JP2004189237A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】内容物取り扱い構成部を備える容器において、組立性を向上し、コスト低減するとともに、内容物取り扱い構成部の汚れや破損を防止し、容器本体の外観デザイン性を向上すること。
【解決手段】開口を有する箱体10と、該箱体10の開口に被着される蓋20を容器材料に一体化し、且つ、該容器材料の箱体構成部に連接する延長板30(延長部)にスプーン取り扱い構成部31(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン取り扱い構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)とを有するようにした容器1Aである。
【選択図】 図1
【解決手段】開口を有する箱体10と、該箱体10の開口に被着される蓋20を容器材料に一体化し、且つ、該容器材料の箱体構成部に連接する延長板30(延長部)にスプーン取り扱い構成部31(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン取り扱い構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)とを有するようにした容器1Aである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粉末洗剤等を収容する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器として、開口を有する箱体と、該箱体の開口に封着される封止材を、単一の容器材料に一体化し、該封止材にスプーン構成部を設けたものがある(特許文献1)。
【0003】
また、計量カップ付容器として、ボール紙又は類似の材料からなる平板状の原板に切り込み及び折れ線等を形成して本体部を構成し、この本体部の側縁にミシン目で切り取り可能でかつ切り取り後に組み立てて三角柱の計量カップ部を構成し、本体部を組み立てて容器本体を形成後に内容物取出口を含む容器本体の角部にカップ部を組立てた計量カップを嵌合できるように構成したものがある(特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−297665(3頁、図4)
【0005】
【特許文献2】
実開平3−4584(1頁、第1図、第5図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、箱体の開口に被着される蓋を、該箱体と別体にしており、容器の全体の組立が複雑になり、コスト高になる。
【0007】
特許文献2では、計量カップ部が容器本体部の外側に露出して設けられるため、容器の流通時に計量カップ部が汚れたり、破損するおそれがあるし、計量カップ部が容器本体の表面を覆って外観デザイン性を損なう。
【0008】
本発明の課題は、内容物取り扱い構成部を備える容器において、組立性を向上し、コスト低減するとともに、内容物取り扱い構成部の汚れや破損を防止し、容器本体の外観デザイン性を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、開口を有する箱体と、該箱体の開口に被着される蓋を容器材料に一体化し、且つ、該容器材料の箱体構成部に連接する延長部に内容物取り扱い構成部と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該内容物取り扱い構成部を被覆する被覆部とを有するようにした容器である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)(図1〜図3)
容器1Aは、図1〜図3に示す如く、開口10Aを有する箱体10と、箱体10の開口10Aに被着される蓋20を、単一の容器材料に一体化し、蓋20の張出フラップ15(蓋構成部)に連接する延長板30(延長部)にスプーン構成部31(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Aは、箱体10と蓋20が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0011】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0012】
箱体10は、図3に示す如く、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14、張出フラップ15を折り罫線を介して互いに連接し、底板12と蓋板14のそれぞれの両端辺に折り罫線を介して糊付フラップ16、17を連接し、背面板13の両端辺に折り罫線を介して内側板18を連接し、正面板11の両端辺に折り罫線を介して外側板19を連接している。
【0013】
箱体10は、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14を胴巻き状に折り曲げ、蓋板14に連接してある張出フラップ15を折り曲げてこの張出フラップ15を正面板11の上端辺寄りでその表面に糊付けする。更に、底板12と蓋板14に連接してある糊付フラップ16、17を折り曲げ、背面板13に連接してある内側板18を折り曲げてこの内側板18を糊付フラップ16、17の表面に糊付けし、正面板11に連接してある外側板19を折り曲げてこの外側板19を糊付フラップ16、17の表面と内側板18の表面に糊付けすることにて、封止状態を形成する。
【0014】
尚、箱体10への内容物の装填は、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14の両端辺のうちの一方の端辺の側で糊付フラップ16、17、内側板18、外側板19を上述の如くに互いに糊付けした後、それらの他方の端辺の側で糊付フラップ16、17、内側板18、外側板19を同じく互いに糊付けする前に行なう。
【0015】
箱体10は、蓋板14の両側小幅部14Bに挟まれる部分を蓋片14Aとし、蓋板14が連接している背面板13の上端片寄りの一部にそれらの蓋片14A、両側小幅部14Bのそれぞれに連続する蓋片13A、両側小幅部13Bを形成する。また、蓋板14に連接している張出フラップ15には、それらの蓋片14A、両側小幅部14Bのそれぞれに連続する突片15A、両側小幅部15Bが形成される。蓋片13A、14Aと突片15Aが前述した蓋20を形成する。箱体10は、張出フラップ15の両側小幅部15Bを前述した正面板11の上端片寄りの表面に前面糊付けし、突片15Aを正面板11の上端片寄りの表面に引き剥がし容易に貼り付ける。
【0016】
箱体10は、張出フラップ15において、突片15Aとその両側の小幅部15Bとの間に、ミシン目等の引裂き誘導線21を設けてある。
【0017】
