JP2004100365A - 開口部装置 - Google Patents

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Tomihiro Yamashita
山下 富広
Tomonori Oda
小田 朋典
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Abstract

【課題】外障子を少ししか開けない場合でもそれに応じて網戸を閉めることができて使い勝手が良く、虫除け部材を大きくしたり内障子の召し合せ框をフラットな特別仕様にしたりする必要の無い開口部装置を提供する。
【解決手段】建物の開口に設けられる枠体2と、該枠体2内に設けられた内外の障子3a,3bと、前記枠体2の室内側に設けられた収納式網戸6とを備え、前記収納式網戸6は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体7と、該網体7を収納状態から引き出し入れして網戸6の開閉を行う可動框9と、該可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10とを有し、少なくとも外障子3bが開閉自在に設けられ、該外障子3bの戸先框4dに内障子3a分の隙間を塞ぐ補助框部材12を設け、前記可動框9に補助框部材12との間の隙間を覆って虫の侵入を防ぐ虫除け部材13を設けている。
【選択図】     図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部装置に係り、特に外障子の戸先框に内障子分の隙間を塞ぐ補助框部材を設けて収納式網戸の使い勝手を良くした開口部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口部装置としては、建物の開口に設けられる枠体と、この枠体内に設けられた内外の障子と、前記枠体に設けられた収納式網戸例えばロール式網戸とを備えたものが知られている(例えば、特公昭52−15089号公報参照)。前記ロール式網戸は、網体を巻取って収納する収納部と、網体の先端部を保持し網体を収納部から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、この可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有している。
【0003】
ところで、引違い窓や片引き窓に横引き収納網戸を取付ける場合、2つの方法が考えられる。1つは、サッシの開口全体を1つの網戸で覆うように網戸を取付ける方法であるが、障子を開ける位置に関係なく網戸を常に全閉にしなければならず、使い勝手が良くないという問題がある。
【0004】
他の一つは、障子1枚に対して網戸を1つ取付ける方法であり、障子を開けた分だけ網戸を閉めれば良いため使い勝手が良い。この場合、障子を開けた戸先框とロール式網戸の可動框との間の隙間から虫が侵入するのを防ぐために、可動框に障子の戸先框との隙間を覆う(塞ぐ)例えばゴムヒレ状の虫除け部材を設ける必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記開口部装置においては、ロール式網戸がサッシの枠体の室内側に設けられる構造の場合、外障子の戸先框とロール式網戸の可動框との間に内障子分の隙間が発生するため、この隙間を塞ぐべく虫除け部材を大きく形成する必要があると共に、上下枠との隙間も塞ぎ難くなるという問題がある。
【0006】
なお、このように内付けタイプで外障子側での仕様としたものにおいては、可動框の虫除け部材を外障子の戸先框に当てるのではなく、内障子の召し合せ框に当てるようにしたものも提案されているが、このものは内障子の召し合せ框を室内側に突出しないフラットにした特別仕様にしなければならないばかりか、外障子を少ししか開けない場合でも網戸は内障子の召し合せ框の位置まで閉めなければならず、使い勝手が悪かった。
