JP2004155253A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御素子間を電気的に接続する配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることを抑制できる電動モータ駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御素子33は、制御基板31の第1及び第2の配線パターン31c、31dに電気的に接続されている。制御基板31は、周方向のほぼ全周に渡って設けられ、各制御素子33のそれぞれを共通に接地させる第1の配線パターン31cと周方向の一部分で、且つ制御基板31の貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続して設けられる非導通部37とを有している。
【選択図】 図6
【解決手段】制御素子33は、制御基板31の第1及び第2の配線パターン31c、31dに電気的に接続されている。制御基板31は、周方向のほぼ全周に渡って設けられ、各制御素子33のそれぞれを共通に接地させる第1の配線パターン31cと周方向の一部分で、且つ制御基板31の貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続して設けられる非導通部37とを有している。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータを駆動させるための駆動装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置が知られており、本出願人は、ステアリングと連結されたステアリングシャフトが電動モータを制御する制御部の制御基板に貫通して設けられた電動パワーステアリング装置を考案し、この制御基板には、ステアリングシャフトの周方向に沿って電動モータに流れる電流を制御するための複数の制御素子がそれぞれ設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特願2002−233100(第8頁第15行〜第9頁第12行、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1では、制御素子間を結ぶ制御基板の配線パターンがステアリングシャフトの全周に渡って設けられている。また、ステアリングシャフトが制御基板を貫通して設けられているため、ステアリングシャフトがアンテナの役割を果たし、例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波を集めてしまう。これにより、配線パターンに誘導起電力が発生し、配線パターンの各部分における電位差が変化してしまうため、制御素子間を結ぶ配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させてしまう。このことから、制御素子が正常に作動しなくなり、電動モータの駆動力を正確に制御することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、制御素子間を電気的に接続する配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることを抑制できる駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、通電により駆動するアクチュエータと、アクチュエータを制御するための複数の制御素子が配線パターンを介して電気的に接続され、且つシャフトが貫通される貫通孔が形成される制御基板を有する制御部とを備え、制御基板は、シャフトの外周側で、且つシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられる配線パターンと、貫通孔を形成する内周面から制御基板の外周までを連続して設けられる非導通部とを有していることを特徴としている。
【0007】
この構成により、制御基板は、シャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられる配線パターンとシャフトの貫通孔を形成する内周面から制御基板の外周までの間を連続して設けられる非導通部とを有していることから、配線パターンは、シャフトの全周に渡って導通されない。そのため、制御基板に貫通して設けられたシャフトに集められる例えば携帯電話等の電磁波や他のECU等の外部機器から発生する電磁波等によって配線パターンに誘導起電力が発生することを抑制できることから、配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制できる。これにより、配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。
【0008】
また、請求項2では、配線パターンは、複数の制御素子が共通に接地される第1の配線パターンと複数の制御素子間をそれぞれ結ぶ第2の配線パターンとから構成され、第1の配線パターンもしくは第2の配線パターンがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられることを特徴としている。
【0009】