また、蓋板14では、蓋片14Aとその両側の小幅部14Bとの間に、表裏2本の互いに平行をなすように離隔された半切線22A、22Bを設け、半切線22Aは蓋板14の表面の表面層に、突片15Aの引裂き誘導線21につながるように設けられ、半切線22Bは蓋板14の裏面の表面層に、半切線22Aより蓋片14Aの内側に位置付けられて設けられる。蓋片14Aを両側小幅部14Bから引裂いたとき、半切線22Aと半切線22Bの間の表面の側の表面層が蓋片14Aの側に残って封止部16Aとなり、半切線22Aと半切線22Bの間の裏面の側の表面層が両側小幅部14Bの側に残って封止部16Aが着座するための着座部16Bになる。
【0018】
また、背面板13では、蓋片13Aとその両側の小幅部13Bとの間に、表裏2本の互いに平行をなすように離隔された半切線23A、23Bを設け、半切線23Aは背面板13の表面の表面層に、蓋片14Aの半切線22Aにつながるように設けられ、半切線23Bは背面板13の裏面の表面層に、半切線23Aより蓋片13Aの内側に位置付けられて設けられる。背面板13において、両側の半切線23A、23Bが設けられている端部に挟まれる部分には、ヒンジ罫線24が設けられる。蓋片13Aを両側小幅部13Bから引裂いたとき、半切線23Aと半切線23Bの間の表面の側の表面層が蓋片13Aの側に残って封止部17Aとなり、半切線23Aと半切線23Bの間の裏面の側の表面層が両側小幅部13Bの側に残って封止部17Aが着座するための着座部17B(不図示)になる。
【0019】
しかるに、箱体10は、張出フラップ15の先端辺にミシン目等の引裂き誘導線32を介して、延長板30を連接し、延長板30にスプーン構成部31を備える。延長板30は正面板11の表面に点状に糊付けされ、容易に剥離可能な状態で正面板11に添設される。
【0020】
スプーン構成部31は、延長板30に設けられている貫通切込み線又は半切り線の切断誘導線33に沿って分離可能にされ、スプーン構成部31自体に設けられている折線31Aに沿ってスプーン(不図示)を折り上げ形成可能とする。
【0021】
更に、箱体10は、延長板30(スプーン構成部31)の外縁に切り込み又は折り線34を介して、スプーン構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)を備える。被覆板35は延長板30の表面の4つのコーナー部に付した糊36により延長板30に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板30の被覆板35から遠い側のコーナー部に切欠き37を設けておけば、この切欠き37に指先を差し入れて被覆板35を剥離容易にできる。
【0022】
被覆板35の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0023】
容器1Aは以下の如くに使用される。
(1)被覆板35を延長板30(スプーン構成部31)の表面から剥離し、この被覆板35を折り線34まわりに展開する。被覆板35の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板30を正面板11の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線32に沿って張出フラップ15から切離する。図2は延長板30が切離された箱体10及び蓋20を示す。
【0024】
(2)延長板30から切断誘導線33に沿ってスプーン構成部31を分離し、スプーン構成部31の折り線31Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0025】
(3)突片15Aに開き操作力を加えてこれを引裂き誘導線21に沿って両側小幅部15Bから引裂いて引き上げる。突片15Aは正面板11から引き剥がされる。
【0026】
(4)突片15Aに連なる蓋片14Aが半切線22A、22Bに沿って両側小幅部14Bから層間剥離され、更に蓋片13Aが半切線23A、23Bに沿って両側小幅部13Bから層間剥離される。これにより、蓋20(蓋片13A及び蓋片14A)が開かれ、箱体10に開口10Aが形成される。
【0027】
(5)前述(2)のスプーンを用いて箱体10の洗剤を計量し小出しする。
(6)スプーンを箱体10に入れ、蓋20により箱体10を再封止し、再使用に備える。
【0028】
蓋20の一部が蓋片13Aにより背面板13の内部にまで延在するから、開口10Aを拡張し、箱体10の内部へのスプーンの挿入等が容易になる。
【0029】
蓋20による開口10Aの再封止時には、突片15Aを開口10A内である正面板11の裏面に上端辺よりで差し込むと、蓋片13A、14Aの前述した封止部16A、17Aが、両側小幅部13B、14Bの側の着座部16B、17Bに着座し、紙容器1の密封性を高める。
【0030】
蓋20の再開封時には、正面板11の上端中央部が三日月形に切り欠いているため、蓋20の蓋片14Aと突片15Aが連接される折り罫線部に指をかけることが可能となり、開封が容易になる。
【0031】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体10と蓋20を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部31も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体10だけでなく、蓋20もスプーン構成部31も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0032】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線33に沿ってスプーン構成部31を分離し、スプーン構成部31に設けた折り線31Aに沿ってスプーンを組上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0033】
▲3▼スプーン構成部31を被覆する被覆板35を容器材料に一体化したから、容器1Aの流通時におけるスプーン構成部31の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板35の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Aの外観デザイン性を向上できる。
【0034】
(第2実施形態)(図4、図5)
容器1Bは、図4、図5に示す如く、開口40A(不図示)を有する箱体40と、箱体40の開口40Aに被着される蓋50を、単一の容器材料に一体化し、箱体40の側板42(箱体構成部)に糊付フラップ41を介して連接する延長板60(延長部)にスプーン構成部61(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部61を被覆する被覆板65(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Bは、箱体40と蓋50が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0035】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0036】
