JP2003268964A - 幅木および二重床構造体 - Google Patents
幅木および二重床構造体Info
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Abstract
び、ほこりやごみなどが床下に入り込むことのない二重
床構造体を提供する。 【解決手段】 幅木200は、幅木上部200Uと、幅
木上部200Uより厚みが薄い幅木下部200Dとの2
つの部位を有している。幅木200が幅木上部200U
の背面と壁面182Lとが当接する位置に、釘220に
よって壁180Lに取り付けられると、幅木下部200
Dは、その後方に空隙が存在するように位置する。ま
た、幅木下部200Dは、その厚みが薄い。これらによ
り、幅木下部200Dは、矢印A方向の外力が作用する
と、弾性変形する。
Description
けられる幅木、および、建築構造体の1つである二重床
構造体に関する。
は、ある室空間で発生した衝撃音が隣接する室空間にお
いて騒音として発生するのを防ぐべく、各種防音対策が
採られている。例えば、二重床構造の遮音対策として、
壁際にすき間を空けて床下空間の空気を逃がすことなど
が提案されている。
内で発生した衝撃音は、壁や床などを介して隣接する室
空間に伝播する。このため、従来の防音対策による遮音
は、充分なものではなかった。また、壁際にすき間を設
けるようにした二重床構造では、ほこりやごみがすき間
から床下に落下して不衛生となることが指摘されてい
る。
ものであり、その目的とするところは、衝撃音を抑制す
ることが可能な幅木、および、ほこりやごみなどが床下
に入り込むことのない二重床構造体を提供することにあ
る。
けられた場合に、外力が作用したときに、当該外力の方
向に変位するような部位を具備することを特徴とする幅
木を提供する。かかる幅木によれば、幅木に、物体が衝
突すると、幅木は衝突力の方向に変位する。これによ
り、衝突時における物体と幅木との接触時間が長くなる
ため、幅木に発生する衝撃音のレベルが抑制されること
となる。
発明は、基礎床に連立する複数の支持脚に支持された床
下地材と、前記基礎床と前記床下地材とによって形成さ
れる床下空間の空気を外部へ排出、あるいは、前記床下
空間に前記外部の空気を吸入するための開口部と、前記
床下空間の気圧を高める増圧手段とを具備することを特
徴とする二重床構造体を提供する。かかる二重床構造体
によれば、室空間において発生した衝撃音による床下地
材の振動に伴って、開口部から空気が排出あるいは吸入
される。これにより、床下空間の気圧が大気圧と等しく
なるため、衝撃音は、基礎床に伝播されにくくなる。ま
た、増圧手段によって床下空間の気圧が高くなると、開
口部からは、空気が排出される。これにより、開口部を
介する床下空間への塵埃の流入が防止されることとな
る。
図面を参照して説明する。図2は、本発明の実施形態に
かかる幅木を利用した二重床構造体の構成を示す図であ
る。この図において、基礎床110および壁180L、
180Rは、RC(Reinforced Concrete)造建物の躯
体の一部である。本実施形態における二重床構造体は、
基礎床110および壁180L、180Rによって形成
される空間内に設置される。なお、二重床構造体が設置
される建物は、RC造に限定されるものではなく、例え
ば鉄骨造やSRC(Steel Framed Reinforced Concret
e)造などであっても良い。
て支持脚130が所定間隔を隔てて設置されている。支
持脚130は、上端に設けられた支持部材140を介し
て、ほぼ水平となるように床下地材150を支持してい
る。この床下地材150は、図中左側の壁180Lと、
通風口として機能する隙間Dを隔てて配置されている。
なお、隙間Dの詳細については後述する。そして、床下
地材150の上面には、二重床の床面となるフローリン
グなどの仕上材160が貼着されている。また、基礎床
110の図中右端には、直床の床面となる仕上材162
が直接貼着されている。室空間100は、これらの二重
床(仕上材160)と直床(仕上材162)とからなる
2段階の床面レベルを有する室内(例えば、住宅の玄関
など)の空間である。
からみた下端には、幅木200が仕上材160と略平行
に延在(紙面垂直方向)するように取り付けられてい
る。幅木200は、壁面182Lの最下部に人間の足な
どが当たる事によって、汚れや損傷などが生じるのを防
止するために取り付けられる部材である。このような幅