この構成により、第1の配線パターンのみがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第1の配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。また、第2の配線パターンのみがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第2の配線パターンの各部分に電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることを抑制できる。さらに、第1及び第2の配線パターンの両方がシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第1及び第2の配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることをより抑制できる。
【0010】
また、請求項3では、アクチュエータは、シャフトを回転させる電動モータであることを特徴としている。
【0011】
この構成により、電動モータが駆動することによってシャフトを回転させることができる。
【0012】
また、請求項4では、車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に適用される駆動装置において、シャフトは、一端がステアリングと連結され、且つ他端が転舵輪側に連結されるステアリングシャフトであることを特徴としている。
【0013】
電動パワーステアリング装置に適用される駆動装置において、シャフトは、車両のステアリングと転舵輪とを連結する長大なステアリングシャフトであることから、ステアリングシャフトが例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波をより集めてしまうため、請求項1から3の構成にすることの効果が大きい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0015】
図1は、電動パワーステアリング装置1の一部の軸方向断面図である。図2は、電動パワーステアリング装置1の入力軸51及び出力軸52に沿った軸方向断面図である。図3は、図2における制御部3及び支持部材8を示す軸方向断面図である。図4の(a)は、制御部3の正面図であり、(b)は、図4(a)の側面図である。図5は、電動パワーステアリング装置1の一部の径方向断面図である。図6は、制御基板の1層目の配線パターンを示した平面図である。図7は、制御基板の2層目の配線パターンを示した平面図である。
【0016】
本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、車両の車室内に設けられ、図1及び図2に示すように、トルクセンサ2、制御部3、電動モータ4及び動力伝達部5から構成されており、トルクセンサ2と制御部3と動力伝達部5とがハウジング6及びカバー7内に設けられ、電動モータ4がヨーク49内に設けられている。
【0017】
操舵軸は、ステアリングシャフトを成し、入力軸51、出力軸52及びトーションバー53から構成されており、ベアリング11、12、13、14により支持されている。
【0018】
入力軸51は、図2に示すように、ステアリング(図示しない)に連結され、出力軸52の内周に軸受14を介して相対回転可能に設けられている。
【0019】
出力軸52は、入力軸51と同軸上に設けられ、トーションバー53を介して入力軸51と相対回転可能に連結されている。
【0020】
トーションバー53は、入力軸51と出力軸52との中空部に挿入されて、両端がそれぞれピン9、10を介して入力軸51と出力軸52とに連結され、ステアリングの操作により入力軸51に操舵力が付与されると、自身に捩じれが生じることで、入力軸51と出力軸52とが相対回転する。
【0021】
トルクセンサ2は、ステアリングに加えられる操舵力を検出するものであり、磁石21、磁気ヨーク22、集磁体を成す集磁リング23及び磁気センサ24から構成されている。
【0022】
磁石21は、リング状であって、ステアリングと連結される入力軸51の外周に磁石固定部21aを介して圧入固定されており、周方向にN極とS極とが交互に着磁されている。
【0023】
磁気ヨーク22は、磁石21の極数(N極又はS極)と同数の磁極爪(図示しない)が全周に等間隔に設けられた環状体で、2個1組で構成され、磁石21の外周に一定のエアギャップを有して同心に設けられている。なお、1組の磁気ヨーク22は、互いの磁極爪が周方向にずれて交互に配置されるように位置決めされている。
【0024】
集磁リング23は、磁気ヨーク22と同様に2個1組で構成され、磁気ヨーク22の外周に近接して設けられる。この集磁リング23は、後述する円筒部材8の内周面に集磁リング固定部23bを介して一体成形されている。また、集磁リング23には、周方向の一部分に平板状の集磁部23aが設けられ、この集磁部23aは、互いの集磁部23aが軸方向に対向して設けられている。
【0025】
磁気センサ24は、軸方向に対向する集磁部23a同士の間に設けられ、両集磁部23a間に発生する磁束密度を検出し、その検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力する。この磁気センサ24は、例えばホールICであり、円筒部材8に集磁リング固定部23bを介して固定され、ホールICターミナル24aが軸方向のステアリング側に直角に折り曲げられ、制御部3の制御基板31に半田により接続されている。
【0026】
制御部3は、上述のトルクセンサ2で検出された操舵トルクに基づいて、電動モータ4へ流れる電流をデューティー制御するものである。
【0027】
制御基板31は、板状であって、図4(a)に示すように、その平面形状が長方形と半円形とを組み合わせた形状を呈しており、半円形側の中央部に入力軸51を通すための貫通孔31aが設けられている。また、制御基板31には、電動モータ4のモータターミナル41が接続される接続孔31bが設けられている。また、制御基板31は、貫通孔31aの外周側で、且つ周方向のほぼ全周もしくは全周に渡って設けられる配線パターン(31c、31d)と、貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続し、且つ周方向の一部分に設けられる非導通部37とを有している。
