JP2003295241A - レーザ装置用保持箱及びレーザシステム - Google Patents

レーザ装置用保持箱及びレーザシステム

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JP2003295241A
JP2003295241A JP2002103697A JP2002103697A JP2003295241A JP 2003295241 A JP2003295241 A JP 2003295241A JP 2002103697 A JP2002103697 A JP 2002103697A JP 2002103697 A JP2002103697 A JP 2002103697A JP 2003295241 A JP2003295241 A JP 2003295241A
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laser device
steam
dehumidifying unit
laser
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JP2002103697A
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Tomoyuki Wada
智之 和田
Kazuyuki Akagawa
和幸 赤川
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Megaopto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ装置用保持箱及びレーザシステムを実
現すること。 【解決手段】 紫外光を発生させる波長変換素子とし
て、化学組成がCsLiB 10で表されるボレート
系結晶を用いてなるレーザ装置100を所定の環境に保
持する略気密な保持箱において、同保持箱の壁の開放部
に、同保持箱の内部の水蒸気を分解し、又は、結露させ
て、同保持箱の外部に排出する除湿ユニット330を配
設していることを特徴とするレーザ装置用保持箱30
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ装置用保持
箱及びレーザシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレーザ装置用保持箱としては、
例えば、紫外光レーザ装置における波長変換素子として
の非線形光学結晶を保持する保持装置が知られている。
以下、非線形効果により紫外光を発生させるレーザ装置
について説明する。
【0003】例えば、産業分野で、半導体基板の露光、
プリント基板の穴あけ加工等に、指向性及びエネルギー
密度が高い、100nm乃至300nmの紫外領域に波
長を有する単色光が利用されている。
【0004】上記の紫外光の中で、例えば266nm及
び213nmの波長を有する光をレーザ発振することが
可能である。波長266nm及び213nmの紫外光
は、例えばNd:YAGレーザから発振される1064
nmの赤外光を、CLBO、KDP、BBO等で略記さ
れる非線形光学結晶に入射し、これらの結晶においてそ
れぞれ第4高調波及び第5高調波に波長変換して発生さ
せることができる。
【0005】上記の露光や穴あけ加工等に、高調波とし
ての紫外光を効果的に適用するためには、上記の波長変
換の効率を高めなければならない。この波長変換効率を
構成する主たる要素として、例えば非線形光学結晶のウ
ォークオフ角及び温度許容幅が挙げられる。ウォークオ
フ角とは、結晶に入射される基本波と出射される高調波
との成す角度であり、これが小さいほど基本波から高調
波への波長変換効率が高いことが知られている。また、
非線形光学結晶の結晶温度に対する波長変換効率は、結
晶固有の温度でピークとなる傾向を示すことが知られて
いる。ここで、高い波長変換効率を保持するためのピー
ク幅が上記の温度許容幅であるとの定義に基づき、温度
許容幅が広い非線形光学結晶ほど、その温度制御が容易
になる。
【0006】上記3つの非線形光学結晶であるCLB
O、KDP及びBBOの内、現在、CLBOが多く利用
されつつある。CLBOは、KDP及びBBOよりも温
度許容幅が広く、BBOよりもウォークオフ角が小さい
ため、他の2つの結晶に比べて、高調波を高い波長変換
効率で容易に発生させることができる。従って、以下、
CLBOからの紫外光発生について説明する。
【0007】CLBOを非線形光学結晶として高調波を
発生させる場合、CLBOを低湿度雰囲気で使用する必
要がある。化学組成がCsLiB10であるボレー
ト系結晶であるために、CLBOは潮解性を有し、通常
の空気中に放置すると表面に水和物が形成されて、非線
形光学結晶として使用できなくなる。この原因の一つと
して、波長変換効率がCLBOにおける基本波及び高調
波の屈折率に依存するため、CLBOに水和物が形成さ
れると、この屈折率が変化して波長変換効率が低下する
ことが挙げられる。
【0008】使用雰囲気中の湿度によって潮解し、CL
BOの波長変換効率が低下することを防止するために、
CLBOは乾燥した保持箱の中で使用される。この保持
箱を乾燥させる手段として最も一般的な方法は、保持箱
を気密にし、これにシリカゲル等の吸湿剤を収納する方
法である。この場合、保持箱内の有限量の吸湿剤の吸湿
能力には限界があるため、保持箱の気密性を高めて、保
持箱の外部からの水蒸気の流入を防止しなければ、CL
BOの長時間使用に耐えることができない。
