JP2003296879A - 交通信号機及び交通信号システム - Google Patents

交通信号機及び交通信号システム

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JP2003296879A
JP2003296879A JP2002103020A JP2002103020A JP2003296879A JP 2003296879 A JP2003296879 A JP 2003296879A JP 2002103020 A JP2002103020 A JP 2002103020A JP 2002103020 A JP2002103020 A JP 2002103020A JP 2003296879 A JP2003296879 A JP 2003296879A
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signal
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time
gps
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JP2002103020A
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Masahiro Miura
正宏 三浦
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS信号から生成された精度が高い時刻情
報に基づいて信号灯の点灯及び消灯を制御する交通信号
機及び交通信号システムの提供。 【解決手段】 GPSで利用されている人工衛星1から
の電波をGPSアンテナ23にて受信した場合、GPS
受信部24はGPS信号から時刻情報を生成する。そし
て、制御部21は、GPS信号から生成した時刻情報を
利用して時計回路27の時刻情報を修正し、修正した時
刻情報に基づいて信号灯29の点灯及び消灯を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS信号から算
出される時刻情報に基づき信号灯の点灯及び消灯を制御
する交通信号機及び交通信号システムに関する。
【0002】
【従来の技術】交通信号機は、信号灯の点灯及び消灯を
制御するために時計回路を有しており、該時計回路から
出力される時刻情報に従って信号灯の点灯及び消灯を行
う。交通信号機が信号灯を点灯させるタイミングは、隣
接する交通信号機の点灯のタイミングと関連付けられて
おり、交通信号機群全体が同期して動作することによっ
て適切な自動車の流れを実現するように設計されてい
る。
【0003】したがって、各交通信号機が保有する時計
回路の時刻情報に遅れ又は進みが生じて、各交通信号機
の時計回路が示す時刻にばらつきが生じた場合、交通信
号機群の間で信号灯の点灯及び消灯を行うタイミングの
同期を取ることができないため、交通渋滞を引き起こす
原因となる虞がある。
【0004】そこで、従来では、交通信号機の保安員が
手動で時刻の調整を行うか、又はラジオ放送の時報を受
信したタイミングで時計回路の時刻を修正することが行
われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保安員
が手動で時刻の調整を行う場合、一度修正してから次の
修正の機会までの間が長くなり、その間に交通信号機群
の間で時刻のばらつきが大きくなるという問題点を有し
ている。
【0006】また、交通信号機が、建物の近傍又は山間
部に設置されている場合には、ラジオ放送を受信するこ
とが困難であるため、ラジオ放送の時報に基づいて時刻
の修正を行うことができないという問題点を有してい
る。また。電波障害が発生した場合、及びラジオ放送が
終了した夜間には、ラジオ放送の時報を検出することが
できず、時刻修正を行うことができないという問題点を
有している。
【0007】そのため、交通信号機が建物の近傍又は山
間部に設置されている場合であっても、交通信号機群の
間で信号灯の点灯又は消灯のタイミングがずれることが
ない交通信号機及び交通信号システムの開発が望まれて
いた。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、GPS信号を受信する手段と、受信したGPS
信号から時刻情報を生成する手段とを備え、生成した時
刻情報に基づき信号灯の点灯及び消灯を制御する構成と
することにより、信号灯の点灯又は消灯のタイミングが
ずれることがない交通信号機及び交通信号システムを提
供することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、GPS信号を受信す
る手段と、受信したGPS信号から補正用時刻情報を生
成する手段と、時計手段と、生成された補正用時刻情報
に基づき時計手段の時刻情報を補正する時刻補正手段と
を備え、補正された時刻情報に基づき信号灯の点灯及び
消灯を制御する構成とすることにより、信号灯の点灯又
は消灯のタイミングがずれることがない交通信号機及び
交通信号システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る交通信号
機は、1又は複数の信号灯と、該信号灯の点灯及び消灯
を制御する制御手段とを備える交通信号機において、G
PS信号を受信する手段と、該手段が受信したGPS信
号から時刻情報を生成する手段とを備え、前記制御手段
は生成した時刻情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯
を制御すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】第2発明に係る交通信号機は、1又は複数
の信号灯と、該信号灯の点灯及び消灯を制御する制御手
段とを備える交通信号機において、GPS信号を受信す
る手段と、該手段が受信したGPS信号から補正用時刻
情報を生成する手段と、時計手段と、生成された補正用
時刻情報に基づき前記時計手段の時刻情報を補正する時
刻補正手段とを備え、前記制御手段は、補正された時刻
情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御すべくな
してあることを特徴とする。
【0012】第3発明に係る交通信号機は、第2発明に
係る交通信号機において、GPS信号から生成した補正
用時刻情報が予め定められた時刻に等しいか否かを判断
する手段を更に備え、前記時刻補正手段は、前記補正用
時刻情報が予め定められた時刻に等しい場合に前記時計
手段の時刻情報を補正すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0013】第4発明に係る交通信号システムは、通信
装置、及び該通信装置に通信可能になしてあり、1又は
複数の信号灯と前記通信装置から送信された情報に基づ
き前記信号灯の点灯及び消灯を制御する制御手段とを有
する交通信号機を備える交通信号システムにおいて、前
