JP2003294502A - 下水管内の下水流量の測定装置 - Google Patents
下水管内の下水流量の測定装置Info
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- JP2003294502A JP2003294502A JP2002101587A JP2002101587A JP2003294502A JP 2003294502 A JP2003294502 A JP 2003294502A JP 2002101587 A JP2002101587 A JP 2002101587A JP 2002101587 A JP2002101587 A JP 2002101587A JP 2003294502 A JP2003294502 A JP 2003294502A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下水と非接触に埋設下水管内に設置すること
ができ、装置の構成が簡単で、小型化が可能である、下
水管内の下水流量の測定装置を提供すること。 【解決手段】 下水と非接触に埋設下水管内に設置する
超音波送受信器、及び該超音波送受信器に電気的に接続
されていて、該超音波送受信器が設置される埋設下水管
について個別に設定される下水の流速を求める計算式の
入力と記憶が可能で、上記超音波送受信器からの下水の
水面への超音波の送受信により測定、算出される下水の
水深と、上記計算式とから下水の流量を算出する演算装
置を含む下水管内の下水流量の測定装置。
ができ、装置の構成が簡単で、小型化が可能である、下
水管内の下水流量の測定装置を提供すること。 【解決手段】 下水と非接触に埋設下水管内に設置する
超音波送受信器、及び該超音波送受信器に電気的に接続
されていて、該超音波送受信器が設置される埋設下水管
について個別に設定される下水の流速を求める計算式の
入力と記憶が可能で、上記超音波送受信器からの下水の
水面への超音波の送受信により測定、算出される下水の
水深と、上記計算式とから下水の流量を算出する演算装
置を含む下水管内の下水流量の測定装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水管内の下水流
量の測定装置に関する。
量の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭などから排出される下水についての
下水道使用料金は、上水道使用料金に一定の比率を乗じ
て得られる額に設定されている。この下水道使用料金に
は、各家庭が実際に排出する下水の量が反映されていな
い。このため、各家庭から実際に排出される下水流量の
測定が試みられている。
下水道使用料金は、上水道使用料金に一定の比率を乗じ
て得られる額に設定されている。この下水道使用料金に
は、各家庭が実際に排出する下水の量が反映されていな
い。このため、各家庭から実際に排出される下水流量の
測定が試みられている。
【0003】家庭から排出される下水は、各家庭の敷地
内に埋設された下水管を通り、下水道本管へと接続され
る一本の下水管に集められる。一般に、この下水管と下
水道本管との接続部は、公共マスと呼ばれている。公共
マスには、各家庭から排出される全ての量の下水が流入
する。公共マスには、下水管の保守、メンテナンスのた
めに、埋設された下水管と地表とを結ぶ、立管と呼ばれ
る管が付設されている。従って、下水道本管へと接続さ
れている前記下水管に、立管の地表側開口部から流量測
定装置を挿入して下水流量の測定をすれば、各家庭が排
出する下水の量を知ることができる。主に家庭用の、直
径が100〜200mmの下水管を流れる下水の流量を
測定する装置は、市販されていない。
内に埋設された下水管を通り、下水道本管へと接続され
る一本の下水管に集められる。一般に、この下水管と下
水道本管との接続部は、公共マスと呼ばれている。公共
マスには、各家庭から排出される全ての量の下水が流入
する。公共マスには、下水管の保守、メンテナンスのた
めに、埋設された下水管と地表とを結ぶ、立管と呼ばれ
る管が付設されている。従って、下水道本管へと接続さ
れている前記下水管に、立管の地表側開口部から流量測
定装置を挿入して下水流量の測定をすれば、各家庭が排
出する下水の量を知ることができる。主に家庭用の、直
径が100〜200mmの下水管を流れる下水の流量を
測定する装置は、市販されていない。
【0004】図1は、従来の超音波ドップラ式下水流量
測定装置の一例を説明する図である。図1に示すよう
に、下水流量測定装置12は、下水管11の底部に設置
される。下水流量測定装置12は、下水13の流速と流
