JP2004109152A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、転写部にて像担持体から記録材にむらのない転写を行い、転写後の記録材を安定して像担持体から剥離し、定着部まで画像を乱すころなく記録材を搬送すると共に、これによるコストアップや装置の大型化を伴わない画像形成装置を提供することを目的としている。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段の記録材搬送方向下流側に配置された接地された導電性部材と、前記導電性部材の前記記録材と近接する表面に形成された誘電層と、前記誘電層上に形成され前記記録材との距離を保つ規制部材とを有する画像形成装置において、真空誘電率をε0、前記誘電層の誘電率をε、前記誘電層の厚みをt(m)、前記規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段の記録材搬送方向下流側に配置された接地された導電性部材と、前記導電性部材の前記記録材と近接する表面に形成された誘電層と、前記誘電層上に形成され前記記録材との距離を保つ規制部材とを有する画像形成装置において、真空誘電率をε0、前記誘電層の誘電率をε、前記誘電層の厚みをt(m)、前記規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は転写ローラを用いた電子写真方式或いは静電記録方式を採用する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6を用いて、従来例に係る画像形成装置の構成を説明する。図6に示す画像形成装置は、複数の像担持体及び転写手段を有してカラー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。
【0003】
図に示すように、画像形成装置本体内には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト51を配設している。この中間転写ベルト51は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性あるいは誘電体樹脂によって構成されている。給送カセット8から取り出された記録材Sは、レジストローラ82を経て転写前上ガイド91、転写前下ガイド92に導かれて二次転写部58に供給され、さらに同図左方に搬送される。
【0004】
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の4個の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが直列状に配置されている。画像形成部Pa〜dは、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1a〜dを備えている。感光体ドラム1a〜dの周囲には、一次帯電器2a〜d、露光装置3a〜d、現像器4a〜d、クリーナ6a〜d等のプロセス機器が配置されている。各画像形成部Pa〜dに配置した現像器4a〜dには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーが収納されている。
【0005】
画像形成部Paを例に用いて説明すると、原稿のマゼンタ成分色による画像信号が現像器4aからポリゴンミラー(不図示)等を介して感光体ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器4aからマゼンタトナーが供給されて静電潜像がマゼンタトナー像となる。このトナー像が感光体ドラム1aの回転に伴って、感光体ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、転写ローラ53aに印加された転写バイアスによって中間転写ベルト51へ転写される。
【0006】
マゼンタトナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに、画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光体ドラム1b上に形成されたシアントナー像が、前記マゼンタトナー像上へ転写される。同様に記録材Sが画像形成部Pc、Pdに進行するにつれて、それぞれの転写部位において、イエロートナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳的に一次転写される。一方、給送カセット8から取り出された記録材Sは、一度レジストローラ部82にその先端を停止させ、中間転写ベルト51上に形成された画像が記録材Sの所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82から所定のタイミングで給送された記録材Sは二次転写部58に達し、二次転写ローラ57に印加された転写バイアスによって上述の4色のトナー像が一括して二次転写される。
【0007】
記録材Sは二次転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では定着ローラ71内のヒータ73によって加熱しつつ、定着ローラ71に加圧ローラ72を圧接して加圧し、記録材S上のトナー像を定着させる。トナー像が定着された記録材Sは排出トレイ(不図示)に排出される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
