JP2004016139A - 播種プラントの床土覆土タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】床土タンク内または覆土タンク内の土を均一状態にして床土機または覆土機に供給する。
【解決手段】床土覆土タンク(1)(2)内の中央部に、周面に土が自由に通過する抜き穴(7)を多数設けた柱状のホッパ−(5)を立設し土をホッパ−(5)内に投入する。この場合、床土覆土タンク(1)(2)の下部がわを下方ほど横断面積を小にした漏斗状のものにして上部がわから下部がわにわたってホッパ−(5)を立設するとよく、また、ホッパ−(5)の下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成し、ホッパ−(5)の下部を落下口(8)に近付け、抜き穴(7)は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、その隣り合う抜き穴(7a)と(7b)とを千鳥状にする。更に、土のホッパ−(5)からの溢出限度状態を感知するセンサ−(9)を設け、センサ−(9)のONにより土の投入を停止する。
【選択図】 図1
【解決手段】床土覆土タンク(1)(2)内の中央部に、周面に土が自由に通過する抜き穴(7)を多数設けた柱状のホッパ−(5)を立設し土をホッパ−(5)内に投入する。この場合、床土覆土タンク(1)(2)の下部がわを下方ほど横断面積を小にした漏斗状のものにして上部がわから下部がわにわたってホッパ−(5)を立設するとよく、また、ホッパ−(5)の下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成し、ホッパ−(5)の下部を落下口(8)に近付け、抜き穴(7)は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、その隣り合う抜き穴(7a)と(7b)とを千鳥状にする。更に、土のホッパ−(5)からの溢出限度状態を感知するセンサ−(9)を設け、センサ−(9)のONにより土の投入を停止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行う播種プラントの床土覆土タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、床土タンクまたは覆土タンク内に土を投入するとき、供給される土が山形状になって土のうちの大粒のものが山形になった斜面を転がりタンク内周面がわに集まるからタンク内の土は不均一になる。この不均一になる状態を無くすと同時にタンクから排出するとき土がブリッジ現象を起こさないようにして詰まりを生じないようにする手段を講じたものが特開平5−24657号公報などによって公開されているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の技術の項に記載するところの、床土タンクまたは覆土タンク内に土を投入するとき、供給される土が山形状になって土のうちの大粒のものが山形になった斜面を転がりタンク内周面がわに集まりタンク内の土が不均一になる状態を無くすと共に、特に、土の排出によりタンク内の土の量が減少するときのタンク内の土の表面を平坦に近い状態に保って大粒のものが転がり集合する現象を防止し、床土機または覆土機に土を均一状態で供給するものにして育苗箱への床土入れまたは覆土を均一ならしめ苗の不揃いを解消するのを目的として発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行うもので、床土タンク内または覆土タンク内の中央部に、下部に排出口を有し周面には土が自由に通過する抜き穴を多数設けた柱状のホッパ−を立設して、土をホッパ−内に投入する構成にしたことを特徴とするものである。
【0005】
この場合にホッパ−を、下部がわを下方ほど横断面積を小にして下端に落下口を開口する漏斗状のものにした床土タンクまたは覆土タンク内の上部がわから下部がわにわたって立設するとよく、また、ホッパ−は下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成することによりホッパ−の下部を前記落下口に近付けるようにし、抜き穴は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、前後に対設する抜き穴と左右に対設する抜き穴とは段差をもたせて隣り合う前後の抜き穴と左右の抜き穴とを千鳥状にする。
【0006】
更に、ホッパ−に投入する土のホッパ−からの溢出限度状態を感知するセンサ−を設け、該センサ−のONにより土の投入を停止する構成にするのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明による播種プラントにおける床土覆土タンクについて実施例図を参照し具体的に説明するのであるが、先ず、播種プラントの概要について図4により記載しておく。