水断面積とから、下水流量を算出する。
測定装置の一例を説明する図である。図1に示すよう
に、下水流量測定装置12は、下水管11の底部に設置
される。下水流量測定装置12は、下水13の流速と流
水断面積とから、下水流量を算出する。
【0005】従来の下水流量測定装置においては、下水
の流速を測定するセンサとしては、超音波送受信器が用
いられている。そして下水の流速を測定するために、流
量測定装置12が備える超音波送受信器により、図1に
記入した矢印が示すように、下水中から下水の水面に向
かって超音波を送信する。送信された超音波は、下水1
3の水面において反射され、前記の超音波送受信器によ
り受信される。送信された超音波の周波数は、下水13
が移動しているために、ドップラ効果により下水の流速
に応じて変化する。従って、受信された超音波の周波数
から、下水の流速を算出することができる。一方、流水
断面積の算出に必要な下水13の水深を測定するセンサ
としては、水深計(水位計)や圧力計が用いられてい
る。
の流速を測定するセンサとしては、超音波送受信器が用
いられている。そして下水の流速を測定するために、流
量測定装置12が備える超音波送受信器により、図1に
記入した矢印が示すように、下水中から下水の水面に向
かって超音波を送信する。送信された超音波は、下水1
3の水面において反射され、前記の超音波送受信器によ
り受信される。送信された超音波の周波数は、下水13
が移動しているために、ドップラ効果により下水の流速
に応じて変化する。従って、受信された超音波の周波数
から、下水の流速を算出することができる。一方、流水
断面積の算出に必要な下水13の水深を測定するセンサ
としては、水深計(水位計)や圧力計が用いられてい
る。
【0006】従来の下水流量測定装置には、三つの問題
がある。第一の問題は、下水流量を得るために、二つの
センサ(超音波送受信器と水深計)が必要なことであ
る。これにより、下水流量測定装置の構成が複雑とな
り、必然的に装置が大型化して、その製造コストが高く
なる。
がある。第一の問題は、下水流量を得るために、二つの
センサ(超音波送受信器と水深計)が必要なことであ
る。これにより、下水流量測定装置の構成が複雑とな
り、必然的に装置が大型化して、その製造コストが高く
なる。
【0007】第二の問題は、超音波送受信器により受信
された超音波の周波数から下水の流速を得るためには、
複雑な演算を要することである。これにより、流量を演
算する回路の構成が複雑となり、前記と同様に、必然的
に装置が大型化して、その製造コストが高くなる。
された超音波の周波数から下水の流速を得るためには、
複雑な演算を要することである。これにより、流量を演
算する回路の構成が複雑となり、前記と同様に、必然的
に装置が大型化して、その製造コストが高くなる。
【0008】第三の問題は、下水流量測定装置を下水中
に設置するために、装置が下水の流れを妨げ、下水流量
の測定精度を低下させることである。また、下水流量測
定装置に、下水中の固形物などが付着するなどするた
め、頻繁なメンテナンスが必要となる問題もある。
に設置するために、装置が下水の流れを妨げ、下水流量
の測定精度を低下させることである。また、下水流量測
定装置に、下水中の固形物などが付着するなどするた
め、頻繁なメンテナンスが必要となる問題もある。
【0009】特開平11−351924号公報には、下
水道本管のような大型下水管用の下水流量測定装置が記
載されている。この公報に記載の下水流量測定装置は、
大型下水管の下水の水面の上方に、下水とは非接触に設
置される。そして下水の流速を測定するために、超音波
などのエネルギー波を用いたドップラ式のセンサが用い
られている。そして、流水断面積の算出に必要な下水の
水深を測定するために、下水の水面への、前記と同様の
エネルギー波の送受信を行ない、この送受信に要する時
間から水深を算出するセンサが用いられている。この下
水流量測定装置により、上記の第三の問題は解決される
が、依然として、第一と第二の問題は解決されていな
い。
水道本管のような大型下水管用の下水流量測定装置が記
載されている。この公報に記載の下水流量測定装置は、
大型下水管の下水の水面の上方に、下水とは非接触に設
置される。そして下水の流速を測定するために、超音波
などのエネルギー波を用いたドップラ式のセンサが用い
られている。そして、流水断面積の算出に必要な下水の
水深を測定するために、下水の水面への、前記と同様の
エネルギー波の送受信を行ない、この送受信に要する時
間から水深を算出するセンサが用いられている。この下
水流量測定装置により、上記の第三の問題は解決される
