JP2003259754A - 集中集卵コンベアのための集卵装置 - Google Patents

集中集卵コンベアのための集卵装置

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JP2003259754A
JP2003259754A JP2002067507A JP2002067507A JP2003259754A JP 2003259754 A JP2003259754 A JP 2003259754A JP 2002067507 A JP2002067507 A JP 2002067507A JP 2002067507 A JP2002067507 A JP 2002067507A JP 2003259754 A JP2003259754 A JP 2003259754A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集卵コンベアと、集卵用上下送り装置との間
を、卵を受け渡す装置(コントロールコンベア)におい
て、搬送される卵の衝撃を和らげて、卵の破損を減少さ
せることが課題である。 【解決手段】 コントロールコンベアでは、受け渡しの
時間に卵の姿勢を横になるように制御し、横の状態にお
いて、集卵用上下送り装置へ受け渡す。一方、このコン
トロールコンベアへ卵を供給する集卵コンベアでは、そ
の受け渡し先端において、ベルトコンベアが鋭角に突出
させて、コントロールコンベア側へより近づくように設
定しているので、その受け渡し時での卵の衝撃が減少す
る。一方、1つの駆動装置から集卵用上下送り装置と、
複数のシャフトを介して上記コントロールコンベアに対
して駆動力を分配し、かつ、上記集卵用上下送り装置
と、複数のシャフトとが位相調節伝達装置を介して接続
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養鶏用多段家禽ケ
ージで産卵される卵を回収し水平方向へ移動する集卵コ
ンベアと、養鶏用多段家禽ケージの一端側に設けられ上
下方向に鶏卵を移送する集卵用上下送り装置、との間に
位置決めし、集卵コンベアと集卵用上下送り装置との間
において、鶏卵を低破卵率で受け渡すようにした、養鶏
用多段家禽ケージに使用する集卵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在多用される直立多段家禽ケージ用集
卵機では、各段の構成が垂直に積み重ねられるのに適し
た集卵用上下送り装置が使用されている。また、上記集
卵用上下送り装置と各段に連通する集卵コンベアとの連
結は、乗り移りのタイミングを図るための装置を必要と
している。
【0003】この装置は、例えば特開平11−5615
8号公報の「複数の集中集卵コンベア用集卵機」に開示
されている。同公報中において、集卵用上下送り装置へ
の乗せ変え装置は、多段家禽ケージの各ケージの長手方
向に沿って設けられる集卵コンベアと、上記集卵用上下
送り装置との間において、間欠的回転運動をする、乗せ
変えバスケットにより達成している。
【0004】一方、上述のようなタイミングを取らずに
行なう場合にはコスト上不利な幅広い集卵用上下送り装
置を用意する必要があった。ただし、この幅広の集卵用
上下送り装置を用いた場合であっても、それだけで解決
するものではなく、そのコンベアに乗る卵の位置が集中
しないように、各段毎に卵の乗せる位置を変えて分散さ
せる必要があり、別の装置を必要としている。
【0005】ところで、上記2種類の従来の技術の内、
乗せ変えバスケットによって、中継しつつ上記集卵用上
下送り装置と各段に連通する集卵コンベアとを連結する
装置では、その中継時において卵の不具合を生じる確率
(破卵率)が未だ十分低く抑えられていないことが問題
になっている。特に、上記中継時に卵が回転して受け渡
される状況において、その回転の状態は、横に回転して
移動する場合(卵の最短周囲を軌道とする回転)と、縦
方向に回転して移動する場合(卵の最長周囲を軌道とす
る回転)との2種類の回転の仕方があり、その内縦方向
に回転する場合は、横に対してモーメントが大きくな
り、その原因により、上記受け渡し時における衝撃が大
きく、破卵率を上げてしまっていた。
