JP2003270687A - 周期分極反転構造の形成方法、周期分極反転構造および光導波路素子 - Google Patents
周期分極反転構造の形成方法、周期分極反転構造および光導波路素子Info
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Abstract
一の電極と、この第一の電極と対向するように基板に設
けられた第二の電極との間に電圧を印加することによ
り、基板内に周期分極反転構造を形成するのに際して、
電圧印加の際に強誘電体単結晶にダメージが発生するの
を抑制する。 【解決手段】第一の電極が、周期的に配列された複数の
電極片2からなる電極片配列体32、電極片2に対して
給電するための給電電極1、および給電電極1に対して
接続されているプロービングパッドを備えている。給電
電極1のプロービングパッドとは反対側の終端部1b
に、電極片2の幅よりも大きい幅を有する拡幅片部7を
備えている。
Description
合方式の第二高調波発生デバイスに適した光導波路素子
の製造に利用できる、周期分極反転構造の形成に関する
ものである。
記録を実現するためには、波長400−430nm程度
の青色光を,30mW以上の出力で安定的に発振する青
色光レーザーが要望されており、開発競争が行われてい
る。青色光光源としては、赤色光を基本波として発振す
るレーザーと、疑似位相整合方式の第二高調波発生素子
とを組み合わせた光導波路型の波長変換素子が期待され
ている。
の周期を有する周期分極反転構造を素子内に形成するこ
とが必要である。この方法としては、いわゆる電圧印加
法が知られている。図17は、電圧印加法によって、強
誘電体単結晶基板4内に周期分極反転構造を形成するプ
ロセスを模式的に示す斜視図である。
なるオフカット基板4を使用する。基板4の表面4aに
第一の電極30および第三の電極31を形成し、裏面4
bに第二の電極(一様電極)8Aを形成する。第一の電
極30は、複数の周期的に配列された細長い電極片2
と、多数の電極片を接続する細長い給電電極1とからな
る。第三の電極31は細長い対向電極片5からなってお
り、対向電極片5は、電極片2の先端に対向するように
設けられている。
方向Bは、主面4a、4bに対して所定角度、例えば5
°傾斜しているので、オフカット基板と呼ばれている。
最初に基板4の全体を15Bの方向に分極させておく。
そして、例えば電極30と31との間にV1の電圧を印
加し、電極30と電極8Aとの間にV2の電圧を印加す
ると、各電極片2の先端から分極反転部33が矢印Bと
平行に徐々に進展する。分極反転部33における分極方
向15Aは、15Bとは正反対になる。
法によって、例えばニオブ酸リチウムやタンタル酸リチ
ウム単結晶基板に周期分極反転構造を形成しようと試み
てきた。しかし、この過程で、電極片の先端から十分な
深さの分極反転部を形成できるようなパルス電圧を印加
すると、強誘電体単結晶基板(あるいはウエハー)にダ
メージが発生することがあった。このダメージは、例え
ば図16に丸印中に示すようなダメージである。こうし
た強誘電体単結晶のダメージは、素子特性や他のプロセ
スに悪影響を及ぼす。具体的には、第二高調波発生素子
(SHG素子)を作製すると、第二高調波出力の低下お
よび歩留りの低下が生ずる。また、光導波路を加工によ
って形成した後には、KOHなどによってエッチング洗
浄を行う。この際、ダメージ個所からKOHエッチャン
トがしみ込み、アンダークラッドであるSiO2層を侵
食することがあった。
表面上に設けられた第一の電極と、この第一の電極と対
向するように基板に設けられた第二の電極との間に電圧
を印加することにより、強誘電体単結晶基板内に周期分
極反転構造を形成するのに際して、電圧印加の際に強誘
電体単結晶にダメージが発生するのを抑制することであ
る。
いて、図面を参照しつつ順次説明する。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、この第一の
電極と対向するように基板に設けられた第二の電極との
間に電圧を印加することにより、基板内に周期分極反転
構造を形成する方法であって、第一の電極が、周期的に
配列された複数の電極片からなる電極片配列体、電極片
に対して給電するための給電電極、および給電電極に対
して接続されているプロービングパッドを備えており、
給電電極のプロービングパッドとは反対側の終端部に電
極片の幅よりも大きい幅を有する拡幅片部を備えている
ことを特徴とする。
末端のコーナー部の輪郭が湾曲している。
設計の電極を用い、電圧印加法によって周期分極反転構
造を形成した。ここで、強誘電体単結晶基板の裏面側の
第二の電極は、裏面全体に設けられた一様電極8Aであ
る(図17参照)。第一の電極30および第三の電極3
1の平面的パターンを図15に示す。第一の電極30に
おいては、複数列、例えば3列の細長い給電電極1A、