が、依然として、第一と第二の問題は解決されていな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、下水
と非接触に設置することができ、装置の構成が簡単で、
小型化が可能である、下水管内の下水流量の測定装置を
提供することである。
と非接触に設置することができ、装置の構成が簡単で、
小型化が可能である、下水管内の下水流量の測定装置を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、規定によ
り、各家庭の下水管は、下水管の形状、材質、そして設
置勾配などが、定められた基準を満足するように埋設さ
れ、その詳細が、施工図面等に記録されていることに注
目した。なかでも、下水管を掘り起こさなくとも、施工
図面等から、下水管の勾配(傾き)が把握できることに
注目した。
り、各家庭の下水管は、下水管の形状、材質、そして設
置勾配などが、定められた基準を満足するように埋設さ
れ、その詳細が、施工図面等に記録されていることに注
目した。なかでも、下水管を掘り起こさなくとも、施工
図面等から、下水管の勾配(傾き)が把握できることに
注目した。
【0012】さらに、農業用水路などの大型の水路を流
れる水の流量測定のために、水の水深を測定し、測定さ
れた水深と、用水路の形状、材質、そして勾配などか
ら、流量を算出する流量測定装置が知られていることに
も注目した。この流量測定装置においては、水深を測定
するセンサとして、水深計や超音波送受信器が用いられ
ている。
れる水の流量測定のために、水の水深を測定し、測定さ
れた水深と、用水路の形状、材質、そして勾配などか
ら、流量を算出する流量測定装置が知られていることに
も注目した。この流量測定装置においては、水深を測定
するセンサとして、水深計や超音波送受信器が用いられ
ている。
【0013】本発明者は、この様な流量測定装置の流量
の測定原理を用い、下水管の下水の水深のみを測定し、
測定された水深と、施工図面等に記載されている下水管
の形状、材質、そして勾配などから、下水流量を算出す
ることにより、上記の問題の全てが解決できる、下水流
量測定装置を提供できることを見出した。
の測定原理を用い、下水管の下水の水深のみを測定し、
測定された水深と、施工図面等に記載されている下水管
の形状、材質、そして勾配などから、下水流量を算出す
ることにより、上記の問題の全てが解決できる、下水流
量測定装置を提供できることを見出した。
【0014】本発明は、下水と非接触に埋設下水管内に
設置する超音波送受信器、及び該超音波送受信器に電気
的に接続されていて、該超音波送受信器が設置される埋
設下水管について個別に設定される下水の流速を求める
計算式の入力と記憶が可能で、上記超音波送受信器から
の下水の水面への超音波の送受信により測定、算出され
る下水の水深と、上記計算式とから下水の流量を算出す
る演算装置を含む下水管内の下水流量の測定装置にあ
る。
設置する超音波送受信器、及び該超音波送受信器に電気
的に接続されていて、該超音波送受信器が設置される埋
設下水管について個別に設定される下水の流速を求める
計算式の入力と記憶が可能で、上記超音波送受信器から
の下水の水面への超音波の送受信により測定、算出され
る下水の水深と、上記計算式とから下水の流量を算出す
る演算装置を含む下水管内の下水流量の測定装置にあ
る。
【0015】本発明の下水管内の下水流量の測定装置の
好ましい態様を、以下に記す。 (1)上記の流速を求める計算式が、下水の水深の関数
である。 (2)超音波送受信器が、一対の超音波トランスデュー
サを含んでなる。
好ましい態様を、以下に記す。 (1)上記の流速を求める計算式が、下水の水深の関数
である。 (2)超音波送受信器が、一対の超音波トランスデュー
サを含んでなる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の下水流量測定装置を、添
付の図面を用いて説明する。図2は、本発明に従う下水
流量測定装置の基本構成とその使用の形態を説明する図
である。図2の下水流量測定装置は、下水23と非接触
に設置された超音波送受信器22と、演算装置24など
から構成されている。演算装置24は、立管27の内壁
面に設置されている。超音波送受信器22と演算装置2
4とは、電気配線により電気的に接続されている。超音
波送受信器22と演算装置24は、固定具25により連
結されている。固定具25の内部には、前記の電気配線
が収容されている。
付の図面を用いて説明する。図2は、本発明に従う下水
流量測定装置の基本構成とその使用の形態を説明する図
である。図2の下水流量測定装置は、下水23と非接触
に設置された超音波送受信器22と、演算装置24など
から構成されている。演算装置24は、立管27の内壁