【0009】一方、上記の問題を解決し、CLBOを略
気密な保持装置の中で長時間使用できる発明が、例えば
特開2001−51311号公報に開示されている。産
業分野での加工用レーザ装置に特開2001−5131
1号公報に開示された保持装置を適用した例を、図9を
参照しつつ説明する。
【0010】図9は、加工用レーザ装置10の概略構成
を示す図である。レーザ光源12から出射される基本波
としてのレーザ光は、集光レンズ14によって集光さ
れ、非線形光学結晶16に入射される。非線形光学結晶
16に入射されたレーザ光の一部が、高調波としてのレ
ーザ光に波長変換されて非線形光学結晶16から出射
し、出射光は集光レンズ18によって集光されて、被加
工物20に照射される。保持装置22は、所定のボンベ
に封入された酸素及び不活性ガスの混合ガス24と、ガ
スの流量調節バルブ26を具備するガスライン28と、
上記のガスを放出する側のガスの流量調節バルブ28を
具備するガスライン30とを備え、非線形光学結晶16
を保持する。この他に、保持装置22は、レーザ光透過
用窓32、非線形光学結晶16の温度を制御するための
不図示の温度制御装置等を備えている。
【0011】保持装置22の除湿は、下記の如く行う。
保持装置22は略気密であるため、内部の水蒸気を混合
ガス24で置換しても、時間とともに大気から保持装置
22内に水蒸気が流入し、混合ガス24は大気中に流出
してしまう。従って、調節封止バルブ26により調節さ
れた所定の流量の混合ガス24をガスライン28に流し
続け、混合ガス24を保持装置22内に導入し、同時
に、調節封止バルブ28を調節して、ガスライン30を
通して、保持装置22内を循環した混合ガスを大気中に
放出し、保持装置22内部の水蒸気をパージし続ける。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した非線形光学結
晶の2種類の保持装置のうち、吸湿剤を収納するタイプ
では、保持箱の高気密性が要求される。保持箱の気密性
を高めるためには、保持箱を構成する部材を厚く気密な
ものとし、該部材どうしを例えば気密接着し、保持箱の
開閉部にはOリング等を有する気密フランジ等を使用し
なければならない。この場合、保持箱が重くてかさ高い
ものとなる。これは、特に小型化が要求される生産ライ
ン等における加工用レーザへの適用には不向きである。
【0013】保持箱内の水蒸気をパージし続けるタイプ
では、パージガス、パージガス封入用のボンベ、ガス配
管等が必要である。これらも、かさ高い故に加工用レー
ザ等への適用には不向きであり、また、常に保持装置に
流し続けなければならないパージガスのコストがかか
る。
【0014】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、レーザ装置用保持
箱及びレーザシステムを実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、紫外光を発生させる波長変換素子と
して、化学組成がCsLiB10で表されるボレー
ト系結晶を用いてなるレーザ装置を所定の環境に保持す
る略気密な保持箱において、前記保持箱の壁の開放部
に、前記保持箱の内部の水蒸気を分解し、又は、結露さ
せて、前記保持箱の外部に排出する除湿ユニットを配設
していることを特徴とするレーザ装置用保持箱とした。
【0016】第1の発明によれば、空気中の水蒸気によ
り著しく潮解し、前記波長変換素子としての波長変換効
率が低下し、さらに破損する可能性のある前記CsLi
10から、分解又は結露させることにより、吸湿
剤による水蒸気吸着や不活性気体等による水蒸気パージ
といった従来方法に比べて効果的に水蒸気を排出し略遮
断して、該CsLiB10を用いてなる前記レーザ
装置からの紫外光の出力を増大且つ安定させることが可
能である。
【0017】また、第1の発明において、前記所定の環
境は、湿度が35%以下であることを特徴とするレーザ
装置用保持箱を第2の発明とした。第2の発明によれ
ば、空気中の水蒸気を、前記レーザ装置から、効果的に
遮断し、前記レーザ装置からの紫外光の出力を効果的に
増大且つ安定させることが可能である。
【0018】また、第1の発明において、前記所定の環
境は、湿度が10%乃至30%であることを特徴とする
レーザ装置用保持箱を第3の発明とした。第3の発明に
よれば、空気中の水蒸気を、前記レーザ装置から、より
効果的に遮断し、前記レーザ装置からの紫外光の出力を
より効果的に増大且つ安定させることが可能である。
【0019】また、第1乃至第3のいずれかの発明にお
いて、前記除湿ユニットは、前記開放部において、前記
保持箱の内側及び外側にそれぞれ露出した内側電極及び
外側電極と、該電極に挟持された気体透過手段とを具備
して構成され、前記内側電極にて前記保持箱の内部の水
蒸気を水素と酸素とに分解し、該水素を前記気体透過手
段の中を透過させて前記外側電極から水蒸気として排出
する分解透過型除湿ユニットであることを特徴とするレ
ーザ装置用保持箱を第4の発明とした。第4の発明によ
れば、高価、且つ、かさ高い装置を必要とする、吸湿剤
による水蒸気吸着や不活性気体等による水蒸気パージと
いった従来方法に比べて、低消費電力、且つ、小型な分
解透過型除湿ユニットで、前記保持箱の内部の水蒸気
を、分解し排出することが可能となる。
【0020】また、第1乃至第3のいずれかの発明にお
いて、前記除湿ユニットは、ペルチェ効果により対象を
冷却する冷却素子と、該冷却素子に伝熱的に接続された
冷却体と、該冷却素子に伝熱的に接続された放熱体とを
