JP2003257694A - 輝度制御装置、液晶表示器および輝度制御方法 - Google Patents

輝度制御装置、液晶表示器および輝度制御方法

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JP2003257694A
JP2003257694A JP2002059582A JP2002059582A JP2003257694A JP 2003257694 A JP2003257694 A JP 2003257694A JP 2002059582 A JP2002059582 A JP 2002059582A JP 2002059582 A JP2002059582 A JP 2002059582A JP 2003257694 A JP2003257694 A JP 2003257694A
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Yoshimi Nuimura
義已 縫村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見かけ上の輝度をスムーズに変化させること
が可能な輝度制御装置を提供する。 【解決手段】 蛍光ランプ4を点灯させるインバータ3
に出力するPWM信号Spを生成するPWM信号生成部
14を備え、PWM信号生成部14は、PWM信号Sp
のデューティ比または周波数を多段階に制御することに
より、蛍光ランプ4の輝度を所定輝度変化幅でN段階
(Nは2以上の自然数)のいずれかに増減制御する液晶
表示器1であって、PWM信号生成部14は、所定輝度
変化幅による1段階の増減制御時において、所定輝度変
化幅よりも微細な単位輝度変化幅で段階的に増減制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ方式の
照明装置の輝度を多段階に制御する輝度制御装置および
輝度制御方法、並びに輝度制御装置を備えた液晶表示器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばカーナビゲーションなどの車載用
モニタでは、透過式照明や間接式照明の照明用ライトに
よる眩惑の回避や、表示画像の視認性向上を図るため
に、周囲の明るさに応じて照明用ライトの輝度を調節す
るのが好ましい。具体的には、周囲が暗い夜間やトンネ
ル内などでは、照明用ライトの輝度を下げて眩惑を回避
し、周囲が明るい昼間などには、照明用ライトの輝度を
上げて視認性を向上させる必要がある。このため、この
種の表示装置には、例えば、自動車におけるライト用ス
イッチの切換えに連動して照明用ライトの輝度を変化さ
せるタイプのものや、受光センサの受光レベル(周囲の
明るさ)に応じて照明用ライトの輝度を変化させるタイ
プの輝度制御装置が搭載されている。
【0003】この種の輝度制御装置が搭載された表示装
置として、図8に示す液晶表示器51が従来から知られ
ている。この液晶表示器51は、受光センサを内蔵する
輝度制御装置52と、輝度制御装置52によって出力さ
れるPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)
信号Spに応じて発振するインバータ3と、インバータ
3の出力信号によって点灯させられる蛍光ランプ(バッ
クライト)4と、蛍光ランプ4の出射光が照射されて各
種表示画像を表示可能に構成した液晶パネル5とを備え
ている。この液晶表示器51では、輝度制御装置52
が、内蔵の受光センサで液晶表示器51の周囲の光を受
光すると共に、その受光レベルに応じて蛍光ランプ4の
輝度を調整する。具体的には、図9に示すように、受光
センサの受光レベルL(周囲の明るさ)が最も明るい受
光レベルL8から最も暗い受光レベルL0のいずれであ
るかを判別し、その判別結果に基づいて、蛍光ランプ4
の輝度として設定すべき輝度ステップS(輝度ステップ
S8〜S0のいずれか)を決定する。この場合、輝度制
御装置52は、決定した輝度ステップSに応じてPWM
信号SpにおけるHi/Lowのデューティ比を変化さ
せる。具体的には、図10に示すように、輝度ステップ
S8のときには、常時HiレベルのPWM信号Spを出
力し、輝度ステップSが下がるにつれディマー周期TD
内におけるHiレベルの時間を短くした(デューティ比
を小さくした)PWM信号Spを出力し、輝度ステップ
S0のときには、ディマー周期TD内におけるHiレベ
ルの時間が各輝度ステップSに対応するPWM信号Sp
のうち最も短い(デューティ比が最も小さい)PWM信
号Spを出力する。
【0004】一方、インバータ3は、例えば、輝度制御
装置52によって出力されたPWM信号SpがHiレベ
ルのときに発振し、Lowレベルのときに発振を停止す
る。このため、図10に示すように、ディマー周期TD