記通信装置は、GPS信号を受信する手段と、該手段が
受信したGPS信号から時刻情報を生成する手段と、生
成された時刻情報を送信する手段とを有し、前記交通信
号機は、前記通信装置から送信された時刻情報を受信す
る手段を有し、前記制御手段は受信した時刻情報に基づ
き前記信号灯の点灯及び消灯を制御すべくなしてあるこ
とを特徴とする。
【0014】第5発明に係る交通信号システムは、通信
装置、及び該通信装置に通信可能になしてあり、1又は
複数の信号灯と前記通信装置から送信された情報に基づ
き前記信号灯の点灯及び消灯を制御する制御手段とを有
する交通信号機を備える交通信号システムにおいて、前
記通信装置は、GPS信号を受信する手段と、該手段が
受信したGPS信号から補正用時刻情報を生成する手段
と、生成された補正用時刻情報を送信する手段とを備
え、前記交通信号機は、前記通信装置から送信された補
正用時刻情報を受信する手段と、時計手段と、受信した
補正用時刻情報に基づき前記時計手段の時刻情報を補正
する時刻補正手段とを備え、前記制御手段は、補正され
た時刻情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御す
べくなしてあることを特徴とする。
【0015】第6発明に係る交通信号システムは、第5
発明に係る交通信号システムにおいて、GPS信号から
生成した補正用時刻情報が予め定められた時刻に等しい
か否かを判断する手段を更に備え、前記時刻補正手段
は、前記補正用時刻情報が予め定められた時刻に等しい
場合に前記時計手段の時刻情報を補正すべくなしてある
ことを特徴とする。
【0016】第1発明にあっては、GPS信号を受信す
る手段と、受信したGPS信号から時刻情報を生成する
手段と、生成した時刻情報に基づき信号灯の点灯及び消
灯を制御する制御手段とを備えている。したがって、地
上局から送信されるラジオ放送を受信することが困難で
ある場所、例えば、建物の近傍、山間部等に交通信号機
が設置されている場合であっても、人工衛星から出力さ
れるGPS信号を含む電波を交通信号機にて受信するこ
とができるため、GPS信号から生成された時刻情報に
基づいて信号灯を点灯及び消灯させることによって、隣
接された交通信号機と同期させて信号灯の点灯及び消灯
を行うことが可能となる。その結果、広域に設置された
交通信号機群の制御に関して同期が崩れることが防止さ
れ、適切に交通量の制御を行うことが可能となる。
【0017】第2発明にあっては、GPS信号を受信す
る手段と、受信したGPS信号から補正用時刻情報を生
成する手段と、時計手段と、生成された補正用時刻情報
に基づき時計手段の時刻情報を補正する時刻補正手段と
を備え、補正された時刻情報に基づき信号灯の点灯及び
消灯を制御するようにしている。したがって、人工衛星
から出力されるGPS信号を交通信号機にて受信するこ
とができるため、GPS信号から生成された時刻情報に
基づいて交通信号機が有する時計の時刻情報を補正する
ことが可能となる。また、補正した時刻情報に基づい
て、信号灯を点灯及び消灯させることにより、隣接され
た交通信号機と安定して同期させることが可能となる。
【0018】第3発明にあっては、GPS信号から生成
した補正用時刻情報が予め定められた時刻に等しいか否
かを判断して、補正用時刻情報が予め定められた時刻に
等しい場合に時計手段の時刻情報を補正するようにして
いる。したがって、人工衛星から出力されるGPS信号
を交通信号機にて受信することができるため、GPS信
号から生成された時刻情報に基づいて交通信号機が有す
る時計手段の時刻情報を所定の時刻に補正することが可
能となる。また、補正した時刻情報に基づいて、信号灯
を点灯及び消灯させることにより、隣接された交通信号
機と同期させることが可能となる。
【0019】第4発明にあっては、通信装置がGPS信
号から生成した時刻情報を交通信号機に送信し、交通信
号機では受信した時刻情報に基づいて信号灯の点灯及び
消灯を制御するようにしている。したがって、交通信号
機はGPS信号から生成された時刻情報に基づいて信号
灯の点灯及び消灯を制御することとなり、同じくGPS
信号から生成された時刻情報に基づいて動作している交
通信号機群との同期が崩れることが防止され、適切に交
通量の制御を行うことが可能となる。
【0020】第5発明にあっては、通信装置がGPS信
号から生成した補正用時刻情報を交通信号機に送信し、
交通信号機では受信した補正用時刻情報に基づいて時計
手段の時刻情報を補正し、補正された時刻情報に基づい
て信号灯の点灯及び消灯を制御するようにしている。し
たがって、GPS信号から生成された時刻情報に基づい
て交通信号機が有する時刻情報を補正することが可能と
なる。また、補正した時刻情報に基づいて、信号灯を点
灯及び消灯させることにより、同じ方法で時刻情報を補
正している交通信号機群との同期が崩れることが防止さ
れ、適切に交通量の制御を行うことが可能となる。
【0021】第6発明にあっては、通信装置がGPS信
号から生成した補正用時刻情報が予め定められた時刻に
等しいか否かを判断して、補正用時刻情報を交通信号機
に送信する。交通信号機では受信した補正用時刻情報に
基づいて時計手段の時刻情報を補正し、補正された時刻
情報に基づいて信号灯の点灯及び消灯を制御するように
している。したがって、GPS信号から生成された時刻
情報に基づいて交通信号機が有する時刻情報を補正する
ことが可能となる。また、補正した時刻情報に基づい
て、信号灯を点灯及び消灯させることにより、同じ方法
で時刻情報を補正している交通信号機群との同期が崩れ
ることが防止され、適切に交通量の制御を行うことが可
能となる。
【0022】また、第1発明乃至第6発明にあっては、
交通信号機がGPS信号に基づいて生成した時刻情報、
又はGPS信号に基づいて生成した補正用時刻情報にて
補正された時刻情報に基づいて信号灯の点灯及び消灯を
制御するようにしている。したがって、各発明における
交通信号機は、GPS信号から生成された時刻という同
一の時刻情報に基づいて動作することとなり、この結
果、夫々の交通信号機の間で同期をとることができ、適
切に交通量の制御を行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の
交通信号システムを説明する概略構成図である。図中1
は、GPS(Global Positioning System)で利用され
る電波を出力する人工衛星であり、該人工衛星1から出
力される電波をGPSアンテナ(図2参照)を備えた交
通信号機2,2,…にて受信し、受信した電波から算出
される時刻情報に基づいて信号灯(図2参照)の点灯及
び消灯を制御する構成としている(図1(a))。
【0024】また、図1(b)に示すように、必ずしも
交通信号機4がGPSアンテナを備えている必要はな
く、交通信号機4,4,…の制御を一括して管理してい
る交通管制センタ3がGPSアンテナを備えている形態
であってもよい。この場合、交通管制センタ3に設置さ
れている時刻出力装置(図10参照)が、GPSアンテ