具備して構成され、前記保持箱の内部の水蒸気を前記冷
却体において結露させ、結露水を前記保持箱の外側に排
出する結露排出型除湿ユニットであることを特徴とする
レーザ装置用保持箱を第5の発明とした。第5の発明に
よれば、高価、且つ、かさ高い装置を必要とする、吸湿
剤による水蒸気吸着や不活性気体等による水蒸気パージ
といった従来方法に比べて、低消費電力、且つ、小型な
結露排出型除湿ユニットで、前記保持箱の内部の水蒸気
を、結露させ排出することが可能となる。
【0021】また、第1乃至第3のいずれかの発明にお
いて、前記除湿ユニットは、前記保持箱の内側及び外側
に、それぞれ開閉可能な水蒸気流入扉及び水蒸気流出扉
と、両扉間に配設される水蒸気分解物質と、該水蒸気分
解物質と略伝熱的に接触するヒータとを具備して構成さ
れ、前記水蒸気流入扉が開いて前記水蒸気流出扉が閉ま
った状態で前記ヒータへ電流を供給せずに、前記水蒸気
分解物質の表面上に前記保持箱内部の水蒸気を分解して
吸着させ、前記水蒸気流入扉が閉まって前記水蒸気流出
扉が開いた状態で前記ヒータへ電流を供給して、前記水
蒸気分解物質に吸着した分解物を水蒸気として前記保持
箱の外側に放出する分解放出型除湿ユニットであること
を特徴とするレーザ装置用保持箱を第6の発明とした。
第6の発明によれば、高価、且つ、かさ高い装置を必要
とする、吸湿剤による水蒸気吸着や不活性気体等による
水蒸気パージといった従来方法に比べて、低消費電力、
且つ、小型な分解放出型除湿ユニットで、前記保持箱の
内部の水蒸気を、分解させ排出することが可能となる。
【0022】また、第6の発明において、前記水蒸気分
解物質は、二酸化ケイ素を含む多孔質物質であることを
特徴とするレーザ装置用保持箱を第7の発明とした。第
7の発明によれば、前記保持箱の内部の水蒸気を、効果
的に分解し排出することが可能となる。
【0023】また、第1乃至第7のいずれかの発明にお
いて、前記レーザ装置を有することを特徴とするレーザ
システムを第8の発明とした。第8の発明により実現さ
れたレーザシステムは、システム全体として従来システ
ムよりも優れたシステムになる。
【0024】
【発明の実施の形態】===レーザ装置及びレーザ装置
用保持箱の概要=== 本発明の一実施形態としてのレーザ装置用保持箱、及
び、これに保持された、266nmの光を発生させるレ
ーザ装置の概要について、図1を参照しつつ説明する。
図1は、レーザ装置及びレーザ装置用保持箱の概略構成
を示した図である。
【0025】<<<レーザ装置の構成>>>レーザ装置
100は、レーザ光源であるレーザ発振器110と、波
長変換素子としての第2高調波(532nm)発生用C
LBO(CsLiB10)結晶120及び第4高調
波(266nm)発生用CLBO(CsLiB
10)結晶130とを有する。また、第2高調波発
生用CLBO結晶120及び第4高調波発生用CLBO
結晶130は、それぞれ集光レンズ125、135を付
帯する。レーザ共振器110は、レーザ制御装置140
によって制御され、第2高調波発生用CLBO結晶12
0の温度及び第4高調波発生用CLBO結晶130の温
度は、それぞれ温度制御装置150、160によって制
御される。
【0026】レーザ発振器110は、レーザ媒質として
のNd−YAGロッド170と、Nd−YAGロッド1
70を励起光で励起して、Nd−YAGロッド内の電子
エネルギー準位の反転分布を形成するフラッシュランプ
180と、レーザ共振器としての全反射鏡190及び部
分反射鏡200と、レーザ光の放出及び停止を制御する
Qスイッチ210とを有する。
【0027】第2高調波発生用CLBO結晶120の温
度制御装置150は、第2高調波発生用CLBO結晶1
20に略伝熱的に接続されたヒータ150a及び温度セ
ンサ150bと、ヒータ用電源150cとを有する。
【0028】第4高調波発生用CLBO結晶130の温
度制御装置160は、第4高調波発生用CLBO結晶1
30に略伝熱的に接続されたヒータ160a及び温度セ
ンサ160bと、ヒータ用電源160cとを有する。
【0029】<<<レーザ装置用保持箱の構成>>>図
1に示されるように、レーザ装置用保持箱300は、レ
ーザ装置100を保持するケース310と、266nm
の光の出射口でありシリカガラス板からなる窓320
と、ケース310の内部を除湿する除湿ユニット330
とを有し、除湿ユニット330は、除湿ユニット制御装
置340により制御される。ケース310は、レーザ装
置100の温度を一定に保持するために耐熱性材料で形
成され、略気密であり、その内部でレーザ装置100を
支持している。除湿ユニット330は、レーザ装置用保
持箱300の開放部に配設され、その一側面はケース3
10の内部に面し、他側面はケース310の外部に面し
ている。尚、主にレーザ発振器110の温度を一定に保
持すべく、ケース310には、必要に応じて不図示の温
調装置及びその制御装置を設けてもよい。
【0030】<<<266nmの光の発振動作>>>レ
ーザ発振器110において、フラッシュランプ180か
らの励起光に励起されてNd−YAGロッド170から
放出されたレーザ光は、全反射鏡190及び部分反射鏡
200からなる共振器で増幅され、Qスイッチ210で
さらに高出力のパルス光となって部分反射鏡200から
出射される。
【0031】基本波としての上記のレーザ光は波長10
64nmの赤外光であり、これが集光レンズ125で集
光されて第2高調波発生用CLBO結晶120の一端面
に入射されると、同結晶の反対側の端面から、第2高調
波として、1064nmの半分の波長である532nm
