JP2003285284A - スカラロボット - Google Patents

スカラロボット

Info

Publication number
JP2003285284A
JP2003285284A JP2002091416A JP2002091416A JP2003285284A JP 2003285284 A JP2003285284 A JP 2003285284A JP 2002091416 A JP2002091416 A JP 2002091416A JP 2002091416 A JP2002091416 A JP 2002091416A JP 2003285284 A JP2003285284 A JP 2003285284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
shaft
motor
lifting
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002091416A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kamogawa
良 加茂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2002091416A priority Critical patent/JP2003285284A/ja
Publication of JP2003285284A publication Critical patent/JP2003285284A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカラロボットにおいて、装置の低コスト
化、組立・設置の簡略化を図りつつ各機構の可動部分を
良好に動作させる。 【解決手段】 スカラロボット1では、作業軸昇降機構
10及び作業軸回転機構11の構成部品が、第2アーム
4の外側に配置されることで、装置の低コスト化、組立
・設置の簡略化が図られている。また、作業軸9と一体
で昇降移動する上下動ブラケット27に搭載された作業
軸回転用モータ40は、上下動ブラケット27上におい
て、昇降用ベルト26への吊持部分を挟んで作業軸9の
保持位置と対向する位置に搭載されている。これによ
り、昇降用ベルト26に吊持された上下動ブラケット2
7上の作業軸回転用モータ40と作業軸9とをバランス
させることができ、上下動ブラケット27が保持する作
業軸9を良好に昇降移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットに
係り、特に、水平多関節型のアームを備えたスカラロボ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人によって提案されたスカラロボ
ットが特開2000−789公報により開示されてい
る。図9は、このスカラロボットの全体的な構成を示す
正面図、図10は、その部分拡大断面図である。これら
の図に示すように、このスカラロボット100は、基台
101に第1関節軸102を介して回動可能に連結され
た第1アーム103と、この第1アーム103の先端部
に第2関節軸104を介して回動可能に連結された第2
アーム105とを備えている。第2アーム105の先端
部には、作業軸106が昇降可能且つ回転可能に支持さ
れており、ワークを直接的に保持するヘッド部分は、こ
の作業軸106の下端部に装備されている。
【0003】基台101内には、第1関節軸102と同
軸的に、電動機107、減速機108を備えた第1アー
ム回動機構109が設けられており、減速機108の出
力軸が第1関節軸102の下端部に連結されている。こ
れにより、第1アーム103は、第1関節軸102を回
転中心として基台101に対して水平方向に回動する。
【0004】一方、第1アーム103の先端部に連結さ
れた第2アーム105の基端部には、第2関節軸104
と同軸的に第2アーム回動機構110が設けられてい
る。第2アーム回動機構110は、電動機111、減速
機112を備えており、減速機112の出力軸が第2関
節軸104の上端部に連結されている。これにより、第
2アーム105は、第2関節軸104を回転中心として
第1アーム103に対し水平方向に回動する。
【0005】さらに、スカラロボット100には、作業
軸106を昇降移動する作業軸昇降機構113と、作業
軸106を回転させる作業軸回転機構114とが搭載さ
れている。ここで、第2アーム105の先端部には、筒
状支持体115が回動可能に支持されており、この筒状
支持体115は、その内壁部分が、作業軸106の外形
部分と係合している。詳述すると、作業軸106は、筒
状支持体115と一体となって回動すると共に筒状支持
体115に対し昇降自在となるように第2アーム105
に支持されている。
【0006】上記作業軸昇降機構113は、第2アーム
105の基端部に下方部が回転自在に支持されたボール
ねじ等のねじ軸116と、このねじ軸116に係合する
と共に作業軸106の上端部を回転可能に保持するナッ
ト部材117と、駆動源となる電動機118と、電動機
118の出力軸に固定された歯付き駆動プーリ119
と、ねじ軸116の下端部に固定された歯付き従動プー
リ120と、これらのプーリ間に掛け渡されたタイミン
グベルト121とで構成されている。上記歯付き駆動プ
ーリ119、歯付き従動プーリ120、及びタイミング
ベルト121は、第2アーム105の内部に収容(埋
設)されるかたちで各々搭載されている。このように構
成された作業軸昇降機構113を駆動させることで、ね
じ軸116の回転に伴いナット部材117と一体になっ
て作業軸106が昇降移動する。
【0007】一方、作業軸回転機構114は、駆動源と
なる電動機122と、電動機122に連結された減速機
123と、減速機123の出力軸に固定された歯付き駆
動プーリ124と、筒状支持体115に固定された歯付
き従動プーリ125と、これらのプーリ間に掛け渡され
たタイミングベル126とで構成されている。上記歯付
き駆動プーリ124、歯付き従動プーリ125、及びタ
