JP2003286433A - 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク - Google Patents

水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク

Info

Publication number
JP2003286433A
JP2003286433A JP2002091268A JP2002091268A JP2003286433A JP 2003286433 A JP2003286433 A JP 2003286433A JP 2002091268 A JP2002091268 A JP 2002091268A JP 2002091268 A JP2002091268 A JP 2002091268A JP 2003286433 A JP2003286433 A JP 2003286433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pigment
ink
aqueous
dispersion composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002091268A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Itotani
一男 糸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2002091268A priority Critical patent/JP2003286433A/ja
Publication of JP2003286433A publication Critical patent/JP2003286433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性に優れた水性顔料分散組成物を提
供し、さらには耐水性および耐光性に優れ、高解像度、
かつ高濃度の均一な画像が得られ、吐出安定性および保
存安定性に優れたインクジェット用水性インクを提供す
ること。 【解決手段】 顔料、側鎖に側鎖に第3級炭素原子また
は第四級炭素原子を含み、該炭素原子から三方向に分岐
したアルキル基を有する水溶性または自己水分散性重合
体、および水を含有する水性顔料分散組成物を提供し、
さらには、該水性顔料分散組成物を含有するインクジェ
ット用水性インクを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存安定性に優れ
た水性顔料分散組成物、ならびに耐水性および耐光性に
優れ、高解像度、かつ高濃度の均一な画像が得られ、吐
出安定性および保存安定性に優れたインクジェット用水
性インクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する意識が高まると
ともに有機溶剤の使用が敬遠されるようになり、インク
や塗料においても、従来の有機溶剤系から水性系に変わ
りつつある。インクジェット記録方式は非接触記録であ
り、しかも小型記録機器から超大型機器まで広い適用範
囲を持ち、さらにカラー化が比較的容易で高品位の印刷
物が得られ、印刷時の騒音も少ないことから、個人用途
から産業用途まで広い範囲で用いられており、普通紙印
字可能な多種類のカラープリンターが市場に投入されて
いる。インクジェット用インクには元来水性インクが多
用されており、このこともインクジェット記録方式が広
く普及した要因の一つであるといえる。
【0003】インクジェット記録に用いられるインクに
は、ヘッドからの吐出が安定していること、記録媒体上
でのインクの滲みが少なく乾燥性が高いこと、色再現性
が良好で、画像の耐水性および耐光性に優れること、高
速印字できることなどが要求される。従来、インクジェ
ット用水性インクとしてはもっぱら染料系インクが用い
られてきた。染料系のインクは色再現性に優れ、彩度が
高く良好な画像が得られるが、反面、耐水性や耐光性が
低いという欠点があった。
【0004】このような染料系インクの欠点を改良する
ため、染料に代えて水系媒体に顔料を分散させた、顔料
分散型インクジェット用水性インクが開発されている。
一般に、顔料は染料と比較して耐水性、耐光性、熱安定
性、あるいは酸化安定性に優れているが、反面新たな問
題点も生じる。たとえば、顔料分散型インクジェット用
水性インクにおいては、微粒子状の固体である顔料をイ
ンク中に均一に分散させることが必要であり、かつその
均一分散状態を長期にわたって安定的に維持させなけれ
ばならない。
【0005】さらに、インクジェットプリンターが高解
像度化するのに伴って、プリンターヘッドに設けられた
インク噴射ノズルの径が小さくなってきており、該ノズ
ルを目詰まりしないよう、顔料分散型インクジェット用
水性インクに使用する顔料の粒子径も、従来に増して微
細化することが要求されている。しかしながら、顔料を
微細化すると、顔料粒子の表面エネルギーが高くなるた
めに顔料が凝集しやすくなり、均一な分散状態を維持す
ることが困難となるほか、記録媒体が紙などの繊維質で
ある場合には、繊維の間に微細な顔料が入り込んでしま
い、顔料の隠蔽性が低下する結果、画像の鮮明性が得ら
れないという問題点を抱えている。
【0006】これら顔料分散型インクジェット用水性イ
ンクが抱える問題点を解決するために、種々の改良がな
されている。その一つに、高分子分散剤の顔料分散機能
をより高めるために、疎水性部分と親水性部分を明確に
分離した機能分離型の構造化高分子分散剤を用いること
が提案されている。たとえば、特開平5−179183
号公報には、疎水性部分をA、親水性部分をBとしたA
B又はBABブロック共重合体を用いたインクジェット
プリンター用水性顔料インクが、特開平6−10081
0号公報には、主鎖と側鎖の機能を親水性又は疎水性に