【0008】
かかる構成の画像形成装置において、転写部(一次転写、二次転写を問わず)での感光体や中間転写媒体から記録材Sを剥離する剥離装置として、特開平11−184261号公報では、二次転写後の分離性を満足するために、二次転写後に接地板金あるいはトナーと同極性のバイアスを印加する板金が提案されている。また特開平2−213879号公報では、感光体あるいは中間転写媒体からの記録材の分離性確保するため、接地された金属プレートが提案されている。さらに、特開平6−308846号公報では、記録材上の未定着トナーの乱れを防止するために、転写部から定着部までの転写材を案内するガイドが、記録材と接する絶縁層とその逆側に設けられた導電層からなることが提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−184261号公報
【特許文献2】
特開平2−213879号公報
【特許文献3】
特開平6−308846号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、以下の課題が解決されていなかった。すなわち、転写部の搬送方向下流側に、記録材を吸着させる接地された導電性部材が剥き出しになっていると、転写後の記録材の裏面に放電により電荷が飛び込み、記録材上のトナー像を乱すことがある。特開平6−308846号公報に記載されているように、リブを有する接地された導電性部材表面を絶縁層で覆った場合でも、その絶縁層の厚みが小さい場合には、上記課題に対して十分でないことがあった。特に、転写部材としてイオン導電性を有する導電性部材を用いる場合には、転写ローラの抵抗が低下し、転写後の記録材裏面の電位が除電するのに十分に上がらず、転写部下流の除電針では十分に除電できないために、やはり転写部下流の分離後ガイド上で放電画像が発生してしまうことがあった。
【0011】
また、除電部材や吸着板金に電圧を印加する手段を設けると、コストアップを招いたり、沿面を十分にとるために装置の大型化を招くなどの問題がある。
【0012】
そこで本発明は、転写部にて像担持体から記録材にむらのない転写を行い、転写後の記録材を安定して像担持体から剥離し、定着部まで画像を乱すころなく記録材を搬送すると共に、これによるコストアップや装置の大型化を伴わない画像形成装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段の記録材搬送方向下流側に配置された接地された導電性部材と、前記導電性部材の前記記録材と近接する表面に形成された誘電層と、前記誘電層上に形成され前記記録材との距離を保つ規制部材とを有する画像形成装置において、真空誘電率をε0、前記誘電層の誘電率をε、前記誘電層の厚みをt(m)、前記規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1.0×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成図、図2は二次転写部近傍の構成を説明する図、図3は分離後ガイド近傍の構成を説明する平面図、図4は分離後ガイド近傍の構成を説明する正面図である。
【0015】
図1に示す画像形成装置は、複数の像担持体及び転写手段を有してカラー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。図に示すように、画像形成装置本体内には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト51を配設している。この中間転写ベルト51は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性あるいは誘電体樹脂によって構成されている。給送カセット8から取り出された記録材Sは、レジストローラ82を経て転写前上ガイド91、転写前下ガイド92に導かれて二次転写部58に供給され、さらに同図左方に搬送される。
【0016】
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の4個の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが直列状に配置されている。画像形成部Pa〜dは、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1a〜d(像担持体)を備えている。感光体ドラム1a〜dの周囲には、一次帯電器2a〜d、露光装置3a〜d、現像器4a〜d、クリーナ6a〜d等のプロセス機器が配置されている。各画像形成部Pa〜dに配置した現像器4a〜dには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーが収納されている。
【0017】
画像形成部Paを例に用いて説明すると、原稿のマゼンタ成分色による画像信号が現像器4aからポリゴンミラー(不図示)等を介して感光体ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器4aからマゼンタトナーが供給されて静電潜像がマゼンタトナー像となる。このトナー像が感光体ドラム1aの回転に伴って、感光体ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、転写ローラ53aに印加された転写バイアスによって中間転写ベルト51へ転写される。
【0018】
マゼンタトナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに、画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光体ドラム1b上に形成されたシアントナー像が、前記マゼンタトナー像上へ転写される。同様に記録材Sが画像形成部Pc、Pdに進行するにつれて、それぞれの転写部位において、イエロートナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳的に一次転写される。一方、給送カセット8から取り出された記録材Sは、一度レジストローラ部82にその先端を停止させ、中間転写ベルト51上に形成された画像が記録材Sの所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82から所定のタイミングで給送された記録材Sは二次転写部58に達し、二次転写ローラ57(転写手段)に印加された転写バイアスによって上述の4色のトナー像が一括して二次転写される。
【0019】
記録材Sは二次転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では定着ローラ71内のヒータ73によって加熱しつつ、定着ローラ71に加圧ローラ72を圧接して加圧し、記録材S上のトナー像を定着させる。トナー像が定着された記録材Sは排出トレイ(不図示)に排出される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
【0020】
かかる画像形成装置において、本発明の特徴である二次転写部58の記録材S搬送方向下流側についてさらに詳細に説明する。中間転写ベルト51は、高耐久性、画像安定性の観点から、カーボンブラックを分散して表面抵抗率を1010〜1014Ωに抵抗調整された半導電性ポリイミドを採用している。また二次転写ローラ57は、体積抵抗率105〜109Ω・cmに抵抗調整されたイオン導電のニトリルブタジエンゴム(NBR)のスポンジローラからなる。イオン導電部材は、製造時の抵抗安定性に優れていることや、電子導電性のローラとは異なり、分散むらによる抵抗の周ムラにも効果があることから、均一な転写性を満足する上では、電子導電性のローラより優れている。したがって、本実施形態でもこのローラを二次転写ローラ57に採用している。しかしながら、このイオン導電性を有するローラは環境による抵抗変動が大きく、高温高湿環境下では、抵抗が著しく低下する傾向がある。
【0021】
図2に示すように、二次転写ローラ57の記録材搬送方向下流側において、除電針59が配設されている。この除電針59によって、記録材Sと中間転写ベルト51との静電吸着力を低下させ、記録材Sを中間転写ベルト51から剥離させることができる。また、剥離時に発生する剥離放電起因の異常画像も防止することができる。
【0022】
中間転写ベルト51から剥離された記録材Sは、分離後ガイド61上を通り、定着部7まで搬送される。分離後ガイド61は、図2及び図3に示すように、吸着板金61c(導電性部材)、異常放電防止マイラーからなる誘電層61b、搬送リブ61a(規制部材)から構成される。吸着板金61cはSUS板で構成され、接地されることにより二次転写部58で帯電された記録材Sをクーロン力で引きつける。誘電層61bは吸着板金61c表面と、帯電した記録材S間で放電を起こし、記録材S上に形成されたトナー画像を乱すことを防止する。さらに図4に示すように、搬送リブ61aは、記録材Sと分離後ガイド61との接触面積を減らし、記録材Sが分離後ガイド61に貼りつくことを防止したり、記録材S上に形成されたトナー像の乱れを防止する。
【0023】
記録材Sが分離後ガイド61(吸着板金61c)に吸着される吸着力F(N)を考える。真空誘電率ε0、記録材Sの裏面電位をV(V)、誘電層の誘電率をε、吸着板金の表面積をS(m2)、誘電層の厚みをt(m)、リブ高さをd(m)とすると、記録材S裏面と吸着板金61cとの間に形成される空間の静電容量Cは、
C=S/{d/ε0+t/ε} …(1)
静電エネルギーUは、
U=1/2・CV2=S・V2/2{d/ε0+t/ε}、 …(2)
F=∂U/∂d=ε0・S・V2/2{d+t・ε0/ε}2 …(3)
となる。したがって、記録材Sの吸着板金61cへの吸着力Fは、
F∝1/{d+t・ε0/ε}2 …(4)
というように、搬送リブ61aの高さd(m)や誘電層61bの厚みt(m)を大きくすると低下し、誘電層61bの誘電率を小さくすると低下することがわかる。
【0024】
本実施形態で、リブの高さ、誘電層の厚み、誘電層の材質等を変化させて検討を行った。その結果を表1に示す。表1は、誘電層としてポリエチレンテレフタレート(PET:誘電率2.2)を採用した場合を示している。
【0025】
【表1】
【0026】
表中において分離搬送性とは、二次転写部下流での記録材S先端の分離性から定着部7に進入するまでの分離後ガイド上の紙挙動をモニタして判断したものである。この結果は、(4)式のd+t・ε0/εの値に大きく依存しており、d+t・ε0/ε≦2.1×10− 3では、問題なく分離搬送しているが、それを超えると徐々に不安定になってきた。
【0027】
放電画像とは、吸着板金から記録材Sの裏面に放電が発生し、記録材S上の画像不良を発生した場合である。この現象の頻度は誘電層の厚みtに依存しており、t=100μm以上であれば発生しないことがわかった。本実施形態では、この現象が最も発生しやすい、高温高湿環境(30℃、80%RH)下で、比較的高い抵抗率を有する弊社推奨紙CLC用紙(秤量81.4g/m2)上に、ハーフトーン画像を形成して行った。高温高湿環境下が厳しいのは、二次転写ローラ57にイオン導電性を有するローラを採用しているので、ローラ抵抗が低く、記録材Sの裏面電位が上昇しないため、除電針59で不均一な除電が行われやすく、局所的な放電画像が発生することを防止しづらいからである。
