JP2003292694A - 押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物、及びそれを用いた積層体、並びに積層体の製造方法 - Google Patents
押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物、及びそれを用いた積層体、並びに積層体の製造方法Info
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- JP2003292694A JP2003292694A JP2002099839A JP2002099839A JP2003292694A JP 2003292694 A JP2003292694 A JP 2003292694A JP 2002099839 A JP2002099839 A JP 2002099839A JP 2002099839 A JP2002099839 A JP 2002099839A JP 2003292694 A JP2003292694 A JP 2003292694A
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Abstract
において、生産性に優れると共に、幅広い基材との接着
性が良い押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物を提供
することに関する。 【解決手段】(a)JIS K6922−1(1999
年)で測定したメルトマスフローレイトが1〜50g/
10min、JIS K6922−1(1999年)で
測定した密度が880kg/m3〜960kg/m3、J
IS K6922−1(1999年)に用いられるメル
トインデクサーを用い、235℃、押出量3g/分で測
定したスウェル比が1.0〜2.5であるエチレン系重
合体100重量部、及び(b)不飽和エポキシ共重合体
0.01〜1.5重量部とからなる樹脂組成物を得、押
出ラミネート加工法による積層体の成形に用いる。
Description
物に関するものである。更に詳しくは、押出ラミネート
加工性に優れ、かつポリエステル、ポリアミド、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体鹸化物などの基材と良好な接着
性を有する押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物、及
びそれを用いた積層体、並びに積層体の製造方法に関す
るものである。
療品・薬品等の包装、シャンプー・化粧品等の包装など
包装材料の多機能化を可能とする方法として広く採用さ
れていると共に建材用シート、積層鋼鈑等の工業資材の
成形方法としても広く採用されている。
してはエチレン系樹脂、特に高圧法低密度ポリエチレン
が、押出ラミネート加工法による積層体の成形性に優れ
ているなどの理由から、広く用いられている。
等のエチレン系樹脂は、非極性構造のため、ポリエステ
ル、ポリアミド、金属、セロファン、紙等の材料と接着
しにくいという欠点がある。そのため、これまでは基材
にアンカーコート剤と呼ばれる接着促進剤を塗布後、そ
の塗布面にエチレン系樹脂を溶融押出し、積層体を得る
方法が一般的であった。アンカーコート剤としては、有
機チタネート系、イソシアネート系、ポリエチレンイミ
ン系などの接着剤が用いられている。
ストが高いこと、希釈に用いられる有機溶剤のため作業
環境が悪化すること、アンカーコート剤塗布及び乾燥工
程のためラミネート加工速度が制限されること、得られ
た積層体に有機溶剤が残留すること、等の問題がある。
上記基材との接着性を改善する方法が提案されている。
(a)エチレンと、(b)不飽和多塩基酸と、(c)ア
クリル酸低級アルキルエステル、メタアクリル酸低級ア
ルキルエステル、ビニルエステルより選ばれた不飽和単
量体、を共重合して得られたエチレン系共重合体を溶融
混練し、150〜330℃の温度でフィルム状に押出
し、ついで該フィルムをオゾン処理した後、このオゾン
面を接着面として基材に圧着ラミネートし積層体を形成
することが提案されている。
せるため不飽和多塩基酸の共重合量を増加させると共重
合体の融点が低下し得られた積層体の耐熱性が低下する
こと、押出機内に滞留した樹脂がスクリュー等を腐食す
ること、共重合体の製造コストが高いこと、といった問
題がある。
密度及び製法のポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体及びそ
のアイオノマー、エチレン・(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体等で例示されるエチレン系重合体を押出し
し、該溶融膜をオゾン処理し、このオゾン処理面をコロ
ナ処理した直後の基材に圧着ラミネートし積層体を形成
する方法が提案されている。
酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エ
