JP2003270761A - 感光材料用包装材料及びこれを用いた感光材料包装体 - Google Patents

感光材料用包装材料及びこれを用いた感光材料包装体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙粉等のゴミが発生し難い感光材料用包装材
料を提供すること、及び、感光材料を収納した内装袋に
紙粉等のゴミが付着し難い感光材料包装体を提供するこ
と。 【解決手段】 シート状感光材料積層体を収納した内装
袋を包装するための板紙よりなる包装材料であって、板
紙の表裏に熱可塑性樹脂層を積層したことを特徴とする
感光材料用包装材料。好ましい熱可塑性樹脂としてはポ
リオレフィン系又はポリエステル系の熱可塑性樹脂が例
示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状感光材料
積層体を収納した内装袋を包装するための板紙よりなる
包装材料に関する。また、本発明は、シート状感光材料
積層体を収納した内装袋を箱型の外箱により包装した感
光材料包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用途向けの銀塩フィルムは露光する
線幅が非常に狭いため、微細なゴミが致命的欠陥の原因
となる。このためフィルムへ露光する際には、非常にダ
ストレベルが低いクリーンルーム等で行う必要があり、
例えば線幅が20μm程度の露光を行う場合、クリーン
ルームはクラス100(1cfあたりの0.5μm以上
のゴミが100個以内)で管理されている。また、一般
的に、感光材料は、光、水分その他の銀塩フィルムに悪
影響及ぼすものから守るため、遮光性の内装袋に収納さ
れている。そして、さらに内装袋は箱で包装し搬送及び
保管される。従来、箱の材質が板紙や段ボールであった
ため輸送中に紙粉が内装袋の外側につくことがあった。
前述のクリーンルームに感光材料を持ち込む際、この内
装袋の内側にゴミが少ないことも当然重要であるが、内
装袋の外側についているゴミがクリーンルームの汚染源
となることがあり、外側についているゴミを除去する必
要があった。従って従来工業感光材料を使用するユーザ
ーは、クリーンルームの前室で内装袋の外側についてい
るゴミを、例えばアルコールなどで除去しクリーンルー
ムへ持ち込んでいた。
【0003】また特開平7−149370のように内装
袋の上から防塵用の袋をかぶせ2重包装にし、クリーン
ルーム前室で防塵用の袋から内装袋を出すことで、容易
に内装袋の外側をクリーンな状態に維持する方法も取ら
れていた。また特開平6−199378のように箱材質
自体をプラスチック等の紙粉が発生しない材料にするこ
とにより解決をする方法もあるが、これらの方法だとコ
ストが従来の紙に比べ非常に高く、また重量が重くなる
ためハンドリングが悪化し、さらに廃棄する際には環境
に対しても良くないということで採用が難しかった。ま
たOP(Over Print)ニスを紙板の表面に塗
ることにより、幾分の紙粉発生が抑える方法もあるが、
十分な効果が得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、紙粉等のゴミが発生し難い感光材料用包装
材料を提供することである。また本発明が解決しようと
する他の課題は、感光材料を収納した内装袋に紙粉等の
ゴミが付着し難い感光材料包装体を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、以下の
手段により解決された。 (1)シート状感光材料積層体を収納した内装袋を包装
するための板紙よりなる包装材料であって、板紙の表裏
に熱可塑性樹脂層を積層したことを特徴とする感光材料
用包装材料。また、本発明の他の課題は、以下の手段に
より解決された。 (2) シート状感光材料積層体を収納した内装袋を箱
型の外箱により包装した感光材料包装体であって、外箱
が表裏に熱可塑性樹脂層を積層した板紙により形成され
たことを特徴とする感光材料包装体、 (3) 熱可塑性樹脂層がポリオレフィンからなる層で
ある上記(2)に記載の感光材料包装体、 (4)熱可塑性樹脂層の厚みが10μm〜200μmで
ある上記(2)又は(3)に記載の感光材料包装体、 (5)シート状の感光材料が、線幅500μm以下の画
像を形成するための感光材料である上記(2)〜(4)
のいずれか1つに記載の感光材料包装体。
【0006】
【発明の実施の形態】今回板紙の上に熱可塑性樹脂層を
積層した材料を使用し輸送中に紙粉がでない箱を作製し
て、それを内装袋の包装に使用することにより、輸送中
の内装袋の外側へのゴミ付きを低減し、クリーン度の高
い製品を供給することが可能となった。また、箱の外側
にも熱可塑性樹脂層を積層することにより、表面の状態
がプラスチックに近くなり表面の汚れが落ち易く、リユ
