JP2003272830A - 電気素子封止方法、パッケージ及び表示素子 - Google Patents
電気素子封止方法、パッケージ及び表示素子Info
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Abstract
し、有機EL素子といった電気素子を外気に曝されない
ようにすることである。 【解決手段】 基板2上に設けられた有機EL素子2全
体を覆うように樹脂9'を塗布して、その後、有機EL
素子2全体を覆うようにして金属シート材10を有機E
L素子2に接着する。その後、積層方向に見て金属シー
ト材10と基板2の境界部分に向けてキャリアガスが吹
き付けられるように基板2を移動させる。これにより、
金属シート材10の外周部及びその周辺に金属微粒子が
堆積されて、金属シール層8が形成される。
Description
る電気素子封止方法及びそのパッケージ、これら電気素
子及びパッケージを具備する表示素子に関する。
子、液晶素子、半導体素子といった電気素子が微細化さ
れている。このような電気素子は、主に、ガラス基板上
にフォトリソグラフィー法、エッチング、化学メッキ、
蒸着、液滴塗布といった種々の手法を用いて種々の物質
の層を積層することで、形成される。
を酸化、塵埃、衝撃、外気などから保護するために、例
えば図10又は図11に示すような所謂パッケージが電
気素子に施されている。図10に示すように、電気素子
である有機EL素子101は、基板102上に形成され
ており、箱状の封止缶103に覆われている。封止缶1
03内は内部空間となっており、封止缶103と有機E
L素子101は互いに離れている。また、封止缶103
は樹脂104によって基板102上に接着されている。
っている。つまり、このパッケージでは、樹脂104が
有機EL素子101及び基板102上に堆積されてお
り、樹脂104上にガラス製の封止板105が接合され
ている。
基板102、封止缶103、封止板105に比べ酸素や
水に対する遮蔽性に劣り、ガラス等との接合性について
も十分でないため、従来のパッケージでは、封止缶10
3又は封止板105と基板102との間に位置する樹脂
104の露出された側面や、封止缶103又は封止板1
05と樹脂104との間に生じうる隙間や、樹脂104
とガラス基板102との間に生じうる隙間を通じてパッ
ケージ内に外気が侵入してしまう恐れがあるため、有機
EL素子101が外気に曝されてしまい、外気中の酸素
や水分により有機EL素子101が劣化してしまう恐れ
がある。そこで、本発明の課題は、パッケージの密封性
を向上し、有機EL素子といった電気素子を外気に曝さ
れないようにすることである。
めに、請求項1記載の発明は、例えば図3〜図5に示す
ように、基板(例えば、基板2)上に設けられた電気素
子(例えば、有機EL素子3)を封止する電気素子封止
方法において、前記電気素子全体を覆うように樹脂(例
えば、接着用樹脂9')を形成する樹脂形成工程と、前
記電気素子全体を覆うようにシート材(例えば、金属シ
ート材10や無機材料シート材)を前記樹脂上に形成す
るシート材形成工程と、金属微粒子を含むキャリアガス
を吹き付けることで、前記基板と前記シート材との間の
前記樹脂の表面に金属微粒子からなる金属シール層(例
えば、金属シール層8)を形成する金属シール層形成工
程と、を含むことを特徴とする。
に示すように、基板(例えば、基板2)上に設けられた
電気素子(例えば、有機EL素子3)を封止する電気素
子封止方法において、前記電気素子全体を覆うように樹
脂(例えば、接着用樹脂9')を形成する樹脂形成工程
と、前記電気素子全体を覆うようにシート材(例えば、
金属シート材10や無機材料シート材)を前記樹脂上に
形成するシート材形成工程と、前記基板と前記シート材
との間の前記樹脂の表面に樹脂シール層(例えば、樹脂
シール層27)を形成する樹脂シール層形成工程と、金
属微粒子を含むキャリアガスを吹き付けることで、前記
樹脂シール層の表面に金属微粒子からなる金属シール層