機能分離したグラフト共重合体を使用した水性顔料イン
クが開示されている。また、特開平11−228891
号公報には、水、水溶性有機溶媒、顔料、及び親水性部
を構成するモノマーと疎水性部を構成するモノマーとの
共重合体からなる分散剤を含有するインクジェット記録
用インクが開示されている。これらの方法により顔料分
散型インクの課題に関して一定レベルの解決はなされて
いるが、インクジェット用インクに要求される種々の性
能はますます厳しくなり、さらに高性能のインクが要求
されているため、十分な性能が得られるまでには至って
いない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、保存安定性に優れた水性顔料分散組成物を
提供し、さらには耐水性および耐光性に優れ、高解像
度、かつ高濃度の均一な画像が得られ、吐出安定性およ
び保存安定性に優れたインクジェット用水性インクを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、側鎖に第
3級炭素原子または第四級炭素原子を含むアルキル基を
有する水溶性または自己水分散性重合体が、該第三級炭
素原子または第四級炭素原子から三方向に分岐したアル
キル基を有するため、顔料に対して強い親和性を有して
おり、該重合体を水性顔料分散組成物あるいはインクジ
ェット用水性インクの分散剤として使用することによっ
て、保存安定性が向上するほか、界面活性剤を使用する
ことなく微細な顔料を分散させることができ、インクジ
ェット用水性インクにおいては、繊維質の記録媒体に印
刷した場合であっても、滲みが少なく、インク塗膜が耐
水性および耐光性に優れ、隠蔽性の高い高濃度の画像が
得られることを見出した。すなわち、本発明は、顔料、
側鎖に下記一般式(1)で表されるアルキル基を有する
水溶性または自己水分散性重合体、および水を含有する
水性顔料分散組成物を提供し、さらには、該水性顔料分
散組成物を含有するインクジェット用水性インクを提供
することによって、上記課題を解決した。
【0009】
【化3】 (式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して
炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。本発明の水性顔料分散組成物は、着色剤、
側鎖に第3級炭素原子または第4級炭素原子を含むアル
キル基を有する水溶性または自己水分散性重合体、水、
および各種添加剤からなる。
【0011】本発明においては、着色剤として顔料、ま
たは顔料と染料との混合物を使用する。顔料としては、
硫酸バリウム、硫酸鉛、酸化チタン、黄色鉛、ベンガ
ラ、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、アン
トラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ジスアゾ系顔料、
フタロシアニン系顔料、イソインドリン系顔料、ジオキ
サジン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリノン系顔料、
ベンズイミダゾロン系顔料等が挙げられる。これらを単
独または混合して用いることができる。
【0012】黒色顔料としては、耐光性に優れ、隠蔽力
の高いファーネスブラック、ランプブラック、アセチレ
ンブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラッ
クを使用するのが好ましい。具体的には、たとえば、ラ
ーベン(Raven) 7000、ラーベン 575
0、ラーベン 5250、ラーベン 5000 ウルト
ラ(ULTRA)II、ラーベン 3500、ラーベン
2500 ウルトラ、ラーベン 2000、ラーベン
1500、ラーベン 1255、ラーベン1250、
ラーベン 1200、ラーベン 1190 ウルトラI
I、ラーベン 1170、ラーベン 1080 ウルト
ラ、ラーベン1060 ウルトラ、ラーベン 790
ウルトラ、ラーベン 780 ウルトラ、ラーベン 7
60 ウルトラ(以上、コロンビアン・カーボン社
製)、リーガル(Regal) 400R、リーガル
330R、リーガル 660R、モーグル(Mogu
l) L、モナーク(Monarch) 700、モナ
ーク(Monarch) 800、モナーク 880、
モナーク 900、モナーク 1000、モナーク 1
100、モナーク 1300、モナーク 1400(以
上、キャボット社製)、カラー ブラック FW1、カ
ラー ブラック FW2、カラー ブラック FW2
V、カラー ブラック 18、カラー ブラック FW
200、カラー ブラックS150、カラー ブラック
S160、カラー ブラック S170、プリンテッ
クス(Printex)35、プリンテックスU、プリ
ンテックスV、プリンテックス140U、プリンテック
ス140V、スペシャル ブラック 6、スペシャル
ブラック 5、スペシャル ブラック 4A、スペシャ
ル ブラック4(以上、デグッサ社製)、No. 2
5、No. 33、No. 40、No. 45、N
o. 45L、No. 47、No. 52、No.
900、No. 960、No. 2300、MCF−
88、MA600、MA7、MA8、MA100(以
上、三菱化学社製)、などが挙げられる。
【0013】さらに、色の三原色である、シアン、マゼ
ンタ、およびイエローの代表的な有機顔料の中で、本発
明において好適に使用できる顔料を以下に例示する。シ
アンの顔料としては、たとえば、C.I.ピグメント
ブルー 1、C.I.ピグメント ブルー 2、C.
I.ピグメント ブルー 3、C.I.ピグメント ブ
ルー 15、C.I.ピグメント ブルー 15:1、
C.I.ピグメント ブルー 15:3、C.I.ピグ
メント ブルー 15:34、C.I.ピグメント ブ
ルー 16、C.I.ピグメント ブルー 22、C.
