JP2004014911A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004014911A JP2004014911A JP2002168346A JP2002168346A JP2004014911A JP 2004014911 A JP2004014911 A JP 2004014911A JP 2002168346 A JP2002168346 A JP 2002168346A JP 2002168346 A JP2002168346 A JP 2002168346A JP 2004014911 A JP2004014911 A JP 2004014911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- charge transfer
- impurity region
- gate electrode
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/10—Integrated devices
- H10F39/12—Image sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/80—Constructional details of image sensors
- H10F39/803—Pixels having integrated switching, control, storage or amplification elements
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D84/00—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
- H10D84/80—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs
- H10D84/82—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components
- H10D84/83—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components of only insulated-gate FETs [IGFET]
- H10D84/85—Complementary IGFETs, e.g. CMOS
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/10—Integrated devices
- H10F39/12—Image sensors
- H10F39/18—Complementary metal-oxide-semiconductor [CMOS] image sensors; Photodiode array image sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/80—Constructional details of image sensors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/80—Constructional details of image sensors
- H10F39/807—Pixel isolation structures
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
【課題】フォトダイオード不純物領域で発生した電荷の転送が行なわれ易くすることにより、ノイズによる画質の低下が抑制された電荷転送トランジスタが用いられた固体撮像素子を有する半導体装置を提供する。
【解決手段】N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない領域がある。その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10からN+型フローティングディフュージョン不純物領域9に転送される電荷が電位障壁や電位の窪みにおいてトラップされ難くなる。
【選択図】 図1
【解決手段】N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない領域がある。その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10からN+型フローティングディフュージョン不純物領域9に転送される電荷が電位障壁や電位の窪みにおいてトラップされ難くなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランジスタを有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランジスタを有する半導体装置の一例として、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域が、フォトダイオード不純物領域となっており、他方のソース/ドレイン領域がフローティングディフュージョン不純物領域となっている固体撮像素子を有する半導体装置がある。
【0003】
このような半導体装置においては、フォトダイオード不純物領域において、光電変換により電荷が発生する。また、このような半導体装置においては、フォトダイオード不純物領域において生じた電荷をフローティングディフュージョン不純物領域に導く電荷転送ゲートを有している。さらに、フローティングディフュージョン不純物領域の電位の変化の度合いが、各画素に設けられたアンプにより増幅されて、画素の外部に出力される。このような半導体装置は、光センサとして機能するため、固体撮像素子として用いられている。
【0004】
固体撮像素子には、フォトダイオード不純物領域において発生した電荷を完全にフローティングディフュージョン不純物領域に転送できる完全転送型画素と、すべての電荷をフォトダイオード不純物領域からフローティングディフュージョン不純物領域に転送できない不完全転送型画素の2種類の固体撮像素子がある。これらの詳細については、「固体撮像素子の基礎」(著者 安藤 隆男ら)において、たとえばP162の残像の章に述べられている。
【0005】
完全転送型画素および不完全転送型画素それぞれについてはここでは詳細には説明しないが、本明細書においては、完全転送型の画素を有する固体撮像素子について説明する。なお、従来の完全転送型画素を有する固体撮像素子の構成が、前述の「固体撮像素子の基礎」のP89の図3〜図4に示されている。
【0006】
完全転送型画素を有する固体撮像素子の動作は、次のようなものである。フォトダイオード不純物領域で発生した電荷を電荷転送トランジスタのスイッチングを利用してアンプに導く。また、アンプにおいてフォトダイオード不純物領域で発生した電荷の量の差を電圧の変化の差に変換して外部に出力する。
【0007】
一般に、フォトダイオード不純物領域は、不純物濃度が非常に低く構成されている。したがって、フォトダイオード不純物領域に逆バイアスをかけると完全に空乏化される。
【0008】
一方、フローティングディフュージョン不純物領域と、ロジック部を構成する通常のトランジスタのソース/ドレイン領域とは同様の構造である。以下、前述のようなソース領域およびドレイン領域のうちいずれか一方が、光電変換により電荷を蓄積するフォトダイオード不純物領域であるトランジスタを電荷転送トランジスタと言う。
【0009】
従来の固体撮像素子における電荷転送トランジスタのゲート絶縁膜の直下のチャネル領域には、トランジスタのしきい値電圧Vthを決定する不純物が注入されている。この不純物は、たとえば、NMOS(N Channel Metal Oxide Semiconductor)では、チャネルドープ不純物であるB(ボロン)である。
【0010】
また、PMOS(P Channel Metal Oxide Semiconductor)においては、電荷転送トランジスタのゲート絶縁膜の直下のチャネル領域には、チャネル(カウンタ)ドープ不純物領域を形成するための不純物であるB(ボロン)やパンチスルーを抑制するためのパンチスルーストッパ不純物領域を形成するための不純物が注入されている。特にパンチスルーストッパ不純物領域の不純物は、フォトダイオード不純物領域に含まれる不純物と導電型が逆である。
【0011】
そのため、チャネルドープ不純物領域やパンチスルーストッパ不純物領域には、電荷がフォトダイオード不純物領域からフローティングディフュージョン領域まで転送されるときに、電荷転送の障害となる電位障壁または電位の窪みが形成されている。その電位障壁または電位の窪みが、フォトダイオードで発生した電荷の転送を妨げる。その結果、固体撮像素子においては、残像等のノイズが生じるという不都合がある。
【0012】
また、電荷転送ゲート絶縁膜の直下のチャネル領域およびフォトダイオード不純物領域における不純物の濃度の分布は不均一である。そのため、チャネル領域およびフォトダイオード不純物領域には、電位障壁や電位の窪みが形成されている。その結果、フォトダイオード不純物領域で発生した電荷が電位障壁や電位の窪みでトラップされる。そのため、フォトトランジスタ不純物領域において発生した電荷全てをフローティングディフュージョン不純物領域に転送できないという問題がある。
【0013】
次に、前述の従来の電荷転送トランジスタの構造を図13を用いて具体的に説明する。
【0014】
図13に示すように、従来の電荷転送トランジスタの近傍の構造は、次のようなものである。P型半導体基板1の主表面から所定の深さの位置からP型半導体基板1の表面よりも上側の位置までにかけて形成された素子分離絶縁膜2が設けられている。この素子分離絶縁膜2によって分離された素子形成領域においては、電荷転送トランジスタを構成する電荷転送ゲート電極4が設けられている。
【0015】
また、電荷転送ゲート電極4とP型半導体基板1の主表面との間には電荷転送ゲート絶縁膜3が設けられている。また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁にはサイドウォール絶縁膜5が設けられている。
【0016】
また、素子分離絶縁膜2に囲まれた領域全体にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側と素子分離絶縁膜2の下側との間の領域には、N−型低濃度不純物領域7が設けられている。
【0017】
また、サイドウォール絶縁膜5の下側と素子分離絶縁膜2の下側との間の領域には、前述のN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が設けられている。このN−型低濃度不純物領域7とN+型高濃度不純物領域8とによりN+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0018】
また、ゲート電極4を介して、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とは反対側の領域に、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成されている。また、P型半導体基板1の主表面から前述のP型チャネルドープ不純物領域6よりも深さが深い位置まで、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。
【0019】
図13に示すような従来の電荷転送トランジスタにおいては、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が、電荷転送トランジスタのチャネル領域の全体にわたって形成されている。
【0020】
なお、P型チャネルドープ不純物領域6は、電荷転送トランジスタのしきい値電圧を調整するためのものである。また、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10との間のパンチスルー現象を抑制するためのものである。
【0021】
また、従来の電荷転送トランジスタの他の例を図14を用いて説明する。なお、図14に示す従来の他の例の電荷転送トランジスタにおいては、図13に示す従来の電荷転送トランジスタと同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付している。
【0022】
他の例の従来の電荷転送トランジスタ70近傍の構造においては、図14に示すように、電荷転送トランジスタ70の側方に、ゲート電極14、ゲート絶縁膜13およびサイドウォール絶縁膜15を有する他のトランジスタ80が形成されている。
【0023】
また、電荷転送トランジスタ70と他のトランジスタ80との間には、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9に接続されたコンタクトプラグ16が設けられている。また、コンタクトプラグ16は層間絶縁膜20をP型半導体基板1に主表面に垂直な方向に貫通するように形成されている。
【0024】
また、図13に記載の電荷転送トランジスタを製造するための製造工程を図15および図16を用いて説明する。図13に記載の電荷転送トランジスタの製造方法においては、まず、図15に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成されていない段階で、レジスト膜30により、電荷転送ゲート電極4、サイドウォール絶縁膜5、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9および素子分離絶縁膜2上を覆う。
【0025】
次に、矢印50で示すように、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の領域にまでN−型フォトダイオード不純物領域10が形成されるように不純物を斜め注入する。これにより、図16に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示す従来の固体撮像素子においては、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、N−型フォトダイオード不純物領域10とは導電型が逆である。したがって、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11においては、電位障壁または電位の窪みが形成されている。
【0027】
そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷のうち一部は、電位障壁または電位の窪みでトラップされる。つまり、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷のうち、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9へ転送されない電荷が存在する。その結果、固体撮像素子においては、ノイズが生じ画質が劣化するという不都合が生じている。
【0028】
また、図14に示す従来の他の例の固体撮像素子においては、コンタクトプラグ16と電荷転送ゲート電極4との間の距離が極めて小さい場合がある。このような場合においては、電荷転送ゲート電極4とコンタクトプラグ16との間で寄生容量が生じる。このような寄生容量は、固体撮像素子においては極めて重大な問題であり、固体撮像素子の画質を劣化させる原因となっている。
【0029】
さらに、図15および図16に示す図13の固体撮像素子の製造工程においては、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁に不純物が注入されてしまう。その結果、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の特性が劣化するという問題がある。
【0030】
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域において発生した電荷が、他方のソース/ドレイン領域に転送されることが妨げられることが抑制されたトランジスタを有する半導体装置を提供することである。
【0031】
また、本発明の第2の目的は、ゲート電極とソース/ドレイン領域に接続された導電性コンタクト部との間での寄生容量が低減された半導体装置を提供することである。
【0032】
また、本発明の第3の目的は、ゲート電極およびゲート絶縁膜の特性の劣化が抑制された半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、半導体基板内において、ゲート電極の下側に位置するチャネル領域と、チャネル領域を挟むように設けられたソース領域およびドレイン領域と、チャネル領域に設けられ、ソース領域とドレイン領域とが導通するときにゲート電極に印加される閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域とを備えている。また、チャネル領域においては、チャネル領域のうち一部の領域にのみ、チャネルドープ不純物領域が設けられている。
【0034】
上記の構成によれば、チャネルドープ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げの度合いが低減される。
【0035】
本発明の第1の局面の半導体装置は、チャネル領域のうち一部の領域にのみ、ソース領域とドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられていてもよい。
【0036】
上記の構成によれば、パンチスルーストッパ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げの度合いが低減される。
【0037】
本発明の第2の局面の半導体装置は、光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、本発明の第2の局面の半導体装置は、電荷転送トランジスタのゲート電極の下側に設けられた電荷転送チャネル領域と、他のトランジスタの下側に設けられた他のチャネル領域とを備えている。また、他のチャネル領域には、他のトランジスタの閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域が設けられているとともに、電荷転送チャネル領域には、他のチャネルドープ不純物領域が設けられていない。
【0038】
上記の構成によれば、電荷転送トランジスタのチャネル領域においては、チャネルドープ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げが防止される。
【0039】
本発明の第2の局面の半導体装置は、電荷転送チャネル領域には、ソース領域とドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられているが、他のチャネル領域には、パンチスルーストッパ不純物領域が設けられていないものであってもよい。
【0040】
上記の構成によれば、電荷転送トランジスタのチャネル領域においては、パンチスルーストッパ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げが防止される。
【0041】
本発明の第3の局面の半導体装置は、光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、他のトランジスタのゲート電極のゲート電極の膜厚よりも大きい。
【0042】
上記の構成によれば、電荷転送ゲート電極を有する電荷転送トランジスタの閾値電圧とゲート電極を有するトランジスタの閾値電圧とが同じである場合、電荷転送ゲート電極に印加される電圧を大きくして、電荷転送ゲート電極に印加される電圧が閾値電圧以下にならないようにすることができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、画像撮像素子の画質を向上させることができる。
【0043】
本発明の第4の局面の半導体装置は、光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、他のトランジスタのゲート電極の膜厚よりも小さい。
【0044】
上記の構成によれば、電荷転送ゲート電極は、ゲート電極よりも半導体基板の主表面に対して垂直な方向の電界が大きくなる。そのため、電荷転送ゲート絶縁膜の膜厚を、光電変換素子で発生した電荷が、電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる程度の膜厚に設定することができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0045】