面に設置されている。超音波送受信器22と演算装置2
4とは、電気配線により電気的に接続されている。超音
波送受信器22と演算装置24は、固定具25により連
結されている。固定具25の内部には、前記の電気配線
が収容されている。
【0017】下水23の流速を測定するために、超音波
送受信器22は、図2に記入した矢印が示すように、下
水の水面へ向かって超音波を送信し、そして水面に反射
された超音波を受信する。この超音波の送受信に要する
時間は、下水23の水深が浅くなるほど長くなる。従っ
て、超音波の送受信に要する時間を測定することによ
り、測定された時間から、下水23の水深を算出するこ
とができる。本発明の下水流量測定装置には、水深を測
定するセンサとして、他の水深計より小型化が容易であ
る超音波送受信器22を用いている。
送受信器22は、図2に記入した矢印が示すように、下
水の水面へ向かって超音波を送信し、そして水面に反射
された超音波を受信する。この超音波の送受信に要する
時間は、下水23の水深が浅くなるほど長くなる。従っ
て、超音波の送受信に要する時間を測定することによ
り、測定された時間から、下水23の水深を算出するこ
とができる。本発明の下水流量測定装置には、水深を測
定するセンサとして、他の水深計より小型化が容易であ
る超音波送受信器22を用いている。
【0018】演算装置24は、埋設下水管21について
個別に設定される、下水23の流速を求める計算式の入
力と記憶が可能な構成とされている。そして、演算装置
24は、上記の超音波送受信器22からの下水23の水
面への超音波の送受信により測定、算出された下水の水
深の値と、上記計算式とから、下水23の流量を算出す
る。
個別に設定される、下水23の流速を求める計算式の入
力と記憶が可能な構成とされている。そして、演算装置
24は、上記の超音波送受信器22からの下水23の水
面への超音波の送受信により測定、算出された下水の水
深の値と、上記計算式とから、下水23の流量を算出す
る。
【0019】次に、演算装置24に記憶される、下水2
3の流速を求める計算式について説明する。下水23の
流速を求める計算式は、前記の農業用水路用の流量測定
装置に用いられる計算式(一般に、マニングの公式と呼
ばれている)と同様である。マニングの公式に従うこと
により、前記のように算出された下水23の水深から、
下水の流速を算出することができる。
3の流速を求める計算式について説明する。下水23の
流速を求める計算式は、前記の農業用水路用の流量測定
装置に用いられる計算式(一般に、マニングの公式と呼
ばれている)と同様である。マニングの公式に従うこと
により、前記のように算出された下水23の水深から、
下水の流速を算出することができる。
【0020】マニングの公式に従った、下水の水深から
流速を求める計算式の例を、下記式(I)に示す。な
お、下水の水深m以外の定数の意味を理解し易いよう
に、図3を添付した。図3は、流速などを求める計算式
の定数を説明する図である。図3(a)は、下水が流れ
る下水管の一部切り欠き斜視図である。図3(b)は、
図3(a)の下水管31を、その中心軸に垂直な方向に
沿って切断した場合の断面図である。
流速を求める計算式の例を、下記式(I)に示す。な
お、下水の水深m以外の定数の意味を理解し易いよう
に、図3を添付した。図3は、流速などを求める計算式
の定数を説明する図である。図3(a)は、下水が流れ
る下水管の一部切り欠き斜視図である。図3(b)は、
図3(a)の下水管31を、その中心軸に垂直な方向に
沿って切断した場合の断面図である。
【0021】
【数1】(I)流速v[m/s]=m2/3 ×i1/2 /n
【0022】流水断面積Sは、下水の水深mから、下記
式(II)により算出される。
式(II)により算出される。
【0023】
【数2】(II)流水断面積S=πr2 ×θ/180−
(r−m)2 tanθ
(r−m)2 tanθ
【0024】下水流量Qは、得られた下水の流速v及び
流水断面積Sから、下記式(III)により算出される。演
算装置24に、流量を直接求める計算式を入力、記憶さ
せることもできる。
流水断面積Sから、下記式(III)により算出される。演
算装置24に、流量を直接求める計算式を入力、記憶さ
せることもできる。
【0025】
【数3】(III)下水流量Q[リットル/分]=v×S×
60×103
60×103
【0026】式(I)〜式(III)において、iは、下水
管の傾きを表し;nは、管状体の材質により定まる粗度
係数を表し;rは、下水管の内側面の半径を表し;θ
は、図(3)bに示す角度[deg]を表し、θ=co
s-1((r−m)/r)として、算出される。
