JP2004144832A - フラットベッドスキャナ - Google Patents
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Abstract
【課題】読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナにおいて、原稿が不定形のものであっても、用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ原稿の位置合わせを容易に行なうことのできる、作業性の良いフラットベッドスキャナを提供することを課題とする。
【解決手段】前記プラテンガラス2の載置面、又はその裏面に、前記読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安を設ける。この目安は、目安線11・12・13・14・15・16として、例えば、定型サイズの用紙の長辺と短辺とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【選択図】 図2
【解決手段】前記プラテンガラス2の載置面、又はその裏面に、前記読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安を設ける。この目安は、目安線11・12・13・14・15・16として、例えば、定型サイズの用紙の長辺と短辺とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般に用いられているフラットベッドスキャナは、原稿を読取載置台のプラテンガラス上に載置する時には、該プラテンガラスの周囲の読取載置台に設けられた原稿サイズ目盛り等を基準として原稿位置を決定している。
ところで、プラテントガラス上に置く原稿が切り取られた物や不定形である場合等、前記プラテンガラスの周囲に設けられた原稿サイズ目盛りでは、必要な部分を全部コピーするために原稿の位置をうまく合わせ難い。そこで、特開平5−273670号公報では、以下のような発明が開示されている。
【0003】
同号公報の図1に示すように、複写機1に対して原稿押さえ部材2がヒンジ2aで開閉自在に取り付けられており、この原稿押さえ部材2とプラテンガラス4の間に、原稿載置位置表示部材3がヒンジ3aによって、プラテンガラス4に対して開閉自在に取り付けられている。このヒンジ3aはヒンジ2aと同じ位置に2重ヒンジ形式で設けられている。原稿載置位置表示部材3は、透明若しくは判透明のシート部材からなっており、同号公報の図2に示すように、その表面には複写機1の図示しない感光体が感光しにくい色によって各用紙サイズの枠3bが印刷されている。また、この原稿載置位置表示部材3には変形の十字型をした位置調整スリット3cが設けられている。
【0004】
同号公報の発明では、プラテンガラス4上に定形の原稿を載置し、その上に原稿載置位置表示部材3を載せて、用紙サイズの枠3bと比較することにより、原稿のコピー用紙サイズを、あるいは用紙のどこにコピーされるかを確認する。また、原稿が不定形である場合も同様に、この原稿載置位置表示部材3の用紙サイズの枠3bと比較することにより、どの用紙を用いればその原稿(若しくはコピーしようとする部分)が全部コピーできるかを確認する。そして、上記の如く用紙サイズの確認を行った後、必要に応じて、原稿載置位置表示部材3の位置調整スリット3cを用いて、原稿を直接手で触れて、原稿の位置をずらすことにより、原稿位置の調整(位置合わせ)を行なう。
【0005】
さらに、原稿が定形であり、サイズも分かっている場合等、原稿載置位置表示部材3を必要としない場合は、原稿押さえ部材2に接着されている固定部材である、同号公報図1のマジックテープ(登録商標)5と、原稿載置位置表示部材3に接着されている、同号公報図2のマジックテープ(登録商標)6とを互いに密着させることにより、同号公報の図3に示すように、原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3とを一体化させて、作業の妨げにならないようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−273670号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術では、定型サイズの原稿と、不定形サイズの原稿とをコピーする場合に、いちいち原稿載置位置表示部材3を原稿押さえ部材2に着脱していては手間であり、作業性があまり良いとは言えない。
【0008】
また、不定形サイズの原稿を原稿載置位置表示部材3上にセットして、原稿押さえ部材2を閉めたときに、マジックテープ(登録商標)5・6が接着し、コピーを終えて原稿押さえ部材2を開けたときに、該不定形サイズの原稿は原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3との間に挟まれたまま、該原稿押さえ部材2とともに持ち上げられてしまう。この場合、ユーザーは該マジックテープ(登録商標)5・6の接着を外して、該原稿載置位置表示部材3と該原稿押さえ部材2との間から、該不定形サイズの原稿をいちいち取り除く必要があり、作業性があまり良くない。
【0009】
しかも、ユーザーが不定形サイズの原稿を取り除くのをうっかりと忘れて、該不定形サイズの原稿が原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3との間に挟まれたまま放置されていると、これに気が付かずに、次のユーザーがプラテンガラス4上に定型サイズの原稿をセットしてコピーしたときに、該定型サイズの原稿画像と該不定形サイズの原稿画像とが重ねてコピーされてしまうということがあった。
【0010】
さらに、マジックテープ(登録商標)5・6が接着されていない原稿載置位置表示部材3がフリーの状態のときに、原稿押さえ部材2を閉めると、プラテンガラス4上の原稿載置位置表示部材3が風圧で浮き上がって、ときには該原稿載置位置表示部材3の角部が折り曲げられることがあった。
【0011】