【0007】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、外障子を少ししか開けない場合でもそれに応じて網戸を閉めることができて使い勝手が良く、虫除け部材を大きくしたり内障子の召し合せ框をフラットな特別仕様にしたりする必要の無い開口部装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体内に設けられた内外の障子と、前記枠体の室内側に設けられた収納式網戸とを備え、前記収納式網戸は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体と、該網体を収納状態から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有し、少なくとも外障子が開閉自在に設けられ、該外障子の戸先框に内障子分の隙間を塞ぐ補助框部材を設け、前記可動框に補助框部材との間の隙間を覆って虫の侵入を防ぐ虫除け部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を示す開口部装置の縦断面図、図2は同開口部装置の横断面図、図3はロール式網戸の使用状態を示す横断面図、図4は網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、図5は可動框の一例を示す斜視図、図6は補助框部材の一例を示す斜視図である。
【0010】
図1、図2ないし図3に示すように、開口部装置1は、建物の開口に設けられるサッシ枠である枠体2と、この枠体2内に設けられた障子3a,3bと、前記枠体2に設けられる収納式網戸であるロール式網戸6とを備えている。少なくとも外障子3b、図示例では外障子3b及び内障子3aが開閉自在に設けられている。前記枠体2は、例えばアルミ押出形材からなる上枠2a、下枠2b及び左右の縦枠2c,2dからなっている。図示例の開口部装置1は引違い窓として構成されており、枠体2内に内外の障子3a,3bが横方向に引違い状に開閉自在に設けられている。障子3a,3bは、例えばアルミ押出形材からなる上框4a、下框4b及び左右の縦框4c,4dからなる框体4内にガラスパネル5を装着してなる。
【0011】
前記ロール式網戸6は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体7と、該網体7を収納状態から引き出し入れして網戸6の開閉を行う可動框(戸先框ともいう)9と、この可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10とを有している。本実施例のロール式網戸6は、網体7を巻取って収納する収納部8を有し、この収納部8から引き出した網体7の先端部を可動框9に保持固定し、可動框9の移動操作で網体7を収納部8から引き出し入れして網戸6の開閉を行うようになっている。前記収納部8内には網体7を巻取る巻取部である巻取軸11が回転自在に設けられ、この巻取軸11が網体7を巻取る方向に付勢手段である図示しないばねにより付勢されている。
【0012】
図示例の開口部装置1は枠体2の左右にロール式網戸6,6を備えている。左側のロール式網戸6は図3に示すように開状態にある外障子3bの戸先框4dの室内面に取付けた後述の補助框部材12との間を網体7で覆うようになっており、右側のロール式網戸6は開状態の内障子3aの戸先框4dとの間を網体7で覆うようになっている。左側のロール式網戸6の可動框9には外障子3bの戸先補助框12との間を塞いで虫の侵入を防止する虫除け部材13が設けられている。右側のロール式網戸6の可動框9には内障子3aの戸先框4dとの間を塞いで虫の侵入を防止する虫除け部材13が設けられている。
【0013】
前記虫除け部材は13は、両端部が前記枠体2例えば上枠2a,下枠2bから離間した第1の虫除け部材13aと、該第1の虫除け部材13aに接してその両端部から長手方向に移動可能な第2の虫除け部材13b,13bとにより構成され、該第2の虫除け部材13bにはこれを前記枠体2例えば上枠2a,下枠2bに対して所定の位置例えば隙間が1mmになるように規制する後述する規制手段37が設けられている。第1の虫除け部材13aは可動框9に対して固定されているため固定虫除け部材と称することができ、第2の虫除け部材13bは可動框9に対して移動可能に設けられているため可動虫除け部材と称することができる。前記虫除け部材13a,13bは、例えばゴム、軟質樹脂等の弾性材によりヒレ状に形成されている。なお、虫除け部材13a,13bは、例えばモヘアからなっていても良い。
【0014】
前記規制手段37として例えば図7の(a)ないし(b)に示すように規制部材18が用いられ、この規制部材18には例えばに第2の虫除け部材13bを枠体2例えば上枠2aないし下枠2bに対して所定の位置すなわち所定の隙間S(例えばS=1mm程度)に規制するために環状の規制溝18bが設けられている。前記第2の虫除け部材13bの基部にはバー状の支持材39が設けられ、この支持材39には前記規制溝18bに摺動自在に係合する円弧状の係合爪部39aが設けられている。
【0015】