の可視光が出射される。尚、第2高調波発生用CLBO
結晶120により波長変換されずに残存する1064n
mの光は、不図示の波長分離ミラーにより分離され、第
4高調波発生用CLBO結晶130には入射されない。
【0032】第2高調波としての波長532nmの可視
光が、集光レンズ135で集光されて第4高調波発生用
CLBO結晶130の一端面に入射されると、同結晶の
反対側の端面から、第4高調波として、532nmの半
分の波長である266nmの紫外光が出射され、窓32
0を透過して不図示の被照射物等に照射される。尚、第
4高調波発生用CLBO結晶130により波長変換され
ずに残存する532nmの光は、不図示の波長分離ミラ
ーにより分離され、窓320からは出射されない。
【0033】<<<レーザ装置の温度及び湿度制御>>
>基本波としての1064nmの赤外光から第4高調波
としての266nmの紫外光への波長変換効率を高い値
で維持するためには、第2高調波発生用CLBO結晶1
20及び第4高調波発生用CLBO結晶130を、これ
らに固有の最適な結晶温度に、所定の許容温度幅をもっ
て設定しなければならないことが知られている。本実施
の形態においては、第2高調波発生用CLBO結晶12
0及び第4高調波発生用CLBO結晶130の温度を1
20℃乃至180℃に設定しており、これは、Deve
lopment of CsLiB10 Crys
tal for UV Generation(Pro
ceedings of International
Symposium on Laser andNo
nlinear Optical Material
s,1997)に開示されたCLBO結晶の最適温度に
基づいた温度範囲である。CLBO結晶の温度は、ヒー
タ140a、150aに対して、ヒータ用電源140
c、150cから電流を供給して結晶を加熱し、結晶の
温度センサ140b、150bからのフィードバックで
この電流を制御することによって設定される。
【0034】本発明者らは、第4高調波発生用CLBO
結晶130のアニーリング処理前後における532nm
の光から266nmの光への波長変換効率を測定して、
湿度により波長変換効率が低下することを確認した。一
辺が0.5cmの立方体の第4高調波発生用CLBO結
晶130を温度150℃で24時間アニーリング処理し
湿度の影響の小さい状態とした場合と、アニーリング処
理せずに湿度の影響の大きい状態とした場合とで、波長
532nm、ビーム径0.3cm、強度が145MW/
cm、出力パルス幅6乃至7ns、パルスの繰返し周
波数10Hzの入射光から波長266nmの出射光への
波長変換効率を比較したところ、波長変換効率は、アニ
―リング処理した場合はアニ―リング処理していない場
合の2倍以上であり、40%以上の値を示した。これ
は、上記の波長266nmの光を生産ライン等における
加工工程に使用するのに十分高い波長変換効率である。
【0035】そこで、本発明者らは、上記のアニーリン
グ処理した、一辺が0.5cmの立方体の第4高調波発
生用CLBO結晶130を、温度120℃、並びに、1
0%、20%、30%、35%、40%、及び、50%
の6種類の湿度に保持して、波長532nm、ビーム径
0.07cm、強度300MW/cm、出力パルス幅
40ns、パルスの繰返し周波数5Hzの入射光による
波長266nmの出射光の出力の時間変化を測定し、こ
の結果を図2に示した。図2は、6種類の湿度における
波長266nmの光の出力変化の時間依存性を示す図で
ある。
【0036】図2において、波長266nmの光が発振
し始めた時刻をゼロと表し、この時刻における出力を、
6種類の湿度条件全てについて1.0と規格化して示し
た。図2において、湿度が10%での出力には、波長2
66nmの光が発振してから50時間経ても変化はな
く、湿度が20%及び30%での出力には、40時間経
過後に1%の低下が見られ、50時間経過後には2%の
低下が見られる。即ち、図2では、湿度が10%、20
%、及び、30%での出力には、波長266nmの光が
発振してから50時間経て、最大でおよそ2%の低下が
見られる。
【0037】湿度が35%での出力には、波長266n
mの光が発振してから50時間経て、およそ10%の低
下が見られる。湿度が40%での出力には、波長266
nmの光が発振してから50時間経て、およそ20%の
低下が見られる。湿度が50%での出力には、波長26
6nmの光が発振してから40時間経て、およそ50%
の低下が見られる。
【0038】一般に、波長266nmの光を、光に係る
基礎研究や生産ライン等の加工工程等に使用する場合に
許容な出力低下率は、およそ2日間の連続発振において
最大出力のおよそ10%であるとして、上記のデータを
参照すれば、湿度が35%以下に保持されれば、波長2
66nmの光を上記の許容な出力低下率で発振させるこ
とが可能であり、従って基礎研究や生産ライン等への使
用が可能と考えられる。一方、湿度が40%以上である
場合、波長266nmの光を上記の許容な出力低下率で
発振させることはできないため、これを基礎研究や生産
ライン等に使用することは困難であると考えられる。以
上から、35%を境界値として、これ以下の湿度であれ
ば、実用可能なレーザ光が得られるが、これより大きい
湿度では、レーザ光の実用性は困難と判断される。
【0039】さらに、上記のデータから、湿度が30%
以下に保持されれば、波長266nmの光を、50時間
以内の出力低下率が2%以下となるように維持して発振
させることが可能と考えられ、一方、この出力低下率を