【0028】
ガイド擦れによる画像不良とは、記録材S裏面が誘電層61bに接触することにより発生する異常画像で、誘電層との摩擦により発生する現象である。この現象を回避するには、この誘電層61bと記録材S裏面との空隙を広げればよく、本発明を導く検討から、リブ61aの高さを1.5mm以上にすることで回避することができることがわかった。
【0029】
以上の結果より、分離搬送性、分離後ガイド61上で発生する放電画像発生、ガイド擦れによる画像不良を防止するためには、
d+t・ε0/ε≦2.1×10− 3 …(5)
t≧1.0×10− 4(m) …(6)
d≧1.5×10− 3(m) …(7)
を満足しなければならいことがわかる。上述構成をとることによって、二次転写後の安定した搬送性、画像性を確保することができる。
【0030】
[第二実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について説明する。画像形成装置は上記第一実施形態と同様であって、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
第一実施形態の誘電層61bを誘電率の高いものに置き換えることによって、吸着板金61cへの記録材Sの吸着力を高めることができる。表2に、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)を採用した場合の、分離搬送性、放電画像発生、ガイド擦れによる画像不良の発生頻度を表す。
【0032】
【表2】
【0033】
d+t・ε0/εの値が小さくなることから、分離搬送性が第一実施形態より向上していることがわかる。また、放電画像発生頻度や、ガイド擦れによる画像不良の発生頻度は、リブの高さdや、誘電層の厚みtに依存していることから、分離搬送性が向上している分、分離後の搬送性や画像安定性を第一実施形態よりも向上させることができる。
【0034】
[第三実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第三実施形態について説明する。図5は本実施形態に係る画像形成装置の二次転写部近傍の構成を説明する図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
本実施形態では、上記実施形態の除電針59の下流側、かつ分離後ガイド61の上流側にさらなる除電部材を設けることによって、分離後ガイド61上の放電画像を防止することができる。本実施形態では、図5に示すように、複数の除電部材として除電針59に導電性不織布60を貼った。これは、使用者がジャム処理等で手を入れる可能性があることから、導電不織布(日本バイリーン株式会社製;静電気除去機能付超極細繊維ワイパー)を採用した。除電針59は、位置精度、方向が非常に重要な構成要件であるので、金属除電針を採用している。
【0036】
図5に示した構成をとることによって、記録材S裏面の不均一な電荷ムラを均一にならすことができ、局所的な放電画像を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
上記説明した如く、本発明に係る画像形成装置は、転写後の分離後ガイドの構成として、真空誘電率をε0、誘電層の誘電率をε、誘電層の厚みをt(m)、規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすよう構成したことにより、転写部にて像担持体から記録材にむらのない転写を行い、転写後の記録材を安定して像担持体から剥離し、定着部まで画像を乱すころなく記録材を搬送することができる。
【0038】
また、上記の如く分離後ガイドの誘電率や寸法比によって課題を解決していることから、コストアップや装置の大型化を招くことなく本発明の利益を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成図である。
【図2】二次転写部近傍の構成を説明する図である。
【図3】分離後ガイド近傍の構成を説明する平面図である。
【図4】分離後ガイド近傍の構成を説明する正面図である。
【図5】第二実施形態に係る二次転写部近傍の構成を説明する図である。
【図6】従来例に係る画像形成装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
P …画像形成部
S …記録材
1 …感光体ドラム
2 …一次帯電器
3 …露光装置
4 …現像器
6 …クリーナ
7 …定着部
8 …給送カセット
51 …中間転写ベルト
53 …転写ローラ
57 …二次転写ローラ
58 …二次転写部
59 …除電針
60 …導電性不織布
61 …分離後ガイド
61a …搬送リブ
61b …誘電層
61c …吸着板金
71 …定着ローラ
72 …加圧ローラ
73 …ヒータ
82 …レジストローラ
91 …転写前上ガイド
92 …転写前下ガイド
【発明の属する技術分野】
本発明は転写ローラを用いた電子写真方式或いは静電記録方式を採用する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6を用いて、従来例に係る画像形成装置の構成を説明する。図6に示す画像形成装置は、複数の像担持体及び転写手段を有してカラー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。
