JP2004278071A - ロール式遮蔽装置及び開口部装置 - Google Patents

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富広 山下
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Abstract

【課題】ギヤのずれが発生して可動框が傾斜したとしても可動框を元の垂直状態に容易に復帰させることを可能とする。
【解決手段】枠体2に開閉自在に設けられた障子3a,3bと、ロール式遮蔽装置6とを有している。ロール式遮蔽装置6は、巻取可能な遮蔽材7と、遮蔽材7を巻取って収納する収納部8と、遮蔽材7を前記収納部8から引き出し入れする可動框9と、可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10と、それぞれの案内部10,10に設けられたラック11,11と、それぞれのラック11,11に噛合するピニオン12,12と、可動框9に沿って回転自在に支持され両ピニオン12,12を連結する連動軸13とを備えている。ラック11における可動框9の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオン12の回転を許容する切欠部40を設けている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール式遮蔽装置及び開口部装置に係り、特に一方のピニオンに無理な力が加わった時に発生するギヤのずれを容易に直すことができるようにしたロール式遮蔽装置及び開口部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口部装置としては、建物の開口に設けられる枠体と、この枠体内に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられるロール式網戸とを備えたものが知られている(例えば、特公昭52−15089号公報参照)。前記ロール式網戸は、網体を巻取って収納する収納部と、網体の先端部を保持し網体を収納部から引き出し入れして網戸の開閉を行う可動框と、この可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部とを有している。
【0003】
また、ロール式網戸としては、前記それぞれの案内部にラックを設け、それぞれのラックに噛合するピニオンを前記可動框の両端部に配し、両ピニオンを連動軸で連結することにより、可動框の長手方向の何れの位置を握って操作しても可動框が傾くこと無く一定の姿勢を保ったまま平行に且つ円滑に移動できるようにしたものも提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特公昭52−15089号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ロール式網戸ないし該ロール式網戸を備えた開口部装置においては、万が一、片方(一方)のピニオン12が例えばごみを噛んで動かなくなった時に無理に可動框9を動かそうとしたり、或いは可動框9の片側に通常の操作以上の強い衝撃を加えたりした場合、一方のピニオン12とラック11のギヤ(噛合部)に強い力が加わり、ギヤのずれ(隣のギヤへの歯飛び)が発生することがある。このようなギヤのずれが発生すると、可動框が傾斜してしまうため、見栄えが悪いだけでなく、遮蔽性能が落ちて虫が侵入し易くなるという問題がある。そして、両ピニオンがラックにそれぞれ噛合しているため、ギヤのずれが発生すると、可動框を元の垂直状態に復帰させることが困難であった。
【0006】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、一方のピニオンに無理な力が加わってギヤのずれが発生し、可動框が傾斜したとしても可動框を元の垂直状態に容易に復帰させることができるロール式遮蔽装置及び開口部装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1の発明は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備え、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を示す開口部戸の縦断面図、図2は同開口部装置の横断面図、図3はロール式網戸の使用状態を示す横断面図、図4は可動框が全開位置にある時のピニオンとラックの構成を示す概略的説明図、図5は網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図、図6は可動框の一端を概略的に示す斜視図である。
【0010】
図1〜図3に示すように、開口部装置1は、建物の開口に設けられるサッシ枠である枠体2と、この枠体2内に開閉自在に設けられた障子3a,3bと、前記枠体2に設けられるロール式遮蔽装置であるロール式網戸6とを備えている。前記枠体2は、例えばアルミ押出形材からなる上枠2a、下枠2b及び左右の縦枠2c,2dからなっている。図示例の開口部装置1は引違い窓サッシとして構成されており、枠体2内に内外の障子3a,3bが横方向に引違い状に開閉自在に設けられている。障子3a,3bは、例えばアルミ押出形材からなる上框4a、下框4b及び左右の縦框4c,4dからなる框体4内にパネル例えばガラスパネル5を装着してなる。