ースをすることが容易になった。
【0007】以下、図面に基づき、本発明の実施の一形
態を説明する。図1に示すように、本発明の感光材料用
包装材料は、板紙11の両面に一般紙12に積層された
熱可塑性樹脂層13を有する。図2に示すように、角に
丸みを帯びたシート状の感光材料積層体1は断面がコの
字状のポリプロピレンシートからなる保護板2により保
護され、内装袋3に収納されており、その収納袋3の4
辺は幅を有するヒートシール部4を形成している。図3
に示すように、この内装袋3は、身6と蓋7で構成され
る本発明の感光材料用包装材料により形成された身6と
蓋7で構成される箱型の外箱に収納され、外箱の身6と
蓋7は粘着テープ9により固定される。箱の身6及び蓋
7の間に挟まれた緩衝部材8は、ヒートシール部の少な
くとも一部を身6の底面内側又は蓋7の天板内側に押し
つけ、内装袋の動きを抑制するように構成されている。
【0008】本発明の感光材料用包装材料は、シート状
感光材料積層体を収納した内装袋を包装するための外箱
に用いられるものであって、板紙の表裏に熱可塑性樹脂
層を積層して得られる包装材料である。
【0009】板紙は、感光材料積層体の包装部材である
ために、感光材料に悪影響を及ぼさないことが望まれ
る。通常板紙材料は感光材料に有害な物質の含有量が
1,000PPM以下であり、実質的に感光材料への影
響が無いことが必要であり、かつ、撮影時のスポット発
生防止のために、塵の発生の少ない材料を用いることが
好ましい。
【0010】板紙としては、シート状感光材料積層体の
サイズと重量に応じた、使用に耐えうる強度を持つもの
であれば良く、重量平均繊維長が3mm以上のパルプに
より製紙した各種の紙を用いることが好ましい。紙の具
体例としては、紙力増強剤内添紙、ラテックス又は樹脂
含浸紙、表面サイズ剤加工紙、合成紙、無塵紙、中性紙
等が挙げられる。板紙の坪量は、450g〜1950g
/mであることが好ましく、1000g〜1950g
/mあることがより好ましい。
【0011】板紙の厚みは2ないし3mmであることが
好ましい。本発明においては、板紙を1枚用いて外箱を
形成してもよく、板紙を複数枚貼り合わせて外箱を形成
してもよい。板紙を複数枚貼り合わせて用いる場合、貼
り合わせた後の板紙の厚みが上記の範囲にあることが好
ましい。
【0012】板紙の剛度は、貼り合わせを行っていない
板紙1枚の測定において、1.96ないし19.6N・
cm(200ないし2000gf・cm)であることが
好ましい。板紙を複数枚貼り合わせて用いる場合、貼り
合わせた後の板紙の剛度は上記よりも大きな値となる。
剛度とは保護板の曲げモーメントをいい、その測定方法
の詳細はJIS規格P8125に規定されている。ま
た、保護板の表面粗さは10ないし100μmであるこ
とが好ましい。表面粗さとは保護板の凹凸の平均間隔を
示し、その測定方法の詳細はJIS規格B0601に規
定されている。
【0013】本発明において、熱可塑性樹脂層に用いら
れる樹脂は、板紙に積層された状態において、その表面
を擦ることにより従来の紙のように紙粉が出ることを抑
える効果が得られるものであれば、いずれの樹脂を使用
しても良い。具体的には、ポリエチレン(PE)、ポリ
プロピレン(OPP、CPP)等のポリオレフィン類、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル類、ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド
類、ポリスチレン、ポリスチレン共重合体等が好ましく
使用できる。熱可塑性樹脂層にカーボンブラックや導電
性物質を含有させると、帯電することによるゴミや埃の
付着を防止の点で好ましい。
【0014】熱可塑性樹脂層の厚さは、10〜200μ
mであることが好ましく、10〜100μmであること
がさらに好ましく、10〜70μmであることが最も好
ましい。
【0015】熱可塑性樹脂層を紙板に積層する方法とし
ては、従来公知の方法を用いることができ、本発明にお
いては熱可塑性フィルムを板紙にラミネートする方法が
好ましい。ラミネート方法として具体的には、ドライラ
ミネート法、ノンソルベントラミネート法、押出ラミネ
ート法等を挙げることができる。
【0016】本発明の一実施態様として、二軸延伸した
PETフィルム等の熱可塑性樹脂層はドライラミネート
法により板紙に積層することができる。この場合には厚
さ10〜20μmの比較的薄いフィルムを使用すること
が好ましい。具体例を挙げると、ルミラー♯12(東レ
(株)製、LDPE、厚さ12μm)を板紙にドライラ
ミネート法により積層することができる。ドライラミネ
ート法において使用されるドライラミネート接着剤の具
体例としては、大日精化工業(株)製のE263(主
剤)とC−26(硬化剤)を3:1の割合で混合したも