I.ピグメント ブルー 60、などが挙げられる。
【0014】マゼンタの顔料としては、たとえば、C.
I.ピグメント レッド 5、C.I.ピグメント レ
ッド 7、C.I.ピグメント レッド 12、C.
I.ピグメント レッド 48、C.I.ピグメント
レッド 48:1、C.I.ピグメント レッド 5
7、C.I.ピグメント レッド 112、C.I.ピ
グメント レッド 122、C.I.ピグメント レッ
ド 123、C.I.ピグメント レッド 146、
C.I.ピグメント レッド 168、C.I.ピグメ
ント レッド 184、C.I.ピグメント レッド
202、などが挙げられる。
【0015】イエローの顔料としては、たとえば、C.
I.ピグメント イエロー 1、C.I.ピグメント
イエロー 2、C.I.ピグメント イエロー 3、
C.I.ピグメント イエロー 12、C.I.ピグメ
ント イエロー 13、C.I.ピグメント イエロー
14、C.I.ピグメント イエロー 16、C.
I.ピグメント イエロー 17、C.I.ピグメント
イエロー 73、C.I.ピグメント イエロー 7
4、C.I.ピグメント イエロー 75、C.I.ピ
グメント イエロー 83、C.I.ピグメント イエ
ロー 93、C.I.ピグメント イエロー 95、
C.I.ピグメント イエロー 97、C.I.ピグメ
ント イエロー 98、C.I.ピグメント イエロー
114、C.I.ピグメント イエロー 128、
C.I.ピグメント イエロー 129、C.I.ピグ
メント イエロー 151、C.I.ピグメント イエ
ロー 154、などが挙げられる。一方、顔料に混合し
て使用する染料としては、たとえば、「染料便覧」(有
機合成化学協会編、昭和45年刊)、「色材工学ハンド
ブック」(色材協会編、朝倉書店、1989年刊)、
「工業用色素の技術と市場」(シーエムシー、1983
年刊)、「化学便覧応用化学編」(日本化学会編、丸善
書店、1986年刊)などに記載されている染料や、
「カラーインデックス便覧」(最新顔料便覧日本顔料技
術協会編、1977年刊)、「最新顔料応用技術」(C
MC出版、1986年刊)、「印刷インク技術」(CM
C出版、1984年刊)等に記載されている染料等を使
用することができる。具体的には、アゾ染料、金属鎖塩
アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、ナフトキノン染料、ア
ントラキノン染料、フタロシアニン染料、カルボニウム
染料、キノンイミン染料、メチン染料、シアニン染料、
インジゴ染料、キノリン染料、ニトロ系染料、キサンテ
ン系染料、チアジン系染料、アジン染料、オキサジン染
料、スクワリリウム色素等の染料などが挙げられる。
【0016】本発明の水性顔料分散組成物における顔料
の使用量は、水性顔料分散組成物全量に対して5〜30
質量%の範囲が好ましく、10〜25質量%の範囲が特
に好ましい。顔料の使用量が5質量%よりも少ない場合
は、着色が不十分であり、30質量%よりも多い場合、
水性顔料分散組成物の分散安定性が低下する傾向にあ
る。
【0017】顔料の粒子径は、一次粒子径が1〜500
nmの範囲にあるのが好ましく、さらに好ましいのは2
0〜200nmの範囲である。また、媒体中に分散した
後の顔料の粒子径は、10〜300nmの範囲にあるの
が好ましく、さらに好ましいのは、50〜150nmの
範囲である。顔料の一次粒子径の測定は、電子顕微鏡
や、ガスまたは溶質による吸着法、空気流通法、X線小
角散乱法などで行うことができる。分散後の顔料粒子径
の測定は、公知慣用の遠心沈降方式、レーザー回折方式
(光散乱方式)、ESA方式、キャピラリー方式、電子
顕微鏡方式などで行うことができる。好ましいのは、動
的光散乱法を利用したマイクロトラックUPAによる測
定である。
【0018】本発明の水性顔料分散組成物には、分散剤
として、側鎖に第3級炭素原子または第4級炭素原子を
含むアルキル基を有する水溶性または自己水分散性重合
体(以下、単に「分散樹脂(A)」と略記する。)を使
用する。分散樹脂(A)は、前記一般式(1)で表され
るアルキル基を有する単量体(以下、単に「単量体
(A)」と略記する。)、塩を形成し得る酸性基もしく
は塩基性基を有する単量体(以下、単に「単量体
(B)」と略記する。)、および必要に応じてその他の
単量体(以下、単に「単量体(C)」と略記する。)を
共重合することによって得られる。単量体(A)の代表
的な例としては、下記一般式(2)で表される(メタ)
アクリル酸と、α位に分岐構造を有するモノカルボン酸
のグリシジルエステルとの反応生成物が挙げられる。該
単量体を使用して得られる分散樹脂(A)は、適度な長
さの側鎖を有し、顔料、および水あるいは水系媒体双方
に対して高い親和性を有している。
【0019】
【化4】 CH=C(R)−CO−O−CHCH(OH)−O−CO−C(R)( R)(R) (2) (式中、R、R、Rは、それぞれ独立して炭素数
1〜10のアルキル基を表す。Rは水素原子またはメ
チル基を表す。)
【0020】一般式(2)で表される単量体から得られ
る分散樹脂(A)を水性顔料分散組成物に配合した場
合、R、R、およびRで表されるアルキル基の炭
素数が10を越えると、顔料分散性が低下し、見かけ上
の顔料粒子径が増大する。この種の単量体としては、シ
ェル化学社製バーサチック酸グリシジルエステル「カー
ジュラーE10」が市販されている。上記グリシジルエ
ステル以外の例としては、たとえば、2−メチル−2−