木200は、一般に、木材や合成樹脂などから構成され
ている。
状およびその周辺構成の拡大図である。この図に示され
るように、幅木200は、幅木上部200Uと幅木下部
200Dとの2つの部位を有している。幅木上部200
Uの前面(室空間100側)および幅木下部200Dの
前面の各々は、同一平面上に位置するように形成されて
いる。一方、幅木下部200Dの背面(壁180L側)
は、幅木上部200Uの背面と比較して、前面からの距
離が短くなるように形成されている。すなわち、幅木2
00は、上部より下部が薄くなるように形成されてい
る。このような構成の下、幅木200は、幅木上部20
0Uの背面と壁面182Lとが当接する位置に、釘22
0によって壁180Lに取り付けられる。この際、幅木
200は、その下端が仕上材160から通風口として機
能する隙間dだけ上方の位置に取り付けられる。なお、
隙間dについては、後述することとする。
り付けられると、幅木下部200Dは、その後方に空隙
が存在するように位置する。また、幅木下部200D
は、その厚みが薄い。これらにより、幅木下部200D
は、矢印A方向(幅木200の厚さ方向)の外力が作用
すると、弾性変形する。さらに詳述すると、幅木下部2
00Dは、幅木上部200Uとの接合部をおおよその軸
として、A方向に湾曲可能な構成となっている。本実施
形態における幅木200は、以下の理由によりこのよう
な構成を採っている。
(仕上材160)の清掃時において、電気掃除機の吸引
口400が幅木200と衝突することがある。一般に、
吸引口は、硬質な合成樹脂によって形成されている。こ
のため、吸引口400が、弾性変形しない従来の幅木に
衝突すると、幅木において大きな衝撃音が発生する。こ
のような衝撃音は、幅木が設置されている壁を介して基
礎床などに伝播し、隣接する室空間において騒音として
再放射されてしまう。
は、物体が衝突した時の衝撃音のレベルを抑制すべく、
弾性変形可能な形状をしている。すなわち、電気掃除機
の吸引口400などの硬い物体がA方向に衝突すると、
幅木下部200Dは、A方向に弾性変形する。これによ
り、衝突時の接触時間が長くなるため、衝撃力のピーク
レベルは低減する。これにより、壁180Lや基礎床1
10などを伝播する振動エネルギーが小さなものとな
り、結果として、隣接室空間において発生する騒音が抑
制されることとなる。
衝突して衝撃音が発生すると、当該衝撃音は、防振部材
120を有する支持脚130と床下地材150と基礎床
110とによって形成される床下空間170の空気を介
して、基礎床110に伝播する。このように防振部材1
20を介在させることにより、直床と比較して、二重床
における衝撃音の伝播は抑制される。しかしながら、従
来の二重床構造体においては、床下空間170が密閉状
態にあったため、衝撃音が発生すると、空気層が空気バ
ネの効果を持つようになり、振動エネルギーの多くが空
気伝播されていた。
170と室空間100とを連通する通風口が設けられて
いる。すなわち、床下地材150は、上述したように壁
面182Lから隙間Dを隔てて配置されている。また、
幅木200は、その下端が仕上材160より隙間dだけ
上方に位置するよう取り付けられている。このため、床
下地材150の振動時に、床下空間170の気圧が室空
間100の気圧より高くなれば、床下空間170の空気
が通風口(隙間Dおよび隙間d)を介して室空間100
へ排出される。一方、床下空間170の気圧が室空間1
00の気圧より低くなれば、室空間100の空気が通風
口を介して床下空間170に吸入される。これにより、
床下空間170において圧力波などが生じないため、床
下空間170を介して伝播する衝撃音のエネルギーが減
少する。この結果、基礎床110などを介して隣接する
室空間に放射される衝撃音のエネルギーが減少し、騒音
が抑制される。
間170との間に通風口を設けた場合、室空間100の
気圧が床下空間170の気圧より高くなると、室空間1
00中の塵埃が、隙間dおよび隙間Dを通過して床下空
間170に移動する可能性がある。また、単純に落下に
よっても室空間100から床下空間170に塵埃が移動
することもある。そこで、本実施形態における二重床構
造体は、仕上材160(二重床)と仕上材162(直
床)との段差面に送風装置300を備えている。この送
風装置300は、ファンなどから構成され、室空間10
0の空気を強制的に床下空間170に流入させる。フィ
ルタ310は、送風装置300の室空間100側に着脱