そこで、本発明では、これらの点を鑑みて、原稿が不定形のものであっても、給紙カセット等から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ原稿の位置合わせを容易に行なうことのできる、作業性の向上を図ったフラットベッドスキャナを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を開示する。
まず、請求項1に記載のように、読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナにおいて、前記プラテンガラスの載置面、又はその裏面に、前記読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安を設ける。
【0013】
また、請求項2に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0014】
あるいは、請求項3に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも1つの隅部に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0015】
若しくは、請求項4に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の長辺の一部と短辺の一部とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、フラットベッドスキャナを備えたコピー・ファクシミリ複合機1を参照しながら説明する。
【0017】
図1はコピー・ファクシミリ複合機1の全体斜視図であり、複合機1の本体は、複数の給紙カセットを備えた給紙部5上に載置固定されており、該本体内に、画像読取部3と、画像形成装置としての画像記録部4が上下に配置されている。本体上部には読取載置台6が形成され、該読取載置台6内部に画像読取部3が設けられている。読取載置台6からは手前方向に操作部9が延設されており、該操作部9上に、各種操作キーが配置されている。読取載置台6の上面中央にはプラテンガラス2が敷設されており、該読取載置台6上にはプラテンカバー7が該プラテンガラス2に対して開閉自在に設けられて、該プラテンカバー7の一側部には自動原稿搬送装置(ADF)8が付設されている。
【0018】
前記画像読取部3は、プラテンガラス2上に載置された静止原稿などを、読取載置台6内に設けられた読取装置を走査させて読み取りを行うフラットベッドタイプのスキャナとして用いられるとともに、該読取装置を該読取載置台6内の一側部に位置固定して、原稿をADF8に給送しながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナとして用いられる。
【0019】
図2はプラテンガラス2の平面図であり、図中におけるプラテンガラス2の左上頂点部分が、原稿セット位置における原稿位置合わせ基準0となっている。該原稿位置合わせ基準0に、矩形の原稿の一頂点を合わせて、原稿がプラテンガラス2上にセットされる。
【0020】
プラテンガラス2の載置面、又はその裏面に、ドロップアウトカラーの色材で、原稿や書籍などの読取対象を載置するときの目安が設けられている。ここで、ドロップアウトカラーの色材とは、前記画像読取部3の読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過することができる無色以外の透光性色材のことをいう。つまり、ドロップアウトカラーとは、光源からの光の色と同じ色である透過率(色が薄い)の高い色材である。つまり、緑の透明フィルムが緑色に見えるのは、緑の波長光を主に通し、他の波長を通さない(通し難い)ためである。そのため、プラテンガラス2上に設けられた目安の色として、光源光に対して透過率の高い色材を選べば良い。
【0021】
具体的には、画像読取部3の読取装置の光源としては、緑色光が広く利用されており、該緑色光が光源に用いられる複合機1の場合は、プラテンガラス2上に透光性の緑色の色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられる。
【0022】
この目安はドロップアウトカラーの色材で、直接、プラテンガラス2に書き込むか、若しくは、ドロップアウトカラーの色材で目安が書き込まれたフィルムをプラテンガラス2に貼り付けるなどして設けられ、以下に3つの実施例を説明する。
【0023】
図2に示すように、まず、第1実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられている。
【0024】
プラテンガラス2の短手方向を主走査方向、長手方向を副走査方向として、前記原稿位置合わせ基準0に、原稿など読取対象の一頂点が位置合わせされる。プラテンガラス2の載置面、またはその裏面には、該原稿位置合わせ基準0に対して内側から、名刺サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第1目安線11、ハガキサイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第2目安線12、B5サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第3目安線13、A4サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第4目安線14、B4サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第5目安線15、A3サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第6目安線16の順に、複数の目安線11・12・13・14・15・16が設けられている。これらの目安線11・12・13・14・15・16は、それぞれ視覚を通じて目立つような線幅で描かれている。
【0025】
目安線11・12は、対応するサイズの用紙の長辺が主走査方向となり、目安線13・14・15・16については、対応するサイズの用紙の長辺が副走査方向となるように配置されている。従って、A4サイズの用紙の長辺を主走査方向に向けて横置きにする場合などは、対応する目安線がない。A4サイズの用紙を横置きにする場合は、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の外枠の「A4横/A5」位置の目盛りに合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺をプラテンガラス2上で第6目安線16の長辺に合わせればよい。