ブタノールや3−エチル−3−ペンタノールの(メタ)
アクリル酸エステルなどが挙げられる。
【0021】単量体(B)としては、(メタ)アクリル
酸、無水マレイン酸、p−スチレンスルホン酸、エチレ
ンスルホン酸、2−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ビニルピリジンなどが挙げられる。酸性基を
有する単量体を使用した場合は、酸性基を中和すること
によってアニオン性水溶性樹脂が、塩基性基を有する単
量体を使用した場合は、塩基性基を中和することによっ
てカチオン性水溶性樹脂が得られる。必要に応じて使用
する単量体(C)としては、各種(メタ)アクリル酸エ
ステル類、スチレン、アルキルビニルエーテル、酢酸ビ
ニルなどのビニル系単量体など、公知のビニル重合性単
量体を挙げることができる。
【0022】上記単量体の重合には、塊状重合、溶液重
合、懸濁重合、あるいは乳化重合など、公知慣用の重合
方法を使用できる。これらはいずれも、ラジカル重合、
イオン重合、光重合などのいずれであってもよい。
【0023】分散樹脂(A)は、上記の方法だけではな
く、たとえば、カルボキシル基または酸無水物構造を有
する樹脂に、α位に分岐構造を有するモノカルボン酸の
グリシジルエステルを反応させ、残存するカルボキシル
基を中和する方法によっても得られる。カルボキシル基
または酸無水物構造を有する樹脂の例としては、(メ
タ)アクリル酸等酸性基を有する単量体の単独重合体ま
たは他の単量体との共重合体、あるいはマレイン酸もし
くは無水マレイン酸と他の単量体との共重合体などが挙
げられる。具体的には、たとえば、スチレン−(メタ)
アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体、スチレン−(メタ)アクリ
ル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−[α−メチルスチレン]−(メタ)アクリル酸共重合
体、スチレン−[α−メチルスチレン]−(メタ)アク
リル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ビニル
ナフタレン−(メタ)アクリル酸共重合体等の(メタ)
アクリル酸系樹脂や、ジイソブチレン−マレイン酸−
(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−無水
マレイン酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ビ
ニルナフタレン−マレイン酸−(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体等のマレイン酸系アクリル樹脂や、(メ
タ)アクリル酸−スチレンスルホン酸共重合体等のスル
ホン酸系アクリル樹脂等があげられ、これらは、単独、
あるいは二種類以上を組み合わせて使用することができ
る。
【0024】分散樹脂(A)の分子量は、質量平均分子
量で3000〜50000の範囲内であることが好まし
く、5000〜20000の範囲が特に好ましい。水溶
性樹脂の質量平均分子量が3000未満である場合、分
散安定性が低下する傾向にあり、また、分散剤の質量平
均分子量が50000を超える場合は、該樹脂を使用し
て得られるインクジェット用水性インクの粘度が高くな
り、インクジェット記録時に、インク噴射ノズルからの
該インクの吐出性が低下し、印字濃度の低下を招く傾向
にある。なお、上記の質量平均分子量は、ゲル浸透クロ
マトグラフィー(以下、GPCと略記する。)法で測定
される値である。
【0025】分散樹脂(A)がアニオン性樹脂である場
合、該樹脂の酸価は、50〜300mgKOH/gの範
囲にあることが好ましく、80〜250mgKOH/g
の範囲にあることが特に好ましい。分散樹脂(A)の酸
価が50mgKOH/g未満の場合、水性媒体に対する
溶解性が低下し、有機顔料の分散安定性が低下する傾向
にあり、酸価が300mgKOH/gを超える場合は、
該樹脂を使用して得られるインクジェット用水性インク
の吐出安定性が低下し、印刷されたインク皮膜の耐水性
も低下する。
【0026】本発明の水性顔料分散組成物に使用する分
散樹脂(A)は、該樹脂が有する酸性基あるいは塩基性
基の少なくとも80mol%が中和されたものであるこ
とが好ましい。分散樹脂(A)がアニオン性樹脂である
場合、中和剤として使用できる塩基性物質としては、た
とえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属の水酸化物、2−ジメチルアミノエタノール、N
−メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
の有機アミン、アンモニア等が挙げられる。分散樹脂
(A)がカチオン性樹脂である場合、中和剤として使用
できる酸性物質としては、塩酸、硫酸などの鉱酸のほ
か、スルホン酸やカルボン酸等が挙げられる。本発明の
水性顔料分散組成物への分散樹脂(A)の配合率は、該
水性顔料分散組成物中に含まれる顔料に対して5〜10
0質量%とするのが好ましく、さらに好ましいのは10
〜50質量%の範囲である。
【0027】本発明の水性顔料分散組成物の溶媒には水
を用いるが、水と、水との相溶性を有する有機溶剤から
なる水系溶媒を使用してもよい。このような有機溶剤と
しては、たとえば、多価アルコール類が挙げられる。該
水性顔料分散組成物中の不揮発分濃度は、10〜35質