規制部材18は、回転軸25から回転は伝わるが、回転軸25によって上下方向の動きは拘束されていない。すなわち、回転軸25の端部は例えば断面半円形に形成され、規制部材18には回転軸25の端部が軸方向に摺動自在に係合する例えば断面半円形の軸孔が形成されている。また、回転軸25は可動框9に対して上下方向に移動しないように設けられており、規制部材18は可動框9に対して上下方向に所定の範囲で移動可能に設けられており、上部の規制部材18が上方に、下部の規制部材18が下方に最大限移動しても回転軸の端部から規制部材18が抜けないようになっている。
【0016】
前記収納部8は左右の縦枠2c,2dの室内側にそれぞれ別体で設けられ、案内部10は上枠2a及び下枠2bの室内側にそれぞれ別体で設けられている。具体的には、サッシ枠である枠体2の室内面にロール式網戸6の枠体14が固着具であるネジ15で着脱自在に取付けられている。このロール式網戸6の枠体14は、例えばアルミ押出形材からなる上枠材14a、下枠材14b及び左右の縦枠材14c,14dからなり、上枠材14aと下枠材14bは上枠2aと下枠2bの室外面に取付けられ、左右の縦枠材14c,14dは左右の縦枠2c,2dの室内面に取付けられている。
【0017】
そして、左右の縦枠材14c,14dに収納部8,8がそれぞれ設けられ、上枠材14aと下枠材14bに左右の可動框9,9に共通の案内部10,10が設けられている。上枠材14aと下枠材14bの対向面には、長手方向(左右方向)に沿って案内部10としてのガイド溝16が設けられており、可動框9の上下端部には、図1ないし図5に示すように、ガイド溝16に沿って摺動するガイド片部17が設けられている。
【0018】
前記虫除け部材13a,13bの突出長さを短くするために、前記ガイド溝16はサッシ枠である枠体2側に近付けて配置されていることが好ましい。また、可動框9の上下両端部には、第2の虫除け部材13bが上枠材14aや下枠材14bに接触しないように規制するためにガイド溝16の溝縁部16aに沿って摺動自在に係合した環状溝部を有する規制部材18が配置されていることが好ましい。後述の回転軸25の両端部に規制部材が18が連結され、ここの規制部材18の先端部に歯車が22が設けられている。前記収納部8には網体7を引き出すための引出口部19が設けられているが、この引出口部19はガイド溝16の位置に位置されていることが好ましい。また、縦枠材14c,14dには可動框9の一部を収容する収容部20が設けられていることが好ましい。
【0019】
前記収納部8から網体7を引き出しながら移動操作される可動框9を障子3a,3bの戸先框4dと対応する任意の位置に固定する手段として、図示例では歯車式の停止機構21が設けられている。この停止機構21は、可動框9の上下端部に回動自在に設けられた歯車22と、上枠材14a及び下枠材14bに前記歯車22が噛合するように長手方向に沿って設けられたラック23とを有している。
【0020】
前記上下の歯車22,22は前記規制部材18の端部に配置され、上下の歯車22,22は可動框9内に設けられた例えば断面C字状の軸受24に回転自在に支持された回転軸25の上端部と下端部に取付固定されている。可動框9には手掛け部26が設けられ、この手掛け部26には回転軸25を回転しないようにロックしたりロックを解除するための図示しないロック機構及びその操作部27が設けられている。なお、可動框9を任意の位置に固定する手段としては、歯車式に限定されず、例えば摩擦部材を上枠材及び下枠材に押し付けて制動固定する摩擦式等であっても良い。
【0021】
前記網体7の先端部を可動框9に固定する手段として、図4の(a)ないし(b)に示すように網体7の先端部には袋部28が形成され、この袋部28に芯材(抜け止め材ともいう)29が挿入されてこれが前記可動框9に固定されている。具体的には、網体7の先端部は、補強のために折り返されて縫製糸30aにより図の上下方向に連通した袋状に縫製されており、この袋部28を利用して芯材29が挿入されている。芯材29は、例えばアルミパイプからなっているが、ある程度の剛性を有する棒状であれば材質は問わない。また、前記網体7の両側縁部(図では上下縁部)は、ガイド溝16から抜けるのを防止するために図4の(a)ないし(c)に示すように折り返されて縫製糸30bにより長手方向(図では左右方向)に連通した袋状に縫製され、袋部31,31が形成されている。図1ないし図5に示すように上枠材14a及び下枠材14bのガイド溝16内には抜け止めガイド棒40がガイド溝16内の略中央部から両縦枠材14c,14d近傍に向って片持ち梁状に設けられ、収納部8から網体7を引き出してロール式網戸6を閉める時に網体7の両側部の袋部31,31に抜け止めガイド棒40,40に挿通されるようになっている。
【0022】
