JP2004133065A - 剥離・再接着シール付き広告用印刷物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紙片を重ねて貼り合わせた二重構造の広告紙7と、この広告紙7の表裏面の少なくとも一方に印刷した広告情報部9、返信はがき部11及び貼付シール部17と、前記返信はがき部11の輪郭に当該返信はがき部11を切り離し可能とすべく設けたミシン目25と、前記貼付シール部17の輪郭に当該貼付シール部17を広告紙7の二重構造の一方の紙片から切り離すべく設けた切込み線27と、前記貼付シール部17の貼り合わせ面に剥離・再接着可能とすべく設けたシール部接着剤層と、から構成される。2枚重ねの二重構造となっているので、はがきとして適度の厚さが確保され、全体の厚さが均一である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インライン設備で印刷生産する広告用印刷物に関し、特に広告用印刷物(チラシ、ダイレクトメール、本)に応募ハガキが印刷されていた場合に、個人的に見られたくない領域を秘匿することを可能とする広告用印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、返信はがき付き広告用印刷物としては、例えば申込書付きカタログとして知られており、この申込書付きカタログには、商品情報を表示したカタログ紙片と商品の購入を申し込むための申込書紙片が備えられている。前記申込書紙片には購入申込先の宛名情報や申込者の情報を記入するための記入欄や申込商品記入欄が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−247082号公報(第2ページ右欄の〔0004〕、図1〜図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の返信はがき付き広告用印刷物においては、申込書紙片が申込書付きカタログから切り離され、はがきとして使用されるので、申込書紙片がある程度の厚さがなければ、はがきとして使用できない。したがって、一般に使用されている薄いカタログ紙では適用されないので、若干の厚みのあるカタログ紙ではコストアップや資源消費のアップにつながってしまうという問題点があった。
【0005】
また、申込書には申込者の個人情報を記入するので、申込者によっては例えば電話番号、年齢、性別などは第三者に知られたくないため、この部分を隠すための秘匿シールを別途設けておくか、あるいはカタログ紙に添付しておく必要があるので、申込書付きカタログの製造コストアップになるという問題点があった。
【0006】
さらには、上記の秘匿シールを申込書付きカタログ紙に添付すると、厚みが均一にならないので、多数の申込書付きカタログ紙が重ねられると、厚みの偏りが生じてしまい、例えば厚みに偏りのある申込書付きカタログ紙が新聞折込みとして使用されるには不適当であるという問題点があった。
【0007】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、広告用印刷物であって、しかも使用可能な厚みを有する返信はがきと、剥離・再接着シールとを備えた偏りのない均一の厚みを有する剥離・再接着シール付き広告用印刷物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の剥離・再接着シール付き広告用印刷物は、紙片を重ねて貼り合わせた二重構造の広告紙と、この広告紙の表裏面の少なくとも一方に印刷した広告情報部、返信はがき部及び貼付シール部と、前記返信はがき部の輪郭に当該返信はがき部を切り離し可能とすべく設けたミシン目と、前記貼付シール部の輪郭に当該貼付シール部を広告紙の二重構造の一方の紙片から切り離すべく設けた切込み線と、前記貼付シール部の貼り合わせ面に剥離・再接着可能とすべく設けたシール部接着剤層と、からなることを要旨とする。
【0009】
したがって、広告情報部を見て例えば広告商品を申し込む人は、返信はがき部をミシン目から容易に切り離して必要な事項を記入する。次いで、貼付シール部を剥離し返信はがき部の例えば秘匿領域に貼り付けることにより、秘匿したい個人情報が容易に秘匿され、返信はがき部は安心して投函される。また、貼付シール部が2枚重ねの二重構造の一方の紙片に設けられるので、広告用印刷物の厚みに偏りが生じることなく、安価に製造可能である。
【0010】
また、返信はがき部は、2枚重ねの二重構造となっているので、はがきとして適度の厚さが確保される。
【0011】
また、剥離・再接着シール付き広告用印刷物は、全領域が紙片の2枚重ねの二重構造となっているので全体の厚さが均一になり、積み重ね時の厚さの偏りが生じないために、新聞折込みのために好適である。
【0012】