【0011】
前記ロール式網戸6は、巻取可能な遮蔽材である網体7と、この網体7を巻取って収納する収納部8と、その網体7の先端部を保持し網体7を収納部8から引き出し入れして網戸6の開閉を行う可動框(戸先框ともいう)9と、この可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10と、それぞれの案内部10に設けられたラック11と、それぞれのラック11に噛合するピニオン12と、前記可動框9に沿って回転自在に支持され前記両ピニオン12,12を連結する連動軸13とを備えている。前記収納部8内には網体7を巻取る巻取部である巻取軸15が回転自在に設けられ、この巻取軸15が網体7を巻取る方向に付勢手段である図示しないバネにより付勢されている。
【0012】
図示例の開口部装置1は枠体2の左右にロール式網戸6,6を備えている。左側のロール式網戸6は図3に示すように開状態にある外障子3bの戸先框4dの室内面に取付けた戸先補助框16との間を網体7で覆うようになっており、右側のロール式網戸6は開状態の内障子3aの戸先框4dとの間を網体7で覆うようになっている。左側のロール式網戸6の可動框9には外障子3bの戸先補助框16との間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第1の虫除け部材17a及び上枠2a、下枠2bとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第2の虫除け部材17bが設けられている。右側のロール式網戸6の可動框9には内障子3aの戸先框4dとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第1の虫除け部材17a及び上枠2a、下枠2bとの間を塞いで虫の侵入を防止するヒレ状の第2の虫除け部材17bが設けられている。なお、虫除け部材17a,17bはモヘアからなっていても良い。
【0013】
図示例では、収納部8は左右の縦枠2c,2dの室内側にそれぞれ別体で設けられ、案内部10は上枠2a及び下枠2bの室内側にそれぞれ別体で設けられている。具体的には、サッシ枠である枠体2の室内面にロール式網戸6専用の枠体18が固着具であるネジ19aと連結金具19bを介して着脱自在に取付けられている。このロール式網戸6の枠体18は、例えばアルミ押出形材からなる上枠材18a、下枠材18b及び左右の縦枠材18c,18dからなり、上枠材18aと下枠材18bは上枠2aと下枠2bの室内面に取付けられ、左右の縦枠材18c,18dは左右の縦枠2c,2dの室内面に取付けられている。
【0014】
そして、左右の縦枠材18c,18dに収納部8,8がそれぞれ設けられ、上枠材18aと下枠材18bに左右の可動框9,9に共通の案内部10,10が設けられている。上枠材18aと下枠材18bの対向面には、長手方向(左右方向)に沿って案内部10としてのガイド溝20が設けられている。前記収納部8には網体7を引き出すための引出口部21が設けられているが、この引出口部21はガイド溝20の位置に位置されていることが好ましい。
【0015】
前記網体7の先端部を可動框9に固定する手段として、図5の(a)ないし(b)に示すように網体7の先端部には袋部28が形成され、この袋部28に芯材(抜け止め材ともいう)29が挿入されてこれが前記可動框9に固定されている。具体的には、網体7の先端部は、補強のために折り返されて縫製糸30aにより図の上下方向に連通した袋状に縫製されており、この袋部28を利用して芯材29が挿入されている。芯材29は、例えばアルミパイプからなっているが、ある程度の剛性を有する棒状であれば材質は問わない。
【0016】
前記網体7の両側縁部(図では上下縁部)は、ガイド溝20から抜けるのを防止するために図5の(a)ないし(c)に示すように折り返されて縫製糸30bにより長手方向(図では左右方向)に連通した袋状に縫製され、袋部31,31が形成されている。図1ないし図6に示すように上枠材18a及び下枠材18bのガイド溝20内には抜け止めガイド棒22がガイド溝20内の略中央部から両縦枠材18c,18d近傍に向って片持ち梁状に設けられ、収納部8から網体7を引き出してロール式網戸6を閉める時に網体7の両側部の袋部31,31に抜け止めガイド棒22,22に挿通されるようになっている。
【0017】
また、網体7の先端部が上下方向に弛んで網体7の先端側に部分的に皺が寄るのを防止するために、網体7の先端側両端部(図示例では上下両端部)が前記可動框9の両端部(同、上下両端部)に固定されている。具体的には、可動框9の両端部には、例えば合成樹脂製の端部キャップ23が取付けられ、それぞれの端部キャップ23には図6に示すように網体7の先端側端部を挟んで固定する一対の挟持片24a,24bが設けられている。両挟持片24a,24bの対向面には網体7の滑り止めのために互いに係合する凹凸部25が形成されている。
【0018】
