JP2004100111A - ポリエステル系繊維用防汚加工剤および加工方法 - Google Patents

ポリエステル系繊維用防汚加工剤および加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】厳しい環境条件下でも優れた防汚性、洗濯耐久性を付与することのみならず、加工操作性や安全性に優れ、環境負荷の少ない物質を使用する親水性防汚加工剤およびこれを用いたポリエステル系繊維の加工方法を提供する。
【解決手段】セルロースの水酸基を一部メトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化した重量平均分子量1,000〜1,000,000なるセルロース誘導体(A)、及び (A)の残存水酸基をアクリル系モノマーでグラフト重合したセルロースグラフト重合体(B)から選ばれる少なくとも1種を含有するポリエステル系繊維用防汚加工剤、それを用いた加工方法、それにより得られたポリエステル系繊維。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリエステル用防汚加工剤に関する。更に詳しくは、厳しい条件下においても優れた防汚性・洗濯耐久性を備えたポリエステル用親水性防汚加工剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエステル繊維は寸法安定性に優れ、強度があり、またシワになりにくい等の優れた特性を有することから、衣料のあらゆる分野で活用されている。特に病院、食品産業、オフィス、ガソリンスタンド等では、近年多様なユニフォームとして多く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ポリエステルは、本来疎水性の物質であり、そのため各種の弊害があることも知られている。吸水性、吸湿性に乏しく、油汚れが付きやすく、一旦付着した汚れはとれにくく、また洗浄中に再汚染しやすい、さらには静電気が発生しやすく、塵埃を付着しやすいなど、種々の欠点を有している。
上記のような特性をもったポリエステルに防汚加工を行なったり、汚れ落とし加工をするために、従来から行なわれた方法として、フッ素系樹脂処理をする方法や、繊維に親水性を付与する方法等が行なわれている。フッ素系樹脂処理をする方法は、繊維に撥水、撥油性を持たせて汚れの浸透を防ぎ、防汚性を発揮させる方法である。しかし繊維の吸水性、吸湿性、制電性はさらに悪くなる。また、一旦染み付いた汚れは洗濯しても落ちにくいといった欠点がある。
【0004】
一方、親水性を付与する方法は、吸水性、吸湿性、制電性などで向上がみられるが、防汚性や洗濯耐久性の面ではまだまだ不十分である。例えば、現在多く使用されているポリエステル用防汚加工剤を使用して加工した場合、汚れ付着後すぐに洗濯をすれば、JISで定められた防汚性評価法(40℃の温水中で洗濯)で評価した場合には優れた防汚性を示すが、汚れを放置しておくと極度に汚れが落ちにくくなるといった欠点がある。また、一般に家庭で採用されている洗濯条件(常温の水道水で洗濯)で評価した場合には十分な防汚性能を発揮しないという問題点もある。
本発明の課題は、厳しい環境条件下でも優れた防汚性、洗濯耐久性を付与することのみならず、加工操作性や安全性に優れ、環境負荷の少ない物質を使用する親水性防汚加工剤およびこれを用いたポリエステル系繊維の加工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、セルロースの水酸基を一部メトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化した重量平均分子量1,000〜1,000,000なるセルロース誘導体(A)、及び (A)の残存水酸基をアクリル系モノマーでグラフト重合したセルロースグラフト重合体(B)から選ばれる少なくとも1種を含有するポリエステル系繊維用防汚加工剤に係る。
本発明は、上記ポリエステル系繊維用防汚加工剤をポリエステル系繊維に吸着させることを特徴とするポリエステル系繊維の加工方法に係る。
本発明は、上記ポリエステル系繊維用防汚加工剤がポリエステル系繊維に固着されていることを特徴とするポリエステル系繊維に係る。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明において、セルロースの水酸基を一部メトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化したセルロース誘導体(A)は下記の式(A)で表される。
【0007】
【化1】
Figure 2004100111
【0008】
(RはH、メチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルで、少なくとも1つのRはH以外である。nは1〜100,000の正数を表す。)
【0009】
