JP2004185885A - 線状体の残量検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量の減少に反比例してレーザー発光器から発光されたレーザー光の反射量が増加する位置に光反射板を、該光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておき、前記光反射板からの反射光の受光量から前記ボビンに巻かれた線状体の残量を検出することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光ファイバ等の通信線や電力線あるいはこれらと共に集合する各種押え紐や押え巻きテープの如き線状体を、これら線状体が巻かれたボビンから集合装置へ供給しながら、ボビンに巻かれているこれら線状体の残量を的確に検出する方法,特にレーザー光の透過光や反射光を利用した線状体の残量検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば光ファイバや銅導体に絶縁を施してなる通信線や電力線の如き線状体、さらにはこれら線状体と共に集合される各種押え紐や押え巻きテープの如き線状体を、ある本数撚り合わせたりして集合する場合、これら各種線状体を予め巻き取っておいたボビンより集合装置に向けて繰り出す。
この際、各ボビンに予め巻かれている線状体の長さは必ずしも同じ長さではないため、なんらかの方法で、各ボビンに巻かれている線状体の残量を検出し、どのボビンの線状体の残量が最も少なくなって来ているか、等々を事前に知っておく必要がある。もしボビンに巻かれている線状体の残量を認知していないと、線状体の端末を取り逃がして、本来前記端末に繋ぎ込まねばならない次のボビンに巻かれた線状体との接続作業が困難になったり、最悪の場合、ある線状体がなくなったのを知らないまま集合作業を続行し、不良製品を大量に作り続けてしまう、等の問題がある。
【0003】
そこで通常、あるボビンに巻かれた線状体の残量が少なくなってきたのを目視で確認した作業者は、この残量が少なくなってきたボビンが装着された線状体供給装置の近くに立ち会っていて、そろそろ限界か、という時点で集合装置を停止し、残量の少なくなったボビンを新しい満巻きのボビンに交換していた。
しかしながらあくまでも作業者の目による監視に過ぎないから、時には集合装置を停止したものの、まだ残量がボビン交換時期に至っておらず、再度ボビン交換をしないで稼動する場合もあり、作業効率が悪かった。
また最悪の場合には、作業者が他の作業に気を取られ、ボビン交換時期を逸し、その結果線状体端末を取り逃がし、それまで製造したケーブル等の集合体を不良品化してしまうこともあった。
【0004】
そこでこの線状体の残量確認作業を作業者の目視に頼らずに自動化する検討が種々なされてきた。
例えば、(特許文献1)には、線状体が巻かれている複数のボビンを、円板状回転体上に該円板状回転体周方向に等間隔で設けられたボビン支持軸に各々搭載し、前記各ボビンから線状体を繰り出す線状体集合装置において、前記円板状回転体の外周部に前記各ボビン支持軸に対応して複数のマーカーを設け、一方この円板状回転体の外方に各マーカーの通過を逐次検出するためのマーカー検出手段を設けるとともに、前記ボビン支持軸の外方にマーカー検出手段による各マーカーの検出に同期して検出されたマーカーに対応するボビン支持軸側の外周面との離間距離を逐次検出するための距離検出手段を設け、残量監視部により、距離検出手段により検出された各検出距離が、既知の空ボビン距離とボビン交換距離との間にあることを判別してボビンの交換時期を検出する、という案が開示されている。
【0005】
特許文献1:特開平11−246119号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの方法では、円板状回転体の回転に同期した信号をとる必要があるため回転を検出する方法および機構と、これのタイミングを制御するための演算および演算をするためのコントローラーが必要である。
またこの円板状回転体が高速回転する場合には、回転検出とセンサーがモニターするタイミングの同期を正確にとる必要があるため、装置の機構が煩雑になってしまう、という問題がある。
【0007】
前記問題を解決すべく本発明の目的は、複雑な機構の必要がなく、簡便な装置で、ボビンに巻かれている線条体の残量を精度よく検出できる線状体の残量検出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで前記目的を達成すべく本発明の請求項1記載の線状体の残量検出方法は、複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量の減少に反比例してレーザー発光器から発光されたレーザー光の反射量が増加する位置に光反射板を、該光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておき、前記光反射板からの反射光の受光量から前記ボビンに巻かれた線状体の残量を検出することを特徴とするものである。
【0009】