ステル共重合体では得られた積層体の接着強度は十分で
ないこと、接着性を向上させるため酢酸ビニルや(メ
タ)アクリル酸エステルなどの共重合量を増加させると
共重合体の融点が低下し得られた積層体の耐熱性が低下
すること、押出機内に滞留した樹脂がスクリュー等を腐
食すること、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体及
びそのアイオノマーの製造コストが高いこと、といった
問題がある。
トフローレートが0.1〜30g/10分であるポリオ
レフィン、および(B)分子内にエポキシ基を2個以上
有し、分子量が3000以下であるエポキシ化合物から
なる接着性樹脂組成物が提案されている。
リアミド基材や金属箔との高い接着性が得られないこ
と、ポリエステル基材に対してもコロナ処理などの表面
処理を押出ラミネート成形機ライン上で施さないと十分
な接着性が得られない等の問題がある。
チレン系樹脂層厚みを頻繁に変更することがあるが、該
接着性樹脂組成物を用い得られる積層体の接着性は、該
接着性樹脂組成物の厚み依存性が大きいため、該接着性
組成物の厚みによりエポキシ化合物の添加量を頻繁に変
更しなくてはならないことから、押出ラミネート生産性
が劣る、といった問題もある。
な状況を鑑みなされたものであって、アンカーコート剤
が不要であり、且つ積層体の耐熱性の低下、ゲルの多発
による積層体の外観の低下、押出機内の樹脂滞留による
スクリュー等の腐食、並びに積層樹脂組成物の厚みに依
存した添加剤量の頻繁な変更による押出ラミネート生産
性低下、といった問題を避け、押出ラミネート生産性を
飛躍的に向上させ、ポリエステル基材のみならずポリア
ミド等基材等との接着性が大幅に改良された押出ラミネ
ート用樹脂組成物及びそれを用いた積層体、及び積層体
の製造方法を提供することを目的とするものである。
を解決すべく鋭意検討した結果、特定のエチレン系重合
体に対し、特定の不飽和エポキシ(共)重合体を、特定
量配合した押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物を、
基材上に押出ラミネート加工法により積層させる事によ
り、多様な基材と良好な接着性を有し、且つフィルム外
観、及びコストに優れる事を見出し、本発明を完成させ
るに至った。
922−1(1999年)で測定したメルトマスフロー
レイトが1〜50g/10min、JIS K6922
−1(1999年)で測定した密度が880kg/m3
〜960kg/m3、JISK6922−1(1999
年)に用いられるメルトインデクサーを用い、235
℃、押出量3g/分で測定したスウェル比が1.0〜
2.5であるエチレン系重合体100重量部と、(b)
不飽和エポキシ単量体残基を含んでなる重量平均分子量
1000〜20000の不飽和エポキシ(共)重合体
0.01〜1.5重量部とからなる押出ラミネート用エ
チレン系樹脂組成物に関するものである。
チレン系樹脂組成物からなる層と該層に接する基材の、
少なくとも2層以上を有することを特徴とする積層体、
更に、上記押出ラミネート用樹脂組成物からなる層と接
する基材が、ポリエステル、ポリアミド、エチレン・酢
酸ビニル共重合体鹸化物及びポリビニルアルコールから
なる群より選ばれる1種以上のフィルム又はシートであ
ることを特徴とする積層体に関するものである。
ネート加工法により製造する積層体の製造方法に関する
ものであり、また本発明は、押出ラミネート方法におい
て、上記押出ラミネート用樹脂組成物を200℃以上の
温度で押出し層とした直後に、該層の基材接着面を含酸
素気体又は含オゾン気体に曝し、基材と貼り合わせるこ
とを特徴とする積層体の製造方法に関するものである。
組成物を構成する(a)エチレン系重合体は、以下
(A)〜(C)を満足するものである。
FRと記す) 本発明にて用いられる(a)エチレン系重合体は、JI
S K6922−1(1999年)によるMFRが1〜
50g/10minの物性を示すものである。MFRが
1g/10min未満である場合、押出ラミネート加工
に供した際に押出負荷が高いことや製膜時のドローダウ
ン性が悪く、また50g/10minを超える場合、押
出ラミネート加工に供した際にネックインが大きく、押
出ラミネート加工性に劣る。
S K6922−1(1999年)で測定した密度が8
80kg/m3〜960kg/m3を示すものである。密
度が880kg/m3未満である場合、積層体の耐熱性
が劣り、高温度雰囲気下での接着性が低下し、960k
g/m3を超える場合、押出ラミネート加工に供し得ら
れた積層体の接着性が劣る。
押出ラミネート加工性に優れることからJIS K69
22−1(1999年)で使用されるメルトインデクサ
ーを用い、測定条件を温度235℃、押出量3g/分に
より押出されたストランドの径(D)をメルトインデク
サーのオリフィス径(D0)で除し得られるスウェル比
が1.0〜2.5を示すものである。スウェル比が1.