イミングベルト126は、作業軸昇降機構113のプー
リ、ベルトと同様、第2アーム105の内部に収容(埋
設)されるかたちで各々搭載されている。このように構
成された作業軸回転機構114を駆動させることで、電
動機122の駆動力が、歯付き駆動プーリ124、タイ
ミングベルト126などを通じて筒状支持体115に伝
達され、この筒状支持体115と一体になって作業軸1
06が回転することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このようなス
カラロボットでは、搭載部品の削減などにより低コスト
化が絶えず求められている。特に、上記特開2000−
789公報のスカラロボットでは、作業軸106を昇降
移動させるために、ボールねじなどの高価なねじ軸11
6や、このねじ軸116に摺動性よく係合し且つ作業軸
106を回転自在に保持する同様に高価なナット部材1
17などが用いられており、コストの低減が検討されて
いる。
【0009】また、作業軸昇降機構113及び作業軸回
転機構114の構造の簡素化も求められている。すなわ
ち、これらの機構は、その構成部品である駆動プーリ1
19、124、歯付き従動プーリ120、125、タイ
ミングベルト121、126などが、第2アーム105
の内部に埋設されるかたちで各々搭載されているため、
装置の組立・設置が困難であり、この点についての改善
が求められている。
【0010】そこで、本出願人は、上記作業軸昇降機構
及び作業軸回転機構の構成部品を第2アーム105の外
部に配置し、装置の組立・設置の簡略化を図れる新たな
スカラロボットの開発を進めている。すなわち、このス
カラロボットの作業軸昇降機構は、駆動源となる作業軸
昇降用モータと、このモータの駆動力を伝達する昇降用
ベルトと、昇降用ベルトを昇降方向へ搬送する搬送経路
を形成するように昇降用モータ及び所定の支持部材に設
けられた複数のプーリと、作業軸106を回転可能に保
持しつつ昇降用ベルトに吊持され、複数のプーリによる
昇降用ベルトの搬送に伴って作業軸106と一体で昇降
移動する昇降移動部材とを備えたものである。一方、作
業軸回転機構は、上記昇降移動部材に搭載された駆動源
となる作業軸回転用モータと、このモータの駆動力を作
業軸106に伝達するプーリやベルト等からなる駆動力
伝達機構とで構成される。
【0011】しかしながら、このような構造を採用する
場合、構成部品として質量の大きいモータが、昇降用ベ
ルトに吊持された昇降移動部材へ搭載される構造になる
ため、上記作業軸回転用モータの搭載位置などを考慮す
る必要がある。つまり、作業軸回転用モータの搭載位置
によっては、昇降用ベルトに曲げ荷重が加わったり、昇
降移動部材が傾いてしまうことになる。この場合、作業
軸106をその軸方向に正しく昇降移動させることがで
きず、作業軸106の昇降不良を招くことになる。した
がって、上述してきた低コスト化、構造の簡素化、装置
の組立・設置の簡略化は、各機構部分の動作の安定性を
確保した上で実現される必要がある。
【0012】そこで、本発明は、このような課題を解決
するためになされたもので、装置の低コスト化、構造の
簡素化及び組立・設置の簡略化を図りつつ、各機構部分
を良好に動作させることができるスカラロボットの提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスカラロボットは、基台と、前記基台に第
1関節軸を介して回動可能に支持された第1アームと、
前記第1アームに第2関節軸を介して回動可能に支持さ
れた第2アームと、前記第2アームに昇降可能且つ回転
可能に支持されたワーク保持用の作業部材と、前記作業
部材を昇降移動させるための駆動源となる昇降用モータ
と、前記昇降用モータの駆動力を伝達するための昇降用
ベルトと、前記第2アーム上に設けられた支持部材と、
前記昇降用ベルトを昇降方向へ搬送する搬送経路を形成
するように前記昇降用モータ及び前記支持部材に設けら
れた複数のプーリと、前記作業部材を回転可能に保持し
つつ前記昇降用ベルトに吊持され、前記複数のプーリを
通じての前記昇降用ベルトの搬送に伴って前記作業部材
と一体で昇降移動する昇降移動部材と、前記作業部材を
回転駆動させるための駆動源となるモータであって、前
記昇降移動部材上において、前記昇降用ベルトによる吊
持部分を挟んで前記作業部材の保持位置と対向する位置
に搭載された作業部材回転用モータとを具備することを
特徴する。
【0014】また、本発明のスカラロボットは、前記昇
降移動部材上に搭載された前記作業部材回転用モータの
重心位置が、前記第1関節軸及び/又は前記第2関節軸
の軸心の直上又はその近接位置にあることを特徴とす
る。
【0015】さらに、本発明のスカラロボットは、前記
第1関節軸及び/又は前記第2関節軸の軸心上に個々の
モータ重心位置が近接又は一致するように、前記支持部
材を挟んで、前記作業部材と対向する側に、前記作業軸
昇降用モータ及び前記作業軸回転用モータの本体部分が
配置されると共に、前記作業部材側に、前記昇降用ベル
トが配置されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るスカラロボットを示す正面図、図2は、このスカラ
ロボットが備える第1アーム回動機構を詳細に示す断面
図、図3は、図1のスカラロボットが備える第2アーム
周辺の構成を一部断面で示す平面図、図4は、第2アー
ム周辺の構成を一部断面で示す正面図、図5は、図4の
第2アーム周辺の構成を右側面から矢視しその一部を断
面で示す矢視図である。
【0017】図1に示すように、このスカラロボット1
は、基台2と、この基台2上に第1関節軸を介して水平
方向に回動可能に支持された第1アーム3と、さらに、
第1アーム3上に第2関節軸を介して水平方向に回動可
能に支持された第2アーム4とから主に構成されてい
る。基台2は、ボルト5を介して床面などの据付面6に
固定されている。第1アーム3は、その基端部が、基台
2に連結され、第2アーム4は、第1アーム3の先端部
に連結されている。
【0018】さらに、このスカラロボット1には、第1