この方法によれば、主としてレーザー発光器、光反射板および受光器からなる簡便な検出装置により、かつ前記レーザー発光器、光反射板および受光器をボビン近傍の適切な位置に位置決めし、この位置で事前にボビンに巻かれた線状体の量と反射光量との関係を示すキャリブレーションカーブ(校正曲線)をとっておくだけで、ボビンに巻かれた線状体の残量を精度よく検出することができる。
もちろん、ボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期のレーザー光の反射量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で線状体集合装置を自動停止することも、警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることも容易にできる。
【0010】
また請求項2記載の線状体の残量検出方法は、複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量の減少に反比例してレーザー発光器から発光されたレーザー光の透過光量が増加する位置に受光器を設けて前記透過光を直接受光し、前記受光器の受光量から前記ボビンに巻かれた線状体の残量を検出することを特徴とするものである。
【0011】
この方法によれば、主としてレーザー発光器および受光器からなる極めて簡便な検出装置により、かつ前記レーザー発光器および受光器をボビン近傍の適切な位置に位置決めし、予めこの位置で事前にボビンに巻かれた線状体の量と透過光との関係を示すキャリブレーションカーブ(校正曲線)をとっておくだけで、ボビンに巻かれた線状体の残量を精度よく検出することができる。
もちろん、この方法の場合でも、ボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期のレーザー光の透過光量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で線状体集合装置を自動停止することも、警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることも容易で、作業者はボビン交換時期を誤ることがなくなる。
【0012】
また請求項3記載の線状体の残量検出方法は、複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を反射する位置に光反射板を、該光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておき、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったら前記光反射板からの反射光を受光して前記ボビンに巻かれた線状体の残量が所定量以下になったことを検出することを特徴とするものである。
【0013】
この方法は請求項1,2に記載の発明とは違い、まさにボビンに巻かれた線状体の残量がボビン交換時期に近づいていることを検出する、いわゆるポイント検出である。この方法の場合も請求項1記載のものと同じく、主としてレーザー発光器、光反射板および受光器とで検出装置を形成でき、かつ前記光反射板を前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を反射する位置に、かつこの光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておくだけで、ボビン交換時期を精度よく検出し、警報等によりその旨を確実に作業者に伝えることができるし、線状体集合装置に自動停止をかけることも容易に行える。
【0014】
さらに請求項4記載の線状体の残量検出方法は、複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検知方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を直接受光できる位置に受光器を設けておき、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になって前記受光器がレーザー光を受光したことで前記ボビンに巻かれた線状体の残量が所定量以下になったことを検出することを特徴とするものである。
【0015】
この方法は、主としてレーザー発光器および受光器からなる極めて簡便な検出装置により、前記請求項3記載の方法と同じく、まさにボビンに巻かれた線状体の残量がボビン交換時期に近づいていることを検出する、いわゆるポイント検出である。
この方法の場合、請求項3記載のものより光反射板が不要である分、装置全体がより簡便になっている。そしてこの方法の場合も、ボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期のレーザー光の透過光量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で線状体集合装置に自動停止をかけることも、警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることも容易にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の線状体の残量検出方法を線状体の集合装置に適用した例、具体的には光ファイバの集合装置に適用した例を示す。