量%が好ましく、より好ましくは10〜25質量%の範
囲である。不揮発分濃度が10質量%未満の場合は、顔
料の分散が低下し、35質量%を超えると水性顔料分散
組成物の保存安定性が低下する傾向にある。本発明の水
性顔料分散組成物には、上記の成分以外に、必要に応じ
て、本発明の効果を損なわない範囲内で、一般の水性顔
料分散組成物に使用される各種添加剤を添加してもよ
い。添加剤としては、たとえば、ポリビニルアルコール
等の高分子分散剤、界面活性剤、消泡剤、酸化防止剤な
どが挙げられる。本発明においては、上記の、着色剤、
分散樹脂(A)、水または水系溶媒、および必要に応じ
て使用する添加剤を、公知慣用の混合機あるいは分散機
を使用して水性顔料分散組成物を製造する。具体的な製
造方法には、たとえば、 (1)中和した分散樹脂(A)の水溶液もしくは水系溶
媒溶液に顔料を添加した後、各種の撹拌、分散装置を用
いて顔料を分散させた後、必要に応じて添加剤を添加し
て水性顔料分散組成物とする方法、
【0028】(2)顔料と、中和前の分散樹脂(A)と
を、ニーダー、2本ロール、あるいは押出式混練機等を
使用して溶融混練した後、得られた混練物を粉砕する。
粉砕した混練物を、必要量の中和剤を含有する水中に投
入し、撹拌、分散装置を用いて顔料分散液を調製した
後、必要に応じて添加剤を添加して水性顔料分散組成物
とする方法、
【0029】(3)メチルエチルケトン、テトラヒドロ
フランなどの、水との相溶性を有する有機溶剤に、中和
前の分散樹脂(A)を溶解させた溶液中に、撹拌・分散
装置を用いて顔料を分散させた後、攪拌しながら、必要
量の中和剤を含有する水を加えて転相乳化させる。次い
で減圧下に前記有機溶剤を留去した後、必要に応じて添
加剤を添加して水性顔料分散組成物とする方法、などが
ある。
【0030】顔料を分散させるための攪拌・分散装置と
しては、たとえば、超音波ホモジナイザー、高圧ホモジ
ナイザー、ペイントシェーカー、ボールミル、ロールミ
ル、サンドミル、サンドグラインダー、ダイノーミル、
ディスパーマット、SCミル、ナノマイザーなど、公知
慣用の各種分散機を使用することができる。上記のよう
にして得られる本発明の水性顔料分散組成物は、分散剤
として分散樹脂(A)を含有しているので、顔料の分散
が良好であり、保存安定性に優れている。本発明のイン
クジェット用水性インクは、本発明の水性顔料分散組成
物を水または水系溶媒で希釈し、これに必要に応じて乾
燥抑止剤、浸透剤、あるいはその他の添加剤を添加して
調製する。乾燥抑止剤は、インクジェットプリンターヘ
ッドのインク噴射ノズル口におけるインクジェット用水
性インクの乾燥を抑止する効果を与えるものである。通
常、水の沸点以上の沸点を有する水溶性有機溶剤を使用
する。
【0031】乾燥抑止剤として使用できる有機溶剤とし
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール
類、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン等の
ピロリドン類、アミド類、ジメチルスルホキシド、イミ
ダゾリジノン等を挙げることができる。乾燥抑止剤の使
用量は、溶媒が水の場合、水100部に対して1〜15
0部の範囲で使用するのが好ましい。
【0032】浸透剤は、インクジェットプリンターヘッ
ドのインク噴射ノズルから噴射され、記録媒体に付着し
たインクジェット用水性インクが、該記録媒体へ浸透し
やすくするために使用される。具体的には、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、ジエ
チレングリコール−N−ブチルエーテル等のグリコール
エーテル、プロピレングリコール誘導体等の水溶性有機
溶媒、などがあげられる。
【0033】本発明のインクジェット用水性インクは、
顔料の分散剤として分散樹脂(A)を使用しているの
で、有機顔料の分散性を高める目的で界面活性剤を添加
する必要はないが、表面張力等のインクとしての物性を
調整する目的で、必要に応じ、本発明の効果を損なわな
い範囲で界面活性剤を添加してもよい。
【0034】本発明のインクジェット記録用水性インク
に添加することができる界面活性剤としては、特に限定
はなく、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩
などのアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどの
ノニオン界面活性剤、その他、カチオン界面活性剤、両
性界面活性剤など、公知慣用の界面活性剤から適宜選択
すればよい。これらの界面活性剤は、単独で用いること
もでき、また、二種類以上を混合して用いることもでき
る。その他の添加剤としては、たとえば、防腐剤、防黴
剤、あるいはノズル目詰まり防止用のキレート化剤など
が挙げられる。
【0035】インクジェット用水性インク中に粗大粒子
が存在すると、インクジェットプリンターのインク噴射
ノズルが目詰まりする原因となるので、分散処理後に遠
心分離または濾過等により粗大粒子を除去することが好
ましい。
【0036】このようにして得られる本発明のインクジ
ェット用水性インクは、保存安定性、およびインクジェ
ットプリンターヘッドのインク噴射ノズルからの吐出性
に優れ、該インクを使用して記録媒体上に形成されたイ
ンク被膜は、従来のインクを使用したものに比べて耐水
性および耐光性に優れており、高解像度で、かつ高濃度