アーム3を回動させる第1アーム回動機構7と、第2ア
ーム4を回動させる第2アーム回動機構8と、ワークの
保持機構(ヘッド部)が下端部に装着される作業部材と
しての作業軸9を昇降動作させる作業軸昇降機構10
と、作業軸9を回転させる作業軸回転機構11とが設け
られている。第2アーム4は、これら第2アーム回動機
構8、作業軸昇降機構10及び作業軸回転機構11の一
部を、カバー部材12で覆ったかたちで構成されてい
る。作業軸9は、第2のアーム4の先端部においてスラ
イド支持可能且つ回転支持可能なスライドロータリブッ
シュ13を介して昇降可能且つ回転可能に支持されてい
る。
【0019】第1アーム回動機構7は、図2に示すよう
に、主に基台2の内部に設けられており、第1アーム3
の回動力を発生させる第1アーム回動用モータ14と、
この第1アーム回動用モータ14の回転を減速する減速
装置15を備えている。第1アーム回動用モータ14
は、ビルトイン式のサーボモータであって、位置検出器
によって検出された信号に基づいてその回転がフィード
バック制御される。減速装置15は、第1アーム回動用
モータ14の回転軸16の先端部に固定されたピニオン
ギア17と、このピニオンギア17に歯合する大径の平
歯車である第1アーム回動ギア18とで構成されてい
る。この第1アーム回動ギア18の軸心部49は、本実
施形態では第1関節軸であって、この軸心部49が第1
アーム3の基端部の底面に、ボルト19により固定され
ている。これにより、第1アーム3は、基台2上に連結
された第1関節軸としての軸心部49を回転中心として
水平方向に回転駆動する。
【0020】詳述すると、第1アーム回動機構7は、前
述したように、基台2の内部に設けられており、第1ア
ーム回動用モータ14と、減速装置15とで主に構成さ
れている。基台2は、上部を構成する減速装置15の減
速機ケーシング45と、下方部を構成する第1アーム回
動用モータ14のモータケーシング46とを連結した2
ピース構造で構成されている。減速機ケーシング45と
モータケーシング46との連結部分47は、個々のケー
シングの連結精度が高精度になり且つ互いが高い剛性で
連結されるように、インロー嵌合が採用されている。こ
の連結部分47は、ボルト48を用いて互いが固定され
ている。これにより、スカラロボット1では、アームを
支持する基台とモータのケーシングとの共用化が実現さ
れ、製造コストの低減が図られている。なお、基台2
を、2つのケーシングを連結した2ピース構造とせず
に、ケーシングを単一の部材で形成し1ピース構造とし
てもよい。
【0021】減速装置15の外郭を形成する減速機ケー
シング45の内部には、第1アーム回動用モータ14の
回転軸16の先端部に固定されたピニオンギア17と、
ピニオンギア17に歯合する大径の第1アーム回動ギア
18とが収容されている。すなわち、減速装置15を構
成するピニオンギア17が固定された回転軸16は、第
1アーム回動用モータ14の出力軸であると共に、当該
モータの駆動力を入力する入力軸として減速装置15へ
直接連結された駆動力伝達軸である。なお、回転軸16
に別部品として固定されたピニオンギア17に代えて、
モータの回転軸の先端部を切削などにより加工成形した
軸一体型のピニオンギアを適用してもよい。
【0022】減速機ケーシング45には、第1アーム回
動ギア18の回転中心となる軸心部49を、下方から片
持ちで支持するクロスローラベアリング50が設けられ
ている。減速機ケーシング45の上端部には、例えば部
品組込み用及びメンテナンス用として設けた開口部51
が形成されている。この開口部51には、カバー部材5
2が着脱自在に装着されている。カバー部材52には、
第1アーム回動ギア18の軸心部49を避けるかたちで
開口部53が形成されており、この開口部53と第1ア
ーム回動ギア18との間隙を塞ぐために、この部位に、
グロメット状のシール部材54が設けられている。この
シール部材54は、密閉性、摺動性に優れた例えばゴム
製のリップシールである。
【0023】なお、図2において、50aは、クロスロ
ーラベアリング50の内輪を第1アーム回動ギア18の
端部に固定するためのナットであり、50bは、そのナ
ット50aの緩み止め用のワッシャである。50cは、
ベアリング押さえプレート50dを減速機ケーシング4
5に組み付けるための複数のボルトであり、この組み付
け構造によりクロスローラベアリング50の外輪が減速
機ケーシング45に固定されている。このクロスローラ
ベアリング50の働きにより、第1アーム回動ギア18
は、減速機ケーシング45に対し上下方向に固定されつ
つ回転可能に支持される。
【0024】ここで、スカラロボット1には、第1アー
ム3の回転中心部分と基台2とをそれぞれ貫通する貫通
穴55が形成されている。すなわち、貫通穴55は、第
1アーム3の基端部、第1アーム回動ギア18の軸心部
49、及び基台2における第1アーム回動ギア18の回
転支持部分を貫通するように形成されている。この貫通
穴55は、モータ類などを含む各種電気部品の信号伝送
用のワイヤハーネス56を挿通するためのものである。
これにより、本実施形態のスカラロボット1では、36
0度を越える回動範囲で第1アーム3を自由に移動させ
ることが可能であり、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0025】一方、モータケーシング46の内部には、
ビルトイン式の第1アーム回動用モータ14を構成する
駆動コイル57、マグネット58、前記回転軸16、及
びロータの回転をフィードバック制御するためのエンコ
ーダやレゾルバなどの位置検出器59などが収容されて
いる。
【0026】モータケーシング46の底部には、第1ア
ーム回動用モータ14の回転軸16の一端部を支持する
ボールベアリング60が設けられている。一方、減速機
ケーシング45には、第1アーム回動用モータ14の回
転軸16の他端部に固定されたピニオンギア17の近傍
で、この回転軸16を支持するボールベアリング61が
設けられている。ボールベアリング61は、係止部材6
1aを介してボルト61bにより減速機ケーシング45
に固定されている。
