JP2003277266A - 分配用混合粉体、及びそれを使用した錠剤またはカプセル - Google Patents

分配用混合粉体、及びそれを使用した錠剤またはカプセル

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JP2003277266A JP2002082739A JP2002082739A JP2003277266A JP 2003277266 A JP2003277266 A JP 2003277266A JP 2002082739 A JP2002082739 A JP 2002082739A JP 2002082739 A JP2002082739 A JP 2002082739A JP 2003277266 A JP2003277266 A JP 2003277266A
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Yoshiyuki Obayashi
美行 尾林
Takashi Inotsuka
隆 猪塚
Koji Nakajima
浩嗣 中島
Hiroomi Kojima
博臣 小嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、分配時に有効成分の含量を均一に分
配できるカフェイン含有混合粉体を提供することを目的
とする。また、本発明は、前記粉体を使用したカプセル
剤、錠剤を提供することを目的とする。 【解決手段】粒度100〜500μmが90質量%以上
かつ粒度100μm未満が5質量%以下である無水カフ
ェイン粉体と、2種以上の有効成分粉体とを含有するこ
とを特徴とする、分配用混合粉体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセルに充填したり
打錠に使用するための分配用混合粉体に関する。また本
発明は、該混合粉体を使用したカプセル、錠剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カフェインは、呼吸中枢や血管運動中枢
を刺激、興奮させる作用や心筋の収縮性増大作用、利尿
作用、片頭痛などの鎮痛作用を有し、かぜ薬、鎮痛薬、
痩身薬などの多くの製剤に使用されている。これらの薬
には、通常、カフェイン以外の複数の有効成分が処方さ
れ、内服液剤、粉末、錠剤、カプセルなどに製剤化され
ることが多い。一般に、粉末、錠剤、カプセル剤は混合
機で原料粉体を混合し、その混合粉体をカプセル充填機
や打錠機に移送して充填または打錠する。しかし、カフ
ェインを他の有効成分粉末と混合する際に、他の有効成
分との混合性が良くない上に、混合機から分配する際
に、薬物が均一に分配されにくく、また、打錠機、充填
機内でも分級が起こり、これらにより、1錠、1カプセ
ル、1袋中の含量にバラツキがでやすい問題があった。
これは混合機やサイロ内の内壁近傍にカフェインが偏在
し、その影響で他の薬剤も偏在を起こすものと思われ、
カフェインを含有する製剤特有の課題である。これを解
決するために、カフェインを他の薬剤と混合し、そのま
ま全有効成分を湿式造粒し顆粒とする方法が考えられる
が、配合成分によってはカフェインウィスカーを生じ
る。したがって、カフェインと他の薬物を造粒しなくて
も、分配時の均一性が保たれるカフェイン含有分配用混
合粉体が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分配時に有
効成分の含量を均一に分配できるカフェイン含有混合粉
体を提供することを目的とする。また、本発明は、前記
粉体を使用したカプセル剤、錠剤を提供することを目的
とする。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、検討の結
果、特定の粒度を有するカフェイン粉体を使用すること
により、カフェインを含む複数の有効成分を処方した混
合薬物粉体を均一に分配できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0005】即ち本発明は、 <1>粒度100〜500μmが90質量%以上かつ粒
度100μm未満が5質量%以下である無水カフェイン
粉体と、2種以上の有効成分粉体とを含有することを特
徴とする、分配用混合粉体。 <2>さらに滑沢剤を含有することを特徴とする、<1
>に記載の分配用混合粉体。 <3><1>または<2>の混合粉体の一部がカプセル
に充填されたことを特徴とする、カプセル剤。 <4><1>または<2>の混合粉体の一部が打錠機の
臼に分配され打錠されたことを特徴とする、錠剤。 を提供する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の分配用混合粉体に使用す