【0026】
なお、A4サイズなどの横置き用の目安線を、前記の目安線11・12・13・14・15・16とともに設けてもよい。この場合、プラテンガラス2に描かれる目安線はやや煩雑となり、そこで、例えば、緑色光が光源に用いられる複合機1では、プラテンガラス2の載置面、またはその裏面に、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とを、それぞれ透光性の緑色の色材と、透光性の黄色の色材で設けるなどしてもよく、前記画像読取部3の読取装置の光源からの光と略同波長の異なる2色の透光性色材で、縦置き用の目安線と横置き用の目安線を配置してもよい。ただし、この2色の透光性色材は、ともに、画像読取部3の読取装置の光源からの光を良好に透過させる色材とする。
【0027】
あるいは、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0028】
次に、プラテンガラス2上に読取対象を載置するときの目安の第2実施例について説明する。
図3に示すように、第2実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の1つの隅部に対応させて設けられるとともに、該定型サイズの用紙の長辺の外端部と短辺の外端部とにそれぞれ対応させて設けられて、用紙サイズごとに複数設けられている。
【0029】
プラテンガラス2には、原稿位置合わせ基準0に対して内側から略対角方向に向けて、名刺サイズの用紙の隅部に対応させた第1L字型目安線21、ハガキサイズの用紙の隅部に対応させた第2L字型目安線22、B5サイズの用紙の隅部に対応させた第3L字型目安線23、A4サイズの用紙の隅部に対応させた第4L字型目安線24、B4サイズの用紙の隅部に対応させた第5L字型目安線25、A3サイズの用紙の隅部に対応させた第6L字型目安線26の順に、複数のL字型目安線21・22・23・24・25・26が設けられている。
【0030】
また、プラテンガラス2の縁部における、原稿位置合わせ基準0から副走査方向に向けて、名刺サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第1垂直目安線31、ハガキサイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第2垂直目安線32、B5サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第3垂直目安線33、A4サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第4垂直目安線34、B4サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第5垂直目安線35、A3サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第6垂直目安線36の順に、複数の垂直目安線31・32・33・34・35・36が設けられている。
【0031】
一方、プラテンガラス2の縁部における、原稿位置合わせ基準0から主走査方向に向けて、名刺サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第1水平目安線41、ハガキサイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第2水平目安線42、B5サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第3水平目安線43、A4サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第4水平目安線44、B4サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第5水平目安線45、A3サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第6水平目安線46の順に、複数の水平目安線41・42・43・44・45・46が設けられている。
【0032】
これらのL字型目安線21・22・23・24・25・26と、垂直目安線31・32・33・34・35・36と、水平目安線41・42・43・44・45・46とは、それぞれ視覚を通じて目立つような線幅で描かれている。
【0033】
A4サイズなどの用紙を横置きにセットする場合は、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の外枠の「A4横/A5」位置の目盛りに合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺の外端部をプラテンガラス2上で第6水平目安線46に合わせればよい。
【0034】
なお、A4サイズなどの横置き用のL字型目安線や垂直目安線を、前記の目安線21・22・・・、31・32・・・、41・42・・・、とともに設けてもよい。この場合、プラテンガラス2に描かれる目安線はやや煩雑となる。
【0035】
あるいは、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0036】
次に、プラテンガラス2上に読取対象を載置するときの目安の第3実施例について説明する。
図4に示すように、第3実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の長辺の外端部と短辺の外端部とにそれぞれ対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられている。
すなわち、第3実施例のプラテンガラス2には、前記第2実施例のプラテンガラス2に設けられたL字型目安線21・22・23・24・25・26がない構成で、第2実施例と同様の配置構成で、垂直目安線31・32・33・34・35・36と、水平目安線41・42・43・44・45・46とが配置されている。
