JP2004158140A - 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 - Google Patents
記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004158140A JP2004158140A JP2002324214A JP2002324214A JP2004158140A JP 2004158140 A JP2004158140 A JP 2004158140A JP 2002324214 A JP2002324214 A JP 2002324214A JP 2002324214 A JP2002324214 A JP 2002324214A JP 2004158140 A JP2004158140 A JP 2004158140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- lid
- recording
- magnetic tape
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】筐体内に挿入された挿入物の排出時に当該挿入物の一部が排出される開口部15の開閉を行う蓋体16において、蓋16は、開口部15に対して凹部37が形成され、開口部15より所定のクリアランスを有し、上記開口部15から一部排出された上記挿入物を覆って上記開口部15を閉塞する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は筐体に設けられた開口部の開閉を行う蓋及びこの開口部の蓋開閉機構に関し、特に記録及び又は再生装置に用いられる記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、磁気テープを用いた磁気記録媒体の記録再生装置においては、図12に示すように、デスクトップ型パソコンやサーバなどに用意されているドライブベイとよばれる筐体内の空間に取り付けられる磁気テープカセットの記録再生装置がある。このようなホスト機器に取り付けられるドライブベイは、3.5インチ、5インチ等、サイズが規格化されており、取り付けられる記録再生装置100は、装置本体の大きさがこのドライブベイのサイズに制約されている。例えば、3.5インチホームファクタにおいては、記録再生措置100の装置本体101は、図12に示すように、高さ寸法が41.25mm、幅寸法が101.6mm、奥行き寸法が150mmとされている。
【0003】
また、装置本体101は、略直方体状の筐体からなる装置本体101の内部に、磁気テープカセット102のカセット収納部103と、メイン基板設置空間部104、装置本体101内に挿入される磁気テープカセット102のローディング又はアンローディングを行うローディング機構が備えられるローディング機構設置空間部105とが備えられている。そして、カセット収納部103は、高さ寸法が、磁気テープカセット102の移動高さ寸法の0.5mmを含む29.6mmとされている。メイン基板設置空間部104は、高さ寸法が6.6mmとされている。また、カセット収納部103及びメイン基板設置空間部104は、幅寸法が、装置本体101の幅寸法101.6mmから装置本体101の厚さ寸法の0.8mm及びクリアランス寸法の0.3mmを除く99.4mmとされている。また、ローディング機構設置空間部105は、高さ寸法が、カセット収納部103及びメイン基板設置空間部104の高さ寸法を除く5.05mmとされ、幅寸法が、上記カセット収納部103及びメイン基板設置空間部104と同様に99.4mmとされている。
【0004】
このような記録再生装置100は、上記規格化されたサイズを有する装置本体101内に、磁気テープカセット102のローディング及びアンローディングを行うローディング機構と、ローディングされた磁気テープカセット102のテープリールを回転駆動させることにより磁気テープを搬送させるリール駆動機構と、磁気テープに対して情報信号の記録又は再生を行う記録再生機構とを備えている。
【0005】
また、記録再生装置100は、装置本体101の前面に磁気テープカセット102が挿入、排出される開口部108が設けられている。開口部108は、装置本体101側に回動自在に形成された蓋部材109が設けられている。蓋部材109は、開口部108の裏面側に設けられたトグルバネにより常時開口部108を閉塞する方向に付勢されている。そして、蓋部材109は、磁気テープカセット102が挿入される際には、磁気テープカセット102の挿入端側側面部に押圧されることのより回動され開口部108を開放する。また、蓋部材109は、磁気テープカセット102が排出される際には、装置本体101内に設けられた回動機構により回動され、開口部108を開放する。
【0006】
また、記録再生装置100は、装置本体101の側面及び背面に排気孔110が穿設され、詳細を省略する冷却ファンによって排気孔110から装置本体101内に籠もる熱気を排気する。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−330172
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、記録再生装置100の蓋部材109は、高さ寸法が開口部108の高さ寸法よりも若干短く形成され、開口部108を閉塞した際に、開口部108の下辺部との間にクリアランスCを形成する。従って、装置本体101は、内部が密閉されず、塵埃等が装置本体101内に侵入してしまう。
【0009】
ここで、蓋部材109の高さ寸法を開口部108の高さ寸法に合わせてクリアランスCを塞ごうとすると、蓋部材109の開閉動作に支障を来すのみならず、蓋部材109の回動する半径が広がってしまう。従って、装置本体101は、蓋部材109の回動するスペースを確保する必要があるが、上記規格化されたドライブベイに取り付けられる装置本体101の制約された筐体内では十分な蓋部材109の回動するスペースを確保することが難しい。
【0010】
また、装置本体101内よりアンローディングされた磁気テープカセット102は、開口部108からの引き出し易さを確保するために、開口部108より一部を排出された状態で保持される。このとき、開口部108は、磁気テープカセット102の挿入の便宜上、磁気テープカセット102よりもやや広く形成されているため、磁気テープカセット102と開口部108との間に隙間ができてしまい、この隙間から塵埃が侵入するおそれがある。特に、近年、企業等においては、業務に必要なデータのバックアップに用いるサーバ等は、クリーンルームではなく各オフィス毎に設置されているため、塵埃等が発生しやすい状態にあり、磁気テープカセット102がアンローディングされたまま開口部108より一部排出された状態で放置されると、磁気テープカセット102と開口部108との間にできる隙間から塵埃等が侵入するおそれがある。
