JP2003261996A - 断熱パネル及びその製造方法 - Google Patents

断熱パネル及びその製造方法

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JP2003261996A
JP2003261996A JP2002066915A JP2002066915A JP2003261996A JP 2003261996 A JP2003261996 A JP 2003261996A JP 2002066915 A JP2002066915 A JP 2002066915A JP 2002066915 A JP2002066915 A JP 2002066915A JP 2003261996 A JP2003261996 A JP 2003261996A
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heat
heat insulating
layer
insulating material
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JP2002066915A
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Noboru Yoshida
昇 吉田
Michiaki Osono
道昭 大園
Koichi Shibata
晃一 柴田
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Nippon Steel Coated Sheet Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間に亘って大量の炎に曝されても防火性
能が低下しにくい断熱パネルを提供する。 【解決手段】 表面金属板2と裏面金属板1の間に発泡
樹脂からなる断熱材3を充填して形成される断熱パネル
に関する。熱により膨張する熱膨張性層10を裏面金属
板1に沿って設ける。火災時等の熱で熱膨張性層10を
膨張させることによって、火災時等に生じた断熱材3の
収縮による亀裂に膨張した熱膨張性層10を充填するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁材や屋根材とし
て用いられる断熱パネル及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、対向配置された一対の金属板
の間に断熱材を充填することにより、断熱性を高めた断
熱パネルが提供されている。このようなパネルの断熱材
としてはポリイソシアヌレートフォームやポリウレタン
フォームなどの発泡樹脂あるいはロックウールやグラス
ウールなどの無機繊維が用いられているが、製造の容易
さや軽量性の観点から発泡樹脂の断熱材が汎用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発泡樹脂を断
熱材として用いた断熱パネルは、火災時に長時間に亘っ
て大量の炎に曝されると断熱材が炭化するなどして劣化
するものであり、この結果、断熱材に収縮による亀裂が
生じて防火性能が低下するという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、長時間に亘って大量の炎に曝されても防火性能が
低下しにくい断熱パネル及びその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
断熱パネルAは、表面金属板2と裏面金属板1の間に発
泡樹脂からなる断熱材3を充填して形成される断熱パネ
ルにおいて、熱により膨張する熱膨張性層10を裏面金
属板1に沿って設けて成ることを特徴とするものであ
り、火災時等の熱で熱膨張性層10を膨張させることに
よって、火災時等に生じた断熱材3の収縮による亀裂4
3に膨張した熱膨張性層10を充填することができ、長
時間に亘って大量の炎に曝されても防火性能が低下しに
くくなるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る断熱パネル
Aは、請求項1に加えて、発泡樹脂と無機質発泡粒子4
とが混合した耐火層5を断熱材3に形成して成ることを
特徴とするものであり、発泡樹脂の断熱材3よりも熱で
劣化しにくい無機質発泡粒子4を含む耐火層5により発
泡樹脂だけの断熱材3に比べて防火性能を向上させるこ
とができると共に、無機質発泡粒子4を発泡樹脂の核と
して作用させて無機質発泡粒子4の周囲に発泡樹脂を密
着させることにより長時間に亘って大量の炎に曝されて
も断熱材3に劣化による亀裂が生じないようにすること
ができ、さらに防火性能が低下しにくくなるものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項3に係る断熱パネル
Aは、請求項1又は2に加えて、熱膨張性層10と断熱
材3とを密着させて成ることを特徴とするものであり、
火災時に生じた断熱材3の収縮による亀裂43に膨張し
た熱膨張性層10が充填されやすくなって、さらに防火
性能が低下しにくくなるものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係る断熱パネル
Aは、請求項1乃至3のいずれかに加えて、発泡樹脂が