可能に備えられており、塵埃の通過を防止する。また、
リモコン320は、壁面などに設けられ、ユーザによる
送風のオン・オフや送風時の風量調整などの指示を送風
装置300に伝達する。
る送風が開始されると、図3中の破線で示されるよう
に、室空間100の空気は、強制的に床下空間170に
流入させられる。床下空間170に空気が流入すると、
床下空間170における気圧は、室空間100の気圧よ
り高くなるため、床下空間170の空気は、隙間Dおよ
び隙間dを介して室空間100に排出される。このよう
な隙間dから室空間100に排出される空気の風圧によ
り、本実施形態における二重床構造体においては、室空
間100から床下空間170への塵埃の移動が防止され
ることとなる。
が備えられているため、室空間100中の塵埃が床下空
間170に流入することはない。ユーザは、フィルタ3
10が目詰まりを起こせば、送風装置300から取り外
し、水洗いなどによってメンテナンスを行う。また、塵
埃の除去機能に加え、空気中の微粒子除去や脱臭などの
機能を備えたフィルタ310を取り付ければ、室空間1
00の空気清浄を行うことが可能である。
は、送風装置300による風力を強めることによって、
仕上材160と壁180Lとによって形成される入隅か
ら塵埃などが吹き飛ばされる。これにより、電気掃除機
による吸入力が補助され、入隅の清掃効率が向上する。
体によれば、室空間100の空気と床下空間170の空
気とが循環されるため、室空間100の気温と床下空間
170の気温とがほぼ等しくなる。これにより、床下の
結露が防止されることとなる。
床下空間170の空気が室空間100に流入されるた
め、ホルマリン等の人体に有害な化学物質を放出させな
いものが望ましい。仮に、有害物質を放出させる建材が
床下空間170に使用されたとしても、本実施形態にお
ける二重床構造体によれば、床下空間170の空気は、
密閉ではなく室空間100の空気と循環される。このた
め、室空間100の換気を行うことにより、経年的にそ
の有害物質を揮発させることが可能である。
も例示であって、本発明の一態様を示すものであり、本
発明の範囲内で任意に変更可能である。そこで以下に、
各種の変形例について説明する。
0は、その下方が弾性変形する構成を示したが、本発明
はこれに限定されない。例えば、図4に示されるよう
に、中空部234および開口部232を備える幅木23
0であっても良い。このように中空部234を備えるこ
とにより、幅木230の前面を構成する部位の厚みが薄
くなるため、幅木230の前面は、厚さ方向(A方向)
に作用する外力によって弾性変形する。これにより、幅
木230に生じる衝撃音が抑制されることとなる。な
お、開口部232は、幅木230を釘220によって壁
180Lに取り付ける際に、釘220が通過できるよう
に設けられている。また、図5に示されるように、開口
部232を有しない中空部242を備える構成としても
よい。幅木240は、長手方向に所定間隔毎に中空部2
42を有している。幅木240を壁180Lに取り付け
る際には、中空でない部分(中実部)に釘220を貫通
させ、幅木240を取り付ける。
ては、弾性変形が可能な幅木を説明したが、さらに、幅
木に働く外力を吸収する緩衝材を備える構成としても良
い。例えば、図6に示されるように、弾性変形が可能な
幅木下部200Dの後方(壁180L側)に、振動を吸
収する緩衝材250を備えても良い。これにより、衝突
時においては、緩衝材250が衝突力を吸収し、また、
衝撃音の発生時(すなわち、幅木200の振動時)にお
いては、緩衝材250が振動のエネルギーを吸収するた
め、壁180Lに固体伝播される振動エネルギーは、さ
らに減少することとなる。また、幅木200に緩衝材2
50を設けることにより、幅木200(幅木上部200
U、幅木下部200D、緩衝材250)および壁180
Lから構成されるバネマス系が低域通過型の音響フィル
タとして機能する。これにより、特に耳障りといわれる
高周波域の衝撃音が、さらに抑制されることとなる。な
お、緩衝材250として、ゴム材、ゲル材、発泡材など
を用いることができる。
に示される例に限定されるものでなく、衝撃音を吸収す
る緩衝材250を備える構成であれば、任意に本発明を
適用可能である。例えば、図7における(a)から
(c)に示されるような構成としても良い。このうち、
図7(b)に示される幅木270は、「コ」の字型をし
た幅木上部272が弾性体の緩衝材250を介して幅木