【0011】
さらに、記録再生装置100の駆動中には、装置本体101の熱対策から、冷却ファンが駆動され、装置本体101に穿設された排気孔110より熱気が排気されるが、この冷却ファンの吸引力によって開口部108から蓋部の塵埃等が吸い込まれてしまうおそれがある。
【0012】
このように、開口部108から装置本体101内に塵埃等が侵入すると、開口部108近傍に設置された記録再生機構のドラムヘッドや磁気テープ自体に付着してデータ信号の書き込みエラーや読み出しエラーを発生させてしまう。
【0013】
そこで、本発明は、筐体内に塵埃等が侵入することを防止できる蓋及びこの蓋の開閉機構を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明に係る記録再生装置の蓋体は、筐体内に挿入された挿入物の排出時に当該挿入物の一部が排出される開口部の開閉を行う記録再生装置の蓋体において、該蓋体は、上記開口部に対して凹部が形成され、上記開口部を閉塞する際に上記開口部より所定のクリアランスを有し、上記開口部から一部排出された上記挿入物を覆って上記開口部を閉塞する。
【0015】
また、本発明に係る蓋開閉機構は、筐体内に挿入された記録媒体の排出時に当該記録媒体の一部が排出される開口部の開閉を行う蓋開閉機構において、上記開口部に対して凹部が形成され、上記開口部より所定のクリアランスを有し、上記開口部から一部排出された上記記録媒体を覆って上記開口部を閉塞する蓋体と、上記蓋体と連続して形成され、上記開口部が形成された筐体に形成された支持部に回動可能に支持されたヒンジ機構と、上記蓋体を上記開口部を開放する方向に回動させるエジェクトレバーとを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された蓋記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構について図面を参照しながら詳細に説明する。この記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構は、例えば高度の塵埃対策が求められる高密度磁気記録媒体の記録再生装置に用いられるものである。この記録再生装置1は、図1に示すように、デスクトップ型パソコンやサーバなどのホスト機器2に用意されているドライブベイ3に取り付けられる磁気テープカセットの記録再生用の装置である。
【0017】
具体的に、記録再生装置1は、ホスト機器2の筐体2aの前面に開口されたドライブベイ3に取り付けられ、ホスト機器2の外部より磁気テープカセット5等の記録メディアを挿入することができる。この記録再生装置1が収納されるドライブベイ3は、いわゆる3.5インチのホームファクタ用に設計されたものであり、収納される記録再生装置1の装置本体6の外筐サイズがこのドライブベイ3のサイズに規定されるものである。すなわち、記録再生装置1の装置本体6は、図1に示すように、高さ寸法が41.25mm、幅寸法が101.6mm、奥行き寸法が150mmとされている。
【0018】
また、装置本体6は、略直方体状の筐体からなる装置本体6の内部に、磁気テープカセット5のカセット収納部10と、メイン基板設置空間部11、装置本体6内に挿入される磁気テープカセット5のローディング又はアンローディングを行うローディング機構が備えられるローディング機構設置空間部12とが備えられている。そして、カセット収納部10は、高さ寸法が、磁気テープカセット5の移動高さ寸法の0.5mmを含む29.6mmとされている。メイン基板設置空間部11は、高さ寸法が6.6mmとされている。また、カセット収納部10及びメイン基板設置空間部11は、幅寸法が、装置本体6の幅寸法101.6mmから装置本体6の厚さ寸法の0.8mm及びクリアランス寸法の0.3mmを除く99.4mmとされている。また、ローディング機構設置空間部12は、高さ寸法が、カセット収納部10及びメイン基板設置空間部11の高さ寸法を除く5.05mmとされ、幅寸法が、上記カセット収納部10及びメイン基板設置空間部11と同様に99.4mmとされている。
【0019】
この記録再生装置1に用いられる磁気テープカセット5は、例えばQICやDLT等の磁気テープのカセットであり、企業などで各コンピュータに保存されたデータやプログラムを、破損やコンピュータウイルス感染などの事態に備えてバックアップしておく等の用途に用いられる。
【0020】
このような記録再生装置1は、上記規格化されたサイズに形成された装置本体6と、この装置本体6内に収納され、磁気テープカセット5のローディング及びアンローディングを行うローディング機構と、ローディングされた磁気テープカセット5のテープリールを回転駆動させることによりテープリールに巻回されている磁気テープを搬送させるリール駆動機構と、磁気テープに対して情報信号の記録又は再生を行う記録再生機構と、装置本体6内を冷却する冷却ファンとを備えている。
【0021】
記録再生装置1の装置本体6は、略直方体状に形成され、底面部6a及び背面部6bに冷却ファンによる送風が排気される排気孔19が形成されている。また、装置本体6は、前面部6cにフロントパネル14が設けられている。
【0022】
装置本体6の前面部に設けられているフロントパネル14は、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)等の樹脂により形成され、図2及び図3に示すように、磁気テープカセット5が挿入、排出される開口部15と、フロントパネル14の表面側14a側に配設され、開口部15より装置本体6内に塵埃等が侵入するのを防ぐ防塵蓋16と、防塵蓋16を開口部15の開放方向に回動させる開放レバー17と、記録再生装置1の駆動状態を表示する表示部18とが形成されている。
【0023】
フロントパネル14は、開口部15が形成された表面側14aの主面部より開放レバー17及び表示部18が形成された操作部21が、両側面部を除き、張り出し形成されている。この操作部21の両側面部は、後述する防塵蓋16の回動アームの回動領域22となる。また、フロントパネル14は、底面部14cが略矩形状に形成することにより、回動領域22にフロントパネルの底面部14cが張り出され、防塵蓋16の回動アームの回動を係止する係止板23が形成されている。
【0024】
磁気テープカセット5が挿入、排出される開口部15は、上述したカセット収納部10の幅寸法と同一の幅寸法に形成されると共に、磁気テープカセット5の挿脱の便宜上、磁気テープカセット5の高さ寸法よりもやや高い高さに形成されている。
【0025】