る無水カフェインは、粒径100〜500μmが90質
量%以上かつ粒径100μm未満が5質量%以下、好ま
しくは3質量%以下である粉体である。100μm以下
の微粉や500μmを越える疎粒子が多いと、混合粉体
を分配する際に均一に分配できない。好ましくは、平均
粒径が150〜450μm、好ましくは250〜400
μmの粉体を使用する。さらに、好ましくは、かさ密度
が0.4〜0.85g/cm3であるものが好ましく、より好ま
しくは0.5〜0.8g/cm3である。
【0007】無水カフェイン粉体は、固形物を粉砕し整
粒した粉体を使用することが好ましいが、微粉体を結合
剤や賦形剤とともに所望の粒度に造粒した粉体を使用す
ることもできる。造粒物の場合、造粒物中のカフェイン
含量は10〜99質量%、好ましくは30〜95質量%
であることが好ましい。カフェイン粉体の分配用混合粉
体中に占める含有量は、好ましくは80質量%以下とす
る。より好ましくは1〜70質量%、特に好ましくは5
〜50質量%である。この範囲で、分配時の均一性が良
好な混合粉体が得られる。
【0008】本発明の分配用混合粉体に使用する有効成
分粉体としては、アセトアミノフェン、アスピリン、エ
テンザミド、イブプロフェン、ブロムワレリル尿素、ア
リルイソプロピルアセチル尿素、アスピリンアルミニウ
ム、カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン、ラク
チルフェネチジン、サザピリン、サリチルアミド、サリ
チル酸ナトリウム、アミノ酢酸、ケイ酸マグネシウム、
合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、酸化
マグネシウム、炭酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン
酸マグネシウム、トラネキサム酸、ジヒドロキシアルミ
ニウム・アミノ酢酸塩(アルミニウムグリシネート)、
水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成
物、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生
成物、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグ
ネシウムの共沈生成物、ラクチルフェネチジン、塩酸イ
ソチペンジル、塩酸ジフェニルピラリン、塩酸ジフェン
ヒドラミン、塩酸ジフェテロール、塩酸トリプロリジ
ン、塩酸トリペレナミン、塩酸トンジルアミン塩酸フェ
ネタジン、塩酸メトジラジン、サリチル酸ジフェンヒド
ラミンジフェニルジスルホン酸カルビノキサミン、酒石
酸アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、テオ
クル酸ジフェニルピラリン、ナパジシル酸メブヒドロリ
ン、プロメタジンメチレン二サリチル酸塩、マレイン酸
カルビノキサミン、dl-マレイン酸クロルフェニラミ
ン、d-マレイン酸クロルフェニラミン、リン酸ジフェテ
ロール、塩酸アロクラミド、塩酸クロペラスチン、クエ
ン酸ペントキシベリン、クエン酸チペピジン、ジブナー
トナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン、デ
キストロメトルファン・フェノールフタリン塩、ヒベン
ズ酸チペビジン、フェンジゾ酸クロペラスチン、リン酸
コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノスカピン、
ノスカピン、dl-塩酸メチルエフェドリン、dl-メチルエ
フェドリンサッカリン塩、グアヤコールスルホン酸カリ
ウム、グアイフェネシン、安息香酸ナトリウムカフェイ
ン、ビタミンB1及びその誘導体並びにそれらの塩類、ビ
タミンB2及びその誘導体並びにそれらの塩類、ビタミン
C及びその誘導体並びにそれらの塩類、ヘスペリジン及
びその誘導体並びにそれらの塩類などがあげられる。
【0009】前記粉体は、固形物を所望の粒度に粉砕し
たものを使用することが好ましいが、微粉体を結合剤や
賦形剤、必要に応じて他の薬物とともに所望の粒度に造
粒した粉体を使用することもできる。前記の粉体を複数
種組み合わせ、前記カフェイン粉体と混合することによ
り、均一に分配可能な混合粉体が得られる。有効成分粉
体の全粉体中に占める含有量は、好ましくは1〜99質
量%、より好ましくは5〜95質量%である。
【0010】また、カフェイン粉体と他の有効成分粉体
の含有比は、好ましくはカフェイン粉体:他の有効成分