箱体40は、図5に示す如く、糊付フラップ41、側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ板46〜48を折り罫線を介して互いに連接している。側板42、正面板43、側板44、背面板45の上下辺にはそれぞれ、天板42A、43A、44A、45Aと底板42B、43B、44B、45Bが連接されている。
【0037】
箱体40において、側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ板46〜48の裏面にはそれらの連接方向にカットテープ49が予め貼り込まれている。切り込み49Aから切れ線49Bまで、カットテープ49の一端をつまんで表面側に引張ると、正面板43と側板42、44がそれらの上部において2つに切り裂かれる。背面板45のカットテープ49のレベルにはヒンジ45Cとして機能する折り罫線が施される。
【0038】
容器1Bにあっては、側板42、正面板43、側板44のそれぞれの裏面側にインナースリーブ板46〜48を重ね合わせた2重壁となるように側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ46〜48を巻き折りし、糊付フラップ41を背面板45の表面に外貼りする。次に、底板42B〜45Bを折り込んで互いに糊付し、内容物を充填後、天板42A〜45Aを折り込んで互いに接着する。
【0039】
しかるに、箱体40は、側板42の糊付フラップ41にミシン目等の引裂き誘導線62を介して、延長板60を連接し、延長板60にスプーン構成部61を備える。延長板60は、背面板45の表面に点状に糊付けされ、容易に剥離可能な状態で背面板45に添設される。
【0040】
スプーン構成部61は、延長板60に設けられている貫通切り込み線又は半切り線の切断誘導線63に沿って分離され、スプーン構成部61自体に設けられている折線61Aに沿ってスプーン(不図示)を折り上げ形成可能とする。
【0041】
更に、箱体40は、延長板60(スプーン構成部61)の外縁に切り込み又は折り線64を介して、スプーン構成部61を被覆する被覆板65(被覆部)を備える。被覆板65は延長板60の表面の4つのコーナー部に付した糊66により延長板60に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板60の被覆板65から遠い側のコーナー部に切欠き67を設けておけば、この切欠き67に指先を差し入れて被覆板65を剥離容易にできる。
【0042】
被覆板65の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0043】
容器1Bは以下の如くに使用される。
(1)被覆板65を延長板60(スプーン構成部61)の表面から剥離し、この被覆板65を折り線64まわりに展開する。被覆板65の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板60を背面板45の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線62に沿って糊付けフラップ41から切離する。
【0044】
(2)延長板60から切断誘導線63に沿ってスプーン構成部61を分離し、スプーン構成部61の折り線61Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0045】
(3)カットテープ49を切り込み49Aから切れ線49Bまで引っ張り、正面板43と側板42、44の上部を切り裂く。これにより、箱体40に開口40Aが形成され、天板42A〜45A並びに正面板43、背面板45及び側板42、44の上部が蓋50になり、蓋50はヒンジ45Cまわりに回動して開口40Aを開通可能にする。
【0046】
(4)前述(2)のスプーンを用いて箱体40の洗剤を計量し小出しする。
(5)スプーンを箱体40に入れ、蓋50により箱体40を再封止し、再使用に備える。
【0047】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体40と蓋50を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部61も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体40だけでなく、蓋50もスプーン構成部61も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0048】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線63に沿ってスプーン構成部61を分離し、スプーン構成部61に設けた折り線61Aに沿ってスプーンを組上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0049】
▲3▼スプーン構成部61を被覆する被覆板65を容器材料に一体化したから、容器1Bの流通時におけるスプーン構成部61の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板65の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Bの外観デザイン性を向上できる。
【0050】
(第3実施形態)(図6、図7)
容器1Cは、図6、図7に示す如く、開口70A(不図示)を有する箱体70と、箱体70の開口70Aに被着される蓋80を、単一の容器材料に一体化し、箱体70の背面板75(箱体構成部)に糊付フラップ76を介して連接する延長板90(延長部)にスプーン構成部91(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部91を被覆する被覆板95(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Cは、箱体70と蓋80が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0051】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0052】
箱体70は、図7に示す如く、糊付フラップ71、側板72、正面板73、側板74、背面板75、糊付フラップ76を折り罫線を介して互いに連接している。側板72、正面板73、側板74、背面板75の上下辺にはそれぞれ、天板72A、73A、74A、75Aと底板72B、73B、74B、75Bが連接されている。
