JP2003283242A - 電波反射体及び該電波反射体が取り付けられた構造物 - Google Patents
電波反射体及び該電波反射体が取り付けられた構造物Info
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Abstract
かって電波を反射する機能を有し、雑多な各種の構造物
に対して取り付けることが可能な構成とされた電波反射
体と、該電波反射体が取り付けられた構造物とを提供す
る。 【解決手段】本発明にかかる電波反射体1は、導電体で
ある電波反射材2と、該電波反射材2を非接触状態で含
有している基材3とからなることを特徴とし、電波反射
材2である導電体は片状や粒状などの金属とされてい
る。また、本発明にかかる電波反射体1は、誘電体であ
る電波反射材2と、該電波反射材2を含有した基材3と
からなるものであり、電波反射材2である誘電体は片状
や粒状などのセラミックスであることを特徴としてい
る。
Description
波反射体が取り付けられた構造物にかかり、特には、外
方から入射してくる電波を反射する電波反射体と、これ
が取り付けられた標示物や設置物などである構造物とに
関する。
上や路側には安全走行を確保するための視線誘導シート
が設けられることがあり、これら視線誘導シートのうち
には、夜間などのような視野が暗い状況下では発光する
構成とされたものがある。例えば、特開平10−102
436号公報には光の照射を受けて発光する視線誘導シ
ートが開示されており、この視線誘導シートは、プラス
チックや布などからなるシートの表面に対し、光の照射
を受けて発光する発光物質が含まれた無機質セラミック
ス発光体を固着させることにより構成されている。
視線誘導シートは、無機質セラミックス発光体を含有し
ており、光の照射を受けて発光する構成とされているに
過ぎないものである。そのため、自動車を運転している
ドライバーが見落とす恐れなしとは言い切れず、必ずし
も十分に安全走行を確保し得るとは言い切れないのが実
状である。
置に電波レーダーを配設しておき、この電波レーダーか
ら送信されたミリ波以上の電波が道路周辺の標示物や設
置物でもって反射されてくるのを検出して自動的に安全
走行を確保するシステムが考えられている。ところが、
このようなシステムにあっては、路面上に描かれた行き
先標示や路側に設置されたガードレールなどである標示
物や設置物が電波を反射するもの、いわゆる電波反射体
でなければならない。
ムでは、道路周辺における標示物や設置物、例えば、行
き先標示板、遮音壁、ガードレール、縁石などのような
構造物を確実に検出する必要がある。しかしながら、こ
れらの構造物自体が電波を反射しない場合には電波レー
ダーによる検出が不可能であるため、別体とされた電波
反射体を取り付けることが必要となる。しかも、この際
にあっては、ある特定の方向から入射する電波を反射す
るだけでは不十分であり、特定されない複数の方向から
入射してくる電波をも入射方向を含む仮想的な平面内の
全方向に向かって反射可能であることが必要とされる。
れたものであり、電波の入射方向を含む平面内の全方向
へと向かって電波を反射する機能を有し、雑多な各種の
構造物に対しても取り付けることが可能な構成とされた
電波反射体と、この電波反射体が取り付けられた構造物
とを提供することを目的としている。
電波反射体は、導電体である電波反射材と、該電波反射
材を非接触状態で含有している基材とからなることを特
徴とする。請求項2の発明にかかる電波反射体は請求項
1に記載したものであり、導電体が片状や粒状などとさ
れた金属であることを特徴としている。
片状や粒状などの金属からなる導電体である電波反射材
が非接触状態で基材に含有されているので、電波反射体
へと入射してくる電波は電波反射材である導電体(金
属)により、その入射方向を含む仮想的な平面内の全方
向へと向かって反射される。なお、電波反射材が導電体
である場合には、これらの電波反射材が互いに非接触状
態であることが必須要件となる。
電体である電波反射材と、該電波反射材を含有している
基材とからなることを特徴とする。請求項4の発明にか
かる電波反射体は請求項3に記載したものであり、前記
誘電体が片状や粒状などのセラミックスであることを特
徴としている。
状などとされたセラミックスからなる導電体である電波
反射材が基材に含有されているので、電波反射体へと入
射してくる電波は電波反射材である導電体(セラミック
ス)により、その入射方向を含む仮想的な平面内の全方
向へと向かって反射される。
項4に記載したものであり、前記セラミックスの外形が
略球形状であることを特徴とする。セラミックスの外形
が略球形状である場合には、電波反射体へと入射してき
た電波を一定レベルでもって反射することが可能とな
る。
項4または請求項5に記載したものであり、前記セラミ
ックスの有する比誘電率が5以上であることを特徴とし
ている。セラミックスの比誘電率が5以上である場合に
は、大きな反射効率を得ることが可能になる。
項2に記載したものであり、前記金属が電子部品の産業
廃棄物であることを特徴としている。このような電波反
射体であれば、産業廃棄物を有効に再利用することが可
能となる。
項4または請求項6に記載したものであって、前記セラ
ミックスが電子部品の産業廃棄物であることを特徴とし