のを挙げることができる。
【0017】本発明では、熱可塑性樹脂層を直接板紙に
積層する以外に、別の実施態様として、ポリオレフィン
等の熱可塑性樹脂層を一旦板紙とは別の紙、好ましくは
板紙よりも坪量の小さい紙に積層し、これを板紙に積層
することができる。この場合には、厚さ30〜100μ
mの比較的厚いフィルムを使用することが好ましい。例
えば、押出しラミネート法により熱可塑性樹脂を坪量1
80〜320g/m程度の一般紙にラミネートした後
に、これを板紙にエマルジョン系等の接着剤で貼り合わ
せる方法を取ることもできる。接着剤としては、感光材
料に悪影響を及ぼさないものであればいずれの接着剤で
も使用可能である。
【0018】熱可塑性樹脂層は、板紙の表裏に積層する
ことが好ましいが、板紙の片面にのみ積層することも可
能である。熱可塑性樹脂層を板紙の表裏に積層した感光
材料用包装材料は、これを用いて箱型の外箱を形成した
場合、外箱の内側及び外側が共に熱可塑性樹脂で覆われ
た状態になる。したがって、外箱の内側の発塵防止効果
があると同時に、外箱の外側が汚れ難く、また汚れが付
いた場合にも容易に落とすことができ、リユースに適し
たものとなる。さらに、板紙の両面に熱可塑性樹脂層を
設けたことにより、板紙両面の防湿性のバランスが取れ
るため、板紙のカール反りが起き難くなる。なお、熱可
塑性樹脂層を板紙の片面にのみ積層した感光材料用包装
材料を用いて箱型の外箱を形成する場合、熱可塑性樹脂
層を積層した面を外箱の内側とすることが好ましい。
【0019】本発明の感光材料包装体は、シート状感光
材料積層体を収納した内装袋を、上記の感光材料用包装
材料から形成された外箱で包装したものである。本発明
の感光材料用包装材料からなる箱型の外箱は、シート状
感光材料積層体を収めた遮光性内装袋を保護収納するた
めのものであり、外箱の具体例として、全体を薄い直方
体とした、嵌合性の内箱(身)と蓋とで構成される箱を
挙げることができる。
【0020】本発明においてシート状感光材料の積層体
は、直接、又は、保護板により包装して、遮光性の内装
袋に収納される。保護板はシート状感光材料積層体の底
面全体を覆う形状が好ましく、積層体の上面全体をも覆
う、断面がコの字状の形状が好ましい。本発明において
使用される内装袋は、防湿性を有する完全遮光性の内装
材であることが好ましい。内装袋には、1重平袋、2重
平袋、1重ガゼット袋、2重ガゼット袋等公知の各種の
袋形式を採用することが可能である。
【0021】具体的には、1重袋には、厚さ40μmの
BOPP(Black Oriented Polypropylene)に対し、熱
熔融したPE(厚さ13μm相当量)を押出し、これを
接着剤として厚さ80μmのBPE(Black Polyethyle
ne)を貼り付けた内装材が用いられる。また、2重袋に
は、外袋として前記の内装材が、内袋として前記内装材
のBOPP表面に熱熔融したPE(厚さ13μm相当
量)を押出しラミネートした内装材が用いられる。
【0022】製袋の方法は使用する内装材の性質に応じ
て、ヒートシール、溶断シール、インパルスシール、超
音波シール、高周波シールなど、従来公知のプラスチッ
クフィルムのシール方法を適宜選択して用いることがで
きる。また適当な接着剤、粘着剤などを使用して製袋す
ることも可能である。
【0023】本発明の感光材料包装体においては、外箱
の内部に内装袋が収納されている。この場合に柔軟な緩
衝部材を用いて内装袋の箱内での動きを抑制することが
好ましい。この内装袋の箱内での動きを防止することに
より、破袋や感光材料シートのスリ傷、摩擦カブリとい
った故障や、塵の発生を防止することができる。緩衝部
材は、内箱(身)に収められた内装袋のヒートシール部
(以下、「エッジ」ともいう。)の上部(上封入)ある
いは下部(下封入)に配置することができ、箱を閉じる
ことで内装袋のエッジが押さえられ、輸送時において箱
内での内装袋の動きを防止することができる。緩衝部材
を内装袋のエッジの上部に配置した場合は、内装部材の
エッジが緩衝部材と蓋によって押さえられ、緩衝部材を
内装袋のエッジの下部に配置した場合は、内装部材のエ
ッジが緩衝部材と内箱(身)によって押さえられること
になる。
【0024】本発明の感光材料包装体によって包装され
る感光材料積層体は、感光性のシート状の感光材料を複
数枚積層したものであり、例えばX線写真フィルム、印
刷感材、印画紙、平版印刷用感光材料(「PS版用感光
材料」と一般に呼称される。)、熱現像感光材料、ガラ
ス乾板等の積層体である。本発明の感光材料包装体は、
重量が3kg以上の感光材料シート積層体に適してい
る。
【0025】熱現像感光材料は、モノシート型(受像材
料のような他のシートを使用せずに、熱現像感光材料上
に画像を形成できる型)であることが好ましい。熱現像