本発明の第5の局面の半導体装置は、光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート絶縁膜は、他のトランジスタのゲート絶縁膜と同じ膜厚の厚膜部と、厚膜部に比較して膜厚が小さい薄膜部とを含んでいる。
【0046】
上記の構成によれば、厚膜部においては、電荷転送ゲート絶縁膜の信頼性を維持することができる。また、薄膜部の膜厚を、光電変換素子部で発生した電荷が、光電変換素子部の電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる程度に設定することができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0047】
本発明の第5の局面の半導体装置は、薄膜部が光電変換素子部の上側の領域のみに設けられていてもよい。
【0048】
上記の構成によれば、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻す必要性が高い光電変換素子部のみを薄膜にすることにより、ゲート絶縁膜の信頼性の低下の抑制と、固体撮像素子の画質の向上との双方を効率的に実現することができる。
【0049】
本発明の第5の局面の半導体装置は、薄膜部が、厚膜部の膜厚と同一の膜厚の絶縁膜が形成された後に、絶縁膜の一部が選択的にエッチングされることにより形成されてもよい。
【0050】
本発明の第6の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。ゲート電極は、相対的に不純物濃度が高い高濃度部と相対的に不純物濃度が低い低濃度部とを含んでいる。低濃度部とコンタクト導電部とは、互いに対向している。
【0051】
上記の構成によれば、コンタクト導電部とゲート電極との間に生じる寄生容量を低減することができる。
【0052】
本発明の第6の局面の半導体装置は、高濃度部が、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域に設けられていてもよい。
【0053】
上記の構成によれば、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域において、ゲート電極により、半導体基板の主表面に対して垂直な方向に高い電界を生じさせて、電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる。その結果、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0054】
本発明の第6の局面の半導体装置は、低濃度部が、異なる2種類の導電型の不純物がドープされている。
【0055】
上記の構成によれば、予め高濃度部と同じ導電型で同じ濃度の不純物注入部を形成し、その後、低濃度部にする部分の不純物の濃度を下げるために、高濃度部とは逆の導電型の不純物を注入する製法によって、低濃度部を製造することができる。
【0056】
本発明の7の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と前記半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。また、ゲート電極は、相対的に膜厚が大きな厚膜部と相対的に膜厚が小さな薄膜部とを含んでいる。また、薄膜部とコンタクト導電部とは、互いに対向している。
【0057】
上記の構成によれば、コンタクト導電部とゲート電極との間に生じる寄生容量を低減することができる。
【0058】
本発明の第7の局面の半導体装置においては、厚膜部は、高濃度部がコンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域に設けられていてもよい。
【0059】
上記の構成によれば、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域に対してゲート電極により、半導体基板の主表面に対して垂直な方向に高い電界を生じさせることができる。その結果、本発明の第7の局面の半導体装置によれば、電位障壁や電位の窪みでトラップされた電荷を再度チャネル領域に戻すことが特に必要とされる領域のみに、高い電界を生じさせることができる。また、電位障壁や電位の窪みでトラップされた電荷を再度チャネル領域に戻すことが特には必要とされない領域の上側のゲート絶縁膜の膜厚を小さくする必要がない。その結果、ゲート絶縁膜の信頼性を維持しながら、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0060】
本発明の第8の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。また、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない。
【0061】
上記の構成によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれることに起因して、ゲート電極およびゲート絶縁膜の信頼性が低下することを防止することができる。
【0062】
本発明の第1の局面の半導体装置の製造方法は、半導体基板に素子形成領域を形成するための素子分離絶縁膜を形成する工程と、素子形成領域の一部の領域に開口部を有するマスク層を形成する工程と、マスク層をマスクとして不純物注入を行なうことにより、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて、不純物領域を形成する工程と、不純物領域を形成する工程の後に、不純物領域がトランジスタのソース領域またはドレイン領域となるように、不純物領域の近傍の半導体基板上にゲート絶縁膜およびゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0063】
上記の製造方法によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない半導体装置を製造することができる。
【0064】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1の半導体装置を説明する。
【0065】
図1に示すように、本実施の形態の半導体装置は以下のような構成を有している。P型半導体基板1の主表面近傍には、素子形成領域を分離する素子分離絶縁膜2が形成されている。この素子分離絶縁膜2に囲まれた領域においては、電荷転送トランジスタが設けられている。電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3を有している。また、電荷転送ゲート絶縁膜3および電荷転送ゲート電極4の側壁には、サイドウォール絶縁膜5が設けられている。
【0066】
また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の所定の位置から素子分離絶縁膜2までの間にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の端部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてN−型低濃度不純物領域7が形成されている。
【0067】
また、P型半導体基板1内においては、サイドウォール絶縁膜5の端部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、前述のN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が形成されている。このN−型低濃度不純物領域7とN+型高濃度不純物領域8とにより、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0068】
また、電荷転送ゲート電極4を介して、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とは反対側の領域に、N−型フォトダイオード不純物領域10が、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけて形成されている。また、前述のP型チャネルドープ不純物領域6の下側の領域および素子分離絶縁膜2の下側の領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁を覆うようにサイドウォール絶縁膜12が形成されている。
【0069】
図1に示す本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない領域が設けられている。すなわち、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、チャネル領域においては、チャネル領域の一部の領域にのみ設けられている。
【0070】
また、図13に示す従来の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域の全域において、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。
【0071】
したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、図13に示す従来の電荷転送トランジスタに比較して、チャネル領域において電位障壁や電位の窪みを生じさせる領域のP型半導体基板1の主表面に平行な方向の長さが短くなっている。その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、チャネル領域において、電位障壁または電位の窪みにトラップされてしまう度合いが低減されている。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、固体撮像素子のノイズが低減される。その結果、画像撮像素子の画質が向上する。
【0072】
また、N−型フォトダイオード不純物領域10においても、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、N−型フォトダイオード不純物領域10内の電位障壁または電位の窪みにトラップされる度合いが低減される。その結果、画像撮像素子の画質はさらに向上する。
【0073】
(実施の形態2)
次に、図2を用いて実施の形態2の半導体装置の構造を説明する。
【0074】
図2に示すように、本実施の形態の電荷転送トランジスタの構造は、実施の形態1の電荷転送トランジスタの構造とほぼ同様である。また、本実施の形態の電荷転送トランジスタの構造は、実施の形態1において図1を用いて説明した電荷転送トランジスタの構造と同様に、N−型フォトダイオード不純物領域10には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。したがって、実施の形態1の半導体装置と同様に、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、N−型フォトダイオード不純物領域10内の電位障壁または電位の窪みにトラップされる度合いが低減される。
【0075】
ただし、図2に示す電荷転送トランジスタにおいては、P型チャネルドープ不純物領域6は、素子分離絶縁膜2の端部の下側からサイドウォール絶縁膜5のゲート電極4とは逆側の端部の下側までの領域にのみ形成されている。また、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、素子分離絶縁膜2の下側から電荷転送ゲート絶縁膜3の端部の下側までの領域にのみ形成されている。
【0076】
すなわち、本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6が形成されていない。
【0077】
なお、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、電荷転送トランジスタ70のチャネル領域には形成されていないため、電荷転送トランジスタ80においては、チャネルドープ不純領域としては機能しない。
【0078】
ただし、P型チャネルドープ不純物領域6は、たとえば、リセットトランジスタ、アンプ、および、スイッチトランジスタ、ならびに、ロジック回路のトランジスタ等の他のトランジスタ80においては、チャネルドープ不純物領域として機能する。また、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域を形成する工程において、同時に形成された不純物領域である。したがって、電荷転送トランジスタ70のP型チャネルドープ不純物領域6のP型半導体基板1の主表面に対して垂直方向の不純物の分布は、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域6における不純物の分布とほぼ同様である。また、電荷転送トランジスタ70のP型チャネルドープ不純物領域6の不純物と、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域6の不純物とは、同じ種類の不純物である。
【0079】
また、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。
【0080】
なお、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、チャネル領域には形成されていないため、電荷転送トランジスタ70においては、パンチスルーストッパ不純領域としては機能しない。
【0081】
ただし、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、たとえば、リセットトランジスタ、アンプ、および、スイッチトランジスタ、ならびに、ロジック回路などの他のトランジスタ80においては、チャネルドープ不純物領域として機能する。また、電荷転送トランジスタ70が形成される素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、他のトランジスタ80の不純物領域を形成する工程において、同時に形成された不純物領域である。したがって、半導体基板の主表面に対して垂直方向の不純物の分布は、他のトランジスタのチャネルドープ不純物領域において不純物の分布とほぼ同様である。また、P型パンチスルーストッパ不純物領域11の不純物と、他のトランジスタのチャネルドープ不純物領域の不純物とは、同じ種類の不純物である。
【0082】
上記本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6およびP型パンチスルーストッパ不純物領域11のいずれも、チャネル領域には形成されていない。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、N−型フォトダイオード不純物領域10を、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9により近づけて形成することができる。
【0083】
その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10の電荷転送ゲート絶縁膜3の下側に位置する領域を大きくすることができる。したがって、N−型フォトダイオード不純物領域10に蓄えられる電荷量を大きくすることができる。その結果、S(Signal)/N(Noise)比を向上させることができる。
【0084】
なお、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側に不純物を注入する手法としては、素子分離絶縁膜2、電荷転送ゲート絶縁膜3およびゲート電極4をマスクとして、不純物を斜め注入することが考えられる。この場合、不純物の注入角度を調整することにより、N−型フォトダイオード不純物領域10のP型半導体基板1の主表面に平行な方向の大きさを制御することが可能である。
【0085】
また、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10との間の距離は、十分に確保されている。そのため、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10とが重なることにより、電位障壁や電位の窪みが形成されることが抑制されている。
【0086】
ただし、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11を形成するための不純物を電荷転送ゲート絶縁膜3の真下領域に全く注入しないと、パンチスルーが発生し易くなる。しかしながら、図2に示す電荷転送トランジスタにおいては、電荷転送トランジスタのオン/オフ時に、ソース領域とドレイン領域との間を流れるリーク電流の発生を抑制する必要がある。そのため、電荷転送トランジスタのゲート長、厳密にはチャネル長を大きくする必要がある。チャネル長を大きくするとチップサイズが増大するという不都合が生じる。
【0087】
したがって、チップサイズの増大を抑制することに重点をおく場合には、実施の形態1の電荷転送トランジスタのように、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11を電荷転送ゲート絶縁膜3の下側のチャネル領域の一部の領域に形成する。それにより、チャネル長を小さくすることができる。その結果、画素のサイズを縮小させることができ、かつ固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0088】
なお、本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送伝送トランジスタ70が形成されているいる素子形成領域とは別の素子形成領域に他のトランジスタ80が形成されている。他のトランジスタ80は、ゲート電極104、ゲート絶縁膜103、サイドウォール絶縁膜105を備えている。また、ゲート電極104の下側のチャネル領域を挟むようにソース/ドレイン領域109a,109bが形成されている。ソース/ドレイン領域109a,109bは、低濃度不純物領域107a,107bと高濃度不純物領域108a,108bにより構成されている。また、チャネル領域には、チャネルドープ不純物領域106が形成されている。また、ソース/ドレイン領域109a,109b間には、パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。
【0089】
(実施の形態3)
次に、図3を用いて本発明の実施の形態3の半導体装置を説明する。
【0090】
図3に示すように、本実施の形態の電荷転送トランジスタは、実施の形態1の電荷転送トランジスタの構造とほぼ同様である。しかしながら、図3に示す電荷転送トランジスタにおいては、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が、素子分離絶縁膜2同士間に挟まれた素子形成領域の全域にわたって形成されていることが異なる。
【0091】
このような実施の形態3の電荷転送トランジスタにおいても、チャネル領域の一部において、P型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない領域が存在するとともに、N−型フォトダイオード不純物領域10にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない。そのため、実施の形態3の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6の電位の障壁または電位の窪みに起因した電荷のトランプを抑制することができるという効果に関して、実施の形態1の電荷転送トランジスタにより得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0092】
(実施の形態4)
次に、図4を用いて本発明の実施の形態4の半導体装置を説明する。
【0093】
図4に示す実施の形態4の電荷転送トランジスタと、図2に示す実施の形態2の電荷転送トランジスタの構造とは、ほぼ同様の構造である。しかしながら、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が素子分離絶縁膜2に囲まれた素子形成領域の全域にわたって形成されていることが異なる。
【0094】
このような実施の形態4の電荷転送トランジスタにおいても、チャネル領域おおよびN−型フォトダイオード不純物領域10には、P型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6の電位の障壁または電位の窪みに起因した電荷のトランプを抑制することができるという効果に関して、実施の形態2の電荷転送トランジスタにより得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0095】