図1は光ファイバ集合装置の全体概略図で、この光ファイバ集合装置は、光ファイバ集合体、いわゆる光ケーブルの中心に配するFRP等からなる中心テンションメンバ2を供給するテンションメンバ供給装置1、以下このテンションメンバ2の周りに集合する複数本の光ファイバ3を供給する光ファイバ供給装置4、さらに集合された光ファイバ集合体の撚りが崩れないように所定ピッチで押え巻きする押巻き糸5を供給する押え巻き糸供給装置6、このように押え巻きされた光ファイバ集合体7を引取装置8を介して引き取り、最後にこれを巻き取る巻取装置10、等々を主体に構成されている。
【0017】
尚、前記光ファイバ供給装置4と押え巻き糸供給装置6の各回転速度と引取装置8の引取速度は各々所定の速度比で運転され、これにより光ファイバ3は所定の撚り合わせピッチで撚り合わせられ、押え巻き糸5は所定の押え巻きピッチで押え巻きが施される。
【0018】
ところでこの種の光ファイバ集合装置においては、前記光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6側が集合体中心軸の周りに回転し、巻取装置10は回転せずにただ巻き取るタイプのもの、逆に前記光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6側は回転しないで、巻取装置10側が回転するタイプのもの、あるいは両方が同期をとりながら回転するタイプのもの、と通常3タイプあるが、本発明はいずれのタイプのものにも適用できる。但し、特に前記光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6側が回転するタイプのものに適用すると、その効果が顕著である。そこで以下の説明は光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6側が回転するタイプのもので説明する。
【0019】
図2は本発明の線状体の残量検出方法を、押え巻き糸供給装置6に適用した例の一実施例である。
回転する押え巻き糸供給装置6の回転円盤15上には、その中心の空洞部を通過する光ファイバ集合体7の中心軸に対して、回転円盤15の周方向に均等間隔で押え巻き糸5を供給するボビン20が、この回転円盤15上に立設されたボビン支持軸21に、図2では3個搭載されている。もちろんこの数は1個の場合、2個の場合あるいは3個以上の場合もあり、製造する光ファイバ集合体7の仕様に基いて決定される。
【0020】
このボビン20から繰り出される押え巻き糸5はガイド25により案内され回転円盤15の中心を通過してくる光ファイバ集合体7の周囲に所定ピッチで押え巻きされ、引取装置8により引き取られ、図示しない巻取装置10に巻き取られていく。前記押え巻き糸供給装置6の回転円盤15の回転速度と引取装置8の引取速度は所定の速度比で運転され、その結果、押え巻き糸5は光ファイバ集合体7上に所定ピッチで押え巻きされる。
【0021】
この押え巻き糸供給装置6と離れた位置、但し、押え巻き糸供給装置6の近傍に、この押え巻き糸供給装置6とは別体で、レーザー発光器および受光器を有するレーザー式センサー装置101が設置されている。このレーザー式センサー装置101は、搭載しているレーザー発光器110から発するレーザー光100のXY方向を調整するXY調整テーブル105を有している。また、このレーザー光100の直線上前方のボビン20の回転円盤15側鍔上には、光反射板102が貼られている。この光反射板102の正確な位置は、ボビン20に巻かれている押え巻き糸5の残量がボビン20の交換時期になったことを示す位置で、より詳しく説明すると、交換時期の残量になるまでは光反射板102はボビン20に巻かれた押え巻き糸5に遮られる位置であり、交換すべき残量になってはじめてレーザー光100を受け、これを反射する位置に貼られている。
【0022】
ボビン20に巻かれた押え巻き糸5の残量が少なくなって、そろそろ新しいボビン20と交換しなければならない残量になった時点で、それまでボビン20に巻かれていた押え巻き糸5により遮られていたレーザー発光器110からのレーザー光100は、ここではじめて光反射板102に到達し、反射されレーザー式センサー装置101に戻ってくる。戻ってきた反射光はレーザー式センサー装置101内の受光器により受光され、出力信号103を出す。
尚、このレーザー式センサー装置101は前記光反射板102からの反射光が戻ってきた場合のみ前記出力信号103を出力するようになっている。それ故、他の障害物からの反射光がレーザー式センサー装置101の受光器に迷い込んできたとしても誤検出する恐れはない。
【0023】
図3はボビン20の周辺の詳細拡大図である。図3が示すようにこのボビン20にはフード22が被せられていて、レーザー光100が通過する部分にレーザー透過用穴23が開口されている。このレーザー透過用穴23の先のボビン20の回転円盤15側の鍔上に前述した光反射板102が貼られている。
この光反射板102が貼られている位置は、図3(a)が示すように、前述した如くボビン20に巻かれている押え巻き糸5の量20aが交換時期の残量になるまでは光反射板102は押え巻き糸5に遮られる位置であり、図3(b)が示すように、交換すべき残量20bになってはじめてレーザー光100を受け、これを反射する位置である。