の均一な画像を形成できる。本発明のインクジェット用
水性インクは上記のような優れた特長を有しているの
で、インクジェット用水性インク用途ばかりではなく、
水性ボールペンやマーカーペンなど、筆記用具用の水性
インクとして使用することもできる。
【0037】
【実施例】以下、実施例と比較例を用いて本発明をさら
に詳細に説明する。なお、「部」および「%」は、特に
断らない限り、それぞれ「質量部」および「質量%」を
表す。
【0038】<分散樹脂水溶液(A)の調製>メチルエ
チルケトン(以下、MEKと略記する。)75部を、窒
素気流中80℃に保ち、攪拌しながらスチレン44.8
部、アクリル酸17.2部、メタクリル酸13部、およ
び重合開始剤(和光純薬工業社製「V−59」)4部か
らなる混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、3
時間ごとに「V−59」0.5部を添加し、80℃で1
6時間攪拌した。このようにして、不揮発分52%の、
カルボキシル基を有するアクリル樹脂のMEK溶液を得
た。該樹脂の質量平均分子量は20000、酸価は26
3mgKOH/gであった。
【0039】上記カルボキシル基を有するアクリル樹脂
のMEK溶液155部に、シェル化学社製バーサチック
酸グリシジルエステル「カージュラーE10」25部
と、アミン系触媒として2−メチルイミダゾール0.2
5gを加え、80℃で16時間攪拌し、不揮発分58%
の分散樹脂(A)のMEK溶液を得た。得られた分散樹
脂(A)の酸価は、150mgKOH/gであった。こ
の分散樹脂(A)のMEK溶液100部に、撹拌しなが
ら2.6%水酸化ナトリウム水溶液257部を徐々に加
えた後、減圧下でMEKを留去し、水を加えて不揮発分
22%の分散樹脂水溶液(A)を得た。
【0040】<比較用分散樹脂水溶液(B)の調製>M
EK100部を、窒素雰気流中80℃に保ち、攪拌しな
がらスチレン52部、メタクリル酸ステアリル25部、
アクリル酸10部、メタクリル酸13部および重合開始
剤(和光純薬工業社製「V−59」)6部からなる混合
物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、3時間ごとに
重合開始剤(和光純薬工業社製「V−59」)0.5部
を添加し、80℃で16時間攪拌した。このようにし
て、不揮発分50%の、カルボキシル基を有するアクリ
ル樹脂のMEK溶液を得た。該樹脂の質量平均分子量は
15000、酸価は148mgKOH/gであった。こ
のカルボキシル基を有するアクリル樹脂のMEK溶液1
00部に、水酸化ナトリウムの2%水溶液255部を撹
拌しながら徐々に加えた後、減圧下でMEKを留去し、
水を加えて不揮発分22%の比較用分散樹脂水溶液
(B)を得た。
【0041】 (実施例1) CIピグメントブルー15−3 (大日本インキ化学工業社製「FASTGEN BLUE TGR」 10部 分散樹脂水溶液(A) 23部 ジエチレングリコール 20部 水 12部 上記混合物を、直径1.25mmのジルコニアビーズ4
00部とともにペイントコンディショナーを使用して4
時間攪拌し、水性顔料分散組成物(1)を得た。得られ
た水性顔料分散組成物(1)に、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリオキシプロピレングリセリンエー
テル(三洋化成社製「サンニックスGP−600」)、
水を加えて、下記組成のインクジェット用水性インク
(1)を得た。
【0042】 CIピグメントブルー15−3 1.5% 分散樹脂水溶液(A) 3.6% ジエチレングリコール 10% グリセリン 5% ポリオキシプロピレングリセリンエーテル 5% 水 74.9%
【0043】 (実施例2) CIピグメントレッド202 (大日本インキ化学工業社製「FASTGEN SUPER MAGENTA RTS」 10部 分散樹脂水溶液(A) 14部 ジエチレングリコール 20部 水 14部 上記混合物を、直径1.25mmのジルコニアビーズ4
00部とともにペイントコンディショナーを使用して4
時間攪拌し、水性顔料分散組成物(2)を得た。得られ
た水性顔料分散組成物(2)に、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリオキシプロピレングリセリンエー
テル(三洋化成社製「サンニックスGP−600」)、
水を加えて、下記組成のインクジェット用水性インク
(2)を得た。
【0044】 CIピグメントレッド202 2.5% 分散樹脂水溶液(A) 3.6% ジエチレングリコール 10% グリセリン 5% ポリオキシプロピレングリセリンエーテル 5% 水 73.9%
【0045】 (実施例3) CIピグメントイエロー128 (チハ゛スヘ゜シャリティーケミカルス゛社製「IGRAPHOR YELLOW 8G-CF」) 10部 分散樹脂水溶液(A) 18部 ジエチレングリコール 20部 水 11部 上記混合物を、直径1.25mmのジルコニアビーズ4
00部とともにペイントコンディショナーを使用して4
時間攪拌し、水性顔料分散組成物(3)を得た。得られ
た水性顔料分散組成物(3)に、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、ポリオキシプロピレングリセリンエー
テル(三洋化成社製「サンニックスGP−600」)、
水を加えて、下記組成のインクジェット用水性インク
(3)を得た。