【0037】
なお、第3実施例では、プラテンガラス2の縁部における、第2垂直目安線と第3垂直目安線との間に、A5サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第7垂直目安線37が、第3垂直目安線と第4垂直目安線との間に、A5サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第8垂直目安線38が、それぞれ設けられている。また、プラテンガラス2の周囲の読取載置台6側に設けられていた、「名刺」、「ハガキ」、「A5」、・・・の読取対象の置き位置を指定する目盛りを全てなくして、替わりに該目盛りはプラテンガラス2の縁部の載置面、又はその裏面に、ドロップアウトカラー色材で配置されている。該目盛りも該ドロップアウトカラーの色材で、直接、プラテンガラス2に書き込むか、若しくは、該ドロップアウトカラーの色材で目盛りが書き込まれたフィルムをプラテンガラス2に貼り付けるなどして設けられている。
このような構成で、読取載置台2上面がすっきりして、視覚を通じて美感をおこさせ、デザイン性が向上する。
【0038】
この第3実施例では、A4サイズなどの用紙を横置きにセットする場合、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の縁部の第8垂直目安線38に合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺の外端部をプラテンガラス2上で第6水平目安線46に合わせればよい。
【0039】
なお、プラテンガラス2に描かれる目安線が多くなることから、例えば、緑色光が光源に用いられる複合機1において、プラテンガラス2の載置面、またはその裏面に、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とを、それぞれ透光性の緑色の色材と、透光性の黄色の色材で設けるなどしてもよく、前記画像読取部3の読取装置の光源からの光と略同波長の異なる2色の透光性色材で、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線を配置してもよい。ただし、この2色の透光性色材は、ともに、画像読取部3の読取装置の光源からの光を良好に透過させる色材とする。
【0040】
あるいは、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0041】
以上、読取対象を載置するときの目安について、3つの実施例を説明したが、該目安は上記実施例に限定されるものはなく、勿論、これ以外の構成であってもよい。
【0042】
このように本発明によれば、プラテンガラス2上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部5等から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。また、このプラテンガラス2の載置面、又はその裏面には、読取装置に搭載された光源からの光と略同波長の透光性色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられているので、該目安により原稿読取時に筋が入るなどの悪影響が出ることがない。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。また、このプラテンガラスの載置面、又はその裏面には、読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられているので、該目安により原稿読取時に筋が入るなどの悪影響が出ることがない。
【0044】
また、請求項2に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【0045】
そして、請求項3に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも1つの隅部に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【0046】
また、請求項4に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の長辺の一部と短辺の一部とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機1の斜視図。
【図2】第1実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【図3】第2実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【図4】第3実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【符号の説明】
1 複合機
2 プラテンガラス
3 画像読取部
11〜16 目安線
21〜26 L字型目安線
31〜38 垂直目安線
41〜46 水平目安線
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一般に用いられているフラットベッドスキャナは、原稿を読取載置台のプラテンガラス上に載置する時には、該プラテンガラスの周囲の読取載置台に設けられた原稿サイズ目盛り等を基準として原稿位置を決定している。
ところで、プラテントガラス上に置く原稿が切り取られた物や不定形である場合等、前記プラテンガラスの周囲に設けられた原稿サイズ目盛りでは、必要な部分を全部コピーするために原稿の位置をうまく合わせ難い。そこで、特開平5−273670号公報では、以下のような発明が開示されている。
【0003】
同号公報の図1に示すように、複写機1に対して原稿押さえ部材2がヒンジ2aで開閉自在に取り付けられており、この原稿押さえ部材2とプラテンガラス4の間に、原稿載置位置表示部材3がヒンジ3aによって、プラテンガラス4に対して開閉自在に取り付けられている。このヒンジ3aはヒンジ2aと同じ位置に2重ヒンジ形式で設けられている。原稿載置位置表示部材3は、透明若しくは判透明のシート部材からなっており、同号公報の図2に示すように、その表面には複写機1の図示しない感光体が感光しにくい色によって各用紙サイズの枠3bが印刷されている。また、この原稿載置位置表示部材3には変形の十字型をした位置調整スリット3cが設けられている。