維持するためには、湿度を10%未満に低減する必要は
ないと考えられる。50時間で出力の最大低下率が2%
であるような波長266nmの光は、特に長時間にわた
って連続発振が求められる生産ライン等における加工工
程に使用することが可能である。さらに、10%未満の
低湿度を達成するために除湿ユニットに必要以上に大き
な電力等を投じることなく、50時間で最大低下率2%
の出力が維持できる。以上から、湿度を10%乃至30
%に保持すれば、除湿ユニットに必要にして十分な電力
等を投じて、生産ライン等に使用可能なレーザ光を発振
することが可能となるが、湿度を10%未満に保持する
場合は、除湿に多大なエネルギーを消費するため、これ
により得られたレーザ光を生産ライン等へ使用すること
は、エネルギー収支の面から現実的ではないと判断され
る。
【0040】以上から、第4高調波発生用CLBO結晶
130をアニ−リング処理後に所定の温度を保持し、且
つ、湿度を10%乃至30%に保持すれば、これにより
発振される波長266nmの光は、生産ライン等におけ
る加工工程に使用されることが可能となる。また、第4
高調波発生用CLBO結晶130をアニ−リング処理後
に所定の温度を保持し、且つ、湿度を35%以下に保持
すれば、これにより発振される波長266nmの光は、
光に係る基礎研究や比較的短時間の連続発振が求められ
るような生産ライン等の加工工程等に使用されることが
可能となる。
【0041】上記の湿度と出力低下率との関係は、第2
高調波発生用CLBO結晶120から発生する波長53
2nmの光の出力においても同様と考えられる。
【0042】レーザ発振器110は、湿度の影響で変質
する可能性のあるNd−YAGロッド170等を有して
いるため、これを例えば、10%乃至30%の湿度雰囲
気に配置すれば、基本波の波長1064nm、出力、ア
ラインメント等が安定する。従って、レーザ装置用保持
箱300を低湿度雰囲気下に配置すれば、基本波106
4nmが安定するため、基本波から第2高調波532n
mへの波長変換効率が高い値で維持でき、さらに第2高
調波から波長変換して得られる第4高調波266nmの
光の出力も増大且つ安定させることができる。
【0043】図1においては、レーザ装置100全体が
レーザ装置用保持箱300に保持されているが、図3に
示されるように、レーザ発振器110及び第2高調波発
生用CLBO結晶120にそれぞれの保持箱がある場合
も可能である。この場合、レーザ発振器110から波長
1064nmの光が出射する出口である部分反射鏡20
0の出射面と、第2高調波発生用CLBO結晶120の
集光レンズ125の光入射端面との間には、レーザ光透
過用窓といった障害物が存在する。しかし、図1に示さ
れる本実施の形態においては、レーザ装置100全体が
レーザ装置用保持箱300に保持されているため、上記
のような障害物は存在しない。従って、基本波1064
nmの障害物による損失が少なく、これを波長変換して
得られる266nmの光の出力を増大且つ安定させるこ
とができる。
【0044】===除湿ユニットの第一の実施の形態=
== 除湿ユニット330の第一の実施の形態である、分解透
過型除湿ユニットとしての電界質膜除湿ユニット331
について、図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施
の形態における電界質膜除湿ユニット331の断面を、
電解質膜除湿ユニット制御装置341とともに模式的に
表した図である。
【0045】<<<電解質膜除湿ユニットの構成>>>
電解質膜除湿ユニット331は、レーザ装置用保持箱3
00の内側に露出した内側電極としての陽極401と、
レーザ保持箱100の外側に露出した外側電極としての
陰極402と、両電極に挟持された気体透過手段として
の電解質膜403とを有する。本実施の形態において
は、金属多孔板等の多孔質基材401a、402aに白
金黒を含むペーストを塗布し、陽イオン導電性固体高分
子膜の電解質膜403を挟み込んで高温プレスすること
により、接合面の食い込み部に白金黒と白金担持カーボ
ン等が3次元的に分布して、触媒層401b、402b
が形成される。ここで、多孔質基材401aと触媒層4
01bとが陽極401を形成し、多孔質基材402aと
触媒層402bとが陰極402を形成する。電解質膜除
湿ユニット制御装置341は、陽極401と陰極402
との間に直流電流を供給する。
【0046】<<<電解質膜除湿ユニットの機能>>>
上記の構成を有する電解質膜除湿ユニット331におい
て、以下の除湿機構が知られている。レーザ装置用保持
箱300内部の水蒸気を構成する水分子は、陽極401
のレーザ装置用保持箱300側の表面と内部とで、酸素
分子、水素イオン及び電子に分解される。ここで発生し
た水素イオンは、電解質膜403を透過して、陰極40
2に到達し、同時に、電子は、電解質膜除湿ユニット制
御装置341を通って陰極402に到達する。陰極40
2の内部とレーザ装置用保持箱300の外部側の表面と
で、外気中の酸素分子が、上記の水素イオン及び電子と
化学反応して水分子となる。
【0047】上記は、電解質膜除去ユニット331によ
り、レーザ装置用保持箱300内部の水蒸気が分解され
て酸素となり、水素が水蒸気に戻って外部に排出され
て、内部が除湿されることに等しい。
【0048】尚、陽イオン導電性固体高分子膜からなる
電解質膜403の透過孔の大きさはサブミクロンのオー
ダーであるため、この膜を透過して、レーザ装置用保持
箱300の内部にサブミクロン以上の大きさの埃等が入
ることはない。従って、第2高調波発生用CLBO結晶