0未満の場合ではネックインが大きく、また2.5を越
える場合ではドローダウン性が悪化する。良好なネック
インとドローダウン性を得るためには、スウェル比が
1.7〜2.2の範囲にあることが最も好ましい。
合体は、エチレン単独重合体、もしくはエチレンと炭素
数3〜12のα−オレフィン共重合体であり、高圧法低
密度ポリエチレン(以下、LDPEと記す)、直鎖状低
密度ポリエチレン(以下、LLDPEと記す)、中密度
ポリエチレン(以下、MDPEと記す)、高密度ポリエ
チレン(以下、HDPEと記す)等が例示される。これ
らエチレン系重合体は単独で使用してもよいし2種以上
混合して使用してもよい。
法は、JIS K6922−1(1999年)で測定し
たMFRが1〜50g/10min、JIS K692
2−1(1999年)で測定した密度が880kg/m
3〜960kg/m3、JISK6922−1(1999
年)で使用されるメルトインデクサーを用い、測定条件
を温度235℃、押出量3g/分により押出されたスト
ランドの径(D)をメルトインデクサーのオリフィス径
(D0)で除し得られるスウェル比が1.0〜2.5で
あるエチレン系重合体であればその重合方法は特に限定
するものではなく、LDPEの場合、例えば高圧法によ
るラジカル重合法を挙げることができ、LLDPEやM
DPE,HDPEの場合、チーグラーナッタ触媒やメタ
ロセン触媒を用いた気相法、溶液法、高圧法等の重合法
を挙げることができる。
組成物を構成する(b)不飽和エポキシ(共)重合体
は、ラジカル重合可能な不飽和基とエポキシ基を有する
単量体残基を含むものであり、該単量体の単独重合体、
又は該単量体とその他の不飽和基を有する単量体との共
重合体である。
系樹脂組成物が良好な接着性を発現する理由は、該押出
ラミネート用エチレン系樹脂組成物を押出しラミネート
加工法により積層体を形成した後、(b)不飽和エポキ
シ(共)重合体が基材と該押出ラミネート用エチレン系
樹脂組成物の界面に滲出することにより基材と本発明の
押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物の接着性を発現
することによるためであると考えられる。
定されるものではないが、例えば、グリシジルアクリレ
ート、グリシジルメタクリレート、β−メチルグリシジ
ルアクリレート、β−メチルグリシジルメタクリレー
ト、グリシジルイタコネート、グリシジルブテニネー
ト、グリシジルヘキセノエート、グリシジルオレート等
の不飽和グリシジルエステル類;アリルグリシジルエー
テル、p−エチレニルフェニルグリシジルエーテル、プ
ロペニルグリシジルエーテル等の不飽和グリシジルエー
テル類;p−グリシジルスチレン等のグリシジルスチレ
ン類;3,4−エポキシブテン、3,4−エポキシ−1
−ペンテン、3,4−エポキシ−3−メチルペンテン、
5,6−エポキシ−1−へキセン等のエポキシアルケン
類が基材との接着性を向上させることができるため好ま
しい。これらは1種又は2種以上混合して使用してもか
まわない。
体と共重合可能なその他の単量体としては、例えばメチ
ルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアク
リレート、ラウリルメタクリレート、セチルアクリレー
ト、セチルメタクリレート、ステアリルアクリレート、
ステアリルメタクリレート等のアルキル基を有するアク
リル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチレン、o
−クロロスチレン、ビニルナフタレン等の芳香族ビニル
化合物類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
シアノ基含有ビニル化合物、アクリル酸ポリエチレング
リコール、アクリル酸ポリプロピレングリコール等のポ
リアルキレングリコールアクリレート、ポリアルキレン
グリコールメタクリレート類;アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸等
の不飽和カルボン酸類等が挙げられ、これらの1種又は
2種以上を混合して使用できる。この内アクリル酸エス
テル類は、(b)不飽和エポキシ(共)重合体が基材と