ナにて受信した電波に基づいて時刻情報を算出し、同じ
く交通管制センタ3に設置されている中央制御装置(図
10参照)に時刻情報を出力する。中央制御装置は、時
刻出力装置から得られた時刻情報を各交通信号機4,
4,…に送信し、交通信号機4,4,…は、受信した時
刻情報に基づき信号灯の点灯及び消灯を制御する。GP
S信号から時刻情報を算出する機能は、中央制御装置に
持たせていてもよく、この場合、交通管制センタ3に時
刻出力装置を備えている必要はない。
【0025】GPSで利用される人工衛星1からの電波
から算出した時刻情報は、一般の時計が示す時刻情報よ
りも精度が高い日本標準時刻又は世界協定時刻であり、
日本国内及び世界のどの地域であっても高い精度で時刻
情報を得ることが可能である。本発明ではこのような高
精度の時刻情報に基づいて交通信号機2,2,…(交通
信号機4,4,…)を制御することによって、同期が崩
れることを防止している。
【0026】実施の形態1.図2は、本実施の形態に係
る交通信号機2の構成を示すブロック図である。本実施
の形態での交通信号機2は、信号灯29と該信号灯29
の点灯及び消灯を制御する制御装置20aとを備えてい
る。制御装置20aは、CPUを有する制御部21を備
えており、メモリ22、GPS受信部24、信号灯制御
回路25、時計回路27等のハードウェアに接続されて
おり、これらの動作を制御する。ここで、交通信号機2
は、1つの制御装置20aに対して複数の信号灯29,
29,…を備える構成であっても良い。
【0027】メモリ22には、制御装置20aを動作さ
せるための各種制御プログラム、信号灯29の点灯及び
消灯を制御するための点灯パターンに関するデータが格
納されている他、制御部21の演算処理中に発生したデ
ータを一時的に記憶する。
【0028】GPS受信部24には、GPSアンテナ2
3が接続されており、該GPSアンテナ23は人工衛星
1からの電波を受信するためのアンテナ回路を有してい
る。GPSアンテナ23は受信した人工衛星1からの電
波に基づきGPS信号を生成してGPS受信部24へ出
力する。GPS受信部24は、入力されたGPS信号に
基づいて、測位情報、時刻情報、及び時刻の同期信号
(1秒パルス)を生成し、制御部21へ出力する。
【0029】信号灯制御回路25は、例えば、スイッチ
ング回路であり、メモリ22に格納されている信号灯2
9の点灯パターン、及び時計回路27にて生成された時
刻情報に基づいて、信号灯29の点灯及び消灯を制御す
る。
【0030】時計回路27には一定周波数の信号を生成
する水晶発振器26が接続されており、前記時計回路2
7は時刻情報を生成する。本発明では、後述する手法に
より、GPS受信部24で生成された精度が高い時刻情
報を利用して時計回路27の時刻情報を補正した後、信
号灯29を制御する時刻情報として利用する。
【0031】信号灯29は、交通信号機2の形態に応じ
て青色信号灯、赤色信号灯等を有しており(不図示)、
前述の信号灯制御回路25により点灯及び消灯を繰返
す。
【0032】図3は、GPS受信部24が出力する信号
のタイミングチャートである。GPS受信部24は、G
PSアンテナ23から出力されたGPS信号に基づいて
世界協定時刻(UTC時刻)を算出し、世界協定時刻に
同期した1秒パルスを生成する。1秒パルスは、図3に
示した如く、信号の立ち上がりを世界協定時刻に同期さ
せた1秒単位のパルス信号である。また、GPS受信部
24は、時刻tに対応する1秒パルスの立ち上がりに同
期させて時刻t+1の時刻情報を生成する。ここで、1
秒パルスは、信号の立ち下がりを世界協定時刻に同期さ
せた1秒単位のパルス信号であってもよいことは勿論の
ことである。
【0033】図4は、信号灯29の点灯パターンの一例
を説明する波形図である。図4(a)は、赤色信号灯の
点灯パターンを示しており、図4(b)は、青色信号灯
の点灯パターンを示している。赤色信号灯又は青色信号
灯にハイレベルの信号が入力された場合、点灯するよう
になしてあり、ローレベルの信号が入力された場合、消
灯するようになしてある。
【0034】図4の例では、信号灯29の動作状態が状
態1、状態2及び状態3の3つ状態に分けられている。
状態1では、青色信号灯が点灯し、赤色信号灯が消灯す
る。このような状態がΔt1の間続くように予め設定さ
れている。状態2では、Δt2の間、青色信号灯が点滅
し、赤色信号灯が消灯するように設定されている。状態
3では、Δt3の間、青色信号灯が消灯し、赤色信号灯
が点灯するように設定されている。
【0035】従って、図4に示した例では、Δt1の
間、青色信号灯を点灯させ、赤色信号灯を消灯させる
(状態1)。そして、Δt1が経過して状態1が終了し
たと判断された場合、Δt2の間、青色信号灯を点滅さ
せ、赤色信号灯を消灯させる(状態2)。次いで、Δt
3の間、青色信号灯を消灯し、赤色信号灯を点灯させる
(状態3)。Δt3が経過して状態3が終了したと判断
された場合、点灯パターンが一巡したことになり、再び
状態1に戻り、Δt1の間、青色信号灯を点灯し、赤色
信号灯を消灯させる。以降、予め定められた時間間隔で
状態2、状態3、状態1、状態2、…のように信号灯2
9の点灯・消灯動作を繰り返す。
【0036】なお、図4に示した例では、2色の信号灯
29の点灯及び消灯を制御する点灯パターンについて説
明したが、2色の信号灯29に限定されるものではな
く、交通信号機2の形態に応じて、赤色、青色、黄色の
3色からなる信号灯29を制御する点灯パターンがメモ
リ22に記憶されていてもよく、また、前述の信号灯2
9に方向を指示する方向指示灯が付加された信号灯29
にも適用できる点灯パターンがメモリ22に記憶されて
いてもよいことは勿論のことである。
【0037】図5は、点灯パターンの一例について説明
する説明図である。交通信号機2は、時間帯に応じて使
用する点灯パターンの切替えを行っている。図5に示し
た例では、1日に5種類の点灯パターンを用いて信号灯
29の点灯・消灯を制御しており、0時から6時の間の
深夜から早朝にかけて使用される閑散時用の点灯パター
ン(パターン1)、6時から9時の間の朝方に使用され
る混雑時用の点灯パターン(パターン2)、9時から1
6時の昼間時に使用される点灯パターン(パターン
3)、16時から19時の間の夕方に使用される混雑時
用の点灯パターン(パターン4)、19時から24時の
間の夜間時の点灯パターン(パターン5)の5つの点灯
パターンを時間帯に応じて適宜切替えている。
【0038】各点灯パターンは、使用される時間帯に応
じて交通量を適切に制御すべく、青色信号灯の点灯時間
(図4におけるΔt1)、赤色信号灯の点灯時間(図4
におけるΔt3)が予め適切に設定されている。そし
て、時計回路27から出力される時刻情報に基づいて使
用する点灯パターンを切替える。例えば、時計回路27
の時刻が6時になったとき、使用する点灯パターンをパ
ターン1からパターン2へと切替えを行い、同様に、時
計回路27の時刻が9時、16時、19時、24時にな
ったとき点灯パターンの切替えを行う。