1B、1Cの各終端部が、共通のプロービングパッド6
に対して接続されている。各給電電極1A、1B、1C
には、それぞれ多数の細長い電極片2が形成されてい
る。これらの電極片2は、目的とする周期分極反転構造
の周期に合わせて一定周期で形成されており、給電電極
の長手方向へと向かって多数配列されており、これによ
って電極片配列体32を構成している。32aは、電極
片配列体32の一方の終端部であり、32bは、電極片
配列体32の他方の終端部である。
対向電極片5A、5B、5C、5Dと、これらの対向電
極片に接続されている共通の給電電極10とを備えてい
る。各対向電極片5A、5B、5Cは、それぞれ、各電
極片配列体32と所定間隔をおいて対向している。対向
電極片5Dは給電電極1Cと対向している。
し、第一の電極と第二の電極との間に数kVのパルス状
の電圧を印加し、周期分極反転構造の形成を試みた。と
ころが、強誘電体単結晶内にダメージが発生することが
あった。例えば図16に示すように、電極片配列体32
のプロービングパッド6と反対側の終端部32b付近、
給電電極1A、1B、1Cのプロービングパッド6側と
反対側の終端部1bにおいて、ウエハーにダメージが生
じることがあった。
終端部32b付近の写真を示す。この写真を撮影する際
には、周期分極反転構造を形成した後に、フッ硝酸によ
ってウエハーの表面をエッチングし、電極30、31を
取り除いてある。また、強誘電体単結晶は、MgOが5
%添加されたLiNbO3である。この写真において、丸印の
黒く観察されているところがダメージである。
ように、第一の電極において、周期的に配列された複数
の電極片2からなる電極片配列体32、電極片2に対し
て給電するための給電電極1、および給電電極1に対し
て接続されているプロービングパッドを設ける。この
際、給電電極1のプロービングパッドとは反対側の終端
部1bに、電極片2の幅aよりも大きい幅bを有する拡
幅片部7を設ける。好ましくは、拡幅片部のコーナー部
7a、7bの輪郭を湾曲させ、角をとった。
際に、電極片配列体32の終端部32bおよび給電電極
1の終端部1b付近における電荷の集中が緩和され、ダ
メージを回避することが可能となった。
こで、図1に示すような形態の第一の電極を使用してお
り、強誘電体単結晶は、MgOが5%添加されたLiNbO3
である。図16において観察された黒いダメージが生じ
ていないことを確認できる。なお、この実施例において
は、各電極片2の幅aを0.3μmとし、周期Λを2.
8μmとし、長さを100μmとした。また、拡幅片部
7の幅bを50μmとした。コーナー部7a、7bの輪
郭は、長径100μm、短径50μmの楕円状とした。
拡幅片部7の長さは100μmであり、電極片2の長さ
と同じである。
の幅bと電極片2の幅aとの比率b/aは、ダメージ防
止という観点からは30以上であることが好ましく、100
以上であることが更に好ましい。b/aの上限は特にな
いが、拡幅片部7の幅をある程度以上大きくしても、ダ
メージ防止の効果への寄与は少なく、かえって材料の無
駄が生ずるので、この観点からはb/aは1000以下であ
ることが好ましい。
曲していれば特に限定されない。しかし、真円形、楕円
形、レーストラック形状、放物線、正弦曲線(余弦曲
線)であることが好ましい。また、この輪郭の曲率半径
は、2〜50μmとすることが好ましい。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、この第一の
電極と対向するように基板に設けられた第二の電極との
間に電圧を印加することにより、基板内に周期分極反転
構造を形成する方法であって、第一の電極が、周期的に
配列された複数の電極片からなる電極片配列体、電極片
に対して給電するための給電電極、および給電電極に対
して接続されているプロービングパッドを備えており、
給電電極のプロービングパッドとは反対側の終端部の外
側に、給電電極と接続されていない浮動電極を備えてい
ることを特徴とする。
極が、電極片の配列方向に向かって配列されている。
1のプロービングパッドとは反対側の終端部1bおよび
その周辺の平面的パターンを示す。本例においては、電
極片配列体32の終端部32bの外側に、給電電極1に
対して接続されていない細長い浮動電極3A〜3Fが形
成され、配列されている。各浮動電極は細長いストライ
プ状である。そして、複数の浮動電極3A、3Fが、電
極片2の配列方向Aに向かって配列されている。
の終端部1bおよび電極片配列体32の終端部32bの
周辺の電気抵抗が大きくなり、電荷の集中が緩和され、
ダメージを回避することが可能となった。
こで、図3に示すような形態の第一の電極を使用してお
り、強誘電体単結晶は、MgOが5%添加されたLiNbO3
である。図16において観察された黒いダメージが生じ
ていないことを確認できる。なお、この実施例において
は、各電極片2の幅aを0.3μmとし、周期Λを2.