【0028】
配線パターンは、絶縁層を介して重なり合う第1の配線パターン31cと第2の配線パターン31dとから構成されている。
【0029】
第1の配線パターン31cは、図6に示すように、周方向のほぼ全周渡って設けられ、且つマイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の各制御素子33を共通に接地させるためのものである。
【0030】
第2の配線パターン31dは、図7に示すように、周方向の全周に渡って設けられ、且つマイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の各制御素子33間をそれぞれ電気的に接続させるためのものである。また、第2の配線パターン31dには、トルクセンサ2からの制御信号や微小な電流が流れる。
【0031】
スイッチングトランジスタ32は、電動モータ4に流れる電流をデューティー制御するためのものであって、支持部材8の斜面部82に直接ネジ止め等により固定されている。このスイッチングトランジスタ32は、図2に示すように、スイッチングトランジスタ32の側方に取り出されたターミナルが軸方向のステアリング側に曲げられて制御基板31に半田により接続されている。
【0032】
制御基板31には、図3及び図4(a)に示すように、制御素子33、リレー34、35及びコンデンサ36が直接基板上に組み付けられている。また、制御基板31には、トルクセンサ2からの端子が接続され、操舵力が入力される。
【0033】
制御素子33は、マイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の素子であり、入力軸51の外周側で、且つ周方向に沿ってそれぞれ設けられている。マイクロコンピュータ33aは、トルクセンサ2からの操舵力に応じて、電動モータ4に流す電流を決定し、且つスイッチングトランジスタ32をデューティー制御するための信号を生成する。カスタムIC33bは、マイクロコンピュータ33aが正常に作動しているかどうかを監視するものである。また、マイクロコンピュータ33aとカスタムIC33bとは、図6及び図7に示す第1及び第2の配線パターン31c、31dに電気的に接続されている。
【0034】
リレー34は、イグニッションスイッチ(図示しない)がオン及びオフされることで電動モータ4へ流れる電流を通電及び遮断させるものである。リレー35は、電動モータ4の駆動回路がフェ−ルした際に、ステアリングの入力に対して電動モータ4が回転されることで、電動モータ4が発電しないように電動モータ4とスイッチングトランジスタ32との間に流れる電流を遮断させるものである。コンデンサ36は、電源電圧の変動を抑制するものである。
【0035】
電動モータ4は、アクチュエータを成し、上述した制御部3で決定されたステアリングの操舵力を補助するための操舵補助力を出力軸52に付与するものであり、モータハウジングを成す磁性体のヨーク49の内周にマグネット48を有する界磁、この界磁の内周に回転自在に支持されたアーマチャ47及びこのアーマチャ47に設けられたコンミテータ46に摺接するブラシ43等から構成される直流モータである。また、ブラシ43をブラシホルダ43a内に設けられたスプリング44により、内径方向に付勢することで、ブラシ43をコンミテータ46に摺接させている。さらに、電動モータ4は、図5に示すように、ヨーク49の開口端面がハウジング6の側面に当接して組み付けられ、ボルト18によりフレームエンド70に固定されている。
【0036】
また、電動モータ4は、図1に示すように、ピグテール42を介してブラシ43と電気的に接続され、ハウジング6内に設けられる金属製のモータターミナル41を具備し、このモータターミナル41が例えば樹脂製のホルダプレート19にインサート成形されたプレート19aに抵抗溶接されている。
【0037】
ホルダプレート19は、ブラシ43を摺動自在に保持するブラシホルダ43aを固定するもので、図5に示すように、ヨーク49の開口端部に組み付けられたフレームエンド70内に組み付けられる。また、電動モータ4のハウジング6への組み付けは、ハウジング6の側面に形成された開口部20よりハウジング6の内部へ挿入されて行われる。
【0038】
また、モータターミナル41は、給電のためのものであって、ほぼ直角に折り曲げられ、図1に示すように、電動モータ4をハウジング6に組み付けた後、制御部3の制御基板31の接続孔31bに半田を介して接続されている。
【0039】
そして、制御部3で決定され、スイッチングトランジスタ32によりデューティー制御された電流がモータターミナル41、プレート19a、ピグテール42及びブラシ43を介してアーマチャ47に供給される。
【0040】
動力伝達部5は、上述した電動モータ4から出力される操舵補助力を転舵輪側へ伝達するものであり、入力軸51、出力軸52、トーションバー53、ウォームホイール54及びウォームギヤ55から構成されている。
【0041】
ウォームギヤ55は、図1に示すように、電動モータ4のアーマチャシャフト45に圧入固定された伝達部材16を介してアーマチャシャフト45の回転力が伝達されることで回転する。
【0042】
ウォームホイール54は、図2に示すように、出力軸52の外周に固定され、ウォームホイール54の外周がウォームギヤ55と噛み合っており、ウォームギヤ55が回転することで周方向に回転する。
【0043】
ハウジング6は、動力伝達部5を収容するためのものであって、アルミニウム製であり、ハウジング6内に支持部材8が固定される。このハウジング6は、ベアリング12を介して出力軸52を回転自在に支持している。