感光材料は、感光性ハロゲン化銀(触媒活性量の光触
媒)および還元剤を含む感光性層と非感光性層とを有す
る。感光性層は、さらにバインダー(一般に合成ポリマ
ー)、有機銀塩(還元可能な銀源)および還元剤を含有
することが好ましい。更にヒドラジン化合物(超硬調化
剤)や色調調整剤(銀の色調を制御する)を含むことが
好ましい。複数の感光性層を設けてもよい。例えば、階
調の調節を目的として、高感度感光性層と低感度感光性
層とを熱現像感光材料に設けることができる。高感度感
光性層と低感度感光性層の配列の順序は、低感度感光性
層を下(支持体側)に配置しても、高感度感光性層を下
に配置してもよい。
【0026】非感光性層は、染料を含む層、すなわちフ
ィルター層やハレーション防止層に加えて、表面保護層
のような別の機能層として設けてもよい。
【0027】感光材料の支持体としては、紙、ポリエチ
レンを被覆した紙、ポリプロピレンを被覆した紙、羊皮
紙、布、金属(例、アルミニウム、銅、マグネシウム、
亜鉛)のシートまたは薄膜、ガラス、金属(例、クロム
合金、スチール、銀、金、白金)で被覆したガラスおよ
びプラスチックフィルムが用いられる。好ましくは、透
明プラスチックフィルムで、支持体の用いられるプラス
チックの例には、ポリアルキルメタクリレート(例、ポ
リメチルメタクリレート)、ポリエステル(例、ポリエ
チレンテレフタレート:PET)、ポリビニルアセター
ル、ポリアミド(例、ナイロン)およびセルロースエス
テル(例、セルロースニトレート、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート)が含まれる。支持体としては、
特に170〜200μmの厚さのものが好ましい。本発
明においては、ポリエチレンテレフタレートが好ましく
使用される。
【0028】本発明において表面保護層、好ましくは最
表面層にはマット剤を含有してもよい。マット剤を加え
ることにより、感光材料シートを積層した際の密着を防
止することが可能になる。好ましく用いられるマット剤
は、一般に水に不溶性の有機または無機化合物の微粒子
である。例えば具体的にはマット剤として用いることの
できる有機化合物の例としては、水分散性ビニル重合体
の例としてポリメチルアクリレート、ポリメチルメタク
リレート、ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−
α−メチルスチレン共重合体、ポリスチレン、スチレン
−ジビニルベンゼン共重合体、ポリビニルアセテート、
ポリエチレンカーボネート、ポリテトラフルオロエチレ
ンなど、セルロース誘導体の例としてはメチルセルロー
ス、セルロースアセテート、セルロースアセテートプロ
ピオネートなど、澱粉誘導体の例としてカルボキシ澱
粉、カルボキシニトロフェニル澱粉、尿素−ホルムアル
デヒド−澱粉反応物など、公知の硬化剤で硬化したゼラ
チンおよびコアセルベート硬化して微少カプセル中空粒
体とした硬化ゼラチンなど好ましく用いることができ
る。無機化合物の例としては二酸化珪素、二酸化チタ
ン、二酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、公知の方法で減感した塩化銀、
同じく臭化銀、ガラス、珪藻土などを好ましく用いるこ
とができる。上記のマット剤は必要に応じて異なる種類
の物質を混合して用いることができる。
【0029】本発明の感光材料包装体における好ましい
感光材料は、一般的には200〜500μm、精密機器
用には100〜200μm、さらに超精密機器用には1
〜100μmの線幅の画像を形成するために用いられる
白黒フィルムである。具体的には富士写真フイルム
(株)製 IP−S175A、N IP−R175A、
NIP−L175A(サイズ:202mm×303mm
〜660mm×940mm)等を挙げることができる。
これらは、工業用基板(PCB:プリントサーキットボ
ード)製作用マスクフィルムに好適である。
【0030】また、本発明の感光材料用包装材料は、フ
ィルム、ガラス乾板等の感光材料用途のみではなく、感
熱フィルム、PS板シート等の包装全般に用いることが
できる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。 (実施例1)NRKライナー(王子製紙(株)製、坪量
280g/m)にウルトゼックス2021L(三井化
学(株)製、LDPE、厚さ40μm)をペトロセン
(東ソー(株)製、LDPE)を用いて押出しラミネー
トで接着させた後、板紙(坪量1950g/m)にエ
マルジョン系の接着剤で貼り合わせた。次に、上記によ
り得られた感光材料用包装材料を用いて、図3に示す箱
型の外箱を形成した。シート状感光材料積層体(富士写
真フイルム(株)製、商品名:N IP−R175A、
ベース厚:175μm、サイズ:50.8×61cm、