8μmとし、長さを100μmとした。また、浮動電極
3A〜3Fの幅を0.3μmとし、周期を2.8μmと
した。浮動電極3Aの長さdmを150μmとし、最も外
側の浮動電極3Fの長さdeを50μmとした。ただし、
浮動電極3Aから最も外側の浮動電極3Fまでの合計距
離は100μmであり、従って浮動電極の本数は6本では
ないことを注意する。
長さdが、給電電極に最も近い浮動電極3Aから末端の
浮動電極3Fへと向かって小さくなっていることが好ま
しい。これによって、末端の浮動電極3Fに近づくのに
つれて電気抵抗が増大し、電荷の局部的な集中を抑制す
るのに効果的である。
電極3Aの長さdmと、末端の浮動電極3Fの長さde
との比率dm/deは、電荷の局部的な集中を抑制する
という観点からは1.2以上であることが好ましく、3.0以
上であることが更に好ましい。
浮動電極の各端部を結ぶ仮想線が、給電電極に最も近い
浮動電極から最も遠い浮動電極へと向かって湾曲してい
る。例えば、図5に示す例では、浮動電極3A〜3Gの
各端部を結ぶ仮想線35が、給電電極1に最も近い浮動
電極3Aから末端の浮動電極3Gへと向かって湾曲して
いる。この湾曲形状は特に限定されない。しかし、真円
形、楕円形、レーストラック形状、放物線、正弦曲線
(余弦曲線)であることが好ましい。この場合には、浮
動電極における電気抵抗値が末端の浮動電極へと向かっ
て段階的に増大するので、電荷の局部的な集中を抑制す
るという観点からは一層好ましい。
浮動電極の幅が、給電電極に最も近い浮動電極から末端
の浮動電極へと向かって小さくなっている。この場合に
も、浮動電極における電気抵抗値が末端の浮動電極へと
向かって増大するので、電荷の局部的な集中を抑制する
という観点から好ましい。例えば、図6に示す例におい
ては、浮動電極の幅eが、給電電極1に最も近い浮動電
極から末端の浮動電極へと向かって小さくなっている。
近い浮動電極3Aの幅emと、末端の浮動電極3Gの幅
eeとの比率em/eeは、電荷の局部的な集中を抑制
するという観点からは1.5以上であることが好ましく、
3.0以上であることが更に好ましい。
る浮動電極の間隔が、給電電極に最も近い浮動電極から
最も遠い浮動電極へと向かって大きくなっている。この
場合にも、浮動電極における電気抵抗値が末端の浮動電
極へと向かって増大するので、電荷の局部的な集中を抑
制するという観点から好ましい。例えば、図7に示す例
においては、隣接する浮動電極の間隔fが、給電電極に
最も近い浮動電極から末端の浮動電極へと向かって大き
くなっている。
近い浮動電極3Aと隣接の浮動電極3Bとの間隔fm
と、末端の浮動電極3Eと隣接の浮動電極3Dとの間隔
feとの比率fm/feは、電荷の局部的な集中を抑制
するという観点からは1.2以上であることが好ましく、2
以上であることが更に好ましい。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、基板の裏面
上に設けられた第二の電極との間に電圧を印加すること
により、基板内に周期分極反転構造を形成する方法であ
って、第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片
からなる電極片配列体、電極片に対して給電するための
給電電極、および給電電極に対して接続されているプロ
ービングパッドを備えており、一表面に第一の電極と第
二の電極とを投影したときに、第二の電極の少なくとも
一方の終端部が電極片配列体の終端の内側に配置されて
いることを特徴とする。
ついて更に説明する。本例では、強誘電体単結晶からな
るオフカット基板4を使用する。基板4の表面4aに第
一の電極30および第三の電極31を形成し、裏面4b
に第二の電極(一様電極)8を形成する。第一の電極3
0は、複数の周期的に配列された細長い電極片2と、多
数の電極片を接続する細長い給電電極1と、給電電極1
の終端部に接続されたプロービングパッド6とを備えて
いる。第三の電極は細長い対向電極片5からなってお
り,対向電極片5は、電極片2の先端に対向するように
設けられている。
9に点線で示す。そして、第一の電極および第二の電極
を共通の平面4aに投影すると、第二の電極8の終端部
8a、8bが、電極片配列体32の終端部32a、32
bの内側に配置されている。なお、この要件は、第二の
電極8の終端部8aで満足されているか、あるいは、終
端部8bで満足されていれば良い。
と裏面電極8との間で電圧を印加したときに、電極片配
列体32の終端部32a、32bにおいて裏面の電極8
との重複がないので、終端部32a、32bに電荷が集
中しにくく、ダメージを回避することが可能である。
終端部32bと8bとの間隔gは、終端部における電荷