【0006】また、集卵コンベアは、集卵ベルトとその
下方に設けられた比較的大口径の駆動ローラとでコンベ
アが構成されている。この駆動ローラが上述のように比
較的大口径であるために、次ぎの受け渡し時において駆
動ローラの口径に依存した凹部が形成され、この凹部で
落ちる卵が衝撃を受けて、破卵数を増やす原因になって
いた。
【0007】さらに、従来の集卵バスケットを備える無
端チェーンコンベアへ、各々の段の集卵ベルト上から卵
を乗り移らせる際、同じ集卵バスケットへ乗り移らせな
いために、集卵ベルトから一度トランスファーバスケッ
トへ卵を乗せ、そのバスケットが段別に異なる動きをす
ることで段別に異なった集卵バスケットへ乗り移らせる
機構を取っている。そして、そのトランスファーバスケ
ットを駆動するには、スプロケットおよびチェーンを使
用している。しかし、使用していく上で、チェーン自体
が使用する都度形状変形をして伸びを生じること、およ
びスプロケットの固定はセットスクリューで2箇所行っ
ていたが、負荷により、スプロケットの固定は、繰り返
し負荷に耐えられず、空回りを起こすこと、等により各
段の乗り移るタイミングにズレが生じやすく、定期点検
が欠かせないものであった。また、タイミングのズレが
生じてしまった場合でも、その再調整は、各段をチェー
ンで連結しているために、全体のバランスを取り直すの
に多くの時間を必要していた。
【0008】
【発明が解決すべき課題】集卵用の集卵用上下送り装置
と各段に連通する集卵コンベアとの間に設けられ、乗り
移りのタイミングを図るための卵を受け渡す装置におい
て、この乗り移り時において、搬送している卵が縦方向
に回転しつつ受け渡す状態が、卵への衝撃が大きいこと
がわかり、このような縦方向の動きを制御した装置が必
要とされている。
【0009】また、上記集卵コンベアと、卵を受け渡す
装置との間においても、段差が生じて、卵への衝撃があ
り、簡単な構造で、その段差による卵への衝撃を少なく
する装置が必要とされている。
【0010】さらに、集卵用の集卵用上下送り装置と各
段に連通する集卵コンベアと、乗り移りのタイミングを
図るための卵を受け渡す装置は、経時変化によりタイミ
ングがズレやすかったので、よりタイミングのズレ難い
新たな構造の装置が必要とされている。また、万が一タ
イミングがズレた場合であっても、時間と手間がかから
ない構造の装置が必要とされている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1で定義される発明では、養鶏用多段家禽
ケージに設けられたケージの各ケージで産卵される卵を
回収しケージの長手水平方向の一端側へ回収および搬送
する集卵コンベアと、養鶏用多段家禽ケージの一端側に
設けられ、上下方向に卵を移送し予め設定した位置で、
集卵コンベアで回収した卵を排出する集卵用上下送り装
置と、該集卵コンベアと集卵用上下送り装置との間に位
置決めし、移送方向に対して直角に設けられたループ状
に形成される複数本の卵載置用シャフトと、該卵載置用
シャフト間において、載置された卵に対して回転力を与
えつつ搬送させるコントロールコンベアとから成ること
を特徴としている。
【0012】また、別の目的からなる本発明では、請求
項1の特徴に加えて、該コントロールコンベアが、該卵
載置用シャフトの下方に設けられ該卵載置用シャフトの
一部に接触することができる距離に配置した固定摩擦板
と、該複数の卵載置用シャフトが上記固定摩擦板と接触
して回転可能にした円筒形部材で構成したことを特徴と
している。
【0013】また、別の目的からなる本発明では、養鶏
用多段家禽ケージに設けられたケージの各ケージで産卵
される卵を回収しケージの長手水平方向の一端側へ回収
および搬送する集卵コンベアと、養鶏用多段家禽ケージ
の一端側に設けられ、上下方向に卵を移送し予め設定し
た位置で、集卵コンベアで回収した卵を排出する集卵用
上下送り装置と、該集卵コンベアの集卵用上下送り装置
側における端部において、上記コンベア端部を延長させ
る、延長用回転体を上記コンベア内周面側に設けたこと
を特徴とするものである。
【0014】さらに、別の目的からなる本発明では、養
鶏用多段家禽ケージに設けられたケージの各ケージで産