120や第4高調波発生用CLBO結晶130の端面に
埃等が付着することに起因するレーザ光の光量低下や結
晶破損が防止される。
【0049】2枚の電極及び高分子膜を主たる構成要素
とする本実施の形態におけるユニットは、例えば図9に
示される従来のガスパージによる除湿装置と比較して、
より小型化及び低コスト化されることが可能であり、さ
らに、電極に供給する直流電流の大きさを制御すること
により、レーザ装置用保持箱300の内部を十分に除湿
し、10%乃至30%の湿度を50時間以上保持するこ
とが可能である。従って、本実施の形態におけるレーザ
装置用保持箱300は、50時間以内の出力の最大低下
率が2%である波長266nmの光を発生する、低コス
ト且つ小型の紫外光レーザ装置100を実現する。
【0050】===除湿ユニットの第二の実施の形態=
== 除湿ユニット330の第二の実施の形態である、結露排
出型除湿ユニットとしての電子冷却除湿ユニット332
について、図5を参照しつつ説明する。図5は、本実施
の形態における電子冷却除湿ユニット332の断面を、
電子冷却除湿ユニット制御装置342とともに模式的に
表した図である。
【0051】<<<電子冷却除湿ユニットの構成>>>
電子冷却除湿ユニット332は、冷却素子としてのペル
チェ素子501と、ペルチェ素子501におけるレーザ
装置用保持箱300の内部側とは反対側の面に伝熱的に
接続された冷却体としての冷却フィン502と、ペルチ
ェ素子501におけるレーザ装置用保持箱300の内部
側の面に伝熱的に接続された放熱体としての放熱フィン
503と、放熱フィン503におけるレーザ装置用保持
箱300の内部側の面付近に配置された、レーザ装置用
保持箱300の開放部より小さい面積を有する放熱ファ
ン504と、冷却フィン502に対して鉛直方向下方に
配置された受け皿505と、受け皿505に接続して同
ユニットの外部に延出する排水ホース506とを有す
る。
【0052】電子冷却除湿ユニット制御装置342は、
ペルチェ素子501と放熱ファン504の不図示のモー
タとに、それぞれ別々に直流電流を供給する。
【0053】<<<電子冷却除湿ユニットの機能>>>
上記の構成を有する電子冷却除湿ユニット332におい
て、以下の除湿機構が知られている。図5において、放
熱ファン504の回転により、レーザ装置用保持箱30
0の内部の空気が、レーザ装置用保持箱300の開放部
と放熱ファン504との間隙を通過して電子冷却除湿ユ
ニット332内に流入し(S550)、同ユニットの内
部を循環して(S560)、放熱ファン504からレー
ザ装置用保持箱300の内部に戻る(S570)。
【0054】電子冷却除湿ユニット制御装置342から
ペルチェ素子501に直流電流が供給されると、ペルチ
ェ効果によって、冷却フィン502が冷却されるととも
に放熱フィン503は加熱される。従って、上記S55
0の水蒸気を含んだ空気は、S560において冷却フィ
ン502の表面に接触し、ここで空気の含有する水蒸気
が結露する。結露水は、受け皿505に落下して排水ホ
ース506を通り外部に排出される。このように、S5
60で水蒸気が取り除かれ且つ冷えた空気は、放熱ファ
ン504の形成する対流にのって流れて放熱フィン50
3を冷却し、レーザ装置用保持箱300内部に流れる。
【0055】上記は、電子冷却除湿ユニット332によ
り、レーザ装置用保持箱300内部の水蒸気が結露され
て水となり外部に排出されて、内部が除湿されることに
等しい。
【0056】2枚のフィン及び素子が主たる構成要素で
ある本実施の形態におけるユニットは、図9に示される
従来のガスパージ法による除湿装置と比較して、より小
型化及び低コスト化されることが可能であり、素子及び
ファンに供給する直流電流の量を制御することにより、
レーザ装置用保持箱300の内部を十分に除湿し、10
%乃至30%の湿度を50時間以上保持することが可能
である。
【0057】尚、本実施の形態における電子冷却除湿ユ
ニット332は、Oリングを介して、レーザ装置用保持
箱300の外壁に気密配設されているが、図6に示すよ
うに、ユニットごとレーザ装置用保持箱300の内部に
配設し、排水ホース506のみがレーザ装置用保持箱3
00の壁の開放部を通って外部に延出させてもよい。
【0058】以上から、本実施の形態におけるレーザ装
置用保持箱300は、50時間以内の出力の最大低下率
が2%である波長266nmの光を発生する、低コスト
且つ小型の紫外光レーザ装置100を実現する。
【0059】===除湿ユニットの第三の実施の形態=
== 除湿ユニット330の第三の実施の形態である、分解放
出型除湿ユニットとしての多孔質体除湿ユニット333
について、図7を参照しつつ説明する。図7は、本実施
の形態における多孔質体除湿ユニット333の断面を、
多孔質体除湿ユニット制御装置343とともに模式的に
表した図である。
【0060】<<<多孔質体除湿ユニットの構成>>>
多孔質体除湿ユニット333は、レーザ装置用保持箱3
00の内側及び外側に向かって、それぞれ開閉可能な水
蒸気流入扉としての内扉601及び水蒸気流出扉として
の外扉602と、両扉間に収納される多孔質物質として
のシリカゲル603と、シリカゲル603と略伝熱的に
接触するシリカゲルヒータ604とを有する。内扉60
1及び外扉602を開閉する不図示のモータへの直流電
流、及び、シリカゲルヒータ604への直流電流は、多
孔質体除湿ユニット制御装置343によりそれぞれ別々
に供給される。
【0061】尚、本実施の形態においては、内扉601