の集中を抑制し、ダメージを防止するという観点から
は、0.6mm以上が好ましく、1.0mm以上が更に
好ましい。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、基板の裏面
上に設けられた第二の電極との間に電圧を印加すること
により、基板内に周期分極反転構造を形成する方法であ
って、第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片
からなる電極片配列体、電極片に対して給電するための
給電電極、および給電電極に対して接続されているプロ
ービングパッドを備えており、一表面に第三の電極が設
けられており、この第三の電極が、電極片配列体と対向
する対向電極片を備えており、対向電極片の少なくとも
一方の終端が電極片配列体の終端の内側に配置されてい
る。
が、対向電極片に接続されている導電性接続部を備えて
いる。
の終端部およびその周辺における電荷の集中を抑制で
き、これによって強誘電体単結晶のダメージを防止でき
る。
ンを示す。第一の電極30が、周期的に配列された複数
の電極片2からなる電極片配列体32、電極片2に対し
て給電するための給電電極1A、1B、および給電電極
1A、1Bに対して接続されているプロービングパッド
6を備えている。また、第三の電極31が、電極片配列
体32と対向する対向電極片5A、5Bと、対向電極片
に接続されている導電性接続部10を備えている。対向
電極片5A、5Bの少なくとも一方の終端部5aが電極
片配列体32の終端部32aの内側に配置されている。
これによって、電極片配列体32の終端部32aにおい
て電荷が集中しにくく、ダメージを回避することが可能
である。
における電荷の集中を抑制し、ダメージを防止するとい
う観点からは、0.6mm以上が好ましく、1.0mm
以上が更に好ましい。
対向電極片の両方の終端部が、それぞれ、電極片配列体
の両方の終端の内側に配置されている。
第一の電極30が、周期的に配列された複数の電極片2
からなる電極片配列体32、電極片2に対して給電する
ための給電電極1A、1B、給電電極1A、1Bに対し
て接続されている一方のプロービングパッド6A、およ
び、給電電極1A、1Bに対して接続されている他方の
プロービングパッド6Bを備えている。また、対向電極
片5A、5Bが、それぞれ各電極片配列体32に対向す
るように設けられている。対向電極片5Aと5Bとに電
力を供給する共通の導電性接続部は存在しない。こうし
た構成によれば、電極片配列体32の終端部32a、3
2bにおいて電荷が集中しにくく、ダメージを回避する
ことが可能である。
隔hは、終端部における電荷の集中を抑制し、ダメージ
を防止するという観点からは、0.6mm以上が好まし
く、1.0mm以上が更に好ましい。
ても電圧を印加することができるが、対向電極片を浮動
状態とすることが特に好ましい。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、基板の裏面
上に設けられた第二の電極との間に電圧を印加すること
により、基板内に周期分極反転構造を形成する方法であ
って、第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片
からなる電極片配列体、電極片に対して給電するための
給電電極、給電電極の一方の終端に対して接続されてい
る一方のプロービングパッド、および給電電極の他方の
終端に対して接続されている他方のプロービングパッド
を備えており、一表面に第三の電極が設けられており、
この第三の電極が、電極片配列体と対向する対向電極片
を備えており、この対向電極片が、一方のプロービング
パッドと他方のプロービングパッドとの間に設置されて
いることを特徴とする。本態様の発明の実例は図11に
示した。
少なくとも一方の終端が電極片配列体の終端の内側に配
置されている。特に好ましくは、対向電極片の両方の終
端が、それぞれ、電極片配列体の両方の終端の内側にそ
れぞれ配置されている。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、この第一の
電極と対向するように基板に設けられた第二の電極との
間に電圧を印加することにより、基板内に周期分極反転
構造を形成する方法であって、第一の電極が、周期的に
配列された複数の電極片からなる電極片配列体、電極片
に対して給電するための給電電極、および給電電極に対
して接続されているプロービングパッドを備えており、
電極片配列体の少なくとも一方の終端部において、電極
片の長さが、末端の電極片へと向かって小さくなってい
る。
方の終端部における電荷の集中を抑制し、強誘電体単結