【0039】なお、各点灯パターンで設定されているΔ
t1、Δt2、Δt3の値は、季節に応じて、又は必要
に応じて、変更する形態であっても良い。
【0040】図6は、制御装置20aの動作手順を示し
たフローチャートである。制御部21は、まず、時計回
路27から出力された時刻情報(現在時刻)を読込み
(ステップS1)、読込んだ時刻情報に基づきメモリ2
2を参照して使用する点灯パターンを選択する(ステッ
プS2)。
【0041】次いで、制御部21は、後述する時刻修正
処理を行い(ステップS3)、ステップS2にて選択さ
れた点灯パターンに従って信号灯の切替えを行うか否か
を判断する(ステップS4)。信号灯29の切替えを行
うと判断した場合(S4:YES)、点灯パターンに従
い、信号灯制御回路25に動作命令を与えることで、信
号灯29の点灯又は消灯を行う(ステップS5)。
【0042】ステップS4にて信号灯29の切替えを行
わないと判断した場合(S4:NO)、又は信号灯29
の点灯又は消灯を行った後、点灯パターンが終了したか
否かについて判断する(ステップS6)。点灯パターン
が終了したか否かの判断は、図4に示した如き点灯パタ
ーンが一巡したか否かについて判断することによって行
う。
【0043】点灯パターンが終了したと判断された場合
(S6:YES)、処理をステップS1へ戻し、点灯パ
ターンが終了していないと判断された場合(S6:N
O)、処理をステップS3へ戻す。
【0044】図7は、時刻修正処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、GPS受信部24にてGP
S信号を受信したか否かを判断する(ステップS7)。
GPS信号を受信した場合(S7:YES)、受信した
GPS信号に基づき、GPS受信部24にて1秒パルス
及び補正用の時刻情報を生成する(ステップS8)。ま
た、ステップS7にてGPS信号を受信していない場合
(S7:NO)、処理をステップS11へ進める。
【0045】次いで、制御部21は、予め定めておいた
条件に基づき、時刻修正処理を行うか否かを判断する
(ステップS9)。前記条件としては、例えば、GPS
受信部24にて生成された補正用の時刻情報と時計回路
27の時刻情報との誤差が±30秒以内である場合に時
刻の修正を行うといった条件を課すことができる。ま
た、GPS受信部24にて補正用の時刻情報が生成され
た場合に無条件に時刻の修正を行う設定であってもよ
い。
【0046】ステップS9にて、時刻の修正を実施する
と判断した場合(S9:YES)、制御部21は、補正
用の時刻情報に基づき時計回路27の時刻情報を修正す
る(ステップS10)。時刻情報を修正する際は、1秒
パルスの立ち上がりのタイミングで時計回路27に補正
用の時刻情報を出力する。時計回路27は、補正用の時
刻情報を新たな時刻情報として記憶する。また、ステッ
プS9にて時刻の修正を実施しないと判断した場合(S
9:NO)、処理をステップS11へ進める。ステップ
S10にて時計回路27の時刻情報を修正した後、時計
回路27は制御部21に対して時刻情報を出力する(ス
テップS11)。
【0047】実施の形態2.実施の形態1では、GPS
信号に基づいて生成した補正用の時刻情報を時計回路2
7の新たな時刻情報とすることにより、時計回路27の
時刻を修正する形態であったが、本実施の形態では、G
PS信号に基づいて生成した時刻情報が予め定められた
時刻(例えば、19時00分00秒)に等しい場合にの
み、時計回路27を前記時刻にセットすることにより時
刻の修正を行う。なお、交通信号機2の構成は、実施の
形態1と同じであるため説明を省略する。
【0048】図8は、時刻修正処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、GPS受信部24にてGP
S信号を受信したか否かを判断する(ステップS1
2)。GPS信号を受信した場合(S12:YES)、
受信したGPS信号に基づき、GPS受信部24にて1
秒パルス及び補正用の時刻情報を生成する(ステップS
13)。GPS信号を受信していないと判断した場合
(S12:NO)、処理をステップS18へ進める。
【0049】次いで、制御部21は、生成された補正用
の時刻情報が所定の時刻であるか否かを判断する(ステ
ップS14)。所定の時刻であると判断した場合(S1
4:YES)、予め定めておいた条件に基づき、時刻修
正処理を行うか否かを判断する(ステップS15)。前
記条件としては、例えば、GPS受信部24にて生成さ
れた補正用の時刻情報と時計回路27の時刻情報との誤
差が±30秒以内である場合に時刻の修正を行うといっ
た条件を課すことができる。また、GPS受信部24に
て補正用の時刻情報が生成された場合に無条件に時刻の
修正を行う設定であってもよい。また、ステップS14
にて補正用の時刻情報が所定の時刻でないと判断した場
合(S14:NO)、処理をステップS18へ進める。
【0050】ステップS15にて、時刻修正処理を実施
すると判断した場合(S15:YES)、制御部21
は、時刻修正信号を1秒パルスの立ち上がりのタイミン
グで時計回路27に出力する(ステップS16)。ま
た、時刻修正処理を実施しないと判断した場合(S1
5:NO)、処理をステップS18へ進める。
【0051】時刻修正信号が入力された時計回路27
は、予め定められた時刻を時刻情報にセットする(ステ
ップS17)。そして、時計回路27は、制御部21に
対して時刻情報を出力する(ステップS18)。
【0052】実施の形態3.GPS受信部24は時刻情
報を出力しているため、交通信号機2の制御装置20a
の内部に水晶発振器26及び時計回路27を備えている
必要はなく、GPS受信部24から出力される時刻情報
に基づいて信号灯29の点灯及び消灯を制御することが
可能である。本実施の形態では、GPS受信部24から
出力された時刻情報をそのまま信号灯29の制御に利用
する形態について説明する。
【0053】図9は、本実施の形態に係る交通信号機2
の構成を示すブロック図である。交通信号機2は、信号
灯29と該信号灯29の点灯及び消灯を制御する制御装
置20bとを備えている。制御装置20bは、CPUを
有する制御部21を備えており、メモリ22、GPS受
信部24、信号灯制御回路25等のハードウェアに接続
されており、これらの動作を制御する。
【0054】メモリ22には、制御装置20bを動作さ
せるための各種制御プログラム、信号灯29の点灯及び
消灯を制御するための点灯パターンに関するデータが格
納されている他、制御部21の演算処理中に発生したデ
ータを一時的に記憶する。
【0055】GPS受信部24には、GPSアンテナ2
3が接続されており、該GPSアンテナ23は人工衛星
1からの電波を受信するためのアンテナ回路を有してい
る。GPSアンテナ23は受信した人工衛星1からの電
波に基づきGPS信号を生成してGPS受信部24へ出
力する。GPS受信部24は、入力されたGPS信号に
基づいて、測位情報、時刻情報、及び時刻の同期信号
(1秒パルス)を生成し、制御部21へ出力する。