枚数:100枚)をポリプロピレンシートよりなる保護
板により包装し、内装袋に収納して四片をヒートシール
した。図3に示すように、この内装袋の四片のヒートシ
ール部全長に及ぶ緩衝部材を下封入した状態で嵌合性の
外箱に収納し、感光材料包装体とした。
【0032】(比較例1)本発明の感光材料包装材料に
代わりに一般紙板を用いて図2に示す箱型の外箱を作成
し、実施例1と同様に内装袋に収納した感光材料を包装
した。
【0033】(比較例2)本発明の感光材料包装材料に
代わりに紙板にOPニスを二度塗りしたものを用いて図
2に示す箱型の外箱を作成し、実施例1と同様に内装袋
に収納した感光材料を包装した。
【0034】実施例1、比較例1及び比較例2の感光材
料包装体を用いて、JIS Z0200に従い振動テス
トを行った。その後、外箱から内装袋を取り出し、内装
袋に付着したゴミ等を除去することなくそのままクラス
1,000に管理されたクリーンルーム内に持ち込ん
だ。評価は、外箱の内側の目視検査、及び、クリーンル
ーム内のダストカウントにより行った。その結果を表1
に記す。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明の感光材料用包装材料及びこれを
用いた感光材料包装体により、安価に感光材料にゴミの
付着を防ぐことができる。また、本発明の熱可塑性樹脂
層を設けた感光材料包装材料よりなる外箱は、使用によ
り表面に付いた汚れを容易に除去することが可能である
ため、外箱をリユースすることができる。このことは、
環境面及びコスト面の向上に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料用包装材料の一実施態様を模
式的に示す断面図である。
【図2】本発明に使用されるシート状感光材料積層体が
内装袋に収納された状態の一実施態様を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の感光材料包装体の一実施態様を模式的
に示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 紙板 12 一般紙 13 熱可塑製樹脂層 1 感光材料シート積層体 2 保護板 3 内装袋 4 ヒートシール部 6 内箱(身) 7 蓋 8 緩衝材料 9 箱の身と蓋を固定する粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 G03C 3/00 560N 560P 566 566K 599 599A B32B 27/10 B32B 27/10 B65D 5/43 B65D 77/04 D 77/04 81/30 C // B65D 81/30 5/42 Z Fターム(参考) 3E060 AA03 AB12 BA24 BC01 BC04 CC19 CC62 DA30 EA06 EA20 3E067 AA12 AB39 AC03 AC14 BA06C BA12B BB14B BB26C BC06C CA12 EE07 FA04 FC01 GD10 4F100 AK01B AK01C AK03B AK03C BA03 BA06 BA10B BA10C DG10A GB16 JB16B JB16C JL06 YY00B YY00C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状感光材料積層体を収納した内装
    袋を包装するための板紙よりなる包装材料であって、板
    紙の表裏に熱可塑性樹脂層を積層したことを特徴とする
    感光材料用包装材料。
  2. 【請求項2】 シート状感光材料積層体を収納した内装
    袋を箱型の外箱により包装した感光材料包装体であっ
    て、外箱が表裏に熱可塑性樹脂層を積層した板紙により
    形成されたことを特徴とする感光材料包装体。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂層がポリオレフィンからな
    る層である請求項2に記載の感光材料包装体。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂層の厚みが10μm〜20
    0μmである請求項2又は3に記載の感光材料包装体。
  5. 【請求項5】 シート状の感光材料が、線幅500μm
    以下の画像を形成するための感光材料である請求項2〜
    4のいずれか1つに記載の感光材料包装体。
JP2002076032A 2002-03-19 2002-03-19 感光材料用包装材料及びこれを用いた感光材料包装体 Pending JP2003270761A (ja)

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