粉体=1:20〜10:1である。より好ましくは1:
10〜5:1、特に好ましくは1:8〜5:1の範囲で
ある。
【0011】本発明の分配用混合粉体には、さらに、滑
沢剤を配合することが好ましい。滑沢剤としては、ステ
アリン酸マグネシウム、シリコンオイル、ジメチルポリ
シロキサン、アラビアゴム、カカオ脂、カルナバロウ、
含水ニ酸化ケイ素、乾燥水酸化アルミニウムゲル、グリ
セリン、ケイ酸マグネシウム、流動パラフィン、結晶セ
ルロース、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリルアルコー
ル、ステアリン酸、ゼラチン、乳糖、白糖、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、フマル酸、ミツロウ、硬化ヒマシ油、タルクなど
があげられる。好ましい滑沢剤は、ステアリン酸マグネ
シウム、ジメチルポリシロキサンである。
【0012】滑沢剤は、混合粉体中、好ましくは0.0
001〜10質量%、より好ましくは0.001〜5質
量%である。滑沢剤を配合することにより、さらに良好
な分配時の均一性が得られ、粉体の流動性も良好であ
る。
【0013】上記の他、本発明の分配用混合粉体には、
必要に応じて、賦形剤、結合剤、崩壊剤、甘味剤、矯味
剤、香料、色素などを本発明の効果を損なわない範囲で
配合することができる。
【0014】賦形剤としては、アラビアゴム、エチルセ
ルロース、カオリン、クエン酸またはその塩、ステアリ
ン酸またはその塩、デキストラン、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール、リン酸水素カルシ
ウム、リン酸水素ナトリウムなどがあげられる。
【0015】結合剤としては、アラビアゴム、置換度5
3.4〜77.5%のヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、ゼラチン、部分α化でんぷんなどが
あげられる。
【0016】崩壊剤としては、セルロースまたはその誘
導体、デンプンまたはその誘導体などがあげられる。甘
味剤としては、白糖、果糖、ブドウ糖、乳糖、還元麦芽
糖などの糖類や、ラクチトール、マルチトール、ソルビ
トール、エリスリトール、キシリトールなどの糖アルコ
ール、サッカリン、サッカリンナトリウム、アスパルテ
ーム、ステビア、アマルティーなどがあげられる。矯味
剤としては、アスコルビン酸、酒石酸、リンゴ酸、クエ
ン酸などの酸味成分、イノシン酸、グルタミン酸ナトリ
ウムなどの旨み成分、酵素分解レシチンなどがあげられ
る。
【0017】香料としては、メント−ル、リモネン、リ
ナロール、シネオール、ピネン、シトロネオールなどの
テルペノイド類、それらを含有する精油(ハッカ油、ミ
ント油、オレンジ油、レモン油、マンダリン油など)な
どがあげられる。
【0018】本発明のカフェイン含有分配用混合粉体
は、そのまま分配して粉末製剤として個包装してもよい
が、打錠機の臼に分配して錠剤としたり、カプセル充填
機を用いてカプセルに分配し、カプセル剤とすることが
好ましい。錠剤とする場合は、分配用混合粉体を単独で
打錠してもよく、また他の成分との複層錠としてもよ
い。
【0019】打錠された素錠には、オパドライ、メタク
リル酸コポリマー、グリセリン、流動パラフィン、シリ
コーン樹脂、ステアリン酸、ゼラチン、ソルビトール、
トウモロコシ油、ポリビニルアルコール、マクロゴー
ル、リン酸水素カルシウム、リン酸水素ナトリウムなど
のフィルムコーティングを施したり、エチルセルロー
ス、結晶セルロース、アラビアゴム末、乳糖、マクロゴ
ール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、マクロゴールなどの糖衣を被せ
ることも好ましい。
【0020】カプセルとする場合は、ゼラチン、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースなどを含有するカプセル
に充填することができる。
【0021】
【実施例】<実施例1及び比較例1>予め篩を用いて35
0〜500μmの粒度にした無水カフェイン1000gとアセト
アミノフェン1500g、アリルイソプロピルアセチル尿素
500g及びトウモロコシデンプン250gをリボンミキサー
R−5型(徳寿工作所社製)に投入し、10分間混合し、
実施例1の混合粉体を得た。一方、上記実施例1におい
て、予め篩を用いて350〜500μmの粒度にした無水カフ
ェインの代わりに、予め目開き100μmを通過させた無
水カフェイン1000gを用いた以外は、上記実施例1と同
様に混合して、上記実施例1と同一組成の比較例1の混
合粉体を調製した。上記実施例1及び比較例1の混合粉