【0053】
箱体70において、糊付フラップ71、側板72、正面板73、側板74、背面板75の裏面にはそれらの連接方向にカットテープ79が予め貼り込まれている。切り込み79Aから切れ線79Bまで、カットテープ79の一端をつまんで表面側に引張ると、正面板73と側板72、74がそれらの上部において2つに切り裂かれる。背面板75のカットテープ79のレベルにはヒンジ75Cとして機能する折り罫線が施される。
【0054】
容器1Cにあっては、側板72、正面板73、側板74、背面板75を巻き折りし、糊付フラップ71を背面板75の裏面に内貼りし、糊付フラップ76を側板72の表面に外貼りする。次に、底板72B〜75Bを折り込んで互いに糊付けし、内容物を充填後、天板72A〜75Aを折り込んで互いに接着する。
【0055】
しかるに、箱体70は、背面板75の糊付フラップ76にミシン目等の引裂き誘導線92を介して、延長板90を連接し、延長板90にスプーン構成部91を備える。延長板90は、側板72の表面に点状に糊付され、容易に剥離可能な状態で側板72に添設される。
【0056】
スプーン構成部91は、延長板90に設けられている貫通切り込み線又は半切り線の切断誘導線93に沿って分離され、スプーン構成部91自体に設けられている折り線91Aに沿ってスプーン(不図示)を折り曲げ形成可能とする。
【0057】
更に、箱体70は、延長板90(スプーン構成部91)の外縁に切り込み又は折り線94を介して、スプーン構成部91を被覆する被覆板95(被覆部)を備える。被覆板95は延長板90の表面の4つのコーナー部に付した糊96により延長板90に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板90の被覆板95から遠い側のコーナー部に切欠き97を設けておけば、この切欠き97に指先を差し入れて被覆板95を剥離容易にできる。
【0058】
被覆板35の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0059】
容器1Cは以下の如くに使用される。
(1)被覆板95を延長板90(スプーン構成部91)の表面から剥離し、この被覆板95を折り線94まわりに展開する。被覆板95の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板90を側板72の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線92に沿って糊付フラップ76から切離する。
【0060】
(2)延長板90から切断誘導線93に沿ってスプーン構成部91を分離し、スプーン構成部91の折り線91Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0061】
(3)カットテープ79を切り込み79Aから切れ線79Bまで引張り、正面板73と側板72、74の上部を切り裂く。これにより、箱体70に開口70Aが形成され、天板72A〜75A並びに正面板73、背面板75及び側板72、74の上部が蓋80になり、蓋80はヒンジ75Cまわりに回動して開口70Aを開閉可能とする。
【0062】
(4)前述(2)のスプーンを用いて箱体70の洗剤を計量し小出しする。
(5)スプーンを箱体70に入れ、蓋80により箱体70を再封止し、再使用に備える。
【0063】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体70と蓋80を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部91も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体70だけでなく、蓋80もスプーン構成部91も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0064】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線93に沿ってスプーン構成部91を分離し、スプーン構成部91に設けた折り線91Aに沿ってスプーンを折り上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0065】
▲3▼スプーン構成部91を被覆する被覆板95を容器材料に一体化したから、容器1Cの流通時におけるスプーン構成部91の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板95の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Cの外観デザイン性を向上できる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、内容物取り扱い構成部を備える容器において、組立性を向上し、コスト低減するとともに、内容物取り扱い構成部の汚れや破損を防止し、容器本体の外観デザイン性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の容器を示す斜視図である。
【図2】図2は容器の開蓋状態を示す斜視図である。
【図3】図3は容器の展開図である。
【図4】図4は第2実施形態の容器を示す斜視図である。
【図5】図5は容器の展開図である。
【図6】図6は第3実施形態の容器を示す斜視図である。
【図7】図7は容器の展開図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 容器
10、40、70 箱体
10A、40A、70A 開口
20、50、80 蓋
30、60、90 延長板(延長部)
31、61、91 スプーン構成部(内容物取り扱い構成部)
31A、61A、91A 折り線
33、63、93 切断誘導線
35、65、95 被覆板(被覆部)
【発明の属する技術分野】
本発明は粉末洗剤等を収容する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器として、開口を有する箱体と、該箱体の開口に封着される封止材を、単一の容器材料に一体化し、該封止材にスプーン構成部を設けたものがある(特許文献1)。
【0003】
また、計量カップ付容器として、ボール紙又は類似の材料からなる平板状の原板に切り込み及び折れ線等を形成して本体部を構成し、この本体部の側縁にミシン目で切り取り可能でかつ切り取り後に組み立てて三角柱の計量カップ部を構成し、本体部を組み立てて容器本体を形成後に内容物取出口を含む容器本体の角部にカップ部を組立てた計量カップを嵌合できるように構成したものがある(特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−297665(3頁、図4)
【0005】