【0046】 CIピグメントイエロー128 2.5% 分散樹脂水溶液(A) 4.5% ジエチレングリコール 10% グリセリン 5% ポリオキシプロピレングリセリンエーテル 5% 水 73%
【0047】(比較例1)実施例3における分散樹脂水
溶液(A)18部の代わりに、分散樹脂水溶液(B)1
8部を使用した以外は、実施例3と同様にして、水性顔
料分散組成物(H1)、および下記組成のインクジェッ
ト用水性インク(H1)を得た。 CIピグメントイエロー128 2.5% 分散樹脂水溶液(B) 4.5% ジエチレングリコール 10% グリセリン 5% ポリオキシプロピレングリセリンエーテル 5% 水 73%
【0048】<インクジェット用水性インクの性能試験
および評価基準>実施例1〜3および比較例1で得られ
たインクジェット用水性インク(1)〜(3)および
(H1)を孔径6μmのフィルターで濾過し、それぞれ
下記の性能試験の試料インクとした。
【0049】(インクジェット用水性インク中の顔料粒
子径測定)試料インクに水を加えて1000倍に希釈し
た後、粒度分析計(リーズ・アンド・ノースラップ社製
「マイクロトラックUPA150」)を使用して、試料
インク中に分散している顔料の粒子径を測定し、初期粒
子径とした。
【0050】(水性顔料分散組成物の保存安定性)水性
顔料分散組成物を70℃で30日間静置した後、前記粒
度分析計を使用して、試料中に分散している顔料の粒子
径を測定した。測定値の初期粒子径に対する変化率が1
0%以下のものを「○」、10%を超えるものを「×」
と評価した (インクジェット用水性インクの保存安定性)水性顔料
分散組成物に水を加えて、顔料濃度を12%に調整し、
70℃で30日間静置した後、前記粒度分析計を使用し
て、試料中に分散している顔料の粒子径を測定した。測
定値の初期粒子径に対する変化率が10%以下のものを
「○」、10%を超えるものを「×」と評価した。
【0051】(インクジェット記録試験)インクジェッ
トプリンター(エンキャド社製「ノバ・ジェット70
0」)を使用して、普通紙(ゼロックス社製「マルチエ
ース」)上に試料インクで描画し、下記の性能試験を行
った。
【0052】a)インク噴出ノズルからのインクの吐出
性 幅1mmの線を描画し、線幅のフレが10%以下のもの
を「良好」、10%を超えるものを「不良」でと評価し
た。
【0053】b)画像濃度 インクジェットプリンターの印刷モード設定を、パス:
4、スピード:10に設定してベタ画像を印刷し、反射
濃度計(マクベス社製「RD918」)を使用してベタ
部の反射濃度を測定した。
【0054】c)画像の鮮明性 ベタ画像部を色差計(日本電色社性「SZ−Σ90」)
を使用して、Lh表色系におけるC(彩度)を
測定した。C値が高いほど画像の鮮明性が高いと評価
した。
【0055】上記インクジェット用水性インクの性能試
験結果、およびその評価をまとめて表1に示した。表1
において、「組成物」は「水性顔料分散組成物」を、
「水性インク」は「インクジェット用水性インク」を表
す。「分散樹脂」欄の(A)および(B)は、それぞれ
分散樹脂水溶液(A)および分散樹脂水溶液(B)を表
す。「画像濃度」はベタ画像部の反射濃度を光学濃度で
表した数値であり、「画像の鮮明性」はLh表色
系におけるC(彩度)の値を示した。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示した結果から、着色剤として顔料
を含有し、分散剤として分散樹脂(A)を使用した水性
顔料分散組成物は保存安定性に優れており、インクジェ
ット用水性インクは、青(シアン)、赤(マゼンタ)、
黄(イエロー)の各色インキにおいて、分散した顔料の
粒子径が好適な範囲内にあり、保存安定性、インクジェ
ット印字におけるインクの吐出性が良好であり、画像部
の反射濃度が高く、耐水性、鮮明性も良好であることが
明らかである。
【0058】これに対し、比較例1に示すように、分散
剤として水溶性アクリル樹脂を用いた黄色インキでは、
有機顔料の粒子径が大きく、保存安定性が不良で、また
画像部の耐水性、鮮明性に劣る。
【0059】
【発明の効果】着色剤として少なくとも顔料を含有し、
分散剤として、側鎖に第3級炭素原子または第4級炭素
原子から三方向に分岐したアルキル基を有し、水溶性ま
たは自己水分散性である分散樹脂(A)を使用した本発
明の水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性イ
ンクは、保存安定性に優れ、インクジェット用水性イン
クにおいては、印刷時にインク噴射ノズルからのインク
の吐出性が良好であり、かつ記録媒体上での滲みが少な
いので、高解像度、かつ高濃度の均一な画像形成が可能
である。また、着色剤に顔料を使用しているため、従来
の染料を使用したインクと比較して耐水性、耐光性にも
優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA13 FC02 2H086 BA59 4J037 AA02 AA09 AA13 AA15 AA19 AA22 CC16 CC17 DD24 EE08 FF15 4J039 AD10 AD13 AD14 BA04 BA13 BA15 BE01 BE22 CA06 EA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、側鎖に下記一般式(1)で表され
    るアルキル基を有する水溶性または自己水分散性重合
    体、および水を含有することを特徴とする水性顔料分散