【0008】
(10)は連鎖状に敷設した多数の回転ロ−ル上に育苗箱を載せることによって搬送する通路で、その通路(10)に跨がらせて搬送始端がわから終端がわにかけて床土機(3)と播種機(11)と覆土機(4)の順に設置し、床土機(3)の上方にこの床土機(3)に土を供給する床土タンク(1)を、覆土機(4)の上方にはこの覆土機(4)に土を供給する覆土タンク(2)をそれぞれ配設し、通路(10)の搬送始端部には育苗箱供給収納装置(12)を設けている。
【0009】
そして、前記の床土タンク(1)と覆土タンク(2)には、ホイストクレ−ン(13a)(13b)によりホッパ−(14a)(14b)に入れられた土がベルトコンベヤ式の搬送機(15a)(15b)とバケット昇降機式の揚上機(16a)(16b)によりそれぞれ搬送揚上され、土フルイ機(17a)(17b)によって揚上されたもののなかに混入する土塊を取り除いて床土タンク(1)と覆土タンク(2)に投入され床土機(3)と覆土機(4)にそれぞれ供給されるのである。
【0010】
したがって、育苗箱供給収納装置(12)から通路(10)に供給される育苗箱は矢印(イ)方向に搬送される間に床土機(3)により床土が入れられ、その床土上に播種機(11)によって播種が行われ、播種されたものの上に覆土機(4)により覆土がなされていくのである。
【0011】
また、そのとき床土機(3)と覆土機(4)から育苗箱に供給された余分な土は揚上機(16a)(16b)の下部に返されて再度揚上される。
【0012】
なお、通路(10)上の床土機(3)と覆土機(4)の間には播種機(11)の外に土均し機、土スミトリ機、潅水機などの関連機器を通常設置するのであるが、ここでは省略する。
【0013】
次に、床土タンク(1)と覆土タンク(2)に関して記載することにするが、この床土タンク(1)と覆土タンク(2)は同様に構成されたものであるから、重複を避けるために一方の床土タンク(1)について以下に述べる。
【0014】
床土タンク(1)は下部がわを下方に至るにしたがって横断面積を小にして下端に落下口(8)を開口した漏斗状のものに形成され、(5)はこの床土タンク(1)の中央部に立設した四角形の柱状のホッパ−であって、数本の支持杆体(8)・・・により支持されて床土タンク(1)内の上部がわから下部がわにわたって立設され、前記の土フルイ機(17a)によって土塊が取り除かれた土が案内板(19)(20)によりホッパ−(5)内に投入されるように構成されている。
【0015】
そして、このホッパ−(5)の周面には土が自由に通過する抜き穴(7)が多数設けられ、ホッパ−(5)の下部は絞り込んで側面視で逆台形に形成して、その下部と漏斗状の床土タンク(1)との間に落下路(21)を形成させながらホッパ−(5)の下部を床土タンク(1)の落下口(8)に近付けている。
【0016】
また、前記ホッパ−(5)の周面に設ける抜き穴(7)は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、通路(10)方向を前後方向とすると前後に同高さ位置で対設する抜き穴(7a)(7a)とこの前後方向と直交する左右方向で同高さ位置に対設する左右の抜き穴(7b)(7b)とは段差(H)もたせてあり、隣り合って列設する前後の抜き穴(7a)と左右の抜き穴(7b)とを千鳥状にしているのである。
【0017】
(9)は床土タンク(1)の周壁に取付けたセンサ−で、このセンサ−(9)は土フルイ機(17a)から投入される土がホッパ−(5)内に充満して床土タンク(1)内にあふれ出ようとする溢出限度状態を感知することにより、図4に示すように、制御回路(22)を介して土フルイ機(17a)の駆動モ−タおよび搬送機(15a)と揚上機(16a)の駆動モ−タを停止して土の投入を中断するのである。
【0018】
なお、覆土タンク(2)ではセンサ−(9)の感知によって土フルイ機(17b)の駆動モ−タと搬送機(15b)および揚上機(16b)の駆動モ−タを停止させるのである。
【0019】
また、図1において(23)はシャッタ−、(24)はフルイ線を示したものである。
【0020】
このように構成してあるから、図5に矢印(ロ)で示すようにホッパ−(5)内に土塊が取り除かれた土が投入されると、下部の排出口(6)から流下しながら次第にホッパ−(5)内に溜り周面に多数設けた抜き穴(7)詳しくは抜き穴(7a)(7b)を点線で示す矢印のように通過して流出し床土タンク(1)内に充満するようになる。
【0021】
この床土タンク(1)内に充満する過程においては、ホッパ−(5)内から抜き穴(7)を通って流出する土はそのホッパ−(5)の周壁により大粒のものの移動が遮られて床土タンク(1)の内周面がわに集まり不均一になる現象が抑止される。