この開口部15には、装置本体6側に回動自在に形成された蓋部材25が設けられている。蓋部材25は、フロントパネル14の裏面側14bに設けられているトグルバネ26により、フロントパネル14の裏面側14bより表面側14aに向かって常時開口部15を閉塞する方向に付勢されている。蓋部材25は、側面部にストッパー片27が突出して形成され、開口部15を閉塞する方向に付勢されることによりこのストッパー片27がフロントパネル14の裏面側14bに当接され、開口部15を閉塞している。
【0026】
また、蓋部材25は、高さ寸法が開口部15の高さ寸法よりも若干短く形成されており、開口部15を閉塞した際に、開口部15の下辺部との間にクリアランスCを形成する。これは、蓋部材25の高さ寸法と開口部15の高さ寸法に合わせてクリアランスCを塞ごうとすると、蓋部材25の開閉動作に支障を来すのみならず、フロントパネル14の裏面側14bに蓋部材25の回動するに十分なスペースを確保しなければならないが、上述したように規格化されたドライブベイ3に取り付けられる装置本体6の制約された筐体内では蓋部材25の回動する十分なスペースを確保することが難しいためである。
【0027】
このような蓋部材25は、磁気テープカセット5が開口部15より挿入されると、磁気テープカセット5の挿入端部に押圧されてフロントパネル14の裏面側14bに回動され、開口部15を開放する。また、蓋部材25は、磁気テープカセット5が排出される際には、装置本体6内に設けられた詳細を省略する回動機構により回動され、開口部15を開放する。
【0028】
また、フロントパネル14は、表面側14aに、開口部15の上下辺部に沿って、金属板29が貼着されている。この金属板29は、後述する防塵蓋16に設けられたマグネットと吸着することにより、防塵蓋16を開口部15に保持し、開口部15を閉塞させるものである。この金属板29は、突条に形成され、防塵壁16が開口部15を閉塞する際に、防塵壁16にインサート成型されたマグネットと当接して磁気吸引される。
【0029】
また、フロントパネル14は、操作部21の側面部に設けられた防塵蓋16の回動領域22に、防塵蓋16が係合される係合孔30が形成されている。係合孔30は、防塵蓋16を回動自在に係合する回動軸31が形成されている。この回転軸31は、図4に示すように、略D字状にカットされ断面が弓形に形成されている。そして、回動軸31は、略D字状にカットされた端面31aを、フロントパネル14の表面側14aに向かって上向きに傾斜して形成されている。このような回動軸31は、防塵蓋16の回動アームに形成された係合部が回動自在に係合される。このとき、回動軸31は、端面31aと係合部との間にクリアランスが形成される。
【0030】
回動軸31に回動自在に係合し、開口部15を閉塞することにより装置本体6内への塵埃等の侵入を防止する防塵蓋16は、開口部15に対応して略矩形状に凹設された蓋本体部35と、この蓋本体部35の両側面部より下方に延設されフロントパネル14に形成された回動軸31と回動可能に係合された回動アーム36とが形成されている。
【0031】
この蓋本体部35は、開口部15を覆うに十分な大きさの矩形凹部37が形成されると共に、開口部15を閉塞したときにフロントパネル14の表面側14aに当接される上下辺部35a、35bに、上述したフロントパネル14に貼着された金属板29と磁気吸引するマグネット38がインサート成型されている。マグネット38は、図5に示すように、蓋本体部35の上下辺部35a、bに形成された長孔39より外方に臨まされている。このマグネット38は、磁気テープカセット5内に巻回されている磁気テープに対して何ら影響を与えない程度の微弱な磁力しか有しないものが使用されている。また、マグネット38は、蓋本体部35内にインサート成型されているため、万が一磁気テープカセット5から磁気テープが外部に送り出されてしまった場合でも、磁気テープと直接接触することがなく、磁気テープに記録された情報に影響を与えることはない。
【0032】
蓋本体部35の矩形凹部37は、図6に示すように、開口部15を覆うに十分な大きさを有し、また、磁気テープカセット5が装置本体6よりアンローディングされ、開口部15よりその一部が排出されたときにも、磁気テープカセット5の排出長さよりも深い奥行きを有する。従って、防塵蓋16は、開口部15を閉塞した状態で磁気テープカセット5がアンローディングされたときにも、確実に開口部15を閉塞することができ、塵埃等が装置本体6内に侵入することを防止することができる。
【0033】
また、開口部15の近傍に貼着された金属板29と磁気吸引するマグネット38は、蓋本体部35の上下辺部35a、35bにインサート成型されることにより、蓋本体部35の表面には露出されない。しかし、上述したように、開口部15の金属板29が突条に形成されているため、防塵壁16は、突条に形成された金属板29が蓋本体部35の上下辺部35a、bに形成された長孔39内に進入し、インサート成型されたマグネット38と当接して磁気吸着され、確実に開口部15を閉塞することができる。なお、マグネット38と金属板29とは防塵蓋をフロントパネル14の表面側14aに密着させるだけの保持力が維持できれば必ずしも当設している必要はなく、近接した状態であってもよい。
【0034】
なお、蓋本体部35は、外部より透視可能な透明又は半透明の材料によって形成されている。従って、記録再生装置1は、装置本体6内にアンローディングされて開口部15より一部排出された磁気テープカセット5がある場合には、外部より目視できるため、防塵蓋16により開口部15が閉塞されている場合に、逐一装置本体6内に磁気テープカートリッジ5が挿入されているか否かを確認する必要がない。
【0035】
蓋本体部35を回動可能に支持する回動アーム36は、図4に示すように、蓋本体部35の両側面部より下方に延設されたアーム部40と、アーム部40の先端部に形成されフロントパネル14に形成された回動軸31と回動自在に係合された係合部41とを有する。
【0036】
アーム部40は、蓋本体部35の基端部より先端部に形成された係合部41にかけて、フロントパネル14との突き当て面が直線状に形成されるとともに、この突き当て面と反対側にテーパ面40aが形成されている。テーパ面40aには、防塵蓋16が開口部15を開放する方向に回動されたときに、フロントパネル14に設けられた係止板23に当設する突起部42が形成されている。このアーム部40は、防塵蓋16が回動されることにより突起部42が係止板23に当たり防塵蓋16の回動動作が規制される。
【0037】
回動軸31に係合される係合部41は、中空の円柱の一部に開放端41aが形成され断面略C字状に形成されている。そして係合部41は、開放端41aより回動軸31に回動可能に係合されている。
【0038】
以上のような構成を有する防塵蓋16は、係合部41が回動軸31に係合されることによりフロントパネル14に取り付けられる。そして防塵蓋16は、蓋本体部35にインサート成型されたマグネット38が開口部15近傍に貼着された金属板29と磁気吸着することにより、矩形凹部37によって開口部15を覆う。