【0044】
カバー7は、ハウジング6と同様にアルミニウム製であり、ハウジング6内にトルクセンサ2、制御部3及び動力伝達部5を収容するために設けられたハウジング6の開口端を塞ぐためのものであって、入力軸51を支持するベアリング13を固定する。また、カバー7は、支持部材8をハウジング6の内壁と当接するように支持部材8を押し付ける。また、カバー7は、図5に示すように、ハウジング6に設けられたカバー固定部71a、71bに固定される。このカバー固定部71aは、ハウジング6の外壁とヨーク49の外壁とが接する線に近接する位置に設けられる。カバー固定部71bは、カバー固定部71aと軸心の対称位置に設けられる。
【0045】
支持部材8は、アルミニウム製であって、円筒形状と直方体形状とを組み合わせた形状を呈しており、ハウジング6とカバー7との間の空間内に設けられる。また、支持部材8は、図2に示すように、軸方向のステアリング側の面で制御部3を支持し、反ステアリング側の面でハウジング6の内壁に固定される。さらに、支持部材8は、内周面に集磁リング23が設けられた集磁リング固定部23aが設けられている。また、支持部材8は、ベアリング11を介して出力軸52を軸支している。さらに、支持部材8は、ハウジング6の内壁と当接する当接部81を有している。この当接部81の支持部材8のスイッチングトランジスタ32が固定される面の裏面側がハウジング6と当接している。また、支持部材8には、図4(b)に示すように、バッテリ(図示しない)との接続するための電源用ターミナルと、車速信号等を入力するための信号用ターミナルとを有するコネクタ15が固定されている。また、図3に示すように、支持部材8は、制御部3が支持された状態で、ハウジング6とカバー7との間の空間内に収納される。
【0046】
[本実施形態の効果]
制御基板31は、周方向のほぼ全周に渡って設けられる第1の配線パターン31cと、周方向の一部分で、且つ制御基板31の貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続して設けられる非導通部37とを有していることから、第1の配線パターン31cは、全周に渡って導通されない。そのため、制御基板31に貫通して設けられる操舵軸がアンテナの役割を果たし、操舵軸に集められる例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波によって第1の配線パターン31cに誘導起電力が発生することを抑制できることから、第1の配線パターン31cの各部分の電位差が変化することを抑制できる。これにより、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。よって、制御素子33は、正常に作動し、電動モータ4に流れる電流を正確に制御することができる。
【0047】
また、本実施形態のように制御基板31に貫通して設けられる操舵軸は、長大であることから、例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波を集め易いが、制御基板31に上述の非導通部37を設けることの効果が大きい。
【0048】
なお、本実施形態では、操舵軸が制御基板31に貫通している電動パワーステアリング装置1で説明したが、制御基板31にシャフトが貫通している駆動装置全てに適用できる。
【0049】
なお、制御基板31は、第1の配線パターン31cのみが周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部37を有しているが、第2の配線パターン31dのみが周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部37を有していてもよい。この場合、第2の配線パターン31dの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。さらに、第1及び第2の配線パターン31c、31dの両方が周方向のほぼ全周に渡って非導通部37を有する構成にすることで、第1及び第2の配線パターン31c、31dの各部分の電位差が変化することを抑制できるため、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることをより抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の一部の軸方向断面図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。
【図3】図2における制御部及び支持部材を示す軸方向断面図である。
【図4】(a)は、制御部の正面図であり、(b)は、(a)の側面図である。
【図5】電動パワーステアリング装置の一部の径方向断面図である。
【図6】制御基板の1層目の配線パターンを示した平面図である。
【図7】制御基板の2層目の配線パターンを示した平面図である。
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、
2…トルクセンサ、
3…制御部、
4…電動モータ、
5…動力伝達部、
6…ハウジング、
7…カバー、
31…制御基板、
31a…貫通孔、
31c…第1の配線パターン、
31d…第2の配線パターン、
33…制御素子、