前記可動框9は、例えばアルミニウム押出形材からなり、内部には網体7の先端部の芯材29を長手方向から収容保持する横断面略C字状の保持部26と、網体7の先端部を収容部26に引入れるスリット部27と、連動軸13を挿通収容する中空部32とが形成されている。ピニオン12の軸方向の移動を許容しつつ回転を伝えるために、連動軸13の外周には軸方向にキー溝が設けられ、ピニオン12のボス部に形成された軸孔の内周にはキー溝40に係合するキーが突設されている。ピニオン12は、施工誤差を吸収し得るように端部キャップ23に対して軸方向に所定量例えば4mm程度移動可能に支持されており、ピニオン12のボス部には、ガイド溝20の溝縁部20aに沿って摺動自在に係合する環状溝42が設けられている。
【0019】
ところで、可動框9の両端にピニオン12を配置し、両ピニオン12を連動軸13で連結したものにおいては、万が一、片方のピニオン12が例えばごみを噛んで動かなくなった時に無理に可動框9を動かそうとしたり、或いは可動框9の片側に通常の操作以上の強い衝撃を加えたりして、一方のピニオン12に無理な力が加わり、ギヤのずれが発生する場合がある。ギヤのずれ(歯飛び)が発生すると、可動框9が開閉方向に対して垂直の状態から傾斜し、見栄えが悪くなるとともに遮蔽性能が低下する。
【0020】
そこで、前記ギヤのずれを直して可動框9を垂直状態に復帰させるために、図4に示すように前記ラック11における可動框9の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方(本実施例では、全開側停止位置近傍)にはピニオン12の噛合を解除してピニオン12の回転を許容するスペースである切欠部(噛合解除部ともいう)40が設けられている。この切欠部40の寸法tは、網戸全開時に可動框9が収納部8に当接して停止した時のピニオン12の位置から網戸閉側に所定寸法例えば5mm程度であることが好ましい。ギヤずれを起して可動框9が傾斜すると、両ピニオン12,12がラック11,11に噛み合っているため、可動框9をその位置で元の垂直状態に復帰させることは困難である。
【0021】
そこで、可動框9を傾斜状態のままで全開側停止位置(収納部に当接して停止する位置)まで移動させる。可動框9の傾斜で一方のピニオン12が他方のピニオン12よりも収納部8側に接近していて先行するため、その先行する一方のピニオン12が先にラック11の端部から離脱して切欠部40に移動し、当該一方のピニオン12の回転が自由になる。当該一方のピニオン12の回転が自由になると、他方のピニオン12がラック11上を転動して収納部8側に移動することができ、これにより可動框9を傾斜状態から元の垂直状態に復帰させることができる。なお、実施例では、切欠部40は、ラック11における可動框9の全開側停止位置近傍に設けられているが、全閉側停止位置近傍に設けられていても良く、或いは両方に設けられていても良い。両方に設ける場合は、ラックの両端部を短くすれば良い。
【0022】
以上の構成からなる開口部装置1ないしロール式網戸(ロール式遮蔽装置)6によれば、ロール式網戸6が、巻取可能な網体7と、該網体7を巻取って収納する収納部8と、該網体7を前傾収納部8から引き出し入れする可動框9と、該可動框9の両端部を摺動自在に案内する案内部10,10と、それぞれの案内部10,10に設けられたラック11,11と、それぞれのラック11,11に噛合するピニオン12,12と、前記可動框9に沿って回転自在に支持され前記両ピニオン12,12を連結する連動軸9とを備え、前記ラック11における可動框9の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオン12の回転を許容する切欠部40を設けているため、一方のピニオン12に無理な力が加わりギヤのずれが発生して可動框9が傾斜した場合、可動框9を全開側停止位置または全閉側停止位置まで移動することにより可動框9を元の垂直状態に容易に復帰させることができる。
【0023】
すなわち、一方のピニオン12に無理な力が加わってギヤのずれが発生し、可動框9が傾斜したとしても、その傾斜した可動框9を網戸全開位置まで移動させ、先行する一方のピニオン12をラック11の端部の切欠部40に移動せることにより、他方のピニオン12の全開側へのラック11上の転動を可能とし、もって、可動框9を元の垂直状態に容易に復帰させることができる。換言すれば、ギヤがずれてしまっても可動框9を全開側の収納部8の位置まで移動させて収納部8に当接させるだけで可動框9の姿勢を傾斜状態から収納部8と平行な元の垂直状態に自動的に戻すことができ、ギヤのずれを自動的に容易に修正することできる。このようにギヤのずれにより傾斜した可動框9を元の垂直状態に容易に復帰させることができるため、可動框9が傾斜することにより見栄えが悪くなったり、遮蔽性能が低下したりする問題を容易に解消することができる。
【0024】
また、このようにギヤのずれを容易に修正することができるため、組立時に上下のラック11,11に対する上下のピニオン12,12の位置合わせをする必要がなく、組立性の向上が図れる。なお、前記可動框9の傾斜の向きは右側と左側の2通りであるため、何れの傾斜の向きにも対応できるように、上下の両ラック11,11の同じ側に切欠部40,40が設けられている。前記実施例では、前記ラック11の可動框9の全開側停止位置近傍にピニオン12の回転を許容する切欠部40を設けている例が示されているが、前記ラック11の可動框9の全閉側停止位置近傍にもピニオン12の回転を許容する切欠部40を設けるようにしても良い(図示省略)。このようにすれば、可動框9の開側及び閉側の両ストロークエンドでギヤのずれすなわち可動框9の傾斜を修正することができる。
