JP2003282907A - 太陽電池素子 - Google Patents
太陽電池素子Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/546—Polycrystalline silicon PV cells
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- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
シリコン基板1の一主面側に逆導電型半導体不純物の拡
散層2を形成すると共に、他の主面側に裏面電界層4を
形成して上記基板1の一主面側と他の主面側に電極6、
7を形成した太陽電池素子であって、上記基板1の他の
主面側の結晶粒界部分のみに上記裏面電界層4を形成す
る元素とシリコンから成る合金層5を形成した。
Description
し、特に多結晶シリコン基板を用いた太陽電池素子に関
する。
電池のうち主要なものは使用材料の種類によって結晶
系、アモルファス系、化合物系などに分類される。この
うち、現在市場で流通しているのはほとんどが結晶系の
シリコン太陽電池である。
す。例えばP型シリコン基板1の一主面側にN型半導体
不純物が一定の深さまで拡散した拡散層2を設けるとも
に、この拡散層2上に窒化シリコン膜などから成る反射
防止膜3を設け、シリコン基板1の一主面側にグリッド
状の表面電極6を形成するとともに、他の主面側にグリ
ッド状もしくは平面状の裏面電極7を形成して構成され
ていた。また、シリコン基板1の他の主面側の表面領域
には、例えばアルミニウムなどのP型半導体不純物を高
濃度に拡散させた裏面電界層4が形成されていた。
の主面側にアルミニウムペーストを印刷して600〜9
50℃で焼成することによって形成されるが、シリコン
基板1の表面部にはアルミニウムとシリコンとの合金層
5も形成され、また合金層5の表面部には酸化物やペー
スト中の樹脂成分の残留物等から成る燃焼層(図不示)
も形成される。このうち、合金層5は金属的な性質を持
つことから、そのまま残して表面の燃焼層のみを除去し
て合金層5上にアルミニウムや銀などの電極を形成して
いた。
ミニウムとシリコンとの合金層5を残して電極7を形成
すると、製造工程は簡略化されるが、この合金層5で光
が吸収され、太陽電池としての変換効率が低下するとい
う問題があった。すなわち、シリコン基板1の裏面側全
面に電極7を設ける場合、合金層5が残っていると、シ
リコン基板1の表面側から入射した光が裏面電極7で反
射して再びシリコン基板1に取り込まれる光量が減少す
る。また、シリコン基板1の裏面側に部分的に格子状
(グリッド状)の裏面電極7を設ける場合、合金層5が
残っていると、シリコン基板1の表面側から入射した光
が格子状の裏面電極7で反射して再びシリコン基板1に
取り込まれる光量が減少するとともに、シリコン基板1
の裏面側からシリコン基板1内に取り込まれる光量も減
少するという問題があった。
のような燃焼層と合金層5を塩酸でエッチング除去し
て、裏面電極7を形成することが提案されている。この
太陽電池では、アルミニウムとシリコンとの合金層5を
介することなく裏面電界層4に電極7を部分的に直接形
成するとともに、光反射率の高い銀または銅からなる電
極7を略全面に直接接触するように形成しているため、
裏面での光反射率が高まり、シリコン基板1中、すなわ
ち太陽電池の活性層での光吸収量が増し、より大きな出
力電流が得られる。なお、キャリア濃度勾配を有する裏
面電界層4は残っているので、この裏面電界層4により
変換効率の改善に大きな効果がある裏面電界効果は従来
通り得られる。
太陽電池では、電気抵抗が小さい合金層5をすべて除去
することから、シリコン基板1として多結晶シリコンを
用いた場合は、粒界8部分の電気抵抗が大きくなって特
性が向上しないという問題があった。すなわち、多結晶
シリコン太陽電池の場合、基板1の表面には多くの結晶
粒界8が存在することから、この結晶粒界8が電気的抵
抗となって特性が向上しない。
消するためになされたものであり、裏面電界層を形成す
る元素とシリコン基板との合金層を全面に残したり、全
て除去すると変換効率が向上しないという従来の問題を
解消した太陽電池素子を提供することを目的とする。
に、本発明の多結晶シリコン太陽電池は、一導電型半導
体不純物を含有する多結晶シリコン基板の一主面側に逆
導電型半導体不純物の拡散層を形成すると共に、他の主
面側に裏面電界層を形成して前記基板の一主面側と他の
主面側に電極を形成した太陽電池素子において、前記基
板の他の主面側の結晶粒界のみに前記裏面電界層を形成
する元素とシリコンから成る合金層を形成したことを特
徴とする。
の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は
本発明に係る太陽電池素子の一実施形態を示す断面図で
あり、1は多結晶シリコン、2は逆導電型不純物の拡散
層、3は反射防止膜、4は裏面電界層、5は裏面電界層
を形成する元素とシリコン基板1の構成元素との合金
層、6は表面電極、7は裏面電極である。
来の太陽電池素子と同じである。すなわち、一導電型例
えばP型の多結晶シリコン基板1の表面近傍全面に一定
の深さまで逆導電型例えばN型不純物を拡散させて逆導
電型例えばN型を呈する拡散層2を形成するとともに、
この拡散層2の表面に反射防止膜3を形成し、裏面側に
裏面電界層4を形成したものである。また、表面側には