管の傾きを表し;nは、管状体の材質により定まる粗度
係数を表し;rは、下水管の内側面の半径を表し;θ
は、図(3)bに示す角度[deg]を表し、θ=co
s-1((r−m)/r)として、算出される。
【0027】以上の計算式を用いて、下水の水深と、下
水管埋設施工図面及び下水管の形状や材料から定まる定
数とから、下水の流量を算出できる。従って、本発明の
下水流量測定装置に必要なセンサは、下水の水深を求め
るための超音波送受信器のみである。
水管埋設施工図面及び下水管の形状や材料から定まる定
数とから、下水の流量を算出できる。従って、本発明の
下水流量測定装置に必要なセンサは、下水の水深を求め
るための超音波送受信器のみである。
【0028】なお、上記の式は、マニングの公式に従っ
て、下水流量を算出するための計算式の一例である。例
えば、下水管の断面が、円以外の特殊な形状をしている
ような場合には、マニングの公式に従った、別の計算式
を用いることができる。
て、下水流量を算出するための計算式の一例である。例
えば、下水管の断面が、円以外の特殊な形状をしている
ような場合には、マニングの公式に従った、別の計算式
を用いることができる。
【0029】図4は、本発明に従う下水流量測定装置の
一例の構成を示すブロック図である。図4の下水流量測
定装置は、超音波送受信器と演算装置などから構成され
ている。超音波送受信器は、超音波トランスデューサ4
8と超音波トランスデューサ49を備えている。そして
演算装置は、受信波位置検出器44、パラメータ設定器
45、そして流量計算器46を備えている。
一例の構成を示すブロック図である。図4の下水流量測
定装置は、超音波送受信器と演算装置などから構成され
ている。超音波送受信器は、超音波トランスデューサ4
8と超音波トランスデューサ49を備えている。そして
演算装置は、受信波位置検出器44、パラメータ設定器
45、そして流量計算器46を備えている。
【0030】以下、図4を用いて、下水流量測定装置の
構成と動作を、簡単に説明する。流速vを得るために、
先ず、超音波音波発生器41及び超音波トランスデュー
サ48により、下水へ超音波を送信する。送信された超
音波は、下水の水面で反射され、そして超音波トランス
デューサ49により受信される。超音波トランスデュー
サ49は、受信した超音波を、電気信号に変換する。こ
の電気信号を、受信回路器42で増幅し、検波器43で
波形を整える。受信波位置検出器44は、前記の超音波
の送受信に要する時間の測定を行なう。一方、パラメー
タ設定回路45から、施工図面等から得られる下水管の
形状などのデータが入力される。そして、流量計算器4
6には、前記流速の計算式などが入力、記憶されてい
る。流量計算機46は、受信波位置検出回路44から得
られる時間と、パラメータ設定回路45から得られる下
水管に関する情報をもとにして、下水の流量を算出す
る。また、温度センサ40の付設により、超音波の音速
の外気温による変動を補正して、より正確な下水流量の
測定が可能となる。
構成と動作を、簡単に説明する。流速vを得るために、
先ず、超音波音波発生器41及び超音波トランスデュー
サ48により、下水へ超音波を送信する。送信された超
音波は、下水の水面で反射され、そして超音波トランス
デューサ49により受信される。超音波トランスデュー
サ49は、受信した超音波を、電気信号に変換する。こ
の電気信号を、受信回路器42で増幅し、検波器43で
波形を整える。受信波位置検出器44は、前記の超音波
の送受信に要する時間の測定を行なう。一方、パラメー
タ設定回路45から、施工図面等から得られる下水管の
形状などのデータが入力される。そして、流量計算器4
6には、前記流速の計算式などが入力、記憶されてい
る。流量計算機46は、受信波位置検出回路44から得
られる時間と、パラメータ設定回路45から得られる下
水管に関する情報をもとにして、下水の流量を算出す
る。また、温度センサ40の付設により、超音波の音速
の外気温による変動を補正して、より正確な下水流量の
測定が可能となる。
【0031】図4の下水流量測定装置の、超音波トラン
デューサを二つ備えた超音波送受信器の一例の構成を、
図5に示す。超音波送受信器は、一つのトランスデュー
サを用いて構成することもできる。下水流量が多い場合
には、超音波送受信器と下水の水面との距離が短くな
り、超音波送受信器を一つのトランスデューサを用いて
構成すると、超音波を送信中に、下水の水面から反射さ
れた超音波が受信されるなどの問題を生じる場合があ
る。このような場合には、図5に示すように二つのトラ
ンデューサを備えた超音波送受信器を用いることが好ま
しい。なお、超音波トランスデューサを一つ備えた超音