【0027】したがって、このように配置された第1ア
ーム回動用モータ14の回転軸16は、前述したよう
に、モータの出力軸としてのみならず、減速装置15の
入力軸(ピニオンギア17の支持軸)として共用され
る。すなわち、スカラロボット1では、モータと減速装
置とを連結させるためのカップリングなどを用いること
なく、簡易的な構造で第1アーム3の駆動機構が実現さ
れている。勿論、モータの出力軸と減速装置の入力軸と
を各々両端で支持するための専用の軸受を個別に設ける
必要がなくなり、一組のボールベアリング60、61に
よりモータ軸と減速機構の入力軸とを実質的に支持でき
る。また、スカラロボット1では、このような構成に加
え、減速装置15を構成する第1アーム回動ギア18も
クロスローラベアリング50のみにより片持ちで支持さ
れており、これにより、部品点数の削減によるコストダ
ウンが図られている。
【0028】また、スカラロボット1では、前述したよ
うに、第1アーム回動用モータ14の回転軸16を減速
装置15の入力軸として兼用したことに加え、ボールベ
アリング60により第1アーム回動ギア18に歯合する
ピニオンギア17の近傍で、この回転軸16を支持して
いるので、設計上、理想的なバックラッシュを有するギ
アピッチで、ピニオンギア17と第1アーム回動ギア1
8とを歯合させることができる。これにより、ギアの歯
どうしが摺動する際の騒音などを低減できると共に、歯
どうしの摺動部分の摩耗を抑え耐久性の向上を図ること
ができる。
【0029】なお、ピニオンギア17と第1アーム回動
ギア18とのより理想的な歯合構造を実現するために、
回転軸16の先端部分において、ピニオンギア17の近
傍の上部及び下部を、軸受により両持ちで支持するして
もよいし、また、第1アーム回動ギア18の軸心部49
の上部及び下部を軸受で両持支持するようにしてもよ
い。
【0030】第2アーム回動機構8は、図3、図4及び
図5に示すように、板材で各々形成された第1アーム3
と第2アーム4との連結部分に設けられている。すなわ
ち、第2アーム4の上面には、減速装置21が、そのケ
ーシングを通じて固定されている。減速装置21の出力
軸22は、第2アーム4に形成された貫通穴を挿通させ
て第1アーム3の先端部に固定されている。減速装置2
1の直上には第2アーム回動用モータ20が連結されて
いる。本実施形態では、減速装置21の出力軸22が第
2関節軸となる。第2アーム回動用モータ20は、サー
ボモータであって、位置検出器による検出信号に基づい
てその回転がフィードバック制御される。
【0031】減速装置21は、例えば遊星歯車機構によ
って構成されており、第2アーム回動用モータ20の出
力軸に遊星歯車機構の太陽歯車としてのピニオンギアが
連結されている。なお、このピニオンギアは、第2アー
ム回動用モータ20の出力軸を加工成形したものであっ
てもよい。ここで、遊星歯車は、減速装置21のケーシ
ングに回動可能に支持されている。この遊星歯車によっ
て駆動される内歯車は、減速装置21の出力軸22に連
結されている。したがって、このように構成された第2
アーム回動機構8により、第2アーム4は、第1アーム
3の先端部に連結された減速装置21の出力軸22を回
転中心として水平方向に回転駆動する。
【0032】次に、本実施形態に係る作業軸昇降機構1
0及び作業軸回転機構11について図3、図4及び図5
に基づいて詳述する。作業軸昇降機構10及び作業軸回
転機構11は、第2アーム4とカバー部材12とに包囲
されるように配置されている。カバー部材12は、ボル
トなどの締結部材12aを介して第2アーム4の縁端面
及び後述する立設ブラケット24の上端面に固定されて
いる。また、本実施形態に係るスカラロボット1の作業
軸昇降機構10及び作業軸回転機構11は、第1アーム
3の側方且つ第2アーム4の上側にこの第2アーム4と
一体で回動するように設けられている(図3参照)。
【0033】すなわち、作業軸昇降機構10は、第2ア
ーム4にボルト23を介して立設された支持部材として
の板状の立設ブラケット24と、作業軸9を昇降移動す
るための駆動源となる作業軸昇降用モータ25と、作業
軸昇降用モータ25の駆動力を伝達する昇降用ベルト2
6と、昇降用ベルト26に固定された状態で作業軸を回
転可能に保持し、作業軸9を回転可能に保持しつつ昇降
用ベルト26に吊持され、樹脂製の昇降用ベルト26の
搬送に伴って作業軸9と一体で昇降移動する昇降移動部
材としての上下動ブラケット27とで主に構成されてい
る。この作業軸昇降機構10は、全ての構成部品が第2
アーム4の上部(外側)に搭載されることになり、第2
アーム4と一体で回動される。
【0034】作業軸昇降用モータ25は、立設ブラケッ
ト24の下端部に形成された開口部28に取り付けられ
ている。作業軸昇降用モータ25は、その出力軸29を
この開口部28より突出させ、且つモータ本体(ケーシ
ング)の前面に設けられた位置決め用の凸部を開口部2
8に嵌合させるかたちで立設ブラケット24に取り付け
られている。また、作業軸昇降用モータ25は、出力軸
29の先端を作業軸9側に向け、その長手方向が第2の
アーム4とほぼ平行になる姿勢で且つ第2アームと僅か
に間隔を空けて配置されている。
【0035】作業軸昇降用モータ25の出力軸29に
は、ドライブプーリ(駆動プーリ)30が固定されてい
る。一方、ドライブプーリ30の配設位置から昇降方向
に離間した位置、つまり立設ブラケット24の上方部に
は、支持軸31及びベアリング32を介してドリブンプ
ーリ(従動プーリ)33が回転可能に支持されている。
これにより、昇降用ベルト26を昇降方向へ搬送する搬
送経路が形成される。ここで、上下動ブラケット27に
は、立設ブラケット24の上端部や、ドリブンプーリ3
3との干渉をさけるために、その中央部分を中抜きした
開口部27aが形成されており、この開口部27aに挿
入されるかたちで、立設ブラケット24、ドリブンプー
リ33、及び昇降用ベルト26が配置されている。この
ようにスカラロボット1では、三次元的な空間を有効に
利用して第2アーム4上への各種搭載部品がそれぞれ配
置されている。なお、立設ブラケット24の上端面に