下部274を保持している。これにより、幅木下部27
4は弾性変形が可能となり、また、幅木下部274に加
わった衝撃は、緩衝材250によって吸収されることと
なる。
は、幅木上部282、幅木下部284および緩衝材25
0から構成される。幅木上部282には係合部282h
が形成されており、幅木下部284には係合部284h
が形成されている。これらの係合部282hおよび係合
部284hの各々は、互いに係合する。幅木280が壁
180Lに取り付けられた状態で、幅木上部282は、
係合部をおおよその軸として、幅木下部284がA方向
に弾性変形が可能となるように幅木下部284を保持す
る。また、幅木下部284の後方に設けられた緩衝材2
50は、幅木下部284に生じた衝撃音を吸収する役割
を果たす。
より下部が薄い形状の幅木について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、衝突時における衝突
体との接触時間が長くなるような幅木であれば良い。す
なわち、外力が作用すると、当該外力の方向に変位する
ような部位を有する幅木であれば良い。例えば、図8に
示される幅木260は、板状の前面部265と、その後
方に位置する弾性体の緩衝材250とを有している。こ
の幅木260は、上下方向の中央を貫通する釘220に
よって壁180Lに取り付けられる。このような構成に
すると、前面部265に、厚さ方向の力が作用すると、
前面部265は、釘穴267を通る紙面垂直線をおおよ
その軸として揺動する。これにより、衝突体との接触時
間が長くなり、発生する衝撃音のレベルが抑制される。
200を二重床構造体に適用した例を示したが、これに
限定されるものではない。例えば、直床と接する壁に幅
木200を取り付ける構成としても良い。なお、このよ
うな構成とする場合、室空間100と床下空間170と
の通風口が不要となるため、幅木200の下端は、仕上
材162に当接するように壁に取り付けることが可能で
ある。
造体の構成に加え、床下空間170にダクトを配管する
構成としても良い。すなわち、ダクトの一端を送風装置
300に接続し、他端を、通風口(上述の実施形態にお
いては隙間Dおよびd)から均等に空気が排出されるよ
うな位置(例えば、床下空間170の中央)に配置する
構成としても良い。これにより、通風口から空気が均等
に排出されるため、床下空間170への塵埃の移動の防
止が効果的に行われることとなる。
空間170に室空間100の空気を流入させる送風装置
300を備える例を示したがこれに限られない。例え
ば、床下空間170に建物外部の空気を流入させる送風
装置を設ける構成としても良い。これにより、通風口を
介して、床下空間170に塵埃などが流入されることが
なくなる。
撃音を抑制することが可能な幅木、および、ほこりやご
みなどが床下に入り込むことのない二重床構造体が提供
される。
造体の構成を示す図である。
送風の様子を示す図である。
ある。
130…支持脚、140…支持部材、150…床下地
材、160,162…仕上材、170…床下空間、18
0L,180R…壁、182L…壁面、200…幅木、
200U…幅木上部、200D…幅木下部、250…緩
衝材、300…送風装置、310…フィルタ、320…
リモコン。
Claims (4)
- 【請求項1】 壁に取り付けられた場合に、外力が作用
したときに、当該外力の方向に変位するような部位を具
備することを特徴とする幅木。 - 【請求項2】 前記部位は、他の構成部位より厚みが薄
く、前記幅木が前記壁に取り付けられたときに、その後
方に空隙が存在するように位置することを特徴とする請
求項1に記載の幅木。 - 【請求項3】 外力を吸収する緩衝材を具備することを
特徴とする請求項1あるいは2に記載の幅木。 - 【請求項4】 基礎床に連立する複数の支持脚に支持さ
れた床下地材と、 前記基礎床と前記床下地材とによって形成される床下空
間の空気を外部へ排出、あるいは、前記床下空間に前記
外部の空気を吸入するための開口部と、 前記床下空間の気圧を高める増圧手段とを具備すること
を特徴とする二重床構造体。
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2002
- 2002-03-19 JP JP2002076246A patent/JP2003268964A/ja active Pending
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