また、剥離・再接着シール付き広告用印刷物は薄い紙片で製造可能であるので、製造コストが安価となる。
【0013】
請求項2は、請求項1記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物において、前記広告紙が、2枚の紙片を重ねて貼り合わせた二重構造であることを要旨とするものである。
【0014】
したがって、2枚の紙片を重ねて貼り合わせるので、インラインで製造しやすいものである。
【0015】
請求項3は、請求項1記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物において、前記広告紙が、1枚の紙片を折り重ねて貼り合わせた二重構造であることを要旨とする。
【0016】
したがって、1枚の紙片から二重構造とするために折り重ねの工程が必要となる面があるが、2枚重ねの貼り合わせ面を剥離可能として前記貼り合わせ面に広告情報部を設けた場合は、2枚重ねの紙片を剥離しても紙片がバラバラにならない。
【0017】
請求項4は、請求項1、2又は3記載において、前記貼付シール部が、返信ハガキ部の個人情報を秘匿するための個人情報秘匿シール、又は応募特典を付与するための応募特典請求シールであることを要旨とする。
【0018】
したがって、貼付シール部としては個人情報秘匿シールや応募特典請求シールなどの種々の用い方がある。
【0019】
請求項5は、請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の秘匿シール付き広告用印刷物において、前記貼り合わせ面のうちの前記返信はがき部以外の部分を剥離可能に設け、この剥離可能な貼り合わせ面に広告情報を印刷した第2広告情報部を設けてなることを要旨とするものである。
【0020】
したがって、第2広告情報部が加えられるので、より多くの広告情報が掲載可能となる。
【0021】
請求項6は、請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の秘匿シール付き広告用印刷物において、前記返信はがき部に、二重構造の一方の紙片の内面に秘匿すべき秘匿領域を設け、前記二重構造の他方の紙片に前記秘匿領域を露出する切欠き部を設けてなることを要旨とするものである。
【0022】
したがって、貼付シール部が秘匿領域に貼り付けられる際に、貼付シール部が切欠き部内に収まるので、返信はがき部の厚みが均一になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図面では説明を分かり易くするために厚紙のように図示されているが、実際には一般的な薄紙の紙片が用いられている。
【0024】
図1を参照するに、第1の実施の形態に係わる剥離・再接着シール付き広告用印刷物1は、例えばインライン設備で多量に印刷生産されるものであり、表側紙片3と裏側紙片5(図1の紙面に直交する裏側で、点線の引き出し線で示している)とからなる2枚の紙片が重ねて貼り合わされて1枚の広告紙7が構成される。
【0025】
図2を併せて参照するに、例えば、上記の表側紙片3の外面となる表面3Aには、広告商品の情報や通信講座の企画情報などの広告となる領域である広告情報部としての例えば第1広告情報部9Aと、返信はがき部11の表面となる領域の表面側返信はがき部11Aと、前記返信はがき部11の中に設けた個人情報部13のうちの秘匿したい情報を記載した秘匿領域15に貼り付けるための個人情報秘匿シールや割引などの応募特典を付与するための応募特典請求シールといった貼付シール部17がインライン設備で予め印刷されている。前述の応募特典請求シールと秘匿シールとを総称して貼付シール部17(剥離・再接着シールともいう)と称している。
【0026】
また、上記の裏側紙片5の外面となる裏面5Bには、上記の表側紙片3の表面側返信はがき部11Aに対応する位置に返信はがき部11の裏面となる領域の裏面側返信はがき部11B(図1の紙面に直交する裏側で、点線の引き出し線で示している)が印刷されており、他の残りの部分には広告商品の情報となる領域である広告情報部としての例えば第1広告情報部9B(図1の紙面に直交する裏側で、点線の引き出し線で示している)が印刷されている。
【0027】
より詳しくは、表面側返信はがき部11Aには、広告商品の購入先や企画情報の申込先などの住所、郵便番号などが予め印刷されている。また、個人情報部13には申込者の個人情報の記入欄や応募特典請求シールを貼るためのシール貼付欄などが印刷されている。上記の個人情報としては申込者の住所、氏名、年齢、性別、電話番号などの欄が設けられている。なお、個人情報秘匿シールを貼って秘匿したい秘匿領域15としては、例えば電話番号、性別、年齢、年収などが該当する。
【0028】