(例えば、金属シール層8)を形成する金属シール層形
成工程と、を含むことを特徴とする。
上に封止材として樹脂が形成されて、この樹脂上にシー
ト材を形成することで、電気素子は樹脂及びシート材に
よって封止される。そして、キャリアガスを吹き付ける
ことで、金属シール層が形成されるが、この金属シール
層は金属微粒子が吹き付けられて堆積されたものである
ため、金属微粒子同士が緻密に且つ強固に結着してい
る。従って、金属シール層は、密度、液密性及び気密性
の向上したものとなり、金属シール層と基板との界面か
ら外気が侵入することが防止され、電気素子の劣化が抑
えられる。また、電気素子はシート材や樹脂が覆われて
いるので、シール工程においてキャリアガスを吹き付け
ても、キャリアガスによって電気素子が汚染、短絡が引
き起こされることがない。また、請求項3記載の発明で
は、樹脂シール層を形成した後に、金属シール層を形成
しているため、密封性がさらに向上し、電気素子の劣化
が抑えられる。
気素子封止方法において、前記シート材の外周部を面取
りした後に、前記シール工程を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、シート材の外周部が面取りし
てあるため、金属微粒子を吹き付けている際に、金属微
粒子がシート材及び樹脂の側面に確実に堆積する。つま
り、金属シール層の形成不良を防止できる。
ように、基板(例えば、基板2)上に設けられた電気素
子(例えば、有機EL素子3)を封止するパッケージ
(例えば、パッケージ4)において、前記電気素子の周
囲における前記基板及び前記電気素子の全面に形成され
た樹脂層(例えば、接着用樹脂層9)と、前記電気素子
全体を覆うように、前記樹脂層上に形成されたシート材
(例えば金属シート材10や無機材料シート材)と、前
記基板と前記シート材との間の前記樹脂層の表面に形成
された金属シール層(例えば、金属シール層8)と、を
備えていることを特徴とする。
ように、基板(例えば、基板2)上に設けられた電気素
子(例えば、有機EL素子3)を封止するパッケージ
(例えば、パッケージ24)において、基板上に設けら
れた電気素子を封止するパッケージにおいて、前記電気
素子の周囲における前記基板及び前記電気素子の全面に
形成された樹脂層(例えば、接着用樹脂層9)と、前記
電気素子全体を覆うように、前記樹脂層上に形成された
シート材(例えば金属シート材10や無機材料シート
材)と、前記基板と前記シート材との間の前記樹脂層の
表面に形成された樹脂シール層(例えば、樹脂シール層
27)と、前記樹脂シール層の表面に形成された金属シ
ール層(例えば、金属シール層28)と、を備えている
ことを特徴とする。
や酸素が浸透されやすい樹脂層の表面を金属シール層で
覆うことで電気素子への水或いは酸素の侵入を抑制する
ことができる。このとき請求項6に示すように、前記金
属シール層を、金属微粒子を含むキャリアガスが吹き付
けられることで金属微粒子が堆積してなすようにすれ
ば、金属微粒子同士が緻密に且つ強固に結着している。
従って、金属シール層は、密度、液密性及び気密性の向
上したものとなり、金属シール層と基板との界面から外
気が侵入することが抑制され、電気素子の劣化が抑えら
れる。
8に示すように、請求項4から6の何れかに記載のパッ
ケージと、前記電気素子と、前記基板と、を備え、前記
電気素子は、前記基板上に形成された第一電極(例え
ば、アノード電極5)と、前記第一電極上に形成された
有機EL層(例えば、有機EL層6)と、前記有機EL
層上に形成された第二電極(例えば、カソード電極7)
と、を備える有機EL素子であり、前記有機EL層は前
記第一電極と前記第二電極との間に電圧が印加されるこ
とで発光することを特徴とする。
体的な態様について説明する。ただし、発明の範囲を図
示例に限定するものではない。
適用した表示素子1が示されている。図1に示すよう
に、表示素子1は、透光性を有するとともに絶縁性を有
する基板2と、基板2の表面上に形成された電気素子と