【0004】
同号公報の発明では、プラテンガラス4上に定形の原稿を載置し、その上に原稿載置位置表示部材3を載せて、用紙サイズの枠3bと比較することにより、原稿のコピー用紙サイズを、あるいは用紙のどこにコピーされるかを確認する。また、原稿が不定形である場合も同様に、この原稿載置位置表示部材3の用紙サイズの枠3bと比較することにより、どの用紙を用いればその原稿(若しくはコピーしようとする部分)が全部コピーできるかを確認する。そして、上記の如く用紙サイズの確認を行った後、必要に応じて、原稿載置位置表示部材3の位置調整スリット3cを用いて、原稿を直接手で触れて、原稿の位置をずらすことにより、原稿位置の調整(位置合わせ)を行なう。
【0005】
さらに、原稿が定形であり、サイズも分かっている場合等、原稿載置位置表示部材3を必要としない場合は、原稿押さえ部材2に接着されている固定部材である、同号公報図1のマジックテープ(登録商標)5と、原稿載置位置表示部材3に接着されている、同号公報図2のマジックテープ(登録商標)6とを互いに密着させることにより、同号公報の図3に示すように、原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3とを一体化させて、作業の妨げにならないようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−273670号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術では、定型サイズの原稿と、不定形サイズの原稿とをコピーする場合に、いちいち原稿載置位置表示部材3を原稿押さえ部材2に着脱していては手間であり、作業性があまり良いとは言えない。
【0008】
また、不定形サイズの原稿を原稿載置位置表示部材3上にセットして、原稿押さえ部材2を閉めたときに、マジックテープ(登録商標)5・6が接着し、コピーを終えて原稿押さえ部材2を開けたときに、該不定形サイズの原稿は原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3との間に挟まれたまま、該原稿押さえ部材2とともに持ち上げられてしまう。この場合、ユーザーは該マジックテープ(登録商標)5・6の接着を外して、該原稿載置位置表示部材3と該原稿押さえ部材2との間から、該不定形サイズの原稿をいちいち取り除く必要があり、作業性があまり良くない。
【0009】
しかも、ユーザーが不定形サイズの原稿を取り除くのをうっかりと忘れて、該不定形サイズの原稿が原稿押さえ部材2と原稿載置位置表示部材3との間に挟まれたまま放置されていると、これに気が付かずに、次のユーザーがプラテンガラス4上に定型サイズの原稿をセットしてコピーしたときに、該定型サイズの原稿画像と該不定形サイズの原稿画像とが重ねてコピーされてしまうということがあった。
【0010】
さらに、マジックテープ(登録商標)5・6が接着されていない原稿載置位置表示部材3がフリーの状態のときに、原稿押さえ部材2を閉めると、プラテンガラス4上の原稿載置位置表示部材3が風圧で浮き上がって、ときには該原稿載置位置表示部材3の角部が折り曲げられることがあった。
【0011】
そこで、本発明では、これらの点を鑑みて、原稿が不定形のものであっても、給紙カセット等から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ原稿の位置合わせを容易に行なうことのできる、作業性の向上を図ったフラットベッドスキャナを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を開示する。
まず、請求項1に記載のように、読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナにおいて、前記プラテンガラスの載置面、又はその裏面に、前記読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安を設ける。
【0013】
また、請求項2に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0014】
あるいは、請求項3に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも1つの隅部に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0015】
若しくは、請求項4に記載のように、前記目安は、定型サイズの用紙の長辺の一部と短辺の一部とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、フラットベッドスキャナを備えたコピー・ファクシミリ複合機1を参照しながら説明する。
【0017】
図1はコピー・ファクシミリ複合機1の全体斜視図であり、複合機1の本体は、複数の給紙カセットを備えた給紙部5上に載置固定されており、該本体内に、画像読取部3と、画像形成装置としての画像記録部4が上下に配置されている。本体上部には読取載置台6が形成され、該読取載置台6内部に画像読取部3が設けられている。読取載置台6からは手前方向に操作部9が延設されており、該操作部9上に、各種操作キーが配置されている。読取載置台6の上面中央にはプラテンガラス2が敷設されており、該読取載置台6上にはプラテンカバー7が該プラテンガラス2に対して開閉自在に設けられて、該プラテンカバー7の一側部には自動原稿搬送装置(ADF)8が付設されている。
【0018】
前記画像読取部3は、プラテンガラス2上に載置された静止原稿などを、読取載置台6内に設けられた読取装置を走査させて読み取りを行うフラットベッドタイプのスキャナとして用いられるとともに、該読取装置を該読取載置台6内の一側部に位置固定して、原稿をADF8に給送しながら読み取りを行うシートフィードタイプのスキャナとして用いられる。
【0019】