体について、それぞれリボンミキサーより6ヶ所ずつサ
ンプリングを行ない、無水カフェイン、アセトアミノフ
ェン及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含量を液体
クロマトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較し
た。以降、結果については全て表2示す。判定基準は、
以下の基準で行った。(以降、判定基準は共通) <判定基準> ○:6点の測定値の標準偏差2%以下 ×:6点の測定値の標準偏差2%以上
【0022】<実施例2及び比較例2>予め篩を用いて
350〜500μmの粒度にした無水カフェイン1600gとアセ
トアミノフェン2600g、イブプロフェン2600g及び結晶
セルロース400gをボーレコンテナーミキサー20型
(コトブキ産業社製)に投入し、10分間混合、更にステ
アリン酸マグネシウム4gを投入し、3分間混合し、実施
例2の混合粉体を得た。一方、上記実施例2において、
予め篩を用いて350〜500μmの粒度にした無水カフェイ
ンの代わりに、予め目開き100μmを通過させた無水カ
フェイン1600gを用いた以外は、上記実施例2と同様に
混合して、上記実施例2と同一組成の比較例2の混合粉
体を調製した。上記実施例2及び比較例2の混合粉体に
ついて、それぞれボーレコンテナーミキサーより6ヶ所
ずつサンプリングを行ない、無水カフェイン、アセトア
ミノフェン及びイブプロフェンの含量を液体クロマトグ
ラフ法により測定し、含量の均一性を比較した。
【0023】<実施例3及び比較例3>更に、これら実
施例2及び比較例2の混合粉体をロータリー式打錠機L
IBRA(菊水製作所社製)を用いて実施例3の錠剤及
び比較例3の錠剤を得た。これら2種類の錠剤につき、
10分毎に6回サンプリングを行ない、無水カフェイン、
アセトアミノフェン及びイブプロフェンの含量を液体ク
ロマトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較し
た。
【0024】<実施例4及び比較例4>アスピリン1500
gとアセトアミノフェン900gをリボンミキサーR−5
型(徳寿工作所社製)に投入し、2分間混合した後、ジ
メチルポリシロキサン24gを投入し5分間混合、更に、
予め篩を用いて100〜500μmの粒度にした無水カフェイ
ン360g、アリルイソプロピルアセチル尿素90g及びト
ウモロコシデンプン30gを投入し、10分間混合し、実施
例4の混合粉体を得た。一方、上記実施例4において、
予め篩を用いて100〜500μmの粒度にした無水カフェイ
ンの代わりに、予め目開き100μmを通過させた無水カ
フェイン360gを用いた以外は、上記実施例4と同様に
混合して、上記実施例4と同一組成の比較例4の混合粉
体を調製した。上記実施例4及び比較例4の混合粉体に
ついて、それぞれリボンミキサーより6ヶ所ずつサンプ
リングを行ない、アスピリン、アセトアミノフェン、無
水カフェイン及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含
量を液体クロマトグラフ法により測定し、含量の均一性
を比較した。
【0025】<実施例5及び比較例5>更に、これら実
施例4及び比較例4の混合粉体をカプセル充填機GKF-40
0型(ボッシュ包装機社製)を用いて、実施例5のカプ
セル剤及び比較例5のカプセル剤を得た。これら2種類
のカプセル剤につき、10分毎に6回サンプリングを行な
い、アスピリン、アセトアミノフェン、無水カフェイン
及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含量を液体クロ
マトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較した。
【0026】<実施例6及び比較例6>アセトアミノフ
ェン5000gを流動層造粒装置SPIR-A-FLOW5型(フロイ
ント産業社製)にとり、ヒドロキシプロピルセルロース
2%水溶液1667gをバインダーとして顆粒状の組成物
(造粒組成物)を得た。得られた顆粒状組成物を4590
g、予め篩を用いて100〜500μmの粒度にした無水カフ
ェイン1800g、アリルイソプロピルアセチル尿素450
g、結晶セルロース600g及びカルボキシメチルセルロ
ース300gをボーレコンテナーミキサー20型(コトブ
キ産業社製)に投入し、10分間混合、更にステアリン酸
マグネシウム36gを投入し、5分間混合し、実施例6の
混合粉体を得た。一方、上記実施例6において、予め篩
を用いて100〜500μmの粒度にした無水カフェインの代