37…非導通部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクチュエータを駆動させるための駆動装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置が知られており、本出願人は、ステアリングと連結されたステアリングシャフトが電動モータを制御する制御部の制御基板に貫通して設けられた電動パワーステアリング装置を考案し、この制御基板には、ステアリングシャフトの周方向に沿って電動モータに流れる電流を制御するための複数の制御素子がそれぞれ設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特願2002−233100(第8頁第15行〜第9頁第12行、第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の特許文献1では、制御素子間を結ぶ制御基板の配線パターンがステアリングシャフトの全周に渡って設けられている。また、ステアリングシャフトが制御基板を貫通して設けられているため、ステアリングシャフトがアンテナの役割を果たし、例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波を集めてしまう。これにより、配線パターンに誘導起電力が発生し、配線パターンの各部分における電位差が変化してしまうため、制御素子間を結ぶ配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させてしまう。このことから、制御素子が正常に作動しなくなり、電動モータの駆動力を正確に制御することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、制御素子間を電気的に接続する配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることを抑制できる駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1では、通電により駆動するアクチュエータと、アクチュエータを制御するための複数の制御素子が配線パターンを介して電気的に接続され、且つシャフトが貫通される貫通孔が形成される制御基板を有する制御部とを備え、制御基板は、シャフトの外周側で、且つシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられる配線パターンと、貫通孔を形成する内周面から制御基板の外周までを連続して設けられる非導通部とを有していることを特徴としている。
【0007】
この構成により、制御基板は、シャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられる配線パターンとシャフトの貫通孔を形成する内周面から制御基板の外周までの間を連続して設けられる非導通部とを有していることから、配線パターンは、シャフトの全周に渡って導通されない。そのため、制御基板に貫通して設けられたシャフトに集められる例えば携帯電話等の電磁波や他のECU等の外部機器から発生する電磁波等によって配線パターンに誘導起電力が発生することを抑制できることから、配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制できる。これにより、配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。
【0008】
また、請求項2では、配線パターンは、複数の制御素子が共通に接地される第1の配線パターンと複数の制御素子間をそれぞれ結ぶ第2の配線パターンとから構成され、第1の配線パターンもしくは第2の配線パターンがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられることを特徴としている。
【0009】
この構成により、第1の配線パターンのみがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第1の配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。また、第2の配線パターンのみがシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第2の配線パターンの各部分に電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることを抑制できる。さらに、第1及び第2の配線パターンの両方がシャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部を有している場合には、第1及び第2の配線パターンの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターンに流れる電流にノイズを発生させることをより抑制できる。
【0010】
また、請求項3では、アクチュエータは、シャフトを回転させる電動モータであることを特徴としている。
【0011】
この構成により、電動モータが駆動することによってシャフトを回転させることができる。
【0012】
また、請求項4では、車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に適用される駆動装置において、シャフトは、一端がステアリングと連結され、且つ他端が転舵輪側に連結されるステアリングシャフトであることを特徴としている。
【0013】
電動パワーステアリング装置に適用される駆動装置において、シャフトは、車両のステアリングと転舵輪とを連結する長大なステアリングシャフトであることから、ステアリングシャフトが例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波をより集めてしまうため、請求項1から3の構成にすることの効果が大きい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施形態について説明する。
【0015】