因みに、前記レーザー透過用穴23は各ボビン20のフード22毎に設けられており、その位置はこの押え巻き糸供給装置6の中心軸、すなわち回転円盤15の中心から見て同一円周上にあって、回転円盤15が回転したとき、この押え巻き糸供給装置6とは別に設けられたレーザー式センサー装置101のレーザー発光器から発光されるレーザー光100の光軸と一致する位置に穿たれている。
【0024】
同様に光反射板102も各ボビン20の回転円盤15側鍔上に各々設けられ、その位置は、回転円盤15が回転したとき、レーザー光100の光軸と一致する位置である。
図3(a)は、ボビン20にまだ充分の押え巻き糸5が巻かれている状態20aを示していて、レーザー光100が押え巻き糸5で遮られている状態を示し、図3(b)はボビン20に巻かれている押え巻き糸5が減って、ボビン20の交換時期にきている残量20bの状態を示している。この図3(b)の状態になって初めてレーザー100が光反射板102に到達し、光反射板102で反射され、レーザー式センサー装置101の受光器に戻って検出され、出力信号103が出力される。
【0025】
図2、図3で示した実施例では、ボビン20に巻かれた押え巻き糸5の残量がボビン交換時期に相当する量になった時点で初めてレーザー光100が光反射板102に到達し、反射されレーザー式センサー装置101に戻ってきて受光器に受光され、出力信号103を出力するものであるが、これとは別に、細長い光反射板102を用意し、これをボビン20の回転円盤15側鍔上に、ボビン20の半径方向に貼り付け、押え巻き糸5が満巻き状態でもレーザー光100を一部受けこれを反射し、かつボビン20の交換時期に相当する残量になった時まで連続的にレーザー光100を反射し続けるようにしておいてもよい。このようにすれば、押え巻き糸5が減るのに反比例して、レーザー光100の反射光の量が増加する。
【0026】
そして、予めボビン20に巻かれている押え巻き糸5の量と、光反射板102で反射され、レーザー式センサー装置101の受光器に戻ってくる反射量との関係を調べ校正曲線を作っておけば、反射光の量の変化により、その時々のボビン20に巻かれている押え巻き糸5の残量を検出することができる。この場合、残量がボビン20の交換時期に相当する量になったら光ファイバ集合装置を自動停止させるか、作業者に警報を出すようにしておけば、作業者が安心して他の作業をやっていることができ、警報を聞いたらボビン20の交換作業を開始すればよい。
【0027】
図2、図3で示す実施例にあっては、例えば回転円盤15の回転数は1500rpm、レーザー式センサー装置101の応答速度は80μs、回転円盤15の中心からレーザー光100の光軸間距離は200mm、光反射板102のレーザー光反射範囲は23mm×23mm、レーザー透過用穴23はレーザー光の光軸を中心とする半径15mmの円である。この構成において押え巻き糸5の残量検出に必要とされる応答速度は以下のようになる。
{60(sec)/1500(rpm)}×{23(mm)/200×2π(mm)}=732μs>80μs
よって回転円盤15がその最高速度で回転しても押え巻き糸5の残量を検出するのに充分な応答速度が得られる。
【0028】
図4は本発明の別の実施例を示す押え巻き糸供給装置6の斜視図である。図2と同一のものには同一番号を付し、詳細な説明は省略することにする。
図4の実施例ではレーザー光100の光軸に一致するボビン20の両鍔および回転円盤15そのものにレーザー透過用穴33を設け、その先に光ファイバ集合装置とは別に受光器202を設けたものである。
尚、ボビン20に鍔がない場合には回転円盤15にのみレーザー透過用穴33を設ければよいことはいうまでもない。またこのレーザー透過用穴33は各ボビン20毎に設けられていて、その位置は回転円盤15の中心からみて同一半径上にあって、各ボビン20が図4のようにレーザー光100の光軸上にきたときレーザー光100がこのレーザー透過用穴33を通過するようになっている。
【0029】
この場合、押え巻き糸供給装置6に搭載されたボビン20の押え巻き糸5の量がまだ充分な状態ではボビン20に巻かれている押え巻き糸5がレーザー光100を遮り、残量が減ってそろそろボビン20の交換時期にきたらそこで初めてレーザー光100が鍔と回転円盤15に設けられたレーザー透過用穴33を透過し、受光器202に至るようになっている。ボビン20の残量が限界に来て、レーザー光100が受光器202に到達すると受光器202が光を受け取った旨の信号203を出力し、光ファイバ集合装置を自動停止するか、作業者にボビン交換時期がきたことを知らせるようになっている。
【0030】
ここで受光器202の代わりに光反射板102を設けておき、前記図2、3で説明した実施例同様に、ボビン20の押え巻き糸5が減ってボビン交換時期になったら初めてレーザー光100が前記レーザー透過用穴33を通って光反射板102に至り、ここで反射されレーザー式センサー装置101に戻り、ボビン20の残量が少なくなってボビン20の交換時期になったことを知らせる出力信号103を出力するようにしてもよい。
【0031】