表面電極4が形成され、裏面側には裏面電極5が形成さ
れている。
でもよく、鋳造法などで形成される。多結晶シリコン
は、大量生産が可能で製造コスト面で単結晶シリコンよ
りもきわめて有利である。鋳造法などで形成されたシリ
コンブロックを10cm×10cmもしくは15cm×
15cm程度の大きさに切断してインゴットとし、30
0μm程度の厚みにスライスして多結晶シリコン基板1
とする。このような多結晶シリコン基板1には多数の結
晶粒界8が存在する。この結晶粒界8は電子や正孔の移
動の障害になり、一般的には太陽電池の変換効率の向上
の障害になる。
電型半導体不純物の拡散層2が形成されている。この拡
散層2は、シリコン基板1内に半導体接合部を形成する
ために設けるものであり、例えばN型の不純物を拡散さ
せる場合、POCl3を用いた気相拡散法、P2O5を用
いた塗布拡散法、及びP+イオンを電界で基板に直接導
入するイオン打ち込み法などで形成される。この拡散層
2は0.3〜0.5μm程度の深さに形成される。
防止膜3が形成されている。この反射防止膜3は、シリ
コン基板1の表面で光が反射するのを防止して、シリコ
ン基板1内に光を有効に取り込むために設ける。この反
射防止膜3はシリコン基板1との屈折率差等を考慮して
屈折率が2程度の材料で構成され、厚み500〜200
0Å程度の窒化シリコン膜や酸化シリコン(SiO2)
膜などで構成される。
導体不純物が高濃度に拡散された裏面電界層4が形成さ
れている。この裏面電界層4は、シリコン基板1の裏面
近くでキャリアの再結合による効率の低下を防ぐため
に、シリコン基板1の裏面側に内部電界を形成するもの
である。つまり、シリコン基板1の裏面近くで発生した
キャリアがこの電界で加速される結果、電力が有効に取
り出されることとなり、特に長波長の光感度が増大する
と共に、高温における太陽電池特性の低下を軽減でき
る。このように裏面電界層4が形成されたシリコン基板
1の裏面側のシート抵抗は15Ω/□程度になる。
表面電極6および裏面電極7が形成されている。この表
面電極6及び裏面電極7はAgなどから成り、その上に
はんだ層を形成している。表面電極6は、例えば幅20
0μm程度に、またピッチ3mm程度に形成される多数
のフィンガー電極(不図示)と、この多数のフィンガー
電極を相互に接続する2本のバスバー電極(1e)で構
成される。この表面電極は厚み10〜3μm程度に形成
される。
全長にわたって幅10mm程度に形成された帯状の出力
取出部とこの出力取出部以外の略全面にわたって形成さ
れた集電部とで構成される。この出力取出部は10μm
程度、集電部は厚み50μm程度に形成される。なお、
この裏面電極7は、略全面にわたって形成する場合に限
らず、格子状(グリッド状)に形成したものであっても
よい。
ン基板1の他の主面側の結晶粒界8部分のみに裏面電界
層4を形成する元素とシリコンから成る合金層5を形成
する。この合金層4は裏面電界層4を形成する際に形成
される合金層5を結晶粒界8部分のみに残るように、他
の部分を除去して形成する。このように、結晶粒界8部
分のみに裏面電界層4を形成する元素とシリコンから成
る合金層5を形成すると、結晶粒界8部分の電気抵抗が
下がって太陽電池素子の変換効率が向上することとな
る。
法を図2に基づいて説明する。まず、P型シリコン基板
1を準備する(図2(a)参照)。基板1をスライスす
るときについたダメージや、表面の酸化物などを除去す
ると共に、基板1の表面反射を低減させるために、基板
1の表面を例えば5%、80℃程度の水酸化ナトリウム
などのアルカリ水溶液で10分程度エッチングする。こ
れにより表面に微細な凹凸が形成され、基板1の表面反
射をある程度低減させることができる。
中で熱処理などして表面近傍の全面にN型不純物を一定
の深さまで拡散させてN型を呈する拡散層2を形成する
(図2(b)参照)。次に、シリコン基板1の表面にプ
ラズマCVD法などで反射防止膜3を形成する。また、
拡散層2を分離する(図2(c)参照)。
基板1の裏面側にアルミニウムペースト9を印刷して6
00〜950℃の温度で焼成すると、アルミニウムが拡
散した裏面電界層4、合金層5(図1参照)、および焼
成時にできた酸化物やペースト中の樹脂成分の残留物等
から成る燃焼層(図不示)ができる。その後、燃焼層と
合金層5を例えば30℃の塩酸を用いて10分程度のエ
ッチングにより除去するが、アルカリ水溶液でエッチン
グしたときに形成された結晶粒界8の段差により、結晶
粒界8には合金層5を残すことができる。
をスクリーン印刷するとともに、裏面にアルミニウムペ
ーストおよび銀ペーストをスクリーン印刷して焼成する
ことにより、図2(e)に示す表面電極6と裏面電極7
を有する太陽電池を得る。
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正および変更を加えることができる。たとえば、上記
のようにアルカリ水溶液でエッチングした後、特性向上
のためにシリコン基板1の表面をプラズマエッチングな
どの異方性エッチングの方法でエッチングしてもよい。
結晶粒界に合金層5を形成することにより、裏面電界層
4と良好な電気的接触をする電極7を部分的につけただ
けの構造でも太陽電池素子の特性を向上させることがで
きる。また、燃焼層とアルミニウム・シリコン合金層5
を除去するときのエッチング液としては塩酸のほかに、
フッ酸、塩酸と硝酸の混合液等を用いることができる。
として15cm角で厚さ0.3mm、比抵抗1.5Ω・