    組成物。 【化1】 (式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して
    炭素数1〜10のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 前記水溶性または自己水分散性重合体
    が、下記一般式(2)で表される単量体とその他の単量
    体との共重合体である請求項1に記載の水性顔料分散組
    成物。 【化2】 CH=C(R)−CO−O−CHCH(OH)−O−CO−C(R)( R)(R) (2) (式中、R、R、およびRは、それぞれ独立して
    炭素数1〜10のアルキル基を表す。Rは水素原子ま
    たはメチル基を表す。)
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の水性顔料分散組成物を
    含有することを特徴とするインクジェット用水性イン
    ク。
JP2002091268A 2002-03-28 2002-03-28 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク Pending JP2003286433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091268A JP2003286433A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091268A JP2003286433A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003286433A true JP2003286433A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29236398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091268A Pending JP2003286433A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003286433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7083667B2 (en) 2004-02-13 2006-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Colorant compound, ink, ink tank, recording unit, recording apparatus and recording process

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7083667B2 (en) 2004-02-13 2006-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Colorant compound, ink, ink tank, recording unit, recording apparatus and recording process

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3122405B2 (ja) インクジェットインク
CN104789046B (zh) 着色树脂颗粒分散体以及喷墨用墨
JP4897997B2 (ja) 耐水性インクジェット用インクのポリマーバインダー
CN101104759B (zh) 非水系颜料油墨
JPH09165543A (ja) インク組成物及び製造方法
JP5221843B2 (ja) インクジェットインク用水性顔料分散体およびインクジェット記録用水性インク
JP5526798B2 (ja) インクジェットインキ組成物
JP5247023B2 (ja) インクジェット用顔料インク
JP3829098B2 (ja) 保存安定性に優れたインクジェット用水性組成物の製造方法、その方法によって製造されたインクジェット用組成物及び該組成物を含むインクジェット用記録液
JP2009226764A (ja) インクジェット記録方法
EP3118267A1 (en) Inkjet ink
JP2008231130A (ja) インクジェット記録用インク
JP2000239594A (ja) 水性顔料分散体、ならびに水性記録液
JP3931205B2 (ja) 水性インクジェット用インク組成物
JP7340444B2 (ja) 顔料水分散体
JP2003138170A (ja) インクジェット用水性インク
JPH06145570A (ja) インクジェット記録用インクおよびインクジェット記録方法
JP2003286433A (ja) 水性顔料分散組成物およびインクジェット用水性インク
JP4894084B2 (ja) インクジェット記録用水性インク組成物
TW201610000A (zh) 油墨組成物
TWI651375B (zh) 油墨組成物
JP2000290553A (ja) 安定性に優れたインク組成物
JP2001234109A (ja) 水性顔料分散体、ならびに水性記録液
US7553885B2 (en) Ink for inkjet recording
JP2000160093A (ja) 水性顔料分散体、その製造方法ならびに水性記録液