内におけるインバータ3の発振時間TONは、輝度制御装
置52によって輝度ステップS8に対応するPWM信号
Spが出力されたときに最も長く(連続発振)、輝度ス
テップS0に対応するPWM信号Spが出力されたとき
に最も短くなる。また、蛍光ランプ4は、インバータ出
力信号が供給されている期間において点灯して、インバ
ータ出力信号が供給されていない期間において消灯する
結果、ディマー周期TDで高速に点滅させられる。この
際に、蛍光ランプ4の点滅周期(すなわち、PWM信号
Spの周波数)を約100Hz以上とすることで、人間
の目では蛍光ランプ4の点滅を認識できなくなり、結果
として点滅光が時間平均化されて所定の輝度の光として
認識される。したがって、蛍光ランプ4は、設定された
輝度ステップSに応じた輝度で光を出射する。
【0005】この液晶表示器51を自動車に搭載した場
合、液晶表示器51の周囲が十分に明るいとき(一例と
して、受光レベルL7のとき)には、この輝度制御装置
52では、図11に示すように、受光レベルLに応じた
輝度ステップS(この場合、輝度ステップS7)に制御
する。この際には、PWM信号Spのデューティ比が大
きくなるように制御される結果、インバータ3の発振時
間TONが長くなる。したがって、蛍光ランプ4が連続発
光に近い状態となって人間の目に明るく感じられるた
め、液晶パネル5に表示された表示画像の視認性が向上
する。一方、同図の時間t11において例えば自動車が
トンネル内に進入して周囲が暗くなったとき(一例とし
て、受光レベルL1のとき)には、輝度ステップS1に
対応する輝度制御が行われる。この際には、PWM信号
Spのデューティ比が小さくなるように制御される結
果、インバータ3の発振時間TONが短くなる。したがっ
て、蛍光ランプ4の発光停止時間が長くなって人間の目
に暗く感じられるため、蛍光ランプ4の出射光に起因す
る眩惑が回避される。この場合、この液晶表示器51で
は、同図の時間t11の時点で周囲の明るさが受光レベ
ルL7から受光レベルL1まで急激に変化したときに、
輝度ステップS6,S5・・のように、輝度ステップS
を段階的に低下させて、時間t12の時点で輝度ステッ
プS1に対応する輝度に制御される。したがって、輝度
ステップS7から輝度ステップS1まで一気に変化させ
る方式と比較して、蛍光ランプ4の輝度がスムーズに変
化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の液晶
表示器51に搭載されている輝度制御装置52には、以
下の問題点がある。すなわち、従来の輝度制御装置52
では、周囲の明るさ(受光レベルL)に応じて蛍光ラン
プ4を輝度制御すべき輝度ステップSを決定し、決定し
た輝度ステップSに対応するデューティ比のPWM信号
Spをインバータ3に出力することによって各受光レベ
ルLに応じた輝度で蛍光ランプ4を点滅させている。し
かし、人間の目は急激な輝度変化に対して敏感なため、
液晶表示器51によって輝度制御が正確に行われている
にも拘わらず、その輝度変化量が大きいとぎこちなく感
じられる。具体的には、図12に示すように、例えば、
輝度ステップS7から輝度ステップS6まで変化させた
ときに、同図に示す時間t11の時点で輝度ステップS
6に対応する輝度B6よりも暗い輝度B5aに一旦制御
された後に本来の輝度B6に制御されたように感じられ
る。同様にして、輝度ステップS6から輝度ステップS
7まで変化させたときにも、輝度ステップS7に対応す
る輝度B7よりも明るい輝度B7aに一旦制御された後
に本来の輝度B7に制御されたように感じられる。この
ように、従来の液晶表示器51には、周囲の明るさに応
じてPWM信号Spのデューティ比を正確に制御してい
るにも拘わらず、蛍光ランプ4の見かけ上の輝度変化が
ぎこちなく感じられるという問題点がある。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、見かけ上の輝度をスムーズに変化させるこ
とが可能な輝度制御装置、液晶表示器および輝度制御方
法を提供することを主目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る輝度制御装置は、インバータ方式の照明装置
に出力する輝度制御信号を生成する制御信号生成部を備
え、当該制御信号生成部は、前記輝度制御信号のデュー
ティ比または周波数を多段階に制御することにより、前
記照明装置の輝度を所定輝度変化幅でN段階(Nは2以
上の自然数)のいずれかに増減制御する輝度制御装置で
あって、前記制御信号生成部は、前記所定輝度変化幅に
よる1段階の増減制御時において、当該所定輝度変化幅
よりも微細な単位輝度変化幅で段階的に増減制御する。
【0009】また、本発明に係る輝度制御装置は、上記
輝度制御装置において、光量検出用の受光センサを備
え、前記制御信号生成部は、前記受光センサの受光レベ