ポリイソシアヌレートフォームであることを特徴とする
ものであり、ポリウレタンフォームやポリスチレンフォ
ームなどの他の発泡樹脂よりも防火性能の高い断熱材3
を形成することができ、さらに防火性能が低下しにくく
なるものである。
【0009】本発明の請求項5に係る断熱パネルAの製
造方法は、表面金属板2と裏面金属板1の間に発泡樹脂
の原料液6を注入すると共に注入した原料液6を発泡さ
せることによって発泡樹脂からなる断熱材3を形成する
断熱パネルAの製造方法において、熱により膨張する熱
膨張性層10を裏面金属板1に沿って設けることを特徴
とするものであり、熱膨張性層10を内蔵する断熱パネ
ルAを製造することによって、火災時等の熱で熱膨張性
層10を膨張させて火災時等に生じた断熱材3の収縮に
よる亀裂43に膨張した熱膨張性層10を充填すること
ができ、長時間に亘って大量の炎に曝されても防火性能
が低下しにくくなるものである。
【0010】また、本発明の請求項6に係る断熱パネル
Aの製造方法は、請求項5に加えて、無機質発泡粒子4
を分散した原料液6を発泡させることによって、発泡樹
脂と無機質発泡粒子4とが混合した耐火層5を断熱材3
に形成することを特徴とするものであり、耐火層5を内
蔵する断熱パネルAを製造することによって、発泡樹脂
の断熱材3よりも熱で劣化しにくい無機質発泡粒子4を
含む耐火層5により発泡樹脂だけの断熱材3に比べて防
火性能を向上させることができると共に、無機質発泡粒
子4を発泡樹脂の核として作用させて無機質発泡粒子4
の周囲に発泡樹脂を密着させることにより長時間に亘っ
て大量の炎に曝されても断熱材3に劣化による亀裂が生
じないようにすることができ、さらに防火性能が低下し
にくくなるものである。
【0011】また、本発明の請求項7に係る断熱パネル
Aの製造方法は、請求項5又は6に加えて、原料液6に
対して5〜40体積%の無機質発泡粒子4を分散するこ
とを特徴とするものであり、熱膨張性層10への接着性
と防火性能が高い耐火層5を形成することができ、高い
強度と防火性能を備えた断熱パネルAを形成することが
できるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0013】図1に本発明の断熱パネルAの一例を示
す。この断熱パネルAは厚みが例えば25〜60mmに
形成され、対向配置される表面金属板2と裏面金属板1
の間に発泡樹脂からなる断熱材3を充填すると共に裏面
金属板1の内面と断熱材3との間に裏面金属板1の内面
に沿って熱膨張性層10を介在して形成されるものであ
る。また、断熱パネルの一方の側端部には凸部7が設け
られていると共に断熱パネルの他方の側端部には凸部7
と嵌合可能な凹部8が設けられている。
【0014】表面金属板2と裏面金属板1としては、亜
鉛鉄板、アルミニウム板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウ
ム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレス鋼板、チタン鋼板
等、あるいはこれら金属板を一般の塗料で着色したもの
や塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂などを被
覆したものを用いることができる。
【0015】断熱材3はポリイソシアヌレートフォーム
やポリスチレンフォームやポリウレタンフォームなどの
発泡樹脂で形成されるものである。この中でもポリイソ
シアヌレートフォームで断熱材3を形成するのが好まし
く、これにより、他の発泡樹脂を用いるよりも防火性能
を高めることができる。上記の発泡樹脂は既知の方法で
形成されるものであって、例えば、ポリイソシアヌレー
トフォームの場合は、ジフェニルメタンジイソシアネー
トなどのイソシアネートと、エチレングリコールなどの
ポリオールと、2−エチルヘキサン酸カリウムなどの三
量化触媒と、n−ペンタンや水などの発泡剤とを混合し
て調製される原料液6を加熱発泡する方法などを採用す
ることができる。
【0016】熱膨張性層10は火災等の熱で加熱される
と、その厚みが5〜40倍に膨張する層である。このよ
うな熱膨張性層10は熱膨張性シートや熱膨張性塗料な
どで形成することができる。
【0017】熱膨張性層10を熱膨張性シートで形成す
る場合は、特開平11−323148号公報、特開20
00−319413号公報、特開2000−1927号
公報等に記載されている耐火性シート状成形体を用いる
ことができる。この熱膨張性シートは薄いシート状のプ
ラスチック系耐火材であって、ブチルゴム等のゴム物
質、赤リンなどのリン化合物、アンモニア等で中和処理
された黒鉛及び水酸化カルシウム等の無機充填剤を含有
する樹脂組成物からなる黒鉛含有ブチルゴムシートであ
り、例えば、黒鉛8質量部と、ブチルゴム26質量部
と、残部が無機充填材とからなる組成のものであって、
200℃以上に加熱されると膨張するものである。この
熱膨張性シートとしては具体的には、積水化学工業
(株)製の「フィブロック」を用いることができるが、
これに限定されるものではない。
【0018】一方、熱膨張性層10を形成するための熱
膨張性塗料は発泡型耐火塗料と称されるものであって、
例えば、発泡剤と炭化剤と反応触媒と結合剤及び顔料な
どを配合したものを用いることができる。上記の発泡剤