(実施の形態5)
次に、図5を用いて実施の形態5の半導体装置を説明する。
【0096】
図5に示すように実施の形態5の半導体装置においては、以下のような構成を有している。
【0097】
P型半導体基板1の主表面近傍には、素子分離絶縁膜2が設けられている。また、素子分離絶縁膜2により囲まれる領域には、電荷転送トランジスタ70および他のトランジスタ80が設けられている。なお、他のトランジスタ80としては、リセットトランジスタ、セレクトトランジスタ、または、AMI(Amplified MOS Inteligent Imager)トランジスタなどが考えられる。また、電荷転送トランジスタ70は、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3を有している。
【0098】
また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁には、サイドウォール絶縁膜5が設けられている。また、他のトランジスタ80は、ゲート電極14およびゲート絶縁膜13を有している。ゲート電極14およびゲート絶縁膜13の側壁にはサイドウォール絶縁膜15が設けられている。
【0099】
また、素子形成領域の全域にわたって、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、素子分離絶縁膜2の下側からサイドウォール絶縁膜15の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域17およびN−型低濃度不純物領域17よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域18が設けられている。N−型低濃度不純物領域17およびN+型高濃度不純物領域18によりソース/ドレイン領域が構成されている。
【0100】
また、サイドウォール絶縁膜15の下側からサイドウォール絶縁膜5の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域7およびN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が設けられている。このN−型低濃度不純物領域7およびN+型高濃度不純物領域8により電荷転送トランジスタ70のN+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0101】
また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の中央部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。また、電荷転送トランジスタ70の側方であって、他のトランジスタ80とは反対側の位置には、絶縁膜25が設けられている。
【0102】
また、P型半導体基板1内においては、絶縁膜25の下側からサイドウォール絶縁膜5の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域27およびN−型低濃度不純物領域27よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域28が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、絶縁膜25の下側からサイドウォール絶縁膜5の端部の下側までの領域には、N−型フォトダイオード不純物領域10が設けられている。
【0103】
一般に、図13に示す従来の電荷転送トランジスタの製造工程においては、不純物の斜め注入により、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側にN−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。そのため、斜め注入の注入方向にずれが生じた場合、N−型フォトダイオード不純物領域10において電荷転送に支障が生じる。その結果、図13に示す従来の電荷転送トランジスタを用いた固体撮像素子においては、画質が低下している。
【0104】
また、一般に、図5に示す本実施の形態の固体撮像素子のように、N−型フォトダイオード不純物領域10にコンタクトプラグ(コンタクトホール)を接続する。そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10内に不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域28等を形成する必要があるため、N−型フォトダイオード不純物領域10を完全に空乏化させることができない。その結果、電荷転送トランジスタは、通常のMOSトランジスタと同様の動作しかできない。
【0105】
したがって、電荷転送トランジスタ70のしきい値電圧よりも低い電圧が電荷転送ゲート電極4に印加された場合、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷は、チャネル領域において拡散のみによって移動する。それにより、電荷の移動速度が低下するため、画像撮像素子においては、残像が生じるような画質の劣化を引き起こす。
【0106】
そこで、図5に示す本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70を構成する電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚と、他のトランジスタ80を構成するゲート絶縁膜13の膜厚とを異ならせている。すなわち、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも大きくなっている。
【0107】
そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、以下に説明するような効果が得られる。
【0108】
一般に、電源電圧より大きな電圧を電荷転送ゲート電極4に印加する場合、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性が低下するという問題がある。しかしながら、本実施の形態の半導体装置においては、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜の膜厚よりも電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が大きいため、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性は向上している。
【0109】
そのため、電荷転送トランジスタ70のゲート電極4に印加される電圧が、電荷転送時にしきい値電圧Vth以下にならないように、電荷転送ゲート電極4に印加される電圧を大きくすることができる。たとえば、電荷転送ゲート電極4にはしきい値電圧Vthより大きな電源電圧としきい値電圧とを加えた電圧を印加することができる。
【0110】
その結果、ソース領域とドレイン領域との間でしきい値電圧の分布に電圧ドロップが生じることが抑制される。したがって、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷は、N−型フォトダイオード不純物領域10からN+型フローティングディフュージョン不純物領域9へ転送されるときに、電位障壁または電位の窪みによりトラップされることが抑制される。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70を有する画像撮像素子によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性を低下させることなく、画質を向上させることができる。
【0111】
(実施の形態6)
次に、図6を用いて本発明の実施の形態6の半導体装置を説明する。
【0112】
図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子とほぼ同様であるが、以下の点が異なる。
【0113】
図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子に比較して、N−型低濃度不純物領域27およびN+型高濃度不純物領域28が形成されていない。また、図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子に比較して、絶縁膜25および一方のサイドウォール絶縁膜5の代わりに、サイドウォール絶縁膜12が形成されている。
【0114】
図5に示す実施の形態5の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも大きい。しかしながら、本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも小さくなっている。前述したこと以外の構造においては、図6に示す本実施の形態の固体撮像素子と図5に示す実施の形態5の固体撮像素子とは全く同様である。
【0115】
上記のような本実施の形態の固体撮像素子によれば、ゲート絶縁膜13の膜厚と電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚とが同一である場合に比較して、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向に生じる電荷によって、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷が、電位障壁または電位の窪みによりトラップされ難くなる。すなわち、電位障壁または電位の窪みによりトラップされた電荷が、電荷転送ゲート電極4の電界により、チャネル領域に戻される。その結果、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70を用いた固体撮像素子の画質は向上する。
【0116】
(実施の形態7)
次に、図7を用いて実施の形態7の半導体装置を説明する。
【0117】
図7に示すように、本実施の形態の固体撮像素子においては、図6に示す実施の形態6の固体撮像素子の構造とほぼ同様である。しかしながら、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3は、他のトランジスタ80に近い側の一部の膜厚と他のトランジスタ80の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚とが同一であり、他のトランジスタ80から遠い側の一部の膜厚が他のトランジスタ80の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚よりも小さくなっている。
【0118】
より具体的にいうと、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置しない電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚よりも小さくなっている。したがって、図7に示すように、電荷転送ゲート絶縁膜3は、薄膜部3aと厚膜部3bとを有している。
【0119】
前述の図6に示す実施の形態6の半導体装置においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚を電荷転送ゲート絶縁膜3の全体にわたって小さくなっている。そのため、ゲート容量が増加する。その結果、電荷転送トランジスタには、高速な電荷転送が行なえないという問題が生じる。
【0120】
しかしながら、本実施の形態の固体撮像素子においては、前述の問題を以下のようにして解消している。
【0121】
一般に、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向には、電荷転送ゲート電極4の電界が生じる。本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、薄膜部3aの下側の領域に発生する電界は、厚膜部3bの下側の領域に発生する電界よりも大きくなる。この大きな電界を利用して電荷が電位障壁または電位の窪みにトラップされることを抑制する効果は、特に、N−型フォトダイオード不純物領域10において必要とされる。
【0122】
したがって、本実施の形態の固体撮像素子においては、N−型フォトダイオード不純物領域10の下側の領域のみの膜厚を小さくしている。その結果、本実施の形態の半導体装置によれば、電荷転送の速度を大きく低下させることなく、電荷が電位障壁や電位の窪みにトラップされることを抑制することができる。
【0123】
なお、電荷転送ゲート絶縁膜3に薄膜部3aと厚膜部3bとを設ける製造方法は、次に説明するような方法が用いられる。
【0124】
まず、電荷転送ゲート絶縁膜3を形成するための前段階の均一な膜厚を有する絶縁膜を形成する。次に、その絶縁膜のうち厚膜部となる領域のみをレジスト膜で覆う。その後に、レジスト膜をマスクとして、HF等によりその絶縁膜の上側の一部のみをエッチングする。それにより、レジスト膜にマスクされていない領域は、絶縁膜の下側の一部が残存し、レジスタ膜にマスクされた領域は、絶縁膜がエッチングされずにそのままの膜厚で残存する。
【0125】
(実施の形態8)
次に、図8を用いて実施の形態8の半導体装置を説明する。
【0126】
図8に示す実施の形態8の固体撮像素子の構造と図14に示す従来の固体撮像素子の構造とはほぼ同様である。しかしながら、図8に示す実施の形態8の固体撮像素子の構造は、図14に示す従来の固体撮像素子の構造と比較して、電荷転送トランジスタ70を構成する電荷転送ゲート電極4が、不純物濃度が高い高濃度不純物領域4aと、不純物濃度が低い低濃度不純物領域4bとを有していることが異なる。
【0127】
なお、次のよう製造方法により、高濃度不純物領域4aと低濃度不純物領域4bとを有するゲート電極4を形成する。まず、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜の全体の不純物濃度と、最終形成後の低濃度不純物領域4bの不純物濃度とが同一の不純物濃度となるように、電荷転送ゲート電極4となる前段階の他結晶シリコン膜に対して、不純物を注入する。その後、低濃度不純物領域4bとなる領域をマスクして、高濃度不純物領域4aとなる領域にのみ、低濃度不純物領域4bに注入された不純物と同じ導電型の不純物をさらに注入する。
【0128】
また、次のよう製造方法により、高濃度不純物領域4aと低濃度不純物領域4bとを有するゲート電極4を形成してもよい。まず、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜の全体の不純物濃度と、最終形成後の高濃度不純物領域4aの不純物濃度とが同一の不純物濃度となるように、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜に対して、P型の不純物を注入する。その後、高濃度不純物領域4aとなる領域にマスクをして、低濃度不純物領域4bとなる領域にのみN型の不純物をさらに注入する。
【0129】
ゲート電極4に異なる2種類の導電型の不純物を注入することにより、低濃度不純物領域4bを形成する製法によれば、ゲート電極4に同じ導電型の不純物を2回注入することにより高濃度不純物領域4aを形成する製法に比較して、ゲート電極の不純物濃度を高くすることができる。その結果、ゲート電極の導電性を高めることができる。
【0130】
また、電荷転送ゲート電極4のうちコンタクトプラグ16に近い側の部分が、低濃度不純物領域4bである。そのため、本実施の形態の固体撮像素子によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3全体を均一に高濃度不純物領域4aの不純物濃度にする場合に比較して、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0131】
また、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側の領域の電荷転送ゲート電極4のみが、高濃度不純物領域4aである。言いかえれば、電位障壁または電位の窪みにトラップされた電荷を、電荷転送ゲート電極4の電界により、電位障壁または電位の窪みにトラップされ難くする必要性が高いN−型フォトダイオード不純物領域10のみ、電荷転送ゲート電極4の不純物濃度が他の部分に比較して高くなっている。
【0132】
そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70は、電荷転送ゲート電極4に低濃度不純物領域4bが設けられていても、電荷転送のための応答速度を劣化させる度合いは小さい。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送速度の低下を抑制しながら、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0133】
その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10において光電変換された信号を増幅する機能を有するN+型フローティングディフュージョン不純物領域9のセンサとしてのS/N比を向上させることができる。
【0134】
(実施の形態9)
次に、図9を用いて実施の形態9の半導体装置を説明する。
【0135】
図9に示す本実施の形態の固体撮像素子と図14を用いて説明した従来の固体撮像素子の構造とはほぼ同様の構造である。しかしながら、図14に示す従来の固体撮像素子の電荷転送トランジスタ70は、ゲート電極4の膜厚が一定であるのに対して、図9に示す本実施の形態の固体撮像素子の電荷転送トランジスタ70は、ゲート電極4の一部の膜厚が他の一部の膜厚よりも小さくなっている。
【0136】
より具体的には、ゲート電極4は、コンタクトプラグ16に近い側の部分が薄膜部4dとなっており、コンタクトプラグ16から遠い側の部分が薄膜部4dよりも膜厚が大きい厚膜部4cとなっている。異なる観点から言及すると、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分が厚膜部4cとなっており、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置しない部分が薄膜部4dとなっている。
【0137】
したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3全体を均一な膜厚で形成する場合に比較して、コンタクトプラグ16と電荷転送ゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。また、特に電荷転送の速度に大きな影響を与える、電荷転送ゲート電極4のうちN−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分のみが厚膜部4cである。言いかえれば、特に電荷転送の速度に大きな影響を与えない、電荷転送ゲート電極4のうちN−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分以外の部分は厚膜部4cである。そのため、電荷転送のための応答速度を劣化させる度合いは小さい。
【0138】
その結果、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送速度の低下を抑制しながら、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0139】
なお、電荷転送ゲート電極4に薄膜部4dと厚膜部4cとを設ける製造方法は、次に説明するような方法が用いられる。
【0140】
まず、電荷転送ゲート電極4を形成するための前段階の均一な膜厚を有する導電性シリコン膜を形成する。次に、その導電性シリコン膜のうち厚膜部となる領域のみをレジスト膜で覆う。その後に、レジスト膜をマスクとして、その導電性シリコン膜の一部のみをエッチングする。それにより、レジスト膜にマスクされていない領域は、導電性シリコン膜の下側の一部が残存し、レジスタ膜にマスクされた領域は、導電性シリコン膜がエッチングされずにそのままの膜厚で残存する。
【0141】
(実施の形態10)
次に、実施の形態10の固体撮像素子およびその固体撮像素子の製造方法を説明する。
【0142】
図10〜図12に示される固体撮像素子の製造方法において製造される固体撮像素子の構造は、図13を用いて説明した従来の固体撮像素子の構造とほぼ同様である。
【0143】
