部誘
導コイル6aと中部誘導コイル6bが逆方向に巻廻され
た誘導コイル6が完成する。
ば、側部誘導コイル6a及び中部誘導コイル6bをそれ
ぞれ別に製作できるため、それぞれの誘導コイルは単純
な巻き形状となり複雑な成形治具を使用する必要が無
く、誘導コイルが容易に製作可能で、かつ出来上がり寸
法も安定するので加熱状態の安定化にもつながり、その
結果、安価に性能・品質の向上を図ることが可能とな
る。
形態5を示す誘導加熱調理器の制御回路のブロック図、
図14はこの制御回路の動作のチャート図であり、誘導
加熱調理器におけるスイッチング素子のゲート入力電
圧、スイッチング素子に流れる高周波電流、スイッチン
グ素子のコレクタ電圧の関係を示す。図15はこの誘導
加熱調理器における容器の振動と周波数の関係を示す図
である。なお、誘導加熱調理器の断面図は図1を流用す
る。
相当部分には、同一符号を付け、説明を省略する。32
は駆動回路28のオンまたはオフの回数を計測し、誘導
加熱コイル6への高周波電流の周波数を検出する周波数
検出手段、34は周波数検出手段32により検出された
周波数と周波数記憶手段33に記憶された周波数とを比
較し、比較結果を出力する周波数比較手段である。
を説明する。商用電源21からの交流電力を整流器22
で整流して、スイッチング素子25をオン・オフするこ
とにより誘導コイル6に高周波電流を流し、誘導コイル
6から発生した磁界により容器2を加熱する。さらに、
誘導コイル6は側部誘導コイル6aと中部誘導コイル6
bを逆方向に巻廻しているので、両コイルへの通電によ
り生じる磁界および力は逆方向になる。
入力および周波数の可変動作について説明する。図14
において、スイッチング素子25のオン期間T1の大小
関係は(a)<(b)であり、図に示すように、スイッ
チング素子25のオン期間T1を長くすることにより、
スイッチング素子25を流れる高周波電流が大きくなる
ため、容器2への入力は大きくなり、高周波電流の周波
数は低くなる。すなわち、スイッチング素子25のオン
時間T1を可変することにより、容器2への入力及び周
波数を可変することができる。
スイッチング素子25をオフした後、コレクタ電圧VC
Eが発生し、コレクタ電圧VCEが高い状態でスイッチ
ング素子25オンすると、電圧と電流の積である損失が
増え発熱が生じるため、スイッチング素子25のコレク
タ電圧VCEが十分に低くなってからスイッチング素子
25をオンする必要がある。このため、VCEゼロクロ
ス検出回路26でコレクタ電圧VCEが低くなった時点
を検出し、その検出信号に基づいて制御手段27は駆動
回路28にスイッチング素子25のオン信号を送出す
る。
からコレクタ電圧VCEが十分低くなる期間は、容器2
の形状、材質等により変化するため、スイッチング素子
25のオン期間T1に基づいてスイッチング素子25の
オン、オフ周期を算出することができない。そこで、周
波数検出手段32は、所定時間の駆動回路28のオン回
数を計数し、この回数に基づいて高周波電流の周波数を
検出する。たとえば、20msec間のオン回数または
オフ回数またはその双方の回数を検出してその検出結果
を演算する(例えばこの場合は50倍する)ことによ
り、周波数を検出する。
出手段32により検出された周波数と周波数記憶手段3
3に予め記憶されている周波数を比較し、比較結果を制
御手段27に出力する。制御手段27は、周波数比較手
段34からの信号により、高周波電流の周波数が記憶さ
れている周波数より低い場合にはスイッチング素子25
のオン期間T1を小さくし、一方、高周波電流の周波数
が記憶されている周波数よりも高い場合にはスイッチン
グ素子25のオン期間T1を大きくする。これにより、
高周波電流の周波数が周波数記憶手段33に記憶されて
いる所定の周波数になるように可変されて誘導加熱コイ
ル6に入力し、誘導加熱コイル6から発生した磁界によ
り容器2を誘導加熱する。
の高周波電流で駆動させることにより容器2を高周波振
動させる動作について説明する。例えば、図15は、振
動センサを用いて容器2に発生する振動の大きさを測定
したものであるが、約11kHzの整数倍で振動が大き
くなっていることが把握でき、容器2の固有振動周波数
は11kHzであることがわかり、つまり容器2には1
1kHzの整数倍の振動が発生しやすいと言うことがで
きる。また共振は共振する物の固有振動周波数の公倍数
で発生することが知られている。
zで、誘導コイル6の高周波電流の周波数が29.3k
Hzの場合、発生する振動は11kHzの8倍、29.