【0039】
また、防塵蓋16は、後述する開放レバー17によって開口部15を開放する方向に押圧されることにより、係合部41が回動軸31を回動し、開口部15を開放する。防塵蓋16は、図4に示すように、回動アーム36のアーム部40がフロントパネル14の係止板23に係止される。このとき、防塵蓋16は、アーム部40に形成された突起部42が係止板23の縁部23aに当接されると共に、係合部41と回動軸31の端面31aとのあいだにクリアランスが形成される。
【0040】
この状態において、防塵蓋16は、さらに開口部15の開放する回動方向である図7中矢印D方向に外力が加えられると、アーム部40の突起部42と係止板23の縁部23aとの接点を支点として、外力が係合部41側に伝わる。係合部41と回動軸31の端面31aとの間にはクリアランスが形成されているため、外力が加わることによって、係合部41がクリアランス内を移動して回動軸31の端面31aに係合部41の開放端41aが摺動する。端面31aは、フロントパネル14の表面側14aに向かって上向きに傾斜しているため、この端面31aと開放端41aとの接点を支点に、係合部41が開放端41aより回動軸31から外れる図7中矢印G方向に外力が伝わると共に、突起部42が係止板23の縁部23aを乗り越え、防塵蓋16を同じく回動軸31から外れる方向に移動させる。加えて、係合部41自体の弾性により、開放端41aが広がる。従って、防塵蓋16は、開口部15を開放した状態でさらに外力が無理に加わると、回動軸31より係合部41が外れ、係合部41や回動軸31破損することがない。
【0041】
すなわち、仮に回動軸31に端面31aが形成されず、円柱状に形成されている場合には、防塵蓋16が開口部15を開放しアーム部40が係止板23の縁部23aに当接されることにより係止された状態において、さらに開口部15の開放する回動方向である図7中矢印D方向に外力が加えられても、係合部41が回動軸31の外周部と接しているため、係合部41の開放端41aを移動させることができず、外力を防塵蓋16が回動軸31から外す方向に向けることができない。従って、アーム部40に形成された突起部42も係止板23の縁部23aを乗り越えることができず、防塵蓋16は回動軸31より外れることがなく、係合部41や回動軸31が破損してしまう危険がある。
【0042】
また、仮にアーム部40に突起部42が形成されず、平坦に形成された場合には、突起部42が係止板23の縁部23aを乗り越えることにより防塵蓋16を回動軸31から外れる方向に向かう力が働かないため、防塵蓋16は回動軸31より外れることがなく、係合部41や回動軸31が破損してしまう危険がある。
【0043】
これに対して、本発明が適用された記録再生装置においては、アーム部40に係止板23の縁部23aと当接する突起部42を形成すると共に、回動軸31にフロントパネル14の表面側に向かって上向きに傾斜する端面31aを形成しているため、防塵蓋16に無理に外力が加わった場合にも、係合部41が回動軸31より容易に外れ、係合部41や回動軸31破損することがない。
【0044】
なお、外れた防塵蓋16は、回動軸31がDカットされた端面31aから、係合部41の開放端41aを挿入させることにより容易に回動軸31に係合させることができる。
【0045】
開口部15を閉塞した防塵蓋16を回動させ開口部15を開放させる開放レバー17は、図6に示すように、断面略L字状に形成され、フロントパネル14の表面側に突出されるレバー部51と、レバー部51の基端部より立ち上がり形成され防塵蓋16を押圧する押圧片52と、レバー部51と押圧片52との接点部に形成された略円柱形状の回動支柱53とを有する。
【0046】
この開放レバー17は、図2に示すように、フロントパネル14の表面側14aに張り出し形成された操作部21に回動支柱53が回動自在に係止され、また、操作部21の前面部21aに形成された開口55よりレバー部51が突出され、さらに操作部21の上辺部21bに形成された開口56より押圧片52が突出されている。そして、開放レバー17は、レバー部51が押下されると、回動支柱53を支点としててこの原理により押圧片52がフロントパネル14の前面方向にである図8中矢印E方向に回動される。
【0047】
以上のような開放レバー17は、防塵蓋16が開口部15を閉塞すると、押圧片52が防塵蓋16の蓋本体部35の下辺部35bに押圧されて、回動支柱53を支点にレバー部51が上方に回動される。この状態において、開放レバー17は、装置本体6内に挿入された磁気テープカセット5を排出する際や、磁気テープカセット5を挿入する際に、レバー部51が押下されると、回動支柱53を支点として押圧片52がフロントパネル14の前面方向である図8中矢印E方向に回動される。これにより押圧片52が防塵蓋16の蓋本体部35の下辺部35bを押圧するため、防塵蓋16は、蓋本体部35にインサート成型されたマグネット38とフロントパネル14の表面側14aに貼着された金属板29との磁気吸引力を超えて防塵蓋16の自重によって開口部15を開放させる図8中矢印O方向に回動される。
【0048】
また、開放レバー17は、図6に示すように、フロントパネル14内に配設された磁気テープカセット5のイジェクトスイッチ60と当接されている。イジェクトスイッチ60は、フロントパネル14の裏面側14bに設けられ、スイッチ板61を介して開放レバー17のレバー部51に押圧される。イジェクトスイッチ60が押圧されると、記録再生装置1は、装置本体6内にローディングされた磁気テープカセット5を開口部15より排出する。
【0049】
イジェクトスイッチ60は、開放レバー17のレバー部51の背面側に配設され、スイッチ板61と当接されている。そしてイジェクトスイッチ60は、スイッチ板61が開放レバー17に押圧されることによりスイッチ板61に押圧されると、磁気テープカセット5のアンローディングを行うローディング機構により装置本体6内に装着された磁気テープカセット5を開口部15より排出させる。
【0050】
イジェクトスイッチ60を押圧するスイッチ板61は、一面側に開放レバー17のレバー部51に押圧される押圧部61aが突設され、他面側にイジェクトスイッチ60を押圧する押圧突起61bが形成されている。また、スイッチ板61は、フロントパネル14の裏面側14bに板バネ62と重ねられてビス止めされている。従って、スイッチ板61は、板バネ62により、常時フロントパネル14の表面側14aに付勢されている。
【0051】