【0056】信号灯制御回路25は、例えば、スイッチ
ング回路であり、メモリ22に格納されている信号灯2
9の点灯パターン、及びGPS受信部24にて生成され
た時刻情報に基づいて、信号灯29の点灯及び消灯を制
御する。
【0057】信号灯29は、交通信号機2の形態に応じ
て青色信号灯、赤色信号灯等を有しており(不図示)、
前述の信号灯制御回路25により点灯及び消灯を繰返
す。
【0058】本実施の形態では、GPS受信部24から
出力された時刻情報とメモリ22に格納されている点灯
パターンとに基づいて、信号灯29の点灯及び消灯の制
御を行うため、前述したような時計回路27が不要とな
る。
【0059】以下では、図1(b)で示した如く、交通
管制センタ3に設置された中央制御装置(図10参照)
から交通信号機4を制御する形態について説明する。
【0060】実施の形態4.図10は、本実施の形態に
係る交通信号システムの構成を示すブロック図である。
図中30aは、交通管制センタ3に設置されている中央
制御装置であり、該中央制御装置30aには時刻情報を
出力する時刻出力装置30bが接続されている。また、
中央制御装置30aは無線通信又は通信回線を通じて交
通信号機4に接続されており、交通信号機4の点灯及び
消灯の制御を行う。
【0061】中央制御装置30aはCPUを有する制御
部31aを備えており、通信制御部38のようなハード
ウェアの動作を制御する。また、制御部31aには、時
刻出力装置30bが出力する時刻情報が入力される。
【0062】通信制御部38は、モデム等の回線終端装
置を備えており、時刻出力装置30bから出力される時
刻情報、制御部31aが生成した交通信号機4の制御に
関する制御情報等を交通信号機4の制御装置40aへ送
信すると共に、制御装置40aから送信される各種の情
報を受信する。
【0063】時刻出力装置30bはCPUを有する制御
部31bを備える。制御部31bには、GPS受信部3
4、時計回路37等のハードウェアが接続されており、
各ハードウェアの動作を制御する。また、時計回路37
から読込んだ時刻情報を中央制御装置30aに出力する
ことが可能である。
【0064】GPS受信部34には、GPSアンテナ3
3が接続されている。人工衛星1からの電波はGPSア
ンテナ33にて受信され、受信された電波に基づいてG
PS信号が生成される。生成されたGPS信号はGPS
受信部34に入力され、GPS受信部34では、入力さ
れたGPS信号に基づいて測位情報、時刻情報、及び時
刻の同期信号(1秒パルス)を生成し、制御部31bに
出力する。
【0065】時計回路37は時刻情報を出力する回路で
あり、一定周波数の信号を生成する水晶発振器36が接
続されている。時計回路37では、水晶発振器36から
出力される一定周波数の信号から時刻情報を算出して出
力するようにしている。また、GPS受信部34から出
力される時刻情報を利用して時計回路37内の時刻情報
を補正することにより、常時、正確な時刻情報を出力す
るようにしている。
【0066】交通信号機4の制御装置40aはCPUを
有する制御部41を備えている。該制御部41は、メモ
リ42、信号灯制御回路45、時計回路47、通信制御
部48等のハードウェアに接続されており、各ハードウ
ェアの動作を制御する。
【0067】メモリ42には、制御装置40aを動作さ
せるための各種制御プログラム、信号灯49の点灯及び
消灯を制御するための点灯パターンに関するデータが格
納されている他、制御部41の演算処理中に発生したデ
ータを一時的に記憶する。
【0068】信号灯制御回路45は、例えば、スイッチ
ング回路であり、メモリ42に格納されている信号灯4
9の点灯パターン、及び制御部41に入力される時刻情
報に基づいて、信号灯49の点灯及び消灯を制御する。
【0069】時計回路47は時刻情報を出力する回路で
あり、一定周波数の信号を生成する水晶発振器46が接
続されている。時計回路47では、水晶発振器46から
出力される一定周波数の信号から時刻情報を算出して出
力するようにしている。
【0070】通信制御部48はモデム等の回線終端装置
を備えており、中央制御装置30aから送信された時刻
情報、交通信号機4の制御に関する情報を受信するとと
もに、各種の情報を中央制御装置30aに送信する。
【0071】本実施の形態では、通信制御部48にて受
信した時刻情報、すなわちGPS信号に基づいて生成さ
れた時刻情報により時計回路47の時刻を修正し、その
後に出力される修正された時刻情報を利用して信号灯4
9の点灯及び消灯を制御する。
【0072】図11及び図12は、本実施の形態に係る
交通信号システムの動作手順を示すフローチャートであ
る。時刻出力装置30bのGPS受信部34にてGPS
信号を受信したか否かを判断する(ステップS19)。
受信した場合(S19:YES)、GPS受信部34に
て1秒パルス及び補正用の時刻情報を生成し(ステップ
S20)、受信していない場合(S19:NO)、処理
をステップS22に進める。
【0073】次いで、制御部31bが補正用の時刻情報
に基づき、時計回路37の時刻情報を修正する(ステッ
プS21)。時刻情報を修正する際は、1秒パルスの立
ち上がりのタイミングで時計回路37に補正用の時刻情
報を出力する。時計回路37は補正用の時刻情報を新た
な時刻情報として記憶する。そして、時計回路37の時
刻情報を中央制御装置30aに出力する(ステップS2
2)。
【0074】中央制御装置30aでは、時刻出力装置3
0bから出力された時刻情報の読込みを行い(ステップ
S23)、読込んだ時刻情報を交通信号機4の制御装置
40aへ送信する(ステップS24)。また、中央制御
装置30aでは、交通信号機4から送信された各種の情
報に基づいて交通信号機4を制御するための制御情報を
生成し(ステップS25)、生成した交通信号機4の制
御情報を送信する(ステップS26)。
【0075】交通信号機4の制御装置40aでは、ま
ず、時計回路47から時刻情報を読込み(ステップS2
7)、読込んだ時刻情報に基づき、点灯パターンに関す
るデータをメモリ42から読込む(ステップS28)。
【0076】そして、中央制御装置30aから送信され
た補正用の時刻情報を受信したか否かを判断する(ステ
ップS29)。時刻情報を受信していない場合(S2
9:NO)、処理をステップS32へ進める。時刻情報
を受信した場合(S29:YES)、予め定めておいた
条件に基づき、時刻の修正処理を実施するか否かを判断
する(ステップS30)。前記条件としては、例えば、
通信制御部48にて受信した補正用の時刻情報と時計回
路47の時刻情報との誤差が±30秒以内である場合に
時刻の修正を行うといった条件を課すことができる。ま
た、通信制御部48にて補正用の時刻情報を受信した場
合に無条件に時刻の修正を行う設定であってもよい。
【0077】ステップS30にて時刻修正処理を実施し
ないと判断した場合(S30:NO)、処理をステップ
S32へ進め、時刻修正処理を実施すると判断した場合
(S30:YES)、時計回路47の時刻情報を修正す
る(ステップS31)。時刻情報を修正する際、時計回