波送受信器も、下水管の内径が大きく、下水の水量が少
ない場合には、前記の問題を生ずることなく、下水流量
の測定に十分用いることができる。超音波送受信器に
は、防水加工を施したり、音響整合材を付設することも
できる。
デューサを二つ備えた超音波送受信器の一例の構成を、
図5に示す。超音波送受信器は、一つのトランスデュー
サを用いて構成することもできる。下水流量が多い場合
には、超音波送受信器と下水の水面との距離が短くな
り、超音波送受信器を一つのトランスデューサを用いて
構成すると、超音波を送信中に、下水の水面から反射さ
れた超音波が受信されるなどの問題を生じる場合があ
る。このような場合には、図5に示すように二つのトラ
ンデューサを備えた超音波送受信器を用いることが好ま
しい。なお、超音波トランスデューサを一つ備えた超音
波送受信器も、下水管の内径が大きく、下水の水量が少
ない場合には、前記の問題を生ずることなく、下水流量
の測定に十分用いることができる。超音波送受信器に
は、防水加工を施したり、音響整合材を付設することも
できる。
【0032】図6に、本発明に従う下水流量測定装置の
使用の形態の一例を示す。図6に示すように、超音波送
受信器62は、下水管61の内壁面の下水と非接触な位
置に設置されている。そして演算装置64は、立管67
の内壁面に設置されている。本発明に従う下水流量測定
装置は、装置の構成が簡単で、小型化が容易である。こ
のため、流量測定装置を、下水管61を掘り起こすこと
なく、立管67の地表側の開口部から挿入でき、容易に
設置が可能である。演算装置64は、下水管内の水分を
避けるために、下水管の外部に設置することもできる。
この場合、超音波送受信器62と演算装置64は、無線
により電気的に接続されていてもよい。
使用の形態の一例を示す。図6に示すように、超音波送
受信器62は、下水管61の内壁面の下水と非接触な位
置に設置されている。そして演算装置64は、立管67
の内壁面に設置されている。本発明に従う下水流量測定
装置は、装置の構成が簡単で、小型化が容易である。こ
のため、流量測定装置を、下水管61を掘り起こすこと
なく、立管67の地表側の開口部から挿入でき、容易に
設置が可能である。演算装置64は、下水管内の水分を
避けるために、下水管の外部に設置することもできる。
この場合、超音波送受信器62と演算装置64は、無線
により電気的に接続されていてもよい。
【0033】図7に、本発明に従う下水流量測定装置の
使用の形態の別の一例を示す。図7に示すように、立管
の蓋68の内側面に演算装置64を固定し、これに固定
具65を介して超音波送受信器62を固定することもで
きる。図7に示すように、超音波送受信器62は、下水
63と非接触に設置されれば、その設置位置に特に制限
はない。図7の下水流量測定装置は、装置を立管の蓋6
8に設置するだけで、流量測定が可能となる。
使用の形態の別の一例を示す。図7に示すように、立管
の蓋68の内側面に演算装置64を固定し、これに固定
具65を介して超音波送受信器62を固定することもで
きる。図7に示すように、超音波送受信器62は、下水
63と非接触に設置されれば、その設置位置に特に制限
はない。図7の下水流量測定装置は、装置を立管の蓋6
8に設置するだけで、流量測定が可能となる。
【0034】図8に、本発明に従う下水流量測定装置の
使用の形態のさらに別の一例を示す。図8に示すよう
に、立管の蓋68に演算装置64と超音波送受信器62
を固定することにより、流量測定装置の設置が容易とな
る。また、予め下水流量測定装置と、蓋68とを一体と
して、流量測定の準備をすることもできる。これによ
り、蓋68と、予め準備された下水流量測定装置付きの
蓋とを交換するのみで、直ちに流量測定をすることがで
きる。
使用の形態のさらに別の一例を示す。図8に示すよう
に、立管の蓋68に演算装置64と超音波送受信器62
を固定することにより、流量測定装置の設置が容易とな
る。また、予め下水流量測定装置と、蓋68とを一体と
して、流量測定の準備をすることもできる。これによ
り、蓋68と、予め準備された下水流量測定装置付きの
蓋とを交換するのみで、直ちに流量測定をすることがで
きる。
【0035】本発明において、超音波送受信器と演算装
置とは電気的に接続されるが、「電気的接続」には、前
述のように無線で接続することも含まれる。両者を無線
で接続することにより、各家庭の下水管には下水流量測
定装置の超音波送受信器のみを設置しておき、下水量を
検針する者が演算装置を携帯しながら、各家庭の下水量
を検針していくことが可能となる。これにより、各家庭
に下水流量測定装置を設置する場合に、設置に要する費
用を大幅に削減することができる。
置とは電気的に接続されるが、「電気的接続」には、前