該押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物の界面に滲出
し易く良好な接着性を発現することができるため最も好
ましい。
シ(共)重合体を構成する単量体混合物において、不飽
和エポキシ単量体は15〜100mol%であることが
好ましく、更に好ましくは20〜98mol%である。
15mol%未満では押出ラミネート加工に供し得られ
た積層体の接着性の改良効果がなく好ましく、98mo
l%を超える場合は(b)不飽和エポキシ(共)重合体
が基材と該押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物の界
面に滲出し難くなり押出ラミネート加工に供し得られた
積層体の接着性が短時間で発現し難くなる。
成する(b)不飽和エポキシ(共)重合体は、ゲル浸透
クロマトグラフィを用いて、以下に示す条件下で測定
し、単分散ポリスチレンでユニバーサルな検量線を測定
し、直鎖のポリエチレンの分子量として計算した重量平
均分子量(以下、Mwと記す)が1000〜20000
を示すものであり、好ましくはMwが4000〜200
00を示すものである。
2本 重量平均分子量が1000未満の場合、押出ラミネート
加工に供した際、(b)不飽和エポキシ共重合体の空気
中への飛散量が多くなり、得られた積層体の接着性が悪
化する。重量平均分子量が20000を超える場合、
(b)不飽和エポキシ(共)重合体が基材と該押出ラミ
ネート用エチレン系樹脂組成物の界面に滲出しなくなり
押出ラミネート加工に供し得られた積層体の接着性が悪
化する。また、重量平均分子量が4000以上の場合、
押出ラミネート加工に供し得られた積層体の接着性が該
押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物層の厚みに依存
し難くなり、該接着性組成物層の厚みによりエポキシ化
合物の添加量を頻繁に変更必要がなくなり、押出ラミネ
ート生産性が上がり、特に好ましい。
組成物を構成する(b)不飽和エポキシ(共)重合体
は、公知の方法により製造することができる。例えば、
溶液重合法では40〜150℃の溶剤中でラジカル発生
剤や連鎖移動剤の存在下、不飽和エポキシ単量体および
共重合可能なその他の単量体の混合物を共重合すること
によって得られる。その他、懸濁重合法や乳化重合法等
一般的に知られている方法によっても得ることができ
る。
合体と(b)不飽和エポキシ(共)重合体の配合割合
は、(a)エチレン系重合体100重量部、(b)不飽
和エポキシ(共)重合体0.01〜1.5重量部であ
る。(b)不飽和エポキシ(共)重合体の配合割合が
0.01重量部未満の場合は(b)不飽和エポキシ
(共)重合体の界面滲出量が少なく押出ラミネート加工
に供し得られた積層体の良好な接着性が得られず好まし
くない。又1.5重量部を超える場合は(b)不飽和エ
ポキシ(共)重合体の界面滲出量が過剰となり押出ラミ
ネート加工に供し得られた積層体の接着性が悪化し、ま
たコストも悪化するため好ましくない。
組成物は、(a)エチレン系重合体と(b)不飽和エポ
キシ(共)重合体とを押出機等で溶融混合したものでも
良いし、(a)エチレン系重合体ペレットと、(b)不
飽和エポキシ(共)重合体を予めポリオレフィン樹脂に
練り込んだマスターバッチとをドライブレンドしたもの
であっても良い。本発明の押出ラミネート用エチレン系
樹脂組成物はエポキシ基の硬化反応を促進する添加剤を
添加してもよい。該添加剤の種類及び量に特に制限は無
いが、押出機中でエチレン系重合体と反応し接着性を低
下させたり、若しくはエチレン系重合体のゲル化を促進
したりしない範囲内で使用するのが好ましい。
ミン,ジエチレントリアミン,トリエチレンテトラミ
ン,テトラエチレンペンタミン等の脂肪族アミン;脂肪
族ポリアミン,ジアミノフェニルスルフォンm−キシレ
ンジアミン等の芳香族アミン;メルカプタン系硬化剤;
無水フタル酸,無水マレイン酸,無水トリメリット酸,
ヘキサヒドロ無水フタノール酸,テトラヒドロ無水フタ
ノール酸,無水ハイミック酸,無水イタコン酸等の酸無
水物;フマル酸、フタル酸,マレイン酸,トリメリット
酸,アジピン酸,セバシン酸,ドデカンニ酸等のジカル