としては、例えば、アンモニウム塩では燐酸アンモニウ
ム、ポリ燐酸アンモニウム、燐酸メラミンなどを、アミ
ノ化合物ではジシアンアミド、尿素、メラミンなどを、
その他では塩素化パラフィンなどを用いることができ
る。また、上記の炭化剤としては、例えば、炭水化物で
は澱粉、デキストリン、砂糖などを、多価アルコールで
はモノ、ジ、テトラペンタエリスルトールなどを、ある
いは樹脂状物質を用いることができる。また、上記の反
応触媒としては、燐酸アンモニウム、ポリ燐酸アンモニ
ウム、燐酸メラミンなどを用いることができる。また、
上記の結合剤としては、例えば、水系では合成樹脂エマ
ルションを、溶剤系ではアルキッド、塩化ビニル、ウレ
タン、エポキシ樹脂などを用いることができる。また、
上記の顔料としては、酸化チタン、体質顔料、着色顔料
などを用いることができる。このような熱膨張性塗料
(発泡型耐火塗料)としては具体的には、日本ペイント
(株)製の「タイカリットS−100」を用いることが
できるが、これに限定されるものではない。
【0019】そして、この熱膨張性層10は図2に示す
ように、片面が裏面金属板1(外壁材として断熱パネル
Aを施工した場合に屋内側に向く方の金属板)の内面に
密着すると共に他の片面が断熱材3の表面に密着するよ
うにして設けられている。熱膨張性層10の厚みは例え
ば0.3〜5mmに形成することができるが、これに限
定されるものではない。
【0020】上記のような断熱パネルAにおいて、図3
に示すように火災時等に表面金属板2側(外壁材として
断熱パネルAを施工した場合の屋外側)が長時間に亘っ
て大量の炎42に曝されると断熱材3が炭化するなどし
て劣化し、断熱材3に収縮による亀裂43が生じるもの
であるが、本発明では表面金属板2と裏面金属板1の間
において裏面金属板1の内面に沿って熱膨張性層10を
設けているので、上記炎42による加熱で熱膨張性層1
0が膨張して断熱材3の亀裂43に充填されるものであ
り、このために、膨張した熱膨張性層10で亀裂43が
閉塞されることになって炎42の熱が亀裂43を通過す
ることがなくなり、炎42の熱が屋内側に達しにくくな
るものである。この結果、長時間に亘って大量の炎42
に曝されても断熱パネルAの防火性能が低下しにくくな
るものである。
【0021】このように本発明では火災時等に断熱材3
の亀裂43に膨張した熱膨張性層10が充填される必要
がある。従って、断熱材3に熱膨張性層10を密着させ
て配置するのが好ましく、これにより、火災時等に断熱
材3の亀裂43に膨張した熱膨張性層10が充填されや
すくなるものである。
【0022】図4に上記の断熱パネルAの製造装置の一
例を示す。この製造装置は金属板成形部40と充填部4
1と仕上げ部44とを備えている。金属板成形部40は
帯状金属板25から上記の表面金属板2と裏面金属板1
を形成する箇所であって、ペイオフリール10a、10
bから上下に配置された二枚の帯状金属板25をピンチ
ローラ12a、12bにて引き出し、引き出した帯状金
属板25の両側縁部に成形機11a、11bにて折り返
し成形を施して凸部7及び凹部8に対応する部分を形成
すると共に必要に応じて帯状金属板25の全面に亘って
凹凸を付与して断熱パネルAの表面模様などを形成する
ことによって、長尺の表面金属板2と裏面金属板1を成
形する箇所である。このようにして形成された長尺の表
面金属板2と裏面金属板1はサポートローラ13などの
搬送手段によって充填部41へと連続的に進行して搬送
される。尚、図中の符号29はシャーである。
【0023】充填部41は上記の発泡樹脂の原料液6を
長尺の表面金属板2と裏面金属板1の間に充填する箇所
であって、原料液6から形成される断熱材3と表面金属
板2及び裏面金属板1との接着性を高めるために表面金
属板2と裏面金属板1を最適温度30〜80℃に予備加
熱するためのプレヒータ15と、表面金属板2と裏面金
属板1の幅方向(短手方向)に往復移動して上下に対向
配置された金属板1、2の間に原料液6を注入密度30
〜60kg/m3で均一に散布して注入するためのスプ
レーノズル31を備えたガントリー16と、上側で搬送
される裏面金属板1の下面に熱膨張性層10を供給する
ためのシート供給機45と、上下に対向配置された表面
金属板2と裏面金属板1の間隔を所定の寸法に設定する
ためのダブルコンベア17と、ダブルコンベア17を収
容して表面金属板2と裏面金属板1の間に注入された原
料液6を加熱するための加熱装置28とを備えている。
【0024】図5に示すように、上記のダブルコンベア
17は上下一対のコンベア17a、17bを具備してお
り、コンベア17a、17bは油圧シリンダーなどによ
り上下移動自在に形成されている。このダブルコンベア
17を用いて金属板1、2の上下の間隔を所定の寸法に
設定するには、コンベア17a、17bの間に上下一対
の表面金属板2と裏面金属板1を導入すると共にコンベ
ア17a、17bをそれぞれ上下移動させて上下の間隔
を変化させることによって表面金属板2と裏面金属板1
を押圧し、表面金属板2と裏面金属板1の上下の間隔を
変化させるようにするのである。従って、ダブルコンベ
ア17は原料液6の発泡により破損しないように原料液
6の発泡圧力に耐え得る構造となっている。
【0025】仕上げ部44は、上記の充填部41で形成
された断熱パネル原板27から断熱パネルAを仕上げる