そして、スイッチ板61は、開放レバー17のレバー部51が押下されると、図8に示すように、押圧部61aがレバー部51の背面部に押圧され、板バネ62の付勢力に対抗してフロントパネル14の裏面側4bに付勢されて、押圧突起61bがイジェクトスイッチ60を押圧する。イジェクトスイッチ60は、スイッチ板61の押圧突起61bに押圧されると、装置本体6内にローディングされている磁気テープカセット5を開口部15より排出させる。このとき、開口部15を閉塞している防塵蓋16は、開放レバー17が押下されることにより開口部15を開放する方向に回動されている。従って、記録再生装置1は、排出された磁気テープカセット5を開口部15から取り出すことができる。
【0052】
以上のような記録再生装置1は、装置本体6内に磁気テープカセット5を挿入する場合には、開放レバー17を押下して押圧片52により防塵蓋16の蓋本体部35が図8中矢印O方向に回動され、開口部15が開放される。そして、記録再生装置1は、磁気テープカセット5が挿入されるとユーザによって防塵蓋16が図8中反矢印O方向に回動され、開口部15が閉塞される。
【0053】
このとき、防塵蓋16は、蓋本体部35の上下辺部35a、bにインサート成型されたマグネット38が開口部15近傍に貼着された金属板29と磁気吸着することにより開口部15を覆う。この防塵蓋16は、蓋本体部35の上下辺部35a、bに長孔39が形成されインサート成型されたマグネット38を外方に臨ませると共に、金属板29を突条に形成しているため、金属板29が蓋本体部35内に進入し、インサート成型されたマグネット38と密着される。また、マグネット38を蓋本体部35の上下辺部35a、bに設け、金属板29を開口部15の上下に貼着させることにより、より強固に防塵蓋16をフロントパネル14に吸着させている。従って、磁気テープへ何ら影響を与えない程度の微弱な磁力を有するマグネット38を用いた場合にも、防塵蓋16は確実に開口部15を覆うことができる。
【0054】
開口部15に磁気テープカセット5を挿入されたことが検出されると、記録再生装置1は、ローディング機構により磁気テープカセット5がローディング位置に搬送し、情報信号の記録又は再生操作を行う。このとき、記録再生装置1は、装置本体6内の過熱を防止する冷却ファンが駆動され、開口部15からも装置本体6内に空気が吸引されるが、開口部15が防塵蓋16により閉塞されているため、塵埃等が装置本体6内に進入することを防止することができる。
【0055】
次いで、記録再生装置1は、磁気テープカセット5に対して情報信号の記録又は再生が終了すると、開放レバー17のレバー部51が押下され、磁気テープカセット5が排出される。このとき、防塵蓋16は、レバー部51が押下されることにより回動支柱53を中心に図8中矢印E方向に回動された押圧片52に押圧され、開口部15を開放する図8中矢印O方向に押圧される。防塵蓋16は、蓋本体部35にインサート成型されたマグネット38とフロントパネル14の表面側14aに貼着された金属板29との磁気吸引力を超えて防塵蓋16の自重によって開口部15を開放させる図8中矢印O方向に回動される。同時に、記録再生装置1は、開放レバー17に押圧されてスイッチ板61の押圧部61aがイジェクトスイッチ60を押圧し、ユーザは容易に装置本体6内に装着された磁気テープカセット5を取り出すことができる。
【0056】
また、記録再生装置1は、防塵蓋16が開口部15を開放する図8中矢印O方向に回動されると、図4に示すように、回動アーム36のアーム部40に形成された突起部42がフロントパネル14の係止板23の縁部23aに当接されて支持されている。この状態において、記録再生装置1は、防塵蓋16がさらに開口部15の開放方向である図7中矢印D方向に外力が加えられると、アーム部40の突起部42と係止板23の縁部23aとの接点を支点として、当該外力が係合部41側に伝わる。係合部41と回動軸31の端面31aとの間にはクリアランスが形成されているため、外力が加わることによって、係合部41がクリアランス内を移動して回動軸31の端面31aと係合部41の開放端41aとが接する。端面31aは、フロントパネル14の表面側14aに向かって上向きに傾斜しているため、図5に示すように、この端面31aと開放端41aとの接点を支点に、係合部41が開放端41aより回動軸31から外れる方向に外力が伝わると共に、突起部42が係止板23の縁部23aを乗り越え、防塵壁16を同じく回動軸31から外れる図7中矢印G方向に移動させる。従って、防塵壁16は、開口部15を開放した状態でさらに外力が無理に加わると、回動軸31より係合部41が外れ、係合部41や回動軸31が破損することが防止されている。
【0057】
以上のような本発明が適用された記録再生装置1によれば、磁気テープカセット5の挿入又は排出を行う場合を除いて、開口部15が防塵蓋16により閉塞されて使用される。従って、開口部15と蓋部材25との間にクリアランスCが形成されているにもかかわらず、装置本体6内に塵埃等が侵入することを防止することができる。
【0058】
すなわち、装置本体6内に装着された磁気テープカセット5に対して情報信号の記録又は再生を行う際に、装置本体6内の熱気を排気する冷却ファンが駆動され、開口部15より外気が吸引される場合でも、防塵蓋16に覆われているため、塵埃等が外部より侵入することが防止できる。
【0059】
また、磁気テープカセット5がアンローディングされて、開口部15よりその一部のみが排出されたままの状態においても、開口部15を覆う防塵蓋16の奥行きが磁気テープカセット5の排出長さよりも長く設けられているため、磁気テープカセット5の一部が開口部15より排出されたまま開口部15を覆うことができ、装置本体6内に外部の塵埃等が侵入することを防止することができる。
【0060】
従って、本発明が適用された記録再生装置1は、開口部15から塵埃等が侵入することを防止することができ、開口部15の近傍に設置された記録再生機構のドラムヘッドや磁気テープ自体に塵埃等が付着しデータ信号の書き込みエラーや読み出しエラーの発生を防止することができる。
【0061】
図9は、本発明に係る蓋及び蓋開閉機構を適用した記録再生装置1と、適用しない従来の記録再生装置との防塵性能を、2種類の記録再生装置(SDX−500C、SDX−700C)でそれぞれ比較したグラフである。これによると、塵埃等が記録再生装置の装置本体内に侵入し、ドラムヘッドや磁気テープに付着しデータの記録又は再生のエラーが発生した時間は、従来の記録再生装置では6時間又は2時間であったのに対して、本発明が適用された記録再生装置1では52時間又は28時間と、何れの記録再生装置によっても格段にエラー発生が生じるまでの時間が長くなっている。
【0062】
特に、近年、企業においては、業務に必要なデータのバックアップ用に用いるサーバ等は、クリーンルームではなく各オフィス毎に設置される場合も多く、塵埃等が発生しやすい状態にあるが、本発明が適用された記録再生装置1によれば、防塵蓋16により開口部15が覆われているため、塵埃等が装置本体6内に進入することを確実に防止することができる。
【0063】