及び外扉602の開閉には、不図示のモータを使用して
いるが、これ以外に、例えば、形状記憶部材を使用して
もよい。
【0062】<<<多孔質体除湿ユニットの機能>>>
図8に、多孔質体除湿ユニット333の内扉601及び
外扉602の開閉、並びに、シリカゲルヒータ604へ
の通電の有無を時系列にて示す。
【0063】レーザ装置用保持箱300の内部の水蒸気
を分解する手順は以下の通りである。内扉601が開い
て外扉602が閉まった状態でシリカゲルヒータ604
へ電流を供給せずに、シリカゲル603の温度を常温と
する。ここで、レーザ装置用保持箱300の内部の水蒸
気(HO)は、シリカゲル603の表面上でOHイオ
ンとHイオンとに分解して吸着することが知られてい
る。内扉601が閉まって外扉602が開いた状態でシ
リカゲルヒータ604へ電流を供給すると、シリカゲル
603は高温となり、シリカゲル603の表面上に吸着
したOHイオンとHイオンとが再結合して水蒸気(H
O)となることが知られており、この水蒸気はレーザ装
置用保持箱300の外側に放出される。
【0064】上記は、多孔質体除湿ユニット333によ
り、レーザ装置用保持箱300内部の水蒸気が分解され
てHイオンとOHイオンとになり、HイオンとOHイオ
ンとが水蒸気に戻って外部に排出されて、内部が除湿さ
れることに等しい。
【0065】2枚の扉とシリカゲルとヒータとを主たる
構成要素とする本実施の形態におけるユニットは、例え
ば図9に示される従来のガスパージによる除湿装置と比
較して、より小型化及び低コスト化されることが可能で
ある。また、レーザ装置用保持箱300にシリカゲルを
収納するだけの除湿方法と比較して、本実施の形態は、
シリカゲル603を定期的に加熱し、シリカゲル603
の水蒸気の吸着能力を高めるため、少ない量のシリカゲ
ル603で高い水蒸気除去能力が維持でき、ユニットが
小型化及び低コスト化される。さらに、シリカゲルヒー
タ604に供給する直流電流を大きくすれば、シリカゲ
ル603の加熱温度を高め、シリカゲル603の表面上
のHイオンとOHイオンとを放出させて、シリカゲル6
03の水蒸気に対する吸着能力を高めることができるた
め、レーザ装置用保持箱300の内部を十分に除湿し、
10%乃至30%の湿度を50時間以上保持することが
可能である。従って、本実施の形態におけるレーザ装置
用保持箱300は、50時間以内の出力の最大低下率が
2%である波長266nmの光を発生する、低コスト且
つ小型の紫外光レーザ装置100を実現する。
【0066】===その他の実施の形態=== 以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係るレー
ザ装置用保持箱を説明してきたが、上記の発明の実施の
形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、
本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を
逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発
明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0067】上記実施の形態においては、レーザ装置用
保持箱300の内部の環境は、湿度が10%乃至30%
であるとしたが、これに限定されるものではない。例え
ば、湿度が35%以下としてもよい。但し、湿度が10
%乃至30%である場合には、レーザ装置100から発
生する紫外光の波長、出力等を不安定にし、また、同装
置の寿命を短くする空気中の水蒸気を、同装置から、よ
り効果的に遮断し、同装置からの紫外光の出力をより効
果的に増大且つ安定させることが可能である。
【0068】また、上記の実施の形態においては、多孔
質物質をシリカゲル603としたが、これに限定される
ものではない。例えば、二酸化ケイ素及びアルミナを含
むゼオライト等を用いてもよい。
【0069】===レーザシステムの構成=== 本実施の形態としての紫外光レーザシステムにおいて、
半導体基板の露光、プリント基板の穴あけ加工等に使用
される産業用紫外光レーザシステムの一例を挙げる。産
業用紫外光レーザシステムは、例えば、図1に示され
る、レーザ装置用保持箱300に保持されたレーザ装置
100の紫外光出射口から被照射物にかけて、集光レン
ズ、ファイバ、出射レンズ等の光学系が接続される。上
記の光学系の一部は、レーザ装置用保持箱300の内側
に設けてもよい。また、同レーザシステムは、必要に応
じて、レーザ装置100又はレーザ装置保持箱300の
設置台等のビーム位置合わせ機構、及び、被照射物への
アシストガス供給等の被照射雰囲気供給系を具備して構
成される。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、安定で高い出力を有す
る低コスト且つ小型の紫外光レーザ装置を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるレーザ装置及びレーザ装
置用保持箱の概略構成を示した図である。
【図2】6種類の湿度における波長266nmの光の出
力変化の時間依存性を示す図である。
【図3】レーザ装置、及び、レーザ発振器が収納されて
いないレーザ装置用保持箱の概略構成を示した図であ
る。
【図4】本発明の第一実施形態である電解質膜除湿ユニ
ットの断面を、電解質膜除湿ユニット制御装置とともに
模式的に表した図である。
【図5】本発明の第二実施形態である電子冷却除湿ユニ