しての有機EL素子3と、有機EL素子3を封止するパ
ッケージ4とを具備し、基板2の裏面が表示面となる所
謂ボトムエミッション型の表示素子である。
ス、その他のガラスといった透光性及び絶縁性を有する
材料から構成されている。有機EL素子3は、アノード
電極5と、有機EL層6と、カソード電極7とを具備す
る。有機EL素子3は、基板2側から順にアノード電極
5、有機EL層6、カソード電極7が積層した積層構造
となっている。
している。更に、アノード電極5は、有機EL層6へ正
孔を効率よく注入するものが好ましい。例えば、アノー
ド電極5としては、インジウム・スズ・酸化物(IT
O:Indium-Tin-Oxide)、亜鉛ドープ酸化インジウム
(IZO)、酸化インジウム(In2O3)、酸化スズ
(SnO2)又は酸化亜鉛(ZnO)を主成分としたも
のがある。
されている。有機EL層6は、例えば、アノード電極5
から順に正孔輸送層、発光層、電子輸送層となる三層構
造であっても良いし、アノード電極5から順に正孔輸送
層、発光層となる二層構造であっても良いし、発光層か
らなる一層構造であっても良いし、その他の層構造であ
っても良い。
注入する機能、正孔及び電子を輸送する機能、正孔と電
子の再結合により励起子を生成して発光する機能を有す
る。有機EL層6は、電子的に中立な有機化合物である
ことが望ましく、これにより正孔と電子が有機EL層6
でバランス良く注入及び輸送される。なお、電子輸送性
の物質が発光層に適宜混合されていても良いし、正孔輸
送性の物質が発光層に適宜混合されても良いし、電子輸
送性の物質及び正孔輸送性の物質が発光層に適宜混合さ
れていても良い。
れている。カソード電極7の材料としては、仕事関数の
低い材料である。カソード電極7の具体的なものとし
て、金、銀、銅、アルミニウム、インジウム、マグネシ
ウム、カルシウム、リチウム、若しくはバリウム、又は
これらの少なくとも1種を含む合金や混合物等が挙げら
れる。また、カソード電極7は、以上の各種材料の層が
積層された積層構造となっていても良く、具体的には、
有機EL層6から順に低仕事関数の高純度のバリウム
層、高純度アルミニウム層となる積層構造等が挙げられ
る。また、カソード電極7は遮光性を有し、かつ、有機
EL層6から発する光に対して高い反射性を有するのが
望ましい。
3では、アノード電極5とカソード電極7との間に電界
(電圧)が生じると有機EL層3内に電流が流れるが、
このとき正孔がアノード電極5から有機EL層3へ注入
され、電子がカソード電極7から有機EL層3に注入さ
れる。そして、有機EL層3の発光層へ正孔及び電子が
輸送されて、発光層にて正孔及び電子が再結合すること
によって励起子が生成され、励起子が有機EL層3内の
蛍光体を励起して発光する。基板2及びアノード電極5
が透明であるため、光は基板2及びアノード電極5を透
過し、基板2の裏面が表示面となり、カソード電極7が
反射性を有しているため表示輝度も高くなる。
用樹脂層9と、金属シート材10とを具備する。積層方
向に見て(平面視して)、接着用樹脂層9は、アノード
電極5の端子部5a及びカソード電極7の端子部7aを
除き有機EL素子3全面を被覆して、有機EL素子3上
に形成されている。更に、接着用樹脂層9は、有機EL
素子3の周囲においても基板2上に形成されている。接
着用樹脂層9は、絶縁性を有し、エポキシ樹脂を主成分
にシリカ充填材等を加えた熱硬化性成形材料、熱可塑性
成形材料又は光硬化性成形材料のいずれかからなる。
を覆うように、接着用樹脂層9によって有機EL素子3
上に接着されている。積層方向に見て、金属シート材1
0は、接着用樹脂層9全面を被覆して、接着用樹脂層9
上に設けられており、基本的に厚さ0.1mm〜1mm
である。金属シート材10は、酸素、ネオン、アルゴン
或いは窒素といった気体を遮蔽するものであり、導電性
を有する。金属シート材10が接着用樹脂層9によって
有機EL素子3に接着されていることで、静電気等の電
気的な外乱から有機EL素子3が保護されるとともに、
後述のパッケージングの際にキャリアガスによって有機
EL素子3が汚染されることが防止される。
EL素子3を囲繞するようにして形成されている。つま
り、積層方向に見て、金属シール層8は、金属シート材
10の外周部に堆積されているとともに、金属シート材
10の周囲において基板2上に堆積されている。従っ
て、金属シール材8は接着用樹脂層9の側部の表面に密
着して形成されている。金属シール層8は、導電性を有
し、例えば、Ni、Fe、Cr、Co、Au、Ag、A
l、Cu、Pd等の金属単体、これらの一種又は二種以
上の混合物である。金属シール層8は、粒径0.1μm
〜0.01μmの金属微粒子が吹き付けられることで形
成される。
装置によって形成される。成膜装置は、金属微粒子が形
成される生成室61と、金属シール層8が形成される膜
形成室62と、生成室61と膜形成室62を連結する搬
送管63と、搬送管63を取り巻く余分粒子排気管64
と、搬送管63の先端に設けられたノズル65と、膜形
成室62内に設けられるとともに基板2がセットされる
ヒータ66と、ヒータ66にセットされた基板2の位置
決めを行う位置決め機構と、膜形成室62を真空圧にす
る真空排気系システム67と、キャリアガス(例えば、
He、Ar等の不活性ガス、H等の還元性ガス又はN2
等の非酸化性ガス)を循環するとともに循環の過程でキ
ャリアガスを純化するキャリアガス純化・循環システム
68と、生成室61に配置される加熱源69等とから構
成されている。
3の封止方法について説明する。まず、図3に示すよう
に、基板2に形成されている有機EL素子3の全面に接
着用樹脂9'を塗布して、接着用樹脂9'で有機EL素子
3全体を被覆する。接着用樹脂9'を塗布した段階で、
平面視して接着用樹脂9'の外縁内に有機EL素子3が
含まれるように、接着用樹脂9'が堆積されている。こ
のときアノード電極5の端子部5a及びカソード電極7
の端子部7aは接着用樹脂9'の外に露出されている。
そして、図4に示すように、平面視して有機EL素子3
より面積の大きい金属シート材10を有機EL素子3全
体に覆い、接着用樹脂9'で金属シート材10と有機E
L素子3を接着する。接着用樹脂9'が固化すると、接
着用樹脂9'が接着用樹脂層9となり、有機EL素子3
と金属シート材10が固着する。
板2を成膜装置のヒータ66にセットする。そして、キ
ャリアガス純化・循環システム68で数100kPaに
加圧されたキャリアガスを生成室61に供給するととも
に、真空排気系システム67で膜形成室62を真空圧
(1.3×103Pa)にする。更に、加熱源69にセ
ットされた金属材料(Ni、Fe、Cr、Co、Au、
Ag、Al、Cu、Pd等の金属単体、これらの一種又
は二種以上の混合物)を加熱源69によって加熱して蒸
発させる。これにより、蒸発した金属材料は、キャリア
ガス分子と衝突し、冷却され微粒子となって搬送管63
に吸い込まれる。
図2に示すように、ノズル65より数100m/s以上
の速度で吹き出て、ヒータ66にセットされた基板2及
び金属シート材10に衝突する。この際、位置決め機構
で基板2を移動させつつ、金属微粒子を含むキャリアガ
スを連続的又は断続的にノズル65から吹き付けるが、
積層方向に見て金属シート材10と基板2の境界部分に
向けてキャリアガスが吹き付けられるように基板2を位
置決め機構で移動させる。これにより、金属シート材1
0の外周部及びその周辺に金属微粒子が堆積されて、金
属シール層8が形成される。
に高速で衝突して堆積しているから、形成された金属シ
ール層8は、図5に示すように、金属微粒子同士が緻密
に且つ強固に結着してなるものであり、特に金属同士で
ある金属シート材10との密着性に優れている。従っ
て、金属シール層8は、導電性及び熱導電性に優れ、密
度、液密性及び気密性の向上したものとなる。このよう
に金属シール層8は、金属シート材10の周囲から露出
された接着用樹脂層9の側面、金属シート材10と接着
用樹脂層9との間の界面、並びに基板2と接着用樹脂層
9との間の界面、を金属シール層8で覆うことでこれら
界面での隙間及び側面から有機EL素子3への酸素、水
の侵入を抑制することができ、有機EL素子3の劣化が
抑えられる。
10を接着してから、金属微粒子を含有したキャリアガ
スを噴射しているため、有機EL素子3に直接キャリア
ガスがあたらない。よって、金属微粒子の衝突により有
機EL素子3が破損することもない。また、金属シート
材10がキャリアガスに対して遮蔽性を有しているた
め、有機EL素子3がキャリアガスに汚染されない。
真空蒸着、メタリコン法等と異なって、単に金属微粒子
を高速に噴射することのみで形成されている。従って、
金属シール層8を形成する過程は、化学メッキ法のよう
に、薬液の使用・調整といった煩わしさもない上、薬液
による金属シート材10若しくは有機EL素子3の汚染
の問題もない。真空蒸着法のように、層の形成速度も遅
くない。メタリコン法と比較しても、高熱に溶融した金
属を吹き付けることによって金属シート材10、有機E
L素子3若しくは基板2が損傷するといったこともな
い。
に覆われている上、更にその外周部分に金属シール層8
が形成されているから、静電気等の電気的な外乱から有
機EL素子3が保護される。また、金属シート材10及
び金属シール層8と有機EL素子3との間に絶縁性の接
着用樹脂層9が介在しているため、有機EL素子3が電
気的に短絡することもない。
属微粒子が吹き付けられているため、図6に示すよう
に、金属シート材10の外縁の稜角で金属微粒子が突先
11のように堆積し、更に、基板2で山12のように堆
積し、突先11に邪魔された金属微粒子が接着用樹脂層
9の側面において堆積されずに、切欠き13が形成され
ることも時々起こる。そこで、図7に示すように、金属
シート材10の外縁の稜角を取り除くことによって金属
シート材10の外縁に面取り部14を施すと、図6のよ
うな切欠き13が形成されない。面取り部14は、角の
ある面取りであっても良いし、曲面の面取りであっても
良い。金属シート材10の外縁に面取りを施すのは、金
属シート材10の形成時であっても良いし、金属シート
材10の形成後であっても良く、金属微粒子を吹き付け
る前ならいつでも良い。
態では、金属シート材10の周囲から露出された接着用
樹脂層9の側面、金属シート材10と接着用樹脂層9と
の間の界面、基板2と接着用樹脂層9との間の界面、を
金属シール層8で覆うことで内部の有機EL素子3への
酸素、水の侵入を抑制したが、第二の実施の形態ではこ
れら接着用樹脂層9の側面や界面の隙間を樹脂シール層
で覆い、さらにこの樹脂シール層を金属シール層で覆う
ことで封止している。
素子20について示されている。表示素子20は、基板
2と、有機EL素子3と、パッケージ24とを具備す
る。基板2及び有機EL素子3は上記第一の実施の形態
の場合と同様の構成をしているため、詳細な説明を省略
する。
金属シール層28と、接着用樹脂層9と、金属シート材
10とを具備する。接着用樹脂層9及び金属シート材1
0は、上記第一の実施の形態の場合と同様の構成をして
いるため、詳細な説明を省略する。
機EL素子3を囲繞するようにして形成されている。つ
まり、積層方向に見て、樹脂シール層27は、金属シー
ト材10の外周部に形成されているとともに、金属シー
ト材10の周囲において基板2上に形成されている。こ
のため、樹脂シール層27は、金属シート材10の周囲
から露出された接着用樹脂層9の側面、金属シート材1
0と接着用樹脂層9との間の界面、基板2と接着用樹脂
層9との間の界面、を覆っている。なお、樹脂シール層
27は、基本的に絶縁性を有し、例えば、エポキシ等を
主成分としている。
EL素子3を囲繞するようにして形成されている。つま
り、積層方向に見て、樹脂シール層27の全面に形成さ
れているとともに、樹脂シール層27の周囲において基
板2に形成されている。また、金属シール層28は、樹
脂シール層27からはみ出て金属シート材10上でも形
成している。金属シール層28は、間に樹脂シール層2
7に形成されていることを除いて、上記第一の実施の形
態の金属シール層8と概ね同様であるが、金属シール層
28は、接着用樹脂層9の側面、金属シート材10と樹
脂シール層27との間の界面、基板2と樹脂シール層2
7との間の界面、を覆い、この部分を水及び酸素の侵入
から保護している。
子3の封止方法について説明する。第一の実施の形態の
場合と同様に、有機EL素子3全体を覆うように接着用
樹脂9'を有機EL素子3に塗布して、有機EL素子3
全体を覆うように金属シート材10を接着用樹脂9'で
有機EL素子3に接着する(図3及び図4)。次いで、
ディスペンサ装置で、平面視して金属シート材10と基
板2の境界部分に樹脂を塗布し、塗布された樹脂が固化
することで樹脂シール層27が形成される(図9)。こ
のとき樹脂シール層27は、金属シート材10の周囲か
ら露出された接着用樹脂層9の側面、金属シート材10
と接着用樹脂層9との間の界面、基板2と接着用樹脂層
9との間の界面、を覆うように塗布される。次いで、第
一の実施の形態とほぼ同様に図2の成膜装置を用いて、
金属微粒子をノズル65から噴射する。この際、樹脂シ
ール層27に向けてキャリアガスを吹き付けるように基
板2を位置決め機構で移動させる。これにより、積層方
向に見て樹脂シール層27の周囲における基板2及び樹
脂シール層27全面に、金属微粒子を堆積して金属シー
ル層28を形成する。このとき金属シール層28は、接
着用樹脂層9の側面、金属シート材10と樹脂シール層
27との間の界面、基板2と樹脂シール層27との間の
界面、を覆うように形成される。
性の向上したパッケージ24を提供でき、つまり、第一
の実施の形態の場合と同様の効果を奏する。なお、第二
の実施の形態においても、第一の実施の形態の場合と同
様に、金属シート材10の外周部に面取りを施しても良
い。
限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
吹き付けている際に、基板2をヒータ66で最大約20
0℃に加熱しても良い。この程度に基板2を加熱して
も、有機EL素子3が熱損傷することもない上、金属シ
ール層8又は金属シール層28と基板2との密着力が更
に向上する。
ス、セラミックス等といった無機材料シート材を接着用
樹脂層9で有機EL素子3に接着しても良い。また、金
属シート材10に代えて、有機材料シート材と金属シー
ト材10の複合シート材、有機材料シート材と無機材料
シート材の複合シート材を接着用樹脂層9で有機EL素
子3に接着しても良い。ところで、これら金属シート材
10、有機材料シート材、無機材料シート材或いは複合
材料シート材が透光性となれば、所謂トップエミッショ
ン型の表示素子の提供も可能であり、図1又は図8の例
であれば金属シート材10の表面が表示面となる。この
場合、接着用樹脂層9を透光性を有する材料(例えば、
エポキシ樹脂)とするとともに、有機EL素子3の積層
順番を逆にする(つまり、基板2から順にカソード電極
7、有機EL層6、アノード電極5の順に積層する)。
つ以上の有機EL素子をまとめて一つのパッケージ4又
はパッケージ24で封止しても良い。例えば、基板2の
表面状にm行n列(m、nともに1以上の整数)のマト
リクス状に複数の有機EL素子を配列し、その後、全て
の有機EL素子を被覆するように接着用樹脂9'を塗布
して、全ての有機EL素子を被覆するように金属シート
材10を接着する。その後は、上記各実施の形態と同様
に、樹脂シール層27並びに金属シール層28又は金属
シール層8を形成すれば良い。もちろん、この場合各有
機EL素子が画素となるが、各画素ごとに設けられてそ
の画素の有機EL素子を駆動するスイッチング回路(一
又は複数のTFTから構成される)も接着用樹脂層9に
覆われたいわゆるアクティブマトリクス型有機EL素子
が、パッケージ4又はパッケージ24に封止されるよう
にしてもよい。
封止するものは、基板2の表面上に形成される電気素子
なら有機EL素子に限らない。例えば、二つの対向電極
と、この対向電極に挟まれる液晶層とを具備する液晶素
子がパッケージ4又はパッケージ24に封止されても良