【0003】
図に示すように、画像形成装置本体内には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト51を配設している。この中間転写ベルト51は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性あるいは誘電体樹脂によって構成されている。給送カセット8から取り出された記録材Sは、レジストローラ82を経て転写前上ガイド91、転写前下ガイド92に導かれて二次転写部58に供給され、さらに同図左方に搬送される。
【0004】
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の4個の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが直列状に配置されている。画像形成部Pa〜dは、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1a〜dを備えている。感光体ドラム1a〜dの周囲には、一次帯電器2a〜d、露光装置3a〜d、現像器4a〜d、クリーナ6a〜d等のプロセス機器が配置されている。各画像形成部Pa〜dに配置した現像器4a〜dには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーが収納されている。
【0005】
画像形成部Paを例に用いて説明すると、原稿のマゼンタ成分色による画像信号が現像器4aからポリゴンミラー(不図示)等を介して感光体ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器4aからマゼンタトナーが供給されて静電潜像がマゼンタトナー像となる。このトナー像が感光体ドラム1aの回転に伴って、感光体ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、転写ローラ53aに印加された転写バイアスによって中間転写ベルト51へ転写される。
【0006】
マゼンタトナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに、画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光体ドラム1b上に形成されたシアントナー像が、前記マゼンタトナー像上へ転写される。同様に記録材Sが画像形成部Pc、Pdに進行するにつれて、それぞれの転写部位において、イエロートナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳的に一次転写される。一方、給送カセット8から取り出された記録材Sは、一度レジストローラ部82にその先端を停止させ、中間転写ベルト51上に形成された画像が記録材Sの所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82から所定のタイミングで給送された記録材Sは二次転写部58に達し、二次転写ローラ57に印加された転写バイアスによって上述の4色のトナー像が一括して二次転写される。
【0007】
記録材Sは二次転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では定着ローラ71内のヒータ73によって加熱しつつ、定着ローラ71に加圧ローラ72を圧接して加圧し、記録材S上のトナー像を定着させる。トナー像が定着された記録材Sは排出トレイ(不図示)に排出される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
【0008】
かかる構成の画像形成装置において、転写部(一次転写、二次転写を問わず)での感光体や中間転写媒体から記録材Sを剥離する剥離装置として、特開平11−184261号公報では、二次転写後の分離性を満足するために、二次転写後に接地板金あるいはトナーと同極性のバイアスを印加する板金が提案されている。また特開平2−213879号公報では、感光体あるいは中間転写媒体からの記録材の分離性確保するため、接地された金属プレートが提案されている。さらに、特開平6−308846号公報では、記録材上の未定着トナーの乱れを防止するために、転写部から定着部までの転写材を案内するガイドが、記録材と接する絶縁層とその逆側に設けられた導電層からなることが提案されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−184261号公報
【特許文献2】
特開平2−213879号公報
【特許文献3】
特開平6−308846号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、以下の課題が解決されていなかった。すなわち、転写部の搬送方向下流側に、記録材を吸着させる接地された導電性部材が剥き出しになっていると、転写後の記録材の裏面に放電により電荷が飛び込み、記録材上のトナー像を乱すことがある。特開平6−308846号公報に記載されているように、リブを有する接地された導電性部材表面を絶縁層で覆った場合でも、その絶縁層の厚みが小さい場合には、上記課題に対して十分でないことがあった。特に、転写部材としてイオン導電性を有する導電性部材を用いる場合には、転写ローラの抵抗が低下し、転写後の記録材裏面の電位が除電するのに十分に上がらず、転写部下流の除電針では十分に除電できないために、やはり転写部下流の分離後ガイド上で放電画像が発生してしまうことがあった。