ている。このような電波反射体である場合には、産業廃
棄物を有効に再利用することが可能となる。
項1〜請求項8のいずれかに記載したものであり、前記
電波反射材を含有した基材の全体外形がシート状とされ
ていることを特徴とする。この構成であれば、電波反射
材及び基材からなる電波反射体が平板形状のシートとさ
れているので、従来の視線誘導シートと同様、電波反射
体を道路周辺の標示物や設置物である構造物に対して取
り付けることが容易となる。
求項9に記載したものであり、前記電波反射材を含有し
た基材からなる突起部が前記シートの電波入射側表面に
設けられていることを特徴とする。すなわち、請求項8
に記載した電波反射体では、その電波入射側表面に近い
接線方向から入射してくる電波を反射し難いことになる
が、電波反射材を含有した基材からなる突起部をシート
状とされた電波反射体の電波入射側表面に設けておいた
場合には、電波入射側表面に近い接線方向から入射して
くる電波を反射することが可能になる。
求項1〜請求項8のいずれかに記載したものであり、前
記電波反射材を含有した基材は、塗料、接着剤、コンク
リートのいずれかであることを特徴とする。
射体が取り付けられた構造物であって、請求項1〜請求
項9のいずれかに記載した電波反射体が少なくとも一部
分に対して取り付けられていることを特徴とする。この
ような構造物を道路の周辺に設けておけば、ある特定の
方向から入射する電波が反射されるだけでなく、特定さ
れない複数の方向から入射してくる電波をも確実に反射
し得ることとなる。
に基づいて説明する。図1は本実施の形態にかかる電波
反射体の第1構成を示す説明図、図2はその第2構成を
示す説明図であり、図3はこれらの具体例を示す側面図
である。そして、図4はその変形例を示す側面図であ
り、図5は電波反射体が取り付けられた構造物の一例を
示す説明図である。なお、図1〜図5の各々における符
号1は、電波反射体を示している。
1で示す第1構成のように、導電体である電波反射材2
と、これらの電波反射材2を非接触状態で含有している
塗料や接着剤、コンクリートなどのような基材3とから
なるものであり、ここでの電波反射材2は、片状や粒状
などの金属とされている。すなわち、この電波反射体1
は、塗料などである基材3の内部に金属片や金属粒が互
いに接触しあわないよう分散して含有された構成を有し
ている。なお、この電波反射体1が複数個の固まりとな
っていてもよい。
いては、塗料などのような基材3に含有された金属片や
金属粒である電波反射材2の各々が、電波反射体1へと
入射する電波、例えば、自動車に配設された電波レーダ
ーから送信されてくるミリ波以上の電波を、その入射方
向を含む仮想的な平面内の全方向へと向かって反射する
こととなる。従って、この電波反射体1から外方へと向
かっては、電波反射体1に対する電波の入射方向に拘わ
らず、入射してきた電波が反射されることになり、この
ようにして反射された電波は自動車の電波レーダーによ
り受信される。
が、金属などの導電体である電波反射材2を使用して構
成されたものに限られないことは勿論である。すなわ
ち、図2で示すように、誘電体、例えば、セラミックス
である電波反射材2と、この電波反射材2を含有してな
る塗料などのような基材3とからなる電波反射体1であ
ってもよく、電波反射材2となるセラミックスも片状や
粒状などとされている。
である場合には、これら同士が互いに接触しあっていて
も電波を反射するのに何らの差し支えもないため、電波
反射材2同士を非接触状態としておく必要はない。
からなる電波反射材2を基材3に含有させてなる電波反
射体1の場合も、金属などの導電体である電波反射材2
を含有しているのと同じく、基材3に含有された電波反
射材2のそれぞれが電波反射体1へと入射してくる電波
を入射方向を含む仮想的な平面内の全方向へと向かって
反射することとなる。そして、電波反射体1に対する電
波の入射方向に拘わらず、この電波反射体1から外方へ
と向かって反射された電波は、自動車の電波レーダーに
よって同様に受信される。
スは略球形状の外形を有していることが好ましく、略球
形状とされたセラミックスからなる電波反射材2である
場合には、これらの電波反射材2を含有した基材3から
なる電波反射体1へと入射したうえで反射される電波の
強度が一定レベルになるという利点が確保される。な
お、電波反射材2となるセラミックスが略球形状の外形
を有している必然性はないのであり、円柱形状や多角柱
形状、あるいは、多角錐形状などであってもよいことは
勿論である。
は、5以上の比誘電率を有していることが好ましい。す
なわち、誘電率が5以上のセラミックスからなる電波反
射体1であれば、大きな反射効率を得ることが可能だか
らである。また、この際におけるセラミックまたは金属
は、電子部品の産業廃棄物であることが好ましいと考え
られる。なぜならば、本実施の形態にかかる電波反射体
1を製造する工場などでは、コンデンサなどのような電
子部品が製造されているのが通常であり、電子部品の産
業廃棄物を利用することとすれば、埋め立てを減らし、
産業廃棄物を有効に再利用することが可能になるからで
ある。
1の各々、つまり、金属またはセラミックスからなる電
波反射材2を基材3に含有させてなる電波反射体1のそ
れぞれは、図3で具体例を示すように、電波反射材2を
含有した基材3の全体外形がシート状とされたものとな
っている。すなわち、電波反射体1を構成する基材3が
塗料や接着剤、コンクリートなどに限定されることはな
く、例えば、合成樹脂などのように硬化後も柔軟な素材
を基材3としている場合には、電波反射体1をシートと
して作製することが可能である。
れば、接着剤などを利用することによって電波反射体1
を構造物、つまり、道路周辺における標示物や設置物、
例えば、行き先標示板や遮音壁などのような構造物へと
取り付け易くなる。
図4で示すように、金属またはセラミックスである電波
反射材2を含有した基材3からなる突起部4を、電波の
入射方向とは直交するような向きとしたうえで電波反射
体1の電波入射側表面に設けてもよい。すなわち、電波
反射体1をシートとしているだけであれば、その電波入
射側表面に近い接線方向から入射してくる電波を反射し
難くなることが避けられない。しかしながら、上記した
ような突起部4の複数、少なくとも1つをシート状とさ
れた電波反射体1の電波入射側表面に設けておけば、こ
の電波入射側表面に近い接線方向から入射してくる電波
をも確実に反射し得ることとなる。
射体1は、道路の路面上や路側に設けられた各種の構造
物に対して取り付けられる。すなわち、図5はシートで
ある電波反射体1を構造物であるガードレール5に取り
付けた状態を示しており、このガードレール5に取り付
けられた電波反射体1によっては、特定されない複数の
方向から入射してくる電波がその入射方向を含む仮想的
な平面内の全方向に向かって反射される。従って、この
際におけるガードレール5から自動車の電波レーダーへ
は電波が反射されることになり、道路を走行している自
動車では反射されてきた電波に基づいて構造物が検出さ
れる。
1がガードレール5に取り付けられるとしているが、電
波反射体1の取り付け対象がガードレール5のみに限定
されないことは勿論である。すなわち、遮音壁、防音
壁、跨線橋や歩道橋の橋脚、トンネル内装板、標識資
材、路面標示材、視線誘導標(デリニェーター)、カー
ブミラー、ポールコーン、車止め、防護柵、ガードレー
ル、シェルター、照明灯、フェンス、スノーポール、縁
石などのような表示物や設置物、つまり、道路の周辺に
おける各種の構造物に対しても、電波反射体1を取り付
け得ることは勿論である。
波の入射方向を含む平面内の全方向へと向かって電波を
反射する機能を有しており、かつ、雑多な各種の構造物
に対しても容易に取り付けることができるという効果が
得られる。そして、この電波反射体がシートである場合
には、道路周辺の標示物や設置物である構造物に対して
電波反射体を取り付けることが特に容易となる効果が得
られる。
けられた構造物であれば、ある特定の方向から入射する
電波のみならず、特定されない複数の方向から入射する
電波をも確実に反射し得るという利点が確保される。
示す説明図である。
示す説明図である。
体例を示す側面図である。
れた構造物の一例を示す説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 導電体である電波反射材と、該電波反射
材を非接触状態で含有している基材とからなることを特
徴とする電波反射体。 - 【請求項2】 前記導電体は片状や粒状などの金属であ
ることを特徴とする請求項1に記載した電波反射体。 - 【請求項3】 誘電体である電波反射材と、該電波反射
材を含有している基材とからなることを特徴とする電波
反射体。 - 【請求項4】 前記誘電体は片状や粒状などのセラミッ
クスであることを特徴とする請求項3に記載した電波反
射体。 - 【請求項5】 前記セラミックスの外形は略球形状であ
ることを特徴とする請求項4に記載した電波反射体。 - 【請求項6】 前記セラミックスの有する比誘電率は5
以上であることを特徴とする請求項4または請求項5に
記載した電波反射体。 - 【請求項7】 前記金属は電子部品の産業廃棄物である
ことを特徴とする請求項2に記載した電波反射体。 - 【請求項8】 前記セラミックスは電子部品の産業廃棄
物であることを特徴とする請求項4または請求項6に記
載した電波反射体。 - 【請求項9】 前記電波反射材を含有した基材の全体外
形がシート状とされていることを特徴とする請求項1〜
請求項8のいずれかに記載した電波反射体。 - 【請求項10】 前記電波反射材を含有した基材からな
る突起部が前記シートの電波入射側表面に設けられてい
ることを特徴とする請求項9に記載した電波反射体。 - 【請求項11】 前記電波反射材を含有した基材は、塗
料、接着剤、コンクリートのいずれかであることを特徴
とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載した電波反
射体。 - 【請求項12】 請求項1〜請求項10のいずれかに記
載した電波反射体が少なくとも一部分に対して取り付け
られていることを特徴とする構造物。
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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|---|---|
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