は、ワイヤハーネス56を支持するためのステー12b
が、固定されている(図1参照)。
【0036】昇降用ベルト26は、タイミングベルト
(歯付きベルト)であって、これらドライブプーリ3
0、ドリブンプーリ33間に掛け渡されている。上下動
ブラケット27は、係止部材34を介して、当該ブラケ
ットの前述した開口部27aの内壁面が、昇降ベルト2
6に取り付けらており、これにより昇降ベルト26の昇
降方向の搬送に伴い上下動する。
【0037】また、第2アーム4には、上下動ブラケッ
ト27を摺動可能に支持しつつこの上下動ブラケット2
7の昇降移動を案内するガイド軸35が立設されている
(図5参照)。上下動ブラケット27におけるガイド軸
35との摺動部には、ブッシュ35aが取り付けられて
いる。これにより、上下動ブラケット27の昇降動作の
安定化が図られている。さらに、スカラロボット1で
は、上記ベルトやプーリなどを作業軸昇降機構10の主
要な構成部品に適用したことで、装置の低コスト化や第
2アーム上への搭載部品の軽量化が図られている。ま
た、ベルトをプーリに掛け渡すといった組み込み作業で
は、いわゆるアライメントの調整が容易であり、これに
より、スカラロボット1における組立時の簡略化が図ら
れている。
【0038】さらに、上下動ブラケット27の端部に
は、ボールベアリング36が組み込まれた軸受孔が設け
られている。この軸受孔に、作業軸9の上端部に形成さ
れた細径部37が回転可能に支持されている。この細径
部37の段差部分との間で軸方向からボールベアリング
36を挟み込むかたちで、作業軸回転プーリ38が、作
業軸9の最上端部に取り付けられている。つまり、この
作業軸回転プーリ38は、作業軸9に対し、回転方向へ
の移動が不図示のキーにより拘束され、且つ上下方向へ
の移動が、押さえプレート39及び締付ボルト39aに
より拘束される状態で、当該作業軸9に固定されてい
る。これにより、作業軸9は、上下動ブラケット27に
回転可能に保持されつつ、作業軸昇降用モータ25の駆
動力を基に、上下動ブラケット27と一体になって昇降
移動することになる。
【0039】ここで、このように構成された作業軸昇降
機構10は、高価なボールねじや、このボールねじと係
合するナット部材などを用いることなく実現され、装置
の低コスト化が図られている。また、作業軸昇降機構1
0では、作業軸昇降用モータ25の駆動力を作業軸9に
伝達するベルト、プーリなどの駆動力伝達部品が、第2
アーム4の外部に配置されている。すなわち、作業軸昇
降機構10では、上述した駆動力伝達部品を第2アーム
4の内部に収容(埋設)するといった構造の昇降機構な
どに比べ、構造の簡素化が実質的に図られており、装置
(スカラロボット)の組立・設置を容易に行うことがで
きる。また、作業軸昇降機構10では、昇降用ベルト2
6に吊持された上下動ブラケット27の昇降移動を、第
2アーム4に立設させたガイド軸35で案内するので、
上下動ブラケット27の昇降動作の安定化が図られるこ
ととなり、上下動ブラケット27が支持する作業軸9を
その軸方向に正確に昇降移動させることができる。さら
に、作業軸昇降機構10は、単独で事前組立可能であ
り、事前組立を終えた作業軸昇降機構10を第2アーム
4に組み付けることで、装置全体の組立時間を短縮する
こともできる。
【0040】また、作業軸昇降用モータ25は、前述し
たように、出力軸29の先端を作業軸9側に向け、その
長手方向が第2アーム4とほぼ平行になる姿勢で第2ア
ームと僅かに間隔を空けて立設ブラケット24に支持さ
れている。すなわち、作業軸昇降用モータ25は、図3
に示すように、第1、第2アーム3、4の第1関節軸及
び第2関節軸の軸心上に、その重心位置が近接するよう
に、立設ブラケット24を挟んで、作業軸9と対向する
側にモータ本体(ケーシング)25aの部位が配置され
る。これにより、アーム上の搭載部品として質量の大き
いモータの重心が、第1及び第2アーム3、4の回転中
心に近接する構造になるので、第1アーム3及び第2ア
ーム4の軸回りの慣性モーメント(イナーシャ)を低減
することができ、各アームの回動応答性を向上させるこ
とができる。なお、勿論、立設ブラケット24を挟ん
で、作業軸昇降用モータ25と対向する作業軸9側には
昇降用ベルト26が配置されることになる。ここで、第
1又は第2関節軸のいずれか一方の軸心上にモータ重心
が一致するように作業軸昇降用モータ25を配置しても
よい。また、例えば、立設ブラケット24に支持されて
いた回転軸昇降用モータ25を、図6に示すように、モ
ータ取付プレート25b等を介して、第2アーム4の直
上に取り付けるようにしてもよい。
【0041】さらに、作業軸昇降機構10には、上下動
ブラケット27の昇降移動の範囲を規制する上部ストッ
パ24a及び下部ストッパ24bが設けられている。上
部ストッパ24aは、ドリブンプーリ33の近傍の下方
位置で且つ上下動ブラケット27の移動軌跡上に設けら
れており、立設ブラケット24の横方向に突出するかた
ちで、そのブラケットに螺合された例えばボルトであ
る。すなわち、上部ストッパ24aは、ドリブンプーリ
33に上下動ブラケット27が接触する前に、上下動ブ
ラケット27の上面と接触する位置に設けられており、
これにより、ドリブンプーリ33の破損などを防止す
る。
【0042】下部ストッパ24bは、作業軸昇降用モー
タ25の近傍の上方位置で且つ上下動ブラケット27の
移動軌跡上に設けられており、立設ブラケット24に段
差部として形成されている。すなわち、下部ストッパ2
4bは、作業軸昇降用モータ25に上下動ブラケット2
7が接触する前に、上下動ブラケット27の下面と接触
する位置に設けられており、これにより、作業軸昇降用
モータ25の破損などを防止する。
【0043】一方、作業軸回転機構11は、図3、図4
及び図5に示すように、作業軸回転用モータ40及び作
業軸回転ベルト41によって主に構成されている。作業
軸回転用モータ40は、その出力軸42の先端が上下動
ブラケット27の上面側に向き、且つ上下動ブラケット
27の上面とモータ本体(ケーシング)の前面とが所定