ット(外付け)の断面を、電子冷却除湿ユニット制御装
置とともに模式的に表した図である。
【図6】電子冷却除湿ユニット(内付け)の断面を模式
的に表した図である。
【図7】本発明の第三実施形態である多孔質体除湿ユニ
ットの断面を、多孔質体除湿ユニット制御装置とともに
模式的に表した図である。
【図8】多孔質体除湿ユニットの内扉の開閉と外扉の開
閉とシリカゲルヒータへの通電ON及びOFFの状態を
時系列的に示した図である。
【図9】従来の加工用レーザ装置の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 加工用レーザ装置 12 レーザ光源 14、18、125、135 集光レンズ 16 非線形光学結晶 20 被加工物 22 保持装置 24 混合ガス 26、28 流量調節バルブ 28、30 ガスライン 32 レーザ光透過用窓 100 レーザ装置 110 レーザ発振器 120 第2高調波発生用CLBO結晶 130 第4高調波発生用CLBO結晶 140 レーザ制御装置 150、160 温度制御装置 150a、160a ヒータ 150b、160b 温度センサ 150c、160c ヒータ用電源 170 Nd−YAGロッド 180 フラッシュランプ 190 全反射鏡 200 部分反射鏡 210 Qスイッチ 300 レーザ装置用保持箱 310 ケース 320 窓 330 除湿ユニット 331 電解質膜除湿ユニット 332 電子冷却除湿ユニット 333 多孔質体除湿ユニット 340 除湿ユニット制御装置 341 電解質膜除湿ユニット制御装置 342 電子冷却除湿ユニット制御装置 343 多孔質体除湿ユニット制御装置 401 陽極 402 陰極 401a、402a 多孔質基材 401b、402b 触媒層 403 電解質膜 501 ペルチェ素子 502 冷却フィン 503 放熱フィン 504 放熱ファン 505 受け皿 506 排水ホース 601 内扉 602 外扉 603 シリカゲル 604 シリカゲルヒータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外光を発生させる波長変換素子とし
    て、化学組成がCsLiB10で表されるボレート
    系結晶を用いてなるレーザ装置を所定の環境に保持する
    略気密な保持箱において、 前記保持箱の壁の開放部に、前記保持箱の内部の水蒸気
    を分解し、又は、結露させて、前記保持箱の外部に排出
    する除湿ユニットを配設していることを特徴とするレー
    ザ装置用保持箱。
  2. 【請求項2】 前記所定の環境は、湿度が35%以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置用保
    持箱。
  3. 【請求項3】 前記所定の環境は、湿度が10%乃至3
    0%であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ装
    置用保持箱。
  4. 【請求項4】 前記除湿ユニットは、前記開放部におい
    て、前記保持箱の内側及び外側にそれぞれ露出した内側
    電極及び外側電極と、該電極に挟持された気体透過手段
    とを具備して構成され、前記内側電極にて前記保持箱の
    内部の水蒸気を水素と酸素とに分解し、該水素を前記気
    体透過手段の中を透過させて前記外側電極から水蒸気と
    して排出する分解透過型除湿ユニットであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーザ
    装置用保持箱。
  5. 【請求項5】 前記除湿ユニットは、ペルチェ効果によ
    り対象を冷却する冷却素子と、該冷却素子に伝熱的に接
    続された冷却体と、該冷却素子に伝熱的に接続された放
    熱体とを具備して構成され、前記保持箱の内部の水蒸気
    を前記冷却体において結露させ、結露水を前記保持箱の
    外側に排出する結露排出型除湿ユニットであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレー
    ザ装置用保持箱。
  6. 【請求項6】 前記除湿ユニットは、前記保持箱の内側
    及び外側に、それぞれ開閉可能な水蒸気流入扉及び水蒸
    気流出扉と、両扉間に配設される水蒸気分解物質と、該
    水蒸気分解物質と略伝熱的に接触するヒータとを具備し
    て構成され、前記水蒸気流入扉が開いて前記水蒸気流出
    扉が閉まった状態で前記ヒータへ電流を供給せずに、前
    記水蒸気分解物質の表面上に前記保持箱内部の水蒸気を
    分解して吸着させ、前記水蒸気流入扉が閉まって前記水
    蒸気流出扉が開いた状態で前記ヒータへ電流を供給し
    て、前記水蒸気分解物質に吸着した分解物を水蒸気とし
    て前記保持箱の外側に放出する分解放出型除湿ユニット
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のレーザ装置用保持箱。
  7. 【請求項7】 前記水蒸気分解物質は、二酸化ケイ素を
    含む多孔質物質であることを特徴とする請求項6に記載
    のレーザ装置用保持箱。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    のレーザ装置用保持箱を有することを特徴とするレーザ
    システム。
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