【0022】
そして、ホッパ−(5)内に投入される土がこのホッパ−(5)内からあふれ出る直前の実線(ハ)で示す状態、即ち、溢出限度状態になるとセンサ−(9)は接触により土を感知してホッパ−(5)内への土の投入を中断するのであって、若しも土の投入が更に続行されれば土の表面は仮想線(ニ)のような急な斜面を形成するようになり、投入される土に混在する大粒のものが自由にこの斜面を四方に転がり落ちるようになる。
【0023】
また、図6に示すように、ホッパ−(5)内に投入される土がストップするか、または減量することによってホッパ−(5)内と床土タンク(1)内の土が次第に減少すれば、表面の層を形成する土は矢印(ホ)のように一方の抜き穴(7a)から床土タンク(1)がわに流出し他方の抜き穴(7b)からは矢印(ヘ)のようにホッパ−(5)内に流入するという具合に流動現象が繰り返されながら減少していき、土の表面は実線(ト)で示すような平坦に近い状態を保ってホッパ−(5)の外周りにおける床土タンク(1)内には仮想線(チ)で表すような土の大粒のものが転がり集合するような深い谷が形成されず、土は均一な状態で落下口(8)を流下して床土機(3)から育苗箱に供給されるのである。
【0024】
床土タンク(1)は以上のように構成されており、また、これと同様に構成されている覆土タンク(2)も土を均一な状態で覆土機(4)に流下して育苗箱に供給する。
【0025】
なお、本発明における床土タンク(1)内と覆土タンク(2)内に立設するホッパ−(5)は、実施例では四角柱のもので記載したが、円筒形または多角柱のものでもよく、また、ホッパ−(5)を1本のものに限定せず数本立設することも考えられる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0027】
即ち、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行うもので、床土タンク内または覆土タンク内の中央部に、下部に排出口を有し周面には土が自由に通過する抜き穴を多数設けた柱状のホッパ−を立設して、土をホッパ−内に投入する構成にしたことによって、床土タンク内または覆土タンク内に土を供給するとき、ホッパ−内に投入する土が周面に設けた抜き穴を通過して床土または覆土タンク内に充満し、その充満する過程においては大粒のものがホッパ−の周壁により移動が遮られて床土または覆土タンクの内周面がわに集まり不均一になる現象が抑止され、また、床土または覆土タンク内の土の量が減少するときは、表面の層を形成する土が一方の抜き穴から床土または覆土タンクがわに流出し他方の抜き穴からはホッパ−内がわに流入するといった具合に流動現象が繰り返されるので、土の表面は平坦に近い状態を保ち、大粒のものが転がって集合することがなく均一な状態で減少させることが可能になったのである。
【0028】
この場合、床土または覆土タンクの下部がわを下方ほど横断面積を小にして下端に落下口を開口する漏斗状のものにし、その床土または覆土タンク内の上部がわから下部がわにわたって前記ホッパ−を立設し、また、そのホッパ−の下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成し、ホッパ−の下部を前記落下口に近付けることにより、床土または覆土タンク内に土を供給するときの不均一になる現象の抑止と、土の量が減少するときの土の表面を平坦に近い状態に保って均一な状態で減少させることとを、床土または覆土タンク内の下部から上部の広範囲にわたって行わせ土の均一状態を効果的なものにする。
【0029】
また、ホッパ−の周面に設ける抜き穴を縦方向に間隔をあけて複数条列設し、その前後に対設する抜き穴と左右に対設する抜き穴とは段差をもたせて隣り合う前後の抜き穴と左右の抜き穴とを千鳥状にすることで、床土または覆土タンク内の土の量が減少するときの表面の層を形成する土が一方の抜き穴から床土または覆土タンクがわに流出し他方の抜き穴からはホッパ−内がわに流入するという繰り返しの流動現象を有効にする。
【0030】
更に、ホッパ−に投入する土のホッパ−からの溢出限度状態を感知するセンサ−を設け、該センサ−のONにより土の投入を停止するものにすることにより、床土または覆土タンクに土を供給するとき、土が直接タンク内に投入されるのを防止して土の不均一状態解消に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床土タンクまたは覆土タンクの縦断側面図である。
【図2】同タンクの横断平面図である。
【図3】ホッパ−の縦断側面図である。
【図4】播種プラント全体の概要図である。
【図5】床土タンクまたは覆土タンク内の土供給時の作用説明図である。
【図6】同タンク内における土の量減少時の作用説明図である。
【符号の説明】
1 床土タンク
2 覆土タンク