ボン酸等が挙げられる。これらは一種もしくは二種以上
の混合物として使用してもよい。
系樹脂組成物は、必要に応じて酸化防止剤、滑剤、中和
剤、ブロッキング防止剤、界面活性剤、スリップ剤等、
通常ポリオレフインに使用される添加剤を添加したもの
でもかまわない。
組成物を用い得られる積層体は、本発明の押出ラミネー
ト用エチレン系樹脂組成物からなる層と該層に接する基
材の、少なくとも2層以上を有することを特徴とするも
のである。
しては合成高分子重合体フィルム及びシート、金属箔、
鋼鈑、紙類、セロファン等が挙げられる。
いられる合成高分子重合体としては、ポリエステル、ポ
リアミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物及びポ
リビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等を例示することができ、中でもポ
リエステル、ポリアミド、エチレン・酢酸ビニル共重合
体鹸化物及びポリビニルアルコールからなる群より選ば
れる1種以上のフィルム又はシートであることが特に好
ましい。更に、これら高分子重合体フィルム及びシート
はアルミ蒸着、アルミナ蒸着、二酸化珪素蒸着されたも
のでもよい。また、これら高分子重合体フィルム及びシ
ートはさらにウレタン系インキ等を用い印刷されたもの
でもよい。
としては、アルミ箔、銅箔などが例示でき、また紙類と
してはクラフト紙、上質紙、グラシン紙等、セロファン
としては普通セロファン、防湿セロファン等が挙げられ
る。表1に層構成を例示する。
出ラミネート加工法として、シングルラミネート法、タ
ンデムラミネート法、サンドウィッチラミネート加工
法、共押出ラミネート加工法等の各種押出ラミネート加
工法を例示することができる。
押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物を200℃以上
の温度で押出し層とした直後に、該層の基材接着面を含
酸素気体又は含オゾン気体に曝し、基材と貼り合わせる
方法が好ましい。該層の基材接着面を含酸素気体又は含
オゾン気体に曝さずに、該エチレン系樹脂組成物の表面
に酸化物が形成されない場合、得られた積層体の接着性
が劣るため好ましくない。
場合は、オゾンガスの処理量としては、ダイより押出さ
れた本発明の押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物よ
りなるフィルム1m2当たり0.5mg以上のオゾンを
吹き付けることが好ましい。
を向上させるため、30℃以上の温度で10時間以上熱
処理するのが好ましい。
コロナ処理、フレーム処理、プラズマ処理などの公知の
表面処理を施してもよい。また、もし必要であれば基材
にアンカーコート剤を塗布しても良い。
ク菓子、インスタントラーメン等の乾燥食品包装、かつ
お削り節、コーヒー粉などの粉末食品包装、スープ、味
噌、漬物、飲料等の水物飲食品包装、粉末及び顆粒状の
医薬品包装、輸液バッグ等の医薬品、シャンプー、化粧
品等の包装など広範囲にわたる包装用、並びに建材用シ
ートや積層鋼鈑等の工業用資材用のラミネートフィルム
として極めて有用である。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
ルトインデクサーを用い、温度235℃、押出量3g/
分の条件にて装置に充填された樹脂をオリフィスより押
出し、オリフィス直下に設置したメタノールを入れたメ
スシリンダーでストランド状の押出物を採取した。スト
ランドの径(D)をメルトインデクサーのオリフィス径
(D0)で除し、スウェル比を求めた。
DCS500)を用い、サンプル巾15mm、剥離速度
300mm/分、180度の条件で基材と押出ラミネー
ト用エチレン系樹脂組成物層間を剥離し、その剥離強度
を測定し、該剥離強度を接着強度とした。
い、310℃の温度及び引き取り速度25m/minで
幅350mmのTダイよりコーティング厚みが20μm
になるよう押出しサンプルを得た。Tダイ幅から得られ
たコーティングフィルムの幅を差し引くことにより、ネ
ックインを求めた。
法]グリシジルメタクリレート510gとエチルアクリ
レート20g、およびアゾビスイソブチロニトリル4.