前記網体7には先端部に袋部28が形成された後、両側縁部に抜け止め用の袋部31,31が形成されている。なお、前記芯材29は、網体7の先端部に袋部28を形成してから該袋部28に挿入することが好ましいが、網体7の両側縁部に袋部31,31を形成してから先端の袋部28にその一部を破って芯材29を挿入するようにしても良く、挿入時期や挿入方法を問わない。前記可動框9内には例えば断面C字状の固定部(第1の固定部)32が設けられ、この固定部32には前記網体7の先端部の袋部28に挿入した芯材29が嵌合固定されている。
【0023】
また、網体7の先端部が上下方向に弛んで網体7の先端側に部分的に皺が寄るのを防止するために、網体7の先端側両端部(図示例では上下両端部)が前記可動框9の両端部(同、上下両端部)に固定されている。すなわち、可動框9の両端部には網体7の先端側両端部を固定する固定部(第2の固定部)33が設けられている。この固定部33は一対の挟持片34a,34bを有している。挟持片34a,34bの対向面には網体7の滑り止めのために互いに係合する凹凸部35が形成されていることが好ましい。
【0024】
前記可動框9の一側部(後部側)は網体7の先端部を引き入れて固定部(第1の固定部)32に固定するために断面略U字状に開口形成されており、両挟持片34a,34bの一部がその可動框9内に端部から挿入されるようになっている。この場合、一方の挟持片34aが可動框9の端部に予め固定されており、この一方の挟持片34aに対して他方の挟持片34bをネジ36で固定するようになっていることが好ましい。また、網体7はその上下両端部を固定する場合、ピンと張った状態で固定することが好ましい。
【0025】
外障子3bの戸先框4dとこれと対応するロール式網戸6の可動框9との間には内障子3aの厚さ分(但し、召し合せ框4cの室内側突出部分は含まない。)の隙間があるため、この隙間をカバーする目的で、外障子3bの戸先框4dの室内側には前記補助框部材12が設けられている。この補助框部材12は例えばアルミ押出形材からなっている。この補助框部材12を外障子3bの戸先框4dの室内面部に取付けるために、例えば外障子3bの戸先框4dの室内面部には取付金具(取付部材)45がネジ46で取付けられ、この取付金具45の一片45aに補助框部材12がネジ47で取付けられている。なお、補助框部材12は外障子3bの戸先框4dの室内面部に直接ネジで取付けられていても良い。なお、補助框部材12は前記外障子3bの戸先框4dに着脱可能に設けられていることが好ましいが、外障子3bの戸先框4dに一体に設けられていても良い。
【0026】
前記補助框部材12は内障子3bの軌道上を移動するため、内障子の召し合せ框4cに突設されたクレセント錠60と干渉してお互いに傷付く恐れがある。これを防止するために、補助框部材12の上下端部には内障子3aの召し合せ框4cと対向する方向にクレセント錠60の突出量よりも若干多く突出したストッパー部48,49が突設されていることが好ましい。
【0027】
また、これら上下のストッパー部48,49または補助框部材12の上下端部には、上枠2a,下枠2bとの間の隙間を塞ぐ隙間塞ぎ部48a,49aが一体または別体で設けられていることが好ましい。更に、補助框部材12の室内側には補助框部材12を移動操作(すなわち外障子3bを開閉操作)するための手掛け溝部50が設けられているが、把手部51が設けられていてもよい。
【0028】
以上の構成からなる開口部装置1によれば、建物の開口に設けられる枠体2と、該枠体2内に設けられた内外の障子3a,3bと、前記枠体2の室内側に設けられた収納式網戸であるロール式網戸6とを備え、前記収納式網戸であるロール式網戸6は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体7と、該網体7を収納状態から引き出し入れして網戸6の開閉を行う可動框9と、該可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10とを有し、少なくとも外障子3bが開閉自在に設けられ、該外障子3bの戸先框4dに内障子3a分の隙間を塞ぐ補助框部材12を設け、前記可動框9に補助框部材12との間の隙間を覆って虫の侵入を防ぐ虫除け部材13aを設けているため、外障子3bを少ししか開けない場合でもそれに応じて室内側から網戸6を閉めることができて使い勝手が良く、虫除け部材13aを大きくしたり内障子3aの召し合せ框4cをフラットな特別仕様にしたりする必要が無く、コストの低減が図れる。
【0029】