3kHzの3倍である88kHzとなる。つまり制御手
段27は、誘導加熱コイル6を流れる高周波電流の周波
数を、容器2の固有振動周波数の整数倍の整数分の1に
設定することにより効率よく振動を発生することができ
る。
器2が振動するため、例えば8倍の88kHZの振動を
得るには88kHzの整数分の1である88kHz(1
/1)、44kHz(1/2)、29.3kHz(1/
3)、22kHz(1/4)等の高周波電流を流すよう
に、周波数記憶手段33に予め記憶されている周波数を
設定してスイッチング素子25のオン周期を調整するこ
とにより、容器2を効率よく振動させることができる。
ば、誘導コイル6の側部誘導コイル6aと中部誘導コイ
ル6bに逆方向の電流を通じ、しかも誘導コイル6に通
じる電流を容器の振動が効率よく発生する周波数とした
ので、容器2に安定して、しかも振動の大きい高周波振
動を発生することができ、被調理物の吸水を促進でき
る。
手段32は駆動回路7のオン回数を計数して周波数を検
出するものを示したが、VCEゼロクロス検出回路16
の信号や制御手段17の出力信号、高周波電流を電流検
出手段(図示せず)によって検出された高周波電流によ
っても周波数を検出することができる。
出方法は、上述以外の方法として、1秒間のオン回数ま
たはオフ回数またはその双方の回数を検出してその検出
結果を直接出力してもよい。また、上記説明では周波数
そのものを一致させるものを示したが、周波数検出手段
14は20msec間のオン回数を検出し、周波数記憶
手段8に所望の周波数の20msec間のオン回数を記
憶し、周波数検出手段14により検出されたオン回数を
周波数記憶手段8のオン回数に一致させてもよく、同様
の作用、効果を得ることができる。
を2〜4個用いたものを示したが、この個数に限られる
ものではなく、複数個の誘導コイルを用いることによ
り、上記と同様の効果が得られることは言うまでも無
い。また、複数の渦巻き状の誘導コイルを直列接続した
実施例を主体に説明したが、並列接続として、複数の誘
導コイルにうち1つを他の誘導コイと逆巻きとして、高
周波電流を供給しても同様の効果をえることができる。
さらに、複数の誘導コイルの巻廻し方向は同一として、
制御回路により、そのうちの1つの高周波電流供給方向
を逆としても同様の効果を得ることができる。
物を収納する磁性体の容器と、この容器の外周に対向し
て設けられ、通電により前記容器を誘導加熱する渦巻き
状の複数の誘導コイルと、この複数の誘導コイルへの電
流供給を制御する制御手段とを備え、前記複数の誘導コ
イルの内少なくとも1つの誘導コイルに流れる高周波電
流の向きは、他の誘導コイルに流れる高周波電流の向き
と逆向きに通電し、前記容器を高周波振動させるので、
容易に容器内の被加熱物に高周波振動を与えることがで
き、これにより吸水効率が向上すると共に加熱効率も向
上する。
この容器の外周に対向して設けられ、少なくとも1つの
誘導コイルはの誘導コイルと逆向きに巻廻され、通電に
より前記容器を誘導加熱する渦巻き状の複数の誘導コイ
ルと、この複数の誘導コイルへの電流供給を制御する制
御手段とを備え、前記複数の誘導コイルの渦巻き方向に
高周波電流を通電し、前記容器を高周波振動させるの
で、容易に容器内の被加熱物に高周波振動を与えること
ができ、これにより吸水効率が向上すると共に加熱効率
も向上する。
直列接続したので、容易に容器内の被加熱物に高周波振
動を与えることができ、これにより吸水効率が向上する
と共に加熱効率も向上する。
器の断面図である。
器における誘導コイルの平面図である。
器における制御回路のブロック図である。
器における制御回路の動作のチャート図である。
器における別の誘導コイルの平面図である。
器における別の誘導コイルの平面図である。
器の断面図である。
器における誘導コイルの斜視図である。
器における誘導コイルの平面図である。
理器における誘導コイルの加工方法の説明図である。
理器における誘導コイルの平面図である。
理器における別の誘導コイルの平面図である。
理器における制御回路のブロック図である。
理器における制御回路の動作のチャート図である。
理器における容器の振動と周波数の関係を示す図であ
る。.
ル、 6b 中部誘導コイル、 6c 第1の誘導コイ
ル、 6d 第2の誘導コイル、 6e 第3の誘導コ
イル、 6f 右巻きの誘導コイル、 6g 左巻きの
誘導コイル、 6h 右巻きの誘導コイル、 6i 左
巻きの誘導コイル、 27 制御手段、30 並列接続
子、 31 丸形端子。
Claims (3)
- 【請求項1】 調理物を収納する磁性体の容器と、この
容器の外周に対向して設けられ、通電により前記容器を
誘導加熱する渦巻き状の複数の誘導コイルと、この複数
の誘導コイルへの電流供給を制御する制御手段とを備
え、前記複数の誘導コイルの内少なくとも1つの誘導コ
イルに流れる高周波電流の向きは、他の誘導コイルに流
れる高周波電流の向きと逆向きに通電し、前記容器を高
周波振動させることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 【請求項2】 調理物を収納する磁性体の容器と、この
容器の外周に対向して設けられ、少なくとも1つの誘導
コイルはの誘導コイルと逆向きに巻廻され、通電により
前記容器を誘導加熱する渦巻き状の複数の誘導コイル
と、この複数の誘導コイルへの電流供給を制御する制御
手段とを備え、前記複数の誘導コイルの渦巻き方向に高
周波電流を通電し、前記容器を高周波振動させることを
特徴とする誘導加熱調理器。 - 【請求項3】 前記複数の誘導コイルを電気的に直列接
続したことを特徴とする請求項1または2記載の誘導加
熱調理器。
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| JP2002053305A JP3726235B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 誘導加熱調理器 |
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-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053305A patent/JP3726235B2/ja not_active Expired - Fee Related
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