わりに、予め目開き100μmを通過させた無水カフェイ
ン360gを用いた以外は、上記実施例6と同様に混合し
て、上記実施例6と同一組成の比較例6の混合粉体を調
製した。上記実施例6及び比較例6の混合粉体につい
て、それぞれボーレコンテナーミキサーより6ヶ所ずつ
サンプリングを行ない、アスピリン、アセトアミノフェ
ン、無水カフェイン及びアリルイソプロピルアセチル尿
素の含量を液体クロマトグラフ法により測定し、含量の
均一性を比較した。
【0027】<実施例7及び比較例7>アスピリン6250
gとトウモロコシデンプン695gをボーレコンテナーミ
キサー20型(コトブキ産業社製)に投入し、10分間混
合したものを、乾式造粒機ローラーコンパクターTF-208
型(フロイント産業社製)で造粒した後、整粒を行な
い、造粒物Aを得た。これらの混合粉体及び造粒物をロ
ータリー式打錠機LIBRA(菊水製作所社製)を用い
て、以下の錠剤を作製した。
【0028】
【表1】 これら2種類の錠剤につき、10分毎に6回サンプリング
を行ない、オパドライを用いて常法に従い、素錠に対
し、1質量%コーティングを行った。これらコーティン
グ錠剤中のアスピリン、アセトアミノフェン、無水カフ
ェイン及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含量を液
体クロマトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較
した。
【0029】<実施例8及び比較例8>イブプロフェン
3250g、乳糖650gを流動層造粒装置SPIR-A-FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、ポリビニルアルコール
7%水溶液1114gをバインダーとして顆粒状の組成物A
(造粒組成物A)を得た。また、アセトアミノフェン40
30gを流動層造粒装置SPIR-A-FLOW5型(フロイント産
業社製)にとり、ヒドロキシプロピルセルロース5%水
溶液3472gをバインダーとして顆粒状の組成物B(造粒
組成物B)を得た。得られた顆粒状組成物Aを1034g、
顆粒状組成物Bを881g、予め篩を用いて100〜500μm
の粒度にした無水カフェイン520g、アリルイソプロピ
ルアセチル尿素390g、低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース390gをダブルコーンミキサーW-60型(徳寿
製作所社製)に投入し、20分間混合、更にステアリン酸
マグネシウム13gを投入し、5分間混合し、実施例8の
混合粉体を得た。一方、上記実施例8において、予め篩
を用いて100〜500μmの粒度にした無水カフェインの代
わりに、予め目開き100μmを通過させた無水カフェイ
ン520gを用いた以外は、上記実施例8と同様に混合し
て、上記実施例8と同一組成の比較例8の混合粉体を調
製した。上記実施例8及び比較例8の混合粉体につい
て、それぞれボーレコンテナーミキサーより6ヶ所ずつ
サンプリングを行ない、イブプロフェン、アセトアミノ
フェン、無水カフェイン及びアリルイソプロピルアセチ
ル尿素の含量を液体クロマトグラフ法により測定し、含
量の均一性を比較した。
【0030】<実施例9及び比較例9>更に、これら実
施例8及び比較例8の混合粉体をロータリー式打錠機L
IBRA(菊水製作所社製)を用いて実施例9の錠剤及
び比較例9の錠剤を得た。これら2種類の錠剤につき、
10分毎に6回サンプリングを行ない、オパドライを用い
て常法に従い、素錠に対し、1質量%コーティングを行
った。これらコーティング錠剤中のイブプロフェン、ア
セトアミノフェン、無水カフェイン及びアリルイソプロ
ピルアセチル尿素の含量を液体クロマトグラフ法により
測定し、含量の均一性を比較した。
【0031】<実施例10及び比較例10>予め篩を用
いて250〜400μmの粒度にした無水カフェイン1000gと
アセトアミノフェン1500g、エテンザミド500g及び結
晶セルロース400gをリボンミキサーR−5型(徳寿工
作所社製)に投入し、10分間混合し、実施例10の混合
粉体を得た。一方、上記実施例10において、予め篩を
用いて250〜400μmの粒度にした無水カフェインの代わ
りに、予め目開き100μmを通過させた無水カフェイン1
000gを用いた以外は、上記実施例10と同様に混合し
て、上記実施例10と同一組成の比較例10の混合粉体
を調製した。上記実施例10及び比較例10の混合粉体
について、それぞれリボンミキサーより6ヶ所ずつサン
プリングを行ない、無水カフェイン、アセトアミノフェ
ン及びエテンザミドの含量を液体クロマトグラフ法によ
り測定し、含量の均一性を比較した。