さらに、本発明が適用された記録再生装置1は、開口部15を開口した防塵蓋16に対して開口部15の開口方向に過剰な外力が加わった場合には、防塵蓋16がフロントパネル14から取り外されるため、防塵蓋16又はフロントパネル14側に無理な力がかかって破損することを防止することができる。
【0064】
次いで、本発明が適用された記録再生装置の実施の形態について説明する。なお、上記記録再生装置1と同一の部材については同一の符号を付してその詳細を省略する。この記録再生装置70は、防塵蓋の開閉を、マグネットではなく、トグルバネ等の弾性部材を用いて行うものである。
【0065】
この記録再生装置70は、図10に示すように、フロントパネル14の操作部21の側面部に設けられた防塵蓋71の回動領域22に、防塵蓋71が係合される係合孔30が形成されている。係合孔30は、防塵蓋71を回動自在に係合する回動軸31及び防塵蓋71を開口部15の開方向又は閉方向に付勢するトグルバネ72が立設されている。このトグルバネ72は、フロントパネル14の底面部14cにビス止めされることにより設けられている。また、トグルバネ72は、図10に示すように、フロントパネル14の表面側14aに向かって凸状に屈曲する屈曲部72aが形成されている。
【0066】
記録再生装置70のフロントパネル14に形成された開口部15の開閉を行う防塵蓋71は、開口部15に対応して略矩形状に凹設された蓋本体部73と、この蓋本体部73の両側面部より下方に延設されフロントパネル14に形成された回動軸31及びトグルバネ72に係合された回動アーム75とが形成されている。
【0067】
蓋本体部73は、上述した蓋本体部35と同様に、開口部15を覆うに十分な大木の矩形凹部76と、開口部14の近傍に貼着された凸状の金属板29と磁気吸着されるマグネット77がインサート成型されている。
【0068】
蓋本体部73を回動可能に支持する回動アーム75は、蓋本体部73の両側面部より下方に延設されたアーム部80と、アーム部80の先端部に形成されフロントパネル14された回動軸31と回動自在に係合された係合部81と、係合部81より延設されトグルバネ72に付勢される付勢部82とを有する。
【0069】
アーム部80は、上記アーム部40と同様に、テーパ面80aが形成され、このテーパ面80aにフロントパネル14の係止板23に当接する突起部84が形成されている。また、係合部81は、上記係合部81と同様に、断面略C字状に形成され、開放端81aより回動軸31に回動可能に係合されている。
【0070】
付勢部82は、係合部81の開放端81aより延設された先端に設けられ、略球状に形成されている。この付勢部82は、トグルバネ72に当接され、常時トグルバネ72により防塵蓋71を開口部15の開方向又は閉方向に付勢されている。
【0071】
すなわち、付勢部82は、トグルバネ72の屈曲部72aよりも上方に位置しているときには、トグルバネ72により上方に付勢される。付勢部82が上方である図10中矢印H方向に付勢されると、蓋本体部73は、係合部81が回動軸31を回動することにより開口部15を開放する図10中矢印I方向に回動する。また、付勢部82は、トグルバネ72の屈曲部72aよりも下方に位置しているときには、トグルバネ72により下方に付勢される。付勢部82が下方である図11中矢印J方向に付勢されると、蓋本体部73は、係合部81が回動軸31を回動することにより開口部15を閉塞する図11中矢印K方向に回動する。
【0072】
以上のような記録再生装置70は、装置本体6内に挿入された磁気テープカセット5を排出し、又は装置本体6内に磁気テープカセット5を挿入する際には、ユーザの手によって開口部15を閉塞している防塵蓋71を開口部15を開放する図10中矢印I方向に移動させる。これに伴い、トグルバネ72により下方に付勢されていた付勢部82は、係合部81を中心に上方に移動され、トグルバネ72の屈曲部72aを乗り越えられ、上方である図10中矢印H方向への付勢力が与えられる。付勢部82がトグルバネ72により上方に付勢されると、防塵蓋71の蓋本体部73は、係合部81が回動軸31を回動することにより図10中矢印I方向に回動し、開口部15を開放する。なお、防塵蓋71は、回動アーム75のアーム部80に形成された突起部84がフロントパネル14の係止板23の縁部23aに当接されることによりフロントパネル14の底面部14cに係止される。
【0073】
また、記録再生装置70は、磁気テープカセット5が挿入され、又は排出された後には、ユーザの手によって開口部15を開放している防塵蓋71を、開口部15を閉塞する図11中矢印K方向に移動される。これに伴い、トグルバネ72により上方に付勢されていた付勢部82は、係合部81を中心に下方である図11中矢印J方向に移動され、トグルバネ72の屈曲部72aを乗り越えられ、下方への付勢力が与えられる。付勢部82がトグルバネ72により下方へ付勢されると、防塵蓋71の蓋本体部73は、係合部81が回動軸31を回動することにより図11中矢印K方向に回動し、開口部15を閉塞する。
【0074】
以上のような記録再生装置70によれば、マグネットを用いることなく防塵蓋71を移動させ、開口部15を閉塞することができる。また、このような記録再生装置70においても、上記記録再生装置1と同様に、開口部15から塵埃等が侵入することを防止することができ、開口部15の近傍に設置された記録再生機構のドラムヘッドや磁気テープ自体に塵埃等が付着しデータ信号の書き込みエラーや読み出しエラーの発生を防止することができる。
【0075】
また、記録再生装置70は、開口部15を開口した防塵蓋71に対して開口部15の開口方向に過剰な外力が加わった場合には、防塵蓋71がフロントパネル14から取り外されるため、防塵蓋71又はフロントパネル14側に無理な力がかかって破損することを防止することができる。
【0076】
以上、本発明が適用された記録再生装置について説明したが、本発明に係る記録再生装置の蓋体蓋及び蓋開閉機構は、上述した記録再生装置以外の塵埃等を嫌う電子機器の開口部に用いてもよい。また、記録再生装置の記録媒体としては、磁気テープの他にも、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を用いてもよい。さらに、記録再生装置は、サーバ等のホスト機器に組み込まれるものでなく、単体で使用される記録再生装置その他の電子機器に用いてもよい。
【0077】
また、防塵蓋に矩形凹部が形成されず、略平板状に形成すると共に、アンローディング時に開口部より磁気テープカセットの端部が排出されないようにすることによっても同様の効果を得ることができる。この場合、開口部の幅を少なくともユーザが開口部に指を挿入し磁気テープカセットの側面を把持できる程度に広く形成する必要がある。
【0078】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構によれば、開口部が防塵蓋により閉塞されて使用される。従って、開口部と蓋部材との間にクリアランスが形成されているにもかかわらず、開口部より塵埃等が侵入することを防止することができる。
【0079】
また、例えば、磁気テープカセットがアンローディングされて、開口部よりその一部のみが排出されたままの状態においても、開口部を覆う防塵蓋の奥行きが磁気テープカセットの排出長さよりも長く設けられているため、磁気テープカセットの一部が開口部より排出されたまま開口部を覆うことができ、開口部より外部の塵埃等が侵入することを防止することができる。
【0080】
従って、本発明を記録再生装置に適用すれば、開口部から塵埃等が侵入することを防止することができ、開口部の近傍に設置された記録再生機構のドラムヘッドや磁気テープ自体に塵埃等が付着しデータ信号の書き込みエラーや読み出しエラーの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録再生装置を示す斜視図である。
【図2】記録再生装置のフロントパネルの表面側を示す斜視図である。
【図3】記録再生装置のフロントパネルの裏面側を示す斜視図である。
【図4】防塵蓋とフロントパネルとの係合状態を示す図である。
【図5】開口部を開放する方向に防塵蓋が回動されたフロントパネルを示す斜視図である。
【図6】防塵蓋により開口部を閉塞したフロントパネルを示す断面図である。
【図7】防塵蓋が取り外される状態を示す図である。
【図8】防塵蓋を回動させる状態を説明するための断面図である。
【図9】本発明が適用された記録再生装置と、従来の記録再生装置との防塵性能を比較した結果を示すグラフである。
【図10】本発明が適用された他の記録再生装置の防塵蓋とフロントパネルとの係合状態を示す図である。
【図11】上記他の記録再生装置の防塵蓋によって開口部が閉塞されたフロントパネルを示す図である。
【図12】従来の磁気記録再生装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、2 ホスト機器、5 磁気テープカセット、6 装置本体、14 フロントパネル、15 開口部、16 防塵蓋、17 開放レバー、19排気孔、22 回動領域、23 係止板、25 蓋部材、29 金属板、30係合孔、31 回動軸、35 蓋本体部、36 回動アーム、37 矩形凹部、38 マグネット、39 長孔、40 アーム部、42 突起部、51 レバー部、52 押圧片、53 回動支柱、60 イジェクトスイッチ、61 スイッチ板
Claims (12)
- 筐体内に挿入された挿入物の排出時に当該挿入物の一部が排出される開口部の開閉を行う記録再生装置の蓋体において、
該蓋体は、上記開口部に対して凹部が形成され、上記開口部を閉塞する際に上記開口部より所定のクリアランスを有し、上記開口部から一部排出された上記挿入物を覆って上記開口部を閉塞することを特徴とする記録再生装置の蓋体。 - 上記蓋体は略透明な部材によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置の蓋体。
- 上記蓋体は、上記開口部を有する筐体に形成された支持部に回動可能に支持されたヒンジ機構が形成され、該ヒンジ機構が回動されることにより上記開口部を開閉するものであり、
上記ヒンジ機構は、上記蓋が上記開口部を開放する方向に過剰に回動されることにより、上記筐体の支持部より分離されることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置の蓋体。 - 上記蓋体は、上記開口部を有する筐体に形成された支持部に回動可能に支持されたヒンジ機構が形成され、該ヒンジ機構が回動されることにより上記開口部を開閉するものであり、
上記蓋体は、磁石が設けられ、該磁石が上記開口部に設けられた磁性体と磁気吸着することによって上記開口部を覆うことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置の蓋体。 - 上記蓋体は、上記開口部を有する筐体に形成された支持部に回動可能に支持されたヒンジ機構が形成され、該ヒンジ機構が回動されることにより上記開口部を開閉するものであり、
上記ヒンジ機構は、上記筐体側に形成された弾性部材に回動可能に係合されるトグルバネが設けられて、上記蓋が上記開口部の開方向又は閉方向に移動されることにより該移動方向に上記蓋を付勢することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置の蓋体。 - 筐体内に挿入された記録媒体の排出時に当該記録媒体の一部が排出される開口部の開閉を行う蓋開閉機構において、
上記開口部に対して凹部が形成され、上記開口部より所定のクリアランスを有し、上記開口部から一部排出された上記記録媒体を覆って上記開口部を閉塞する蓋体と、
上記蓋体と連続して形成され、上記開口部が形成された筐体に形成された支持部に回動可能に支持されたヒンジ機構と、
上記蓋体を上記開口部を開放する方向に回動させるエジェクトレバーとを有する蓋開閉機構。 - 上記蓋体は略透明な部材によって形成されていることを特徴とする請求項6記載の蓋開閉機構。
- 上記ヒンジ機構は、上記蓋体が上記開口部を開放する方向に過剰に回動されることにより、上記筐体の支持部より分離されることを特徴とする請求項6記載の蓋開閉機構。
- 上記蓋体は、磁石が設けられ、該磁石が上記開口部に設けられた磁性体と磁気吸着することによって上記開口部を覆うことを特徴とする請求項6記載の蓋開閉機構。
- 上記ヒンジ機構は、上記筐体側に形成された弾性部材に回動可能に係合されるトグルバネが設けられて、上記蓋体が上記開口部の開方向又は閉方向に移動されることにより該移動方向に上記蓋体を付勢することを特徴とする請求項6記載の蓋開閉機構。
- 上記エジェクトレバーを作動することにより上記筐体内に挿入された記録媒体を上記開口部より排出することを特徴とする請求項6記載の蓋開閉機構。
- 上記記録媒体は磁気テープであり、該磁気テープの記録及び/又は再生装置の開口部を開閉する請求項6記載の蓋開閉機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002324214A JP4099577B2 (ja) | 2002-11-07 | 2002-11-07 | 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002324214A JP4099577B2 (ja) | 2002-11-07 | 2002-11-07 | 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004158140A true JP2004158140A (ja) | 2004-06-03 |
| JP4099577B2 JP4099577B2 (ja) | 2008-06-11 |
Family
