JP2004146644A - コイル部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】巻線11を巻回したドラム状のコア12と、巻線11と接続した端子13とを備え、端子13は、巻線11を絡げる絡げ部14と、コア12の下面に配置する実装部15とを有し、端子13の絡げ部14は、2つの端部16をコ字形状に連接して形成するとともに、2つの端部16を実装部15に連接して形成した構成である。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器等に用いるコイル部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来のコイル部品について図面を参照しながら説明する。
【0003】
図6は従来のコイル部品の斜視図、図7は同コイル部品の下面図、図8は同コイル部品の断面図、図9は同コイル部品の半田接続前の斜視図である。
【0004】
図6〜図9において、従来のコイル部品は、実装部品であって、巻線1を巻回したドラム状のコア2と、巻線1と接続した端子3とを備えている。この端子3には、巻線1を絡げて接続する絡げ部4と、コア2の下面に配置する実装部5とを設けており、絡げ部4は、実装部5に連接させ、実装部5から水平方向に突出させるとともに、上方に折曲させるように形成している。
【0005】
絡げ部4では、一般的な接続方法として、巻線1を絡げた絡げ部4に溶融させた半田6を塗布し固化させる、ディップ半田塗布方法のような半田接続方法を用いている。
【0006】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平3−241708号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、一般に用いられる半田接続方法によって、絡げ部4に絡げた巻線1と絡げ部4とを接続する際、溶融した半田6が絡げ部4を被覆するだけでなく、絡げ部4に連接された実装部5まで伝わって流れ、実装部5において固化する場合がある。
【0009】
このような場合、実装部5において固化した半田の厚み分だけ、実装部5の厚みが厚くなり、低背化を図ることができないという問題点を有していた。
【0010】
特に、近年では、高さ方向の厚みを1.0mm以下にすることが必要となっており、数百μm程度の厚みしかない端子の実装部5に対して、実装部5に付着する半田6の厚みを薄くすることは非常に重要な点となっている。
【0011】
本発明は上記問題点を解決し、一般的な半田接続方法を用いても、端子の実装部に付着する半田の厚みを非常に抑制し低背化を図れるコイル部品を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
【0013】
本発明の請求項1記載の発明は、特に、端子には、巻線を絡げる絡げ部と、コアの下面に配置する実装部とを設け、前記絡げ部は、2つの端部をコ字形状に連接して形成するとともに、2つの前記端部を前記実装部に連接して形成した構成である。
【0014】
上記構成により、実装部に連接された絡げ部は、2つの端部をコ字形状に連接して形成するので、一般的な半田接続方法を用いた場合、半田は絡げ部のコ字形状に沿うように伝わり、2つの端部に向かって流れていく。
【0015】
すなわち、コ字形状に沿うように2つの端部に向かって半田が流れていく途中で半田を固化させることができ、実装部まで伝わる半田を抑制して半田の厚み分だけ低背化を図ることができる。
【0016】
本発明の請求項2記載の発明は、特に、2つの端部間の中央部に突起部を設けるとともに、前記突起部において巻線と端子とを接続した構成である。
【0017】
上記構成により、突起部において巻線と端子とを接続するので、接続を容易にすることができるとともに、半田を突起部から2つの端部に向かって円滑に流れやすくし、巻線が被覆されない部分ができたりすることもなく、接続信頼性を向上できる。
【0018】
本発明の請求項3記載の発明は、特に、2つの端部間に突起部を設けるとともに、前記突起部は、実装部の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部までの距離が最大となる部分に設けた構成である。
【0019】
上記構成により、突起部から2つの端部までの距離を長くすることができ、絡げ部において半田を固化させやすくし、実装部まで伝わる半田を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0020】
本発明の請求項4記載の発明は、特に、絡げ部に絡げた巻線にレーザを照射して巻線と端子とを接続した構成である。
【0021】
上記構成により、絡げ部に絡げた巻線にレーザを照射するので、レーザが照射された部分だけ半田をスポット的に溶融できるとともに、レーザの照射されない部分における温度の上昇を抑制できるので、半田によって巻線の的確に被覆し、かつ、実装部まで伝わる半田を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0022】
本発明の請求項5記載の発明は、特に、絡げ部を上方に折曲した構成である。
【0023】
上記構成により、水平方向の小型化を図るだけでなく、絡げ部で固化された半田の厚み分だけ低背化ができなくなることを抑制し、確実に低背化を図ることができる。
【0024】
本発明の請求項6記載の発明は、特に、実装部の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部までの最大距離よりも、前記絡げ部の2つの端部間距離を大きくした構成である。
【0025】
上記構成により、水平方向の小型化をより図るだけでなく、突起部から2つの端部までの距離を長くすることができ、絡げ部において半田を固化させやすくし、実装部まで伝わる半田を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0026】
本発明の請求項7記載の発明は、絡げ部と対向する実装部に切欠部を設けた構成である。
【0027】
上記構成により、半田が絡げ部のコ字形状に沿わずに、直接、実装部に付着しそうになっても、切欠部によって半田の付着を抑制できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を用いて、本発明の全請求項に記載のコイル部品について図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施の形態におけるコイル部品の絡げ部折曲前の下面図、図2は同コイル部品の斜視図、図3は同コイル部品の下面図、図4は同コイル部品の断面図、図5は同コイル部品の半田接続前の斜視図である。
【0030】
図1〜図5において、本発明の一実施の形態におけるコイル部品は、外径が4mm、高さが1mm程度であって、巻線11を巻回したドラム状のコア12と、巻線11と接続した端子13とを備え、端子13は、厚みが100μm程度であって、巻線11を絡げる絡げ部14と、コア12の下面に配置する実装部15とを有している。
【0031】
端子13の絡げ部14に絡げた巻線11にはレーザを照射して、予め端子13に塗布された半田19を溶融させ巻線11と端子13とを接続するとともに、実装部15とコア12の下面との間には接着剤を塗布して端子13とコア12とを接着固定している。
【0032】
端子13の絡げ部14は、2つの端部16をコ字形状に連接して形成するとともに、2つの端子16を実装部15に連接して形成しており、かつ、コア12の上方に向かって折曲している。
【0033】
この2つの端部16間の中央部には突起部17を設けるとともに、この突起部17において巻線11と端子13とを接続している。特に、突起部17は、実装部15の最外周縁(図1に示す点線部分)の一点から、この一点における法線(A)と交差した絡げ部14までの距離(W1)が最大となる部分に設けている。
【0034】
また、2つの端部16間距離(T)(2mm程度)は、実装部15の最外周縁の一点から、この一点における法線(A)と交差した絡げ部14までの最大の距離(W1)よりも大きくしている。
【0035】
さらに、端子13の実装部15には、絡げ部14と対向する位置に切欠部18を設けている。この切欠部18はコア12の中心に向かって一定の深さ(W2)を有している。
【0036】
上記構成のコイル部品について以下その動作を説明する。
【0037】
上記構成のコイル部分では、実装部15に連接された絡げ部14は、2つの端部16をコ字形状に連接して形成するので、ディップ半田接続方法等の一般的な半田接続方法を用いた場合、半田19は絡げ部14のコ字形状に沿うように伝わり、2つの端部16に向かって流れていく。
【0038】
すなわち、コ字形状に沿うように2つの端部16に向かって半田19が流れていく途中で半田19を固化させることができ、実装部15まで伝わる半田19を抑制して半田19の厚み分だけ低背化を図ることができる。例え、半田19が絡げ部14のコ字形状に沿わずに、直接、実装部15に付着しそうになっても、切欠部18によって半田19の付着を抑制できる。
【0039】
特に、実装部15の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部14までの最大距離よりも、絡げ部14の2つの端部16間距離を大きくしているので、水平方向の小型化を図れるとともに、突起部17から2つの端部16までの距離を長くすることができ、絡げ部14において半田19を固化させやすくし、実装部15まで伝わる半田19を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0040】
また、2つの端部16間に突起部17を設けるとともに、この突起部17において巻線11と端子13とを接続しているので、接続を容易にすることができるとともに、半田19を突起部17から2つの端部16に向かって円滑に流れやすくし、巻線11が被覆されない部分ができたりすることもなく、接続信頼性を向上できる。
【0041】
特に、突起部17は、実装部15の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部14までの距離が最大となる部分に設けているので、突起部17から2つの端部16までの距離を長くすることができ、絡げ部14において半田19を固化させやすくし、実装部15まで伝わる半田19を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0042】
さらに、絡げ部14を上方に折曲しているので、水平方向の小型化を図れるとともに、絡げ部14で固化された半田19の厚み分だけ低背化ができなくなることを抑制し、確実に低背化を図ることができる。
【0043】
そして、半田接続では、一般的な半田接続ではなく、絡げ部14に絡げた巻線11にレーザを照射して接続するものであって、レーザが照射された部分だけ半田19をスポット的に溶融できるとともに、レーザの照射されない部分における温度の上昇を抑制できるので、半田19によって巻線11を的確に被覆し、かつ、実装部15まで伝わる半田19を的確に抑制して低背化を図ることができる。
【0044】
このように本発明の一実施の形態によれば、ディップ半田接続方法等の一般的な半田接続方法を用いた場合でも、半田19がコ字形状に沿うように2つの端部16に向かって流れていく途中で固化させることができ、実装部15まで伝わる半田19を抑制して半田19の厚み分だけ低背化を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、実装部に連接された絡げ部は、2つの端部をコ字形状に連接して形成しているので、一般的な半田接続方法を用いた場合でも、半田は絡げ部のコ字形状に沿うように2つの端部に向かって流れていく途中で固化させることができ、実装部まで伝わる半田を抑制して半田の厚み分だけ低背化を図れるコイル部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコイル部品の絡げ部折曲前の下面図
【図2】同コイル部品の斜視図
【図3】同コイル部品の下面図
【図4】同コイル部品の断面図
【図5】同コイル部品の半田接続前の斜視図
【図6】従来のコイル部品の斜視図
【図7】同コイル部品の下面図
【図8】同コイル部品の断面図
【図9】同コイル部品の半田接続前の斜視図
【符号の説明】
11 巻線
12 コア
13 端子
14 絡げ部
15 実装部
16 端部
17 突起部
18 切欠部
19 半田
Claims (7)
- 巻線を巻回したコアと、前記巻線と接続した端子とを備え、前記端子には、前記巻線を絡げる絡げ部と、前記コアの下面に配置する実装部とを設け、前記絡げ部は、2つの端部をコ字形状に連接して形成するとともに、2つの前記端部を前記実装部に連接して形成したコイル部品。
- 2つの端部間の中央部に突起部を設けるとともに、前記突起部において巻線と端子とを接続した請求項1記載のコイル部品。
- 2つの端部間に突起部を設けるとともに、前記突起部は、実装部の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部までの距離が最大となる部分に設けた請求項1記載のコイル部品。
- 絡げ部に絡げた巻線にレーザを照射して巻線と端子とを接続した請求項1記載のコイル部品。
- 絡げ部を上方に折曲した請求項1記載のコイル部品。
- 実装部の最外周縁の一点から、この一点における法線と交差した絡げ部までの最大距離よりも、前記絡げ部の2つの端部間距離を大きくした請求項1記載のコイル部品。
- 絡げ部と対向する実装部に切欠部を設けた請求項1記載のコイル部品。
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| JP2002310760A JP3960196B2 (ja) | 2002-10-25 | 2002-10-25 | コイル部品 |
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