またこれとは別に、細長い受光器202を用意し、これをボビン20の半径方向に設置し、押え巻き糸5が満巻き状態でもレーザー光100を一部受けこれを受光し、かつボビン20の交換時期に相当する残量になった時まで連続的にレーザー光100を受光し続けるようにしておいてもよい。このようにすれば、押え巻き糸5が減るのに反比例して、受光器202によるレーザー光100の受光量が増加する。
【0032】
そして、予めボビン20に巻かれている押え巻き糸5の量と、受光器202で受光される受光量との関係を調べ校正曲線を作っておけば、増加する受光量により、その時々のボビン20に巻かれている押え巻き糸5の残量を検出することができる。この場合、受光量が所定値に達し、押え巻き糸5の残量がボビン20の交換時期に相当する量になったら光ファイバ集合装置に自動停止をかけるか、作業者に警報を出すようにしておけば、作業者が安心して他の作業をやっていることができ、警報を聞いたらボビン20の交換作業を開始すればよい。
【0033】
図5に本発明のさらに別の実施例を示す。図2〜図4と同一品名のものは同一符号を付けて詳細な説明は省略する。
この実施例のものは、レーザー式センサー装置101からのレーザー光100がボビン20の軸方向からではなく、半径方向からボビン20に向かって照射されるようになっている点にある。
そして、ボビン20を覆うフード22にレーザー透過用穴23を設け、その先のフード22の内面に光反射板102が貼ってある。尚、この光反射板102の位置は、ボビン20に巻かれている押え巻き糸5の残量がボビン20の交換時期になったことを示す位置で、より詳しく説明すると、ボビン交換時期の残量になるまでは光反射板102はボビン20に巻かれた押え巻き糸5に遮られる位置であり、交換すべき残量になってはじめてレーザー光100を受け、これを反射する位置に貼られている。それ以外の検出動作はこれまで述べた各実施例と同じである。
【0034】
尚、この実施例においても、細長い光反射板102を用意し、これをフード22の内側の周方向に貼り付け、押え巻き糸5が満巻き状態でもレーザー光100を一部受けこれを反射し、かつボビン20の交換時期に相当する残量になるまで連続的にレーザー光100を反射し続けるようにしておいてもよい。
【0035】
このようにすれば、押え巻き糸5が減るのに反比例して、レーザー光100の反射光の量が増加する。
そして、予めボビン20に巻かれている押え巻き糸5の量と、光反射板102で反射され、レーザー式センサー装置101の受光器に戻ってくる反射量との関係を調べ校正曲線を作っておけば、反射光の量の変化により、その時々のボビン20に巻かれている押え巻き糸5の残量を検出することができる。
この場合、残量がボビン20の交換時期に相当する量になったら光ファイバ集合装置に自動停止をかけるか、作業者に警報を出すようにしておけば、作業者が安心して他の作業をやっていることができ、警報を聞いたらボビン20の交換作業を開始することができる。
【0036】
前述した本発明の各実施例ではすべて押え巻き糸供給装置6に搭載された押え巻き糸用のボビンに適用した例を述べたが、図1で示した光ファイバ供給装置4における光ファイバ用のボビンにも同様に適用することもできる。
また光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6が回転しないで巻取装置10が回転するタイプの前記光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6の各ボビン20にも同様に適用できる。もちろん光ファイバ供給装置4、押え巻き糸供給装置6と同期して巻取装置10も回転するタイプの各光ファイバ供給装置4や押え巻き糸供給装置6の各ボビンにも適用できることはいうまでもない。
さらに光ファイバ集合装置以外の電力ケーブル用集合装置等他の線状体の集合装置にも同じように適用できる。
【0037】
【発明の効果】
前述したように、本発明の請求項1記載の線状体の残量検出方法によれば、主にレーザー発光器、光反射板および受光器からなる簡便な検出装置により、かつこれらレーザー発光器、光反射板および受光器をボビン近傍の適切な位置に位置決めし、この位置で事前にボビンに巻かれた線状体の量と反射光量との関係を示す校正曲線を予め取っておくだけで、ボビンに巻かれた線状体の残量を精度よく検出することができる。
またボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期の残量に対応するレーザー光の反射量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で線状体集合装置を自動停止することも、警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることも簡単にできる。
【0038】
また請求項2記載の線状体の残量検出方法によれば、主にレーザー発光器および受光器からなる極めて簡便な検出装置により、かつこれらレーザー発光器および受光器をボビン近傍の適切な位置に位置決めし、予めこの位置でボビンに巻かれた線状体の量と透過光との関係を示す校正曲線をとっておくだけで、ボビンに巻かれた線状体の残量を精度よく検出することができる。