【0011】
また、除電部材や吸着板金に電圧を印加する手段を設けると、コストアップを招いたり、沿面を十分にとるために装置の大型化を招くなどの問題がある。
【0012】
そこで本発明は、転写部にて像担持体から記録材にむらのない転写を行い、転写後の記録材を安定して像担持体から剥離し、定着部まで画像を乱すころなく記録材を搬送すると共に、これによるコストアップや装置の大型化を伴わない画像形成装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、前記転写手段の記録材搬送方向下流側に配置された接地された導電性部材と、前記導電性部材の前記記録材と近接する表面に形成された誘電層と、前記誘電層上に形成され前記記録材との距離を保つ規制部材とを有する画像形成装置において、真空誘電率をε0、前記誘電層の誘電率をε、前記誘電層の厚みをt(m)、前記規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1.0×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成図、図2は二次転写部近傍の構成を説明する図、図3は分離後ガイド近傍の構成を説明する平面図、図4は分離後ガイド近傍の構成を説明する正面図である。
【0015】
図1に示す画像形成装置は、複数の像担持体及び転写手段を有してカラー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。図に示すように、画像形成装置本体内には矢印X方向に走行する無端状の中間転写ベルト51を配設している。この中間転写ベルト51は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような導電性あるいは誘電体樹脂によって構成されている。給送カセット8から取り出された記録材Sは、レジストローラ82を経て転写前上ガイド91、転写前下ガイド92に導かれて二次転写部58に供給され、さらに同図左方に搬送される。
【0016】
中間転写ベルト51の上方には、ほぼ同様の構成の4個の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが直列状に配置されている。画像形成部Pa〜dは、回転可能に配置されたドラム状の感光体ドラム1a〜d(像担持体)を備えている。感光体ドラム1a〜dの周囲には、一次帯電器2a〜d、露光装置3a〜d、現像器4a〜d、クリーナ6a〜d等のプロセス機器が配置されている。各画像形成部Pa〜dに配置した現像器4a〜dには、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナーおよびブラックトナーが収納されている。
【0017】
画像形成部Paを例に用いて説明すると、原稿のマゼンタ成分色による画像信号が現像器4aからポリゴンミラー(不図示)等を介して感光体ドラム1a上に投射されて静電潜像が形成され、これに現像器4aからマゼンタトナーが供給されて静電潜像がマゼンタトナー像となる。このトナー像が感光体ドラム1aの回転に伴って、感光体ドラム1aと中間転写ベルト51とが当接する転写部位に到来すると、転写ローラ53aに印加された転写バイアスによって中間転写ベルト51へ転写される。
【0018】
マゼンタトナー像を担持した中間転写ベルト51は、画像形成部Pbに搬送されると、このときまでに、画像形成部Pbにおいて、前記と同様の方法で感光体ドラム1b上に形成されたシアントナー像が、前記マゼンタトナー像上へ転写される。同様に記録材Sが画像形成部Pc、Pdに進行するにつれて、それぞれの転写部位において、イエロートナー像、ブラックトナー像が前述のトナー像に重畳的に一次転写される。一方、給送カセット8から取り出された記録材Sは、一度レジストローラ部82にその先端を停止させ、中間転写ベルト51上に形成された画像が記録材Sの所定の位置に転写されるようにタイミングを合わせる。レジストローラ82から所定のタイミングで給送された記録材Sは二次転写部58に達し、二次転写ローラ57(転写手段)に印加された転写バイアスによって上述の4色のトナー像が一括して二次転写される。
【0019】
記録材Sは二次転写部58から定着部7に搬送される。定着部7では定着ローラ71内のヒータ73によって加熱しつつ、定着ローラ71に加圧ローラ72を圧接して加圧し、記録材S上のトナー像を定着させる。トナー像が定着された記録材Sは排出トレイ(不図示)に排出される。自動で両面画像を形成する場合には、記録材反転パス(不図示)を通過し、上記画像形成の一連プロセスを繰り返すことにより、裏面にも画像形成を行うことができる。
【0020】
かかる画像形成装置において、本発明の特徴である二次転写部58の記録材S搬送方向下流側についてさらに詳細に説明する。中間転写ベルト51は、高耐久性、画像安定性の観点から、カーボンブラックを分散して表面抵抗率を1010〜1014Ωに抵抗調整された半導電性ポリイミドを採用している。また二次転写ローラ57は、体積抵抗率105〜109Ω・cmに抵抗調整されたイオン導電のニトリルブタジエンゴム(NBR)のスポンジローラからなる。イオン導電部材は、製造時の抵抗安定性に優れていることや、電子導電性のローラとは異なり、分散むらによる抵抗の周ムラにも効果があることから、均一な転写性を満足する上では、電子導電性のローラより優れている。したがって、本実施形態でもこのローラを二次転写ローラ57に採用している。しかしながら、このイオン導電性を有するローラは環境による抵抗変動が大きく、高温高湿環境下では、抵抗が著しく低下する傾向がある。