【特許文献2】
実開平3−4584(1頁、第1図、第5図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、箱体の開口に被着される蓋を、該箱体と別体にしており、容器の全体の組立が複雑になり、コスト高になる。
【0007】
特許文献2では、計量カップ部が容器本体部の外側に露出して設けられるため、容器の流通時に計量カップ部が汚れたり、破損するおそれがあるし、計量カップ部が容器本体の表面を覆って外観デザイン性を損なう。
【0008】
本発明の課題は、内容物取り扱い構成部を備える容器において、組立性を向上し、コスト低減するとともに、内容物取り扱い構成部の汚れや破損を防止し、容器本体の外観デザイン性を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、開口を有する箱体と、該箱体の開口に被着される蓋を容器材料に一体化し、且つ、該容器材料の箱体構成部に連接する延長部に内容物取り扱い構成部と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該内容物取り扱い構成部を被覆する被覆部とを有するようにした容器である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)(図1〜図3)
容器1Aは、図1〜図3に示す如く、開口10Aを有する箱体10と、箱体10の開口10Aに被着される蓋20を、単一の容器材料に一体化し、蓋20の張出フラップ15(蓋構成部)に連接する延長板30(延長部)にスプーン構成部31(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Aは、箱体10と蓋20が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0011】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0012】
箱体10は、図3に示す如く、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14、張出フラップ15を折り罫線を介して互いに連接し、底板12と蓋板14のそれぞれの両端辺に折り罫線を介して糊付フラップ16、17を連接し、背面板13の両端辺に折り罫線を介して内側板18を連接し、正面板11の両端辺に折り罫線を介して外側板19を連接している。
【0013】
箱体10は、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14を胴巻き状に折り曲げ、蓋板14に連接してある張出フラップ15を折り曲げてこの張出フラップ15を正面板11の上端辺寄りでその表面に糊付けする。更に、底板12と蓋板14に連接してある糊付フラップ16、17を折り曲げ、背面板13に連接してある内側板18を折り曲げてこの内側板18を糊付フラップ16、17の表面に糊付けし、正面板11に連接してある外側板19を折り曲げてこの外側板19を糊付フラップ16、17の表面と内側板18の表面に糊付けすることにて、封止状態を形成する。
【0014】
尚、箱体10への内容物の装填は、正面板11、底板12、背面板13、蓋板14の両端辺のうちの一方の端辺の側で糊付フラップ16、17、内側板18、外側板19を上述の如くに互いに糊付けした後、それらの他方の端辺の側で糊付フラップ16、17、内側板18、外側板19を同じく互いに糊付けする前に行なう。
【0015】
箱体10は、蓋板14の両側小幅部14Bに挟まれる部分を蓋片14Aとし、蓋板14が連接している背面板13の上端片寄りの一部にそれらの蓋片14A、両側小幅部14Bのそれぞれに連続する蓋片13A、両側小幅部13Bを形成する。また、蓋板14に連接している張出フラップ15には、それらの蓋片14A、両側小幅部14Bのそれぞれに連続する突片15A、両側小幅部15Bが形成される。蓋片13A、14Aと突片15Aが前述した蓋20を形成する。箱体10は、張出フラップ15の両側小幅部15Bを前述した正面板11の上端片寄りの表面に前面糊付けし、突片15Aを正面板11の上端片寄りの表面に引き剥がし容易に貼り付ける。
【0016】
箱体10は、張出フラップ15において、突片15Aとその両側の小幅部15Bとの間に、ミシン目等の引裂き誘導線21を設けてある。
【0017】
また、蓋板14では、蓋片14Aとその両側の小幅部14Bとの間に、表裏2本の互いに平行をなすように離隔された半切線22A、22Bを設け、半切線22Aは蓋板14の表面の表面層に、突片15Aの引裂き誘導線21につながるように設けられ、半切線22Bは蓋板14の裏面の表面層に、半切線22Aより蓋片14Aの内側に位置付けられて設けられる。蓋片14Aを両側小幅部14Bから引裂いたとき、半切線22Aと半切線22Bの間の表面の側の表面層が蓋片14Aの側に残って封止部16Aとなり、半切線22Aと半切線22Bの間の裏面の側の表面層が両側小幅部14Bの側に残って封止部16Aが着座するための着座部16Bになる。
【0018】
また、背面板13では、蓋片13Aとその両側の小幅部13Bとの間に、表裏2本の互いに平行をなすように離隔された半切線23A、23Bを設け、半切線23Aは背面板13の表面の表面層に、蓋片14Aの半切線22Aにつながるように設けられ、半切線23Bは背面板13の裏面の表面層に、半切線23Aより蓋片13Aの内側に位置付けられて設けられる。背面板13において、両側の半切線23A、23Bが設けられている端部に挟まれる部分には、ヒンジ罫線24が設けられる。蓋片13Aを両側小幅部13Bから引裂いたとき、半切線23Aと半切線23Bの間の表面の側の表面層が蓋片13Aの側に残って封止部17Aとなり、半切線23Aと半切線23Bの間の裏面の側の表面層が両側小幅部13Bの側に残って封止部17Aが着座するための着座部17B(不図示)になる。
【0019】
しかるに、箱体10は、張出フラップ15の先端辺にミシン目等の引裂き誘導線32を介して、延長板30を連接し、延長板30にスプーン構成部31を備える。延長板30は正面板11の表面に点状に糊付けされ、容易に剥離可能な状態で正面板11に添設される。
【0020】
スプーン構成部31は、延長板30に設けられている貫通切込み線又は半切り線の切断誘導線33に沿って分離可能にされ、スプーン構成部31自体に設けられている折線31Aに沿ってスプーン(不図示)を折り上げ形成可能とする。
【0021】
更に、箱体10は、延長板30(スプーン構成部31)の外縁に切り込み又は折り線34を介して、スプーン構成部31を被覆する被覆板35(被覆部)を備える。被覆板35は延長板30の表面の4つのコーナー部に付した糊36により延長板30に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板30の被覆板35から遠い側のコーナー部に切欠き37を設けておけば、この切欠き37に指先を差し入れて被覆板35を剥離容易にできる。