卵される卵を回収しケージの長手水平方向の一端側へ回
収および搬送する集卵コンベアと、養鶏用多段家禽ケー
ジの一端側に設けられ、上下方向に卵を移送し予め設定
した位置で、該集卵コンベアで回収した卵を排出する少
なくとも1つの集卵用上下送り装置と、該集卵コンベア
と集卵用上下送り装置との間に位置決めし、卵を受け渡
すコントロールコンベアとから成る、養鶏用多段家禽ケ
ージに使用する集卵装置において、1つの駆動装置から
集卵用上下送り装置と、複数のシャフトを介して上記コ
ントロールコンベアに対して駆動力を分配し、かつ、上
記集卵用上下送り装置と、複数のシャフトとが位相調節
伝達装置を介して接続されていることを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示した一実施例
を参照しながら本発明に係る複数の垂直型の集中集卵コ
ンベア用集卵装置(以下、単に集卵用上下送り装置と称
する。)の実施の形態について説明していく。
【0016】図1は、本発明に係る集卵機を備えたケー
ジユニットの概略側面図であり、図2は、図1の正面側
における各構成を選択的に表した説明図であり、図3は
集卵機におけるコントロールコンベアの詳細を示す部分
拡大図であり、図4は、コントロールコンベアおよびそ
の周辺の斜視図である。
【0017】図中、符号1は多段式ケージユニットを示
している。このケージユニット1は、複数のケージ室2
に仕切られたケージ列3を垂直方向に複数重ねたもの
で、各ケージ列3に沿って集卵コンベア4が設けられ、
これら集卵コンベア4で各ケージ室2内に収容されてい
る鶏が生んだ卵を、ケージユニット1の一方の端部(図
1では左端)に向けて移送するように構成されている。
【0018】前述のように集卵コンベア4によって卵が
移送されて来るケージユニット1の左端部にはコントロ
ールコンベア5及び集卵機10が設けられており、前記
コントロールコンベア5の上方には、ケージユニット1
の長手方向に略直交する方向に伸びる1本の集中集卵コ
ンベア7が集卵機10の上部に隣接するように設置され
ている(所望により集中集卵コンベア7は集卵機10の
下部に設けることができる)。
【0019】前記コントロールコンベア5は、各段の集
卵コンベア4に対応した複数のループ状に形成される複
数本の卵載置用シャフト5dを備え、これら卵載置用シ
ャフト5dでケージユニット1の各集卵コンベア4の卵
を、卵の転がる姿勢を制御しつつ集卵用上下送り装置1
2側に乗せ変える。
【0020】前記集卵用上下送り装置12は、少なくと
もケージユニット1の最下段に位置する集卵コンベア
4’より下方から上側の集中集卵コンベア7の上方まで
略垂直方向の軌道に沿って駆動する無端コンベア11を
備え、該無端コンベア11には複数のバー型卵受け部1
1aが一定間隔に多数固定され、また該無端コンベア1
1の上端部には、駆動装置6からチェーン6aを介して、
集卵機駆動シャフト6bに回転力が伝達され、ギヤーを介
して右端コンベア11が駆動されて、複数のバー型卵受け
部11aが作動する(集卵機駆動系)。
【0021】一方、上記集卵機駆動シャフト6b駆動力
は、歯車装置6cを介して、伝達シャフト6dへ伝達され
る。更に伝達シャフト6dの下端において、位相調節伝達
装置6eを介して、卵受け渡し駆動シャフト6fに位相を調
節可能に伝達される。卵受け渡し駆動シャフト6fは、コ
ントロールコンベア5への駆動源を提供するシャフトで
あり、各コントロールコンベア5毎に同卵受け渡し駆動
シャフト6fは、設けられ、かつ、回動位相調節可能なジ
ョイント部6gにより連結される(コントロールコンベア
駆動系)。
【0022】位相調節伝達装置6eの詳細は、図1の上方
において部分的に拡大して示している。この図面におい
て、位相調節伝達装置6eは第1スプロケット6i、第2ス
プロケット6jおよび動力伝達チェーン6Kとで構成され、
第2スプロケット6jには卵受け渡し駆動シャフト6fとの
接続角度を調節できる、セットスクリュー6sが設けられ
ている。一方、第1スプロケット6iには伝達シャフト6d
が接続されている。以上のように構成された位相調節伝
達装置6eにより伝達シャフト6dからの回動力が卵受け渡