図2はプラテンガラス2の平面図であり、図中におけるプラテンガラス2の左上頂点部分が、原稿セット位置における原稿位置合わせ基準0となっている。該原稿位置合わせ基準0に、矩形の原稿の一頂点を合わせて、原稿がプラテンガラス2上にセットされる。
【0020】
プラテンガラス2の載置面、又はその裏面に、ドロップアウトカラーの色材で、原稿や書籍などの読取対象を載置するときの目安が設けられている。ここで、ドロップアウトカラーの色材とは、前記画像読取部3の読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過することができる無色以外の透光性色材のことをいう。つまり、ドロップアウトカラーとは、光源からの光の色と同じ色である透過率(色が薄い)の高い色材である。つまり、緑の透明フィルムが緑色に見えるのは、緑の波長光を主に通し、他の波長を通さない(通し難い)ためである。そのため、プラテンガラス2上に設けられた目安の色として、光源光に対して透過率の高い色材を選べば良い。
【0021】
具体的には、画像読取部3の読取装置の光源としては、緑色光が広く利用されており、該緑色光が光源に用いられる複合機1の場合は、プラテンガラス2上に透光性の緑色の色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられる。
【0022】
この目安はドロップアウトカラーの色材で、直接、プラテンガラス2に書き込むか、若しくは、ドロップアウトカラーの色材で目安が書き込まれたフィルムをプラテンガラス2に貼り付けるなどして設けられ、以下に3つの実施例を説明する。
【0023】
図2に示すように、まず、第1実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられている。
【0024】
プラテンガラス2の短手方向を主走査方向、長手方向を副走査方向として、前記原稿位置合わせ基準0に、原稿など読取対象の一頂点が位置合わせされる。プラテンガラス2の載置面、またはその裏面には、該原稿位置合わせ基準0に対して内側から、名刺サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第1目安線11、ハガキサイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第2目安線12、B5サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第3目安線13、A4サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第4目安線14、B4サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第5目安線15、A3サイズの用紙の長辺と短辺との2辺に対応させた第6目安線16の順に、複数の目安線11・12・13・14・15・16が設けられている。これらの目安線11・12・13・14・15・16は、それぞれ視覚を通じて目立つような線幅で描かれている。
【0025】
目安線11・12は、対応するサイズの用紙の長辺が主走査方向となり、目安線13・14・15・16については、対応するサイズの用紙の長辺が副走査方向となるように配置されている。従って、A4サイズの用紙の長辺を主走査方向に向けて横置きにする場合などは、対応する目安線がない。A4サイズの用紙を横置きにする場合は、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の外枠の「A4横/A5」位置の目盛りに合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺をプラテンガラス2上で第6目安線16の長辺に合わせればよい。
【0026】
なお、A4サイズなどの横置き用の目安線を、前記の目安線11・12・13・14・15・16とともに設けてもよい。この場合、プラテンガラス2に描かれる目安線はやや煩雑となり、そこで、例えば、緑色光が光源に用いられる複合機1では、プラテンガラス2の載置面、またはその裏面に、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とを、それぞれ透光性の緑色の色材と、透光性の黄色の色材で設けるなどしてもよく、前記画像読取部3の読取装置の光源からの光と略同波長の異なる2色の透光性色材で、縦置き用の目安線と横置き用の目安線を配置してもよい。ただし、この2色の透光性色材は、ともに、画像読取部3の読取装置の光源からの光を良好に透過させる色材とする。
【0027】
あるいは、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0028】
次に、プラテンガラス2上に読取対象を載置するときの目安の第2実施例について説明する。
図3に示すように、第2実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の1つの隅部に対応させて設けられるとともに、該定型サイズの用紙の長辺の外端部と短辺の外端部とにそれぞれ対応させて設けられて、用紙サイズごとに複数設けられている。
【0029】
プラテンガラス2には、原稿位置合わせ基準0に対して内側から略対角方向に向けて、名刺サイズの用紙の隅部に対応させた第1L字型目安線21、ハガキサイズの用紙の隅部に対応させた第2L字型目安線22、B5サイズの用紙の隅部に対応させた第3L字型目安線23、A4サイズの用紙の隅部に対応させた第4L字型目安線24、B4サイズの用紙の隅部に対応させた第5L字型目安線25、A3サイズの用紙の隅部に対応させた第6L字型目安線26の順に、複数のL字型目安線21・22・23・24・25・26が設けられている。
【0030】
また、プラテンガラス2の縁部における、原稿位置合わせ基準0から副走査方向に向けて、名刺サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第1垂直目安線31、ハガキサイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第2垂直目安線32、B5サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第3垂直目安線33、A4サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第4垂直目安線34、B4サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第5垂直目安線35、A3サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第6垂直目安線36の順に、複数の垂直目安線31・32・33・34・35・36が設けられている。
【0031】
一方、プラテンガラス2の縁部における、原稿位置合わせ基準0から主走査方向に向けて、名刺サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第1水平目安線41、ハガキサイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第2水平目安線42、B5サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第3水平目安線43、A4サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第4水平目安線44、B4サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第5水平目安線45、A3サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第6水平目安線46の順に、複数の水平目安線41・42・43・44・45・46が設けられている。
【0032】
これらのL字型目安線21・22・23・24・25・26と、垂直目安線31・32・33・34・35・36と、水平目安線41・42・43・44・45・46とは、それぞれ視覚を通じて目立つような線幅で描かれている。
【0033】
A4サイズなどの用紙を横置きにセットする場合は、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の外枠の「A4横/A5」位置の目盛りに合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺の外端部をプラテンガラス2上で第6水平目安線46に合わせればよい。
【0034】
なお、A4サイズなどの横置き用のL字型目安線や垂直目安線を、前記の目安線21・22・・・、31・32・・・、41・42・・・、とともに設けてもよい。この場合、プラテンガラス2に描かれる目安線はやや煩雑となる。
【0035】
あるいは、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0036】
次に、プラテンガラス2上に読取対象を載置するときの目安の第3実施例について説明する。
図4に示すように、第3実施例では、読取対象を載置するときの目安は、定型サイズの用紙の長辺の外端部と短辺の外端部とにそれぞれ対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられている。
すなわち、第3実施例のプラテンガラス2には、前記第2実施例のプラテンガラス2に設けられたL字型目安線21・22・23・24・25・26がない構成で、第2実施例と同様の配置構成で、垂直目安線31・32・33・34・35・36と、水平目安線41・42・43・44・45・46とが配置されている。
【0037】
なお、第3実施例では、プラテンガラス2の縁部における、第2垂直目安線と第3垂直目安線との間に、A5サイズの用紙の短辺の外端部に対応させた第7垂直目安線37が、第3垂直目安線と第4垂直目安線との間に、A5サイズの用紙の長辺の外端部に対応させた第8垂直目安線38が、それぞれ設けられている。また、プラテンガラス2の周囲の読取載置台6側に設けられていた、「名刺」、「ハガキ」、「A5」、・・・の読取対象の置き位置を指定する目盛りを全てなくして、替わりに該目盛りはプラテンガラス2の縁部の載置面、又はその裏面に、ドロップアウトカラー色材で配置されている。該目盛りも該ドロップアウトカラーの色材で、直接、プラテンガラス2に書き込むか、若しくは、該ドロップアウトカラーの色材で目盛りが書き込まれたフィルムをプラテンガラス2に貼り付けるなどして設けられている。
このような構成で、読取載置台2上面がすっきりして、視覚を通じて美感をおこさせ、デザイン性が向上する。
【0038】
この第3実施例では、A4サイズなどの用紙を横置きにセットする場合、該A4サイズの用紙の短辺の外端部をプラテンガラス2の縁部の第8垂直目安線38に合わせるとともに、該A4サイズの用紙の長辺の外端部をプラテンガラス2上で第6水平目安線46に合わせればよい。
【0039】
なお、プラテンガラス2に描かれる目安線が多くなることから、例えば、緑色光が光源に用いられる複合機1において、プラテンガラス2の載置面、またはその裏面に、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とを、それぞれ透光性の緑色の色材と、透光性の黄色の色材で設けるなどしてもよく、前記画像読取部3の読取装置の光源からの光と略同波長の異なる2色の透光性色材で、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線を配置してもよい。ただし、この2色の透光性色材は、ともに、画像読取部3の読取装置の光源からの光を良好に透過させる色材とする。
【0040】
あるいは、縦置き用の各種目安線と横置き用の各種目安線とはドロップアウトカラーの色材の同色であって、一方を実線で、他方を破線にするなど、縦置き用の目安線と横置き用の目安線とで線種を異にしてもよく、目安線の本数や構成は特に限定はしないものとする。
【0041】
以上、読取対象を載置するときの目安について、3つの実施例を説明したが、該目安は上記実施例に限定されるものはなく、勿論、これ以外の構成であってもよい。
【0042】