の間隔を空けて対向配置されるように、上下動ブラケッ
ト27の上面に段付きねじ43を介して取り付けられて
いる。この作業軸回転機構10は、全ての構成部品が第
2アーム4の上部(外側)に搭載されることになり、第
2アーム4と一体で回動される。
【0044】このような作業軸回転用モータ40の出力
軸42には、ドライブプーリ44が固定されている。ま
た、作業軸9の上端部には、ドリブンプーリとしての上
記作業軸回転プーリ38が固定されている。作業軸回転
用ベルト41は、タイミングベルトであって、これらド
ライブプーリ44、作業軸回転プーリ38間に掛け渡さ
れている。さらに、作業軸9は、前述したように、その
上側が上下動ブラケット27で回転可能に支持され、そ
の下方部が第2アーム4の先端部に固定されたブッシュ
13により昇降可能且つ回転可能に支持されている。し
たがって、作動軸9は、作業軸回転用ベルト41を介し
て伝達された作業軸回転用モータ40の駆動力により回
転駆動することになる。
【0045】このように構成された作業軸回転機構11
では、上述したように、作業軸回転用モータ40の駆動
力を伝達して作業軸9を回転駆動させるベルト、プーリ
などの駆動力伝達部品が、上下動ブラケット27の上
面、つまり上下動ブラケット27の外形部分に固定され
ている。すなわち、本実施形態に係るスカラロボット1
では、作業軸回転機構11の構造に着目すると、前述し
た作業軸昇降機構10と同様に、第2アーム4の内部に
上記駆動力伝達部品を収容するといったもの等に比べ、
構造の簡素化が図られており、装置の組立・設置を容易
に行うことができる。また、作業軸回転用モータ40の
駆動力の伝達機構を、比較的安価で且つ組み付けが容易
なベルトやプーリなどで実現しているので、スカラロボ
ットのさらなる低コスト化や組立・設置の簡略化を図る
ことができる。さらに、本実施形態のスカラロボット1
によれば、前述したように上下動ブラケット27の中央
部分を中抜きするなど、搭載部品を小さな空間に集めて
配置したことで、装置の小型化も同時に実現される。
【0046】ここで、作業軸回転用モータ40は、上下
動ブラケット27上において、当該上下動ブラケット2
7の昇降用ベルト26への吊持部分(係止部材34の取
付部分)を挟んで作業軸9の保持位置(ボールベアリン
グ36の組込位置)と対向する位置に搭載されている。
したがって、昇降用ベルト26に吊持された上下動ブラ
ケット27上の作業軸回転用モータ40の荷重と作業軸
9の荷重とをバランス(均衡)させることが可能なの
で、昇降用ベルト26に曲げ荷重が加わってしまった
り、上下動ブラケット27が傾いてしまうことなどを防
止することができる。これにより、ガイド軸35の案内
効果も相まって、上下動ブラケット27の昇降動作の安
定化が図られることになり、上下動ブラケット27が支
持する作業軸9をその軸方向に正確に昇降移動させるこ
とができる。
【0047】また、作業軸回転用モータ40は、図3に
示すように、第2関節軸の軸心上に、その重心位置が近
接するように、立設ブラケット24を挟んで、作業軸9
と対向する側にモータ本体(ケーシング)部分が配置さ
れ、且つ上下動ブラケット27に起立した姿勢で支持さ
れている。これにより、第2アーム4上の搭載部品とし
て質量の大きいモータの重心が、第2アーム4の回転中
心に近接する構造になるので、第2アーム4の軸回りの
慣性モーメントを低減することができ、第2アーム4の
回動応答性を向上させることができる。ここで、モータ
重心が、第1関節軸の軸心上に近接するように作業軸回
転用モータ40を配置してもよいし、また、モータ重心
が、第1及び第2関節軸の各軸心上の中間地点にくるよ
うに作業軸回転用モータ40を配置してもよい。また、
第1又は第2関節軸のいずれか一方の軸心上にモータ重
心が一致するように作業軸回転用モータ40を配置して
もよい。
【0048】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。なお、上述した実施形態で
用いられていた部材と同一部材については、同一の符号
を付与しその説明を省略する。また、基台2及びカバー
部材12についてはその図示を省略する。この実施形態
に係るスカラロボットは、第1の実施形態のスカラロボ
ット1が備えていた作業軸昇降機構10及び作業軸回転
機構11に代えて、図7の平面図(断面図)及び図8の
正面図(断面図)にそれぞれ示すように、作業軸昇降機
構80及び作業軸回転機構81を備えて構成されてい
る。
【0049】これらの図に示すように、作業軸昇降機構
80は、作業軸昇降機構10に設けられていた上下動ブ
ラケット27、立設ブラケット24及びブッシュ35a
に代えて、上下動ブラケット27b、立設ブラケット2
4c及びブッシュ35bを備えて構成されている。すな
わち、作業軸昇降機構80では、回転軸昇降用モータ2
5を、立設ブラケット24cの上方部に配置すると共
に、ドリブンプーリ33を立設ブラケット24cの下端
部に配置し、昇降用ベルト26を掛け渡すようにして構
成されている。さらに、平面方向からみた部品レイアウ
ト上の干渉をさけるために、上記上下動ブラッケット2
7aが用いられており、図7に示すように、作業軸昇降
用モータ25からオフセットした位置(上下動ブラッケ
ット27aの昇降軌跡上に作業軸昇降用モータ25の外
形が重ならない位置)に、作業軸回転機構81が配置さ
れている。上下動ブラケット27bは、作業軸昇降用モ
ータ25のドライブプーリ30に近接する縁端部が、昇
降用ベルト26に係止部材34を介して吊持されてい
る。作業軸回転機構81は、作業軸回転機構11の構成
に、中継プーリ38a、38bを加えて構成されてい
る。この中継プーリ38a、38b、作業軸回転用プー
リ38、及びドライブプーリ44は、作業軸回転用モー
タ40の駆動力が作業軸9に伝達されるように、作業軸
昇降用モータ25の外形をさけたかたちで作業軸回転用
ベルト41の搬送経路を形成している。
【0050】上下動ブラケット27bは、第2関節軸の
軸心上に近接する位置までその一端部を延ばして形成さ
れており、この第2関節軸の近接位置に作業軸回転用モ