図1は、電動パワーステアリング装置1の一部の軸方向断面図である。図2は、電動パワーステアリング装置1の入力軸51及び出力軸52に沿った軸方向断面図である。図3は、図2における制御部3及び支持部材8を示す軸方向断面図である。図4の(a)は、制御部3の正面図であり、(b)は、図4(a)の側面図である。図5は、電動パワーステアリング装置1の一部の径方向断面図である。図6は、制御基板の1層目の配線パターンを示した平面図である。図7は、制御基板の2層目の配線パターンを示した平面図である。
【0016】
本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、車両の車室内に設けられ、図1及び図2に示すように、トルクセンサ2、制御部3、電動モータ4及び動力伝達部5から構成されており、トルクセンサ2と制御部3と動力伝達部5とがハウジング6及びカバー7内に設けられ、電動モータ4がヨーク49内に設けられている。
【0017】
操舵軸は、ステアリングシャフトを成し、入力軸51、出力軸52及びトーションバー53から構成されており、ベアリング11、12、13、14により支持されている。
【0018】
入力軸51は、図2に示すように、ステアリング(図示しない)に連結され、出力軸52の内周に軸受14を介して相対回転可能に設けられている。
【0019】
出力軸52は、入力軸51と同軸上に設けられ、トーションバー53を介して入力軸51と相対回転可能に連結されている。
【0020】
トーションバー53は、入力軸51と出力軸52との中空部に挿入されて、両端がそれぞれピン9、10を介して入力軸51と出力軸52とに連結され、ステアリングの操作により入力軸51に操舵力が付与されると、自身に捩じれが生じることで、入力軸51と出力軸52とが相対回転する。
【0021】
トルクセンサ2は、ステアリングに加えられる操舵力を検出するものであり、磁石21、磁気ヨーク22、集磁体を成す集磁リング23及び磁気センサ24から構成されている。
【0022】
磁石21は、リング状であって、ステアリングと連結される入力軸51の外周に磁石固定部21aを介して圧入固定されており、周方向にN極とS極とが交互に着磁されている。
【0023】
磁気ヨーク22は、磁石21の極数(N極又はS極)と同数の磁極爪(図示しない)が全周に等間隔に設けられた環状体で、2個1組で構成され、磁石21の外周に一定のエアギャップを有して同心に設けられている。なお、1組の磁気ヨーク22は、互いの磁極爪が周方向にずれて交互に配置されるように位置決めされている。
【0024】
集磁リング23は、磁気ヨーク22と同様に2個1組で構成され、磁気ヨーク22の外周に近接して設けられる。この集磁リング23は、後述する円筒部材8の内周面に集磁リング固定部23bを介して一体成形されている。また、集磁リング23には、周方向の一部分に平板状の集磁部23aが設けられ、この集磁部23aは、互いの集磁部23aが軸方向に対向して設けられている。
【0025】
磁気センサ24は、軸方向に対向する集磁部23a同士の間に設けられ、両集磁部23a間に発生する磁束密度を検出し、その検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力する。この磁気センサ24は、例えばホールICであり、円筒部材8に集磁リング固定部23bを介して固定され、ホールICターミナル24aが軸方向のステアリング側に直角に折り曲げられ、制御部3の制御基板31に半田により接続されている。
【0026】
制御部3は、上述のトルクセンサ2で検出された操舵トルクに基づいて、電動モータ4へ流れる電流をデューティー制御するものである。
【0027】
制御基板31は、板状であって、図4(a)に示すように、その平面形状が長方形と半円形とを組み合わせた形状を呈しており、半円形側の中央部に入力軸51を通すための貫通孔31aが設けられている。また、制御基板31には、電動モータ4のモータターミナル41が接続される接続孔31bが設けられている。また、制御基板31は、貫通孔31aの外周側で、且つ周方向のほぼ全周もしくは全周に渡って設けられる配線パターン(31c、31d)と、貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続し、且つ周方向の一部分に設けられる非導通部37とを有している。
【0028】
配線パターンは、絶縁層を介して重なり合う第1の配線パターン31cと第2の配線パターン31dとから構成されている。
【0029】
第1の配線パターン31cは、図6に示すように、周方向のほぼ全周渡って設けられ、且つマイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の各制御素子33を共通に接地させるためのものである。
【0030】
第2の配線パターン31dは、図7に示すように、周方向の全周に渡って設けられ、且つマイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の各制御素子33間をそれぞれ電気的に接続させるためのものである。また、第2の配線パターン31dには、トルクセンサ2からの制御信号や微小な電流が流れる。
【0031】
スイッチングトランジスタ32は、電動モータ4に流れる電流をデューティー制御するためのものであって、支持部材8の斜面部82に直接ネジ止め等により固定されている。このスイッチングトランジスタ32は、図2に示すように、スイッチングトランジスタ32の側方に取り出されたターミナルが軸方向のステアリング側に曲げられて制御基板31に半田により接続されている。
【0032】
制御基板31には、図3及び図4(a)に示すように、制御素子33、リレー34、35及びコンデンサ36が直接基板上に組み付けられている。また、制御基板31には、トルクセンサ2からの端子が接続され、操舵力が入力される。
【0033】
制御素子33は、マイクロコンピュータ33aやカスタムIC33b等の素子であり、入力軸51の外周側で、且つ周方向に沿ってそれぞれ設けられている。マイクロコンピュータ33aは、トルクセンサ2からの操舵力に応じて、電動モータ4に流す電流を決定し、且つスイッチングトランジスタ32をデューティー制御するための信号を生成する。カスタムIC33bは、マイクロコンピュータ33aが正常に作動しているかどうかを監視するものである。また、マイクロコンピュータ33aとカスタムIC33bとは、図6及び図7に示す第1及び第2の配線パターン31c、31dに電気的に接続されている。
【0034】
リレー34は、イグニッションスイッチ(図示しない)がオン及びオフされることで電動モータ4へ流れる電流を通電及び遮断させるものである。リレー35は、電動モータ4の駆動回路がフェ−ルした際に、ステアリングの入力に対して電動モータ4が回転されることで、電動モータ4が発電しないように電動モータ4とスイッチングトランジスタ32との間に流れる電流を遮断させるものである。コンデンサ36は、電源電圧の変動を抑制するものである。
【0035】
電動モータ4は、アクチュエータを成し、上述した制御部3で決定されたステアリングの操舵力を補助するための操舵補助力を出力軸52に付与するものであり、モータハウジングを成す磁性体のヨーク49の内周にマグネット48を有する界磁、この界磁の内周に回転自在に支持されたアーマチャ47及びこのアーマチャ47に設けられたコンミテータ46に摺接するブラシ43等から構成される直流モータである。また、ブラシ43をブラシホルダ43a内に設けられたスプリング44により、内径方向に付勢することで、ブラシ43をコンミテータ46に摺接させている。さらに、電動モータ4は、図5に示すように、ヨーク49の開口端面がハウジング6の側面に当接して組み付けられ、ボルト18によりフレームエンド70に固定されている。
【0036】
また、電動モータ4は、図1に示すように、ピグテール42を介してブラシ43と電気的に接続され、ハウジング6内に設けられる金属製のモータターミナル41を具備し、このモータターミナル41が例えば樹脂製のホルダプレート19にインサート成形されたプレート19aに抵抗溶接されている。
【0037】
ホルダプレート19は、ブラシ43を摺動自在に保持するブラシホルダ43aを固定するもので、図5に示すように、ヨーク49の開口端部に組み付けられたフレームエンド70内に組み付けられる。また、電動モータ4のハウジング6への組み付けは、ハウジング6の側面に形成された開口部20よりハウジング6の内部へ挿入されて行われる。
【0038】
また、モータターミナル41は、給電のためのものであって、ほぼ直角に折り曲げられ、図1に示すように、電動モータ4をハウジング6に組み付けた後、制御部3の制御基板31の接続孔31bに半田を介して接続されている。
【0039】
そして、制御部3で決定され、スイッチングトランジスタ32によりデューティー制御された電流がモータターミナル41、プレート19a、ピグテール42及びブラシ43を介してアーマチャ47に供給される。
【0040】
動力伝達部5は、上述した電動モータ4から出力される操舵補助力を転舵輪側へ伝達するものであり、入力軸51、出力軸52、トーションバー53、ウォームホイール54及びウォームギヤ55から構成されている。
【0041】
ウォームギヤ55は、図1に示すように、電動モータ4のアーマチャシャフト45に圧入固定された伝達部材16を介してアーマチャシャフト45の回転力が伝達されることで回転する。
【0042】
ウォームホイール54は、図2に示すように、出力軸52の外周に固定され、ウォームホイール54の外周がウォームギヤ55と噛み合っており、ウォームギヤ55が回転することで周方向に回転する。
【0043】
ハウジング6は、動力伝達部5を収容するためのものであって、アルミニウム製であり、ハウジング6内に支持部材8が固定される。このハウジング6は、ベアリング12を介して出力軸52を回転自在に支持している。
【0044】
カバー7は、ハウジング6と同様にアルミニウム製であり、ハウジング6内にトルクセンサ2、制御部3及び動力伝達部5を収容するために設けられたハウジング6の開口端を塞ぐためのものであって、入力軸51を支持するベアリング13を固定する。また、カバー7は、支持部材8をハウジング6の内壁と当接するように支持部材8を押し付ける。また、カバー7は、図5に示すように、ハウジング6に設けられたカバー固定部71a、71bに固定される。このカバー固定部71aは、ハウジング6の外壁とヨーク49の外壁とが接する線に近接する位置に設けられる。カバー固定部71bは、カバー固定部71aと軸心の対称位置に設けられる。
【0045】
支持部材8は、アルミニウム製であって、円筒形状と直方体形状とを組み合わせた形状を呈しており、ハウジング6とカバー7との間の空間内に設けられる。また、支持部材8は、図2に示すように、軸方向のステアリング側の面で制御部3を支持し、反ステアリング側の面でハウジング6の内壁に固定される。さらに、支持部材8は、内周面に集磁リング23が設けられた集磁リング固定部23aが設けられている。また、支持部材8は、ベアリング11を介して出力軸52を軸支している。さらに、支持部材8は、ハウジング6の内壁と当接する当接部81を有している。この当接部81の支持部材8のスイッチングトランジスタ32が固定される面の裏面側がハウジング6と当接している。また、支持部材8には、図4(b)に示すように、バッテリ(図示しない)との接続するための電源用ターミナルと、車速信号等を入力するための信号用ターミナルとを有するコネクタ15が固定されている。また、図3に示すように、支持部材8は、制御部3が支持された状態で、ハウジング6とカバー7との間の空間内に収納される。
【0046】
[本実施形態の効果]
制御基板31は、周方向のほぼ全周に渡って設けられる第1の配線パターン31cと、周方向の一部分で、且つ制御基板31の貫通孔31aを形成する内周面38から制御基板31の外周部39までの間を連続して設けられる非導通部37とを有していることから、第1の配線パターン31cは、全周に渡って導通されない。そのため、制御基板31に貫通して設けられる操舵軸がアンテナの役割を果たし、操舵軸に集められる例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波によって第1の配線パターン31cに誘導起電力が発生することを抑制できることから、第1の配線パターン31cの各部分の電位差が変化することを抑制できる。これにより、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。よって、制御素子33は、正常に作動し、電動モータ4に流れる電流を正確に制御することができる。
【0047】
また、本実施形態のように制御基板31に貫通して設けられる操舵軸は、長大であることから、例えば携帯電話等の車両外部からの電磁波や車両内に設けられる他のECU等の外部機器から発生する電磁波、さらには電動パワーステアリング装置の電動モータと制御基板とを結ぶ接続線から発生する電磁波を集め易いが、制御基板31に上述の非導通部37を設けることの効果が大きい。
【0048】
なお、本実施形態では、操舵軸が制御基板31に貫通している電動パワーステアリング装置1で説明したが、制御基板31にシャフトが貫通している駆動装置全てに適用できる。
【0049】
なお、制御基板31は、第1の配線パターン31cのみが周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部37を有しているが、第2の配線パターン31dのみが周方向のほぼ全周に渡って設けられ、非導通部37を有していてもよい。この場合、第2の配線パターン31dの各部分の電位差が変化することを抑制でき、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることを抑制できる。さらに、第1及び第2の配線パターン31c、31dの両方が周方向のほぼ全周に渡って非導通部37を有する構成にすることで、第1及び第2の配線パターン31c、31dの各部分の電位差が変化することを抑制できるため、第2の配線パターン31dに流れる微小な電流にノイズを発生させることをより抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の一部の軸方向断面図である。
【図2】電動パワーステアリング装置の入力軸及び出力軸に沿った軸方向断面図である。
【図3】図2における制御部及び支持部材を示す軸方向断面図である。
【図4】(a)は、制御部の正面図であり、(b)は、(a)の側面図である。
【図5】電動パワーステアリング装置の一部の径方向断面図である。
【図6】制御基板の1層目の配線パターンを示した平面図である。
【図7】制御基板の2層目の配線パターンを示した平面図である。
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、
2…トルクセンサ、
3…制御部、
4…電動モータ、
5…動力伝達部、
6…ハウジング、
7…カバー、
31…制御基板、
31a…貫通孔、
31c…第1の配線パターン、
31d…第2の配線パターン、
33…制御素子、
37…非導通部。
Claims (4)
- 通電により駆動するアクチュエータと、
前記アクチュエータを制御するための複数の制御素子が配線パターンを介して電気的に接続され、且つシャフトが貫通される貫通孔が形成される制御基板を有する制御部とを備え、
前記制御基板は、前記シャフトの外周側で、且つ前記シャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられる前記配線パターンと、前記貫通孔を形成する内周面から前記制御基板の外周までを連続して設けられる非導通部とを有していることを特徴とする駆動装置。 - 前記配線パターンは、複数の前記制御素子が共通に接地される第1の配線パターンと複数の前記制御素子間をそれぞれ結ぶ第2の配線パターンとから構成され、
前記第1の配線パターンもしくは前記第2の配線パターンが前記シャフトの周方向のほぼ全周に渡って設けられることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。 - 前記アクチュエータは、前記シャフトを回転させる電動モータであることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動装置。
- 車両のステアリングの操舵力を補助する電動パワーステアリング装置に適用される駆動装置において、
前記シャフトは、一端がステアリングと連結され、且つ他端が転舵輪側に連結されるステアリングシャフトであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002321042A JP2004155253A (ja) | 2002-11-05 | 2002-11-05 | 駆動装置 |
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| JP2002321042A JP2004155253A (ja) | 2002-11-05 | 2002-11-05 | 駆動装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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