0gをベンゼン1L中に溶かし、窒素気流中で70℃×
3時間重合させた。重合物をn−ヘキサンで沈殿させ、
50℃で減圧乾燥し、(b)不飽和エポキシ共重合体A
を得た。組成、分子量を表2に示す。
合を行ない不飽和エポキシ共重合体B、エチルアクリレ
ート単独重合体Cを得た。
リレート200g、およびアゾビスイソブチロニトリル
3.0gをベンゼン1L中に溶かし、窒素気流中で60
℃×3時間重合させた。重合物をn−ヘキサンで沈殿さ
せ、50℃で減圧乾燥し、(b)不飽和エポキシ共重合
体Dを得た。組成、分子量を表2に示す。
分、密度が918kg/m3、スウェル比が2.05で
あるLDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセン21
3)9.99kg、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを
10g配合し、単軸押出機(口径40mm)にて溶融混
練しペレットを得た。
ーを有する押出ラミネーターの押出機へ供給し、305
℃の温度でTダイより押出し、基材である厚み15μm
のニ軸延伸ポリアミドフィルム(東洋紡績(株)製 商
品名東洋紡ハーデンフィルムN1102、以下PAと記
す)のコロナ処理面(同銘柄は予めコロナ処理が施され
ている。押出ラミネート成形機ライン上でのコロナ処理
は行なっていない)に、また反対面からは厚みが35μ
mのPET/LDPE構成2層フィルムのLDPE面
に、押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物が20μm
の厚さになるようラミネートし積層体を得た。得られた
フィルムの構成は以下の通りである。 [PA(基材)]//[押出ラミネート用エチレン系樹
脂組成物]/[LDPE/PET2層フィルム] 得られた積層体を20時間40℃に保温されたオーブン
中に保管した後、基材であるPAと押出ラミネート用エ
チレン系樹脂組成物間の接着性を測定し、その測定結果
を表3に示した。
(株)製 商品名ペトロセン213)を99.9重量
%、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを0.1重量部の
代わりに、LDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセ
ン213)99.8重量%、(b)不飽和エポキシ共重
合体Aを0.2重量%とした以外は実施例1と同様にし
て積層体を得た。評価結果は表3に示した。
(株)製 商品名ペトロセン213)を99.9重量
%、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを0.1重量部の
代わりに、LDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセ
ン213)99.5重量%、(b)不飽和エポキシ共重
合体Aを0.5重量%とした以外は実施例1と同様にし
て積層体を得た。評価結果は表3に示した。
ム(東洋紡績(株)製商品名東洋紡ハーデンフィルムN
1102、以下PAと記す)の代わりに、厚み25μm
のPETフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡エ
ステルフィルムE5100)とした以外は実施例1と同
様にして積層体を得た。評価結果は表3に示した。
ム(東洋紡績(株)製商品名東洋紡エステルフィルムE
5100)とした以外は実施例3と同様にして積層体を
得た。評価結果は表2に示した。
ム(東洋紡績(株)製商品名東洋紡ハーデンフィルムN
1102、以下PAと記す)の代わりに、厚み25μm
のPETフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡エ
ステルフィルムE5100)とした以外は実施例3と同
様にして積層体を得た。評価結果は表3に示した。
(株)製 商品名ペトロセン213)を99.9重量
%、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを0.1重量部の
代わりに、LDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセ
ン213)99.8重量%、(b)不飽和エポキシ共重
合体Bを0.2重量%とした以外は実施例1と同様にし
て積層体を得た。評価結果は表3に示した。
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213)の代わり
に、MFRが3g/10分、密度924kg/m 3、ス
ウェル比が2.02であるLDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン205)とした以外は、実施例1と同
様にして積層体を得た。評価結果は表3に示した。
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213)の代わり
に、MFRが13g/10分、密度919kg/m3、
スウェル比が1.80であるLDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン212)とした以外は、実施例1と
同様にして積層体を得た。評価結果は表3に示した。
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213)の代わり
に、MFRが10g/10分、密度913kg/m3、
スウェル比が1.50であるLLDPE(東ソー(株)
製 商品名ニポロン−Z TZ420)とした以外は、
実施例1と同様にして積層体を得た。評価結果は表3に
示した。
を25mmΦのスクリューを有する押出ラミネーターの
押出機へ供給し、305℃の温度でTダイより押出し、
基材である厚み15μmのニ軸延伸ポリアミドフィルム
(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡ハーデンフィルムN
1102、以下PAと記す)のコロナ処理面(同銘柄は
予めコロナ処理が施されている。押出ラミネート成形機
ライン上でのコロナ処理は行なっていない)に、また反
対面からは厚みが35μmのPET/LDPE構成2層
フィルムのLDPE面に、押出ラミネート用エチレン系
樹脂組成物が20μmの厚さになるようラミネートした
代わりに、270℃の温度でTダイより押出し、その押
出された溶融フィルムのニ軸延伸ポリアミドフィルムと
接する側に20mg/m2となるような条件でオゾンガ
スを吹き付け、基材である厚み15μmのニ軸延伸ポリ
アミドフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡ハー
デンフィルムN1102、以下PAと記す)のコロナ処
理面(同銘柄は予めコロナ処理が施されている。押出ラ
ミネート成形機ライン上でのコロナ処理は行なっていな
い)に、また反対面からは厚みが35μmのPET/L
DPE構成2層フィルムのLDPE面に、押出ラミネー
ト用エチレン系樹脂組成物が20μmの厚さになるよう
ラミネートし、積層体を得た。評価結果は表3に示し
た。
(株)製 商品名ペトロセン213)を99.9重量
%、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを0.1重量部の
代わりに、LDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセ
ン213)100重量%とし、(b)不飽和エポキシ共
重合体Aを用いなかったこと以外は実施例1と同様にし
て積層体を得た。評価結果は表4に示したが、基材との
接着性が劣っていた。
ム(東洋紡績(株)製商品名東洋紡ハーデンフィルムN
1102、以下PAと記す)の代わりに、厚み25μm
のPETフィルム(東洋紡績(株)製 商品名東洋紡エ
ステルフィルムE5100)とした以外は比較例1と同
様にして積層体を得た。評価結果は表4に示したが、基
材との接着性が劣っていた。
(株)製 商品名ペトロセン213)を99.9重量
%、(b)不飽和エポキシ共重合体Aを0.1重量部の
代わりに、LDPE(東ソー(株)製 商品名ペトロセ
ン213)95.0重量%、(b)不飽和エポキシ共重
合体Aを5.0重量%とした以外は実施例1と同様にし
て積層体を得た。評価結果は表4に示したが、基材との
接着性が劣っていた。
ポキシ単量体を含まない(b)共重合体Cとした以外