【0022】
被覆板35の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0023】
容器1Aは以下の如くに使用される。
(1)被覆板35を延長板30(スプーン構成部31)の表面から剥離し、この被覆板35を折り線34まわりに展開する。被覆板35の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板30を正面板11の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線32に沿って張出フラップ15から切離する。図2は延長板30が切離された箱体10及び蓋20を示す。
【0024】
(2)延長板30から切断誘導線33に沿ってスプーン構成部31を分離し、スプーン構成部31の折り線31Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0025】
(3)突片15Aに開き操作力を加えてこれを引裂き誘導線21に沿って両側小幅部15Bから引裂いて引き上げる。突片15Aは正面板11から引き剥がされる。
【0026】
(4)突片15Aに連なる蓋片14Aが半切線22A、22Bに沿って両側小幅部14Bから層間剥離され、更に蓋片13Aが半切線23A、23Bに沿って両側小幅部13Bから層間剥離される。これにより、蓋20(蓋片13A及び蓋片14A)が開かれ、箱体10に開口10Aが形成される。
【0027】
(5)前述(2)のスプーンを用いて箱体10の洗剤を計量し小出しする。
(6)スプーンを箱体10に入れ、蓋20により箱体10を再封止し、再使用に備える。
【0028】
蓋20の一部が蓋片13Aにより背面板13の内部にまで延在するから、開口10Aを拡張し、箱体10の内部へのスプーンの挿入等が容易になる。
【0029】
蓋20による開口10Aの再封止時には、突片15Aを開口10A内である正面板11の裏面に上端辺よりで差し込むと、蓋片13A、14Aの前述した封止部16A、17Aが、両側小幅部13B、14Bの側の着座部16B、17Bに着座し、紙容器1の密封性を高める。
【0030】
蓋20の再開封時には、正面板11の上端中央部が三日月形に切り欠いているため、蓋20の蓋片14Aと突片15Aが連接される折り罫線部に指をかけることが可能となり、開封が容易になる。
【0031】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体10と蓋20を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部31も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体10だけでなく、蓋20もスプーン構成部31も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0032】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線33に沿ってスプーン構成部31を分離し、スプーン構成部31に設けた折り線31Aに沿ってスプーンを組上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0033】
▲3▼スプーン構成部31を被覆する被覆板35を容器材料に一体化したから、容器1Aの流通時におけるスプーン構成部31の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板35の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Aの外観デザイン性を向上できる。
【0034】
(第2実施形態)(図4、図5)
容器1Bは、図4、図5に示す如く、開口40A(不図示)を有する箱体40と、箱体40の開口40Aに被着される蓋50を、単一の容器材料に一体化し、箱体40の側板42(箱体構成部)に糊付フラップ41を介して連接する延長板60(延長部)にスプーン構成部61(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部61を被覆する被覆板65(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Bは、箱体40と蓋50が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0035】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0036】
箱体40は、図5に示す如く、糊付フラップ41、側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ板46〜48を折り罫線を介して互いに連接している。側板42、正面板43、側板44、背面板45の上下辺にはそれぞれ、天板42A、43A、44A、45Aと底板42B、43B、44B、45Bが連接されている。
【0037】
箱体40において、側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ板46〜48の裏面にはそれらの連接方向にカットテープ49が予め貼り込まれている。切り込み49Aから切れ線49Bまで、カットテープ49の一端をつまんで表面側に引張ると、正面板43と側板42、44がそれらの上部において2つに切り裂かれる。背面板45のカットテープ49のレベルにはヒンジ45Cとして機能する折り罫線が施される。
【0038】
容器1Bにあっては、側板42、正面板43、側板44のそれぞれの裏面側にインナースリーブ板46〜48を重ね合わせた2重壁となるように側板42、正面板43、側板44、背面板45、インナースリーブ46〜48を巻き折りし、糊付フラップ41を背面板45の表面に外貼りする。次に、底板42B〜45Bを折り込んで互いに糊付し、内容物を充填後、天板42A〜45Aを折り込んで互いに接着する。
【0039】
しかるに、箱体40は、側板42の糊付フラップ41にミシン目等の引裂き誘導線62を介して、延長板60を連接し、延長板60にスプーン構成部61を備える。延長板60は、背面板45の表面に点状に糊付けされ、容易に剥離可能な状態で背面板45に添設される。
【0040】
スプーン構成部61は、延長板60に設けられている貫通切り込み線又は半切り線の切断誘導線63に沿って分離され、スプーン構成部61自体に設けられている折線61Aに沿ってスプーン(不図示)を折り上げ形成可能とする。
【0041】