晶のダメージを防止する上で有効である。
極30は、周期的に配列された複数の電極片2からなる
電極片配列体32、電極片2に対して給電するための給
電電極1、および給電電極1に対して接続されているプ
ロービングパッド6を備えている。電極片配列体32の
少なくとも一方の終端部32aにおいて、電極片2Cの
長さが、末端の電極片2Dへと向かって小さくなってい
る。
ら十分に離れた電極片の高さjmと、プロービングパッ
ド6に最も近い電極片2Dの高さjeとの比率jm/j
eは、電荷の局部的な集中を抑制するという観点からは
5以上であることが好ましく、10以上であることが更に
好ましい。
片2Cの各端部を結ぶ仮想線11が、末端の電極片2D
へと向かって湾曲している。この設計は、終端部におけ
る電荷の集中を抑制する上で一層効果的である。この湾
曲形状は、特に限定されない。しかし、真円形、楕円
形、レーストラック形状、放物線、正弦曲線(余弦曲
線)であることが好ましい。また、この仮想線の湾曲の
曲率半径は、10〜100μmとすることが好ましい。
基板の一表面上に設けられた第一の電極と、この第一の
電極と対向するように基板上に設けられた第二の電極と
の間に電圧を印加することにより、基板内に周期分極反
転構造を形成する方法であって、第一の電極が、周期的
に配列された複数の電極片からなる電極片配列体、電極
片に対して給電するための給電電極、および給電電極に
対して接続されているプロービングパッドを備えてお
り、プロービングパッドの末端のコーナー部の輪郭が湾
曲していることを特徴とする。これによって、プロービ
ングパッドの末端のコーナー部における電荷の集中を抑
制し、強誘電体単結晶のダメージを防止するのに有効で
ある。
ド6Cの各コーナー部6a、6bの輪郭が湾曲してい
る。この湾曲形状は、特に限定されない。しかし、真円
形、楕円形、レーストラック形状、放物線、正弦曲線
(余弦曲線)であることが好ましい。また、この湾曲の
曲率半径は、20〜200μmとすることが好ましい。
ここで、図13に示すような形態の第一の電極を使用し
ており、強誘電体単結晶は、MgO5%ドープしたニオ
ブ酸リチウム単結晶である。図16において観察された
黒いダメージが生じていないことを確認できる。なお、
この実施例においては、各電極片2の幅aを0.3μm
とし、周期Λを2.8μmとし、長さを100μmとし
た。また、プロービングパッド6Cのコーナー部6a、
6bの曲率半径Rを100μmとした。
は、互いに任意に組み合わせることが可能であり、これ
によって、第一の電極の全体にわたって、強誘電体単結
晶のダメージを一層効果的に抑制できる。
よって形成されたことを特徴とする、周期分極反転構造
に係るものであり、またこのような周期分極反転構造を
有する光導波路素子に関するものである。このような周
期分極反転構造は、ダメージが少なく、あるいはダメー
ジが防止されているので、光損失が少ない良好なもので
ある。
が、疑似位相整合方式の波長変換素子として利用可能で
ある。このような素子は、波長変換の際の変換効率が高
いものである。以下、好適な波長変換素子の概略を述べ
る。
法によって、強誘電体単結晶基板4内に分極反転部33
を形成する。この際、強誘電体単結晶の種類は限定され
ない。しかし、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タ
ンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム
−タンタル酸リチウム固溶体、K3Li2Nb5O15
の各単結晶が特に好ましい。
耐光損傷性を更に向上させるために、マグネシウム(M
g)、亜鉛(Zn)、スカンジウム(Sc)及びインジ
ウム(In)からなる群より選ばれる1種以上の金属元
素を含有させることができ、マグネシウムが特に好まし
い。
点からは、ニオブ酸リチウム単結晶、ニオブ酸リチウム
ータンタル酸リチウム固溶体単結晶、又はこれらにマグ
ネシウムを添加したものが特に好ましい。
て、希土類元素を含有させることができる。この希土類
元素は、レーザー発振用の添加元素として作用する。こ
の希土類元素としては、特にNd、Er、Tm、Ho、
Dy、Prが好ましい。
パターンを形成する材質としては、レジスト、Si
O2、Ta等を例示できる。マスクパターンを形成する
方法としては、フォトリソグラフィー法を例示できる。
しては、Al、Au、Ag、Cr、Cu、Ni、Ni-Cr、Pd、Taが好
ましい。
転構造20に沿って、光導波路21を基板内に形成でき
る。この形成方法は特に限定されないが、チタン内拡散
法、プロトン交換法が好ましい。
に、基板4の表面4aに、固定用基板23を接合層22