【0025】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明は、引違い窓だけでなく、片引き窓、縦辷り窓、障子が上下方向に開閉自在に設けられた上げ下げ窓等にも適用することが可能である。また、ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)は横引きタイプだけでなく、縦引きタイプであっても良い。更に、前記実施の形態ではロール式網戸を2つ用いて両開き式に構成した例が示されているが、片引き式に構成したものであっても良い。また、ロール式網戸の収納部や案内部は、サッシ枠の枠体に一体形成ないし一体に設けられていても良い。
【0026】
開口部装置としては、サッシとは別体で、ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)のみからなっていても良い。ロール式遮蔽装置としては、ロール式網戸以外に、例えばロールスクリーン等であっても良い。また、遮蔽材としては、網や網体以外に、例えば布やスクリーン等であっても良い。可動框にはこれを任意の位置に停止させるための停止機構、或いは可動框を障子の戸先框に引掛ける係止機構が設けられていても良い。停止機構としては、例えば連動軸に歯車を設け、この歯車にストッパーを係合させるようにした歯車式が好ましいが、枠に対してゴム等の制動部材を押しつけて可動框を停止させる摩擦制動式であっても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0028】
(1)請求項1の発明によれば、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けているため、一方のピニオンに無理な力が加わりギヤのずれが発生して可動框が傾斜したとしても、可動框を全開側停止位置または全閉側停止位置まで移動することにより可動框を元の垂直状態に容易に復帰させることができる。
【0029】
(2)請求項2の発明によれば、建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備え、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けているため、一方のピニオンに無理な力が加わりギヤのずれが発生して可動框が傾斜したとしても、可動框を全開側停止位置または全閉側停止位置まで移動することにより可動框を元の垂直状態に容易に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す開口部装置の縦断面図である。
【図2】同開口部装置の横断面図である。
【図3】ロール式網戸の使用状態を示す横断面図である。
【図4】可動框が全開側停止位置にある時のピニオンとラックの構成を示す概略的説明図である。
【図5】網体を概略的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図6】可動框の一端を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開口部装置
2 枠体
3a,3b 障子
6 ロール式網戸(ロール式遮蔽装置)
7 網体(遮蔽材)
8 収納部
9 可動框
10 案内部
11 ラック
12 ピニオン
13 連動軸
40 切欠部

Claims (2)

  1. 巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備えたロール式遮蔽装置であって、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けたことを特徴とするロール式遮蔽装置。
  2. 建物の開口に設けられる枠体と、該枠体に開閉自在に設けられた障子と、前記枠体に設けられたロール式遮蔽装置とを有する開口部装置であって、前記ロール式遮蔽装置は、巻取可能な遮蔽材と、該遮蔽材を巻取って収納する収納部と、前記遮蔽材を前記収納部から引き出し入れする可動框と、該可動框の両端部を摺動自在に案内する案内部と、それぞれの案内部に設けられたラックと、それぞれのラックに噛合するピニオンと、前記可動框に沿って回転自在に支持され前記両ピニオンを連結する連動軸とを備え、前記ラックにおける可動框の全開側停止位置近傍と全閉側停止位置近傍の何れか一方または両方にピニオンの回転を許容する切欠部を設けたことを特徴とする開口部装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022107459A (ja) * 2021-01-08 2022-07-21 富士電機株式会社 飲料供給装置

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