【0021】
図2に示すように、二次転写ローラ57の記録材搬送方向下流側において、除電針59が配設されている。この除電針59によって、記録材Sと中間転写ベルト51との静電吸着力を低下させ、記録材Sを中間転写ベルト51から剥離させることができる。また、剥離時に発生する剥離放電起因の異常画像も防止することができる。
【0022】
中間転写ベルト51から剥離された記録材Sは、分離後ガイド61上を通り、定着部7まで搬送される。分離後ガイド61は、図2及び図3に示すように、吸着板金61c(導電性部材)、異常放電防止マイラーからなる誘電層61b、搬送リブ61a(規制部材)から構成される。吸着板金61cはSUS板で構成され、接地されることにより二次転写部58で帯電された記録材Sをクーロン力で引きつける。誘電層61bは吸着板金61c表面と、帯電した記録材S間で放電を起こし、記録材S上に形成されたトナー画像を乱すことを防止する。さらに図4に示すように、搬送リブ61aは、記録材Sと分離後ガイド61との接触面積を減らし、記録材Sが分離後ガイド61に貼りつくことを防止したり、記録材S上に形成されたトナー像の乱れを防止する。
【0023】
記録材Sが分離後ガイド61(吸着板金61c)に吸着される吸着力F(N)を考える。真空誘電率ε0、記録材Sの裏面電位をV(V)、誘電層の誘電率をε、吸着板金の表面積をS(m2)、誘電層の厚みをt(m)、リブ高さをd(m)とすると、記録材S裏面と吸着板金61cとの間に形成される空間の静電容量Cは、
C=S/{d/ε0+t/ε} …(1)
静電エネルギーUは、
U=1/2・CV2=S・V2/2{d/ε0+t/ε}、 …(2)
F=∂U/∂d=ε0・S・V2/2{d+t・ε0/ε}2 …(3)
となる。したがって、記録材Sの吸着板金61cへの吸着力Fは、
F∝1/{d+t・ε0/ε}2 …(4)
というように、搬送リブ61aの高さd(m)や誘電層61bの厚みt(m)を大きくすると低下し、誘電層61bの誘電率を小さくすると低下することがわかる。
【0024】
本実施形態で、リブの高さ、誘電層の厚み、誘電層の材質等を変化させて検討を行った。その結果を表1に示す。表1は、誘電層としてポリエチレンテレフタレート(PET:誘電率2.2)を採用した場合を示している。
【0025】
【表1】
【0026】
表中において分離搬送性とは、二次転写部下流での記録材S先端の分離性から定着部7に進入するまでの分離後ガイド上の紙挙動をモニタして判断したものである。この結果は、(4)式のd+t・ε0/εの値に大きく依存しており、d+t・ε0/ε≦2.1×10− 3では、問題なく分離搬送しているが、それを超えると徐々に不安定になってきた。
【0027】
放電画像とは、吸着板金から記録材Sの裏面に放電が発生し、記録材S上の画像不良を発生した場合である。この現象の頻度は誘電層の厚みtに依存しており、t=100μm以上であれば発生しないことがわかった。本実施形態では、この現象が最も発生しやすい、高温高湿環境(30℃、80%RH)下で、比較的高い抵抗率を有する弊社推奨紙CLC用紙(秤量81.4g/m2)上に、ハーフトーン画像を形成して行った。高温高湿環境下が厳しいのは、二次転写ローラ57にイオン導電性を有するローラを採用しているので、ローラ抵抗が低く、記録材Sの裏面電位が上昇しないため、除電針59で不均一な除電が行われやすく、局所的な放電画像が発生することを防止しづらいからである。
【0028】
ガイド擦れによる画像不良とは、記録材S裏面が誘電層61bに接触することにより発生する異常画像で、誘電層との摩擦により発生する現象である。この現象を回避するには、この誘電層61bと記録材S裏面との空隙を広げればよく、本発明を導く検討から、リブ61aの高さを1.5mm以上にすることで回避することができることがわかった。
【0029】
以上の結果より、分離搬送性、分離後ガイド61上で発生する放電画像発生、ガイド擦れによる画像不良を防止するためには、
d+t・ε0/ε≦2.1×10− 3 …(5)
t≧1.0×10− 4(m) …(6)
d≧1.5×10− 3(m) …(7)
を満足しなければならいことがわかる。上述構成をとることによって、二次転写後の安定した搬送性、画像性を確保することができる。
【0030】
[第二実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について説明する。画像形成装置は上記第一実施形態と同様であって、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
第一実施形態の誘電層61bを誘電率の高いものに置き換えることによって、吸着板金61cへの記録材Sの吸着力を高めることができる。表2に、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)を採用した場合の、分離搬送性、放電画像発生、ガイド擦れによる画像不良の発生頻度を表す。
【0032】
【表2】
【0033】
d+t・ε0/εの値が小さくなることから、分離搬送性が第一実施形態より向上していることがわかる。また、放電画像発生頻度や、ガイド擦れによる画像不良の発生頻度は、リブの高さdや、誘電層の厚みtに依存していることから、分離搬送性が向上している分、分離後の搬送性や画像安定性を第一実施形態よりも向上させることができる。
【0034】
[第三実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第三実施形態について説明する。図5は本実施形態に係る画像形成装置の二次転写部近傍の構成を説明する図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】
本実施形態では、上記実施形態の除電針59の下流側、かつ分離後ガイド61の上流側にさらなる除電部材を設けることによって、分離後ガイド61上の放電画像を防止することができる。本実施形態では、図5に示すように、複数の除電部材として除電針59に導電性不織布60を貼った。これは、使用者がジャム処理等で手を入れる可能性があることから、導電不織布(日本バイリーン株式会社製;静電気除去機能付超極細繊維ワイパー)を採用した。除電針59は、位置精度、方向が非常に重要な構成要件であるので、金属除電針を採用している。
【0036】
図5に示した構成をとることによって、記録材S裏面の不均一な電荷ムラを均一にならすことができ、局所的な放電画像を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
上記説明した如く、本発明に係る画像形成装置は、転写後の分離後ガイドの構成として、真空誘電率をε0、誘電層の誘電率をε、誘電層の厚みをt(m)、規制部材の高さをd(m)とすると、d+tε0/ε≦2.1×10− 3、t≧1×10− 4(m)、d≧1.5×10− 3(m)を満たすよう構成したことにより、転写部にて像担持体から記録材にむらのない転写を行い、転写後の記録材を安定して像担持体から剥離し、定着部まで画像を乱すころなく記録材を搬送することができる。
【0038】
また、上記の如く分離後ガイドの誘電率や寸法比によって課題を解決していることから、コストアップや装置の大型化を招くことなく本発明の利益を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成図である。
【図2】二次転写部近傍の構成を説明する図である。
【図3】分離後ガイド近傍の構成を説明する平面図である。
【図4】分離後ガイド近傍の構成を説明する正面図である。
【図5】第二実施形態に係る二次転写部近傍の構成を説明する図である。
【図6】従来例に係る画像形成装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
P …画像形成部
S …記録材
1 …感光体ドラム
2 …一次帯電器
3 …露光装置
4 …現像器
6 …クリーナ
7 …定着部
8 …給送カセット
51 …中間転写ベルト
53 …転写ローラ
57 …二次転写ローラ
58 …二次転写部
59 …除電針
60 …導電性不織布
61 …分離後ガイド
61a …搬送リブ
61b …誘電層
61c …吸着板金
71 …定着ローラ
72 …加圧ローラ
73 …ヒータ
82 …レジストローラ
91 …転写前上ガイド
92 …転写前下ガイド
Claims (5)
- トナー像を担持する像担持体と、
前記トナー像を記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段の記録材搬送方向下流側に配置された接地された導電性部材と、
前記導電性部材の前記記録材と近接する表面に形成された誘電層と、
前記誘電層上に形成され前記記録材との距離を保つ規制部材とを有する画像形成装置において、
真空誘電率をε0、前記誘電層の誘電率をε、前記誘電層の厚みをt(m)、前記規制部材の高さをd(m)とすると、
d+tε0/ε≦2.1×10− 3、
t≧1.0×10− 4(m)、
d≧1.5×10− 3(m)、
を満たすことを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写手段は前記像担持体に接触可能な接触転写部材であって、該転写手段はイオン導電剤を有する導電部材からなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記転写手段の記録材搬送方向下流側、かつ前記導電性部材の記録材搬送方向上流側に、除電部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記転写手段の記録材搬送方向下流側、かつ前記導電性部材の記録材搬送方向上流側に、複数の除電部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記複数の除電部材のうち、少なくとも一つは除電不織布からなることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002267835A JP2004109152A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008139490A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着前ガイド装置とこれを備える画像形成装置 |
| JP2018005059A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002267835A patent/JP2004109152A/ja active Pending
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