cmのP型多結晶シリコン基板を準備し、表面を5%、
80℃程度の水酸化ナトリウムのアルカリ水溶液で10
分間エッチングした。そして、熱拡散法でオキシ塩化リ
ン(POCl3)を拡散源として深さ0.5μmのN型
拡散層を形成した。次に、表面にプラズマCVD法で窒
化シリコンの反射防止膜を800Åの厚さで形成した
後、拡散層を分離した。
ペーストを印刷して750℃で焼成して裏面電界層を形
成した後、30℃の塩酸に10分浸漬することにより、
燃焼層とアルミニウム・シリコン合金層を除去した。し
かし、アルカリ水溶液でエッチングしたときに形成され
た結晶粒界の段差により、結晶粒界部分には合金層が残
った。
印刷して焼成することによって電極を形成すると共に、
裏面には銀によって部分的に電極を形成した太陽電池
(試料No.1)を作成して変換効率を測定した。ま
た、略全面にアルミニウムの集電用電極と部分的に銀の
取出用電極を形成した太陽電池(試料No.2)を作成
して変換効率を測定した。さらに、従来技術のように合
金層をすべて残した太陽電池(試料No.3)と全て除
去した太陽電池(試料No.4、5)も作成して変換効
率を測定した。その結果を表1に示す。
電極を形成した従来のもの(試料No.3)では変換効
率が14.1%であった。また、合金層を全て除去して
裏面の略全面に集電用電極を形成した従来のもの(試料
No.5)では14.5%であった変換効率が部分的な
電極を形成したもの(試料No.4)では13.8%に
変換効率が低下した。これに対して本発明の太陽電池で
は、裏面の略全面に集電用電極を形成したもの(試料N
o.2)では14.8%であった変換効率が部分的な電
極を形成したもの(試料No.1)でも14.4%まで
しか変換効率は低下しない。また、同じ電極構造の従来
技術と本発明による太陽電池の変換効率を比較してみて
も、本発明による変換効率の向上は明らかであった。
シリコン太陽電池の裏面電界層を形成する側の結晶粒界
部分のみに金属的な性質を持つ合金層を形成することに
より、多結晶シリコン特有の問題である結晶粒界での抵
抗を下げることができる。そのため、裏面電界層と良好
な電気的接触をして裏面電界層上に部分的に形成された
電極と、光反射率の高い金属材料とを用いて電極を形成
すれば、裏面での光反射率が高まり、シリコン基板中す
なわち太陽電池の活性層での光吸収量が増し、より大き
な出力電流が得られる。キャリア濃度勾配を有する裏面
電界層は残っているので、変換効率の改善に大きな効果
がある裏面電界効果は従来通り得られる。
た光も有効にシリコン基板内に取り込まれ、かつ結晶粒
界での抵抗が下がるため、裏面電界層と良好な電気的接
触をする電極を部分的に形成しただけでも特性が向上す
る。
図である。
である。
る。
膜、4:裏面電界層、5:合金層、6:表面電極、7:
裏面電極、8:結晶粒界
Claims (2)
- 【請求項1】 一導電型半導体不純物を含有する多結晶
シリコン基板の一主面側に逆導電型半導体不純物の拡散
層を形成すると共に、他の主面側に裏面電界層を形成し
て前記基板の一主面側と他の主面側に電極を形成した太
陽電池素子において、前記基板の他の主面側の結晶粒界
部分のみに前記裏面電界層を形成する元素とシリコンか
ら成る合金層を形成したことを特徴とする太陽電池素
子。 - 【請求項2】 前記多結晶シリコン基板にアルミニウム
を拡散して前記裏面電界層を形成したことを特徴とする
請求項1に記載の太陽電池素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002089442A JP4070185B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 太陽電池素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002089442A JP4070185B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 太陽電池素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003282907A true JP2003282907A (ja) | 2003-10-03 |
| JP4070185B2 JP4070185B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=29235020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002089442A Expired - Fee Related JP4070185B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 太陽電池素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4070185B2 (ja) |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002089442A patent/JP4070185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP4070185B2 (ja) | 2008-04-02 |
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