を介して接合する。好ましくは、この前に基板4から第
一の電極、第二の電極、第三の電極を除去しておく。ま
た、接合前に基板4の接合面側にSiO2を成膜しておいて
もよい。SiO2を成膜することで、接合材の光吸収を低減
することができ、光導波路の低損失化が行える。図19
の段階では、基板4の表面4aの近傍に周期分極反転構
造20が形成されている。
面4b側を研削加工し、基板4Aを薄くする。この段階
では、光を厚さ方向に閉じ込め得る寸法まで基板4Aを
薄くすることは困難である。このため、図21に示すよ
うに、リッジ型の光導波路24を残して基板4Aを加工
し、除去する。この段階では、非常に薄い平板部26が
残る。26aは加工面である。この加工の際に光導波路
24の厚さを調節する。こうした加工は、例えばダイシ
ング加工装置やレーザー加工装置によって可能である
が、ダイシング加工のような機械的加工が好ましい。
層22によって固定用基板23に対して接着している。
この場合には、接合層の屈折率は基板4の屈折率よりも
低いことが好ましく、また接合層が非晶質であることが
好ましい。接合層の屈折率と基板4の屈折率との屈折率
差は、5%以上であることが好ましく、10%以上であ
ることが更に好ましい。
(特に好ましくは低融点ガラス)が好ましい。有機樹脂
としては、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコー
ン樹脂等を例示できる。ガラスとしては、酸化珪素を主
成分とする低融点ガラスが好ましい。
所定の構造強度を有していればよい。ただし、光導波路
と熱膨張係数等の物性値が近い方が好ましく、ニオブ酸
リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(Li
TaO3)、ニオブ酸リチウム−タンタル酸リチウム固
溶体、K3Li2Nb5O15の各単結晶が特に好まし
い。
波長変換素子と、この波長変換素子に対して励起光を入
力する入力手段とを備えていれば成立する。こうした入
力手段としては、例えば半導体レーザーがあるが、限定
はされない。
使用した場合には、高調波の波長は330−1600n
mが好ましく、400−430nmが特に好ましい。
板を、例えば5°オフカット基板としたが、このオフカ
ット角度は特に限定されない。特に好ましくは、オフカ
ット角度は1°以上であり、あるいは、20°以下であ
る。
板、Zカット基板を使用可能である。Xカット基板やY
カット基板を使用する場合には、図17に示すように、
第二の電極を裏面4bに設けず、一表面4a上に設け、
第一の電極と第二の電極との間に電圧を印加することが
できる。この場合には、第三の電極31はなくともよい
が、浮動電極として残しておいても良い。また、Zカッ
ト基板を使用する場合には、第二の電極を裏面4b上に
設け、第一の電極と第二の電極との間に電圧を印加する
ことができる。この場合には、第三の電極31は必ずし
も必要ないが、浮動電極として残しておいても良い。
単結晶基板の一表面上に設けられた第一の電極と、この
第一の電極と対向するように基板に設けられた第二の電
極との間に電圧を印加することにより、基板内に周期分
極反転構造を形成するのに際して、電圧印加の際に強誘
電体単結晶にダメージが発生するのを抑制できる。
極片配列体32の終端部32b側に、電極片2よりも幅
の大きい拡幅片部7が設けられている。
造について、エッチング後の外観を示す写真である。
極片配列体32の終端部32bから外側に、複数の浮動
電極3A〜3Fが配列されている。
造について、エッチング後の外観を示す写真である。
極片配列体32の周期分極反転構造32bから外側に複
数の浮動電極3A〜3Gが配列されており、各浮動電極
の端部を結ぶ仮想線35が湾曲している。
極片配列体32の周期分極反転構造32bから外側に複
数の浮動電極3A〜3Gが配列されており、各浮動電極
の幅が末端の浮動電極3Gへと向かって狭くなってい
る。
極片配列体32の終端部32bから外側に複数の浮動電
極3A〜3Eが配列されており、各浮動電極間の間隔f
が末端の浮動電極3Eへと向かって狭くなっている。
ン例を示す斜視図である。
31の平面的パターンと、第三の電極8の平面的パター
ンとを対比して示す。
ーンを示しており、対向電極片5A、5Bの一方の終端
部5aが、電極片配列体32の終端部32aに比べて内
側に位置している。
ーンを示しており、対向電極片5A、5Bの両方の終端
部5a、5bが、それぞれ、電極片配列体32の終端部
32a、32bに比べて内側に位置している。
極片配列体32の終端部32aにおいて電極片2Cの幅
が小さくなっている。
ロービングパッド6Cのコーナー部6a、6bの輪郭が