は、実施例1と同様にして積層体を得た。評価結果は表
4に示したが、基材との接着性が劣っていた。
分子量が100000である(b)不飽和エポキシ共重
合体Dとした以外は、実施例1と同様にして積層体を得
た。評価結果は表4に示したが、基材との接着性が劣っ
ていた。
分子量が1300であるエポキシ化大豆油とした以外
は、実施例1と同様にして積層体を得た。評価結果は表
4に示したが、基材との接着性が劣っていた。
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213)の代わり
に、MFRが0.3g/10分、密度924kg/
m3、スウェル比が2.10であるLDPE(東ソー
(株)製 商品名ペトロセン173K)とした以外は、
実施例1と同様にして積層体を得るべく押出ラミネート
成形を試みたが、表4に示した通り、押出不可およびド
ローダウン性が悪く、積層体を得ることができなかっ
た。
(東ソー(株)製 商品名ペトロセン213)の代わり
に、MFRが58g/10分、密度916kg/m3、
スウェル比が0.90であるLDPE(東ソー(株)製
商品名ペトロセン248)とした以外は、実施例1と
同様にして積層体を得るべく押出ラミネート成形を試み
たが、表4に示した通り、ネックインが大きく溶融樹脂
膜が不安定であり、積層体を得ることができなかった。
脂組成物は、押出ラミネート法による積層体の成形生産
性に優れると共に、幅広い基材との接着性が良いことに
より、各種医療品・薬品、食品、及びシャンプー・化粧
品等の包装の多機能化、並びに建材用シート、積層鋼鈑
等の工業資材の成形方法として極めて有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】(a)JIS K6922−1(1999
年)で測定したメルトマスフローレイトが1〜50g/
10min、JIS K6922−1(1999年)で
測定した密度が880kg/m3〜960kg/m3、J
IS K6922−1(1999年)に用いられるメル
トインデクサーを用い、235℃、押出量3g/分で測
定したスウェル比が1.0〜2.5であるエチレン系重
合体100重量部と、(b)不飽和エポキシ単量体残基
を含んでなる重量平均分子量1000〜20000の不
飽和エポキシ(共)重合体0.01〜1.5重量部とか
らなる押出ラミネート用エチレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】(b)不飽和エポキシ(共)重合体が、不
飽和エポキシ単量体とアクリル酸エステルとの共重合体
であることを特徴とする請求項1に記載の押出ラミネー
ト用エチレン系樹脂組成物。 - 【請求項3】(b)不飽和エポキシ(共)重合体の重量
平均分子量が4000〜20000であることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の押出ラミネート用エ
チレン系樹脂組成物。 - 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押
出ラミネート用エチレン系樹脂組成物からなる層と該層
に接する基材の、少なくとも2層以上を有することを特
徴とする積層体。 - 【請求項5】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押
出ラミネート用エチレン系樹脂組成物からなる層と接す
る基材が、ポリエステル、ポリアミド、エチレン・酢酸
ビニル共重合体鹸化物及びポリビニルアルコールからな
る群より選ばれる1種以上のフィルム又はシートである
ことを特徴とする請求項4に記載の積層体。 - 【請求項6】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押
出ラミネート用エチレン系樹脂組成物を200℃以上の
温度で押出し層とした直後に、該層の基材接着面を含酸
素気体又は含オゾン気体に曝し、基材と貼り合わせるこ
とを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の積層体の
製造方法。
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