JP2004152013A - 火災表示器 - Google Patents
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Abstract
【課題】住居外で火災感知器の作動を視認できる火災表示器に関するものであり、表示灯の点灯を正面以外の場所からでも素早く確認することができること、また、表示灯の破損を防止すること。
【解決手段】住居外の取付面に取り付けられる筐体と、該筐体の前面に設けられた前面開口部と、該前面開口部から筐体の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部と、該収納部内に設けられた発光手段と、前面開口部に露出して取り付けられ、発光手段からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体外部に放出する表示窓を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】住居外の取付面に取り付けられる筐体と、該筐体の前面に設けられた前面開口部と、該前面開口部から筐体の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部と、該収納部内に設けられた発光手段と、前面開口部に露出して取り付けられ、発光手段からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体外部に放出する表示窓を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、住居外で火災感知器の作動を視認できる火災表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、集合住宅等において、どの住居の火災感知器が作動しているかを住居外から容易に発見できるようにするため、住居の玄関口近傍等の外壁に取り付けられる火災表示器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭55−134689号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記火災表示器は、本体に表示灯が設けられ、扉に透光性の表示カバーが露出して設けられ、表示灯は表示カバー内に位置している。そのため、表示灯は、表示カバーの前面のみならず側面にも発光することができる。しかしながら、表示灯の光は、多少は側方方向(上下左右方向)に漏れるとしても、そのほとんどが前方方向に集中して放出するように設計されているため、表示カバーの側面への発光は非常に少なくなる。そのため、住居内の火災感知器が発報した場合、火災表示器の正面まで来ないと表示灯の点灯が明確に確認しにくく、正面以外のところから表示灯の点灯が確認しにくいという問題があった。特に、集合住宅の各住居玄関にそれぞれ取り付けられた場合など、多数の火災表示器が隣接して設置してある場合については、住居玄関前の狭い共用通路から表示灯の点灯を確認することになるため、通路に面した住居の全ての火災表示器を一度に確認するような場合には火災表示器を正面よりかなりはずれた斜め方向から目視することになり、発報状態の火災表示器を遠くから確認しにくいという問題も生じる。
【0005】
また、表示カバーは扉から露出して設けられているため、外部からの衝撃が加わりやすく、この衝撃により破損すると、表示灯も破損しやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、住居外で火災感知器の作動を視認できる火災表示器に関するものであり、表示灯の点灯を正面以外の場所からでも素早く確認することができること、また、表示灯の破損を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、住居外の取付面に取り付けられる筐体と、該筐体の前面に設けられた前面開口部と、該前面開口部から筐体の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部と、該収納部内に設けられた発光手段と、前面開口部に露出して取り付けられ、発光手段からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体外部に放出する表示窓を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、発光手段は、該発光手段のリード端子が高さ調整手段内を挿通されて、筐体の内部に収容された回路基板に取付固定されることで、収納部内に位置するように設けられることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1〜図8に基づいて説明する。図1は火災表示器の概略正面図であり、図2は火災表示器の概略平面図であり、図3は火災表示器の概略右側面図であり、図4は火災表示器の概略背面図であり、図5は図1のA−A線概略断面図であり、火災表示器を壁面に取り付けた状態を示し、図6は図1のB−B線概略断面図であり、図7は表示窓の概略背面図であり、また、図8は図7の概略断面図である。