湾曲している。
転構造について、エッチング後の外観を示す写真であ
る。
1のパターンを示す。
転構造について、エッチング後の外観を示す写真であ
る。
を形成するために、電圧印加法を実施している状態を模
式的に示す。
ンを示す。
固定用基板23との接合体を示す。
す。
の光導波路24を形成した状態を示す。
2電極片 2A、2B、2C、2D 終端
部の電極片 3A、3B、3C、3D、3E、3
F、3G 浮動電極 4、4A 強誘電体単結晶
基板 4a 基板4の一表面 4b 基板
4の裏面 5、5A、5B 対向電極片
6 プロービングパッド 6A 一方のプロー
ビングパッド 6B 他方のプロービングパッド
6C コーナー部が湾曲しているプロービング
パッド 6a、6b 湾曲したコーナー部
7 拡幅片部 7a、7b 拡幅片部7のコー
ナー部 8、8A 第二の電極 10 対向電極片の導電
性接続部 11 電極片の端部を結ぶ仮想線
15A、15B 分極方向 30第一の電極
31 第三の電極 32 電極片配列体
32a 電極片配列体32のプロービングパッ
ド側の終端部 32b 電極片配列体32のプロ
ービングパッドとは反対側の終端部 33 分極
反転部 35 浮動電極の端部を結ぶ仮想線
Claims (23)
- 【請求項1】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けられ
た第一の電極と、この第一の電極と対向するように前記
強誘電体単結晶基板に設けられた第二の電極との間に電
圧を印加することにより、前記強誘電体単結晶基板内に
周期分極反転構造を形成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記給電電極の前
記プロービングパッドとは反対側の終端部に前記電極片
の幅よりも大きい幅を有する拡幅片部を備えていること
を特徴とする、周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項2】前記拡幅片部の末端のコーナー部の輪郭が
湾曲していることを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けられ
た第一の電極と、この第一の電極と対向するように前記
強誘電体単結晶基板に設けられた第二の電極との間に電
圧を印加することにより、前記強誘電体単結晶基板内に
周期分極反転構造を形成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記給電電極の前
記プロービングパッドとは反対側の終端部の外側に、前
記給電電極と接続されていない浮動電極を備えているこ
とを特徴とする、周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項4】複数の前記浮動電極が、前記電極片の配列
方向に向かって配列されていることを特徴とする、請求
項3記載の方法。 - 【請求項5】前記浮動電極がストライプ状をなしている
ことを特徴とする、請求項3または4記載の方法。 - 【請求項6】前記浮動電極の長さが、前記給電電極に最
も近い前記浮動電極から最も外側の前記浮動電極へと向
かって小さくなっていることを特徴とする、請求項5記
載の方法。 - 【請求項7】複数の前記浮動電極の各端部を結ぶ仮想線
が、前記給電電極に最も近い前記浮動電極から末端の前
記浮動電極へと向かって湾曲していることを特徴とす
る、請求項5または6記載の方法。 - 【請求項8】複数の前記浮動電極の幅が、前記給電電極
に最も近い前記浮動電極から最も外側の前記浮動電極へ
と向かって小さくなっていることを特徴とする、請求項
5または6記載の方法。 - 【請求項9】隣接する前記浮動電極の間隔が、前記給電
電極に最も近い前記浮動電極から最も外側の前記浮動電
極へと向かって大きくなっていることを特徴とする、請
求項5または6記載の方法。 - 【請求項10】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けら
れた第一の電極と、前記強誘電体単結晶基板の裏面上に
設けられた第二の電極との間に電圧を印加することによ
り、前記強誘電体単結晶基板内に周期分極反転構造を形
成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記一表面に前記
第一の電極と前記第二の電極とを投影したときに、前記
第二の電極の少なくとも一方の終端部が前記電極片配列
体の終端部の内側に配置されていることを特徴とする、
周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項11】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けら