更に、箱体40は、延長板60(スプーン構成部61)の外縁に切り込み又は折り線64を介して、スプーン構成部61を被覆する被覆板65(被覆部)を備える。被覆板65は延長板60の表面の4つのコーナー部に付した糊66により延長板60に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板60の被覆板65から遠い側のコーナー部に切欠き67を設けておけば、この切欠き67に指先を差し入れて被覆板65を剥離容易にできる。
【0042】
被覆板65の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0043】
容器1Bは以下の如くに使用される。
(1)被覆板65を延長板60(スプーン構成部61)の表面から剥離し、この被覆板65を折り線64まわりに展開する。被覆板65の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板60を背面板45の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線62に沿って糊付けフラップ41から切離する。
【0044】
(2)延長板60から切断誘導線63に沿ってスプーン構成部61を分離し、スプーン構成部61の折り線61Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0045】
(3)カットテープ49を切り込み49Aから切れ線49Bまで引っ張り、正面板43と側板42、44の上部を切り裂く。これにより、箱体40に開口40Aが形成され、天板42A〜45A並びに正面板43、背面板45及び側板42、44の上部が蓋50になり、蓋50はヒンジ45Cまわりに回動して開口40Aを開通可能にする。
【0046】
(4)前述(2)のスプーンを用いて箱体40の洗剤を計量し小出しする。
(5)スプーンを箱体40に入れ、蓋50により箱体40を再封止し、再使用に備える。
【0047】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体40と蓋50を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部61も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体40だけでなく、蓋50もスプーン構成部61も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0048】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線63に沿ってスプーン構成部61を分離し、スプーン構成部61に設けた折り線61Aに沿ってスプーンを組上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0049】
▲3▼スプーン構成部61を被覆する被覆板65を容器材料に一体化したから、容器1Bの流通時におけるスプーン構成部61の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板65の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Bの外観デザイン性を向上できる。
【0050】
(第3実施形態)(図6、図7)
容器1Cは、図6、図7に示す如く、開口70A(不図示)を有する箱体70と、箱体70の開口70Aに被着される蓋80を、単一の容器材料に一体化し、箱体70の背面板75(箱体構成部)に糊付フラップ76を介して連接する延長板90(延長部)にスプーン構成部91(内容物取り扱い構成部)と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該スプーン構成部91を被覆する被覆板95(被覆部)とを有し、粉末洗剤等を内容物として収容可能とするものである。容器1Cは、箱体70と蓋80が単一の容器材料によって構成されていて密封でき、封止材を必要としない。
【0051】
容器材料としては、板紙だけ、又は板紙を主材料としてポリエチレン等のプラスチックフィルムをラミネートした素材を採用できる。
【0052】
箱体70は、図7に示す如く、糊付フラップ71、側板72、正面板73、側板74、背面板75、糊付フラップ76を折り罫線を介して互いに連接している。側板72、正面板73、側板74、背面板75の上下辺にはそれぞれ、天板72A、73A、74A、75Aと底板72B、73B、74B、75Bが連接されている。
【0053】
箱体70において、糊付フラップ71、側板72、正面板73、側板74、背面板75の裏面にはそれらの連接方向にカットテープ79が予め貼り込まれている。切り込み79Aから切れ線79Bまで、カットテープ79の一端をつまんで表面側に引張ると、正面板73と側板72、74がそれらの上部において2つに切り裂かれる。背面板75のカットテープ79のレベルにはヒンジ75Cとして機能する折り罫線が施される。
【0054】
容器1Cにあっては、側板72、正面板73、側板74、背面板75を巻き折りし、糊付フラップ71を背面板75の裏面に内貼りし、糊付フラップ76を側板72の表面に外貼りする。次に、底板72B〜75Bを折り込んで互いに糊付けし、内容物を充填後、天板72A〜75Aを折り込んで互いに接着する。
【0055】
しかるに、箱体70は、背面板75の糊付フラップ76にミシン目等の引裂き誘導線92を介して、延長板90を連接し、延長板90にスプーン構成部91を備える。延長板90は、側板72の表面に点状に糊付され、容易に剥離可能な状態で側板72に添設される。
【0056】
スプーン構成部91は、延長板90に設けられている貫通切り込み線又は半切り線の切断誘導線93に沿って分離され、スプーン構成部91自体に設けられている折り線91Aに沿ってスプーン(不図示)を折り曲げ形成可能とする。
【0057】
更に、箱体70は、延長板90(スプーン構成部91)の外縁に切り込み又は折り線94を介して、スプーン構成部91を被覆する被覆板95(被覆部)を備える。被覆板95は延長板90の表面の4つのコーナー部に付した糊96により延長板90に剥離容易な状態で添設される。このとき、延長板90の被覆板95から遠い側のコーナー部に切欠き97を設けておけば、この切欠き97に指先を差し入れて被覆板95を剥離容易にできる。
【0058】
被覆板35の表面には製品標章「A」等を記載し、裏面には製品説明書「B」等を記載できる。
【0059】
容器1Cは以下の如くに使用される。
(1)被覆板95を延長板90(スプーン構成部91)の表面から剥離し、この被覆板95を折り線94まわりに展開する。被覆板95の裏面に記載の製品説明書の説明に従い、延長板90を側板72の表面から剥離するとともに、引裂き誘導線92に沿って糊付フラップ76から切離する。
【0060】
(2)延長板90から切断誘導線93に沿ってスプーン構成部91を分離し、スプーン構成部91の折り線91Aを折り込んでスプーン(不図示)を折り上げる。
【0061】