し駆動シャフト6fへ伝達されると共に、両シャフト間の
位相を調節したい場合には、セットスクリュー6sを緩め
ることにより、第2スプロケット6jと卵受け渡し駆動シ
ャフト6fとは互いにフリーになり希望の角度へ位相を変
えることができ、その後セットスクリュー6sを締め直す
ことにより、調節が完了する。
【0023】このように駆動伝達系は、集卵機駆動系
と、コントロールコンベア駆動系とに大別され、しかも
各々の駆動部分はシャフトを伝達媒体としている。更
に、これら2系統は位相調節伝達装置6eによって、位相
を調節可能に、動力伝達がなされている。従って、この
シャフトは、チェーン接続と異なり位相差が基本的に生
じない。またシャフトは途中でジョイント部6gを設けて
いるので、機械の設置作業時(初期設定時)において、
そのジョイントを緩めて、適切な位相を決定し、再度ジ
ョイントを締め直すことで調節は完了する。そして、こ
のジョイントによって、シャフト利用による位相の優位
性は悪化せず、またジョイントの調節の際に各々のシャ
フトとジョイントとの位置関係(特に角度)において、
マーキングを施すことことができ、何らかのトラブルの
際、このマーキングを便りに再調整ができるので、比較
的素早く稼働ができるようになる。
【0024】図3および図4は、本発明の集卵機におけ
る回転力を与えつつ搬送させるコントロールコンベアの
原理を示す説明図である。
【0025】図中の右から、4は集卵コンベア、5は回
転力を与えつつ搬送させるコントロールコンベア、12
は集卵用上下送り装置である。集卵コンベア4は、集卵
ベルト4a、駆動ローラ4b、加圧ローラ4c、延長用回転体
4dとから構成される。集卵コンベア4の構造を簡単に説
明すると、まず比較的大径の駆動ローラ4bと、この駆動
ローラ4bから集卵バケット側に、比較的小径の延長用回
転体4dが、配置される。そして、集卵ベルトは上記の駆
動ローラ4bおよび延長用回転体4dを包む状態で掛けられ
る。一方、集卵ベルトの下方外周方向から、そして駆動
ローラ4bの近傍において、加圧ローラ4cを、集卵ベルト
4aを上方向へ押圧可能に配置している。このように集卵
コンベア4を構成すると、その集卵ベルト4aの上に載置
され、運ばれる卵は延長回転体4dで延長された先端位置
まで運ばれる。
【0026】次ぎにコントロールコンベア5は、集卵用
上下送り装置12の卵載置バー12aの移動と関連し間欠
的に回転する間欠駆動用ギヤー5hと、該間欠駆動ギヤー
に直結されたスプロケット5bと、該スプロケット5bから
集卵バケット側に向かって延びるコンベアガイド5cと、
該スプロケット5bと該コンベアガイド5cとを内周側に位
置するように設置したチェーン部材5aとから構成されて
いる。
【0027】さらに、上記チェーン部材5aには等間隔で
平行状態で卵載置用シャフト5dが回動可能に設けられ、
且つ該卵載置用シャフト5dの一部がコンベアガイド5cに
接触し、チェーン部材5aが動き出すと、該卵載置用シャ
フト5dがコンベアガイド5cに摩擦されて回転を起こすよ
うに構成されている。
【0028】以上のように構成されたコントロールコン
ベア5では、集卵コンベア4における延長回転体4dで延
長された先端位置まで運ばれた卵は、その延長回転体4d
で延長され、突出した分だけスムースにコントロールコ
ンベア5のスプロケット5b側上部、且つ卵載置用シャフ
ト5d上に乗る。次ぎに、間欠駆動用ギヤー5hは、集卵用
上下送り装置と共通の駆動装置6から、上述の通り卵受
け渡し駆動シャフト6fにより回転動力を受けている。従
って、チェーンの様な伸縮要素がないために位相のズレ
を極力避けつつ、一端に小口径の突起部5fを備えたカム
部材5gを回転させることができ、上記突起部5fが間欠駆
動用ギヤー5hの凹部5iに挿入された後に回動運動を伝達
し、間欠駆動用ギヤーが約45度ほど回転したところ
で、上記突起部5fが凹部5iおり抜けだして、一回分の回
動が完了する。その後、突起部5fが一周して間欠駆動用
ギヤー5hに当たるまでの間、間欠駆動用ギヤー5hは休止
し、これが繰り返されて間欠動作がなされる。次ぎに、
この間欠運動の回転力は直接スプロケット5bに(あるい
はシャフト6hを介して左側から右側へ間欠運動をシャフ