ルに応じて前記照明装置の輝度を前記N段階のいずれか
に制御する。
【0010】さらに、本発明に係る輝度制御装置は、上
記輝度制御装置において、前記制御信号生成部は、前記
所定輝度変化幅で多段階に亘って前記照明装置の輝度を
連続的に増減制御するときに、当該各所定輝度変化幅に
それぞれ対応する各輝度状態を前記各単位輝度変化幅に
それぞれ対応する各輝度状態よりも長い時間に維持す
る。
【0011】また、本発明に係る輝度制御装置は、上記
輝度制御装置において、前記制御信号生成部は、前記所
定輝度変化幅による1段階の増減制御時において、前記
各単位輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝度状態を徐々
に長い時間に維持する。
【0012】さらに、本発明に係る液晶表示器は、上記
いずれかに記載の輝度制御装置と、当該輝度制御装置に
よって出力された前記輝度制御信号の前記デューティ比
または前記周波数に応じた輝度で点灯可能に構成された
前記照明装置と、当該照明装置の出射光が照射される液
晶パネルとを備えて構成されている。
【0013】さらに、本発明に係る輝度制御方法は、イ
ンバータ方式の照明装置に出力する輝度制御信号のデュ
ーティ比または周波数を多段階に制御することにより、
前記照明装置の輝度を所定輝度変化幅でN段階(Nは2
以上の自然数)のいずれかに増減制御する輝度制御方法
であって、前記所定輝度変化幅による1段階の増減制御
時において、当該所定輝度変化幅よりも微細な単位輝度
変化幅で段階的に増減制御する。
【0014】また、本発明に係る輝度制御方法は、上記
の輝度制御方法において、光量検出用の受光センサの受
光レベルに応じて前記照明装置の輝度を前記N段階のい
ずれかに制御する。
【0015】さらに、本発明に係る輝度制御方法は、上
記の輝度制御方法において、前記所定輝度変化幅で多段
階に亘って前記照明装置の輝度を連続的に増減制御する
ときに、当該各所定輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝
度状態を前記各単位輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝
度状態よりも長い時間に維持する。
【0016】また、本発明に係る輝度制御方法は、前記
所定輝度変化幅による1段階の増減制御時において、前
記各単位輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝度状態を徐
々に長い時間に維持する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る輝度制御装置、液晶表示器および輝度制御方法
の好適な実施の形態について説明する。
【0018】最初に、液晶表示器1の構成について、図
面を参照して説明する。なお、従来の液晶表示器51と
同一の構成要素については、同一の符号を付して重複し
た説明を省略する。
【0019】液晶表示器1は、例えば車載用モニタとし
て使用可能な表示装置であって、図1に示すように、輝
度制御装置2、インバータ3、蛍光ランプ4および液晶
パネル5を備えている。輝度制御装置2は、受光センサ
11、フィルタ12、A/D変換部13、PWM信号生
成部14および切換スイッチ15を備えている。受光セ
ンサ11は、液晶表示器1の周囲の光を受光してその受
光レベルに応じたレベル検出信号SI1を出力する。この
場合、受光センサ11は、人間の目では認識できない僅
かな周囲光の瞬時変化を捉えた不規則なノイズ成分(高
周波成分)も検出する。フィルタ12は、受光センサ1
1によって出力されたレベル検出信号SI1を比較的大き
な時定数で平均化することにより、レベル検出信号SI1
に含まれている上記のノイズ成分を除去して平均的な明
るさに相当する電圧のレベル検出信号SI2として出力す
る。A/D変換部13は、レベル検出信号SI2をデジタ
ル変換してレベル検出データDI を生成して、PWM信
号生成部14に出力する。
【0020】PWM信号生成部14は、本発明における
制御信号生成部に相当し、A/D変換部13によって出
力されたレベル検出データDI (すなわち、レベル検出
信号SI1の信号レベル)に基づいて液晶表示器1の周囲
の明るさが受光レベルL0〜L8のいずれであるかを判
別する。また、PWM信号生成部14は、その判別結果
に基づいて蛍光ランプ4の輝度(輝度ステップS)を決
定し、決定した輝度ステップSに対応するデューティ比
のPWM信号(輝度制御信号)Spを出力する。この場
合、各輝度ステップSは、本発明におけるN段階の輝度
に相当し、この液晶表示器1は、一例として蛍光ランプ
4の輝度を輝度ステップS0〜S8の9段階に制御可能
に構成されている。また、各輝度ステップSの変化幅が
本発明における所定輝度変化幅に相当し、この液晶表示