ータ40が起立した姿勢で配置されている。したがっ
て、作業軸回転用モータ40は、上下動ブラケット27
b上において、当該上下動ブラケット27bの昇降用ベ
ルト26への吊持部分を挟んで作業軸9の保持位置と対
向する位置に搭載されている。これにより、第1の実施
形態と同様、昇降用ベルト26に吊持された上下動ブラ
ケット27b上の作業軸回転用モータ40と作業軸9と
をバランスさせることができ、上下動ブラケット27b
(作業軸9)の昇降動作の安定化が図ることができる。
【0051】また、本実施形態のスカラロボットでは、
作業軸昇降用モータ25は、そのモータ本体(ケーシン
グ)25aの長手方向の中央部、つまりモータの重心
が、第2関節軸(出力軸22)のほぼ真上にくるよう
に、第1アーム回動用モータ20の上方に配置されてい
る。さらに、作業軸回転用モータ40は、上下動ブラケ
ット27b上で、第2関節軸の軸心上に近接する位置に
起立姿勢で配置されている。これにより、質量の大きい
モータの重心が、第2アーム4の回転中心に集まった構
造になるので、第2アーム4の軸回りの慣性モーメント
を小さく抑えることができ、第2アーム4の回動応答性
を向上させることができる。
【0052】以上、本発明を各実施形態により具体的に
説明したが、本発明はこの実施形態にのみ限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。例えば、上記実施形態において、第2アーム回
動用モータ20に連結される減速装置21として遊星歯
車機構を採用しているが、減速装置21については、ハ
ーモニックドライブ機構や、第1アーム回動機構7に用
いられていた減速装置15と同様の平歯車機構等でこれ
を構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスカラロ
ボットでは、作業部材昇降機構及び作業部材回転機構の
構成部品が、第2アームの外側に配置されているので、
駆動力の伝達部品を第2アームの内部に収容(埋設)す
る構造の機構などに比べ、構造の簡素化、組立・設置の
簡略化及び低コスト化を図ることができる。
【0054】また、本発明のスカラロボットでは、作業
部材回転機構の駆動源となる作業部材回転用モータが、
昇降移動部材上において、当該昇降移動部材の昇降用ベ
ルトへの吊持部分を挟んで作業部材の保持位置と対向す
る位置に搭載されている。これにより、昇降用ベルトに
吊持された昇降移動部材上の作業部材回転用モータと作
業部材とをバランスさせることができるので、昇降移動
部材の昇降動作の安定化が図られ、昇降移動部材が保持
する作業部材を正確に昇降移動させることができる。し
たがって、本発明のスカラロボットによれば、装置の低
コスト化、構造の簡素化及び組立・設置の簡略化を図り
つつ各機構部分を良好に動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスカラロボット
を示す正面図である。
【図2】図1のスカラロボットが備える第1アーム回動
機構を一部断面で示す詳細図である。
【図3】図1のスカラロボットが備える第2アーム周辺
の構成を一部断面で示す平面図である。
【図4】図3の第2アーム周辺の構成を一部断面で示す
正面図である。
【図5】図4の第2アーム周辺の構成を右側面から矢視
しその一部を断面で示す矢視図である。
【図6】図1のスカラロボットと作業軸昇降用モータの
配置が異なる他のスカラロボットの第2アーム周辺部分
を一部断面で示す正面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るスカラロボット
の第2アーム周辺の構成を一部断面で示す平面図であ
る。
【図8】図7のスカラロボットの第2アーム周辺の構成
を一部断面で示す正面図である。
【図9】従来のスカラロボットの全体的な構成を一部断
面で示す正面図である。
【図10】図9のスカラロボットの第2アーム周辺の構
成を一部断面で示す正面図である。
【符号の説明】
1…スカラロボット、2…基台、3…第1アーム、4…
第2アーム、8…第2アーム回動機構、9…作業軸、1
0,80…作業軸昇降機構、11,81…作業軸回転機
構、13…スライドロータリブッシュ、20…第2アー
ム回動用モータ、24,24c…立設ブラケット、25
…作業軸昇降用モータ、25a…モータ本体(ケーシン
グ)、26…昇降用ベルト、27,27b…上下動ブラ
ケット、30,44…ドライブプーリ、33…ドリブン
プーリ、34…係止部材、35…ガイド軸、35a,3
5b…ブッシュ、36…ボールベアリング、38…作業
軸回転プーリ、40…作業軸回転用モータ、41…作業
軸回転用ベルト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 前記基台に第1関節軸を介して回動可能に支持された第
    1アームと、 前記第1アームに第2関節軸を介して回動可能に支持さ
    れた第2アームと、 前記第2アームに昇降可能且つ回転可能に支持されたワ
    ーク保持用の作業部材と、 前記作業部材を昇降移動させるための駆動源となる昇降
    用モータと、 前記昇降用モータの駆動力を伝達するための昇降用ベル
    トと、 前記第2アーム上に設けられた支持部材と、 前記昇降用ベルトを昇降方向へ搬送する搬送経路を形成
    するように前記昇降用モータ及び前記支持部材に設けら
    れた複数のプーリと、 前記作業部材を回転可能に保持しつつ前記昇降用ベルト
    に吊持され、前記複数のプーリを通じての前記昇降用ベ
    ルトの搬送に伴って前記作業部材と一体で昇降移動する
    昇降移動部材と、 前記作業部材を回転駆動させるための駆動源となるモー
    タであって、前記昇降移動部材上において、前記昇降用
    ベルトによる吊持部分を挟んで前記作業部材の保持位置
    と対向する位置に搭載された作業部材回転用モータとを
    具備することを特徴するスカラロボット。
  2. 【請求項2】 前記昇降移動部材上に搭載された前記作
    業部材回転用モータの重心位置が、前記第1関節軸及び