述のように無線で接続することも含まれる。両者を無線
で接続することにより、各家庭の下水管には下水流量測
定装置の超音波送受信器のみを設置しておき、下水量を
検針する者が演算装置を携帯しながら、各家庭の下水量
を検針していくことが可能となる。これにより、各家庭
に下水流量測定装置を設置する場合に、設置に要する費
用を大幅に削減することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の下水流量測定装置は、下水の流
れを妨げないため、高い精度で下水の流量を測定ができ
る。そして、装置の構成が簡単であるために、小型化が
容易であり、製造コストも抑えることができる。
れを妨げないため、高い精度で下水の流量を測定ができ
る。そして、装置の構成が簡単であるために、小型化が
容易であり、製造コストも抑えることができる。
【図1】従来の超音波ドップラ式下水流量測定装置の一
例を説明する図である。
例を説明する図である。
【図2】本発明に従う下水流量測定装置の基本構成とそ
の使用の形態を説明する図である。
の使用の形態を説明する図である。
【図3】下水の流速などを求める計算式の定数を説明す
る図である。
る図である。
【図4】本発明に従う下水流量測定装置の一例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】本発明に従う下水流量測定装置の超音波送受信
器の構成例を示す図である。
器の構成例を示す図である。
【図6】本発明に従う下水流量測定装置の使用の形態の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図7】本発明に従う下水流量測定装置の使用の形態の
別の一例を示す図である。
別の一例を示す図である。
【図8】本発明に従う下水流量測定装置の使用の形態の
別の一例を示す図である。
別の一例を示す図である。
11 下水管
12 超音波ドップラ式下水流量測定装置
13 下水
21、31、61 下水管
22、62 超音波送受信器
23、33、63 下水
24、64 演算装置
25、65 固定具
26、66 地表
27、67 立管
40 温度センサ
41 送信波発生器
42 受信回路器
43 検波器
44 受信波位置検出器
45 パラメータ設定器
46 流量計算器
47 データ出力器
51 ケース
52 超音波送受信器
54 固定材
55 電気配線
68 蓋
i 下水管の傾き
m 下水の水深
n 下水管の粗度係数
r 下水管の内側面の半径
v 下水の流速
θ 角度
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2D063 EA03
2F014 AC00 FB01
2F030 CC09 CE04
Claims (3)
- 【請求項1】 下水と非接触に埋設下水管内に設置する
超音波送受信器、及び該超音波送受信器に電気的に接続
されていて、該超音波送受信器が設置される埋設下水管
について個別に設定される下水の流速を求める計算式の
入力と記憶が可能で、上記超音波送受信器からの下水の
水面への超音波の送受信により測定、算出される下水の
水深と、上記計算式とから下水の流量を算出する演算装
置を含む下水管内の下水流量の測定装置。 - 【請求項2】 上記の流速を求める計算式が、下水の水
深の関数である請求項1に記載の下水管内の下水流量の
測定装置。 - 【請求項3】 超音波送受信器が、一対の超音波トラン
スデューサを含んでなる請求項1に記載の下水管内の下
水流量の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101587A JP2003294502A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 下水管内の下水流量の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002101587A JP2003294502A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 下水管内の下水流量の測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003294502A true JP2003294502A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29241878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002101587A Pending JP2003294502A (ja) | 2002-04-03 | 2002-04-03 | 下水管内の下水流量の測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003294502A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015048602A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 東京都下水道サービス株式会社 | 曲がり管路における横断管の断面計測装置及び該断面計測装置を使用してなされる横断管の断面計測方法 |