3 床土機
4 覆土機
5 ホッパ−
6 排出口
7 抜き穴
7a 抜き穴(前後に対設する抜き穴)
7b 抜き穴(左右に対設する抜き穴)
8 落下口
H 段差
9 センサ−
【発明の属する技術分野】
本発明は、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行う播種プラントの床土覆土タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、床土タンクまたは覆土タンク内に土を投入するとき、供給される土が山形状になって土のうちの大粒のものが山形になった斜面を転がりタンク内周面がわに集まるからタンク内の土は不均一になる。この不均一になる状態を無くすと同時にタンクから排出するとき土がブリッジ現象を起こさないようにして詰まりを生じないようにする手段を講じたものが特開平5−24657号公報などによって公開されているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の技術の項に記載するところの、床土タンクまたは覆土タンク内に土を投入するとき、供給される土が山形状になって土のうちの大粒のものが山形になった斜面を転がりタンク内周面がわに集まりタンク内の土が不均一になる状態を無くすと共に、特に、土の排出によりタンク内の土の量が減少するときのタンク内の土の表面を平坦に近い状態に保って大粒のものが転がり集合する現象を防止し、床土機または覆土機に土を均一状態で供給するものにして育苗箱への床土入れまたは覆土を均一ならしめ苗の不揃いを解消するのを目的として発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行うもので、床土タンク内または覆土タンク内の中央部に、下部に排出口を有し周面には土が自由に通過する抜き穴を多数設けた柱状のホッパ−を立設して、土をホッパ−内に投入する構成にしたことを特徴とするものである。
【0005】
この場合にホッパ−を、下部がわを下方ほど横断面積を小にして下端に落下口を開口する漏斗状のものにした床土タンクまたは覆土タンク内の上部がわから下部がわにわたって立設するとよく、また、ホッパ−は下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成することによりホッパ−の下部を前記落下口に近付けるようにし、抜き穴は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、前後に対設する抜き穴と左右に対設する抜き穴とは段差をもたせて隣り合う前後の抜き穴と左右の抜き穴とを千鳥状にする。
【0006】
更に、ホッパ−に投入する土のホッパ−からの溢出限度状態を感知するセンサ−を設け、該センサ−のONにより土の投入を停止する構成にするのである。
【0007】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、本発明による播種プラントにおける床土覆土タンクについて実施例図を参照し具体的に説明するのであるが、先ず、播種プラントの概要について図4により記載しておく。
【0008】
(10)は連鎖状に敷設した多数の回転ロ−ル上に育苗箱を載せることによって搬送する通路で、その通路(10)に跨がらせて搬送始端がわから終端がわにかけて床土機(3)と播種機(11)と覆土機(4)の順に設置し、床土機(3)の上方にこの床土機(3)に土を供給する床土タンク(1)を、覆土機(4)の上方にはこの覆土機(4)に土を供給する覆土タンク(2)をそれぞれ配設し、通路(10)の搬送始端部には育苗箱供給収納装置(12)を設けている。
【0009】
そして、前記の床土タンク(1)と覆土タンク(2)には、ホイストクレ−ン(13a)(13b)によりホッパ−(14a)(14b)に入れられた土がベルトコンベヤ式の搬送機(15a)(15b)とバケット昇降機式の揚上機(16a)(16b)によりそれぞれ搬送揚上され、土フルイ機(17a)(17b)によって揚上されたもののなかに混入する土塊を取り除いて床土タンク(1)と覆土タンク(2)に投入され床土機(3)と覆土機(4)にそれぞれ供給されるのである。
【0010】
したがって、育苗箱供給収納装置(12)から通路(10)に供給される育苗箱は矢印(イ)方向に搬送される間に床土機(3)により床土が入れられ、その床土上に播種機(11)によって播種が行われ、播種されたものの上に覆土機(4)により覆土がなされていくのである。
【0011】
また、そのとき床土機(3)と覆土機(4)から育苗箱に供給された余分な土は揚上機(16a)(16b)の下部に返されて再度揚上される。
【0012】
なお、通路(10)上の床土機(3)と覆土機(4)の間には播種機(11)の外に土均し機、土スミトリ機、潅水機などの関連機器を通常設置するのであるが、ここでは省略する。
【0013】
次に、床土タンク(1)と覆土タンク(2)に関して記載することにするが、この床土タンク(1)と覆土タンク(2)は同様に構成されたものであるから、重複を避けるために一方の床土タンク(1)について以下に述べる。
【0014】
床土タンク(1)は下部がわを下方に至るにしたがって横断面積を小にして下端に落下口(8)を開口した漏斗状のものに形成され、(5)はこの床土タンク(1)の中央部に立設した四角形の柱状のホッパ−であって、数本の支持杆体(8)・・・により支持されて床土タンク(1)内の上部がわから下部がわにわたって立設され、前記の土フルイ機(17a)によって土塊が取り除かれた土が案内板(19)(20)によりホッパ−(5)内に投入されるように構成されている。
【0015】
そして、このホッパ−(5)の周面には土が自由に通過する抜き穴(7)が多数設けられ、ホッパ−(5)の下部は絞り込んで側面視で逆台形に形成して、その下部と漏斗状の床土タンク(1)との間に落下路(21)を形成させながらホッパ−(5)の下部を床土タンク(1)の落下口(8)に近付けている。
【0016】
また、前記ホッパ−(5)の周面に設ける抜き穴(7)は縦方向に間隔をあけて複数条列設し、通路(10)方向を前後方向とすると前後に同高さ位置で対設する抜き穴(7a)(7a)とこの前後方向と直交する左右方向で同高さ位置に対設する左右の抜き穴(7b)(7b)とは段差(H)もたせてあり、隣り合って列設する前後の抜き穴(7a)と左右の抜き穴(7b)とを千鳥状にしているのである。
【0017】
(9)は床土タンク(1)の周壁に取付けたセンサ−で、このセンサ−(9)は土フルイ機(17a)から投入される土がホッパ−(5)内に充満して床土タンク(1)内にあふれ出ようとする溢出限度状態を感知することにより、図4に示すように、制御回路(22)を介して土フルイ機(17a)の駆動モ−タおよび搬送機(15a)と揚上機(16a)の駆動モ−タを停止して土の投入を中断するのである。
【0018】
なお、覆土タンク(2)ではセンサ−(9)の感知によって土フルイ機(17b)の駆動モ−タと搬送機(15b)および揚上機(16b)の駆動モ−タを停止させるのである。
【0019】
また、図1において(23)はシャッタ−、(24)はフルイ線を示したものである。
【0020】
このように構成してあるから、図5に矢印(ロ)で示すようにホッパ−(5)内に土塊が取り除かれた土が投入されると、下部の排出口(6)から流下しながら次第にホッパ−(5)内に溜り周面に多数設けた抜き穴(7)詳しくは抜き穴(7a)(7b)を点線で示す矢印のように通過して流出し床土タンク(1)内に充満するようになる。
【0021】
この床土タンク(1)内に充満する過程においては、ホッパ−(5)内から抜き穴(7)を通って流出する土はそのホッパ−(5)の周壁により大粒のものの移動が遮られて床土タンク(1)の内周面がわに集まり不均一になる現象が抑止される。
【0022】
そして、ホッパ−(5)内に投入される土がこのホッパ−(5)内からあふれ出る直前の実線(ハ)で示す状態、即ち、溢出限度状態になるとセンサ−(9)は接触により土を感知してホッパ−(5)内への土の投入を中断するのであって、若しも土の投入が更に続行されれば土の表面は仮想線(ニ)のような急な斜面を形成するようになり、投入される土に混在する大粒のものが自由にこの斜面を四方に転がり落ちるようになる。
【0023】
また、図6に示すように、ホッパ−(5)内に投入される土がストップするか、または減量することによってホッパ−(5)内と床土タンク(1)内の土が次第に減少すれば、表面の層を形成する土は矢印(ホ)のように一方の抜き穴(7a)から床土タンク(1)がわに流出し他方の抜き穴(7b)からは矢印(ヘ)のようにホッパ−(5)内に流入するという具合に流動現象が繰り返されながら減少していき、土の表面は実線(ト)で示すような平坦に近い状態を保ってホッパ−(5)の外周りにおける床土タンク(1)内には仮想線(チ)で表すような土の大粒のものが転がり集合するような深い谷が形成されず、土は均一な状態で落下口(8)を流下して床土機(3)から育苗箱に供給されるのである。
【0024】
床土タンク(1)は以上のように構成されており、また、これと同様に構成されている覆土タンク(2)も土を均一な状態で覆土機(4)に流下して育苗箱に供給する。
【0025】
なお、本発明における床土タンク(1)内と覆土タンク(2)内に立設するホッパ−(5)は、実施例では四角柱のもので記載したが、円筒形または多角柱のものでもよく、また、ホッパ−(5)を1本のものに限定せず数本立設することも考えられる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0027】