    /又は前記第2関節軸の軸心の直上又はその近接位置に
    あることを特徴とする請求項1記載のスカラロボット。
  3. 【請求項3】 前記第1関節軸及び/又は前記第2関節
    軸の軸心上に個々のモータ重心位置が近接又は一致する
    ように、前記支持部材を挟んで、前記作業部材と対向す
    る側に、前記作業軸昇降用モータ及び前記作業軸回転用
    モータの本体部分が配置されると共に、前記作業部材側
    に、前記昇降用ベルトが配置されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のスカラロボット。
JP2002091416A 2002-03-28 2002-03-28 スカラロボット Withdrawn JP2003285284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091416A JP2003285284A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 スカラロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091416A JP2003285284A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 スカラロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003285284A true JP2003285284A (ja) 2003-10-07

Family

ID=29236502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091416A Withdrawn JP2003285284A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 スカラロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003285284A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179382A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seiko Epson Corp 産業用ロボット
JP2012115932A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 搬送ロボット
JP2017061032A (ja) * 2011-03-23 2017-03-30 エスアールアイ インターナショナルSRI International 高機能遠隔マニピュレーターシステム
CN108705564A (zh) * 2018-07-08 2018-10-26 广西宏太智能机器人制造有限公司 机器人转座

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179382A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seiko Epson Corp 産業用ロボット
JP2012115932A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 搬送ロボット
US9579804B2 (en) 2010-11-30 2017-02-28 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Transfer robot
JP2017061032A (ja) * 2011-03-23 2017-03-30 エスアールアイ インターナショナルSRI International 高機能遠隔マニピュレーターシステム
CN108705564A (zh) * 2018-07-08 2018-10-26 广西宏太智能机器人制造有限公司 机器人转座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101248627B1 (ko) 산업용 로봇
JP4232795B2 (ja) 平行リンク機構及び産業用ロボット
CN111516002A (zh) 机器人的关节单元、关节模组以及具有其的足式机器人
JP3413730B2 (ja) 水平多関節ロボット
JPH0583353B2 (ja)
JP2012228733A (ja) スカラ型ロボット
JP2007044839A (ja) 産業用ロボット
US20180372195A1 (en) Linear extension and retraction mechanism and robot arm mechanism
CN106272365A (zh) 一种水平关节机器人z和r轴的传动机构
JP2008307635A (ja) ロボット
US20220388152A1 (en) Vertical articulated robot, single-axis robot, and motor unit
JPS6335398B2 (ja)
JPS6263073A (ja) 回動ア−ムの関節構造
CN100500388C (zh) 平行连杆机构及工业用机器人
JP2009257458A (ja) 送り装置及びロボット
KR20190141421A (ko) 양팔 로봇의 몸통로봇의 구조
JP2003285282A (ja) スカラロボット
JP2003285283A (ja) スカラロボット
JP3448952B2 (ja) 双腕ロボット
JP2003117876A (ja) 多関節ロボット
JP4660350B2 (ja) 産業用ロボットのアーム機構
CN112248028B (zh) 关节臂结构、机器人
JPH08112787A (ja) ロボット
JPS61168478A (ja) 多関節ロボツト
JPH089154B2 (ja) 工業用ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607