器1では、1つの輝度ステップSを増減制御する際に、
PWM信号生成部14が、変化ステップSm(本発明に
おける単位輝度変化幅)を1変化幅単位として4段階で
徐々に増減制御する。切換スイッチ15は、蛍光ランプ
4の輝度を手動で切り換えるためのスイッチであって、
切換え状態に応じた切換信号ScをPWM信号生成部1
4に出力する。なお、PWM信号生成部14は、切換ス
イッチ15によって切換信号Scが出力されたときに、
その切換信号Scに応じた輝度ステップSを決定し、決
定した輝度ステップSに対応するデューティ比のPWM
信号Spを出力する。
【0021】インバータ3は、輝度制御装置2によって
出力されたPWM信号Spに応じて発振する。このイン
バータ3は、従来の液晶表示器51と同様にして、PW
M信号SpがHiレベルのときに発振し、Lowレベル
のときに発振を停止する。蛍光ランプ4は、インバータ
3と相俟って本発明における照明装置を構成し、液晶パ
ネル5の裏面側に配設されてインバータ3の出力信号に
同期して高速に点滅する。液晶パネル5は、一例として
透過式表示器の液晶モジュールで構成され、蛍光ランプ
4の出射光が照射されて各種表示画像を表示するように
構成されている。なお、既存の輝度制御装置には、輝度
制御装置2におけるPWM信号生成部14およびインバ
ータ3に相当する部位の間にフィルタやデューティ・コ
ントローラなどを介在させたタイプのものが数多く存在
するが、本発明における液晶表示器1では、PWM信号
生成部14によって生成されたPWM信号Spをインバ
ータ3に直接出力可能に構成されている。この結果、部
品点数の低減により製造コストが低減させている。
【0022】次に、液晶表示器1を自動車に搭載した状
態を想定して、本発明に係る輝度制御方法について、図
面を参照して具体的に説明する。なお、この液晶表示器
1では、前述したように、切換スイッチ15によって出
力される切換信号Scに基づいての輝度制御も実行可能
に構成されているが、受光センサ11の出力信号に基づ
いて蛍光ランプ4の輝度を制御する自動輝度制御(いわ
ゆるオートディマー制御)を例に挙げて以下に説明す
る。
【0023】液晶表示器1に電源が投入された際には、
輝度制御装置2のPWM信号生成部14によって、図2
に示す輝度制御処理20が実行される。この輝度制御処
理20では、まず、液晶表示器1の周囲の明るさに応じ
て蛍光ランプ4の輝度を変化させるべき輝度ステップS
を決定する(ステップ21)。具体的には、受光センサ
11によって出力されたレベル検出信号SI1がフィルタ
12によって平均化されてレベル検出信号SI2として出
力され、この際に、A/D変換部13が、レベル検出信
号SI1をアナログ−デジタル変換してレベル検出データ
DI を生成してPWM信号生成部14に出力する。この
場合、PWM信号生成部14が、図3に示すように、液
晶表示器1の周囲が明るいとき(一例として受光レベル
L7のとき)には、輝度ステップS7に決定する。次
に、PWM信号生成部14は、決定した輝度ステップS
(この場合、輝度ステップS7)と、現時点で設定され
ている輝度ステップS(現状の輝度ステップS)とが同
一か否かを判別し(ステップ22)、同一と判別したと
きには、輝度ステップS7に対応するデューティ比のP
WM信号Spをインバータ3に出力し(ステップ2
3)、ステップ21に戻って新たな受光レベルLに基づ
く輝度ステップSの決定処理を実行する。この際に、イ
ンバータ3がPWM信号Spに同期して発振することに
より、蛍光ランプ4が高速に点滅させられる。この結
果、同図に示すように、蛍光ランプ4の輝度が輝度B7
に制御される。
【0024】一方、例えば液晶表示器1を搭載した自動
車がトンネル内に進入して、液晶表示器1の周囲が急激
に暗くなったとき(一例として受光レベルL1となった
とき)には、PWM信号生成部14は、ステップ21に
おいて輝度ステップSを輝度ステップS1に決定する。
次に、PWM信号生成部14は、決定した輝度ステップ
S(この場合、輝度ステップS1)と、現状の輝度ステ
ップS(この場合、輝度ステップS7)とが同一でない
と判別し(ステップ22)、決定した輝度ステップSよ
りも現状の輝度ステップSが大きいか否かを判別する
(ステップ24)。この際に、現状の輝度ステップSが
決定した輝度ステップSよりも大きいため、PWM信号
生成部14は、現状の輝度ステップS(この場合、輝度
ステップS7)から決定した輝度ステップSに輝度を低
下させる輝度制御を実行する。
【0025】具体的には、この液晶表示器1では、例え
ば、設定する輝度が5ビットのデータで規定されてお
り、輝度ステップS0〜S8のいずれかが上位3ビット
によって特定され、各輝度ステップSの変化量よりも微
細変化量の変化ステップSmで4分割した輝度ステップ
Sが下位2ビットによって特定される。この場合、変化
ステップSmは、インバータ3の輝度を本発明における
単位輝度変化幅で増減制御する際のPWM信号Spにお
けるデューティ比の最小変化量を意味する。また、例え
ば、輝度ステップS50〜S53とは、輝度ステップS
5〜S6を変化ステップSmでさらに分割した輝度を示
し、輝度ステップS50については、輝度ステップS5
と等しいため、単に輝度ステップS5ともいう。したが
って、PWM信号生成部14は、図4に示すように、同
図の時間t1の時点で、輝度ステップS7から変化ステ
ップSmを差し引いた輝度ステップS63を決定し、こ
の輝度ステップS63に対応するデューティ比のPWM
信号Spを出力する(ステップ25)。これにより、イ
ンバータ3は、輝度ステップS63に対応するPWM信
号Spに応じて発振して蛍光ランプ4を点滅させる。こ
の場合、輝度ステップS63に対応するPWM信号Sp
は、輝度ステップS7に対応するPWM信号Spよりも
Hiレベルの時間が僅かに短くなる。したがって、蛍光
ランプ4の視覚的な輝度Bは、輝度B7のときよりも僅
かに暗く感じられる。
【0026】次に、PWM信号生成部14は、ステップ
21において決定した輝度ステップS(この場合、輝度
ステップS1)と現状の輝度ステップS(この場合、輝
度ステップS63)とが同一か否かを判別する(ステッ
プ26)。同一でないと判別したときには、PWM信号
生成部14は、ステップ25に戻って現状の輝度ステッ
プS(この場合、輝度ステップS63)から変化ステッ
プSmを差し引いた輝度ステップS(すなわち、輝度ス
テップS62)に輝度を低下させる輝度制御を実行す
る。PWM信号生成部14は、ステップ25,26を繰
返し実行することにより、輝度ステップS62,S6
1,S6,S53,S52・・のように、変化ステップ
Smを単位として段階的に輝度ステップSを低下させ
て、その都度、各輝度ステップSに対応するデューティ
比のPWM信号Spをインバータ3に出力する。これに
より、インバータ3の発振時間TONが僅かな変化量で徐
々に短くなる結果、図4に示すように、蛍光ランプ4の
視覚的な輝度Bは、時間t1の時点から徐々に暗くな
り、時間t2の時点で輝度ステップS1に対応する明る
さに到達する。
【0027】この場合、従来の液晶表示器51では、輝
度制御の際に、輝度制御装置52によって大きな変化幅
の変化ステップSを単位として減少制御されている。こ
のため、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bは、図4に破線
で示すように、階段状の変化で、しかも一旦暗くなった
後に正規な明るさになるというように、ぎこちなく変化
するように感じられる。一方、この液晶表示器1では、
僅かな変化幅の変化ステップSmを単位として輝度ステ
ップSを減少制御している。この場合、人間の目にとっ
ては、変化ステップSmを単位としての蛍光ランプ4の
輝度変化を認識するのが極めて困難である。したがっ
て、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bは同図に実線で示す
ように直線状のスムーズな変化として認識される。この
後、図3,4の時間t2の時点で、決定した輝度ステッ
プSと現状の輝度ステップSとが同一と判別したときに
(ステップ26)、PWM信号生成部14は、ステップ
21に戻って新たな受光レベルLに基づく輝度ステップ
Sの決定処理を実行する。
【0028】また、図3に示すように、時間t3の時点
で自動車がトンネルを抜け出して、液晶表示器1の周囲
が急激に明るくなったとき(一例として受光レベルL7
に戻ったとき)には、PWM信号生成部14は、ステッ
プ21において輝度ステップS7に決定する。次に、P
WM信号生成部14は、決定した輝度ステップS(この
場合、輝度ステップS7)と、現状の輝度ステップS
(この場合、輝度ステップS1)とが同一でないと判別
し(ステップ22)、決定した輝度ステップSよりも現
状の輝度ステップSが大きいか否かを判別する(ステッ
プ24)。この際に、決定した輝度ステップSよりも現
状の輝度ステップSが小さいため、PWM信号生成部1
4は、図5に示すように、時間t3の時点で、現状の輝
度ステップS(この場合、輝度ステップS1)に変化ス
テップSmを加えた輝度ステップSを決定し、この輝度
ステップSに対応するデューティ比のPWM信号Spを
出力する(ステップ27)。これにより、インバータ3
が、PWM信号Spに同期して発振して蛍光ランプ4を
点滅させる。この場合、輝度ステップS11に対応する
PWM信号Spは、輝度ステップS1に対応するPWM
信号SpよりもHiレベルの時間が僅かに長くなる。し
たがって、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bは、輝度B1
のときよりも僅かに明るく感じられる。