ト越しに伝達され)チェーン部材5aおよび卵載置用シャ
フト5dがコンベアガイド5cに摩擦されつつ回転をする。
コンベアガイド5c上にいる卵載置用シャフト5dは摩擦で
回転し、その上に乗った卵は卵載置用シャフト5d上で回
転運動を起こす。回転した卵は、数回転する内に縦方向
の姿勢で乗った卵は、横方向の姿勢に変化する。また横
方向に乗った卵は、回転しても姿勢は変化しない。この
ような姿勢変化をする理由は回転に伴って重心の変位が
少ない状態に落ちつくためであると考えられる。そし
て、集卵用上下送り装置12側端部までたどり着いた卵
は、集卵用上下送り装置12の卵載置バー12a へ上記タイ
ミングを取ることにより間違いのない受け渡しがなされ
る。この受け渡しをする際において、卵の姿勢は、横方
向に姿勢が制御されているので、受け渡し時において卵
載置バー12a へ乗る状態における衝撃が、卵が縦方向に
転がりながら乗る場合に比べて、少なくなる。この実施
例において、卵載置バー12aは、クッション性を有する
プラスチックチューブまたはクッション性を有するプラ
スチックコーティング金属棒で作られているので、その
素材により更に衝撃を減少させることができ、また、卵
載置バー12aは上述の通り横方向に卵を受け、その姿勢
のまま、集中集卵コンベア7においても横方向の状態で
移動が行われる。従って、この転送時においても衝撃が
減少するので、卵載置バーへ横方向姿勢を決定して受け
渡すことが2度の衝撃を和らげることになる。
【0029】以上の結果を実験的に効果確認した。例え
ば700個の卵の搬送実験をしたところ、従来の卵の受
け渡し時における姿勢を規制していないタイプでは8.
9%の破卵率があり、上述の卵を横方向に姿勢を制御し
つつ受け渡しをした場合には、4.7%の破卵率と減少
し、顕著な効果を確認することができた。
【0030】なお、卵載置用シャフト5dは、上記実施
例においては、コンベアガイドと接触することにより回
転させているが、スプロケットと連動して絶えず回転す
るように構成することも可能である。
【0031】また、上記実施例において、卵載置用シャ
フト5dの周囲に卵が外周方向へ落ちないようにするガ
イドを省略しているが、図1の最下位置に図示したコン
トロールコンベア5の点線で示したもの5eはガイドであ
り、このようにガイドを設けることは自由である。
【0032】
【発明の効果】請求項1で定義される発明では、コント
ロールコンベアが、卵載置用シャフト間において、載置
された卵に対して回転力を与えつつ搬送させて、卵載置
バーへ搬送させているので、卵載置バーへの受け渡しに
おける衝撃が減少すること、および、卵載置バーに対し
て卵の向きが横向きに乗ることができ、更に、卵載置バ
ーが、最上部である集中集卵コンベアに対して卵を放出
する際も横方向に卵が出るので、ここでも卵の受け渡し
時における衝撃を減少させることができた。
【0033】請求項2で定義される発明では、上記卵載
置用シャフトの下方に固定摩擦板を接触するように設置
することで卵載置用シャフトを回転させている。従っ
て、同回転を得るのに、特別な駆動源を設ける必要が無
く、かつ駆動源からのギヤーやチェーン等の回転機構を
追加する必要がなく低コストでしかも簡単な構造なため
に故障率が低い等の優秀な回転装置が得られる。
【0034】請求項3で定義される発明では、該集卵コ
ンベアの集卵用上下送り装置側における端部において、
上記コンベア端部を延長させる、延長用回転体を上記コ
ンベア内周面側に設けたので、延長用回転体によって、
延長処理されたコンベアは、延長された分だけコンベア
先端部である受け渡し側が鋭角になり、複雑な機構をも
つ受け渡し側においても、近づくことができ、よって、
卵の受け渡しに段差などが減り、その結果として、卵の
受け渡し時において、衝撃が減少する。
【0035】請求項4で定義される発明では、1つの駆
動装置から集卵用上下送り装置と、複数のシャフトを介
して上記コントロールコンベアに対して駆動力を分配
し、かつ、上記集卵用上下送り装置と、複数のシャフト
とが位相調節伝達装置を介して接続されているので、従
来のチェーンを使ってコントロールコンベアを駆動する
場合に比較して、チェーンの経時変化によるたわみ、ズ