ID=32803874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002324214A Expired - Fee Related JP4099577B2 (ja) | 2002-11-07 | 2002-11-07 | 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4099577B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011134378A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Panasonic Corp | 開閉装置 |
| JP2013012278A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Sony Computer Entertainment Inc | 携帯型電子機器 |
| JPWO2012049793A1 (ja) * | 2010-10-13 | 2014-02-24 | パナソニック株式会社 | ディスク装置 |
| JP2018206919A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
| CN118890856A (zh) * | 2024-07-16 | 2024-11-01 | 浙江昊通电力科技有限公司 | 一种插拔式电能计量表的插接底座 |
-
2002
- 2002-11-07 JP JP2002324214A patent/JP4099577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011134378A (ja) * | 2009-12-24 | 2011-07-07 | Panasonic Corp | 開閉装置 |
| JPWO2012049793A1 (ja) * | 2010-10-13 | 2014-02-24 | パナソニック株式会社 | ディスク装置 |
| JP2013012278A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Sony Computer Entertainment Inc | 携帯型電子機器 |
| EP2540359A3 (en) * | 2011-06-29 | 2015-01-07 | Sony Computer Entertainment Inc. | Portable electronic device |
| US9126111B2 (en) | 2011-06-29 | 2015-09-08 | Sony Corporation | Portable electronic device |
| JP2018206919A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
| CN118890856A (zh) * | 2024-07-16 | 2024-11-01 | 浙江昊通电力科技有限公司 | 一种插拔式电能计量表的插接底座 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4099577B2 (ja) | 2008-06-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4099577B2 (ja) | 記録再生装置の蓋体及び蓋開閉機構 | |
| JP4055209B2 (ja) | 磁気ヘッド装置及びディスク状記録媒体の記録及び/又は再生装置 | |
| WO1996033489A1 (fr) | Dispositif de chargement de cartouche de disque | |
| KR100277610B1 (ko) | 기록매체의 기록 및 재생 장치 | |
| JP2000123543A (ja) | ディスクカートリッジ及びディスクドライブシステムにおける防塵機構 | |
| JPS6235171Y2 (ja) | ||
| JP3024481B2 (ja) | ディスク装置 | |
| JP4948988B2 (ja) | 記録媒体駆動装置 | |
| JP4266112B2 (ja) | 記録再生装置 | |
| JP2671887B2 (ja) | ディスクジャケット | |
| JP4264402B2 (ja) | 記録媒体装着装置 | |
| WO2000002201A1 (en) | Disk drive | |
| JP2003331551A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH0316109Y2 (ja) | ||
| JP2669414B2 (ja) | ディスクジャケット | |
| JP2515598B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JPH04313869A (ja) | フロッピーディスク装置のキャリッジ機構 | |
| JP3425045B2 (ja) | コンピュータ及びこのコンピュータに使用するディスク駆動装置 | |
| JP2005078872A (ja) | ポータブル機器の電池収容部蓋の取付構造 | |
| JP2000113661A (ja) | ディスクドライブ装置 | |
| JPH11149687A (ja) | ディスクローディング装置およびディスクカートリッジ | |
| JPH11296950A (ja) | ディスクローディング装置 | |
| JP2000156010A (ja) | 記録及び/又は再生装置 | |
| JPH0619154U (ja) | ディスク装置 | |
| JPH0630937U (ja) | ディスク装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051013 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070625 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071009 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071228 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080219 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080303 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |