JP2004145437A - 個人認証システム及び方法、セキュリティシステム並びにid情報読取りシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な操作で個人認証ができると共に記録媒体を不正に入手した者を正規の者と認証することを防止できるようにした個人認証システムを提供することである。
【解決手段】複数の読取り装置(11〜15)と、記録媒体から前記複数の読取り装置のいずれかにて読み取られたID情報を取得するID情報取得手段(16)と、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係を格納する対応関係格納手段(17)と、取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手段(15)とを有し、前記判定手段での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の読取り装置(11〜15)と、記録媒体から前記複数の読取り装置のいずれかにて読み取られたID情報を取得するID情報取得手段(16)と、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係を格納する対応関係格納手段(17)と、取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手段(15)とを有し、前記判定手段での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体から読取り装置によりID情報を読取り、そのID情報に基づいて個人認証を行う個人認証システム及び方法に関する。
【0002】
また、本発明は、前記個人認証システムを用いたセキュリティシステムに関する。
【0003】
更に、本発明は、前記個人認証システムに用いることのできるID情報読取りシステムに関する。
【0004】
【従来の技術】
従来、部屋の入退出管理や機器の使用管理等に磁気カード、接触式ICカード、非接触式ICカード等のカード(記録媒体)を利用した個人認証システムが用いられている。このような個人認証システムでは、カードの所持者がそのカードに磁気的あるいは電子的に記録されたID情報をカードリーダに読み取らせ、そのカードリーダによって読み取られたID情報が予め登録されたID情報と一致する場合に、そのカードの所持者が正規の者として認証される。
【0005】
例えば、このような個人認証システムを施錠されたドアの解錠制御を行うセキュリティシステムに利用することができる。このセキュリティシステムでは、カードの所持者が前記個人認証システムにて正規の者として認証された場合に限り、施錠されたドアの解錠がなされる。従って、正規のカードを所持していない者ではその施錠されたドアの解錠を行うことができない。これにより、ドア内の空間の人的セキュリティを保つことができる。
【0006】
しかし、前述したような個人認証システムでは、カードから読み取られたID情報が予め登録されたID情報と一致すればそのカードの所持者は必ず正規の者として認証されるので、そのカードを不正に入手した者であっても正規の者として認証されてしまう。このような欠点を解決するために、カードリーダの近傍にテンキーユニットを併設しておき、カードリーダによってカードから読み取られた前記ID情報及びテンキーユニットの操作によって入力された暗証番号の双方のチェックを行って個人認証を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなシステムでは、カードを不正に入手した者は、その暗証番号を知らなければ、正規の者として認証されない。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−52242号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような個人認証システムでは、正規のカード所持者は、カードの読取り操作の他に常に暗証番号の入力操作を行わなければならず、その操作が煩雑になるという問題がある。従って、このような個人認証システムを前述したような施錠されたドアの解錠制御を行うセキュリティシステムに適用した場合、その操作に時間がかかり、多くの人が頻繁に入退出を繰り返す部屋のドアでは、人のスムーズな入退出が阻害される可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、前述したような問題を解決するためになされたもので、簡単な操作で個人認証ができると共にカードを不正に入手した者を正規の者と認証することを防止できるようにした個人認証システム及び方法を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、そのような個人認証システムが適用されるセキュリティシステムを提供するものである。
【0011】
更に、本発明は、そのような個人認証システムに適用することのできるID情報読取りシステムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る個人認証システムは、複数の読取り装置と、ID情報の記録された記録媒体から前記複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手段と、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係を格納する対応関係格納手段と、前記ID情報取得手段にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手段とを有し、前記判定手段での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【0013】
このような構成により、登録されたID情報(登録ID情報)が記録された記録媒体を所持する者が予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる前記記録媒体に記録されたID情報(登録ID情報)に対応した読取り装置に対して前記記録媒体の読取り操作を行うと、前記読取り装置にて前記記録媒体から読み取られたID情報が取得され、その取得されたID情報と前記読取り装置との対応関係が、前記登録対応関係に合致するとの判定がなされる。この判定結果に基づいて前記記録媒体の所持者を正規の者として認証することができる。
【0014】
一方、登録されたID情報(登録ID情報)が記録された記録媒体を所持する者が予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(た登録対応関係)にて決まる前記記録媒体に記録されたID情報(登録ID情報)に対応した読取り装置以外の読取り装置に対して前記記録媒体の読取り操作を行うと、前記読取り装置から取得されたID情報と前記読取り装置との対応関係が、前記登録対応関係に合致しないとの判定がなされる。この判定結果に基づいて前記記録媒体の所持者を正規の者とする認証がなされないようにすることができる。
【0015】
従って、予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者は、その読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うことにより正規の者として認証され得る。一方、記録媒体を不正に入手した者は、前記登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らないので、そのような読取り装置に対して確実に記録媒体の読取り操作を行うことができない。そのため、記録媒体を不正に入手した者が前述したような読取り装置以外の読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、その者は、正規の者としての認証を受けることができない。
【0016】
前記記録媒体に記録すべきID情報は、正規の者として認証されるべき者に対して与えられる情報であれば特に限定されず、個人ごとに異なるものであっても、所定のグループごとに異なるものであっても、全ての個人に対して同一のもの(単一の登録ID情報)であってもよい。
【0017】
また、ID情報を記録した記録媒体は、接触、非接触を問わずそのID情報を読み取る読取り装置が存在するものであれば特に限定されず、磁気カード、接触式ICカード、非接触式ICカード、光学式カード等、カードリーダにてID情報の読取りが可能となるカード状の記録媒体であっても、また、他の形状のものであってもよい。
【0018】
また、本発明に係る個人認証システムは、前記判定手段が、前記ID情報取得手段にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手段と、前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手段にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手段とを有するように構成することができる。
【0019】
このような構成により、取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係に合致するか否かを判定することができるようになる。また、登録ID情報と異なるID情報が記録された記録媒体や、ID情報が正常に読み取れない状態の記録媒体については、読取り装置にて読み取られたID情報と読取り装置との対応関係を判定するまでもなく、読取り装置から取得されたID情報と登録ID情報とが一致しないとの判定により、そのような記録媒体を所持する者に対して認証を与えないものとすることが可能となる。
【0020】
更に、本発明に係る個人認証システムは、前記複数の読取り装置のそれぞれが非接触式ICカードリーダであると共に、前記記憶媒体が非接触ICカードであり、前記ID情報取得手段が、ID情報の記録された非接触式ICカードから前記複数の非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するように構成することができる。
【0021】
このような構成により、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作が非接触にてなされるようになるので、実際に記録媒体の読取り操作のなされた読取り装置の位置を特定し難く、記録媒体の読取り操作の盗み見による正規の読取り装置の不正知得に対する耐性を向上させることが可能となる。
【0022】
また、本発明に係る個人認証システムは、前記複数の非接触式ICカードリーダは、読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部に埋設されると共に、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されるよう構成することができる。
【0023】
このような構成により、非接触式ICカードリーダが常識的に埋設される読取りエリアの中央部以外の位置にて非接触式ICカードからID情報を読み取ることができるように複数の非接触式ICカードリーダを配置することができる。その結果、カードの読取り操作の盗み見による正規のカードリーダの不正知得に対する耐性を向上させることが可能となると共に、不正にカードを入手した者が偶然的に適正なカードリーダにてカードの読取り操作を行う可能性を低減させることができる。
【0024】
本発明に係る個人認証システムは、前記対応関係格納手段が、前記登録対応関係を、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類格納し、前記判定手段が、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手段を有し、前記条件判定手段により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるように構成することができる。
【0025】
このような構成により、所定条件の内容に応じて判定に用いられる登録対応関係の種類を変えることができるようになるので、記録媒体を不正に入手し、その所定条件の内容に応じてどのような登録対応関係が適用されるかを知りえない者を正規の者として認証することを更に確実に防止することができる。一方、その所定条件の内容に応じて判定に用いられる登録関係が変えられても、所定条件の内容に応じてどのような登録対応関係が適用されるかを知りえる記録媒体の正当な所持者は、認識した所定条件の内容に応じて適正な読取装置を選択して記録媒体の読取り操作を行うことができる。
【0026】
前記所定条件は、記録媒体の読取り操作を行う者がその内容を直接的または間接的に認識できる条件であれば特に限定されず、例えば、環境的条件、時間的条件等を含むことができる。
【0027】
本発明に係る個人認証方法は、ID情報の記録された記録媒体から複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手順と、前記ID情報取得手順にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手順とを有し、前記判定手順での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【0028】
また、本発明に係る個人認証方法は、前記判定手順が、前記ID情報取得手順にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手順と、前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手順にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手順とを有するように構成することができる。
【0029】
更に、本発明に係る個人認証方法は、前記ID情報取得手順が、ID情報の記録された記録媒体としての非接触式ICカードから複数の読取り装置としての非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するように構成することができる。
【0030】
本発明に係る個人認証方法は、前記登録対応関係が、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類用意され、前記判定手順が、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手順を有し、前記条件判定手順により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるように構成することができる。
【0031】
更に、前述した個人認証システムが適用される本発明に係るセキュリティシステムは、前述したいずれかの個人認証システムと、前記個人認証システムにおいて、前記取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致したとの判定が前記判定手段にてなされたときに、施錠された錠を解錠する解錠制御手段とを有するように構成される。
【0032】
このような構成により、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者がその読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、前記ID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するとの判定がなされる。その結果、施錠された錠の解錠がなされる。一方、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係となる登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らない前記カードの不正所持者が、その読取り装置以外の読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、前記ID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致しないとの判定がなされる。その結果、施錠された錠の解錠はなされない。
【0033】
また、本発明に係るID情報読取りシステムは、ID情報の記録がなされた記録媒体から前記ID情報の読取りを行う複数の読取り装置を備え、前記複数の読取り装置のそれぞれは、前記記録媒体から読み取ったID情報をID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係に基づいて認証処理を行うシステムに供給するように構成される。
【0034】
このような構成により、複数の読取り装置のうちの記録媒体からID情報を実際に読み取った読取り装置とそのID情報との対応関係に基づいて個人認証を行うことができるようになる。
【0035】
また、本発明に係るID情報読取りシステムは、前記複数の読取り装置のそれぞれは、記録媒体としての非接触式ICカードから前記ID情報を読み取る非接触式ICカードリーダとなるように構成することができる。
【0036】
更に、本発明に係るID情報読取りシステムは、読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部を有し、前記複数の非接触式ICカードリーダは、前記リーダ埋設部に埋設され、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されるように構成することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0038】
本発明の第一の実施の形態に係るセキュリティシステムは図1に示すように構成される。
【0039】
図1において、このセキュリティシステムは、認証システム10と、セキュリティを確保するための部屋の扉に設けられた電気錠30とを有する。認証システム10は、複数(5台)の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15(読取り装置)、制御部16、データ蓄積部17及び操作部18を有している。非接触式ICカードリーダ11〜15のそれぞれは、その所定範囲に存在する非接触式ICカード20(記録媒体)と無線通信を行って、非接触式ICカード20に記録されたID番号(ID情報)の読取りを行う。制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかにて読み取られたID番号に基づいて認証処理を行う。データ蓄積部17は、制御部16での認証処理にて必要な情報を蓄積する。操作部18は、オペレータにより操作され、そのオペレータによる操作に基づいた情報を制御部16に供給する。個人認証ステム10の制御部16は、認証処理により得られた結果に基づいて施錠された電気錠30の解錠制御を行う。
【0040】
前記複数の非接触式ICカードリーダ11〜15は、例えば、電気錠30が設けられた扉近傍の壁に、図2に示すように設置される。
【0041】
図2において、電気錠30が設けられた扉近傍の壁の表面には円形の読取りエリアマーク40が描かれている。その読取りエリアマーク40が表示された壁内に5台の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15が埋設されている。非接触式ICカードリーダ13が読取りエリアマーク40内の中央部に配置され、非接触式ICカードリーダ11、15が非接触式ICカードリーダ13の上下に配置され、更に、非接触式ICカードリーダ12,14が非接触式ICカードリーダ13の左右に配置されている。これらの非接触式ICカードリーダ11〜15は、前記のように配置させることにより、前記読取りエリアマーク40を目安とした異なる位置で非接触式ICカード20からID番号の読取りが可能となる。
【0042】
データ蓄積部17は、図3に示すような登録対応関係テーブルを格納する。各非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15にはそれらを特定する番号(非接触式ICカードリーダ番号)1、2、3、4、5が付与されている。前記登録対応関係テーブルは、予め定められた各登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係(以下、必要に応じて登録対応関係という)を表す。ID番号が登録される毎に、その登録ID番号に対応する非接触式ICカードリーダ番号が決められ、それらの対応関係が登録対応関係として操作部18から入力される。その操作部18から入力された登録対応関係が制御部16を介してデータ蓄積部17の登録対応関係テーブルに追加される。
【0043】
制御部16は、図4に示す手順に従って処理を行う。
【0044】
図4において、制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかによって非接触式ICカード20から読み取られるID番号の入力待ち状態にある(S1)。電気錠30の解錠を希望する者は、所持する非接触式ICカード20を読み取りエリアマーク40を目安として図2に示すように配置された非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかの埋め込み部位にかざす。その非接触式ICカード20がかざされた部位に埋め込まれた非接触式ICカードリーダは、非接触式ICカード20と無線通信を行ってその非接触式ICカード20からID番号を読み取る。
【0045】
前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダはそのID番号を制御部16に供給する。前述したようにID番号の入力待ち状態にある制御部16は、前記非接触式ICカードリーダからID番号を取得すると(S1でYES)、データ蓄積部17に格納された前記登録対応関係テーブル(図3参照)を参照して前記取得したID番号の検索処理を行い(S2)、登録対応関係テーブル内にその取得したID番号と同じ登録ID番号が有るか否かを判定する(S3)。前記取得したID番号と同じ登録ID番号が登録対応関係テーブル内に有るとの判定がなされると(S3でYES)、制御部16は、更に、登録対応関係で決まる前記取得したID番号と同じ登録ID番号に対応した非接触式ICカードリーダ番号と前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダに付与されている番号とを比較し(S4)、それらの番号が一致するか否かを判定する(S5)。
【0046】
それらの番号が一致するとの判定がなされると(S5でYES)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が登録対応関係に合致することから、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者を正規の者として認証し、電気錠30に対して解錠制御信号を供給する(S6)。その解錠制御信号により、施錠された電気錠30は解錠される。一方、前記各番号が一致しないとの判定がなされると(S5でNO)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が登録対応関係テーブルに含まれるいずれの登録対応関係にも合致せず、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者の正規の者としての認証を行うことなく、警告メッセージの出力等、解錠拒否に係る所定の処理を行う(NG)。これにより、電気錠30の解錠はなされない。
【0047】
前述したような処理がなされることから、登録対応関係にて決められた自己の非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知っている、即ち、その埋設部位を知っている非接触式ICカード20の正規の所持者は、非接触式ICカード20を読取りエリアマーク40を目安にしてその非接触式ICカードリーダが埋設された部位にかざすことにより、施錠された電気錠30の解錠を行うことができる。一方、非接触式ICカード20の不正所持者は、登録対応関係にて決められたその非接触式ICカード20に記録されたID番号に対応する非接触式ICカードリーダを知りえないので、読取りエリアマーク40内の任意の位置にその非接触式ICカード20をかざしても、ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとそのID番号との対応関係が登録対応関係に合致せず、電気錠30の解錠を行うことができない。
【0048】
前述したようなセキュリティシステムによれば、非接触式ICカード20の正規の所持者は、登録対応関係で決まる正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位にその非接触式ICカード20をかざすという通常の操作だけで、正規の者であるとの認証がなされて電気錠30を解錠させることができる。しかし、非接触式ICカード20の不正所持者は登録対応関係で決まる正規の非接触式ICカードリーダに対する操作を行えないので、その者が正規の者として認証されることが防止され、その結果、電気錠30の解錠が防止される。従って、非接触式ICカード20の正規の所持者に余分な操作を強いることなく、セキュリティ性を向上させることができる。
【0049】
また、読取りエリアマーク40を目安にして正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位に非接触式ICカード20をかざす操作を不正者に盗み見されたとしても、その操作から正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位を正確に判断することが難しい。このため、その正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位の不正知得に対する耐性は高い。
【0050】
更に、読取りエリアマーク40が描かれていることから、通常の者(不正者も含む)は、その中央部に非接触式ICカード20をかざすようになる。従って、読取りエリアマーク40の中央部以外の部位に埋設された非接触式ICカードリーダ11、12、14、15(図2参照)のいずれかと対応関係が定められたID番号を記録した非接触式ICカード20については、不正者がその非接触式ICカード20を偶然的に正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位にかざす可能性は低減される。
【0051】
前述したように、通常の者は、読取りエリアマーク40の中央部に非接触式ICカード20をかざすようになるので、その読取りエリアマーク40の中央部には非接触式ICカードリーダを埋設しないようにすることもできる。その中央部に非接触式ICカードリーダ13を埋設する場合、その非接触式ICカードリーダ13(番号3)と登録ID番号との登録対応関係をつくらないこともできる。更に、読取りエリアマーク40の中央部に非接触式カードリーダ13を埋設する場合、その非接触式ICカードリーダ13と対応関係にある登録ID番号を他の非接触式ICカードリーダ、例えば、非接触式カードリーダ11とも対応付けておくこともできる。この場合、その登録ID番号と同一のID番号が非接触式IDカードリーダ13にて読み取られ、更に、非接触式カードリーダ11にて読み取られたときに、正規の認証がなされるようにすることができる。
【0052】
前述したような通常の者が読取りエリアマーク40の中央部に非接触式ICカードをかざすようになることに起因した工夫により、更に、セキュリティの向上を図ることができる。
【0053】
なお、前述した処理(図4参照)において、非接触式ICカードリーダから取得したID番号と同じ登録ID番号がないとの判定がなされた場合(S3でNO)、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者の正規の者としての認証を行うことなく、警告メッセージの出力等、解錠拒否に係る所定の処理を行う(NG)。このような処理により、登録ID番号と異なるID番号が記録された非接触式ICカードや、ID番号が正常に読み取れない状態の非接触式ICカードについては、非接触式ICカードリーダにて読み取られたID番号とその非接触式ICカードリーダとの対応関係を判定するまでもなく、解錠拒否に係る所定の処理がなされる。従って、処理の簡略化が図られる。
【0054】
次に、本発明の第二の実施の形態に係るセキュリティシステムは、図5に示すように構成される。この第二の実施の形態に係るセキュリティシステムは、照度を考慮して認証及び電気錠30の解錠制御を行う点で前記第一の実施の形態に係るセキュリティシステムと相違する。
【0055】
図5において、このセキュリティシステムは、前記第一の実施の形態と同様に、認証システム10と電気錠30とを有している。また、認証システム10は、前記第一の実施の形態と同様に、図2に示すように壁内に埋設された複数(5台)の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15、制御部16、データ蓄積部17及び操作部18を有している。この認証システム10は、更に、前記非接触式ICカード11〜15の埋設された壁周辺の照度(明るさ)を測定する照度計19を有する。
【0056】
また、データ蓄積部17は、図6に示すような登録対応関係テーブルを格納する。この登録対応関係テーブルには、登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係となる登録対応関係が照度範囲に応じて複数種類設定されている。即ち、20ルックス(Lx)未満の照度範囲、20ルックス以上40ルックス未満の照度範囲、40ルックス以上60ルックス未満の照度範囲、60ルックス以上80ルックス未満の照度範囲、及び80ルックス以上の照度範囲のそれぞれに対して異なる種類の登録対応関係(各登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係)が設定されている。
【0057】
制御部16は、図7に示す手順に従って処理を行う。
【0058】
図7において、制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかによって非接触式ICカード20から読み取られるID番号の入力待ち状態にある(S11)。電気錠30の解錠を望む者が、非接触式ICカード20を読取りエリアマーク40(図2参照)を目安として非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかの埋め込み部位にかざすと、その非接触式ICカード20がかざされた部位に埋め込まれた非接触式ICカードリーダが非接触式ICカードと無線通信を行ってその非接触式ICカード20からID番号を読み取る。
【0059】
前述したようにID番号の入力待ち状態にある制御部16は、前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダからそのID番号を取得すると、照度計19に照度測定の要求を行い(S12)、その測定照度の入力待ち状態となる(S13)。制御部16から照度測定の要求を受けた照度計19は、照度の測定を行い、その測定照度値を制御部16に送る。測定照度の入力待ち状態となる制御部16は、照度計19から測定照度値を入力すると(S13でYES)、データ蓄積部17に格納された前記登録対象テーブル(図6参照)を参照して前記取得したID番号の検索処理を行い(S14)、登録対応テーブル内にその取得したID番号と同じ登録ID番号が有るか否かを判定する(S15)。
【0060】
前記取得したID番号と同じ登録ID番号が登録対応関係テーブルに有るとの判定がなされると(S15でYES)、制御部16は、更に、照度計19から入力された測定照度値と前記取得したID番号と同じ登録ID番号とに基づいて、前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類の登録対応関係にて決まる前記登録ID番号に対応した非接触式ICカードリーダ番号を検索する(S16)。そして、制御部16は、その検索の結果得られた非接触式ICカードリーダ番号と前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダに付与されている番号とを比較し(S17)、それらの番号が一致するか否かを判定する(S18)。
【0061】
それらの番号が一致するとの判定がなされると(S18でYES)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類の登録対応関係に合致することから、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者を正規の者として認証し、電気錠30に対して解錠制御信号を供給する(S19)。その解錠制御信号により、施錠された電気錠30は解錠される。
【0062】
一方、前記番号が一致しないとの判定がなされると(S18でNO)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類のいずれの登録対応関係にも合致せず、制御部16は、警告メッセージの出力等、解錠拒否の所定の処理を行う(NG)。これにより、電気錠30の解錠はなされない。
【0063】
各照度範囲において設定された種類の登録対応関係にて決められる自己の非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知っている、即ち、その埋設部位を知っている非接触式ICカード20の正規の所持者は、現在の明るさ(照度)を判断して、その明るさにおける前記登録対応関係により正規の非接触式ICカードリーダとして決められた非接触式ICカードリーダの埋設部位に非接触式ICカード20をかざすことできる。このような操作に対する認証システム10での前述したような処理により、非接触式ICカード20の正規の所持者は、正規の者としての認証を受けて施錠された電気錠30の解錠を行うことができる。
【0064】
一方、非接触式ICカード20の不正所持者は、各照度範囲において設定された種類の登録対応関係にて決められるその非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知りえない。従って、非接触式ICカード20の不正所持者が、その非接触式ICカードを読取りエリアマーク40内の任意の位置にその非接触式ICカードをかざしても、ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとそのID番号との対応関係は、その時点での照度(明るさ)に対して設定された種類の登録対応関係に合致せず、電気錠30の解錠を行うことはできない。
【0065】
また、不正者が、非接触式ICカード20の正規の所持者が行う操作を盗み見してその非接触式ICカード20のかざす部位を知った後に、その非接触式ICカード20を不正に入手することが考えられる。このような場合、その不正者が入手した非接触式ICカード20を用いて実際に電気錠30の解錠を行おうとした際の照度(明るさ)と前記盗み見した際の照度が異なっていれば、それぞれにおいて適用される登録対応関係が異なる。従って、その不正者が盗み見して知った部位に非接触式ICカード20をかざしたとしても、その部位に埋設された非接触式ICカードリーダとそれより読み出されたID番号との対応関係は、その際の照度に適用される登録対応関係に合致せず、電気錠30は解錠されることはない。
【0066】
前述したように、照度条件の内容(照度範囲)に従って認証の際に適用される登録対応関係(登録ID番号と非接触式ICカードリーダとの対応関係)を変えることにより、セキュリティ性を更に向上させることができる。
【0067】
なお、前記第二の実施の形態では、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の埋設された壁周辺の照度条件の内容に従って認証の際に適用される登録対応関係を変えるようにしたが、他の環境的条件、例えば、気温条件、湿度条件、気圧条件の内容に応じて前記登録対応関係を変えることもできる。その場合、適用される環境的条件の内容を判定するために必要な測定器(温度計、湿度計、気圧計)が用いられる。
【0068】
また、前述したような環境条件以外にも、時間的条件や他の条件の内容に応じて認証の際に適用される登録対応関係を変えることもできる。時間的条件の内容に応じて認証の際に適用される登録対応関係を変える場合、時間帯ごとに(例えば、3時間毎に、午前の時間帯と午後の時間帯で、就業時間帯とそれ以外の時間帯で)異なる種類の登録対応関係(登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係)を前記登録対応関係テーブルに設定すればよい。そして、認証システム10は照度計19に代えてその時間帯を判定するための時計を備えればよい。
【0069】
前記他の条件として、セキュリティシステム(認証システム10)を利用する者達の間でルールとして定められた条件を用いることができる。この場合、その条件の内容をその者達が認識できかつ認証システム10が判定できるものであれば、特に限定されない。例えば、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の近傍に設けられた表示器に表示させるマークや数字、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の近傍に設けられた所定機器の動作状態等をその条件として用いることができる。表示器に表示させるマークや数字をその条件として用いる場合、表示されるマークの形、色や数字に応じて異なる種類の登録対応関係を前記登録対応関係テーブルに設定すればよい。また、所定機器の動作状態をその条件として用いる場合、所定機器の高速運転、中速運転、低速運転等に応じて異なる種類の登録対応関係を前記登録対応テーブルに設定すればよい。
【0070】
また、なお、前述したような環境的条件の内容や時間的条件の内容に応じて登録対応関係を変えるようにしたシステムでは、現在の環境的条件や時間的条件の内容を表示する表示器を複数の非接触式ICカードリーダ11〜15を設置した近傍に配置させることもできる。これにより、非接触式ICカード20の正規の所持者は、非接触式ICカードリーダに対する非接触式ICカード20の読取り操作を行う際の環境的条件や時間的条件の内容を正確に認識することができるようになる。従って、非接触式ICカード20の正規の所持者による誤操作を防止することができる。
【0071】
更に、前述した第一及び第二の実施の形態は、非接触式ICカードと非接触式ICカードリーダを用いたシステムであったが、これに限定されず、磁気カードと磁気カードリーダを用いたシステムであっても、接触式ICカードと接触式ICカードリーダを用いたシステムであっても、また、物体とその物体に記述されたID情報(バーコード表示などされた)を読み取る光学式の読取り装置を用いたシステムであっても、更に、半導体メモリユニットとその半導体メモリユニットが接続可能となる読み取り装置を用いたシステムであっても、本発明の適用は可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者は、その読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うことにより正規の者として認証される一方、前記登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らないカードの不正所持者は、そのような読取り装置に対して確実に記録媒体の読取り操作を行うことができないので、正規の者として確実には認証されることはない。従って、簡単な操作で個人認証ができると共に記録媒体を不正に入手した者を正規の者と認証することを防止できるようにした個人認証システム及び方法を提供することができる。
【0073】
また、本願発明によれば、前記個人認証システムが適用されるセキュリティシステムを提供することができる。
【0074】
更に、本願発明によれば、前記個人認証システムに適用することのできるID情報読取りシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るセキュリティシステムの構成を示すブロック図
【図2】非接触式ICカードリーダの埋設位置の一例を示す図
【図3】登録対応関係テーブルの一例を示す図
【図4】図1に示すシステムにおける制御部の処理手順の一例を示すフローチャート
【図5】本発明の第二の実施の形態に係るセキュリティシステムの構成を示すブロック図
【図6】登録対応テーブルの他の例を示す図
【図7】図5に示すシステムにおける制御部の処理手順の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
10 認証システム
11、12、13、14、15 非接触式ICカードリーダ
16 制御部
17 データ蓄積部
18 操作部
19 照度計
20 非接触式ICカード
30 電気錠
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体から読取り装置によりID情報を読取り、そのID情報に基づいて個人認証を行う個人認証システム及び方法に関する。
【0002】
また、本発明は、前記個人認証システムを用いたセキュリティシステムに関する。
【0003】
更に、本発明は、前記個人認証システムに用いることのできるID情報読取りシステムに関する。
【0004】
【従来の技術】
従来、部屋の入退出管理や機器の使用管理等に磁気カード、接触式ICカード、非接触式ICカード等のカード(記録媒体)を利用した個人認証システムが用いられている。このような個人認証システムでは、カードの所持者がそのカードに磁気的あるいは電子的に記録されたID情報をカードリーダに読み取らせ、そのカードリーダによって読み取られたID情報が予め登録されたID情報と一致する場合に、そのカードの所持者が正規の者として認証される。
【0005】
例えば、このような個人認証システムを施錠されたドアの解錠制御を行うセキュリティシステムに利用することができる。このセキュリティシステムでは、カードの所持者が前記個人認証システムにて正規の者として認証された場合に限り、施錠されたドアの解錠がなされる。従って、正規のカードを所持していない者ではその施錠されたドアの解錠を行うことができない。これにより、ドア内の空間の人的セキュリティを保つことができる。
【0006】
しかし、前述したような個人認証システムでは、カードから読み取られたID情報が予め登録されたID情報と一致すればそのカードの所持者は必ず正規の者として認証されるので、そのカードを不正に入手した者であっても正規の者として認証されてしまう。このような欠点を解決するために、カードリーダの近傍にテンキーユニットを併設しておき、カードリーダによってカードから読み取られた前記ID情報及びテンキーユニットの操作によって入力された暗証番号の双方のチェックを行って個人認証を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなシステムでは、カードを不正に入手した者は、その暗証番号を知らなければ、正規の者として認証されない。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−52242号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような個人認証システムでは、正規のカード所持者は、カードの読取り操作の他に常に暗証番号の入力操作を行わなければならず、その操作が煩雑になるという問題がある。従って、このような個人認証システムを前述したような施錠されたドアの解錠制御を行うセキュリティシステムに適用した場合、その操作に時間がかかり、多くの人が頻繁に入退出を繰り返す部屋のドアでは、人のスムーズな入退出が阻害される可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、前述したような問題を解決するためになされたもので、簡単な操作で個人認証ができると共にカードを不正に入手した者を正規の者と認証することを防止できるようにした個人認証システム及び方法を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、そのような個人認証システムが適用されるセキュリティシステムを提供するものである。
【0011】
更に、本発明は、そのような個人認証システムに適用することのできるID情報読取りシステムを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る個人認証システムは、複数の読取り装置と、ID情報の記録された記録媒体から前記複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手段と、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係を格納する対応関係格納手段と、前記ID情報取得手段にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手段とを有し、前記判定手段での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【0013】
このような構成により、登録されたID情報(登録ID情報)が記録された記録媒体を所持する者が予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる前記記録媒体に記録されたID情報(登録ID情報)に対応した読取り装置に対して前記記録媒体の読取り操作を行うと、前記読取り装置にて前記記録媒体から読み取られたID情報が取得され、その取得されたID情報と前記読取り装置との対応関係が、前記登録対応関係に合致するとの判定がなされる。この判定結果に基づいて前記記録媒体の所持者を正規の者として認証することができる。
【0014】
一方、登録されたID情報(登録ID情報)が記録された記録媒体を所持する者が予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(た登録対応関係)にて決まる前記記録媒体に記録されたID情報(登録ID情報)に対応した読取り装置以外の読取り装置に対して前記記録媒体の読取り操作を行うと、前記読取り装置から取得されたID情報と前記読取り装置との対応関係が、前記登録対応関係に合致しないとの判定がなされる。この判定結果に基づいて前記記録媒体の所持者を正規の者とする認証がなされないようにすることができる。
【0015】
従って、予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者は、その読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うことにより正規の者として認証され得る。一方、記録媒体を不正に入手した者は、前記登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らないので、そのような読取り装置に対して確実に記録媒体の読取り操作を行うことができない。そのため、記録媒体を不正に入手した者が前述したような読取り装置以外の読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、その者は、正規の者としての認証を受けることができない。
【0016】
前記記録媒体に記録すべきID情報は、正規の者として認証されるべき者に対して与えられる情報であれば特に限定されず、個人ごとに異なるものであっても、所定のグループごとに異なるものであっても、全ての個人に対して同一のもの(単一の登録ID情報)であってもよい。
【0017】
また、ID情報を記録した記録媒体は、接触、非接触を問わずそのID情報を読み取る読取り装置が存在するものであれば特に限定されず、磁気カード、接触式ICカード、非接触式ICカード、光学式カード等、カードリーダにてID情報の読取りが可能となるカード状の記録媒体であっても、また、他の形状のものであってもよい。
【0018】
また、本発明に係る個人認証システムは、前記判定手段が、前記ID情報取得手段にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手段と、前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手段にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手段とを有するように構成することができる。
【0019】
このような構成により、取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係に合致するか否かを判定することができるようになる。また、登録ID情報と異なるID情報が記録された記録媒体や、ID情報が正常に読み取れない状態の記録媒体については、読取り装置にて読み取られたID情報と読取り装置との対応関係を判定するまでもなく、読取り装置から取得されたID情報と登録ID情報とが一致しないとの判定により、そのような記録媒体を所持する者に対して認証を与えないものとすることが可能となる。
【0020】
更に、本発明に係る個人認証システムは、前記複数の読取り装置のそれぞれが非接触式ICカードリーダであると共に、前記記憶媒体が非接触ICカードであり、前記ID情報取得手段が、ID情報の記録された非接触式ICカードから前記複数の非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するように構成することができる。
【0021】
このような構成により、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作が非接触にてなされるようになるので、実際に記録媒体の読取り操作のなされた読取り装置の位置を特定し難く、記録媒体の読取り操作の盗み見による正規の読取り装置の不正知得に対する耐性を向上させることが可能となる。
【0022】
また、本発明に係る個人認証システムは、前記複数の非接触式ICカードリーダは、読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部に埋設されると共に、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されるよう構成することができる。
【0023】
このような構成により、非接触式ICカードリーダが常識的に埋設される読取りエリアの中央部以外の位置にて非接触式ICカードからID情報を読み取ることができるように複数の非接触式ICカードリーダを配置することができる。その結果、カードの読取り操作の盗み見による正規のカードリーダの不正知得に対する耐性を向上させることが可能となると共に、不正にカードを入手した者が偶然的に適正なカードリーダにてカードの読取り操作を行う可能性を低減させることができる。
【0024】
本発明に係る個人認証システムは、前記対応関係格納手段が、前記登録対応関係を、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類格納し、前記判定手段が、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手段を有し、前記条件判定手段により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるように構成することができる。
【0025】
このような構成により、所定条件の内容に応じて判定に用いられる登録対応関係の種類を変えることができるようになるので、記録媒体を不正に入手し、その所定条件の内容に応じてどのような登録対応関係が適用されるかを知りえない者を正規の者として認証することを更に確実に防止することができる。一方、その所定条件の内容に応じて判定に用いられる登録関係が変えられても、所定条件の内容に応じてどのような登録対応関係が適用されるかを知りえる記録媒体の正当な所持者は、認識した所定条件の内容に応じて適正な読取装置を選択して記録媒体の読取り操作を行うことができる。
【0026】
前記所定条件は、記録媒体の読取り操作を行う者がその内容を直接的または間接的に認識できる条件であれば特に限定されず、例えば、環境的条件、時間的条件等を含むことができる。
【0027】
本発明に係る個人認証方法は、ID情報の記録された記録媒体から複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手順と、前記ID情報取得手順にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手順とを有し、前記判定手順での判定結果に基づいて個人認証を行うように構成される。
【0028】
また、本発明に係る個人認証方法は、前記判定手順が、前記ID情報取得手順にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手順と、前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手順にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手順とを有するように構成することができる。
【0029】
更に、本発明に係る個人認証方法は、前記ID情報取得手順が、ID情報の記録された記録媒体としての非接触式ICカードから複数の読取り装置としての非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するように構成することができる。
【0030】
本発明に係る個人認証方法は、前記登録対応関係が、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類用意され、前記判定手順が、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手順を有し、前記条件判定手順により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるように構成することができる。
【0031】
更に、前述した個人認証システムが適用される本発明に係るセキュリティシステムは、前述したいずれかの個人認証システムと、前記個人認証システムにおいて、前記取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致したとの判定が前記判定手段にてなされたときに、施錠された錠を解錠する解錠制御手段とを有するように構成される。
【0032】
このような構成により、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者がその読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、前記ID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するとの判定がなされる。その結果、施錠された錠の解錠がなされる。一方、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係となる登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らない前記カードの不正所持者が、その読取り装置以外の読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うと、前記ID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致しないとの判定がなされる。その結果、施錠された錠の解錠はなされない。
【0033】
また、本発明に係るID情報読取りシステムは、ID情報の記録がなされた記録媒体から前記ID情報の読取りを行う複数の読取り装置を備え、前記複数の読取り装置のそれぞれは、前記記録媒体から読み取ったID情報をID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係に基づいて認証処理を行うシステムに供給するように構成される。
【0034】
このような構成により、複数の読取り装置のうちの記録媒体からID情報を実際に読み取った読取り装置とそのID情報との対応関係に基づいて個人認証を行うことができるようになる。
【0035】
また、本発明に係るID情報読取りシステムは、前記複数の読取り装置のそれぞれは、記録媒体としての非接触式ICカードから前記ID情報を読み取る非接触式ICカードリーダとなるように構成することができる。
【0036】
更に、本発明に係るID情報読取りシステムは、読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部を有し、前記複数の非接触式ICカードリーダは、前記リーダ埋設部に埋設され、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されるように構成することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0038】
本発明の第一の実施の形態に係るセキュリティシステムは図1に示すように構成される。
【0039】
図1において、このセキュリティシステムは、認証システム10と、セキュリティを確保するための部屋の扉に設けられた電気錠30とを有する。認証システム10は、複数(5台)の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15(読取り装置)、制御部16、データ蓄積部17及び操作部18を有している。非接触式ICカードリーダ11〜15のそれぞれは、その所定範囲に存在する非接触式ICカード20(記録媒体)と無線通信を行って、非接触式ICカード20に記録されたID番号(ID情報)の読取りを行う。制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかにて読み取られたID番号に基づいて認証処理を行う。データ蓄積部17は、制御部16での認証処理にて必要な情報を蓄積する。操作部18は、オペレータにより操作され、そのオペレータによる操作に基づいた情報を制御部16に供給する。個人認証ステム10の制御部16は、認証処理により得られた結果に基づいて施錠された電気錠30の解錠制御を行う。
【0040】
前記複数の非接触式ICカードリーダ11〜15は、例えば、電気錠30が設けられた扉近傍の壁に、図2に示すように設置される。
【0041】
図2において、電気錠30が設けられた扉近傍の壁の表面には円形の読取りエリアマーク40が描かれている。その読取りエリアマーク40が表示された壁内に5台の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15が埋設されている。非接触式ICカードリーダ13が読取りエリアマーク40内の中央部に配置され、非接触式ICカードリーダ11、15が非接触式ICカードリーダ13の上下に配置され、更に、非接触式ICカードリーダ12,14が非接触式ICカードリーダ13の左右に配置されている。これらの非接触式ICカードリーダ11〜15は、前記のように配置させることにより、前記読取りエリアマーク40を目安とした異なる位置で非接触式ICカード20からID番号の読取りが可能となる。
【0042】
データ蓄積部17は、図3に示すような登録対応関係テーブルを格納する。各非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15にはそれらを特定する番号(非接触式ICカードリーダ番号)1、2、3、4、5が付与されている。前記登録対応関係テーブルは、予め定められた各登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係(以下、必要に応じて登録対応関係という)を表す。ID番号が登録される毎に、その登録ID番号に対応する非接触式ICカードリーダ番号が決められ、それらの対応関係が登録対応関係として操作部18から入力される。その操作部18から入力された登録対応関係が制御部16を介してデータ蓄積部17の登録対応関係テーブルに追加される。
【0043】
制御部16は、図4に示す手順に従って処理を行う。
【0044】
図4において、制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかによって非接触式ICカード20から読み取られるID番号の入力待ち状態にある(S1)。電気錠30の解錠を希望する者は、所持する非接触式ICカード20を読み取りエリアマーク40を目安として図2に示すように配置された非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかの埋め込み部位にかざす。その非接触式ICカード20がかざされた部位に埋め込まれた非接触式ICカードリーダは、非接触式ICカード20と無線通信を行ってその非接触式ICカード20からID番号を読み取る。
【0045】
前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダはそのID番号を制御部16に供給する。前述したようにID番号の入力待ち状態にある制御部16は、前記非接触式ICカードリーダからID番号を取得すると(S1でYES)、データ蓄積部17に格納された前記登録対応関係テーブル(図3参照)を参照して前記取得したID番号の検索処理を行い(S2)、登録対応関係テーブル内にその取得したID番号と同じ登録ID番号が有るか否かを判定する(S3)。前記取得したID番号と同じ登録ID番号が登録対応関係テーブル内に有るとの判定がなされると(S3でYES)、制御部16は、更に、登録対応関係で決まる前記取得したID番号と同じ登録ID番号に対応した非接触式ICカードリーダ番号と前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダに付与されている番号とを比較し(S4)、それらの番号が一致するか否かを判定する(S5)。
【0046】
それらの番号が一致するとの判定がなされると(S5でYES)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が登録対応関係に合致することから、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者を正規の者として認証し、電気錠30に対して解錠制御信号を供給する(S6)。その解錠制御信号により、施錠された電気錠30は解錠される。一方、前記各番号が一致しないとの判定がなされると(S5でNO)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が登録対応関係テーブルに含まれるいずれの登録対応関係にも合致せず、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者の正規の者としての認証を行うことなく、警告メッセージの出力等、解錠拒否に係る所定の処理を行う(NG)。これにより、電気錠30の解錠はなされない。
【0047】
前述したような処理がなされることから、登録対応関係にて決められた自己の非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知っている、即ち、その埋設部位を知っている非接触式ICカード20の正規の所持者は、非接触式ICカード20を読取りエリアマーク40を目安にしてその非接触式ICカードリーダが埋設された部位にかざすことにより、施錠された電気錠30の解錠を行うことができる。一方、非接触式ICカード20の不正所持者は、登録対応関係にて決められたその非接触式ICカード20に記録されたID番号に対応する非接触式ICカードリーダを知りえないので、読取りエリアマーク40内の任意の位置にその非接触式ICカード20をかざしても、ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとそのID番号との対応関係が登録対応関係に合致せず、電気錠30の解錠を行うことができない。
【0048】
前述したようなセキュリティシステムによれば、非接触式ICカード20の正規の所持者は、登録対応関係で決まる正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位にその非接触式ICカード20をかざすという通常の操作だけで、正規の者であるとの認証がなされて電気錠30を解錠させることができる。しかし、非接触式ICカード20の不正所持者は登録対応関係で決まる正規の非接触式ICカードリーダに対する操作を行えないので、その者が正規の者として認証されることが防止され、その結果、電気錠30の解錠が防止される。従って、非接触式ICカード20の正規の所持者に余分な操作を強いることなく、セキュリティ性を向上させることができる。
【0049】
また、読取りエリアマーク40を目安にして正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位に非接触式ICカード20をかざす操作を不正者に盗み見されたとしても、その操作から正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位を正確に判断することが難しい。このため、その正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位の不正知得に対する耐性は高い。
【0050】
更に、読取りエリアマーク40が描かれていることから、通常の者(不正者も含む)は、その中央部に非接触式ICカード20をかざすようになる。従って、読取りエリアマーク40の中央部以外の部位に埋設された非接触式ICカードリーダ11、12、14、15(図2参照)のいずれかと対応関係が定められたID番号を記録した非接触式ICカード20については、不正者がその非接触式ICカード20を偶然的に正規の非接触式ICカードリーダの埋設部位にかざす可能性は低減される。
【0051】
前述したように、通常の者は、読取りエリアマーク40の中央部に非接触式ICカード20をかざすようになるので、その読取りエリアマーク40の中央部には非接触式ICカードリーダを埋設しないようにすることもできる。その中央部に非接触式ICカードリーダ13を埋設する場合、その非接触式ICカードリーダ13(番号3)と登録ID番号との登録対応関係をつくらないこともできる。更に、読取りエリアマーク40の中央部に非接触式カードリーダ13を埋設する場合、その非接触式ICカードリーダ13と対応関係にある登録ID番号を他の非接触式ICカードリーダ、例えば、非接触式カードリーダ11とも対応付けておくこともできる。この場合、その登録ID番号と同一のID番号が非接触式IDカードリーダ13にて読み取られ、更に、非接触式カードリーダ11にて読み取られたときに、正規の認証がなされるようにすることができる。