| KR20150115200A (ko) * | 2014-04-03 | 2015-10-14 | 최시환 | 하수관 관리를 위한 시스템 및 방법 |
| KR101591342B1 (ko) * | 2014-06-05 | 2016-02-04 | 주식회사 블루폭스시스템즈 | 하수관로용 수위측정장치 |
| CN108096757A (zh) * | 2017-12-19 | 2018-06-01 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种基于超声波检测技术的灭火训练评估装置 |
| CN110211346A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-09-06 | 水利部交通运输部国家能源局南京水利科学研究院 | 一种城市下水管道水位警报设备 |
| CN114923543A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-08-19 | 上海碧波水务设计研发中心 | 一种城市低洼路段积水快速预警装置 |
| NO20211153A1 (en) * | 2021-09-27 | 2023-03-28 | Leak Detector As | Flexible elongate members in sewage pipelines or channels |
| JP2024043986A (ja) * | 2022-09-20 | 2024-04-02 | 株式会社明電舎 | センサ固定用治具 |
-
2002
- 2002-04-03 JP JP2002101587A patent/JP2003294502A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015048602A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 東京都下水道サービス株式会社 | 曲がり管路における横断管の断面計測装置及び該断面計測装置を使用してなされる横断管の断面計測方法 |
| KR20150115200A (ko) * | 2014-04-03 | 2015-10-14 | 최시환 | 하수관 관리를 위한 시스템 및 방법 |
| KR101659310B1 (ko) | 2014-04-03 | 2016-09-23 | 최시환 | 하수관 관리를 위한 시스템 및 방법 |
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| NO347738B1 (en) * | 2021-09-27 | 2024-03-11 | Leak Detector As | Method of obtaining distributed sensor measurement data along a sewage pipeline or channel |
| CN114923543A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-08-19 | 上海碧波水务设计研发中心 | 一种城市低洼路段积水快速预警装置 |
| CN114923543B (zh) * | 2022-03-15 | 2024-03-26 | 上海碧波水务设计研发中心 | 一种城市低洼路段积水快速预警装置 |
| JP2024043986A (ja) * | 2022-09-20 | 2024-04-02 | 株式会社明電舎 | センサ固定用治具 |
| JP7823533B2 (ja) | 2022-09-20 | 2026-03-04 | 株式会社明電舎 | センサ固定用治具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050720 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051213 |