また、裏面側返信はがき部11Bには、例えば広告商品又は企画情報の一覧表と各一覧表の希望するものに○を付けるための購入希望欄が予め印刷されている。なお、上記の個人情報部13は、裏面側返信はがき部11Bに設けられても構わない。
【0029】
また、上記の貼付シール部17の領域の表側紙片3と裏側紙片5との貼り合わせ面には、図2に示されているように互いに剥離・再接着可能とすべくシール部接着剤層19(シール17より少し大きめが好ましい)が塗布されている。例えば、このシール部接着剤層19としては、表側紙片3の内面となる裏面3Bに貼付シール部17を剥離後再接着可能なポストイット糊が塗布され、裏側紙片5の内面となる表面5Aにシリコン樹脂などの離形剤層が塗布されている。
【0030】
また、上記の貼付シール部17の領域以外の他の部分の表側紙片3と裏側紙片5との貼り合わせ面(3Bと5Aが該当)には、図2に示されているように互いに剥離不可能とする接着剤層21(秘匿シールの幅よりわずかに(2mm程度)大きな領域とした層)が少なくともいずれか一方の内面に塗布されている。
【0031】
上記の表側紙片3と裏側紙片5が、インラインにおいて互いに対応する位置で重ねて貼り合わされることにより、広告紙7が形成される。
【0032】
次いで、上記の広告紙7は、図2に示されているようにインライン設備において切断用金型23により、剥離・再接着シール付き広告用印刷物1の外周の輪郭1Aで切断されると共に、上記の返信はがき部11の輪郭にミシン目25が入れられ、さらには上記の表側紙片3の貼付シール部17の輪郭に切込み線27が入れられる。つまり、貼付シール部17の輪郭には1枚目(ここでは表側紙片3)は切れているが2枚目(ここでは裏側紙片5)は切れていないキスカット加工が施される。
【0033】
例えば、上記の切断用金型23には、図2に示されているように貼付シール部17の切込み線用の刃23Aと、剥離・再接着シール付き広告用印刷物1の外周輪郭切断用の刃23Bが、裏側紙片5の厚み分だけの深さの差をもって設けられており、返信はがき部11の輪郭のミシン目用の刃23Cは鋸刃状となっており、上記の各刃23A,23B,23Cが一体的に設けられている。したがって、切断用金型23による一回のプレスで、上記の印刷物外周輪郭1Aとミシン目25と切込み線27のカッティングが同時に行われ、図1及び図4に示されているように剥離・再接着シール付き広告用印刷物1がインライン設備にて量産される。
【0034】
上記のようにして得られた剥離・再接着シール付き広告用印刷物1は、例えば新聞に挟み込まれる広告用散らしとして使用される。
【0035】
剥離・再接着シール付き広告用印刷物1の広告情報を見て広告商品を購入したい人は、図3(A)及び図5に示されているように返信はがき部11をミシン目25から切り離し、必要な事項を記入する。その後、貼付シール部17としての例えば個人情報秘匿シールを返信はがき付き広告用印刷物1から剥離し、この個人情報秘匿シールを図3(B)及び図5に示されているように返信はがき部11の秘匿領域15に貼り付けることにより、秘匿領域15の個人情報を容易に秘匿することができる。したがって、購入希望者は安心して返信はがき部11を投函することができ、容易に購入希望商品を申し込むことができる。
【0036】
また、上記の返信はがき部11は、表側紙片3と裏側紙片5との2枚重ねの二重構造となっているので、はがきとして適度の厚さが確保できることとなる。
【0037】
また、広告用印刷物1は、表側紙片3と裏側紙片5との二重構造となっているので、全体の出来上がりの厚さが均一になる。出来上がり厚さが均一でない場合は、多量の剥離・再接着シール付き広告用印刷物が新聞折込みされたときに全体の厚さが偏ってしまうので、前記厚さが均一であることは新聞折込みのために不可欠な条件である。多量の剥離・再接着シール付き広告用印刷物1が山積みにして保管しておく場合でも、全体の厚さが偏ってしまうと多量に保管できない。しかし、この発明の実施の形態の秘匿シール付き広告用印刷物1は上記の問題点は解消される。
【0038】
次に、この発明の第2の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物29について説明する。前述した第1の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物1と同様の部分は同符号にて説明する。また、異なる部分のみ説明し、他は同様である。
【0039】
図6を参照するに、前述した第1の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物1は、表側紙片3と裏側紙片5の貼り合わせ面3B,5Aのうちの貼付シール部17以外の部分は剥離不可能な接着剤層21により貼り合わされているが、この第2の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物29においては、返信はがき部11以外の部分は剥離可能に設けられるものである。