れた第一の電極と、前記強誘電体単結晶基板の裏面上に
設けられた第二の電極との間に電圧を印加することによ
り、前記強誘電体単結晶基板内に周期分極反転構造を形
成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記一表面に第三
の電極が設けられており、この第三の電極が、前記電極
片配列体と対向する対向電極片を備えており、前記対向
電極片の少なくとも一方の終端部が前記電極片配列体の
終端部の内側に配置されていることを特徴とする、周期
分極反転構造の形成方法。 - 【請求項12】前記第三の電極が、前記対向電極片に接
続されている導電性接続部を備えていることを特徴とす
る、請求項11記載の方法。 - 【請求項13】前記対向電極片の両方の終端部が、それ
ぞれ、前記電極片配列体の各終端部の内側に配置されて
いることを特徴とする、請求項11記載の方法。 - 【請求項14】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けら
れた第一の電極と、前記強誘電体単結晶基板の裏面上に
設けられた第二の電極との間に電圧を印加することによ
り、前記強誘電体単結晶基板内に周期分極反転構造を形
成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、前記給電電極の一方の終端部に対して接続
されている一方のプロービングパッド、および前記給電
電極の他方の終端部に対して接続されている他方のプロ
ービングパッドを備えており、前記一表面に第三の電極
が設けられており、この第三の電極が、前記電極片配列
体と対向する対向電極片を備えており、この対向電極片
が、前記一方のプロービングパッドと前記他方のプロー
ビングパッドとの間に設置されていることを特徴とす
る、周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項15】前記対向電極片の少なくとも一方の終端
部が前記電極片配列体の終端部の内側に配置されている
ことを特徴とする、請求項14記載の方法。 - 【請求項16】前記対向電極片の両方の終端部が、それ
ぞれ、前記電極片配列体の各終端部の内側に配置されて
いることを特徴とする、請求項15記載の方法。 - 【請求項17】前記第三の電極が浮動していることを特
徴とする、請求項11〜16のいずれか一つの請求項に
記載の方法。 - 【請求項18】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けら
れた第一の電極と、この第一の電極と対向するように前
記強誘電体単結晶基板の任意の表面上に設けられた第二
の電極との間に電圧を印加することにより、前記強誘電
体単結晶基板内に周期分極反転構造を形成する方法であ
って、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記電極片配列体
の少なくとも一方の終端部において、前記電極片の長さ
が、末端の前記電極片へと向かって小さくなっているこ
とを特徴とする、周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項19】前記終端部において、複数の前記電極片
の各端部を結ぶ仮想線が末端の前記電極片へと向かって
湾曲していることを特徴とする、請求項18記載の方
法。 - 【請求項20】強誘電体単結晶基板の一表面上に設けら
れた第一の電極と、この第一の電極と対向するように前
記強誘電体単結晶基板に設けられた第二の電極との間に
電圧を印加することにより、前記強誘電体単結晶基板内
に周期分極反転構造を形成する方法であって、 前記第一の電極が、周期的に配列された複数の電極片か
らなる電極片配列体、前記電極片に対して給電するため
の給電電極、および前記給電電極に対して接続されてい
るプロービングパッドを備えており、前記プロービング
パッドの末端のコーナー部の輪郭が湾曲していることを
特徴とする、周期分極反転構造の形成方法。 - 【請求項21】請求項1〜20のいずれか一つの請求項
に記載の方法によって形成されたことを特徴とする、周
期分極反転構造。 - 【請求項22】光導波路を備えている光導波路素子であ
って、前記光導波路内に、請求項21記載の周期分極反
転構造が設けられていることを特徴とする、光導波路素
子。 - 【請求項23】疑似位相整合方式の波長変換素子として
機能することを特徴とする、請求項22記載の光導波路
素子。
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