尚、この方法の場合でも、ボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期のレーザー光の透過光量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で、例えば警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることも容易にできる。
【0039】
また請求項3記載の線状体の残量検出方法によれば、請求項1記載の発明と同様に、主としてレーザー発光器、光反射板および受光器という簡便な構成からなる検出装置で、しかも光反射板をボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を反射する位置に、かつこの光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておくだけで、ボビン交換時期を精度よく検出し、線状体集合装置を自動停止することも、また警報等によりその旨を確実に作業者に伝えることも容易にできる。
【0040】
さらに請求項4記載の線状体の残量検出方法によれば、主にレーザー発光器および受光器からなる極めて簡便な検出装置により、前記請求項3記載の方法と同じく、まさにボビンに巻かれた線状体の残量がボビン交換時期に近づいたことを精度よく検出することができる。
またこの方法の場合も、ボビン交換時期のボビン上の線状体の残量は事前に判っているから、予めボビン交換時期のレーザー光の透過光量を調べておけば、受光器による受光量がその値になった時点で、例えば線状体集合装置を自動停止させたり、警報機等を介して作業者にボビン交換時期が来たことを伝えることもでき、作業者が他の作業中でもボビン交換時期を誤ることがない。
【0041】
また本願いずれの請求項の発明においても、1セットのレーザー式センサー装置を用意するだけで、線状体集合装置の複数ボビンのボビン交換時期の管理ができるので、安価でかつ残量検出装置のメンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線状体の残量検出方法を適用する光ファイバ集合装置の一例を示す全体概略図である。
【図2】本発明の線状体の残量検出方法の一実施例を示す押え巻き糸供給装置の斜視図である。
【図3】図2に示す押え巻き糸供給装置のボビンの周囲の拡大斜視図である。
【図4】本発明の線状体の残量検出方法の別の実施例を示す押え巻き糸供給装置の斜視図である。
【図5】本発明の線状体の残量検出方法のさらに別の実施例を示す押え巻き糸供給装置の斜視図である。
【符号の説明】
4 光ファイバ供給装置
5 押え巻き糸
6 押え巻き糸供給装置
7 光ファイバ集合体
8 引取装置
15 回転円盤
20 ボビン
23 レーザー透過用穴
33 レーザー透過用穴
100 レーザー光
101 レーザー式センサー装置
102 光反射板
202 受光器
105 XY調整テーブル
Claims (4)
- 複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量の減少に反比例してレーザー発光器から発光されたレーザー光の反射量が増加する位置に光反射板を、該光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておき、前記光反射板からの反射光の受光量から前記ボビンに巻かれた線状体の残量を検出することを特徴とする線状体の残量検出方法。
- 複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量の減少に反比例してレーザー発光器から発光されたレーザー光の透過光量が増加する位置に受光器を設けて前記透過光を直接受光し、前記受光器の受光量から前記ボビンに巻かれた線状体の残量を検出することを特徴とする線状体の残量検出方法。
- 複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検出方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を反射する位置に光反射板を、該光反射板からの反射光を受光できる位置に受光器をそれぞれ設けておき、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったら前記光反射板からの反射光を受光して前記ボビンに巻かれた線状体の残量が所定量以下になったことを検出することを特徴とする線状体の残量検出方法。
- 複数のボビンから該ボビンに巻かれた線状体を供給し、供給された複数の線状体を集合し、これを引取機を介して巻取機で巻き取る線状体集合装置における前記ボビンに巻かれた線状体の残量検知方法において、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になったらはじめてレーザー発光器から発光されたレーザー光を直接受光できる位置に受光器を設けておき、前記ボビンに巻かれた線状体の量が所定量以下になって前記受光器がレーザー光を受光したことで前記ボビンに巻かれた線状体の残量が所定量以下になったことを検出することを特徴とする線状体の残量検出方法。
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