式(A)の構造ですべてのRがHとなるセルロースは水不溶性で防汚効果はないが、水酸基の少なくとも1つをメトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化することにより、水溶性となり、セルロース誘導体(A)の構造となる。式(A)においてnは1〜100,000、好ましくは200〜10,000である。セルロース誘導体の重量平均分子量は1,000〜100万が好ましく、更には1万〜50万、特には7万〜40万程度がより好ましい。
セルロース誘導体(A)の構造中、メトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化については、それぞれほぼ同様の防汚性を示すが、水酸基の置換率は防汚性については20〜100%程度が好ましい。
【0010】
セルロース誘導体(A)の構造をもつ物質を利用して、さらに防汚性、洗濯耐久性を向上させる為、セルロース誘導体(A)の残存水酸基にビニル系モノマーをグラフトさせることが好ましい。グラフト方法としては、セルロース誘導体(A)の水溶液を硝酸で酸性とし、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)を用いてグラフト重合させる方法。また、セルロース誘導体(A)を用いて過酸化物と亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤を用いてレドックス重合をしたものも性能的に優れたものが得られる。
ここで用いられるビニル系モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−(ジメチルアミノ)エチル(メタ)アクリレート、アクリルアミド、ポリエチレングリコール変性モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、N−ビニル−2−ピロリドン等が例示される。中でも、防汚性、洗濯耐久性に効果的なものは、アクリル酸、ポリエチレングリコール変性モノ(メタ)アクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン等は有効である。
【0011】
セルロースグラフト重合体(B)が、良好な汚れ離脱性および洗濯耐久性を発揮するには、グラフト率を、セルロース誘導体(A)の重量に対し、10〜100%の割合で行なわれるのが好ましく、特にセルロースの特性を有効にするには、10〜50%程度が良い。
【0012】
繊維素材へ該防汚物質を繊維へ固着させる方法としては、特に限定されないが、繊維製品製造過程において、該防汚物質を所望の濃度に水溶化し、この溶液を用いてパディング法、コーティング法、吸尽法、スプレー法等で処理することが望ましい。浴中吸尽法での、繊維の吸着助剤として、水不溶性成分(C)を加えると良い。
【0013】
水不溶性成分(C)は特に限定されるものではないが、例えば、リモネン等の芳香族炭化水素類、エステル類、石油類、親油性界面活性剤等を用いることができるが、安全性・環境面からリモネン等の使用が好ましい。添加量としては、セルロース誘導体(A)又はセルロースグラフト重合体(B)に対して、3〜10%程度加え乳化分散させる。少なすぎると吸着能力が不足し、又多すぎると液が不安定になりむらづきが起こる。
【0014】
セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)の付着量は、特に限定されないが、好ましくは、繊維素材重量に対し0.1〜1%が望ましい。また、セルロース誘導体以外に他の薬剤を併用することもできる。上記の併用薬剤としては、セルロース誘導体はノニオン性であるため、特に制限されるものではなく、ジメチロール尿素、ジメチロールジヒドロキシエチレン尿素、ジヒドロキシエチレン尿素、メチロールメラミン等の防縮剤、脂肪酸エステル、アミド系柔軟剤、抗菌防虫剤、防炎剤、帯電防止剤、染料等が例示される。
【0015】
そして、さらに、ポリフェノール類、アクリル系、ウレタン系、イソシアネート系、エポキシ系のポリマー、ジメチロール尿素、メチロールメラミン等との併用は洗濯耐久性を著しく向上させる。
ポリフェノール類等は、不溶化物質とのさらなる併用により、より優れた洗濯耐久性を付与することができる。ポリフェノール類の好ましい例としてタンニン酸を挙げることができる。ポリフェノール類と併用する上記不溶性物質としては、多糖類、多価金属塩等が例示される。多糖類としては、澱粉、セルロース、キチン、キトサン等などが挙げられる。多価金属塩に含まれる多価金属としては、例えば亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、アンチモン、ジルコニウム、チタン等が好ましい。これらの多価金属塩としては、例えば、酢酸アルミニウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酒石酸アンチモンナトリウム、酒石酸アンチモンカリウム等が挙げられる。
【0016】
ワーキングウェア等の防汚性は特に洗濯耐久性を要する。セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)等の防汚性を保持しながら、汚れの離脱性を低下させない助剤が必要である。セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)を用いて洗濯回数の少ない条件においては、防汚性を保持できるが、洗濯回数が10回、20回と重ねるごとに防汚性は低下する。洗濯耐久性を向上させるには、セルロース誘導体(A)及び/又はセルロースグラフト重合体(B)を不溶化させるための架橋剤、もしくは助剤を用いる必要がある。セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)を不溶化させる架橋剤としては、特に限定されるものではないが、メチロールメラミン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、イソシアネート系架橋剤等が例示される。上記3種類の試験結果では、メチロールメラミン系架橋剤は防汚性を低下させずに耐久性を向上させることができる。しかし、風合いが硬くなりすぎたり、ホルマリンの発生などの問題点も多い。その他エポキシ系、イソシアネート系架橋剤は、防汚性を低下させるため、使用するのは好ましくない。以上の結果から、助剤として検討した結果、ポリフェノール類がセルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)を不溶化させる助剤として有効であることを見出し、しかも防汚性を低下させず、洗濯耐久性をもたらすことを発見した。特に中でもタンニン酸は有効であり、洗濯耐久性を著しく向上させる。セルロース誘導体(A)、重合体(B)の有効成分に対して、添加量は2〜100%、好ましくは、10〜30%である。
【0017】
さらに、洗濯耐久性向上として、タンニン酸とキレートする金属を用いることにより、洗濯耐久性が大幅に向上することを見出した。セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)に対して、タンニン酸だけを用いると水中の金属類、特に鉄分と反応して黄変となる。
タンニン酸とキレート可能な金属としては、多価水溶性金属塩が有効である。亜鉛、アルミニウム、クロム、鉄、アンチモン、ジルコニウム、チタン等があるが変色等の問題から亜鉛、アルミニウムの金属塩が望ましい。添加量としては、セルロース誘導体(A)、セルロースグラフト重合体(B)に対して、10〜200%が有効であるが、好ましくは、20〜100%が望ましい。10%未満では、タンニン酸のフリー部分が多くなり、着色金属の反応が起こり、黄変がある。又200%を超えると防汚性能が低下する。
【0018】
本発明におけるポリエステル系繊維とは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートや、これらを主成分とした共重合体のポリエステル系繊維を含む織物、編物、不織布などのことをいい、ポリエステル系繊維以外の合成繊維や再生繊維あるいは天然繊維が混紡、混繊されていても良い。
【0019】
【実施例】
次に本発明を実施例及び比較例に基づき詳細に説明するが、本発明は何等これらに限定されるものではない。
【0020】
実施例1
セルロース誘導体(A)〔メトローズ60SH−4000、信越化学(株)製〕であるヒドロキシプロピルメチルセルロースを固形分1重量%となるように水で希釈調液し、ポリエステル100%の布を常温で浸漬したあと、絞り率100%となるように脱水し、120℃で3分乾燥し150℃で1分キュアした。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
(メトローズ60SH−4000)
メトキシ化置換度・・・1.9
ヒドロキシプロポキシ化平均置換モル数・・・0.25
置換度・・・セルロースのグルコース環単位当たり、メトキシ基で置換された水酸基の平均個数
置換モル数・・・セルロースのグルコース環単位当たりに付加したヒドロキシプロポキシ基あるいはヒドロキシエトキシ基の平均で置換された水酸基の平均個数メトキシ基 28〜30%、ヒドロキシプロポキシ基 7〜12%
【0021】
実施例2
セルロース誘導体(A)(メトローズ60SH−4000)であるヒドロキシプロピルメチルセルロースとD−リモネン〔ヤスハラケミカル(株)製〕の乳化液を2.5%o.w.f、浴比1:20で90℃×10分浴中処理で繊維に吸着させる。次に、ポリフェノール類であるタンニン酸水溶液0.2%、酢酸アルミニウム水溶液10%の混合液を添加し、脱水して120℃で3分乾燥し150℃でキュアした。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
【0022】
実施例3
セルロース誘導体(A) 〔メトローズSM−400、信越化学(株)製〕であるメチルセルロース15gを水で溶解し、アクリル酸3gおよびメトキシポリエチレングリコール(23モル付加)メタクリレート3gを溶解し窒素置換を行なった後、硝酸0.1cc及び硝酸−2−アンモニウムセリウム(IV)0.1gを水に溶解したものを加えて40℃で1時間グラフト重合してセルロースグラフト重合体(B)を得た。この重合体(B)0.25g、タンニン酸0.1g、酢酸アルミニウム0.3gを水に溶かし100gの混合液を作成後、ポリエステル100%の布を常温で浸漬し、絞り率100%となるように脱水した。その後、120℃で3分乾燥し、150℃で1分キュアした。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
【0023】
実施例4
セルロース誘導体(A) 〔メトローズSM−400、信越化学(株)製〕であるメチルセルロース15gを水で溶解し、アクリル酸3gおよびメトキシポリエチレングリコール(23モル付加)メタクリレート3gを溶解し窒素置換を行なった後、触媒として、過硫酸アンモニウム0.2g及び亜硫酸水素ナトリウム0.2gを用いて45℃で4時間重合を行なってセルロースグラフト重合体(B)を得た。この重合体(B)0.25g、タンニン酸0.1g、酢酸アルミニウム0.3gを水に溶かし100gの混合液を作成後、ポリエステル100%の布を常温で浸漬し、絞り率100%となるように脱水した。その後、120℃で3分乾燥し、150℃で1分キュアした。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
(メトローズSM−400)
メトキシ化置換度・・・1.9
置換度・・・セルロースのグルコース環単位当たり、メトキシ基で置換された水酸基の平均個数
メトキシ基 27.5%〜31.5%
【0024】
比較例1
未処理のポリエステル100%布に、下記のSR性試験での手順を行った。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
【0025】
比較例2
SR用PEG変性ポリエステルエマルジョン樹脂(有効成分10%)を固形分1重量%となるように水で希釈調液し、ポリエステル100%の布を常温で浸漬したあと、絞り率100%となりように脱水し、120℃で3分乾燥し150℃で1分キュアした。汚れ離脱性の試験結果を表1に示す。
【0026】
以上の様に処理された布について、▲1▼加工上がり、▲2▼10回洗濯後、▲3▼20回洗濯後、▲3▼加工上がりの布を汚れ離脱性(SR性)の試験の汚染条件を70℃で3時間乾燥処理した場合の、それぞれの汚れ離脱性能を測定した結果をそれぞれ表1に示す。
汚れ離脱性(SR性)の試験は以下のように行った。
ポリエステル試験布にB重油を2ml滴下し、40℃で1時間乾燥させた後、試験布にバラスト布を加えて1kgとし、洗剤〔アタック、花王(株)製〕20gを用いて、家庭用電気洗濯機で、浴量30L、水温25℃として5分間洗濯し、すすぎ、脱水、乾燥させる。乾燥した試験布の残存シミの状態をJIS汚染用グレースケールで1〜5等級で測定した。JIS汚染用グレースケールにおける1〜5級の内容は以下の通りである。例えば4−5は4級と5級の間を示す。
1級:汚染がひどい
2級:相当にシミが残っているもの
3級:わずかにシミが残っているもの
4級:シミの目立たないもの
5級:汚染がない
【0027】
【表1】
Figure 2004100111
【0028】
これらの結果から、一般的なモーターオイルでの汚染に比べ、B重油での汚染や常温(25℃)での家庭洗濯といった厳しい条件下において、従来の防汚加工剤(比較例2)の判定級2−3に比べて、本発明の防汚加工剤(実施例1〜4)は汚れ離脱性能判定級が4−5といった優れた汚れ離脱性能であり、また10回、20回の洗濯後も判定級4−5という優れた結果を示している。さらに、汚染条件を70度3時間と厳しくした時の離脱性能は従来の坊汚加工剤(比較例2)は判定級が1と全く性能が見られないのに対して、本発明の防汚加工剤(実施例1〜4)は判定級が3及び4という顕著な差が見られる。
【0029】
【発明の効果】
本発明にかかる防汚加工剤で処理したポリエステル系繊維は、水洗濯における防汚性能、洗濯耐久性において優れた効果を発揮する。そして、繊維加工における安全性、利便性が高く、低コストで環境にもやさしい加工が実現できる。
本発明によれば、従来の加工にまつわる問題点、すなわち加工の性能、安全性、コスト、環境配慮を考え、該防汚加工剤を用いることによりかかる問題を一挙に解決することが可能である。

Claims (5)

  1. セルロースの水酸基を一部メトキシ化、ヒドロキシエトキシ化、ヒドロキシプロポキシ化した重量平均分子量1,000〜1,000,000なるセルロース誘導体(A)、及び(A)の残存水酸基をアクリル系モノマーでグラフト重合したセルロースグラフト重合体(B)から選ばれる少なくとも1種を含有するポリエステル系繊維用防汚加工剤。
  2. 更に芳香族炭化水素類、エステル類、石油類、親油性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1記載のポリエステル系繊維用防汚加工剤。
  3. 更にポリフェノール類を含有する請求項1〜2記載のポリエステル系繊維用防汚加工剤。
  4. 請求項1〜3のポリエステル系繊維用防汚加工剤をポリエステル系繊維に吸着させることを特徴とするポリエステル系繊維の加工方法。
  5. 請求項1〜3のポリエステル系繊維用防汚加工剤がポリエステル系繊維に固着されていることを特徴とするポリエステル系繊維。
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