即ち、床土タンクから床土機に、覆土タンクから覆土機に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行うもので、床土タンク内または覆土タンク内の中央部に、下部に排出口を有し周面には土が自由に通過する抜き穴を多数設けた柱状のホッパ−を立設して、土をホッパ−内に投入する構成にしたことによって、床土タンク内または覆土タンク内に土を供給するとき、ホッパ−内に投入する土が周面に設けた抜き穴を通過して床土または覆土タンク内に充満し、その充満する過程においては大粒のものがホッパ−の周壁により移動が遮られて床土または覆土タンクの内周面がわに集まり不均一になる現象が抑止され、また、床土または覆土タンク内の土の量が減少するときは、表面の層を形成する土が一方の抜き穴から床土または覆土タンクがわに流出し他方の抜き穴からはホッパ−内がわに流入するといった具合に流動現象が繰り返されるので、土の表面は平坦に近い状態を保ち、大粒のものが転がって集合することがなく均一な状態で減少させることが可能になったのである。
【0028】
この場合、床土または覆土タンクの下部がわを下方ほど横断面積を小にして下端に落下口を開口する漏斗状のものにし、その床土または覆土タンク内の上部がわから下部がわにわたって前記ホッパ−を立設し、また、そのホッパ−の下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成し、ホッパ−の下部を前記落下口に近付けることにより、床土または覆土タンク内に土を供給するときの不均一になる現象の抑止と、土の量が減少するときの土の表面を平坦に近い状態に保って均一な状態で減少させることとを、床土または覆土タンク内の下部から上部の広範囲にわたって行わせ土の均一状態を効果的なものにする。
【0029】
また、ホッパ−の周面に設ける抜き穴を縦方向に間隔をあけて複数条列設し、その前後に対設する抜き穴と左右に対設する抜き穴とは段差をもたせて隣り合う前後の抜き穴と左右の抜き穴とを千鳥状にすることで、床土または覆土タンク内の土の量が減少するときの表面の層を形成する土が一方の抜き穴から床土または覆土タンクがわに流出し他方の抜き穴からはホッパ−内がわに流入するという繰り返しの流動現象を有効にする。
【0030】
更に、ホッパ−に投入する土のホッパ−からの溢出限度状態を感知するセンサ−を設け、該センサ−のONにより土の投入を停止するものにすることにより、床土または覆土タンクに土を供給するとき、土が直接タンク内に投入されるのを防止して土の不均一状態解消に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】床土タンクまたは覆土タンクの縦断側面図である。
【図2】同タンクの横断平面図である。
【図3】ホッパ−の縦断側面図である。
【図4】播種プラント全体の概要図である。
【図5】床土タンクまたは覆土タンク内の土供給時の作用説明図である。
【図6】同タンク内における土の量減少時の作用説明図である。
【符号の説明】
1 床土タンク
2 覆土タンク
3 床土機
4 覆土機
5 ホッパ−
6 排出口
7 抜き穴
7a 抜き穴(前後に対設する抜き穴)
7b 抜き穴(左右に対設する抜き穴)
8 落下口
H 段差
9 センサ−
Claims (5)
- 床土タンク(1)から床土機(3)に、覆土タンク(2)から覆土機(4)に、土を供給して育苗箱に床土入れと覆土を行うもので、床土タンク(1)内または覆土タンク(2)内の中央部に、下部に排出口(6)を有し周面には土が自由に通過する抜き穴(7)を多数設けた柱状のホッパ−(5)を立設して、土をホッパ−(5)内に投入する構成にしたことを特徴とする播種プラントの床土覆土タンク。
- 下部がわを下方ほど横断面積を小にして下端に落下口(8)を開口する漏斗状のものにした床土タンク(1)または覆土タンク(2)内の上部がわから下部がわにわたって前記ホッパ−(5)を立設したことを特徴とする請求項1記載の播種プラントの床土覆土タンク。
- ホッパ−(5)の下部を絞り込んで側面視で逆台形に形成し、そのホッパ−(5)の下部を前記落下口(8)に近付けてあることを特徴とする請求項2記載の播種プラントの床土覆土タンク。
- ホッパ−(5)の周面に設ける抜き穴(7)を縦方向に間隔をあけて複数条列設し、その前後に対設する抜き穴(7a)(7a)と左右に対設する抜き穴(7b)(7b)とは段差(H)をもたせて隣り合う前後の抜き穴(7a)と左右の抜き穴(7b)とを千鳥状にしたことを特徴とする請求項1記載の播種プラントの床土覆土タンク。
- 前記ホッパ−(5)に投入する土のホッパ−(5)からの溢出限度状態を感知するセンサ−(9)を設け、該センサ−(9)のONにより土の投入を停止する構成にしたことを特徴とする請求項1記載の播種プラントの床土覆土タンク。
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