【0029】次に、PWM信号生成部14は、ステップ
21において決定した輝度ステップS(この場合、輝度
ステップS7)と現状の輝度ステップS(この場合、輝
度ステップS11)とが同一でないと判別し(ステップ
28)、ステップ27に戻って現状の輝度ステップS
(この場合、輝度ステップS11)に変化ステップSm
を加えた輝度ステップS(すなわち、輝度ステップS1
2)を決定し、この輝度ステップSに対応するデューテ
ィ比のPWM信号Spを出力する(ステップ27)。こ
のように、ステップ27,28を繰返し実行することに
より、PWM信号生成部14は、輝度ステップS12,
S13,S2,S21,S22・・のように、変化ステ
ップSmを単位として段階的に輝度ステップSを上昇さ
せて、その都度、各輝度ステップSに対応するデューテ
ィ比のPWM信号Spをインバータ3に出力する。これ
により、インバータ3の発振時間TONが僅かな変化量で
徐々に長くなる結果、図5に示すように、蛍光ランプ4
の視覚的な輝度Bは、時間t3の時点から徐々に明るく
なり、時間t4の時点で輝度ステップS7に対応する明
るさに到達する。
【0030】この場合、従来の液晶表示器51では、輝
度制御の際に、輝度制御装置52によって大きな変化幅
の変化ステップSを単位として増加制御されている。こ
のため、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bは、図5に破線
で示すように、階段状の変化で、しかも一旦明るくなっ
た後に正規な明るさになるというように、ぎこちなく変
化するように感じられる。一方、この液晶表示器1で
は、僅かな変化幅の変化ステップSmを単位として輝度
ステップSを増加制御している。したがって、前述した
輝度ステップS7から輝度ステップS1への輝度制御時
と同様にして、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bは同図に
実線で示すように直線状のスムーズな変化として認識さ
れる。この後、図3,5の時間t4の時点で、決定した
輝度ステップSと現状の輝度ステップSとが同一と判別
したときに(ステップ28)、PWM信号生成部14
は、ステップ21に戻って新たな受光レベルLに基づく
輝度ステップSの決定処理を実行する。
【0031】このように、この液晶表示器1によれば、
輝度制御装置2のPWM信号生成部14が蛍光ランプ4
の輝度を1段階増減制御する際に、1つの輝度ステップ
Sの変化幅よりも微細な変化ステップSmでPWM信号
Spのデューティ比を段階的に変化させることにより、
1つの輝度ステップSに対応する変化量だけ一気に変化
させる輝度制御方法とは異なり、蛍光ランプ4の視覚的
な輝度Bをスムーズに変化させることができる。また、
この液晶表示器1によれば、PWM信号生成部14が受
光センサ11の受光レベル(この場合、A/D変換部1
3によって出力されるレベル検出データDI の値)に応
じて輝度ステップSを決定することにより、周囲の明る
さに応じて蛍光ランプ4の輝度を自動調整することがで
きるため、液晶パネル5の輝度を適正な輝度に設定する
ことができる結果、確実かつ容易に眩惑の回避および視
認性の向上を図ることができる。
【0032】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態で
は、輝度ステップSを変化させる際に、輝度ステップS
63,S62,S61,S6,S53・・にそれぞれ対
応する蛍光ランプ4の各点灯時間(各輝度ステップSに
それぞれ対応する各輝度状態を維持する各時間)を等し
く制御する例について説明したが、これに限定されな
い。具体的には、図6に示すように、例えば輝度ステッ
プS7から輝度ステップS4に変化させる際に、輝度ス
テップS6,S5に対応する各点灯時間を輝度ステップ
S63,S62,S61,S53,S52,S51にそ
れぞれ対応する各点灯時間よりも長い時間に維持するこ
とができる。この輝度制御方法によれば、蛍光ランプ4
の視覚的な輝度Bが輝度B6,B5,B4のように段階
的に変化するため、蛍光ランプ4の段階的な輝度変化を
使用者に対して確実に認識させることができる。この輝
度制御方法であっても、輝度ステップS7,S6間、輝
度ステップS6,S5間・・をそれぞれ変化ステップS
mで段階的に徐々に減少制御することで、従来の液晶表
示器51とは異なり、見かけ上の輝度Bをスムーズに変
化させることができる。この場合、輝度を上昇させる際
にも、同様にして各輝度ステップに対応する各点灯時間
を長い時間に維持することができる。
【0033】また、図7に示すように、例えば輝度ステ
ップS4から輝度ステップS7に増加制御する際に、輝
度ステップS41,S42,S43にそれぞれ対応する
各点灯時間を徐々に長い時間に維持することもできる。
この輝度制御方法によれば、蛍光ランプ4の視覚的な輝