【0010】
火災表示器100は、住居外の取付面の一例としての壁面1(図5参照)に取り付けられる筐体10と、該筐体10の前面に設けられた前面開口部14と、該前面開口部14から筐体10の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部15と、該収納部15内に設けられた発光手段の一例としてのLED20と、前面開口部14に露出して取り付けられ、LED20からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体10外部に放出する表示窓30を備えている。
【0011】
筐体10は、本体11と、本体11の外周に設けられた枠体12と、該枠体12に開閉自在に取り付けられる扉13とを備えている。
【0012】
本体11は、樹脂等により前面側および背面側を開口した略箱型に形成され、その前面側の開口から外周方向(上下左右方向)に延出された枠体12を備えている。枠体12は、樹脂等により略鍔状に形成され、扉13を開閉自在に取り付けるための扉取付部12Aと、該枠体12自身を壁面1に設けられたアウトレットボックス2に固着するための枠体取付部(図示せず)と、扉13を閉止するためのネジ受け部(図示せず)が設けられている。
【0013】
また、本体11の内部には、回路基板40が収容されている。この回路基板40は、本体11の背面内面に設けられた段部に当接してネジ止め等の固定手段により取付固定されており、この回路基板40の背面側には、住居内に設けられた火災感知器からの信号線等のケーブルを結線するための端子板(図示せず)が取付固定されており、また、この回路基板40の前面側には、火災感知器が作動すると点灯するLED20が取付固定されている。
【0014】
このLED20は、扉13に設けられた収納部15内に位置するように、回路基板40に取付固定されている。この場合、LED20の回路基板40からの突出する高さを規定する高さ調整手段の一例であるチューブ25を使用して、LED20のリード端子21がチューブ25内を挿通されて、半田付け等により回路基板40に取付固定されることで、LED20は扉13に設けられた収納部15内に位置している。このチューブ25は、樹脂等によりLED20の外径よりも小さい外径の略円筒状に形成されており、LED20の背面と回路基板40の前面とに当接して、その間隔を規定している。
【0015】
扉13は、樹脂等により背面側を開口した略箱型に形成され、この扉13の右上端部および右下端部には、枠体12の扉取付部12Aに係合するヒンジ13Aが一体に設けられている。これにより、扉13は枠体12の内側に、本体11の前面側を開閉自在に取り付けられる。また、扉13左中央部にネジ孔(図示せず)が形成されており、このネジ孔(図示せず)にネジ(図示せず)を挿入し、枠体12のネジ受け部(図示せず)に螺合することにより、扉13を閉止することができる。
【0016】
また、扉13には、本体11内のLED20に対向する部分に表示窓30が取り付けられる略長方形状の前面開口部14が設けられており、また、前面開口部14から筐体10の背面方向に立設された収納部15が設けられている。この収納部15は、図5に示すように、前面開口部14の上側開口縁および下側開口縁から筐体10の背面方向に略垂直に立設された上側面15Uおよび下側面15Dと、図6に示すように、前面開口部14の左側開口縁および右側開口縁から筐体10の背面方向であって前面開口部14の中心方向に略テーパ状に立設された左側面15Lおよび右側面15Rとにより形成され、前面側および背面側を開口した略斬頭四角錐状であり、この収納部15内にはLED20が位置している。
【0017】
この収納部15は、LED20の放出光を前面開口部14側に誘導するものであり、LED20からの側方方向(上下左右方向)の放出光は、それぞれ収納部15の上下左右側面に入反射して、前面開口部14側に導かれる。
【0018】
ここで、LED20からの放出光は、そのほとんどが前方方向に集中して放出するように設計されているが、多少は側方方向に放出される。LEDの様々な種類により多少の違いはあるが、最大で前方に対して180゜方向まで放出される。そのため、収納部15の左右方向をテーパ状とすることで、テーパ状としない場合と比較して、LED20の左右方向からの放出光が、収納部15の左側面15Lおよび右側面15Rとにより入反射する回数を少なくして、減衰の少ない光量で前面開口部14側に導かれ、前面開口部14側に直接放出される前方方向からの放出光のみならず、多量の放出光を前面開口部14側に導くことができる。
【0019】
なお、収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dも、前面開口部14の上側開口縁および下側開口縁から筐体10の背面方向であって前面開口部14の中心方向に略テーパ状に立設してもよく、収納部15の上下方向もテーパ状とすることで、LED20の側方方向(上下左右方向)からの放出光を、収納部15の上下左右側面で入反射させて、減衰の少ない光量で前面開口部14側に導くことができ、より多量の放出光を前面開口部14側に導くことができる。
【0020】
表示窓30は、図7および図8に示すように前面30Fと左側面30Lと右側面30Rと上側面30Uと下側面30Dとを備え、透光性を有する樹脂により背面側を開口した略斬頭四角錐状に形成される。また上側面30Uおよび下側面30Dから延出形成された断面略フック状の係止部30Aを備え、この係止部30Aが収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dの背面側に係止して、前面開口部14に露出して取り付けられ、図3に示すように表示窓30は、筐体10を側面方向から見て十分に見える程度に筐体10の前面から突出する。この表示窓30の内面全面には、光を拡散するための光拡散手段31が設けてあり、光拡散手段31としてこの場合は、上側面30Uと下側面30Dと左側面30Lおよび右側面30Rのそれぞれの内面には断面略山形状の縦溝31Aが形成され、前面30Fの内面には略山形状の凹凸部31Bが形成されている。収納部15により前面開口部14(表示窓30)に誘導されたLED20の放出光は、光拡散手段31により前方、側方方向(上下左右方向)、斜め方向等の四方八方に拡散して表示窓30を透過し、筐体10外部に放出される。これにより発報表示がなされ、LED20から放出する点灯光が発報表示として住居外の人に光により住居内の非常状態を知らせる。
【0021】
なお、光拡散手段31として、表示窓30の内面全面に設けられた複数段状やフルネルレンズ状の光拡散手段や、表示窓30に配合された例えばシリカ等の拡散性微粒子であってもよい。また、光拡散手段31を前方、横(左右)方向のみに設けて、光が前方、横(左右)方向にのみ拡散するように構成してもよい。
【0022】
次に、火災表示器100の組立方法を説明する。まず、端子板(図示せず)を回路基板40の背面側に半田付け等により接続固定し、また、チューブ25内にLED20のリード端子21を挿通し、チューブ25をLED20の背面と回路基板40の前面とに当接させ、LED20を回路基板40の前面側に半田付け等により接続固定する。次に、回路基板40をネジ等の固定手段(図示せず)により本体11の背面内面の段部に当接させ固定する。そして、表示窓30の係止部30Aを扉13の前面開口部14内に挿通して収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dの背面側に係止させて、表示窓30を扉13に取り付ける。さらに、扉13のヒンジ13Aを枠体12の扉取付部12Aに圧入して、扉13を枠体12に開閉自在に取り付ける。
【0023】
このようにして組み立てられた火災表示器100を、本体11の背面側にある端子板(図示せず)に、住居内からアウトレットボックス2内に導出された信号線等のケーブルを接続して、そして図5に示すように、枠体12の枠体取付部(図示せず)にネジを挿通し、アウトレットボックス2にネジ止めして壁面1に取り付け、ついで、扉13のネジ孔(図示せず)にネジ(図示せず)を挿入して、枠体12のネジ受け部(図示せず)でネジ止めして、閉扉する。
【0024】
上記構成の火災表示器100は、住居内の火災感知器からの火災信号を受けると、LED20が点灯する。LED20の光は、前方へ放出された光が直接表示窓30に到達して、また、側方へ放出された光が収納部15により表示窓30に誘導されて、光拡散手段31により前方、側方方向(上下左右方向)、斜め方向等の四方八方に拡散して表示窓30を透過し、筐体10外部に放出される。これにより発報表示がなされ、LED20から放出する点灯光が発報表示として住居外の人に光により住居内の非常状態を知らせる。
【0025】
かかる火災表示器100にあっては、LED20を収納部15内に位置させるのに、LED20のリード端子21をチューブ25内に挿通して、LED20を回路基板40に取付固定して、回路基板40を本体11の背面内面にネジ止めにて取付固定したので、簡易な構成でLED20を収納部15内に位置させることができ、表示窓30に近い位置にLED20を配設することで、発報表示の光を明るく点灯することができる。また、筐体11から露出した表示窓30が外部衝撃等により破損したとしても、LED20は表示窓30内に位置していないのでその衝撃の影響を受けにくく、仮に受けたとしても、LED20と回路基板40は直接当接して接続固定されておらずリード端子21を介して接続固定されているため、LED20の弾性を有するリード端子21がその衝撃を吸収する役目を果たすので、破損しにくい。
【0026】
また、表示窓30の内面全面に光拡散手段31を設けることにより、発報表示となるLED20の光を、前方だけでなく側方方向(上下左右方向)、斜め方向にも拡散放出するようにしたので、横(左右)方向や上下方向や斜め方向からも光が明確に確認でき、集合住宅の共用通路のような場所からでも発報している火災表示器100を遠くから素早く確認することができると共に、火災表示器100を人の目線よりやや高い位置や低い位置に設置したとしてもどの方向からでも明確に警報表示の光を確認できる。また、収納部15によりLED20の光を表示窓30に集中させることができ、特に収納部15をテーパ状とすることで、LED20の側方方向からの放出光を減衰の少ない光量で表示窓30に誘導することができ、LED20のような小光源の発光手段の光でも十分明るい状態で拡散放出して点灯光が見た目に目立つようにすることができる。
【0027】
なお、収納部のテーパ状の面にメッキ塗装等を施すなどして、光の反射効率を上げるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
発光手段はテーパ状に形成された収納部内に設けられるので、発光手段の前方方向の光のみならず、発光手段の側方方向の光も減衰の少ない光量で表示窓に誘導され、表示窓に到達する全体の光量が増加する。また、表示窓の光拡散手段により、表示窓に放出された光を前方および側方(上下左右)方向に光拡散する。そのため、発光手段の点灯を正面以外の場所からでも素早く確認することができる。
【0029】
また、発光手段は、該発光手段のリード端子が高さ調整手段内を挿通されて、筐体内に収容された回路基板に取付固定されることで、収納部内に位置する。そのため、簡易な構成で発光素子を収納部内に位置決めすることができる。また、発光手段に外部からの衝撃が加わりにくく発光手段の破損を防止するとともに、発光手段に外部からの衝撃が加わったとしても、リード端子の弾性によりその衝撃を吸収して、発光手段の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、火災表示器の概略正面図である。
【図2】火災表示器の概略平面図である。
【図3】火災表示器の概略右側面図である。
【図4】火災表示器の概略背面図である。
【図5】図1のA−A線概略断面図であり、火災表示器を壁面に取り付けた状態を示す図である。
【図6】図1のB−B線概略断面図である。
【図7】表示窓の概略背面図である。
【図8】図7の概略断面図である。
【符号の説明】
10 筐体
14 前面開口部
15 収納部
20 LED(発光手段)
30 表示窓
100 火災表示器
【発明の属する技術分野】
この発明は、住居外で火災感知器の作動を視認できる火災表示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、集合住宅等において、どの住居の火災感知器が作動しているかを住居外から容易に発見できるようにするため、住居の玄関口近傍等の外壁に取り付けられる火災表示器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭55−134689号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記火災表示器は、本体に表示灯が設けられ、扉に透光性の表示カバーが露出して設けられ、表示灯は表示カバー内に位置している。そのため、表示灯は、表示カバーの前面のみならず側面にも発光することができる。しかしながら、表示灯の光は、多少は側方方向(上下左右方向)に漏れるとしても、そのほとんどが前方方向に集中して放出するように設計されているため、表示カバーの側面への発光は非常に少なくなる。そのため、住居内の火災感知器が発報した場合、火災表示器の正面まで来ないと表示灯の点灯が明確に確認しにくく、正面以外のところから表示灯の点灯が確認しにくいという問題があった。特に、集合住宅の各住居玄関にそれぞれ取り付けられた場合など、多数の火災表示器が隣接して設置してある場合については、住居玄関前の狭い共用通路から表示灯の点灯を確認することになるため、通路に面した住居の全ての火災表示器を一度に確認するような場合には火災表示器を正面よりかなりはずれた斜め方向から目視することになり、発報状態の火災表示器を遠くから確認しにくいという問題も生じる。
【0005】
また、表示カバーは扉から露出して設けられているため、外部からの衝撃が加わりやすく、この衝撃により破損すると、表示灯も破損しやすいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、住居外で火災感知器の作動を視認できる火災表示器に関するものであり、表示灯の点灯を正面以外の場所からでも素早く確認することができること、また、表示灯の破損を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、住居外の取付面に取り付けられる筐体と、該筐体の前面に設けられた前面開口部と、該前面開口部から筐体の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部と、該収納部内に設けられた発光手段と、前面開口部に露出して取り付けられ、発光手段からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体外部に放出する表示窓を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、発光手段は、該発光手段のリード端子が高さ調整手段内を挿通されて、筐体の内部に収容された回路基板に取付固定されることで、収納部内に位置するように設けられることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1〜図8に基づいて説明する。図1は火災表示器の概略正面図であり、図2は火災表示器の概略平面図であり、図3は火災表示器の概略右側面図であり、図4は火災表示器の概略背面図であり、図5は図1のA−A線概略断面図であり、火災表示器を壁面に取り付けた状態を示し、図6は図1のB−B線概略断面図であり、図7は表示窓の概略背面図であり、また、図8は図7の概略断面図である。
【0010】
火災表示器100は、住居外の取付面の一例としての壁面1(図5参照)に取り付けられる筐体10と、該筐体10の前面に設けられた前面開口部14と、該前面開口部14から筐体10の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部15と、該収納部15内に設けられた発光手段の一例としてのLED20と、前面開口部14に露出して取り付けられ、LED20からの光を前方および側方方向に光拡散して筐体10外部に放出する表示窓30を備えている。
【0011】
筐体10は、本体11と、本体11の外周に設けられた枠体12と、該枠体12に開閉自在に取り付けられる扉13とを備えている。
【0012】
本体11は、樹脂等により前面側および背面側を開口した略箱型に形成され、その前面側の開口から外周方向(上下左右方向)に延出された枠体12を備えている。枠体12は、樹脂等により略鍔状に形成され、扉13を開閉自在に取り付けるための扉取付部12Aと、該枠体12自身を壁面1に設けられたアウトレットボックス2に固着するための枠体取付部(図示せず)と、扉13を閉止するためのネジ受け部(図示せず)が設けられている。
【0013】
また、本体11の内部には、回路基板40が収容されている。この回路基板40は、本体11の背面内面に設けられた段部に当接してネジ止め等の固定手段により取付固定されており、この回路基板40の背面側には、住居内に設けられた火災感知器からの信号線等のケーブルを結線するための端子板(図示せず)が取付固定されており、また、この回路基板40の前面側には、火災感知器が作動すると点灯するLED20が取付固定されている。
【0014】
このLED20は、扉13に設けられた収納部15内に位置するように、回路基板40に取付固定されている。この場合、LED20の回路基板40からの突出する高さを規定する高さ調整手段の一例であるチューブ25を使用して、LED20のリード端子21がチューブ25内を挿通されて、半田付け等により回路基板40に取付固定されることで、LED20は扉13に設けられた収納部15内に位置している。このチューブ25は、樹脂等によりLED20の外径よりも小さい外径の略円筒状に形成されており、LED20の背面と回路基板40の前面とに当接して、その間隔を規定している。
【0015】
扉13は、樹脂等により背面側を開口した略箱型に形成され、この扉13の右上端部および右下端部には、枠体12の扉取付部12Aに係合するヒンジ13Aが一体に設けられている。これにより、扉13は枠体12の内側に、本体11の前面側を開閉自在に取り付けられる。また、扉13左中央部にネジ孔(図示せず)が形成されており、このネジ孔(図示せず)にネジ(図示せず)を挿入し、枠体12のネジ受け部(図示せず)に螺合することにより、扉13を閉止することができる。
【0016】
また、扉13には、本体11内のLED20に対向する部分に表示窓30が取り付けられる略長方形状の前面開口部14が設けられており、また、前面開口部14から筐体10の背面方向に立設された収納部15が設けられている。この収納部15は、図5に示すように、前面開口部14の上側開口縁および下側開口縁から筐体10の背面方向に略垂直に立設された上側面15Uおよび下側面15Dと、図6に示すように、前面開口部14の左側開口縁および右側開口縁から筐体10の背面方向であって前面開口部14の中心方向に略テーパ状に立設された左側面15Lおよび右側面15Rとにより形成され、前面側および背面側を開口した略斬頭四角錐状であり、この収納部15内にはLED20が位置している。
【0017】
この収納部15は、LED20の放出光を前面開口部14側に誘導するものであり、LED20からの側方方向(上下左右方向)の放出光は、それぞれ収納部15の上下左右側面に入反射して、前面開口部14側に導かれる。
【0018】
ここで、LED20からの放出光は、そのほとんどが前方方向に集中して放出するように設計されているが、多少は側方方向に放出される。LEDの様々な種類により多少の違いはあるが、最大で前方に対して180゜方向まで放出される。そのため、収納部15の左右方向をテーパ状とすることで、テーパ状としない場合と比較して、LED20の左右方向からの放出光が、収納部15の左側面15Lおよび右側面15Rとにより入反射する回数を少なくして、減衰の少ない光量で前面開口部14側に導かれ、前面開口部14側に直接放出される前方方向からの放出光のみならず、多量の放出光を前面開口部14側に導くことができる。
【0019】
なお、収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dも、前面開口部14の上側開口縁および下側開口縁から筐体10の背面方向であって前面開口部14の中心方向に略テーパ状に立設してもよく、収納部15の上下方向もテーパ状とすることで、LED20の側方方向(上下左右方向)からの放出光を、収納部15の上下左右側面で入反射させて、減衰の少ない光量で前面開口部14側に導くことができ、より多量の放出光を前面開口部14側に導くことができる。
【0020】
表示窓30は、図7および図8に示すように前面30Fと左側面30Lと右側面30Rと上側面30Uと下側面30Dとを備え、透光性を有する樹脂により背面側を開口した略斬頭四角錐状に形成される。また上側面30Uおよび下側面30Dから延出形成された断面略フック状の係止部30Aを備え、この係止部30Aが収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dの背面側に係止して、前面開口部14に露出して取り付けられ、図3に示すように表示窓30は、筐体10を側面方向から見て十分に見える程度に筐体10の前面から突出する。この表示窓30の内面全面には、光を拡散するための光拡散手段31が設けてあり、光拡散手段31としてこの場合は、上側面30Uと下側面30Dと左側面30Lおよび右側面30Rのそれぞれの内面には断面略山形状の縦溝31Aが形成され、前面30Fの内面には略山形状の凹凸部31Bが形成されている。収納部15により前面開口部14(表示窓30)に誘導されたLED20の放出光は、光拡散手段31により前方、側方方向(上下左右方向)、斜め方向等の四方八方に拡散して表示窓30を透過し、筐体10外部に放出される。これにより発報表示がなされ、LED20から放出する点灯光が発報表示として住居外の人に光により住居内の非常状態を知らせる。
【0021】
なお、光拡散手段31として、表示窓30の内面全面に設けられた複数段状やフルネルレンズ状の光拡散手段や、表示窓30に配合された例えばシリカ等の拡散性微粒子であってもよい。また、光拡散手段31を前方、横(左右)方向のみに設けて、光が前方、横(左右)方向にのみ拡散するように構成してもよい。
【0022】
次に、火災表示器100の組立方法を説明する。まず、端子板(図示せず)を回路基板40の背面側に半田付け等により接続固定し、また、チューブ25内にLED20のリード端子21を挿通し、チューブ25をLED20の背面と回路基板40の前面とに当接させ、LED20を回路基板40の前面側に半田付け等により接続固定する。次に、回路基板40をネジ等の固定手段(図示せず)により本体11の背面内面の段部に当接させ固定する。そして、表示窓30の係止部30Aを扉13の前面開口部14内に挿通して収納部15の上側面15Uおよび下側面15Dの背面側に係止させて、表示窓30を扉13に取り付ける。さらに、扉13のヒンジ13Aを枠体12の扉取付部12Aに圧入して、扉13を枠体12に開閉自在に取り付ける。
【0023】
このようにして組み立てられた火災表示器100を、本体11の背面側にある端子板(図示せず)に、住居内からアウトレットボックス2内に導出された信号線等のケーブルを接続して、そして図5に示すように、枠体12の枠体取付部(図示せず)にネジを挿通し、アウトレットボックス2にネジ止めして壁面1に取り付け、ついで、扉13のネジ孔(図示せず)にネジ(図示せず)を挿入して、枠体12のネジ受け部(図示せず)でネジ止めして、閉扉する。
【0024】
上記構成の火災表示器100は、住居内の火災感知器からの火災信号を受けると、LED20が点灯する。LED20の光は、前方へ放出された光が直接表示窓30に到達して、また、側方へ放出された光が収納部15により表示窓30に誘導されて、光拡散手段31により前方、側方方向(上下左右方向)、斜め方向等の四方八方に拡散して表示窓30を透過し、筐体10外部に放出される。これにより発報表示がなされ、LED20から放出する点灯光が発報表示として住居外の人に光により住居内の非常状態を知らせる。
【0025】
かかる火災表示器100にあっては、LED20を収納部15内に位置させるのに、LED20のリード端子21をチューブ25内に挿通して、LED20を回路基板40に取付固定して、回路基板40を本体11の背面内面にネジ止めにて取付固定したので、簡易な構成でLED20を収納部15内に位置させることができ、表示窓30に近い位置にLED20を配設することで、発報表示の光を明るく点灯することができる。また、筐体11から露出した表示窓30が外部衝撃等により破損したとしても、LED20は表示窓30内に位置していないのでその衝撃の影響を受けにくく、仮に受けたとしても、LED20と回路基板40は直接当接して接続固定されておらずリード端子21を介して接続固定されているため、LED20の弾性を有するリード端子21がその衝撃を吸収する役目を果たすので、破損しにくい。
【0026】
また、表示窓30の内面全面に光拡散手段31を設けることにより、発報表示となるLED20の光を、前方だけでなく側方方向(上下左右方向)、斜め方向にも拡散放出するようにしたので、横(左右)方向や上下方向や斜め方向からも光が明確に確認でき、集合住宅の共用通路のような場所からでも発報している火災表示器100を遠くから素早く確認することができると共に、火災表示器100を人の目線よりやや高い位置や低い位置に設置したとしてもどの方向からでも明確に警報表示の光を確認できる。また、収納部15によりLED20の光を表示窓30に集中させることができ、特に収納部15をテーパ状とすることで、LED20の側方方向からの放出光を減衰の少ない光量で表示窓30に誘導することができ、LED20のような小光源の発光手段の光でも十分明るい状態で拡散放出して点灯光が見た目に目立つようにすることができる。
【0027】
なお、収納部のテーパ状の面にメッキ塗装等を施すなどして、光の反射効率を上げるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】
発光手段はテーパ状に形成された収納部内に設けられるので、発光手段の前方方向の光のみならず、発光手段の側方方向の光も減衰の少ない光量で表示窓に誘導され、表示窓に到達する全体の光量が増加する。また、表示窓の光拡散手段により、表示窓に放出された光を前方および側方(上下左右)方向に光拡散する。そのため、発光手段の点灯を正面以外の場所からでも素早く確認することができる。
【0029】
また、発光手段は、該発光手段のリード端子が高さ調整手段内を挿通されて、筐体内に収容された回路基板に取付固定されることで、収納部内に位置する。そのため、簡易な構成で発光素子を収納部内に位置決めすることができる。また、発光手段に外部からの衝撃が加わりにくく発光手段の破損を防止するとともに、発光手段に外部からの衝撃が加わったとしても、リード端子の弾性によりその衝撃を吸収して、発光手段の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、火災表示器の概略正面図である。
【図2】火災表示器の概略平面図である。
【図3】火災表示器の概略右側面図である。
【図4】火災表示器の概略背面図である。
【図5】図1のA−A線概略断面図であり、火災表示器を壁面に取り付けた状態を示す図である。
【図6】図1のB−B線概略断面図である。
【図7】表示窓の概略背面図である。
【図8】図7の概略断面図である。
【符号の説明】
10 筐体
14 前面開口部
15 収納部
20 LED(発光手段)
30 表示窓
100 火災表示器
Claims (2)
- 住居外の取付面に取り付けられる筐体と、該筐体の前面に設けられた前面開口部と、該前面開口部から前記筐体の背面方向に立設されてテーパ状に形成された収納部と、該収納部内に設けられた発光手段と、前記前面開口部に露出して取り付けられ、前記発光手段からの光を前方および側方方向に光拡散して前記筐体外部に放出する表示窓を備えたことを特徴とする火災表示器。
- 前記発光手段は、該発光手段のリード端子が高さ調整手段内を挿通されて、前記筐体の内部に収容された回路基板に取付固定されることで、前記収納部内に位置するように設けられることを特徴とする請求項1記載の火災表示器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002316488A JP2004152013A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 火災表示器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002316488A JP2004152013A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 火災表示器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004152013A true JP2004152013A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32460182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002316488A Pending JP2004152013A (ja) | 2002-10-30 | 2002-10-30 | 火災表示器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004152013A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005018174A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Yazaki Corp | ガス漏れ警報器 |
| JP2023080205A (ja) * | 2018-09-10 | 2023-06-08 | ホーチキ株式会社 | 防災システム |
-
2002
- 2002-10-30 JP JP2002316488A patent/JP2004152013A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005018174A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Yazaki Corp | ガス漏れ警報器 |
| JP2023080205A (ja) * | 2018-09-10 | 2023-06-08 | ホーチキ株式会社 | 防災システム |
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