(3)カットテープ79を切り込み79Aから切れ線79Bまで引張り、正面板73と側板72、74の上部を切り裂く。これにより、箱体70に開口70Aが形成され、天板72A〜75A並びに正面板73、背面板75及び側板72、74の上部が蓋80になり、蓋80はヒンジ75Cまわりに回動して開口70Aを開閉可能とする。
【0062】
(4)前述(2)のスプーンを用いて箱体70の洗剤を計量し小出しする。
(5)スプーンを箱体70に入れ、蓋80により箱体70を再封止し、再使用に備える。
【0063】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼箱体70と蓋80を単一の容器材料に一体化し、かつ該容器材料にスプーン構成部91も設けた。従って、単一の容器材料により、箱体70だけでなく、蓋80もスプーン構成部91も一体で一挙に組上げることができ、封止材等を格別に設ける必要もなく、組立性も向上し、コスト低減できる。
【0064】
▲2▼容器材料を板紙とした。そして、板紙の切断誘導線93に沿ってスプーン構成部91を分離し、スプーン構成部91に設けた折り線91Aに沿ってスプーンを折り上げ可能とするものであり、スプーンを簡易に組立てできる。また、容器材料を板紙としたから、廃棄段階で容易に破ったり丸める等によって廃棄容積を小さくし、焼却性も良く、或いは再生紙としての再利用性も向上できる。
【0065】
▲3▼スプーン構成部91を被覆する被覆板95を容器材料に一体化したから、容器1Cの流通時におけるスプーン構成部91の損傷、汚損を防止できる。また、被覆板95の表面には製品標章等を記載したり、裏面には製品説明書等を記載することにより、使用者の利便性を高め、かつ容器1Cの外観デザイン性を向上できる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、内容物取り扱い構成部を備える容器において、組立性を向上し、コスト低減するとともに、内容物取り扱い構成部の汚れや破損を防止し、容器本体の外観デザイン性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の容器を示す斜視図である。
【図2】図2は容器の開蓋状態を示す斜視図である。
【図3】図3は容器の展開図である。
【図4】図4は第2実施形態の容器を示す斜視図である。
【図5】図5は容器の展開図である。
【図6】図6は第3実施形態の容器を示す斜視図である。
【図7】図7は容器の展開図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 容器
10、40、70 箱体
10A、40A、70A 開口
20、50、80 蓋
30、60、90 延長板(延長部)
31、61、91 スプーン構成部(内容物取り扱い構成部)
31A、61A、91A 折り線
33、63、93 切断誘導線
35、65、95 被覆板(被覆部)
Claims (4)
- 開口を有する箱体と、該箱体の開口に被着される蓋を容器材料に一体化し、且つ、該容器材料の箱体構成部に連接する延長部に内容物取り扱い構成部と、これに切り込み及び/又は折り線を介して連接して該内容物取り扱い構成部を被覆する被覆部とを有するようにした容器。
- 前記内容物取り扱い構成部を設けた前記延長部が、蓋、側板もしくは底板の何れか一つに連接した請求項1記載の容器。
- 前記容器材料が板紙からなり、前記内容物取り扱い構成部が該板紙に設けられている切断誘導線に沿って分離可能にされ、且つ、該内容物取り扱い構成部に設けられている折り線に沿って該内容物取り扱い構成部を折り上げ可能にする請求項1又は2記載の容器。
- 前記内容物取り扱い構成部がスプーンである請求項1〜3のいずれかに記載の容器。
Priority Applications (1)
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| JP2002355678A JP2004189237A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 容器 |
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| JP2002355678A JP2004189237A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004189237A true JP2004189237A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32756306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002355678A Withdrawn JP2004189237A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004189237A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101107558B1 (ko) * | 2011-07-30 | 2012-01-31 | 두산동아 주식회사 | 이중칼집으로 분말세제 누출을 방지하는 세제박스 |
| JP2012046241A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 包装箱 |
| WO2021144405A1 (en) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 | Société des Produits Nestlé S.A. | Packaging assembly comprising a dosing device and blanks therefor |
-
2002
- 2002-12-06 JP JP2002355678A patent/JP2004189237A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012046241A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 包装箱 |
| KR101107558B1 (ko) * | 2011-07-30 | 2012-01-31 | 두산동아 주식회사 | 이중칼집으로 분말세제 누출을 방지하는 세제박스 |
| WO2021144405A1 (en) * | 2020-01-17 | 2021-07-22 | Société des Produits Nestlé S.A. | Packaging assembly comprising a dosing device and blanks therefor |
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