【0040】
この場合、表側紙片3の内面としての裏面3Bと裏側紙片5の内面としての表面5Aには、返信はがき部11及び貼付シール部17以外の剥離可能な貼り合わせ面となる領域に広告商品の情報や通信講座の企画情報などの広告となる領域である第2広告情報部31A,31Bが印刷されることにより、より多くの広告情報を載せることができる。
【0041】
例えば、第2広告情報部31A,31Bが印刷された後に、表側紙片3の裏面3Bと裏側紙片5の表面5Aには、第2広告情報部31A,31Bの側縁に沿った対向する位置に剥離可能な接着剤層33が塗布される。この接着剤層33としては、例えばシリコン樹脂などの離形剤層が幅狭に塗布され、この離形剤層の表面に接着剤層が塗布される。したがって、表側紙片3の裏面3Bと裏側紙片5の表面5Aが重ね合わされると、上記の接着剤層により貼り合わされるが、離形剤層により剥離可能となる。
【0042】
図7(A),(B),(C)を参照するに、上記の貼付シール部17は図1とは異なった位置に設けられても構わない。例えば、図7(A)では返信はがき部11の図において上方に隣接して設けられており、図7(B)では返信はがき部11の図において左方に離れた位置に設けられており、図7(C)では返信はがき部11の図において上方に離れた位置に設けられている。
【0043】
また、図1では秘匿領域15が返信はがき部11の表面に印刷されているので、貼付シール部17は表側紙片3に設けられているが、秘匿領域15が返信はがき部11の裏面に印刷されている場合は貼付シール部17も裏側紙片5に設けられることが、より一層貼り付け容易となる点で望ましい。
【0044】
次に、この発明の第3の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物35について説明する。第1の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物1と同様の部分は同符号にて説明する。また、異なる部分のみ説明し、他は同様である。
【0045】
図8及び図9を参照するに、前述した第1の実施の形態の剥離・再接着シール付き広告用印刷物1では表側紙片3と裏側紙片5の合計2枚の紙片が重ねて貼り合わされているが、第3の実施の形態では1枚の紙片が2箇所の折曲げ線37にて折り重ねて貼り合わされた二重構造となっている。なお、上記の折曲げ線37は1箇所であっても構わない。
【0046】
例えば、1枚の紙片39の表面39Aには、第1広告情報部9A,9Bと、返信はがき部11の表面となる領域の表面側返信はがき部11Aと、印刷後に折曲げ線37にて折り重ねられる際に前記表面側返信はがき部11Aに対応する位置に返信はがき部11の裏面となる領域の裏面側返信はがき部11Bと、貼付シール部17がインライン設備で予め印刷される。また、前記紙片39の裏面39Bには、上記の表面側返信はがき部11Aと裏面側返信はがき部11Bと貼付シール部17のそれぞれの領域の裏面を除く部分に第2広告情報部31A,31Bが予め印刷される。
【0047】
また、上記の表面側返信はがき部11Aと裏面側返信はがき部11Bの裏面には剥離不可能な接着剤層21が塗布され、貼付シール部17の裏面には当該貼付シール部17を剥離・再接着可能とするシール部接着剤層19が塗布される。
【0048】
さらに、第2広告情報部31A,31Bの貼り合わせ面は剥離可能に設けることができる。例えば、第2の実施の形態の場合と同様に、第2広告情報部31A,31Bが印刷された後に、この第2広告情報部31A,31Bの側縁に沿った位置に剥離可能な接着剤層33が塗布される。この接着剤層33としては、シリコン樹脂などの離形剤層が幅狭に塗布され、この離形剤層の表面に接着剤層が塗布される。したがって、前記紙面の裏面が前記折曲げ線37で折り重ね合わされると、上記の接着剤層により貼り合わされるが、離形剤層により剥離可能となる。
【0049】
次いで、上記の折曲げ線37で折り重ね合わされる前の展開状態の展開紙39は、外周の輪郭で切断される。この切断された展開紙39は前記折曲げ線37で図8に示されているように折り重ね合わされることにより、表面側返信はがき部11Aと裏面側返信はがき部11Bは剥離不可能に貼り合わされるが、第2広告情報部31A,31Bの貼り合わせ面は剥離可能に貼り合わされる。また、貼付シール部17は剥離・再接着可能に貼り合わされる。
【0050】
したがって、上記の返信はがき付き広告用印刷物35は、図9に示されているように返信はがき部11がミシン目25から切り離される。折り重ね合わされた紙片39が剥離されて、紙片39の表面39Aに印刷された第1広告情報部9A,9Bと,裏面39Bに印刷された第2広告情報部31A,31Bとの豊富な情報を見ることができる。