路47は補正用の時刻情報を新たな時刻情報として記憶
する。そして、時計回路47は、修正後の時刻情報を出
力する(ステップS32)。
【0078】次いで、中央制御装置30aから送信され
た制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS3
3)。制御情報を受信していない場合(S33:N
O)、処理をステップS35へ進める。制御情報を受信
した場合(S33:YES)、受信した制御情報に基づ
いて信号灯49の点灯パターンを修正する(ステップS
34)。
【0079】次いで、点灯パターンに基づき信号灯49
の切替えを行うか否かを判断する(ステップS35)。
信号灯49の切替えを行わないと判断した場合(S3
5:NO)、処理をステップS37へ進める。信号灯4
9の切替えを行うと判断した場合(S35:YES)、
点灯パターンに従って信号灯制御回路45に動作命令を
与えることで、信号灯49の点灯又は消灯を行う(ステ
ップS36)。
【0080】次いで、点灯パターンが終了したか否かに
ついて判断する(ステップS37)。点灯パターンが終
了したか否かの判断は、図4に示した如き点灯パターン
が一巡したか否かについて判断することによって行う。
【0081】点灯パターンが終了したと判断された場合
(S37:YES)、処理をステップS27へ戻し、点
灯パターンが終了していないと判断された場合(S3
7:NO)、処理をステップS29へ戻す。
【0082】実施の形態5.実施の形態4では、時刻出
力装置30bのGPS受信部34が出力するGPS信号
に基づいて生成した時刻情報を交通信号機4の制御装置
40aに送信し、送信された時刻情報を時計回路47の
新たな時刻情報とすることにより、時計回路47の時刻
を修正する形態であったが、本実施の形態では、GPS
信号に基づいて生成した時刻情報が予め定められた時刻
(例えば、19時00分00秒)に等しい場合にのみ、
交通信号機4の制御装置40aに時刻修正信号を送信
し、時計回路47を前記時刻にセットすることにより時
刻の修正を行う。なお、中央制御装置30a及び交通信
号機4の構成は、実施の形態4と同じであるため説明を
省略する。
【0083】図13及び図14は、本実施の形態に係る
交通信号システムの動作手順を示すフローチャートであ
る。時刻出力装置30bのGPS受信部34にてGPS
信号を受信したか否かを判断する(ステップS38)。
受信した場合(S38:YES)、GPS受信部34に
て1秒パルス及び補正用の時刻情報を生成し(ステップ
S39)、受信していない場合(S38:NO)、処理
をステップS41に進める。
【0084】次いで、制御部31bが補正用の時刻情報
に基づき、時計回路37の時刻情報を修正する(ステッ
プS40)。時刻情報を修正する際は、1秒パルスの立
ち上がりのタイミングで時計回路37に補正用の時刻情
報を出力する。時計回路37は補正用の時刻情報を新た
な時刻情報として記憶する。そして、時計回路37の時
刻情報を中央制御装置30aに出力する(ステップS4
1)。
【0085】中央制御装置30aでは、時刻出力装置3
0bから出力された時刻情報の読込みを行い(ステップ
S42)、読込んだ時刻情報が所定の時刻か否かを判断
する(ステップS43)。所定の時刻である場合(S4
3:YES)、制御部31aは、時刻情報の1秒桁の変
化のタイミングで時刻修正信号を交通信号機4の制御装
置40aへ送信する(ステップS44)。
【0086】読込んだ時刻情報が所定の時刻でないと判
断した場合(S43:NO)、中央制御装置30aで
は、交通信号機4から送信された各種の情報に基づいて
交通信号機4を制御するための制御情報を生成し(ステ
ップS45)、生成した交通信号機4の制御情報を送信
する(ステップS46)。
【0087】交通信号機4の制御装置40aでは、ま
ず、時計回路47から時刻情報を読込み(ステップS4
7)、読込んだ時刻情報に基づき、点灯パターンに関す
るデータをメモリ42から読込む(ステップS48)。
【0088】そして、中央制御装置30aから送信され
た時刻修正信号を受信したか否かを判断する(ステップ
S49)。時刻修正信号を受信していない場合(S4
9:NO)、処理をステップS52へ進める。時刻修正
信号を受信した場合(S49:YES)、予め定めてお
いた条件に基づき、時刻の修正処理を実施するか否かを
判断する(ステップS50)。前記条件としては、例え
ば、所定の時刻と時計回路47の時刻情報が示す時刻と
の誤差が±30秒以内である場合に時刻の修正を行うと
いった条件を課すことができる。また、通信制御部48
にて時刻修正信号を受信した場合に無条件に時刻の修正
を行う設定であってもよい。
【0089】ステップS50にて時刻修正処理を実施し
ないと判断した場合(S50:NO)、処理をステップ
S52へ進め、時刻修正処理を実施すると判断した場合
(S50:YES)、時計回路47に時刻修正信号を出
力し、予め定められた時刻(所定の時刻)を時刻情報に
セットする(ステップS51)。時刻情報を修正する
際、時計回路47は所定の時刻を新たな時刻情報として
記憶する。そして、時計回路47は、修正後の時刻情報
を出力する(ステップS52)。
【0090】次いで、中央制御装置30aから送信され
た制御情報を受信したか否かを判断する(ステップS5
3)。制御情報を受信していない場合(S53:N
O)、処理をステップS55へ進める。制御情報を受信
した場合(S53:YES)、受信した制御情報に基づ
いて信号灯49の点灯パターンを修正する(ステップS
54)。
【0091】次いで、点灯パターンに基づき信号灯49
の切替えを行うか否かを判断する(ステップS55)。
信号灯49の切替えを行わないと判断した場合(S5
5:NO)、処理をステップS57へ進める。信号灯4
9の切替えを行うと判断した場合(S55:YES)、
点灯パターンに従って信号灯制御回路45に動作命令を
与えることで、信号灯49の点灯又は消灯を行う(ステ
ップS56)。
【0092】次いで、点灯パターンが終了したか否かに
ついて判断する(ステップS57)。点灯パターンが終
了したか否かの判断は、図4に示した如き点灯パターン
が一巡したか否かについて判断することによって行う。
【0093】点灯パターンが終了したと判断された場合
(S57:YES)、処理をステップS47へ戻し、点
灯パターンが終了していないと判断された場合(S5
7:NO)、処理をステップS49へ戻す。
【0094】実施の形態6.実施の形態4及び実施の形
態5で説明した交通信号機4は、中央制御装置30aか
ら送信された精度が高い時刻情報を通信制御部48にて
受信しているため、交通信号機4の制御装置40aの内
部に水晶発振器46及び時計回路47を備えている必要
はなく、受信した時刻情報を利用して信号灯49の点灯
及び消灯を制御することが可能である。本実施の形態で
は、通信制御部48にて受信した時刻情報をそのまま信
号灯49の点灯及び消灯を制御する形態について説明す
る。
【0095】図15は、本実施の形態に係る交通信号シ