レなどから開放される。またシャフトによる連結処理
は、チェーンに比較すると相当たわみに関しても少な
く、シャフトで連結したコントロールコンベアは、ほぼ
予定した位相にて、動作が行われる。また、このよう
に、コントロールコンベア同士の動作ずれは無いが、上
記集卵用上下送り装置との位相に対しては、経時変化な
どで若干の違いが生じる場合があり、万が一位相ズレを
起こした場合には、位相調節伝達装置を使用して、全体
のバランスを取ることが可能となり、従来のように、複
数のコントロールコンベアおよび集卵用上下送り装置の
全てに対してバランスを取り直したりすることは不要に
なり、位相ズレの修復も短時間で済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る集卵機を備えたケージユニット
の概略側面図
【図2】 図1の正面側における各構成を選択的に表し
た説明図
【図3】 集卵機におけるコントロールコンベアの詳細
を示す部分拡大図
【図4】 コントロールコンベアおよびその周辺の斜視
図である。
【符号の説明】
1…多段式ケージユニット 2…ケージ室 3…ケージ列 4…集卵コンベア 5…コントロールコンベア 6…駆動装置 7…集中集卵コンベア 10…集卵機 11…無端コンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】養鶏用多段家禽ケージに設けられたケージ
    の各ケージで産卵される卵を回収しケージの長手水平方
    向の一端側へ回収および搬送する集卵コンベアと、 養鶏用多段家禽ケージの一端側に設けられ、上下方向に
    卵を移送し予め設定した位置で、集卵コンベアで回収し
    た卵を排出する集卵用上下送り装置と、 該集卵コンベアと集卵用上下送り装置との間に位置決め
    し、移送方向に対して直角に設けられたループ状に形成
    される複数本の卵載置用シャフトと、該卵載置用シャフ
    ト間において、載置された卵に対して回転力を与えつつ
    搬送させるコントロールコンベアとから成る、養鶏用多
    段家禽ケージに使用する集卵装置。
  2. 【請求項2】該コントロールコンベアが、該卵載置用シ
    ャフトの下方に設けられ該卵載置用シャフトの一部に接
    触することができる距離に配置した固定摩擦板と、該複
    数の卵載置用シャフトが上記固定摩擦板と接触して回転
    可能にした円筒状部材で構成した、請求項1に記載の養
    鶏用多段家禽ケージに使用する集卵装置。
  3. 【請求項3】養鶏用多段家禽ケージに設けられたケージ
    の各ケージで産卵される卵を回収しケージの長手水平方
    向の一端側へ回収および搬送する集卵コンベアと、 養鶏用多段家禽ケージの一端側に設けられ、上下方向に
    卵を移送し予め設定した位置で、集卵コンベアで回収し
    た卵を排出する集卵用上下送り装置と、 該集卵コンベアの集卵用上下送り装置側における端部に
    おいて、上記コンベア端部を延長させる、延長用回転体
    を上記コンベア内周面側に設けたことを特徴とする、養
    鶏用多段家禽ケージに使用する集卵装置。
  4. 【請求項4】養鶏用多段家禽ケージに設けられたケージ
    の各ケージで産卵される卵を回収しケージの長手水平方
    向の一端側へ回収および搬送する集卵コンベアと、 養鶏用多段家禽ケージの一端側に設けられ、上下方向に
    卵を移送し予め設定した位置で、該集卵コンベアで回収
    した卵を排出する少なくとも1つの集卵用上下送り装置
    と、該集卵コンベアと集卵用上下送り装置との間に位置
    決めし、卵を受け渡すコントロールコンベアとから成
    る、養鶏用多段家禽ケージに使用する集卵装置におい
    て、 1つの駆動装置から集卵用上下送り装置と、複数のシャ
    フトを介して上記コントロールコンベアに対して駆動力
    を分配し、かつ、上記集卵用上下送り装置と、複数のシ
    ャフトとが位相調節伝達装置を介して接続されているこ
    とを特徴とする養鶏用多段家禽ケージに使用する集卵装
    置。
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