補助框部材12は、他の種類のサッシ例えば片引き窓や上げ下げ窓にも特別仕様を要せずに適用することができるため、コストの低減が図れる。また、補助框部材12の室内側には手掛け溝部50ないし把手部51が設けられているため、補助框部材12を左右に容易に移動操作することができ、この補助框部材12と一体に外障子3bを容易に開閉操作することができる。
【0030】
更に、前記補助框部材12には内障子3aの召し合せ框4cに突設されたクレセント錠60との干渉を避けるためのストッパー部48,49が上下端部に設けられているため、補助框部材12とクレセント錠60の衝突(干渉)及び衝突による損傷を防止することができ、耐久性の向上が図れ、また、クレセント錠60と縦枠2cの衝突(干渉)及び衝突による損傷を防士すべく内障子の開きを制限するために従来の開口部装置の上枠及び下枠に設けられていたストッパーが不用になる。
【0031】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明は、引違い窓だけでなく、片引き窓、障子が上下方向に開閉自在に設けられた上げ下げ窓等にも適用することが可能である。また、収納式網戸は横引きタイプだけでなく、縦引きタイプであっても良い。更に、前記実施の形態では引違いの内外の障子に対応してロール式網戸を2つ用いて両開き式に構成した例が示されているが、内障子を固定(フィックス)とし外障子を可動とした片引き窓には外障子に対応する室内側にロール式網戸を1つ設けて片引き式に構成したものであっても良い。
【0032】
外障子の戸先框に設けた補助框部材と、ロール式網戸の可動框とを連結する連結手段を設けてこれらが連動するようにしても良い。また、収納式網戸の収納部や案内部は、サッシ枠の枠体に一体形成ないし一体に設けられていても良い。開口部装置としては、サッシとは別体で、収納式網戸のみからなっていても良い。なお、収納式網戸としては、ロール式網戸以外に、網体をプリーツ状に折り畳んで収納状態とするタイプの網戸であっても良い。この場合、ケース状の収納部はなくても良く、縦枠または縦枠材と可動框の間に網体を折り畳んで収納状態としても良い。また、網体を巻取りまたは折り畳んで収納する収納部は可動框に設けられていても良く、この場合、収納部から引き出された網体の先端部が縦枠または縦枠材に保持固定されている。
【0033】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体内に設けられた内外の障子と、前記枠体の室内側に設けられた収納式網戸とを備え、前記収納式網戸は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体と、該網体を収納状態から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有し、少なくとも外障子が開閉自在に設けられ、該外障子の戸先框に内障子分の隙間を塞ぐ補助框部材を設け、前記可動框に補助框部材との間の隙間を覆って虫の侵入を防ぐ虫除け部材を設けているため、外障子を少ししか開けない場合でもそれに応じて室内側から網戸を閉めることができて使い勝手が良く、虫除け部材を大きくしたり内障子の召し合せ框をフラットな特別仕様にしたりする必要が無く、コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す開口部装置の縦断面図である。
【図2】同開口部装置の横断面図である。
【図3】ロール式網戸の使用状態を示す横断面図である。
【図4】網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図5】可動框の一例を示す斜視図である。
【図6】補助框部材の一例を示す斜視図である。
【図7】可動框の端部を概略的に示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 開口部装置
2 枠体
3a,3b 障子
6 ロール式網戸(収納網戸)
7 網体
9 可動框
10 案内部
12 補助框部材
13 虫除け部材

Claims (1)

  1. 建物の開口に設けられる枠体と、該枠体内に設けられた内外の障子と、前記枠体の室内側に設けられた収納式網戸とを備え、前記収納式網戸は、巻取りまたは折り畳んで収納状態とされる網体と、該網体を収納状態から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有し、少なくとも外障子が開閉自在に設けられ、該外障子の戸先框に内障子分の隙間を塞ぐ補助框部材を設け、前記可動框に補助框部材との間の隙間を覆って虫の侵入を防ぐ虫除け部材を設けたことを特徴とする開口部装置。
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