箇所であって、断熱パネル原板27の幅寸法と厚み寸法
を計測するための幅厚み計19と、プロセスコンピュー
タにより制御されて断熱パネル原板27を所定の寸法に
カットするための走間切断機20と、断熱パネルAをそ
の長さと梱包枚数単位に応じて制御して積層するための
リジェクトパイラ22及びパイラ24とを具備してい
る。
【0026】そして、上記の断熱パネルAを製造するに
あたっては次のようにして行なう。まず、上記のように
して金属板成形部40にて帯状金属板25から長尺の表
面金属板2と裏面金属板1を形成し、この長尺の表面金
属板2と裏面金属板1を上下に対向させた状態で進行さ
せて搬送することにより表面金属板2と裏面金属板1を
金属板成形部40から充填部41に導入する。次に、充
填部41に導入した裏面金属板1の下面に熱膨張性層1
0をその粘着性であるいは必要に応じて接着剤等で接着
して貼付する。図4の場合、熱膨張性層10は熱膨張性
シートで形成しているが、熱膨張性層10を熱膨張性塗
料(発泡型耐火塗料)で形成する場合は裏面金属板1の
下面に熱膨張性塗料を塗布する。次に、表面金属板2と
裏面金属板1をプレヒータ15内に通過させて加熱す
る。次に、図5に示すように、加熱した表面金属板2と
裏面金属板1をガントリー16にまで進行させ、ここ
で、表面金属板2と裏面金属板1の間に位置するスプレ
ーノズル31からクリーム状の原料液6を下側の金属板
2の上面に向けて噴射することによって、長尺の表面金
属板2と裏面金属板1の間に原料液6を注入して供給す
る。
【0027】上記のようにして原料液6を供給した後、
図5に示すように原料液6を介在させた状態で表面金属
板2と裏面金属板1を上下のコンベア17a、17bの
間に連続的に導入すると共に加熱装置28で表面金属板
2と裏面金属板1の間の原料液6を40〜50℃に加熱
する。これにより、原料液6が反応する(ポリイソシア
ヌレートフォームの場合は、原料液6中のイソシアネー
トとポリオールが三量化触媒の存在下で反応する)と共
に発泡剤により発泡して硬化することによって、発泡樹
脂の断熱材3が表面金属板2と裏面金属板1の間(裏面
金属板1に貼り付けた熱膨張性層10と表面金属板2の
上面との間)に形成される。このようにして表面金属板
2と裏面金属板1の間に断熱材3が充填された断熱パネ
ル原板27が連続的に成形されるものである。
【0028】充填部41にはダブルコンベア17に同調
して作動するサイドシールコンベア(図示省略)が設け
られており、このサイドシールコンベアによりダブルコ
ンベア17に導入された表面金属板2と裏面金属板1が
幅方向に位置変更調整される。また、サイドシールコン
ベアにより、表面金属板2と裏面金属板1の凹部8に帯
状のシールパッキン39が供給されると共に凸部7には
防湿紙帯(図示省略)が連続的に供給されるようになっ
ており、シールパッキン39及び防湿紙帯により発泡硬
化中の原料液6が表面金属板2と裏面金属板1の間から
流れ出ないようになっている。
【0029】この後、断熱パネル原板27を仕上げ部4
4に導入する。ここで、断熱パネル原板27の寸法の計
測を幅厚み計19により行い、次に、プロセスコンピュ
ータにより制御される走間切断機20にて断熱パネル原
板27を所定の寸法にカットすることにより図1に示す
ような断熱パネルAを形成することができる。その後、
断熱パネルAはリジェクトパイラ22及びパイラ24な
どの自動積載装置により長さと梱包枚数単位が制御され
て積層されるようになっている。尚、上記の製造装置の
ラインスピード(表面金属板2と裏面金属板1を送るス
ピード)は5.0〜15.0m/分にするのが好まし
い。
【0030】図6に他の実施の形態を示す。この断熱パ
ネルAは図1に示すものにおいて断熱材3がフォーム単
体層9と耐火層5とが断熱パネルAの厚み方向に積層さ
れた二層構造に形成されており、フォーム単体層9と耐
火層5の間に熱膨張性層10を介在したものであり、そ
の他の構成は上記の実施の形態と同様に形成されてい
る。従って、耐火層5は熱膨張性層10と裏面金属板1
との間に形成されている。フォーム単体層9は上記と同
様の発泡樹脂のみから構成されるものであり、耐火層5
は上記の発泡樹脂と無機質発泡粒子4とが混合した混合
層から構成されるものである。
【0031】そして、この断熱パネルAにおいても火災
時等に表面金属板2側(外壁材として断熱パネルAを施
工した場合の屋外側)が長時間に亘って大量の炎42に
曝されるとフォーム単体層9と耐火層5(断熱材3)が
炭化するなどして劣化し、フォーム単体層9に収縮によ
る亀裂43が生じるものであるが、金属板1、2の間に
熱膨張性層10を設けているので、上記炎42による加
熱で熱膨張性層10が膨張してフォーム単体層9の亀裂
43に充填されるものであり、このために、膨張した熱
膨張性層10で亀裂43が閉塞されることになって炎4
2の熱が亀裂43を通過することがなくなり、炎42の
熱が屋内側に達しにくくなるものである。この結果、長
時間に亘って大量の炎42に曝されるても断熱パネルA
の防火性能が低下しにくくなるものである。また、この
断熱パネルAでは、発泡樹脂のフォーム単体層9よりも
熱で劣化しにくい無機質発泡粒子4を含む耐火層5によ
り発泡樹脂だけの断熱材3に比べて防火性能を向上させ
ることができると共に、無機質発泡粒子4を発泡樹脂の
核として作用させて無機質発泡粒子4の周囲に発泡樹脂
を密着させることにより長時間に亘って大量の炎に曝さ
れても断熱材3に劣化による亀裂が生じないようにする
ことができ、さらに防火性能が低下しにくくなるもので
ある。
【0032】無機質発泡粒子4は黒曜石等の天然石やア
ルミナ等のセラミックを粉砕した後、焼成加工により発
泡させて形成される粒状の発泡体であって、独立気泡の
集合体が強固なガラス質の被膜で覆われた軽量発泡体で
ある。無機質発泡粒子4は粒径が0.5〜5mm、好ま
しくは1〜3mmのものを使用することができる。無機
質発泡粒子4の粒径が0.5mmよりも小さいと、無機
質発泡粒子4が取り扱いにくくなって断熱パネルAの生
産性が低下する恐れがあり、一方、無機質発泡粒子4の
粒径が5mmよりも大きいと、耐火層5の金属板1への
密着性が低下したり断熱材3の圧縮強度が低下する恐れ
がある。また、無機質発泡粒子4の比重は0.1程度で
あることが好ましく、これにより、断熱パネルAの軽量
性が損なわれないようにすることができる。
【0033】図6に示す断熱パネルAは、まず、図7に
示すように、裏面金属板1と熱膨張性層10と耐火層5
が積層されたパネル半体A′を形成した後、このパネル
半体A′に対してフォーム単体層9と表面金属板2を積
層することによって形成することができる。パネル半体
A′は、無機質発泡粒子4を散布するための散布装置2
6と、上記と同様に形成されるガントリー50と、上記
と同様に形成されるダブルコンベア51とを備えたパネ
ル半体製造装置46で形成されるものである。
【0034】散布装置26は図9に示すようにケース3
2と分配機33とを備えて形成されている。ケース32
は裏面金属板1及び熱膨張性層10の短手方向(水平面
において表面金属板2と裏面金属板1の進行方向と直交
する方向)に長く形成されており、ケース32の下面に
は裏面金属板1及び熱膨張性層10の短手方向の寸法と
同程度の長さに形成された散布口34が設けられてい
る。また、分配機33は金属板1及び熱膨張性層10の
短手方向と平行な方向に長く形成される回転軸35と、
この回転軸35の周面に突設された複数本の羽根部36
とから形成されている。羽根部36は硬質ゴム等で形成
されるものであって、散布口34とほぼ同じ長さに形成
されるものである。また、複数本の羽根部36は等間隔
で回転軸35の周面に突設されている。そして、分配機
33は散布口34の直上においてケース32内に収納さ
れており、また、分配機33は回転軸35を中心として
回転駆動自在に形成されている。
【0035】散布装置26は図10、11に示すように
設置台37に固定されて配設されるが、散布装置26の
配設位置は長尺の裏面金属板1及び熱膨張性層10が進
行する方向においてスプレーノズル52よりも下流側で
ある。すなわち、下側の金属板1はスプレーノズル52
の下側を通過した後、散布装置26の下側を通過するよ
うにして進行するものである。また、散布装置26には
ケース32内に無機質発泡粒子4を供給するための供給
パイプ38が接続されている。
【0036】ガントリー50は、熱膨張性層10と裏面
金属板1の幅方向(短手方向)に往復移動して上下に対
向配置された熱膨張性層10と裏面金属板1の間に上記
と同様の原料液6を均一に散布して注入するためのスプ
レーノズル52を備えたものである。また、ダブルコン
ベア51は、上下に対向配置された熱膨張性層10と裏
面金属板1の間隔を所定の寸法に設定するためのもので
ある。
【0037】そして、パネル半体製造装置46は、図4
におけるプレヒータ15の直前(金属板成形部40と充
填部41の境界付近)に配設されるものであり、従っ
て、図6に示す断熱パネルAは図8に示すような製造装
置で製造されるものである。
【0038】そして、図6に示す断熱パネルAを形成す
るにあたっては次のようにして行う。まず、上記のよう
にして金属板成形部40にて帯状金属板25から長尺の
裏面金属板1を形成し、この長尺の裏面金属板1と、シ
ート供給装置45からの熱膨張性層10とを上下に対向
させた状態(裏面金属板1が下側で熱膨張性層10が上
側)で進行させて搬送することにより裏面金属板1及び
熱膨張性層10をパネル半体製造装置46に導入する。
【0039】次に、図12に示すように、パネル半体製
造装置46に導入した裏面金属板1及び熱膨張性層10
をパネル半体製造装置46のガントリー50にまで進行
させ、ここで、裏面金属板1及び熱膨張性層10の間に
位置するスプレーノズル52からクリーム状の原料液6
を下側の裏面金属板1の上面に向けて噴射することによ
って、長尺の裏面金属板1及び熱膨張性層10の間に原
料液6を注入して供給する。この後、裏面金属板1及び
熱膨張性層10を散布装置26の位置まで進行させ、こ
こで、裏面金属板1と熱膨張性層10の間に位置する散
布装置26から多数個の無機質発泡粒子4を裏面金属板
1に塗布された原料液6の上に散布することによって、
長尺の裏面金属板1と熱膨張性層10の間に無機質発泡
粒子4を供給する。
【0040】散布装置26からの無機質発泡粒子4の散
布は次のようにして行われる。ケース32内には供給パ
イプ38を通じて供給された多数個の無機質発泡粒子4
が収納されていると共に無機質発泡粒子4の一部は隣合
う羽根部36の間の空間に入り込んでいる。そして、こ
の状態で分配機33を回転駆動させることにより、隣合
う羽根部36の間の空間に入り込んでいる無機質発泡粒
子4を散布口34にまで搬送し、この後、散布口34を
通じて裏面金属板1に塗布された原料液6の上に落下さ
せて散布するようにする。この時、複数本の羽根部36
は等間隔で回転軸35の周面に突設されているので、隣
合う羽根部36の間の空間に入り込んでいる無機質発泡
粒子4はほぼ一定であり、従って、分配機33の回転速
度を一定にすることにより、裏面金属板1及び熱膨張性
層10の進行方向においてほぼ均一に無機質発泡粒子4
を散布することができるものである。尚、この実施の形
態では無機質発泡粒子4を裏面金属板1に塗布された原
料液6の上に散布することによって、原料液6に無機質
発泡粒子4を分散させたが、これに限らず、予め原料液
6に無機質発泡粒子4を混合して分散させた後、無機質
発泡粒子4を分散させた原料液6を裏面金属板1に供給
して塗布するようにしても良い。
【0041】無機質発泡粒子4の分散量は裏面金属板1
と熱膨張性層10の間に注入した原料液6に対して5〜
40体積%にするのが好ましい。無機質発泡粒子4の散
布量が裏面金属板1と熱膨張性層10の間に注入した原
料液6に対して5体積%未満であれば、発泡樹脂の核と
して作用させるための無機質発泡粒子4が少なすぎて耐
火層5の密度を高めることができず、耐火層5により断
熱材3の防火性能を向上させることができなくなる恐れ
がある。また、無機質発泡粒子4の散布量が裏面金属板
1と熱膨張性層10の間に注入した原料液6に対して4
0体積%を超えると、耐火層5における発泡樹脂の量が
少なくなりすぎて裏面金属板1及び熱膨張性層10に対
する耐火層5の接着強度(密着強度)が低下したり断熱
材3の圧縮強度が低下したりしてパネルとしての性能が
損なわれる恐れがある。無機質発泡粒子4の分散量は断
熱パネルの強度の低下防止などを考慮すると、原料液6
に対して10〜30体積%にするのが好ましい。
【0042】上記のようにして原料液6及び無機質発泡
粒子4を供給した後、図13に示すように原料液6を介
在させた状態で裏面金属板1と熱膨張性層10をパネル
半体製造装置46のダブルコンベア51の上下のコンベ
ア51a、51bの間に連続的に導入する。これによ
り、原料液6が反応する(ポリイソシアヌレートフォー
ムの場合は、原料液6中のイソシアネートとポリオール
が三量化触媒の存在下で反応する)と共に発泡剤により
発泡して硬化することによって、耐火層5が裏面金属板
1と熱膨張性層10の間に形成される。このようにして
裏面金属板1と熱膨張性層10の間に耐火層5が充填さ
れた長尺のパネル半体A′が連続的に成形されるもので
ある。
【0043】尚、図8及び図13ではパネル半体A′を
形成するにあたって、熱膨張性層10として熱膨張性シ
ートを用いているが、熱膨張性層10を熱膨張性塗料
(発泡型耐火塗料)で形成する場合は、上記と同様の耐
火層5を形成した後、耐火層5の表面に熱膨張性塗料を
塗布することによって、熱膨張性層10を形成する。
【0044】上記のようにしてパネル半体A′を形成し
た後、このパネル半体A′をパネル半体製造装置46か
ら充填部41に導入する。この時、パネル半体A′はパ
ネル半体A′の熱膨張性層10が上向きで進行させて搬
送されている。一方、金属板成形部40では上記と同様
にして帯状金属板25から長尺の表面金属板2が形成さ
れており、この長尺の表面金属板2も金属板成形部40
から充填部41に導入する。次に、充填部41に導入し
た表面金属板2及びパネル半体A′をプレヒータ15内
に通過させて加熱する。次に、加熱した表面金属板2及
びパネル半体A′をガントリー16にまで進行させ、こ
こで、表面金属板2とパネル半体A′の熱膨張性層10
との間に位置するスプレーノズル31からクリーム状の
原料液6を下側のパネル半体A′の熱膨張性層10の上
面に向けて噴射することによって、長尺の表面金属板2
及びパネル半体A′の間に原料液6を注入して供給す
る。この後、表面金属板2及びパネル半体A′の間に原
料液6を介在させた状態で表面金属板2とパネル半体
A′を上下のコンベア17a、17bの間に連続的に導
入すると共に加熱装置28で表面金属板2とパネル半体
A′の間の原料液6を40〜50℃に加熱する。これに
より、原料液6が反応する(ポリイソシアヌレートフォ
ームの場合は、原料液6中のイソシアネートとポリオー
ルが三量化触媒の存在下で反応する)と共に発泡剤によ
り発泡して硬化することによって、フォーム単体層9が
表面金属板2と熱膨張性層10の間に形成される。この
ようにしてパネル半体A′の熱膨張性層10に対してフ
ォーム単体層9と表面金属板2を積層することによっ
て、表面金属板2とパネル半体A′の間にフォーム単体
層9が充填された長尺のパネル原板27が連続的に成形
されるものである。
【0045】充填部41にはダブルコンベア17に同調
して作動するサイドシールコンベア(図示省略)が設け
られており、このサイドシールコンベアによりダブルコ
ンベア17に導入された表面金属板2と裏面金属板1が
幅方向に位置変更調整される。また、サイドシールコン
ベアにより、表面金属板2と裏面金属板1の凹部8に帯
状のシールパッキン39が供給されると共に凸部7には
防湿紙帯(図示省略)が連続的に供給されるようになっ
ており、シールパッキン39及び防湿紙帯により発泡硬
化中の原料液6が表面金属板2と裏面金属板1の間から
流れ出ないようになっている。
【0046】この後、断熱パネル原板27を仕上げ部4
4に導入する。ここで、断熱パネル原板27の寸法の計
測を幅厚み計19により行い、次に、プロセスコンピュ
ータにより制御される走間切断機20にて断熱パネル原
板27を所定の寸法にカットすることにより図6に示す
ような断熱パネルAを形成することができる。その後、
断熱パネルAはリジェクトパイラ22及びパイラ24な
どの自動積載装置により長さと梱包枚数単位が制御され
て積層されるようになっている。尚、上記の製造装置の
ラインスピード(金属板1、2や熱膨張性層10やパネ
ル半体A′を送るスピード)は5.0〜15.0m/分
にするのが好ましい。
【0047】図14にISO834に準拠した標準加熱
温度曲線に基づいて断熱パネルを加熱して得られた防火
性能試験の結果を示す。図14中において、曲線aは表
面金属板2と裏面金属板1の間にポリイソシアヌレート
フォームからなる断熱材3を形成した断熱パネルの裏面
(裏面金属板1側)の温度変化曲線を示し、曲線bは表
面金属板2と裏面金属板1の間にポリイソシアヌレート
フォームと無機質発泡粒子4の混合物からなる断熱材3
を形成した断熱パネルの裏面の温度変化曲線を示し、曲
線cは図1に示す本発明の断熱パネルAの裏面の温度変
化曲線を示し、曲線dは図6に示す本発明の断熱パネル
Aの裏面の温度変化曲線を示す。尚、断熱パネルの厚
み、金属板1、2の種類や厚み、断熱材3(フォーム単
体層9と耐火層5)の発泡樹脂の種類は全ての断熱パネ
ルで同様のものを用いた。
【0048】図14から明らかなように、熱膨張性層1
0を内蔵していない断熱パネルの曲線a、bに比べて、
熱膨張性層10を内蔵している本発明の断熱パネルAの
曲線c、dは温度の上昇が低いことが判る。すなわち、
図1、6に示す断熱パネルAは防火性能を向上させるこ
とができるものである。また、耐火層5を内蔵していな
い断熱パネルAの曲線cに比べて、耐火層5を内蔵して
いる断熱パネルAの曲線dは温度の上昇が低いことが判
る。すなわち、図6に示す断熱パネルAは耐火層5によ
り防火性能をさらに向上させることができるものであ
る。
【0049】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、表面金属板と裏面金属板の間に発泡樹脂からなる断
熱材を充填して形成される断熱パネルにおいて、熱によ
り膨張する熱膨張性層を裏面金属板に沿って設けて成る
ことを特徴とするものであり、火災時等の熱で熱膨張性
層を膨張させることによって、火災時等に生じた断熱材
の収縮による亀裂に膨張した熱膨張性層を充填すること
ができ、長時間に亘って大量の炎に曝されても防火性能
が低下しにくくなるものである。
【0050】また、本発明の請求項2の発明は、発泡樹
脂と無機質発泡粒子とが混合した耐火層を断熱材に形成
して成ることを特徴とするものであり、発泡樹脂の断熱
材よりも熱で劣化しにくい無機質発泡粒子を含む耐火層
により発泡樹脂だけの断熱材に比べて防火性能を向上さ
せることができると共に、無機質発泡粒子を発泡樹脂の
核として作用させて無機質発泡粒子の周囲に発泡樹脂を
密着させることにより長時間に亘って大量の炎に曝され
ても断熱材に劣化による亀裂が生じないようにすること
ができ、さらに防火性能が低下しにくくなるものであ
る。
【0051】また、本発明の請求項3の発明は、熱膨張
性層と断熱材とを密着させて成ることを特徴とするもの
であり、火災時等に生じた断熱材の収縮による亀裂に膨
張した熱膨張性層が充填されやすくなって、さらに防火
性能が低下しにくくなるものである。
【0052】また、本発明の請求項4の発明は、発泡樹
脂がポリイソシアヌレートフォームであることを特徴と
するものであり、ポリウレタンフォームやポリスチレン
フォームなどの他の発泡樹脂よりも防火性能の高い断熱
材を形成することができ、さらに防火性能が低下しにく
くなるものである。
【0053】本発明の請求項5の発明は、表面金属板と
裏面金属板の金属板の間に発泡樹脂の原料液を注入する
と共に注入した原料液を発泡させることによって発泡樹
脂からなる断熱材を形成する断熱パネルの製造方法にお
いて、熱により膨張する熱膨張性層を裏面金属板に沿っ
て設けることを特徴とするものであり、熱膨張性層を内
蔵する断熱パネルを製造することによって、火災時等の
熱で熱膨張性層を膨張させて火災時等に生じた断熱材の
収縮による亀裂に膨張した熱膨張性層を充填することが
でき、長時間に亘って大量の炎に曝されても防火性能が
低下しにくくなるものである。
【0054】また、本発明の請求項6の発明は、無機質
発泡粒子を分散した原料液を発泡させることによって、
発泡樹脂と無機質発泡粒子とが混合した耐火層を断熱材
に形成することを特徴とするものであり、耐火層を内蔵
する断熱パネルを製造することによって、発泡樹脂の断
熱材よりも熱で劣化しにくい無機質発泡粒子を含む耐火
層により発泡樹脂だけの断熱材に比べて防火性能を向上
させることができると共に、無機質発泡粒子を発泡樹脂
の核として作用させて無機質発泡粒子の周囲に発泡樹脂
を密着させることにより長時間に亘って大量の炎に曝さ
れても断熱材に劣化による亀裂が生じないようにするこ
とができ、さらに防火性能が低下しにくくなるものであ
る。
【0055】また、本発明の請求項7の発明は、原料液
に対して5〜40体積%の無機質発泡粒子を分散するこ
とを特徴とするものであり、熱膨張性層への接着性と防
火性能が高い耐火層を形成することができ、高い強度と
防火性能を備えた断熱パネルを形成することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、一部が破断
した斜視図である。
【図2】同上の一部の断面図である。
【図3】同上の火災時を示す一部の断面図である。
【図4】同上の製造装置の一例を示す概略図である。
【図5】同上の製造装置の一部を示す斜視図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示し、一部が破
断した斜視図である。
【図7】同上の一部の斜視図である。
【図8】同上の製造装置の他例を示す概略図である。
【図9】同上の製造装置の一部を示す断面図である。
【図10】同上の製造装置の一部を示す側面図である。
【図11】同上の製造装置の一部を示す背面図である。
【図12】同上の製造装置の一部を示す側面図である。
【図13】同上の製造装置の一部を示す斜視図である。
【図14】同上の防火性能試験の結果を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 裏面金属板 2 表面金属板 3 断熱材 4 無機質発泡粒子 5 耐火層 6 原料液 10 熱膨張性層 A 断熱パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 15/08 B32B 15/08 E 4F204 E04C 2/26 E04C 2/26 V E04D 3/35 E04D 3/35 G E04F 13/12 E04F 13/12 A // B29K 79:00 B29K 79:00 105:04 105:04 B29L 31:10 B29L 31:10 (72)発明者 柴田 晃一 兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目2番1号 大同鋼板株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 DE04 FA09 FA16 GA42 GA44 GA82 HB01 HB03 HB04 HB07 HB08 HD01 HD03 HD04 HD09 HE01 HF11 2E108 CC01 CV03 GG01 GG10 2E110 AA02 AB02 AB04 BA04 BA05 BA12 CB03 EA09 GA23Z GA24Z GA28Z GB01W GB01X GB43Z GB54Z GB55Z 2E162 CB02 CB03 CB05 CB07 CB08 CB09 CB11 CD01 CD02 CD03 GA04 GB01 4F100 AA00C AB01A AB01B AC00 AD00 AK01C AK01D AK31C BA04 BA07 BA10A BA10B BA13 CA01 CC00D DE01C DJ01C EH132 EH312 GB07 GB08 JA02D JJ02 JJ07 JL11 YY00C 4F204 AA36 AB02 AB16 AB26 AD03 AD08 AD34 AE02 AH47 AH48 EA01 EA04 EB02 EB13 EF05 EF27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面金属板と裏面金属板の間に発泡樹脂
    からなる断熱材を充填して形成される断熱パネルにおい
    て、熱により膨張する熱膨張性層を裏面金属板に沿って
    設けて成ることを特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂と無機質発泡粒子とが混合した
    耐火層を断熱材に形成して成ることを特徴とする請求項
    1に記載の断熱パネル。
  3. 【請求項3】 熱膨張性層と断熱材とを密着させて成る
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱パネル。
  4. 【請求項4】 発泡樹脂がポリイソシアヌレートフォー
    ムであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の断熱パネル。
  5. 【請求項5】 表面金属板と裏面金属板の間に発泡樹脂
    の原料液を注入すると共に注入した原料液を発泡させる
    ことによって発泡樹脂からなる断熱材を形成する断熱パ
    ネルの製造方法において、熱により膨張する熱膨張性層
    を裏面金属板に沿って設けることを特徴とする断熱パネ
    ルの製造方法。
  6. 【請求項6】 無機質発泡粒子を分散した原料液を発泡
    させることによって、発泡樹脂と無機質発泡粒子とが混
    合した耐火層を断熱材に形成することを特徴とする請求
    項5に記載の断熱パネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 原料液に対して5〜40体積%の無機質
    発泡粒子を分散することを特徴とする請求項5又は6に
    記載の断熱パネルの製造方法。
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