このように本発明によれば、プラテンガラス2上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部5等から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。また、このプラテンガラス2の載置面、又はその裏面には、読取装置に搭載された光源からの光と略同波長の透光性色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられているので、該目安により原稿読取時に筋が入るなどの悪影響が出ることがない。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次に示すような効果を奏する。
まず、請求項1に記載の発明では、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。また、このプラテンガラスの載置面、又はその裏面には、読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安が設けられているので、該目安により原稿読取時に筋が入るなどの悪影響が出ることがない。
【0044】
また、請求項2に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【0045】
そして、請求項3に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも1つの隅部に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【0046】
また、請求項4に記載の発明では、前記目安は、定型サイズの用紙の長辺の一部と短辺の一部とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことで、プラテンガラス上に直接、読取対象を載置して、該読取対象が不定形のものであっても、給紙部から供給される用紙(転写紙)のどこにコピーされるかを容易に確認することができ、且つ該読取対象の位置合わせを容易に行なうことのできて、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機1の斜視図。
【図2】第1実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【図3】第2実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【図4】第3実施例に係る目安を備えたプラテンガラス2の平面図。
【符号の説明】
1 複合機
2 プラテンガラス
3 画像読取部
11〜16 目安線
21〜26 L字型目安線
31〜38 垂直目安線
41〜46 水平目安線
Claims (4)
- 読取装置の走査により、プラテンガラス上に載置された読取対象を読み取るフラットベッドスキャナにおいて、
前記プラテンガラスの載置面、又はその裏面に、前記読取装置に搭載された光源からの光と略同波長領域の光が通過可能な透光性色材で、読取対象を載置するときの目安を設けたことを特徴とするフラットベッドスキャナ。 - 前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも2辺に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載のフラットベッドスキャナ。
- 前記目安は、定型サイズの用紙の少なくとも1つの隅部に対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載のフラットベッドスキャナ。
- 前記目安は、定型サイズの用紙の長辺の一部と短辺の一部とに対応させて設けられ、用紙サイズごとに複数設けられたことを特徴とする請求項1、または請求項3に記載のフラットベッドスキャナ。
Priority Applications (1)
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| JP2002307108A JP2004144832A (ja) | 2002-10-22 | 2002-10-22 | フラットベッドスキャナ |
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| JP2002307108A JP2004144832A (ja) | 2002-10-22 | 2002-10-22 | フラットベッドスキャナ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| Country | Link |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8736854B2 (en) | 2006-12-26 | 2014-05-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus controlling image reading unit in set of operation modes |
| US9774754B2 (en) | 2015-12-15 | 2017-09-26 | Kyocera Document Solution Inc. | Scan boundary indicators |
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-
2002
- 2002-10-22 JP JP2002307108A patent/JP2004144832A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| US8736854B2 (en) | 2006-12-26 | 2014-05-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus controlling image reading unit in set of operation modes |
| US9774754B2 (en) | 2015-12-15 | 2017-09-26 | Kyocera Document Solution Inc. | Scan boundary indicators |
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