ステムの構成を示すブロック図である。図中30aは、
交通管制センタ3に設置されている中央制御装置であ
り、該中央制御装置30aには時刻情報を出力する時刻
出力装置30bが接続されている。また、中央制御装置
30aは無線通信又は通信回線を通じて交通信号機4に
接続されており、交通信号機4の点灯及び消灯の制御を
行う。
【0096】中央制御装置30aはCPUを有する制御
部31aを備えており、通信制御部38のようなハード
ウェアの動作を制御する。また、制御部31aには、時
刻出力装置30bが出力する時刻情報が入力される。
【0097】通信制御部38は、モデム等の回線終端装
置を備えており、時刻出力装置30bから出力される時
刻情報、制御部31aが生成した交通信号機4の制御に
関する制御情報等を交通信号機4の制御装置40bへ送
信すると共に、制御装置40bから送信される各種の情
報を受信する。
【0098】時刻出力装置30bはCPUを有する制御
部31bを備える。制御部31bには、GPS受信部3
4、時計回路37等のハードウェアが接続されており、
各ハードウェアの動作を制御する。また、時計回路37
から読込んだ時刻情報を中央制御装置30aに出力する
ことが可能である。
【0099】GPS受信部34には、GPSアンテナ3
3が接続されている。人工衛星1からの電波はGPSア
ンテナ33にて受信され、受信された電波に基づいてG
PS信号が生成される。生成されたGPS信号はGPS
受信部34に入力され、GPS受信部34では、入力さ
れたGPS信号に基づいて測位情報、時刻情報、及び時
刻の同期信号(1秒パルス)を生成し、制御部31bに
出力する。
【0100】時計回路37は時刻情報を出力する回路で
あり、一定周波数の信号を生成する水晶発振器36が接
続されている。時計回路37では、水晶発振器36から
出力される一定周波数の信号から時刻情報を算出して出
力するようにしている。また、GPS受信部34から出
力される時刻情報を利用して時計回路37内の時刻情報
を補正することにより、常時、正確な時刻情報を出力す
るようにしている。
【0101】交通信号機4の制御装置40bはCPUを
有する制御部41を備えている。該制御部41は、メモ
リ42、信号灯制御回路45、通信制御部48等のハー
ドウェアに接続されており、各ハードウェアの動作を制
御する。
【0102】メモリ42には、制御装置40bを動作さ
せるための各種制御プログラム、信号灯49の点灯及び
消灯を制御するための点灯パターンに関するデータが格
納されている他、制御部41の演算処理中に発生したデ
ータを一時的に記憶する。
【0103】信号灯制御回路45は、例えば、スイッチ
ング回路であり、メモリ42に格納されている信号灯4
9の点灯パターン、及び制御部41に入力される時刻情
報に基づいて、信号灯49の点灯及び消灯を制御する。
【0104】通信制御部48はモデム等の回線終端装置
を備えており、中央制御装置30aから送信された時刻
情報、交通信号機4の制御に関する制御情報等を受信す
るとともに、各種の情報を中央制御装置30aに送信す
る。
【0105】本実施の形態では、通信制御部48にて受
信した時刻情報、すなわちGPS信号に基づいて生成さ
れた時刻情報を利用し、読込まれた点灯パターンに従
い、信号灯49の点灯及び消灯を制御する。したがっ
て、前述したような時計回路47を交通信号機4の制御
装置40bに備えている必要がなくなる。
【0106】
【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明による
場合は、GPS信号を受信する手段と、受信したGPS
信号から時刻情報を生成する手段と、生成した時刻情報
に基づき信号灯の点灯及び消灯を制御する制御手段とを
備えている。したがって、地上局から送信されるラジオ
放送を受信することが困難である場所、例えば、建物の
近傍、山間部等に交通信号機が設置されている場合であ
っても、人工衛星から出力されるGPS信号を含む電波
を交通信号機にて受信することができるため、GPS信
号から生成された時刻情報に基づいて信号灯を点灯及び
消灯させることによって、隣接された交通信号機と同期
させて信号灯の点灯及び消灯を行うことが可能となる。
その結果、広域に設置された交通信号機群の制御に関し
て同期が崩れることが防止され、適切に交通量の制御を
行うことが可能となる。
【0107】第2発明による場合は、GPS信号を受信
する手段と、受信したGPS信号から補正用時刻情報を
生成する手段と、時計手段と、生成された補正用時刻情
報に基づき時計手段の時刻情報を補正する時刻補正手段
とを備え、補正された時刻情報に基づき信号灯の点灯及
び消灯を制御するようにしている。したがって、人工衛
星から出力されるGPS信号を交通信号機にて受信する
ことができるため、GPS信号から生成された時刻情報
に基づいて交通信号機が有する時計の時刻情報を補正す
ることが可能となる。また、補正した時刻情報に基づい
て、信号灯を点灯及び消灯させることにより、隣接され
た交通信号機と安定して同期させることが可能となる。
【0108】第3発明による場合は、GPS信号から生
成した補正用時刻情報が予め定められた時刻に等しいか
否かを判断して、補正用時刻情報が予め定められた時刻
に等しい場合に時計手段の時刻情報を補正するようにし
ている。したがって、人工衛星から出力されるGPS信
号を交通信号機にて受信することができるため、GPS
信号から生成された時刻情報に基づいて交通信号機が有
する時計手段の時刻情報を所定の時刻に補正することが
可能となる。また、補正した時刻情報に基づいて、信号
灯を点灯及び消灯させることにより、隣接された交通信
号機と同期させることが可能となる。
【0109】第4発明による場合は、通信装置がGPS
信号から生成した時刻情報を交通信号機に送信し、交通
信号機では受信した時刻情報に基づいて信号灯の点灯及
び消灯を制御するようにしている。したがって、交通信
号機はGPS信号から生成された時刻情報に基づいて信
号灯の点灯及び消灯を制御することとなり、同じくGP
S信号から生成された時刻情報に基づいて動作している
交通信号機群との同期が崩れることが防止され、適切に
交通量の制御を行うことが可能となる。
【0110】第5発明による場合は、通信装置がGPS
信号から生成した補正用時刻情報を交通信号機に送信
し、交通信号機では受信した補正用時刻情報に基づいて
時計手段の時刻情報を補正し、補正された時刻情報に基
づいて信号灯の点灯及び消灯を制御するようにしてい
る。したがって、GPS信号から生成された時刻情報に
基づいて交通信号機が有する時刻情報を補正することが
可能となる。また、補正した時刻情報に基づいて、信号
灯を点灯及び消灯させることにより、同じ方法で時刻情
報を補正している交通信号機群との同期が崩れることが
防止され、適切に交通量の制御を行うことが可能とな
る。
【0111】第6発明による場合は、通信装置がGPS
信号から生成した補正用時刻情報が予め定められた時刻
に等しいか否かを判断して、補正用時刻情報を交通信号
機に送信する。交通信号機では受信した補正用時刻情報