【0051】
上記の第1、第2広告情報部9A,9Bと31A,31Bの情報に基づいて希望項目や個人情報などの必要な事項が返信はがき部11に記入される。その後、前述した第1、第2の実施の形態の広告用印刷物1,29と同様に貼付シール部17が広告用印刷物35から剥離され、この貼付シール部17が図9に示されているように返信はがき部11の秘匿領域15に貼り付けられ、投函される。
【0052】
図10を参照するに、前述した秘匿シール付き広告用印刷物1,29,35の返信はがき部11には、秘匿すべき秘匿領域15が予め裏側紙片5の内面5Aに印刷され、この秘匿領域15に対応する表側紙片3の領域が切り欠かれて切欠き部41が設けられている。したがって、秘匿すべき情報が前記秘匿領域15に書き込まれた後に、貼付シール部17が前記秘匿領域15に貼り付けられると、貼付シール部17が切欠き部41内に収まるので貼付シール部17の表面と返信はがき部11の表面が同じ平面上に位置することになり、返信はがき部11の厚みが均一になる。
【0053】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0054】
前述した実施の形態では、例えば新聞折込のカタログ紙として使用されることを例にとって説明したが、この発明の広告用印刷物は、例えば雑誌の表紙と裏表紙に使用して、特に返信はがき部11や貼付シール部17を裏表紙に配置することもでき、あるいはその他の広告物の一部分としても適用可能である。
【0055】
また、上記実施の形態では貼付シール部17を1個として説明したがハガキの秘匿箇所が多数存在する場合は、広告用印刷物におけるハガキの上、横又は中央等に設けてもよい。
【0056】
さらに、剥離・再接着シールを応募特典に用いることも可能である。応募特典シールとして用いる場合は、色違いにするのが好ましい。例えば、図11に示すように、展開紙39の開き部の箇所にある貼付シール部40a(剥離、再接着可能、点線は切り込み線)をブルー(ポイント1点)、ハガキの隣となる貼付シール部40bは灰色(ポイント2点)、ハガキの真上側で折曲げ線37側となる貼付シール部40cは緑色(ポイント3点)とする。
【0057】
ポイント3点の貼付シール部40cを剥がしてハガキの秘匿領域に貼り付けるには、第1、第2広告情報部9A,9Bを完全にオープンにしなければ得られない。従って、ユーザに対して、全ての広告面を見ることになる。
【0058】
【発明の効果】
以上のごとき発明によれば、返信はがき部をミシン目から容易に切り離して必要な事項を記入することができる。また、貼付シール部を剥離し返信はがき部の例えば秘匿領域に貼り付けることにより、個人情報を容易に秘匿でき、返信はがき部を安心して投函できる。また、貼付シール部を2枚重ねの二重構造の一方の紙片に設けたので、秘匿シール付き広告用印刷物の厚みに偏りを生じさせることなく、安価に製造できる。
【0059】
また、返信はがき部を2枚重ねの二重構造としたので、はがきとして適度の厚さを確保できる。したがって、剥離・再接着シール付き広告用印刷物を薄い紙片で製造可能であるので、製造コストを安価にできる。また、剥離・再接着シール付き広告用印刷物が全領域を紙片の2枚重ねの二重構造としたので全体の厚さを均一にでき、好適な新聞折込みとすることができる。
【0060】
請求項2の発明によれば、2枚の紙片を重ねて貼り合わせるためにインラインで製造しやすいので、効率よく製造できる。
【0061】
請求項3の発明によれば、1枚の紙片から二重構造とするために折り重ねの工程が必要となるが、2枚重ねの貼り合わせ面を剥離可能として前記貼り合わせ面に広告情報部を設けた場合、2枚重ねの紙片を剥離しても紙片がバラバラにならないので、広告情報部を体裁良く提供できる。
【0062】
請求項4の発明によれば、貼付シール部としては個人情報秘匿シールや応募特典請求シールなどの種々の用い方を行うことができる。
【0063】
請求項5の発明によれば、第2広告情報部を加えることができるので、より多くの広告情報を掲載できる。
【0064】
請求項6の発明によれば、貼付シール部を秘匿領域に貼り付ける際に、貼付シール部を切欠き部内に収めることができるので、返信はがき部の厚みを均一にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の秘匿シール付き広告用印刷物の平面図である。
【図2】図1の矢視II−II線の断面図である。
【図3】図1の広告用印刷物の使用状態を示す状態説明図で、(A)は貼付シール部を秘匿領域に貼る前の状態を示し、(B)は貼付シール部が秘匿領域に貼られた状態を示すものである。
【図4】この発明の第1の実施の形態の秘匿シール付き広告用印刷物の斜視図である。