【0032】<実施例11及び比較例11>予め篩を用
いて250〜500μmの粒度にした無水カフェイン1600gと
アセトアミノフェン2600g、アリルイソプロピルアセチ
ル尿素400g、トウモロコシデンプン800g及び低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース200gをボーレコンテナ
ーミキサー20型(コトブキ産業社製)に投入し、15分
間混合し、実施例11の混合粉体を得た。一方、上記実
施例11において、予め篩を用いて250〜500μmの粒度
にした無水カフェインの代わりに、予め目開き100μm
を通過させた無水カフェイン1600gを用いた以外は、上
記実施例11と同様に混合して、上記実施例11と同一
組成の比較例11の混合粉体を調製した。上記実施例1
1及び比較例11の混合粉体について、それぞれボーレ
コンテナーミキサーより6ヶ所ずつサンプリングを行な
い、無水カフェイン、アセトアミノフェン及びアリルイ
ソプロピルアセチル尿素の含量を液体クロマトグラフ法
により測定し、含量の均一性を比較した。
【0033】<実施例12及び比較例12>更に、これ
ら実施例11及び比較例11の混合粉体をロータリー式
打錠機LIBRA(菊水製作所社製)を用いて実施例1
2の錠剤及び比較例12の錠剤を得た。これら2種類の
錠剤につき、10分毎に6回サンプリングを行ない、無水
カフェイン、アセトアミノフェン及びアリルイソプロピ
ルアセチル尿素の含量を液体クロマトグラフ法により測
定し、含量の均一性を比較した。
【0034】<実施例13及び比較例13>アセトアミ
ノフェン3000g、乳糖500gを流動層造粒装置SPIR-A-FL
OW5型(フロイント産業社製)にとり、ヒドロキシプロ
ピルセルロース5%水溶液1200gをバインダーとして顆
粒状の組成物A(造粒組成物A)を得た。また、イブプ
ロフェン3500gを流動層造粒装置SPIR-A-FLOW5型(フ
ロイント産業社製)にとり、ヒドロキシプロピルセルロ
ース5%水溶液2450gをバインダーとして顆粒状の組成
物B(造粒組成物B)を得た。得られた顆粒状組成物A
を1050g、顆粒状組成物Bを985g、予め篩を用いて300
〜500μmの粒度にした無水カフェイン455g、アリルイ
ソプロピルアセチル尿素230g、トウモロコシデンプン4
50gをダブルコーンミキサーW-60型(徳寿製作所社
製)に投入し、20分間混合、更にステアリン酸マグネシ
ウム10gを投入し、5分間混合し、実施例13の混合粉
体を得た。一方、上記実施例13において、予め篩を用
いて300〜500μmの粒度にした無水カフェインの代わり
に、予め目開き100μmを通過させた無水カフェイン455
gを用いた以外は、上記実施例13と同様に混合して、
上記実施例13と同一組成の比較例13の混合粉体を調
製した。上記実施例13及び比較例13の混合粉体につ
いて、それぞれボーレコンテナーミキサーより6ヶ所ず
つサンプリングを行ない、アセトアミノフェン、イブプ
ロフェン、無水カフェイン及びアリルイソプロピルアセ
チル尿素の含量を液体クロマトグラフ法により測定し、
含量の均一性を比較した。
【0035】<実施例14及び比較例14>更に、これ
ら実施例13及び比較例13の混合粉体をロータリー式
打錠機LIBRA(菊水製作所社製)を用いて実施例1
4の錠剤及び比較例14の錠剤を得た。これら2種類の
錠剤につき、10分毎に6回サンプリングを行い、錠剤中
のアセトアミノフェン、イブプロフェン、無水カフェイ
ン及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含量を液体ク
ロマトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較し
た。
【0036】<実施例15及び比較例15>アセトアミ
ノフェン1800g、予め篩を用いて350〜500μmの粒度に
した無水カフェイン450g、アリルイソプロピルアセチ
ル尿素100g及び結晶セルロース100gを、リボンミキサ
ーR−5型(徳寿工作所社製)に投入し、15分間混合し
た後、ステアリン酸マグネシウム10gを投入し5分間混
合、実施例15の混合粉体を得た。一方、上記実施例1
5において、予め篩を用いて350〜500μmの粒度にした
無水カフェインの代わりに、予め目開き100μmを通過
させた無水カフェイン450gを用いた以外は、上記実施
例15と同様に混合して、上記実施例15と同一組成の
比較例15の混合粉体を調製した。上記実施例15及び
比較例15の混合粉体について、それぞれリボンミキサ
ーより6ヶ所ずつサンプリングを行ない、アセトアミノ
フェン、無水カフェイン及びアリルイソプロピルアセチ