度Bの変化が同図に示すように緩やかな曲線状となるた
め、高い表示品位の表示装置を提供することができる。
この場合、例えば輝度を低下させる際にも、同様にして
各輝度ステップSに対応する各点灯時間を徐々に長い時
間に維持することができる。さらに、本発明の実施の形
態では、決定した輝度ステップSに応じて一定周波数の
PWM信号Spにおけるデューティ比を変化させること
で蛍光ランプ4の輝度を制御する輝度制御方法を説明し
たが、本発明はこれに限定されず、インバータ3に出力
する輝度制御信号(パルス信号)のHiレベルの出力時
間(インバータ3の発振時間TON)を変化させずに輝度
制御信号の周波数を変えることにより、結果として輝度
制御信号のデューティ比を変化させてインバータ3の発
振周期を制御する輝度制御方法によって蛍光ランプ4の
輝度を制御することもできる。また、本発明の実施の形
態では、1つの輝度ステップS内の各変化ステップSm
(単位輝度変化幅)を互いに等しくした例について説明
したが、各単位輝度変化幅の変化幅を適宜変えることも
できる。加えて、本発明の実施の形態では、液晶表示器
1の蛍光ランプ4を点灯させるための輝度制御装置2を
例に挙げて説明したが、輝度制御対象の照明装置はこれ
に限定されず、プロジェクタ用の放電ランプをはじめ、
室内や屋外用の照明器具など、各種の照明装置が含まれ
る。この場合、照明器具の輝度制御時には、周囲が明る
いときに照明器具の輝度を下げ(輝度ステップSを低下
させ)、周囲が暗いときに照明器具の輝度を上げる(輝
度ステップSを上昇させる)の必要がある。このため、
本発明の実施の形態に例示した輝度制御方法とは異な
り、受光センサ11の受光レベルLに反比例させて輝度
ステップSを決定するのが好ましい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る輝度制御装
置によれば、所定変化幅で一気に変化させる方式とは異
なり、照明装置の視覚的な輝度をスムーズに変化させる
ことができる。この場合、受光センサの受光レベルに応
じて照明装置の輝度を制御することで、周囲の明るさに
応じて照明装置の輝度を自動調整することができるた
め、照明装置の輝度を適正な輝度に設定することができ
る結果、確実かつ容易に眩惑の回避および視認性の向上
を図ることができる。また、各所定輝度変化幅にそれぞ
れ対応する各輝度状態を各単位輝度変化幅にそれぞれ対
応する各輝度状態よりも長い時間に維持することで、照
明装置の段階的な輝度変化を使用者に対して確実に認識
させることができる。さらに、各単位輝度変化幅にそれ
ぞれ対応する各輝度状態を徐々に長い時間に維持するこ
とで、高い表示品位の表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶表示器1の構成
を示すブロック図である。
【図2】液晶表示器1の輝度制御装置2によって実行さ
れる輝度制御処理20のフローチャートである。
【図3】液晶表示器1の周囲の明るさ(受光レベルL)
と、PWM信号生成部14によって決定される輝度ステ
ップSと、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bとの関係を示
すタイミングチャートである。
【図4】PWM信号生成部14によって決定される輝度
ステップSと、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bとの関係
を示すタイミングチャートである。
【図5】PWM信号生成部14によって決定される輝度
ステップSと、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bとの関係
を示す他のタイミングチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態においてPWM信号生成
部14によって決定される輝度ステップSと、蛍光ラン
プ4の視覚的な輝度Bとの関係を示すタイミングチャー
トである。
【図7】本発明のさらに他の実施形態においてPWM信
号生成部14によって決定される輝度ステップSと、蛍
光ランプ4の視覚的な輝度Bとの関係を示すタイミング
チャートである。
【図8】従来の液晶表示器51の構成を示すブロック図
である。
【図9】液晶表示器51の周囲の明るさ(受光レベル
L)と、輝度制御装置52によって決定される輝度ステ
ップSとの関係を示すタイミングチャートである。
【図10】輝度制御装置2,52によって出力されるP
WM信号Spと、インバータ3の発振状態との関係を示
すタイミングチャートである。
【図11】液晶表示器51の周囲の明るさ(受光レベル
L)と、輝度制御装置52によって決定される輝度ステ
ップSとの関係を示す他のタイミングチャートである。
【図12】輝度制御装置52によって決定される輝度ス
テップSと、蛍光ランプ4の視覚的な輝度Bとの関係を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 液晶表示器 2 輝度制御装置 3 インバータ 4 蛍光ランプ 5 液晶パネル 11 受光センサ 12 フィルタ 13 A/D変換部 14 PWM信号生成部 15 切換スイッチ 20 輝度制御処理 B,B0〜B8 輝度 DI レベル検出データ L,L0〜L8 受光レベル S,S0〜S8 輝度ステップ Sc 切換信号 Sm 変化ステップ SI1,SI2 レベル検出信号 Sp PWM信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA42Z FD22 GA11 LA16 2H093 NC42 NC49 NC55 ND07 3K073 AA02 AA11 AA53 AA58 AA65 AA67 AA85 BA28 CG10 CG11 CG43 CH04 CH17 3K098 CC42 CC44 CC49 DD20 DD35 DD37 DD42 EE31 EE32 EE40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ方式の照明装置に出力する輝
    度制御信号を生成する制御信号生成部を備え、当該制御
    信号生成部は、前記輝度制御信号のデューティ比または
    周波数を多段階に制御することにより、前記照明装置の
    輝度を所定輝度変化幅でN段階(Nは2以上の自然数)
    のいずれかに増減制御する輝度制御装置であって、 前記制御信号生成部は、前記所定輝度変化幅による1段
    階の増減制御時において、当該所定輝度変化幅よりも微
    細な単位輝度変化幅で段階的に増減制御する輝度制御装
    置。
  2. 【請求項2】 光量検出用の受光センサを備え、前記制
    御信号生成部は、前記受光センサの受光レベルに応じて
    前記照明装置の輝度を前記N段階のいずれかに制御する
    請求項1記載の輝度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号生成部は、前記所定輝度変
    化幅で多段階に亘って前記照明装置の輝度を連続的に増
    減制御するときに、当該各所定輝度変化幅にそれぞれ対
    応する各輝度状態を前記各単位輝度変化幅にそれぞれ対
    応する各輝度状態よりも長い時間に維持する請求項1ま
    たは2記載の輝度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号生成部は、前記所定輝度変
    化幅による1段階の増減制御時において、前記各単位輝
    度変化幅にそれぞれ対応する各輝度状態を徐々に長い時
    間に維持する請求項1から3のいずれかに記載の輝度制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の輝度
    制御装置と、当該輝度制御装置によって出力された前記
    輝度制御信号の前記デューティ比または前記周波数に応
    じた輝度で点灯可能に構成された前記照明装置と、当該
    照明装置の出射光が照射される液晶パネルとを備えて構
    成された液晶表示器。
  6. 【請求項6】 インバータ方式の照明装置に出力する輝
    度制御信号のデューティ比または周波数を多段階に制御
    することにより、前記照明装置の輝度を所定輝度変化幅
    でN段階(Nは2以上の自然数)のいずれかに増減制御
    する輝度制御方法であって、 前記所定輝度変化幅による1段階の増減制御時におい
    て、当該所定輝度変化幅よりも微細な単位輝度変化幅で
    段階的に増減制御する輝度制御方法。
  7. 【請求項7】 光量検出用の受光センサの受光レベルに
    応じて前記照明装置の輝度を前記N段階のいずれかに制
    御する請求項6記載の輝度制御方法。
  8. 【請求項8】 前記所定輝度変化幅で多段階に亘って前
    記照明装置の輝度を連続的に増減制御するときに、当該
    各所定輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝度状態を前記
    各単位輝度変化幅にそれぞれ対応する各輝度状態よりも
    長い時間に維持する請求項6または7記載の輝度制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記所定輝度変化幅による1段階の増減
    制御時において、前記各単位輝度変化幅にそれぞれ対応
    する各輝度状態を徐々に長い時間に維持する請求項1か
    ら3のいずれかに記載の輝度制御方法。
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