【図5】図4の秘匿シール付き広告用印刷物の使用状態を示す斜視図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態の秘匿シール付き広告用印刷物及びその使用状態を示す斜視図である。
【図7】(A)〜(C)は、秘匿シール付き広告用印刷物の貼付シール部の配置位置を示す平面図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態の秘匿シール付き広告用印刷物の斜視図である。
【図9】図8の秘匿シール付き広告用印刷物の使用状態を示す斜視図である。
【図10】返信はがき部における他の実施の形態を示す部分的な斜視図である。
【図11】応募券として使用させるときの貼付シールの配置を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 秘匿シール付き広告用印刷物(第1の実施の形態の)
3 表側紙片
3A 表面(表側紙片3の外面)
3B 裏面(表側紙片3の内面)
5 裏側紙片
5A 表面(裏側紙片5の内面)
5B 裏面(裏側紙片5の外面)
7 広告紙
9A,9B 第1広告情報部(広告情報部)
11 返信はがき部
11A 表面側返信はがき部
11B 裏面側返信はがき部
13 個人情報部
15 秘匿領域
17 貼付シール部(個人情報秘匿シール、応募特典請求シール)
23 切断用金型
25 ミシン目(返信はがき部11の輪郭の)
27 切込み線(貼付シール部17の輪郭の)
29 秘匿シール付き広告用印刷物(第2の実施の形態の)
31A,31B 第2広告情報部
35 秘匿シール付き広告用印刷物(第3の実施の形態の)
37 折曲げ線
39 紙片(展開紙)
41 切欠き部
Claims (6)
- 紙片を重ねて貼り合わせた二重構造の広告紙と、この広告紙の表裏面の少なくとも一方に印刷した広告情報部、返信はがき部及び貼付シール部と、前記返信はがき部の輪郭に当該返信はがき部を切り離し可能とすべく設けたミシン目と、前記貼付シール部の輪郭に当該貼付シール部を広告紙の二重構造の一方の紙片から切り離すべく設けた切込み線と、前記貼付シール部の貼り合わせ面に剥離・再接着可能とすべく設けたシール部接着剤層と、からなることを特徴とする剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
- 前記広告紙が、2枚の紙片を重ねて貼り合わせた二重構造であることを特徴とする請求項1記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
- 前記広告紙が、1枚の紙片を折り重ねて貼り合わせた二重構造であることを特徴とする請求項1記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
- 前記貼付シール部が、返信はがき部の個人情報を秘匿するための個人情報秘匿シール、又は応募特典を付与するための応募特典請求シールであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
- 前記貼り合わせ面のうちの前記返信はがき部以外の部分を剥離可能に設け、この剥離可能な貼り合わせ面に広告情報を印刷した第2広告情報部を設けてなることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
- 前記返信はがき部に、二重構造の一方の紙片の内面に秘匿すべき秘匿領域を設け、前記二重構造の他方の紙片に前記秘匿領域を露出する切欠き部を設けてなることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の剥離・再接着シール付き広告用印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002295410A JP2004133065A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 剥離・再接着シール付き広告用印刷物 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2006297687A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | We'll Corporation:Kk | 印刷物 |
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-
2002
- 2002-10-08 JP JP2002295410A patent/JP2004133065A/ja active Pending
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