に基づいて時計手段の時刻情報を補正し、補正された時
刻情報に基づいて信号灯の点灯及び消灯を制御するよう
にしている。したがって、GPS信号から生成された時
刻情報に基づいて交通信号機が有する時刻情報を補正す
ることが可能となる。また、補正した時刻情報に基づい
て、信号灯を点灯及び消灯させることにより、同じ方法
で時刻情報を補正している交通信号機群との同期が崩れ
ることが防止され、適切に交通量の制御を行うことが可
能となる。
【0112】また、第1発明乃至第6発明による場合
は、交通信号機がGPS信号に基づいて生成した時刻情
報、又はGPS信号に基づいて生成した補正用時刻情報
にて補正された時刻情報に基づいて信号灯の点灯及び消
灯を制御するようにしている。したがって、各発明にお
ける交通信号機は、GPS信号から生成された時刻とい
う同一の時刻情報に基づいて動作することとなり、この
結果、夫々の交通信号機の間で同期をとることができ、
適切に交通量の制御を行うことが可能となる等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交通信号システムを説明する概略構成
図である。
【図2】本実施の形態に係る交通信号機の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】GPS受信部が出力する信号のタイミングチャ
ートである。
【図4】信号灯の点灯パターンの一例を説明する波形図
である。
【図5】点灯パターンの一例について説明する説明図で
ある。
【図6】制御装置の動作手順を示したフローチャートで
ある。
【図7】時刻修正処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】時刻修正処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【図9】本実施の形態に係る交通信号機の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】本実施の形態に係る交通信号システムの構成
を示すブロック図である。
【図11】本実施の形態に係る交通信号システムの動作
手順を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態に係る交通信号システムの動作
手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施の形態に係る交通信号システムの動作
手順を示すフローチャートである。
【図14】本実施の形態に係る交通信号システムの動作
手順を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態に係る交通信号システムの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 人工衛星 2,4 交通信号機 3 交通管制センタ 20a,20b 制御装置 21 制御部 22 メモリ 23 GPSアンテナ 24 GPS受信部 25 信号灯制御回路 26 水晶発振器 27 時計回路 29 信号灯 30a 中央制御装置 30b 時刻出力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の信号灯と、該信号灯の点灯
    及び消灯を制御する制御手段とを備える交通信号機にお
    いて、 GPS信号を受信する手段と、該手段が受信したGPS
    信号から時刻情報を生成する手段とを備え、前記制御手
    段は生成した時刻情報に基づき前記信号灯の点灯及び消
    灯を制御すべくなしてあることを特徴とする交通信号
    機。
  2. 【請求項2】 1又は複数の信号灯と、該信号灯の点灯
    及び消灯を制御する制御手段とを備える交通信号機にお
    いて、 GPS信号を受信する手段と、該手段が受信したGPS
    信号から補正用時刻情報を生成する手段と、時計手段
    と、生成された補正用時刻情報に基づき前記時計手段の
    時刻情報を補正する時刻補正手段とを備え、前記制御手
    段は、補正された時刻情報に基づき前記信号灯の点灯及
    び消灯を制御すべくなしてあることを特徴とする交通信
    号機。
  3. 【請求項3】 GPS信号から生成した補正用時刻情報
    が予め定められた時刻に等しいか否かを判断する手段を
    更に備え、前記時刻補正手段は、前記補正用時刻情報が
    予め定められた時刻に等しい場合に前記時計手段の時刻
    情報を補正すべくなしてあることを特徴とする請求項2
    に記載の交通信号機。
  4. 【請求項4】 通信装置、及び該通信装置に通信可能に
    なしてあり、1又は複数の信号灯と前記通信装置から送
    信された情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御
    する制御手段とを有する交通信号機を備える交通信号シ
    ステムにおいて、 前記通信装置は、GPS信号を受信する手段と、該手段
    が受信したGPS信号から時刻情報を生成する手段と、
    生成された時刻情報を送信する手段とを有し、前記交通
    信号機は、前記通信装置から送信された時刻情報を受信
    する手段を有し、前記制御手段は受信した時刻情報に基
    づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御すべくなしてある
    ことを特徴とする交通信号システム。
  5. 【請求項5】 通信装置、及び該通信装置に通信可能に
    なしてあり、1又は複数の信号灯と前記通信装置から送
    信された情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御
    する制御手段とを有する交通信号機を備える交通信号シ
    ステムにおいて、 前記通信装置は、GPS信号を受信する手段と、該手段
    が受信したGPS信号から補正用時刻情報を生成する手
    段と、生成された補正用時刻情報を送信する手段とを備
    え、前記交通信号機は、前記通信装置から送信された補
    正用時刻情報を受信する手段と、時計手段と、受信した
    補正用時刻情報に基づき前記時計手段の時刻情報を補正
    する時刻補正手段とを備え、前記制御手段は、補正され
    た時刻情報に基づき前記信号灯の点灯及び消灯を制御す
    べくなしてあることを特徴とする交通信号システム。
  6. 【請求項6】 GPS信号から生成した補正用時刻情報
    が予め定められた時刻に等しいか否かを判断する手段を
    更に備え、前記時刻補正手段は、前記補正用時刻情報が
    予め定められた時刻に等しい場合に前記時計手段の時刻
    情報を補正すべくなしてあることを特徴とする請求項5
    に記載の交通信号システム。
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