ル尿素の含量を液体クロマトグラフ法により測定し、含
量の均一性を比較した。
【0037】<実施例16及び比較例16>更に、これ
ら実施例16及び比較例16の混合粉体をカプセル充填
機GKF-400型(ボッシュ包装機社製)を用いて、実施例
16のカプセル剤及び比較例16のカプセル剤を得た。
これら2種類のカプセル剤につき、10分毎に6回サンプ
リングを行ない、アセトアミノフェン、無水カフェイン
及びアリルイソプロピルアセチル尿素の含量を液体クロ
マトグラフ法により測定し、含量の均一性を比較した。
【0038】<実施例17及び比較例17>予め篩を用
いて100〜400μmの粒度にした無水カフェイン615gと
イブプロフェン995g、エテンザミド400g、ブロムワレ
リル尿素150g及び結晶セルロース95gをリボンミキサ
ーR−5型(徳寿工作所社製)に投入し、10分間混合
し、実施例17の混合粉体を得た。一方、上記実施例1
7において、予め篩を用いて100〜400μmの粒度にした
無水カフェインの代わりに、予め目開き100μmを通過
させた無水カフェイン615gを用いた以外は、上記実施
例17と同様に混合して、上記実施例17と同一組成の
比較例17の混合粉体を調製した。上記実施例17及び
比較例17の混合粉体について、それぞれリボンミキサ
ーより6ヶ所ずつサンプリングを行ない、無水カフェイ
ン、イブプロフェン、エテンザミド及びブロムワレリル
尿素の含量を液体クロマトグラフ法により測定し、含量
の均一性を比較した。
【0039】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/06 A61K 45/06 A61P 7/10 A61P 7/10 9/00 9/00 11/16 11/16 25/06 25/06 (72)発明者 小嶋 博臣 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C076 AA36 AA53 BB01 CC01 CC03 CC11 CC15 EE38 FF05 FF09 4C084 AA23 MA02 MA35 MA37 MA52 NA20 ZA052 ZA072 ZA082 ZA362 ZA602 4C086 AA01 AA02 CB05 MA03 MA04 MA10 MA35 MA37 MA52 NA20 ZA05 ZA07 ZA08 ZA36 ZA60 4C206 AA01 AA02 GA31 HA26 MA03 MA04 MA12 MA55 MA57 NA20 ZA05 ZA07 ZA36 ZA60

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒度100〜500μmが90質量%以上
    かつ粒度100μm未満が5質量%以下である無水カフ
    ェイン粉体と、2種以上の有効成分粉体とを含有するこ
    とを特徴とする、分配用混合粉体。
  2. 【請求項2】さらに滑沢剤を含有することを特徴とす
    る、請求項1に記載の分配用混合粉体。
  3. 【請求項3】請求項1または2の混合粉体の一部がカプ
    セルに充填されたことを特徴とする、カプセル剤。
  4. 【請求項4】請求項1または2の混合粉体の一部が打錠
    機の臼に分配され打錠されたことを特徴とする、錠剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315956A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Taisho Pharmaceut Co Ltd 解熱鎮痛用固形製剤
JP2014024793A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Rohto Pharmaceut Co Ltd 内服用固形製剤の吸湿性・流動性の改善方法、吸湿性・流動性が改善されてなる内服用固形製剤、及び該内服用固形製剤の製造法
JP2016008189A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 エスエス製薬株式会社 解熱鎮痛製剤
JP2016106125A (ja) * 2016-02-26 2016-06-16 ロート製薬株式会社 内服用固形製剤の吸湿性・流動性の改善方法、吸湿性・流動性が改善されてなる内服用固形製剤、及び該内服用固形製剤の製造法
JP2019019147A (ja) * 2018-11-12 2019-02-07 エスエス製薬株式会社 解熱鎮痛医薬品

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