【0052】
前述したような通常の者が読取りエリアマーク40の中央部に非接触式ICカードをかざすようになることに起因した工夫により、更に、セキュリティの向上を図ることができる。
【0053】
なお、前述した処理(図4参照)において、非接触式ICカードリーダから取得したID番号と同じ登録ID番号がないとの判定がなされた場合(S3でNO)、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者の正規の者としての認証を行うことなく、警告メッセージの出力等、解錠拒否に係る所定の処理を行う(NG)。このような処理により、登録ID番号と異なるID番号が記録された非接触式ICカードや、ID番号が正常に読み取れない状態の非接触式ICカードについては、非接触式ICカードリーダにて読み取られたID番号とその非接触式ICカードリーダとの対応関係を判定するまでもなく、解錠拒否に係る所定の処理がなされる。従って、処理の簡略化が図られる。
【0054】
次に、本発明の第二の実施の形態に係るセキュリティシステムは、図5に示すように構成される。この第二の実施の形態に係るセキュリティシステムは、照度を考慮して認証及び電気錠30の解錠制御を行う点で前記第一の実施の形態に係るセキュリティシステムと相違する。
【0055】
図5において、このセキュリティシステムは、前記第一の実施の形態と同様に、認証システム10と電気錠30とを有している。また、認証システム10は、前記第一の実施の形態と同様に、図2に示すように壁内に埋設された複数(5台)の非接触式ICカードリーダ11、12、13、14、15、制御部16、データ蓄積部17及び操作部18を有している。この認証システム10は、更に、前記非接触式ICカード11〜15の埋設された壁周辺の照度(明るさ)を測定する照度計19を有する。
【0056】
また、データ蓄積部17は、図6に示すような登録対応関係テーブルを格納する。この登録対応関係テーブルには、登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係となる登録対応関係が照度範囲に応じて複数種類設定されている。即ち、20ルックス(Lx)未満の照度範囲、20ルックス以上40ルックス未満の照度範囲、40ルックス以上60ルックス未満の照度範囲、60ルックス以上80ルックス未満の照度範囲、及び80ルックス以上の照度範囲のそれぞれに対して異なる種類の登録対応関係(各登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係)が設定されている。
【0057】
制御部16は、図7に示す手順に従って処理を行う。
【0058】
図7において、制御部16は、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかによって非接触式ICカード20から読み取られるID番号の入力待ち状態にある(S11)。電気錠30の解錠を望む者が、非接触式ICカード20を読取りエリアマーク40(図2参照)を目安として非接触式ICカードリーダ11〜15のいずれかの埋め込み部位にかざすと、その非接触式ICカード20がかざされた部位に埋め込まれた非接触式ICカードリーダが非接触式ICカードと無線通信を行ってその非接触式ICカード20からID番号を読み取る。
【0059】
前述したようにID番号の入力待ち状態にある制御部16は、前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダからそのID番号を取得すると、照度計19に照度測定の要求を行い(S12)、その測定照度の入力待ち状態となる(S13)。制御部16から照度測定の要求を受けた照度計19は、照度の測定を行い、その測定照度値を制御部16に送る。測定照度の入力待ち状態となる制御部16は、照度計19から測定照度値を入力すると(S13でYES)、データ蓄積部17に格納された前記登録対象テーブル(図6参照)を参照して前記取得したID番号の検索処理を行い(S14)、登録対応テーブル内にその取得したID番号と同じ登録ID番号が有るか否かを判定する(S15)。
【0060】
前記取得したID番号と同じ登録ID番号が登録対応関係テーブルに有るとの判定がなされると(S15でYES)、制御部16は、更に、照度計19から入力された測定照度値と前記取得したID番号と同じ登録ID番号とに基づいて、前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類の登録対応関係にて決まる前記登録ID番号に対応した非接触式ICカードリーダ番号を検索する(S16)。そして、制御部16は、その検索の結果得られた非接触式ICカードリーダ番号と前記ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダに付与されている番号とを比較し(S17)、それらの番号が一致するか否かを判定する(S18)。
【0061】
それらの番号が一致するとの判定がなされると(S18でYES)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類の登録対応関係に合致することから、制御部16は、非接触式ICカード20の非接触式ICカードリーダに対する読取り操作を行った者を正規の者として認証し、電気錠30に対して解錠制御信号を供給する(S19)。その解錠制御信号により、施錠された電気錠30は解錠される。
【0062】
一方、前記番号が一致しないとの判定がなされると(S18でNO)、取得したID番号とそのID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとの対応関係が前記測定照度値を含む照度範囲に対して設定された種類のいずれの登録対応関係にも合致せず、制御部16は、警告メッセージの出力等、解錠拒否の所定の処理を行う(NG)。これにより、電気錠30の解錠はなされない。
【0063】
各照度範囲において設定された種類の登録対応関係にて決められる自己の非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知っている、即ち、その埋設部位を知っている非接触式ICカード20の正規の所持者は、現在の明るさ(照度)を判断して、その明るさにおける前記登録対応関係により正規の非接触式ICカードリーダとして決められた非接触式ICカードリーダの埋設部位に非接触式ICカード20をかざすことできる。このような操作に対する認証システム10での前述したような処理により、非接触式ICカード20の正規の所持者は、正規の者としての認証を受けて施錠された電気錠30の解錠を行うことができる。
【0064】
一方、非接触式ICカード20の不正所持者は、各照度範囲において設定された種類の登録対応関係にて決められるその非接触式ICカード20に記録されたID番号(登録ID番号)に対応する非接触式ICカードリーダ(番号)を知りえない。従って、非接触式ICカード20の不正所持者が、その非接触式ICカードを読取りエリアマーク40内の任意の位置にその非接触式ICカードをかざしても、ID番号を読み取った非接触式ICカードリーダとそのID番号との対応関係は、その時点での照度(明るさ)に対して設定された種類の登録対応関係に合致せず、電気錠30の解錠を行うことはできない。
【0065】
また、不正者が、非接触式ICカード20の正規の所持者が行う操作を盗み見してその非接触式ICカード20のかざす部位を知った後に、その非接触式ICカード20を不正に入手することが考えられる。このような場合、その不正者が入手した非接触式ICカード20を用いて実際に電気錠30の解錠を行おうとした際の照度(明るさ)と前記盗み見した際の照度が異なっていれば、それぞれにおいて適用される登録対応関係が異なる。従って、その不正者が盗み見して知った部位に非接触式ICカード20をかざしたとしても、その部位に埋設された非接触式ICカードリーダとそれより読み出されたID番号との対応関係は、その際の照度に適用される登録対応関係に合致せず、電気錠30は解錠されることはない。
【0066】
前述したように、照度条件の内容(照度範囲)に従って認証の際に適用される登録対応関係(登録ID番号と非接触式ICカードリーダとの対応関係)を変えることにより、セキュリティ性を更に向上させることができる。
【0067】
なお、前記第二の実施の形態では、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の埋設された壁周辺の照度条件の内容に従って認証の際に適用される登録対応関係を変えるようにしたが、他の環境的条件、例えば、気温条件、湿度条件、気圧条件の内容に応じて前記登録対応関係を変えることもできる。その場合、適用される環境的条件の内容を判定するために必要な測定器(温度計、湿度計、気圧計)が用いられる。
【0068】
また、前述したような環境条件以外にも、時間的条件や他の条件の内容に応じて認証の際に適用される登録対応関係を変えることもできる。時間的条件の内容に応じて認証の際に適用される登録対応関係を変える場合、時間帯ごとに(例えば、3時間毎に、午前の時間帯と午後の時間帯で、就業時間帯とそれ以外の時間帯で)異なる種類の登録対応関係(登録ID番号と非接触式ICカードリーダ番号との対応関係)を前記登録対応関係テーブルに設定すればよい。そして、認証システム10は照度計19に代えてその時間帯を判定するための時計を備えればよい。
【0069】
前記他の条件として、セキュリティシステム(認証システム10)を利用する者達の間でルールとして定められた条件を用いることができる。この場合、その条件の内容をその者達が認識できかつ認証システム10が判定できるものであれば、特に限定されない。例えば、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の近傍に設けられた表示器に表示させるマークや数字、複数の非接触式ICカードリーダ11〜15の近傍に設けられた所定機器の動作状態等をその条件として用いることができる。表示器に表示させるマークや数字をその条件として用いる場合、表示されるマークの形、色や数字に応じて異なる種類の登録対応関係を前記登録対応関係テーブルに設定すればよい。また、所定機器の動作状態をその条件として用いる場合、所定機器の高速運転、中速運転、低速運転等に応じて異なる種類の登録対応関係を前記登録対応テーブルに設定すればよい。
【0070】
また、なお、前述したような環境的条件の内容や時間的条件の内容に応じて登録対応関係を変えるようにしたシステムでは、現在の環境的条件や時間的条件の内容を表示する表示器を複数の非接触式ICカードリーダ11〜15を設置した近傍に配置させることもできる。これにより、非接触式ICカード20の正規の所持者は、非接触式ICカードリーダに対する非接触式ICカード20の読取り操作を行う際の環境的条件や時間的条件の内容を正確に認識することができるようになる。従って、非接触式ICカード20の正規の所持者による誤操作を防止することができる。
【0071】
更に、前述した第一及び第二の実施の形態は、非接触式ICカードと非接触式ICカードリーダを用いたシステムであったが、これに限定されず、磁気カードと磁気カードリーダを用いたシステムであっても、接触式ICカードと接触式ICカードリーダを用いたシステムであっても、また、物体とその物体に記述されたID情報(バーコード表示などされた)を読み取る光学式の読取り装置を用いたシステムであっても、更に、半導体メモリユニットとその半導体メモリユニットが接続可能となる読み取り装置を用いたシステムであっても、本発明の適用は可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上、説明したように、本願発明によれば、予め定めた登録ID情報と読取り装置との対応関係(登録対応関係)にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知っている者は、その読取り装置に対して記録媒体の読取り操作を行うことにより正規の者として認証される一方、前記登録対応関係にて決まる記録媒体に記録されたID情報に対応した読取り装置を知らないカードの不正所持者は、そのような読取り装置に対して確実に記録媒体の読取り操作を行うことができないので、正規の者として確実には認証されることはない。従って、簡単な操作で個人認証ができると共に記録媒体を不正に入手した者を正規の者と認証することを防止できるようにした個人認証システム及び方法を提供することができる。
【0073】
また、本願発明によれば、前記個人認証システムが適用されるセキュリティシステムを提供することができる。
【0074】
更に、本願発明によれば、前記個人認証システムに適用することのできるID情報読取りシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るセキュリティシステムの構成を示すブロック図
【図2】非接触式ICカードリーダの埋設位置の一例を示す図
【図3】登録対応関係テーブルの一例を示す図
【図4】図1に示すシステムにおける制御部の処理手順の一例を示すフローチャート
【図5】本発明の第二の実施の形態に係るセキュリティシステムの構成を示すブロック図
【図6】登録対応テーブルの他の例を示す図
【図7】図5に示すシステムにおける制御部の処理手順の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
10 認証システム
11、12、13、14、15 非接触式ICカードリーダ
16 制御部
17 データ蓄積部
18 操作部
19 照度計
20 非接触式ICカード
30 電気錠
Claims (15)
- 複数の読取り装置と、
ID情報の記録された記録媒体から前記複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手段と、
予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係を格納する対応関係格納手段と、
前記ID情報取得手段にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手段とを有し、
前記判定手段での判定結果に基づいて個人認証を行うようにしたことを特徴とする個人認証システム。 - 前記判定手段は、前記ID情報取得手段にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手段と、
前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手段にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手段とを有することを特徴とする請求項1記載の個人認証システム。 - 前記複数の読取り装置のそれぞれは非接触式ICカードリーダであると共に、前記記憶媒体は非接触ICカードであり、
前記ID情報取得手段は、ID情報の記録された非接触式ICカードから前記複数の非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の個人認証システム。 - 前記複数の非接触式ICカードリーダは、読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部に埋設されると共に、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されたことを特徴とする請求項3記載の個人認証システム。
- 前記対応関係格納手段は、前記登録対応関係を、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類格納し、
前記判定手段は、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手段を有し、
前記条件判定手段により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の個人認証システム。 - 前記所定条件は、環境的条件を含むことを特徴とする請求項5記載の個人認証システム。
- 前記所定条件は、時間的条件を含むことを特徴とする請求項5または6記載の個人認証システム。
- ID情報の記録された記録媒体から複数の読取り装置のいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するID情報取得手順と、
前記ID情報取得手順にて取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が、予め定められた登録ID情報と読取り装置との対応関係である登録対応関係に合致するか否かを判定する判定手順とを有し、
前記判定手順での判定結果に基づいて個人認証を行うようにしたことを特徴とする個人認証方法。 - 前記判定手順は、前記ID情報取得手順にて取得されたID情報が登録ID情報に一致するか否かを判定する第一の判定手順と、
前記取得されたID情報が前記登録ID情報に一致するとの判定が前記第一の判定手順にてなされたときに、前記取得されたID情報を読み取った読取り装置が前記登録対応関係にて決まる前記取得されたID情報に一致した登録ID情報に対応する読取り装置に一致するか否かを判定する第二の判定手順とを有することを特徴とする請求項8記載の個人認証方法。 - 前記ID情報取得手順は、ID情報の記録された記録媒体としての非接触式ICカードから複数の読取り装置としての非接触式ICカードリーダのいずれかにて読み取られた前記ID情報を取得するようにした請求項8または9記載の個人認証方法。
- 前記登録対応関係が、読取り装置に対する記録媒体の読取り操作を行う者が認識し得る所定条件の内容に応じて複数種類用意され、
前記判定手順は、前記複数の読取り装置のいずれかにて記録媒体から前記ID情報が読み取られる際における前記所定条件の内容を判定する条件判定手順を有し、
前記条件判定手順により判定された前記所定条件の内容に対応する種類の前記登録対応関係を用いるようにしたことを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の個人認証方法。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載された個人認証システムと、
前記個人認証システムにおいて、前記取得されたID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係が前記対応関係格納手段に格納された登録対応関係に合致したとの判定が前記判定手段にてなされたときに、施錠された錠を解錠する解錠制御手段とを有することを特徴とするセキュリティシステム。 - ID情報の記録がなされた記録媒体から前記ID情報の読取りを行う複数の読取り装置を備え、
前記複数の読取り装置のそれぞれは、前記記録媒体から読み取ったID情報をID情報とそのID情報を読み取った読取り装置との対応関係に基づいて認証処理を行うシステムに供給するようにしたことを特徴とするID情報読取りシステム。 - 前記複数の読取り装置のそれぞれは、記録媒体としての非接触式ICカードから前記ID情報を読み取る非接触式ICカードリーダとなることを特徴とする請求項13記載のID情報読取りシステム。
- 読取りエリア表示のなされたリーダ埋設部を有し、
前記複数の非接触式ICカードリーダは、前記リーダ埋設部に埋設され、前記読取りエリア表示を目安にした異なる位置で非接触式ICカードからID情報の読取りが可能となるように配置されたことを特徴とする請求項14記載のID情報読取りシステムシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002306934A JP2004145437A (ja) | 2002-10-22 | 2002-10-22 | 個人認証システム及び方法、セキュリティシステム並びにid情報読取りシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002306934A JP2004145437A (ja) | 2002-10-22 | 2002-10-22 | 個人認証システム及び方法、セキュリティシステム並びにid情報読取りシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004145437A true JP2004145437A (ja) | 2004-05-20 |
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|---|---|
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006134147A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Toppan Forms Co Ltd | 非接触照合システム |
| JP2007012051A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 電子システムでの部品の互換性のワイヤレス監視 |
| JP2009199411A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Toppan Printing Co Ltd | 認証システム及び方法 |
| US7737847B2 (en) | 2005-06-30 | 2010-06-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Wireless monitoring for an electronics system |
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-
2002
- 2002-10-22 JP JP2002306934A patent/JP2004145437A/ja active Pending
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