いし、電界効果型トランジスタがパッケージ4又はパッ
ケージ24に封止されても良い。
粒子が吹き付けられて堆積されたものであるため、金属
微粒子同士が緻密に且つ強固に結着している。従って、
金属シール層は、密度、液密性及び気密性の向上したも
のとなる。更に、金属微粒子が吹き付けられることで、
金属微粒子が基板に堆積するため、金属シール層と基板
の密着力は非常に高い。従って、金属シール層と基板と
の界面から外気が侵入することが防止され、電気素子の
劣化が抑えられる。また、電気素子にシート材が接着さ
れているので、シール工程においてキャリアガスを吹き
付けても、キャリアガスによって電気素子が汚染される
ことがない。
面図であり、図1(b)は前記表示素子の平面図であ
る。
である。
ための図面であり、図3(a)は断面図であり、図3
(b)は平面図である。
ための断面図である。
ための図面であり、図5(a)は断面図であり、図5
(b)は平面図である。
である。
である。
り、図8(b)はこの表示素子の平面図である。
素子を封止する工程を説明するための断面図である。
示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】基板上に設けられた電気素子を封止する電
気素子封止方法において、 前記電気素子全体を覆うように樹脂を形成する樹脂形成
工程と、 前記電気素子全体を覆うようにシート材を前記樹脂上に
形成するシート材形成工程と、 金属微粒子を含むキャリアガスを吹き付けることで、前
記基板と前記シート材との間の前記樹脂の表面に金属微
粒子からなる金属シール層を形成する金属シール層形成
工程と、 を含むことを特徴とする電気素子封止方法。 - 【請求項2】前記シート材の外周部を面取りした後に、
前記金属シール層形成工程を行うことを特徴とする請求
項1記載の電気素子封止方法。 - 【請求項3】基板上に設けられた電気素子を封止する電
気素子封止方法において、 前記電気素子全体を覆うように樹脂を形成する樹脂形成
工程と、 前記電気素子全体を覆うようにシート材を前記樹脂上に
形成するシート材形成工程と、 前記基板と前記シート材との間の前記樹脂の表面に樹脂
シール層を形成する樹脂シール層形成工程と、 金属微粒子を含むキャリアガスを吹き付けることで、前
記樹脂シール層の表面に金属微粒子からなる金属シール
層を形成する金属シール層形成工程と、 を含むことを特徴とする電気素子封止方法。 - 【請求項4】基板上に設けられた電気素子を封止するパ
ッケージにおいて、 前記電気素子の周囲における前記基板及び前記電気素子
の全面に形成された樹脂層と、 前記電気素子全体を覆うように、前記樹脂層上に形成さ
れたシート材と、 前記基板と前記シート材との間の前記樹脂層の表面に形
成された金属シール層と、を備えていることを特徴とす
るパッケージ。 - 【請求項5】基板上に設けられた電気素子を封止するパ
ッケージにおいて、 前記電気素子の周囲における前記基板及び前記電気素子
の全面に形成された樹脂層と、 前記電気素子全体を覆うように、前記樹脂層上に形成さ
れたシート材と、 前記基板と前記シート材との間の前記樹脂層の表面に形
成された樹脂シール層と、 前記樹脂シール層の表面に形成された金属シール層と、
を備えていることを特徴とするパッケージ。 - 【請求項6】前記金属シール層は、金属微粒子を含むキ
ャリアガスが吹き付けられることで金属微粒子が堆積し
てなるものであることを特徴とする請求項4又は5記載
のパッケージ。 - 【請求項7】請求項4から6の何れかに記載のパッケー
ジと、前記電気素子と、前記基板と、を備え、 前記電気素子は、前記基板上に形成された第一電極と、
前記第一電極上に形成された有機EL層と、前記有機E
L層上に形成された第二電極と、を備える有機EL素子
であり、 前記第一電極と前記第二電極との間に電圧が印加される
ことで前記有機EL層が発光することを特徴とする表示
素子。
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