しかしながら、図13に示す従来の電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3のN−型フォトダイオード不純物領域10側の端部近傍に、N−型フォトダイオード不純物領域10を構成する不純物が注入されているが、図12に示す本実施の形態の電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない。このような構造の本実施の形態の電荷転送トランジスタを製造する方法を図10〜図12を用いて説明する。
【0144】
本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法においては、まず、P型半導体基板1の主表面上に素子分離絶縁膜2を形成する。次に、素子分離絶縁膜により囲まれた素子形成領域において、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてN−型低濃度不純物領域7、N+型高濃度不純物領域8、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11を形成する。
【0145】
その後、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する予定の領域以外の領域を覆うように、レジスト膜30をP型半導体基板1の主表面上および素子分離絶縁膜2の表面上に設ける。次に、矢印50において示すように、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向に不純物注入を行なう。それにより、図11に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。その後、レジスト膜30を除去する。
【0146】
次に、図12に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10の端部の上側とN−型低濃度不純物領域7およびN+型高濃度不純物領域8とにより構成されるN+型フローティングディフュージョン不純物領域9の端部の上側との間の領域に、電荷転送ゲート絶縁膜3、電荷転送ゲート電極4およびサイドウォール絶縁膜5を形成する。その後、サイドウォール絶縁膜12を形成することにより、図13に示す構造の半導体装置が形成される。
【0147】
上記のような本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法においては、電荷転送ゲート絶縁膜3および電荷転送ゲート電極4を形成する前に、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法によれば、図15および図16を用いて説明した従来の電荷転送トランジスタの製造方法に比較して、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁に不純物が注入されることに起因した電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の性能の劣化が抑制されている。
【0148】
なお、上記実施の形態1〜10の半導体装置の素子分離絶縁膜2としては、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法により半導体基板の主表面が酸化されて形成された熱酸化絶縁膜を用いても、トレンチに絶縁膜が堆積されて形成されたトレンチ分離絶縁膜を用いてもよい。
【0149】
また、上記実施の形態1〜10の半導体装置においては、半導体装置の各構成要素それぞれの導電型をP型またはN型の一方に特定して説明したが、それぞれの構成要素が各実施の形態の半導体装置で用いられた導電型とは逆の導電型であっても、実施の形態1〜10それぞれで説明した効果と同様の効果を得ることができる。
【0150】
すなわち、各実施の形態の半導体装置において、P型の不純物を含む構成要素がN型の不純物を含み、N型の不純物を含む構成要素がP型の不純物を含むようにしても、実施の形態1〜10それぞれにおいて説明した半導体装置により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0151】
また、従来技術の説明および各実施の形態の説明の図面において、半導体装置の各構成要素に符号を付しているが、同じ符号を付した構成要素は、同一の目的で形成されたものであり、ほぼ同一の機能を有するものとする。
【0152】
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0153】
【発明の効果】
本発明の第1の局面の半導体装置によれば、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域において発生した電荷が、他方のソース/ドレイン領域に転送されることが妨げられることが抑制される。
【0154】
本発明の第2の局面の半導体装置によれば、光電変換素子部において発生した電荷が、他の不純物領域に転送されることが妨げられることが防止される。
【0155】
本発明の第3〜第5の局面の半導体装置によれば、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、画像撮像素子の画質を向上させることができる。
【0156】
また、本発明の第6および第7の局面の半導体装置によれば、ゲート電極とソース/ドレイン領域に接続された導電性コンタクト部との間での寄生容量が低減される。
【0157】
また、本発明の第8の局面の半導体装置および第1の局面の半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜の特性の劣化が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図2】実施の形態2の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図3】実施の形態3の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図4】実施の形態4の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図5】実施の形態5の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図6】実施の形態6の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図7】実施の形態7の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図8】実施の形態8の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図9】実施の形態9の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図10】実施の形態10の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図11】実施の形態10の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図12】実施の形態10の半導体装置の構造および製造方法を説明するための図である。
【図13】従来の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図14】従来の他の例の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図15】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図16】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 素子分離絶縁膜、3 電荷転送ゲート絶縁膜、3a 薄膜部、3b 厚膜部、4 電荷転送ゲート電極、4a 高濃度部、4b 低濃度部、4c 厚膜部、4d 薄膜部、5,15 サイドウォール絶縁膜、6 P型チャネルドープ不純物領域、7,17,27 N−型低濃度不純物領域、8,18,28 N+型高濃度不純物領域、9 N+型フローティングディフュージョン不純物領域、10 N−型フォトダイオード不純物領域、11 P−型パンチスルーストッパ不純物領域、12 サイドウォール絶縁膜、13 ゲート絶縁膜、14 ゲート電極、16 コンタクトプラグ、20 層間絶縁膜、30 レジスト膜、50 矢印、70 電荷転送トランジスタ、80 他のトランジスタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランジスタを有する半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トランジスタを有する半導体装置の一例として、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域が、フォトダイオード不純物領域となっており、他方のソース/ドレイン領域がフローティングディフュージョン不純物領域となっている固体撮像素子を有する半導体装置がある。
【0003】
このような半導体装置においては、フォトダイオード不純物領域において、光電変換により電荷が発生する。また、このような半導体装置においては、フォトダイオード不純物領域において生じた電荷をフローティングディフュージョン不純物領域に導く電荷転送ゲートを有している。さらに、フローティングディフュージョン不純物領域の電位の変化の度合いが、各画素に設けられたアンプにより増幅されて、画素の外部に出力される。このような半導体装置は、光センサとして機能するため、固体撮像素子として用いられている。
【0004】
固体撮像素子には、フォトダイオード不純物領域において発生した電荷を完全にフローティングディフュージョン不純物領域に転送できる完全転送型画素と、すべての電荷をフォトダイオード不純物領域からフローティングディフュージョン不純物領域に転送できない不完全転送型画素の2種類の固体撮像素子がある。これらの詳細については、「固体撮像素子の基礎」(著者 安藤 隆男ら)において、たとえばP162の残像の章に述べられている。
【0005】
完全転送型画素および不完全転送型画素それぞれについてはここでは詳細には説明しないが、本明細書においては、完全転送型の画素を有する固体撮像素子について説明する。なお、従来の完全転送型画素を有する固体撮像素子の構成が、前述の「固体撮像素子の基礎」のP89の図3〜図4に示されている。
【0006】
完全転送型画素を有する固体撮像素子の動作は、次のようなものである。フォトダイオード不純物領域で発生した電荷を電荷転送トランジスタのスイッチングを利用してアンプに導く。また、アンプにおいてフォトダイオード不純物領域で発生した電荷の量の差を電圧の変化の差に変換して外部に出力する。
【0007】
一般に、フォトダイオード不純物領域は、不純物濃度が非常に低く構成されている。したがって、フォトダイオード不純物領域に逆バイアスをかけると完全に空乏化される。
【0008】
一方、フローティングディフュージョン不純物領域と、ロジック部を構成する通常のトランジスタのソース/ドレイン領域とは同様の構造である。以下、前述のようなソース領域およびドレイン領域のうちいずれか一方が、光電変換により電荷を蓄積するフォトダイオード不純物領域であるトランジスタを電荷転送トランジスタと言う。
【0009】
従来の固体撮像素子における電荷転送トランジスタのゲート絶縁膜の直下のチャネル領域には、トランジスタのしきい値電圧Vthを決定する不純物が注入されている。この不純物は、たとえば、NMOS(N Channel Metal Oxide Semiconductor)では、チャネルドープ不純物であるB(ボロン)である。
【0010】
また、PMOS(P Channel Metal Oxide Semiconductor)においては、電荷転送トランジスタのゲート絶縁膜の直下のチャネル領域には、チャネル(カウンタ)ドープ不純物領域を形成するための不純物であるB(ボロン)やパンチスルーを抑制するためのパンチスルーストッパ不純物領域を形成するための不純物が注入されている。特にパンチスルーストッパ不純物領域の不純物は、フォトダイオード不純物領域に含まれる不純物と導電型が逆である。
【0011】
そのため、チャネルドープ不純物領域やパンチスルーストッパ不純物領域には、電荷がフォトダイオード不純物領域からフローティングディフュージョン領域まで転送されるときに、電荷転送の障害となる電位障壁または電位の窪みが形成されている。その電位障壁または電位の窪みが、フォトダイオードで発生した電荷の転送を妨げる。その結果、固体撮像素子においては、残像等のノイズが生じるという不都合がある。
【0012】
また、電荷転送ゲート絶縁膜の直下のチャネル領域およびフォトダイオード不純物領域における不純物の濃度の分布は不均一である。そのため、チャネル領域およびフォトダイオード不純物領域には、電位障壁や電位の窪みが形成されている。その結果、フォトダイオード不純物領域で発生した電荷が電位障壁や電位の窪みでトラップされる。そのため、フォトトランジスタ不純物領域において発生した電荷全てをフローティングディフュージョン不純物領域に転送できないという問題がある。
【0013】
次に、前述の従来の電荷転送トランジスタの構造を図13を用いて具体的に説明する。
【0014】
図13に示すように、従来の電荷転送トランジスタの近傍の構造は、次のようなものである。P型半導体基板1の主表面から所定の深さの位置からP型半導体基板1の表面よりも上側の位置までにかけて形成された素子分離絶縁膜2が設けられている。この素子分離絶縁膜2によって分離された素子形成領域においては、電荷転送トランジスタを構成する電荷転送ゲート電極4が設けられている。
【0015】
また、電荷転送ゲート電極4とP型半導体基板1の主表面との間には電荷転送ゲート絶縁膜3が設けられている。また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁にはサイドウォール絶縁膜5が設けられている。
【0016】
また、素子分離絶縁膜2に囲まれた領域全体にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側と素子分離絶縁膜2の下側との間の領域には、N−型低濃度不純物領域7が設けられている。
【0017】
また、サイドウォール絶縁膜5の下側と素子分離絶縁膜2の下側との間の領域には、前述のN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が設けられている。このN−型低濃度不純物領域7とN+型高濃度不純物領域8とによりN+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0018】
また、ゲート電極4を介して、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とは反対側の領域に、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成されている。また、P型半導体基板1の主表面から前述のP型チャネルドープ不純物領域6よりも深さが深い位置まで、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。
【0019】
図13に示すような従来の電荷転送トランジスタにおいては、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が、電荷転送トランジスタのチャネル領域の全体にわたって形成されている。
【0020】
なお、P型チャネルドープ不純物領域6は、電荷転送トランジスタのしきい値電圧を調整するためのものである。また、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10との間のパンチスルー現象を抑制するためのものである。
【0021】
また、従来の電荷転送トランジスタの他の例を図14を用いて説明する。なお、図14に示す従来の他の例の電荷転送トランジスタにおいては、図13に示す従来の電荷転送トランジスタと同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付している。
【0022】
他の例の従来の電荷転送トランジスタ70近傍の構造においては、図14に示すように、電荷転送トランジスタ70の側方に、ゲート電極14、ゲート絶縁膜13およびサイドウォール絶縁膜15を有する他のトランジスタ80が形成されている。
【0023】
また、電荷転送トランジスタ70と他のトランジスタ80との間には、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9に接続されたコンタクトプラグ16が設けられている。また、コンタクトプラグ16は層間絶縁膜20をP型半導体基板1に主表面に垂直な方向に貫通するように形成されている。
【0024】
また、図13に記載の電荷転送トランジスタを製造するための製造工程を図15および図16を用いて説明する。図13に記載の電荷転送トランジスタの製造方法においては、まず、図15に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成されていない段階で、レジスト膜30により、電荷転送ゲート電極4、サイドウォール絶縁膜5、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9および素子分離絶縁膜2上を覆う。
【0025】
次に、矢印50で示すように、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の領域にまでN−型フォトダイオード不純物領域10が形成されるように不純物を斜め注入する。これにより、図16に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10が形成される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示す従来の固体撮像素子においては、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、N−型フォトダイオード不純物領域10とは導電型が逆である。したがって、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11においては、電位障壁または電位の窪みが形成されている。
【0027】
そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷のうち一部は、電位障壁または電位の窪みでトラップされる。つまり、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷のうち、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9へ転送されない電荷が存在する。その結果、固体撮像素子においては、ノイズが生じ画質が劣化するという不都合が生じている。
【0028】
また、図14に示す従来の他の例の固体撮像素子においては、コンタクトプラグ16と電荷転送ゲート電極4との間の距離が極めて小さい場合がある。このような場合においては、電荷転送ゲート電極4とコンタクトプラグ16との間で寄生容量が生じる。このような寄生容量は、固体撮像素子においては極めて重大な問題であり、固体撮像素子の画質を劣化させる原因となっている。
【0029】
さらに、図15および図16に示す図13の固体撮像素子の製造工程においては、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁に不純物が注入されてしまう。その結果、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の特性が劣化するという問題がある。
【0030】
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、その第1の目的は、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域において発生した電荷が、他方のソース/ドレイン領域に転送されることが妨げられることが抑制されたトランジスタを有する半導体装置を提供することである。
【0031】
また、本発明の第2の目的は、ゲート電極とソース/ドレイン領域に接続された導電性コンタクト部との間での寄生容量が低減された半導体装置を提供することである。
【0032】
また、本発明の第3の目的は、ゲート電極およびゲート絶縁膜の特性の劣化が抑制された半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、半導体基板内において、ゲート電極の下側に位置するチャネル領域と、チャネル領域を挟むように設けられたソース領域およびドレイン領域と、チャネル領域に設けられ、ソース領域とドレイン領域とが導通するときにゲート電極に印加される閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域とを備えている。また、チャネル領域においては、チャネル領域のうち一部の領域にのみ、チャネルドープ不純物領域が設けられている。
【0034】
上記の構成によれば、チャネルドープ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げの度合いが低減される。
【0035】
本発明の第1の局面の半導体装置は、チャネル領域のうち一部の領域にのみ、ソース領域とドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられていてもよい。
【0036】
上記の構成によれば、パンチスルーストッパ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げの度合いが低減される。
【0037】
本発明の第2の局面の半導体装置は、光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、本発明の第2の局面の半導体装置は、電荷転送トランジスタのゲート電極の下側に設けられた電荷転送チャネル領域と、他のトランジスタの下側に設けられた他のチャネル領域とを備えている。また、他のチャネル領域には、他のトランジスタの閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域が設けられているとともに、電荷転送チャネル領域には、他のチャネルドープ不純物領域が設けられていない。
【0038】
上記の構成によれば、電荷転送トランジスタのチャネル領域においては、チャネルドープ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げが防止される。
【0039】
本発明の第2の局面の半導体装置は、電荷転送チャネル領域には、ソース領域とドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられているが、他のチャネル領域には、パンチスルーストッパ不純物領域が設けられていないものであってもよい。
【0040】
上記の構成によれば、電荷転送トランジスタのチャネル領域においては、パンチスルーストッパ不純物領域の電位障壁または電位の窪みの存在に起因した、チャネル領域における電荷の転送の妨げが防止される。
【0041】
本発明の第3の局面の半導体装置は、光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、他のトランジスタのゲート電極のゲート電極の膜厚よりも大きい。
【0042】
上記の構成によれば、電荷転送ゲート電極を有する電荷転送トランジスタの閾値電圧とゲート電極を有するトランジスタの閾値電圧とが同じである場合、電荷転送ゲート電極に印加される電圧を大きくして、電荷転送ゲート電極に印加される電圧が閾値電圧以下にならないようにすることができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、画像撮像素子の画質を向上させることができる。
【0043】
本発明の第4の局面の半導体装置は、光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、他のトランジスタのゲート電極の膜厚よりも小さい。
【0044】
上記の構成によれば、電荷転送ゲート電極は、ゲート電極よりも半導体基板の主表面に対して垂直な方向の電界が大きくなる。そのため、電荷転送ゲート絶縁膜の膜厚を、光電変換素子で発生した電荷が、電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる程度の膜厚に設定することができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0045】
本発明の第5の局面の半導体装置は、光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置である。また、電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート絶縁膜は、他のトランジスタのゲート絶縁膜と同じ膜厚の厚膜部と、厚膜部に比較して膜厚が小さい薄膜部とを含んでいる。
【0046】
上記の構成によれば、厚膜部においては、電荷転送ゲート絶縁膜の信頼性を維持することができる。また、薄膜部の膜厚を、光電変換素子部で発生した電荷が、光電変換素子部の電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる程度に設定することができる。その結果、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0047】
本発明の第5の局面の半導体装置は、薄膜部が光電変換素子部の上側の領域のみに設けられていてもよい。
【0048】
上記の構成によれば、ゲート電極の電界により、電荷を再度チャネル領域に戻す必要性が高い光電変換素子部のみを薄膜にすることにより、ゲート絶縁膜の信頼性の低下の抑制と、固体撮像素子の画質の向上との双方を効率的に実現することができる。
【0049】
本発明の第5の局面の半導体装置は、薄膜部が、厚膜部の膜厚と同一の膜厚の絶縁膜が形成された後に、絶縁膜の一部が選択的にエッチングされることにより形成されてもよい。
【0050】
本発明の第6の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。ゲート電極は、相対的に不純物濃度が高い高濃度部と相対的に不純物濃度が低い低濃度部とを含んでいる。低濃度部とコンタクト導電部とは、互いに対向している。
【0051】
上記の構成によれば、コンタクト導電部とゲート電極との間に生じる寄生容量を低減することができる。
【0052】
本発明の第6の局面の半導体装置は、高濃度部が、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域に設けられていてもよい。
【0053】
上記の構成によれば、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域において、ゲート電極により、半導体基板の主表面に対して垂直な方向に高い電界を生じさせて、電位障壁や電位の窪みでトラップされた場合に、電荷を再度チャネル領域に戻すことができる。その結果、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0054】
本発明の第6の局面の半導体装置は、低濃度部が、異なる2種類の導電型の不純物がドープされている。
【0055】
上記の構成によれば、予め高濃度部と同じ導電型で同じ濃度の不純物注入部を形成し、その後、低濃度部にする部分の不純物の濃度を下げるために、高濃度部とは逆の導電型の不純物を注入する製法によって、低濃度部を製造することができる。
【0056】
本発明の7の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と前記半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。また、ゲート電極は、相対的に膜厚が大きな厚膜部と相対的に膜厚が小さな薄膜部とを含んでいる。また、薄膜部とコンタクト導電部とは、互いに対向している。
【0057】
上記の構成によれば、コンタクト導電部とゲート電極との間に生じる寄生容量を低減することができる。
【0058】
本発明の第7の局面の半導体装置においては、厚膜部は、高濃度部がコンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域の上側の領域に設けられていてもよい。
【0059】
上記の構成によれば、コンタクト導電部が接続されたソース領域またはドレイン領域とは逆のソース領域またはドレイン領域に対してゲート電極により、半導体基板の主表面に対して垂直な方向に高い電界を生じさせることができる。その結果、本発明の第7の局面の半導体装置によれば、電位障壁や電位の窪みでトラップされた電荷を再度チャネル領域に戻すことが特に必要とされる領域のみに、高い電界を生じさせることができる。また、電位障壁や電位の窪みでトラップされた電荷を再度チャネル領域に戻すことが特には必要とされない領域の上側のゲート絶縁膜の膜厚を小さくする必要がない。その結果、ゲート絶縁膜の信頼性を維持しながら、固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0060】
本発明の第8の局面の半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間の領域の半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、ゲート電極と半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域またはドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備えている。また、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない。
【0061】
上記の構成によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれることに起因して、ゲート電極およびゲート絶縁膜の信頼性が低下することを防止することができる。
【0062】
本発明の第1の局面の半導体装置の製造方法は、半導体基板に素子形成領域を形成するための素子分離絶縁膜を形成する工程と、素子形成領域の一部の領域に開口部を有するマスク層を形成する工程と、マスク層をマスクとして不純物注入を行なうことにより、半導体基板の主表面から所定の深さにかけて、不純物領域を形成する工程と、不純物領域を形成する工程の後に、不純物領域がトランジスタのソース領域またはドレイン領域となるように、不純物領域の近傍の半導体基板上にゲート絶縁膜およびゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0063】
上記の製造方法によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない半導体装置を製造することができる。
【0064】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1の半導体装置を説明する。
【0065】
図1に示すように、本実施の形態の半導体装置は以下のような構成を有している。P型半導体基板1の主表面近傍には、素子形成領域を分離する素子分離絶縁膜2が形成されている。この素子分離絶縁膜2に囲まれた領域においては、電荷転送トランジスタが設けられている。電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3を有している。また、電荷転送ゲート絶縁膜3および電荷転送ゲート電極4の側壁には、サイドウォール絶縁膜5が設けられている。
【0066】
また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の所定の位置から素子分離絶縁膜2までの間にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の端部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてN−型低濃度不純物領域7が形成されている。
【0067】
また、P型半導体基板1内においては、サイドウォール絶縁膜5の端部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、前述のN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が形成されている。このN−型低濃度不純物領域7とN+型高濃度不純物領域8とにより、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0068】
また、電荷転送ゲート電極4を介して、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とは反対側の領域に、N−型フォトダイオード不純物領域10が、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけて形成されている。また、前述のP型チャネルドープ不純物領域6の下側の領域および素子分離絶縁膜2の下側の領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁を覆うようにサイドウォール絶縁膜12が形成されている。
【0069】
図1に示す本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない領域が設けられている。すなわち、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、チャネル領域においては、チャネル領域の一部の領域にのみ設けられている。
【0070】
また、図13に示す従来の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域の全域において、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。
【0071】
したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、図13に示す従来の電荷転送トランジスタに比較して、チャネル領域において電位障壁や電位の窪みを生じさせる領域のP型半導体基板1の主表面に平行な方向の長さが短くなっている。その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、チャネル領域において、電位障壁または電位の窪みにトラップされてしまう度合いが低減されている。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、固体撮像素子のノイズが低減される。その結果、画像撮像素子の画質が向上する。
【0072】
また、N−型フォトダイオード不純物領域10においても、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、N−型フォトダイオード不純物領域10内の電位障壁または電位の窪みにトラップされる度合いが低減される。その結果、画像撮像素子の画質はさらに向上する。
【0073】
(実施の形態2)
次に、図2を用いて実施の形態2の半導体装置の構造を説明する。
【0074】
図2に示すように、本実施の形態の電荷転送トランジスタの構造は、実施の形態1の電荷転送トランジスタの構造とほぼ同様である。また、本実施の形態の電荷転送トランジスタの構造は、実施の形態1において図1を用いて説明した電荷転送トランジスタの構造と同様に、N−型フォトダイオード不純物領域10には、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。したがって、実施の形態1の半導体装置と同様に、N−型フォトダイオード不純物領域10において発生した電荷が、N−型フォトダイオード不純物領域10内の電位障壁または電位の窪みにトラップされる度合いが低減される。
【0075】
ただし、図2に示す電荷転送トランジスタにおいては、P型チャネルドープ不純物領域6は、素子分離絶縁膜2の端部の下側からサイドウォール絶縁膜5のゲート電極4とは逆側の端部の下側までの領域にのみ形成されている。また、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、素子分離絶縁膜2の下側から電荷転送ゲート絶縁膜3の端部の下側までの領域にのみ形成されている。
【0076】
すなわち、本実施の形態の電荷転送トランジスタにおいては、N−型フォトダイオード不純物領域10とN+型フローティングディフュージョン不純物領域9との間のチャネル領域には、P型チャネルドープ不純物領域6が形成されていない。
【0077】
なお、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、電荷転送トランジスタ70のチャネル領域には形成されていないため、電荷転送トランジスタ80においては、チャネルドープ不純領域としては機能しない。
【0078】
ただし、P型チャネルドープ不純物領域6は、たとえば、リセットトランジスタ、アンプ、および、スイッチトランジスタ、ならびに、ロジック回路のトランジスタ等の他のトランジスタ80においては、チャネルドープ不純物領域として機能する。また、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域を形成する工程において、同時に形成された不純物領域である。したがって、電荷転送トランジスタ70のP型チャネルドープ不純物領域6のP型半導体基板1の主表面に対して垂直方向の不純物の分布は、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域6における不純物の分布とほぼ同様である。また、電荷転送トランジスタ70のP型チャネルドープ不純物領域6の不純物と、他のトランジスタ80のチャネルドープ不純物領域6の不純物とは、同じ種類の不純物である。
【0079】
また、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側の領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されていない。
【0080】
なお、電荷転送トランジスタ70が形成されている素子形成領域に形成されたP−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、チャネル領域には形成されていないため、電荷転送トランジスタ70においては、パンチスルーストッパ不純領域としては機能しない。
【0081】
ただし、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11は、たとえば、リセットトランジスタ、アンプ、および、スイッチトランジスタ、ならびに、ロジック回路などの他のトランジスタ80においては、チャネルドープ不純物領域として機能する。また、電荷転送トランジスタ70が形成される素子形成領域に形成されたP型チャネルドープ不純物領域6は、他のトランジスタ80の不純物領域を形成する工程において、同時に形成された不純物領域である。したがって、半導体基板の主表面に対して垂直方向の不純物の分布は、他のトランジスタのチャネルドープ不純物領域において不純物の分布とほぼ同様である。また、P型パンチスルーストッパ不純物領域11の不純物と、他のトランジスタのチャネルドープ不純物領域の不純物とは、同じ種類の不純物である。
【0082】
上記本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6およびP型パンチスルーストッパ不純物領域11のいずれも、チャネル領域には形成されていない。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、N−型フォトダイオード不純物領域10を、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9により近づけて形成することができる。
【0083】
その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10の電荷転送ゲート絶縁膜3の下側に位置する領域を大きくすることができる。したがって、N−型フォトダイオード不純物領域10に蓄えられる電荷量を大きくすることができる。その結果、S(Signal)/N(Noise)比を向上させることができる。
【0084】
なお、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側に不純物を注入する手法としては、素子分離絶縁膜2、電荷転送ゲート絶縁膜3およびゲート電極4をマスクとして、不純物を斜め注入することが考えられる。この場合、不純物の注入角度を調整することにより、N−型フォトダイオード不純物領域10のP型半導体基板1の主表面に平行な方向の大きさを制御することが可能である。
【0085】
また、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10との間の距離は、十分に確保されている。そのため、N+型フローティングディフュージョン不純物領域9とN−型フォトダイオード不純物領域10とが重なることにより、電位障壁や電位の窪みが形成されることが抑制されている。
【0086】
ただし、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11を形成するための不純物を電荷転送ゲート絶縁膜3の真下領域に全く注入しないと、パンチスルーが発生し易くなる。しかしながら、図2に示す電荷転送トランジスタにおいては、電荷転送トランジスタのオン/オフ時に、ソース領域とドレイン領域との間を流れるリーク電流の発生を抑制する必要がある。そのため、電荷転送トランジスタのゲート長、厳密にはチャネル長を大きくする必要がある。チャネル長を大きくするとチップサイズが増大するという不都合が生じる。
【0087】
したがって、チップサイズの増大を抑制することに重点をおく場合には、実施の形態1の電荷転送トランジスタのように、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11を電荷転送ゲート絶縁膜3の下側のチャネル領域の一部の領域に形成する。それにより、チャネル長を小さくすることができる。その結果、画素のサイズを縮小させることができ、かつ固体撮像素子の画質を向上させることができる。
【0088】
なお、本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送伝送トランジスタ70が形成されているいる素子形成領域とは別の素子形成領域に他のトランジスタ80が形成されている。他のトランジスタ80は、ゲート電極104、ゲート絶縁膜103、サイドウォール絶縁膜105を備えている。また、ゲート電極104の下側のチャネル領域を挟むようにソース/ドレイン領域109a,109bが形成されている。ソース/ドレイン領域109a,109bは、低濃度不純物領域107a,107bと高濃度不純物領域108a,108bにより構成されている。また、チャネル領域には、チャネルドープ不純物領域106が形成されている。また、ソース/ドレイン領域109a,109b間には、パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。
【0089】
(実施の形態3)
次に、図3を用いて本発明の実施の形態3の半導体装置を説明する。
【0090】
図3に示すように、本実施の形態の電荷転送トランジスタは、実施の形態1の電荷転送トランジスタの構造とほぼ同様である。しかしながら、図3に示す電荷転送トランジスタにおいては、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が、素子分離絶縁膜2同士間に挟まれた素子形成領域の全域にわたって形成されていることが異なる。
【0091】
このような実施の形態3の電荷転送トランジスタにおいても、チャネル領域の一部において、P型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない領域が存在するとともに、N−型フォトダイオード不純物領域10にP型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない。そのため、実施の形態3の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6の電位の障壁または電位の窪みに起因した電荷のトランプを抑制することができるという効果に関して、実施の形態1の電荷転送トランジスタにより得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0092】
(実施の形態4)
次に、図4を用いて本発明の実施の形態4の半導体装置を説明する。
【0093】
図4に示す実施の形態4の電荷転送トランジスタと、図2に示す実施の形態2の電荷転送トランジスタの構造とは、ほぼ同様の構造である。しかしながら、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が素子分離絶縁膜2に囲まれた素子形成領域の全域にわたって形成されていることが異なる。
【0094】
このような実施の形態4の電荷転送トランジスタにおいても、チャネル領域おおよびN−型フォトダイオード不純物領域10には、P型チャネルドープ不純物領域6が設けられていない。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、P型チャネルドープ不純物領域6の電位の障壁または電位の窪みに起因した電荷のトランプを抑制することができるという効果に関して、実施の形態2の電荷転送トランジスタにより得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0095】
(実施の形態5)
次に、図5を用いて実施の形態5の半導体装置を説明する。
【0096】
図5に示すように実施の形態5の半導体装置においては、以下のような構成を有している。
【0097】
P型半導体基板1の主表面近傍には、素子分離絶縁膜2が設けられている。また、素子分離絶縁膜2により囲まれる領域には、電荷転送トランジスタ70および他のトランジスタ80が設けられている。なお、他のトランジスタ80としては、リセットトランジスタ、セレクトトランジスタ、または、AMI(Amplified MOS Inteligent Imager)トランジスタなどが考えられる。また、電荷転送トランジスタ70は、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3を有している。
【0098】
また、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁には、サイドウォール絶縁膜5が設けられている。また、他のトランジスタ80は、ゲート電極14およびゲート絶縁膜13を有している。ゲート電極14およびゲート絶縁膜13の側壁にはサイドウォール絶縁膜15が設けられている。
【0099】
また、素子形成領域の全域にわたって、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてP型チャネルドープ不純物領域6が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、素子分離絶縁膜2の下側からサイドウォール絶縁膜15の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域17およびN−型低濃度不純物領域17よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域18が設けられている。N−型低濃度不純物領域17およびN+型高濃度不純物領域18によりソース/ドレイン領域が構成されている。
【0100】
また、サイドウォール絶縁膜15の下側からサイドウォール絶縁膜5の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域7およびN−型低濃度不純物領域7よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域8が設けられている。このN−型低濃度不純物領域7およびN+型高濃度不純物領域8により電荷転送トランジスタ70のN+型フローティングディフュージョン不純物領域9が構成されている。
【0101】
また、P型半導体基板1内においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の中央部の下側から素子分離絶縁膜2の下側までの領域には、P−型パンチスルーストッパ不純物領域11が形成されている。パンチスルーストッパ不純物領域11の下側にはP−型ウエル40が形成されている。また、電荷転送トランジスタ70の側方であって、他のトランジスタ80とは反対側の位置には、絶縁膜25が設けられている。
【0102】
また、P型半導体基板1内においては、絶縁膜25の下側からサイドウォール絶縁膜5の下側までの領域には、N−型低濃度不純物領域27およびN−型低濃度不純物領域27よりも不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域28が設けられている。また、P型半導体基板1内においては、絶縁膜25の下側からサイドウォール絶縁膜5の端部の下側までの領域には、N−型フォトダイオード不純物領域10が設けられている。
【0103】
一般に、図13に示す従来の電荷転送トランジスタの製造工程においては、不純物の斜め注入により、電荷転送ゲート絶縁膜3の下側にN−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。そのため、斜め注入の注入方向にずれが生じた場合、N−型フォトダイオード不純物領域10において電荷転送に支障が生じる。その結果、図13に示す従来の電荷転送トランジスタを用いた固体撮像素子においては、画質が低下している。
【0104】
また、一般に、図5に示す本実施の形態の固体撮像素子のように、N−型フォトダイオード不純物領域10にコンタクトプラグ(コンタクトホール)を接続する。そのため、N−型フォトダイオード不純物領域10内に不純物濃度が高いN+型高濃度不純物領域28等を形成する必要があるため、N−型フォトダイオード不純物領域10を完全に空乏化させることができない。その結果、電荷転送トランジスタは、通常のMOSトランジスタと同様の動作しかできない。
【0105】
したがって、電荷転送トランジスタ70のしきい値電圧よりも低い電圧が電荷転送ゲート電極4に印加された場合、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷は、チャネル領域において拡散のみによって移動する。それにより、電荷の移動速度が低下するため、画像撮像素子においては、残像が生じるような画質の劣化を引き起こす。
【0106】
そこで、図5に示す本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70を構成する電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚と、他のトランジスタ80を構成するゲート絶縁膜13の膜厚とを異ならせている。すなわち、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも大きくなっている。
【0107】
そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタによれば、以下に説明するような効果が得られる。
【0108】
一般に、電源電圧より大きな電圧を電荷転送ゲート電極4に印加する場合、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性が低下するという問題がある。しかしながら、本実施の形態の半導体装置においては、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜の膜厚よりも電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が大きいため、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性は向上している。
【0109】
そのため、電荷転送トランジスタ70のゲート電極4に印加される電圧が、電荷転送時にしきい値電圧Vth以下にならないように、電荷転送ゲート電極4に印加される電圧を大きくすることができる。たとえば、電荷転送ゲート電極4にはしきい値電圧Vthより大きな電源電圧としきい値電圧とを加えた電圧を印加することができる。
【0110】
その結果、ソース領域とドレイン領域との間でしきい値電圧の分布に電圧ドロップが生じることが抑制される。したがって、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷は、N−型フォトダイオード不純物領域10からN+型フローティングディフュージョン不純物領域9へ転送されるときに、電位障壁または電位の窪みによりトラップされることが抑制される。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70を有する画像撮像素子によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3の信頼性を低下させることなく、画質を向上させることができる。
【0111】
(実施の形態6)
次に、図6を用いて本発明の実施の形態6の半導体装置を説明する。
【0112】
図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子とほぼ同様であるが、以下の点が異なる。
【0113】
図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子に比較して、N−型低濃度不純物領域27およびN+型高濃度不純物領域28が形成されていない。また、図6に示す本実施の形態の固体撮像素子は、図5に示す実施の形態5の固体撮像素子に比較して、絶縁膜25および一方のサイドウォール絶縁膜5の代わりに、サイドウォール絶縁膜12が形成されている。
【0114】
図5に示す実施の形態5の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも大きい。しかしながら、本実施の形態の固体撮像素子においては、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、他のトランジスタ80のゲート絶縁膜13の膜厚よりも小さくなっている。前述したこと以外の構造においては、図6に示す本実施の形態の固体撮像素子と図5に示す実施の形態5の固体撮像素子とは全く同様である。
【0115】
上記のような本実施の形態の固体撮像素子によれば、ゲート絶縁膜13の膜厚と電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚とが同一である場合に比較して、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向に生じる電荷によって、N−型フォトダイオード不純物領域10で発生した電荷が、電位障壁または電位の窪みによりトラップされ難くなる。すなわち、電位障壁または電位の窪みによりトラップされた電荷が、電荷転送ゲート電極4の電界により、チャネル領域に戻される。その結果、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70を用いた固体撮像素子の画質は向上する。
【0116】
(実施の形態7)
次に、図7を用いて実施の形態7の半導体装置を説明する。
【0117】
図7に示すように、本実施の形態の固体撮像素子においては、図6に示す実施の形態6の固体撮像素子の構造とほぼ同様である。しかしながら、電荷転送トランジスタ70の電荷転送ゲート絶縁膜3は、他のトランジスタ80に近い側の一部の膜厚と他のトランジスタ80の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚とが同一であり、他のトランジスタ80から遠い側の一部の膜厚が他のトランジスタ80の電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚よりも小さくなっている。
【0118】
より具体的にいうと、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚が、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置しない電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚よりも小さくなっている。したがって、図7に示すように、電荷転送ゲート絶縁膜3は、薄膜部3aと厚膜部3bとを有している。
【0119】
前述の図6に示す実施の形態6の半導体装置においては、電荷転送ゲート絶縁膜3の膜厚を電荷転送ゲート絶縁膜3の全体にわたって小さくなっている。そのため、ゲート容量が増加する。その結果、電荷転送トランジスタには、高速な電荷転送が行なえないという問題が生じる。
【0120】
しかしながら、本実施の形態の固体撮像素子においては、前述の問題を以下のようにして解消している。
【0121】
一般に、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向には、電荷転送ゲート電極4の電界が生じる。本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、薄膜部3aの下側の領域に発生する電界は、厚膜部3bの下側の領域に発生する電界よりも大きくなる。この大きな電界を利用して電荷が電位障壁または電位の窪みにトラップされることを抑制する効果は、特に、N−型フォトダイオード不純物領域10において必要とされる。
【0122】
したがって、本実施の形態の固体撮像素子においては、N−型フォトダイオード不純物領域10の下側の領域のみの膜厚を小さくしている。その結果、本実施の形態の半導体装置によれば、電荷転送の速度を大きく低下させることなく、電荷が電位障壁や電位の窪みにトラップされることを抑制することができる。
【0123】
なお、電荷転送ゲート絶縁膜3に薄膜部3aと厚膜部3bとを設ける製造方法は、次に説明するような方法が用いられる。
【0124】
まず、電荷転送ゲート絶縁膜3を形成するための前段階の均一な膜厚を有する絶縁膜を形成する。次に、その絶縁膜のうち厚膜部となる領域のみをレジスト膜で覆う。その後に、レジスト膜をマスクとして、HF等によりその絶縁膜の上側の一部のみをエッチングする。それにより、レジスト膜にマスクされていない領域は、絶縁膜の下側の一部が残存し、レジスタ膜にマスクされた領域は、絶縁膜がエッチングされずにそのままの膜厚で残存する。
【0125】
(実施の形態8)
次に、図8を用いて実施の形態8の半導体装置を説明する。
【0126】
図8に示す実施の形態8の固体撮像素子の構造と図14に示す従来の固体撮像素子の構造とはほぼ同様である。しかしながら、図8に示す実施の形態8の固体撮像素子の構造は、図14に示す従来の固体撮像素子の構造と比較して、電荷転送トランジスタ70を構成する電荷転送ゲート電極4が、不純物濃度が高い高濃度不純物領域4aと、不純物濃度が低い低濃度不純物領域4bとを有していることが異なる。
【0127】
なお、次のよう製造方法により、高濃度不純物領域4aと低濃度不純物領域4bとを有するゲート電極4を形成する。まず、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜の全体の不純物濃度と、最終形成後の低濃度不純物領域4bの不純物濃度とが同一の不純物濃度となるように、電荷転送ゲート電極4となる前段階の他結晶シリコン膜に対して、不純物を注入する。その後、低濃度不純物領域4bとなる領域をマスクして、高濃度不純物領域4aとなる領域にのみ、低濃度不純物領域4bに注入された不純物と同じ導電型の不純物をさらに注入する。
【0128】
また、次のよう製造方法により、高濃度不純物領域4aと低濃度不純物領域4bとを有するゲート電極4を形成してもよい。まず、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜の全体の不純物濃度と、最終形成後の高濃度不純物領域4aの不純物濃度とが同一の不純物濃度となるように、電荷転送ゲート電極4となる前段階の多結晶シリコン膜に対して、P型の不純物を注入する。その後、高濃度不純物領域4aとなる領域にマスクをして、低濃度不純物領域4bとなる領域にのみN型の不純物をさらに注入する。
【0129】
ゲート電極4に異なる2種類の導電型の不純物を注入することにより、低濃度不純物領域4bを形成する製法によれば、ゲート電極4に同じ導電型の不純物を2回注入することにより高濃度不純物領域4aを形成する製法に比較して、ゲート電極の不純物濃度を高くすることができる。その結果、ゲート電極の導電性を高めることができる。
【0130】
また、電荷転送ゲート電極4のうちコンタクトプラグ16に近い側の部分が、低濃度不純物領域4bである。そのため、本実施の形態の固体撮像素子によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3全体を均一に高濃度不純物領域4aの不純物濃度にする場合に比較して、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0131】
また、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側の領域の電荷転送ゲート電極4のみが、高濃度不純物領域4aである。言いかえれば、電位障壁または電位の窪みにトラップされた電荷を、電荷転送ゲート電極4の電界により、電位障壁または電位の窪みにトラップされ難くする必要性が高いN−型フォトダイオード不純物領域10のみ、電荷転送ゲート電極4の不純物濃度が他の部分に比較して高くなっている。
【0132】
そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70は、電荷転送ゲート電極4に低濃度不純物領域4bが設けられていても、電荷転送のための応答速度を劣化させる度合いは小さい。したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送速度の低下を抑制しながら、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0133】
その結果、N−型フォトダイオード不純物領域10において光電変換された信号を増幅する機能を有するN+型フローティングディフュージョン不純物領域9のセンサとしてのS/N比を向上させることができる。
【0134】
(実施の形態9)
次に、図9を用いて実施の形態9の半導体装置を説明する。
【0135】
図9に示す本実施の形態の固体撮像素子と図14を用いて説明した従来の固体撮像素子の構造とはほぼ同様の構造である。しかしながら、図14に示す従来の固体撮像素子の電荷転送トランジスタ70は、ゲート電極4の膜厚が一定であるのに対して、図9に示す本実施の形態の固体撮像素子の電荷転送トランジスタ70は、ゲート電極4の一部の膜厚が他の一部の膜厚よりも小さくなっている。
【0136】
より具体的には、ゲート電極4は、コンタクトプラグ16に近い側の部分が薄膜部4dとなっており、コンタクトプラグ16から遠い側の部分が薄膜部4dよりも膜厚が大きい厚膜部4cとなっている。異なる観点から言及すると、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分が厚膜部4cとなっており、N−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置しない部分が薄膜部4dとなっている。
【0137】
したがって、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送ゲート絶縁膜3全体を均一な膜厚で形成する場合に比較して、コンタクトプラグ16と電荷転送ゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。また、特に電荷転送の速度に大きな影響を与える、電荷転送ゲート電極4のうちN−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分のみが厚膜部4cである。言いかえれば、特に電荷転送の速度に大きな影響を与えない、電荷転送ゲート電極4のうちN−型フォトダイオード不純物領域10の上側に位置する部分以外の部分は厚膜部4cである。そのため、電荷転送のための応答速度を劣化させる度合いは小さい。
【0138】
その結果、本実施の形態の電荷転送トランジスタ70によれば、電荷転送速度の低下を抑制しながら、コンタクトプラグ16とゲート電極4との間の寄生容量を低減することができる。
【0139】
なお、電荷転送ゲート電極4に薄膜部4dと厚膜部4cとを設ける製造方法は、次に説明するような方法が用いられる。
【0140】
まず、電荷転送ゲート電極4を形成するための前段階の均一な膜厚を有する導電性シリコン膜を形成する。次に、その導電性シリコン膜のうち厚膜部となる領域のみをレジスト膜で覆う。その後に、レジスト膜をマスクとして、その導電性シリコン膜の一部のみをエッチングする。それにより、レジスト膜にマスクされていない領域は、導電性シリコン膜の下側の一部が残存し、レジスタ膜にマスクされた領域は、導電性シリコン膜がエッチングされずにそのままの膜厚で残存する。
【0141】
(実施の形態10)
次に、実施の形態10の固体撮像素子およびその固体撮像素子の製造方法を説明する。
【0142】
図10〜図12に示される固体撮像素子の製造方法において製造される固体撮像素子の構造は、図13を用いて説明した従来の固体撮像素子の構造とほぼ同様である。
【0143】
しかしながら、図13に示す従来の電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3のN−型フォトダイオード不純物領域10側の端部近傍に、N−型フォトダイオード不純物領域10を構成する不純物が注入されているが、図12に示す本実施の形態の電荷転送トランジスタは、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3にソース領域またはドレイン領域を構成する不純物が含まれていない。このような構造の本実施の形態の電荷転送トランジスタを製造する方法を図10〜図12を用いて説明する。
【0144】
本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法においては、まず、P型半導体基板1の主表面上に素子分離絶縁膜2を形成する。次に、素子分離絶縁膜により囲まれた素子形成領域において、P型半導体基板1の主表面から所定の深さにかけてN−型低濃度不純物領域7、N+型高濃度不純物領域8、P型チャネルドープ不純物領域6およびP−型パンチスルーストッパ不純物領域11を形成する。
【0145】
その後、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する予定の領域以外の領域を覆うように、レジスト膜30をP型半導体基板1の主表面上および素子分離絶縁膜2の表面上に設ける。次に、矢印50において示すように、P型半導体基板1の主表面に対して垂直な方向に不純物注入を行なう。それにより、図11に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。その後、レジスト膜30を除去する。
【0146】
次に、図12に示すように、N−型フォトダイオード不純物領域10の端部の上側とN−型低濃度不純物領域7およびN+型高濃度不純物領域8とにより構成されるN+型フローティングディフュージョン不純物領域9の端部の上側との間の領域に、電荷転送ゲート絶縁膜3、電荷転送ゲート電極4およびサイドウォール絶縁膜5を形成する。その後、サイドウォール絶縁膜12を形成することにより、図13に示す構造の半導体装置が形成される。
【0147】
上記のような本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法においては、電荷転送ゲート絶縁膜3および電荷転送ゲート電極4を形成する前に、N−型フォトダイオード不純物領域10を形成する。そのため、本実施の形態の電荷転送トランジスタの製造方法によれば、図15および図16を用いて説明した従来の電荷転送トランジスタの製造方法に比較して、電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の側壁に不純物が注入されることに起因した電荷転送ゲート電極4および電荷転送ゲート絶縁膜3の性能の劣化が抑制されている。
【0148】
なお、上記実施の形態1〜10の半導体装置の素子分離絶縁膜2としては、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法により半導体基板の主表面が酸化されて形成された熱酸化絶縁膜を用いても、トレンチに絶縁膜が堆積されて形成されたトレンチ分離絶縁膜を用いてもよい。
【0149】
また、上記実施の形態1〜10の半導体装置においては、半導体装置の各構成要素それぞれの導電型をP型またはN型の一方に特定して説明したが、それぞれの構成要素が各実施の形態の半導体装置で用いられた導電型とは逆の導電型であっても、実施の形態1〜10それぞれで説明した効果と同様の効果を得ることができる。
【0150】
すなわち、各実施の形態の半導体装置において、P型の不純物を含む構成要素がN型の不純物を含み、N型の不純物を含む構成要素がP型の不純物を含むようにしても、実施の形態1〜10それぞれにおいて説明した半導体装置により得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0151】
また、従来技術の説明および各実施の形態の説明の図面において、半導体装置の各構成要素に符号を付しているが、同じ符号を付した構成要素は、同一の目的で形成されたものであり、ほぼ同一の機能を有するものとする。
【0152】
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0153】
【発明の効果】
本発明の第1の局面の半導体装置によれば、トランジスタを構成する一方のソース/ドレイン領域において発生した電荷が、他方のソース/ドレイン領域に転送されることが妨げられることが抑制される。
【0154】
本発明の第2の局面の半導体装置によれば、光電変換素子部において発生した電荷が、他の不純物領域に転送されることが妨げられることが防止される。
【0155】
本発明の第3〜第5の局面の半導体装置によれば、電荷転送トランジスタにより転送される電荷の転送ロスが軽減されるため、画像撮像素子の画質を向上させることができる。
【0156】
また、本発明の第6および第7の局面の半導体装置によれば、ゲート電極とソース/ドレイン領域に接続された導電性コンタクト部との間での寄生容量が低減される。
【0157】
また、本発明の第8の局面の半導体装置および第1の局面の半導体装置の製造方法によれば、ゲート電極およびゲート絶縁膜の特性の劣化が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図2】実施の形態2の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図3】実施の形態3の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図4】実施の形態4の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図5】実施の形態5の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図6】実施の形態6の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図7】実施の形態7の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図8】実施の形態8の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図9】実施の形態9の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図10】実施の形態10の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図11】実施の形態10の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図12】実施の形態10の半導体装置の構造および製造方法を説明するための図である。
【図13】従来の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図14】従来の他の例の半導体装置の構造を説明するための図である。
【図15】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【図16】従来の半導体装置の製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 素子分離絶縁膜、3 電荷転送ゲート絶縁膜、3a 薄膜部、3b 厚膜部、4 電荷転送ゲート電極、4a 高濃度部、4b 低濃度部、4c 厚膜部、4d 薄膜部、5,15 サイドウォール絶縁膜、6 P型チャネルドープ不純物領域、7,17,27 N−型低濃度不純物領域、8,18,28 N+型高濃度不純物領域、9 N+型フローティングディフュージョン不純物領域、10 N−型フォトダイオード不純物領域、11 P−型パンチスルーストッパ不純物領域、12 サイドウォール絶縁膜、13 ゲート絶縁膜、14 ゲート電極、16 コンタクトプラグ、20 層間絶縁膜、30 レジスト膜、50 矢印、70 電荷転送トランジスタ、80 他のトランジスタ。
Claims (16)
- 半導体基板と、
該半導体基板の上に設けられたゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート電極と、
前記半導体基板内において、該ゲート電極の下側に位置するチャネル領域と、
該チャネル領域を挟むように設けられたソース領域およびドレイン領域と、
前記チャネル領域に設けられ、前記ソース領域と前記ドレイン領域とが導通するときに前記ゲート電極に印加される閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域とを備え、
前記チャネル領域においては、該チャネル領域のうち一部の領域にのみ、前記チャネルドープ不純物領域が設けられた、半導体装置。 - 前記チャネル領域のうち一部の領域にのみ、前記ソース領域と前記ドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられた、請求項1に記載の半導体装置。
- 光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置であって、
前記電荷転送トランジスタのゲート電極の下側に設けられた電荷転送チャネル領域と、
前記他のトランジスタの下側に設けられた他のチャネル領域とを備え、
該他のチャネル領域には、前記他のトランジスタの閾値電圧を決定するチャネルドープ不純物領域が設けられ、
前記電荷転送チャネル領域には、前記他のチャネルドープ不純物領域が設けられていない、半導体装置。 - 前記電荷転送チャネル領域には、ソース領域とドレイン領域とがパンチスルーすることを抑制するパンチスルーストッパ不純物領域が設けられ、
前記他のチャネル領域には、前記パンチスルーストッパ不純物領域が設けられていない、請求項3に記載の半導体装置。 - 光電変換素子部で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置であって、
前記電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、前記他のトランジスタのゲート電極のゲート電極の膜厚よりも大きい、半導体装置。 - 光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置であって、
前記電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート電極の膜厚が、前記他のトランジスタのゲート電極の膜厚よりも小さい、半導体装置。 - 光電変換素子で発生した電荷を転送する電荷転送トランジスタと、該電荷転送トランジスタの機能とは異なる機能を有する他のトランジスタとを備えた半導体装置であって、
前記電荷転送トランジスタの電荷転送ゲート絶縁膜は、前記他のトランジスタのゲート絶縁膜と同じ膜厚の厚膜部と、該厚膜部に比較して膜厚が小さい薄膜部とを含む、半導体装置。 - 前記薄膜部は、前記光電変換素子部の上側の領域のみに設けられた、請求項7に記載の半導体装置。
- 前記薄膜部は、前記厚膜部の膜厚と同一の膜厚の絶縁膜が形成された後に、該絶縁膜の一部が選択的にエッチングされることにより形成された、請求項7に記載の半導体装置。
- 半導体基板と、
該半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、
前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の領域の前記半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、
該ゲート電極と前記半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備え、
前記ゲート電極は、相対的に不純物濃度が高い高濃度部と相対的に不純物濃度が低い低濃度部とを含み、
該低濃度部と前記コンタクト導電部とは、互いに対向するように設けられた、半導体装置。 - 前記高濃度部は、前記コンタクト導電部が接続された前記ソース領域または前記ドレイン領域とは逆の前記ソース領域または前記ドレイン領域の上側の領域に設けられた、請求項10に記載の半導体装置。
- 前記低濃度部は、異なる2種類の導電型の不純物がドープされている、請求項10に記載の半導体装置。
- 半導体基板と、
該半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、
前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の領域の前記半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、
該ゲート電極と前記半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備え、
前記ゲート電極は、相対的に膜厚が大きな厚膜部と相対的に膜厚が小さな薄膜部とを含み、
該薄膜部と前記コンタクト導電部とは、互いに対向するように設けられた、半導体装置。 - 前記厚膜部は、前記高濃度部が、前記コンタクト導電部が接続された前記ソース領域または前記ドレイン領域とは逆の前記ソース領域または前記ドレイン領域の上側の領域に設けられた、請求項13に記載の半導体装置。
- 半導体基板と、
該半導体基板の主表面から所定の深さにかけて形成されたソース領域およびドレイン領域と、
前記ソース領域と前記ドレイン領域との間の領域の前記半導体基板の上側に形成されたゲート電極と、
該ゲート電極と前記半導体基板との間に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ソース領域または前記ドレイン領域に接続されたコンタクト導電部とを備え、
前記ゲート電極および前記ゲート絶縁膜に前記ソース領域または前記ドレイン領域を構成する不純物が含まれていない、半導体装置。 - 半導体基板に素子形成領域を形成するための素子分離絶縁膜を形成する工程と、
前記素子形成領域の一部の領域に開口部を有するマスク層を形成する工程と、
前記マスク層をマスクとして不純物注入を行なうことにより、前記半導体基板の主表面から所定の深さにかけて、不純物領域を形成する工程と、
該不純物領域を形成する工程の後に、前記不純物領域がトランジスタのソース領域またはドレイン領域となるように、前記不純物領域の近傍の半導体基板上にゲート絶縁膜およびゲート電極を形成する工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002168346A JP2004014911A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
| TW091123893A TW578314B (en) | 2002-06-10 | 2002-10-17 | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| US10/335,912 US20030228736A1 (en) | 2002-06-10 | 2003-01-03 | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| DE10310537A DE10310537A1 (de) | 2002-06-10 | 2003-03-11 | Halbleitervorrichtung und Verfahren zu ihrer Herstellung |
| KR10-2003-0015977A KR20030095213A (ko) | 2002-06-10 | 2003-03-14 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
| CNA031072186A CN1467856A (zh) | 2002-06-10 | 2003-03-17 | 半导体装置及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002168346A JP2004014911A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004014911A true JP2004014911A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=29706803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002168346A Withdrawn JP2004014911A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030228736A1 (ja) |
| JP (1) | JP2004014911A (ja) |
| KR (1) | KR20030095213A (ja) |
| CN (1) | CN1467856A (ja) |
| DE (1) | DE10310537A1 (ja) |
| TW (1) | TW578314B (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006066481A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Toshiba Corp | 固体撮像装置 |
| JP2007504670A (ja) * | 2003-09-05 | 2007-03-01 | マイクロン・テクノロジー・インコーポレーテッド | ピンド浮遊拡散ダイオードを有するイメージセンサ |
| JP2018050035A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置およびその製造方法 |
| JP2019009155A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、撮像システム、移動体、および、撮像装置の製造方法 |
| WO2020262643A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置 |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7405757B2 (en) * | 2002-07-23 | 2008-07-29 | Fujitsu Limited | Image sensor and image sensor module |
| KR100544957B1 (ko) * | 2003-09-23 | 2006-01-24 | 동부아남반도체 주식회사 | 시모스 이미지 센서의 제조방법 |
| JP4578792B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2010-11-10 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 固体撮像装置 |
| GB0401578D0 (en) * | 2004-01-24 | 2004-02-25 | Koninkl Philips Electronics Nv | Phototransistor |
| KR100672669B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2007-01-24 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | Cmos 이미지 센서 및 그의 제조 방법 |
| KR100672701B1 (ko) * | 2004-12-29 | 2007-01-22 | 동부일렉트로닉스 주식회사 | 씨모스(cmos) 이미지 센서 및 그의 제조 방법 |
| WO2006097978A1 (ja) | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Fujitsu Limited | フォトダイオード領域を埋め込んだイメージセンサ及びその製造方法 |
| US7619266B2 (en) * | 2006-01-09 | 2009-11-17 | Aptina Imaging Corporation | Image sensor with improved surface depletion |
| JP4764243B2 (ja) * | 2006-04-20 | 2011-08-31 | 株式会社東芝 | 固体撮像装置 |
| KR100857453B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2008-09-08 | 한국전자통신연구원 | 저전압용 이미지 센서의 감광 픽셀 |
| KR100833609B1 (ko) * | 2007-01-31 | 2008-05-30 | 삼성전자주식회사 | 씨모스 이미지 센서 및 그 제조 방법 |
| KR100935051B1 (ko) * | 2007-12-27 | 2009-12-31 | 주식회사 동부하이텍 | 이미지 센서 및 그 제조방법 |
| KR100937674B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-01-19 | 주식회사 동부하이텍 | 씨모스 이미지 센서의 제조방법 |
| TWI447910B (zh) * | 2008-05-16 | 2014-08-01 | Eon Silicon Solution Inc | A semiconductor structure with a stress region |
| JP4788742B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2011-10-05 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置及び電子機器 |
| JP2010199450A (ja) | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Sony Corp | 固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置および電子機器 |
| JP2010212319A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Sony Corp | 固体撮像装置、電子機器および固体撮像装置の製造方法 |
| JP2011049524A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-03-10 | Sony Corp | 固体撮像素子および固体撮像素子の製造方法 |
| JP5487798B2 (ja) * | 2009-08-20 | 2014-05-07 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置、電子機器および固体撮像装置の製造方法 |
| JP5471174B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-04-16 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器 |
| CN104022133B (zh) * | 2014-06-10 | 2017-02-08 | 北京思比科微电子技术股份有限公司 | 漂浮节点具有可变电容的源像像素及图像传感器 |
| CN104362160B (zh) * | 2014-09-25 | 2017-08-25 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 一种半导体装置及其制造方法 |
| US9947701B2 (en) * | 2016-05-31 | 2018-04-17 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | Low noise device and method of forming the same |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6042626B2 (ja) * | 1976-05-18 | 1985-09-24 | 松下電器産業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
| JP3635681B2 (ja) * | 1994-07-15 | 2005-04-06 | ソニー株式会社 | バイアス回路の調整方法、電荷転送装置、及び電荷検出装置とその調整方法 |
| EP0746034A3 (en) * | 1995-05-29 | 1998-04-29 | Matsushita Electronics Corporation | Solid-state image pick-up device and method for manufacturing the same |
| US5698461A (en) * | 1996-03-12 | 1997-12-16 | United Microelectronics Corp. | Method for fabricating lightly doped drain metal oxide semiconductor field effect transistor |
| US5741737A (en) * | 1996-06-27 | 1998-04-21 | Cypress Semiconductor Corporation | MOS transistor with ramped gate oxide thickness and method for making same |
| US6815791B1 (en) * | 1997-02-10 | 2004-11-09 | Fillfactory | Buried, fully depletable, high fill factor photodiodes |
| US6054355A (en) * | 1997-06-30 | 2000-04-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of manufacturing a semiconductor device which includes forming a dummy gate |
| TW421962B (en) * | 1997-09-29 | 2001-02-11 | Canon Kk | Image sensing device using mos type image sensing elements |
| US6100556A (en) * | 1997-11-14 | 2000-08-08 | Motorola Inc. | Method of forming a semiconductor image sensor and structure |
| US6690423B1 (en) * | 1998-03-19 | 2004-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Solid-state image pickup apparatus |
| US6225669B1 (en) * | 1998-09-30 | 2001-05-01 | Advanced Micro Devices, Inc. | Non-uniform gate/dielectric field effect transistor |
| WO2000021280A1 (en) * | 1998-10-07 | 2000-04-13 | California Institute Of Technology | Silicon-on-insulator (soi) active pixel sensors with the photosites implemented in the substrate |
| US6376868B1 (en) * | 1999-06-15 | 2002-04-23 | Micron Technology, Inc. | Multi-layered gate for a CMOS imager |
| US6414342B1 (en) * | 1999-06-18 | 2002-07-02 | Micron Technology Inc. | Photogate with improved short wavelength response for a CMOS imager |
| US6479846B2 (en) * | 2000-03-22 | 2002-11-12 | Ophir Rf, Inc. | Metal oxide semiconductor field effect transistor having a relatively high doped region in the channel for improved linearity |
| US20020011612A1 (en) * | 2000-07-31 | 2002-01-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
| JP3940565B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2007-07-04 | 株式会社東芝 | 半導体装置及びその製造方法 |
| EP1321985B1 (en) * | 2001-12-20 | 2007-10-24 | STMicroelectronics S.r.l. | Method of integrating metal oxide semiconductor field effect transistors |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168346A patent/JP2004014911A/ja not_active Withdrawn
- 2002-10-17 TW TW091123893A patent/TW578314B/zh not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-01-03 US US10/335,912 patent/US20030228736A1/en not_active Abandoned
- 2003-03-11 DE DE10310537A patent/DE10310537A1/de not_active Ceased
- 2003-03-14 KR KR10-2003-0015977A patent/KR20030095213A/ko not_active Ceased
- 2003-03-17 CN CNA031072186A patent/CN1467856A/zh active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007504670A (ja) * | 2003-09-05 | 2007-03-01 | マイクロン・テクノロジー・インコーポレーテッド | ピンド浮遊拡散ダイオードを有するイメージセンサ |
| JP2006066481A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Toshiba Corp | 固体撮像装置 |
| JP2018050035A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置およびその製造方法 |
| JP2019009155A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、撮像システム、移動体、および、撮像装置の製造方法 |
| WO2020262643A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置 |
| JPWO2020262643A1 (ja) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | ||
| JP7541977B2 (ja) | 2019-06-26 | 2024-08-29 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 固体撮像装置 |
| US12136640B2 (en) | 2019-06-26 | 2024-11-05 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Solid-state imaging device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW578314B (en) | 2004-03-01 |
| US20030228736A1 (en) | 2003-12-11 |
| CN1467856A (zh) | 2004-01-14 |
| DE10310537A1 (de) | 2004-01-08 |
| KR20030095213A (ko) | 2003-12-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2004014911A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| CN101320744B (zh) | 固态成像装置及其制造方法 | |
| US6661045B2 (en) | MOS type solid-state imager and manufacturing method thereof | |
| KR100461975B1 (ko) | 이미지센서의 트렌치 소자분리막 형성방법 | |
| CN100438058C (zh) | 互补金属氧化物半导体图像传感器及其制造方法 | |
| EP0789399B1 (en) | Output circuit device for charge transfer element | |
| KR20130035835A (ko) | 트랜지스터, 트랜지스터를 제조하는 방법 및 감소된 rts 잡음을 갖는 이미지 센서 회로 | |
| US7141836B1 (en) | Pixel sensor having doped isolation structure sidewall | |
| KR20120052875A (ko) | 고체 이미지 센서, 고체 이미지 센서의 제조 방법 및 촬상 시스템 | |
| JP2000031455A (ja) | イメ―ジセンサのフォトダイオ―ド | |
| US20090236643A1 (en) | Cmos image sensor and method of manufacturing | |
| KR20070007666A (ko) | 이미지 센서 및 그 제조방법들 | |
| US6476448B2 (en) | Front stage process of a fully depleted silicon-on-insulator device and a structure thereof | |
| JP2001284540A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| CN103456789A (zh) | 用于形成结绝缘区域的自对准注入工艺 | |
| US20070004076A1 (en) | CMOS image sensor including two types of device isolation regions and method of fabricating the same | |
| JPH09135029A (ja) | Mis型半導体装置及びその製造方法 | |
| CN101552290B (zh) | 绝缘栅场效应晶体管及制造方法和摄像装置及制造方法 | |
| WO2022215360A1 (ja) | 固体撮像素子及び固体撮像素子の製造方法 | |
| KR20080008719A (ko) | 시모스 이미지 센서 및 그 제조 방법 | |
| KR100247478B1 (ko) | 씨모스 트랜지스터 제조 방법 | |
| KR100741881B1 (ko) | 시모스 이미지 센서의 트랜지스터 및 그의 제조방법 | |
| KR100529656B1 (ko) | 모스 트랜지스터의 제조 방법 | |
| KR100766705B1 (ko) | 이미지 센서 및 그 제조방법 | |
| KR20240067684A (ko) | 씨모스 트랜지스터, 및 이를 포함하는 이미지 센서 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |