JP2004197326A - インサートの埋込方法、セットボス及びインサート - Google Patents
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Abstract
【課題】インサートの型枠への取り付け、脱型を容易にすると共に、インサートがセットボスに確実に固定され、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくくする。
【解決手段】セットボスのボス部外周とインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートをボス部に回転しながら押し込むことで螺条がガイドとして作用し、容易にセットできる。脱型時はインサートの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【選択図】 図5
【解決手段】セットボスのボス部外周とインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートをボス部に回転しながら押し込むことで螺条がガイドとして作用し、容易にセットできる。脱型時はインサートの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水抜孔を形成するため、コンクリート製品を吊り上げるためなど、種々の目的でコンクリート内に埋め込まれるインサート、その埋込方法、インサートを型枠に取り付けるためのセットボスに関する。
【0002】
【従来の技術】
インサートを型枠に取り付ける場合、もっとも一般的な方法は、実公昭57−10808、特開昭60−73965に開示されているように、インサート内周面にねじを形成し、このねじに型枠の外側からボルトを螺合する方法である。この場合、コンクリート打設、硬化後は、ボルトを回して外し、その後、型枠を取り外して脱型する。
【0003】
また、特開平7−216996には、プラスチック製の筒状ボス部が型枠内面に突出するようにセットボスを型枠に固定し、該ボス部に、筒状インサートの口部を嵌合し、型枠内にコンクリートを打設、硬化後に、前記ボス部を型枠と共にコンクリート面から引き離し、ボス部を型枠脱型と同時にインサートから抜き去る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術の前者の場合、インサートをボルトによって確実に型枠に固定できる反面、インサートを型枠に取り付ける場合、型枠の内側でインサートを押さえながら型枠の外側でボルトを回さなければならない。型枠が大型の場合は、型枠の内外で二人の作業員が同時に作業しなければならない。脱型に際しても、型枠を取り外す前に、ボルトを回して取り外さなければならない。したがって、作業能率が著しく悪いという問題があった。
【0005】
後者の場合、脱型に際しては型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れるので、作業性はきわめてよい。しかし、インサートを型枠に取り付ける場合、インサートとボス部とがしっかり嵌合するようにすると、インサートをボス部に押し込むのが困難で(強い力でインサートを押し込んでもボス部の弾性で押し戻され)、完全に嵌合できないで、所定の深さにインサートを埋設できない場合があった。また、インサートを容易に押し込めるように、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を大きくしたり、ボス部を変形しやすい形状や軟質材料で構成すると、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動でインサートがボス部から外れやすい、インサート内にコンクリートのトロが侵入する(トロ漏れ)、という問題があった。
【0006】
本発明は、上記の従来の問題を解決し、インサートの型枠への取り付け、脱型を容易にすると共に、インサートがセットボスに確実に固定され、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れもしないようにすることを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスを、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定し、該ボス部に、該ボス部の螺条と対応する螺条を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサートを嵌合し、型枠内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0008】
本願の請求項2の発明は、請求項1のインサートの埋込方法において、前記ボス部の螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0009】
本願の請求項3の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスであって、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定し、口部内周面に前記ボス部の螺条と対応する螺条を有するプラスチック製のインサートの該口部をボス部に嵌合することでインサートを型枠に取り付け、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることができることを特徴とするセットボスである。
【0010】
本願の請求項4の発明は、請求項3のセットボスにおいて、前記ボス部の螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするセットボスである。
【0011】
本願の請求項5の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスの、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定したセットボスの該ボス部に、口部を嵌合することで型枠に取り付けるプラスチック製の筒状インサートであって、口部内周面に前記ボス部の螺条と対応する螺条を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサートである。
【0012】
本願の請求項6の発明は、請求項5のインサートにおいて、前記螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサートである。
【0013】
本願の請求項7の発明は、請求項5又は6のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサートである。
【0014】
本願の請求項8の発明は、外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)を、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定し、該ボス部(5)に、該ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサート(30)を嵌合し、型枠(14)内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部(5)をインサート(30)から抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0015】
本願の請求項9の発明は、外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)の、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定したセットボス(4)の該ボス部(5)に、口部を嵌合することで型枠(14)に取り付けるプラスチック製の筒状インサート(30)であって、口部内周面に前記ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部(5)をインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサート(30)である。
【0016】
本願の請求項10の発明は、請求項9のインサート(30)において、インサート(30)の内部に直径方向に金属製の棒体(3)を設け、かつ、該棒体(3)の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサート(30)である。
【0017】
本願発明は、ボス部及びインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を小さく又は無くしてしっかり嵌合するようにしても、インサートを回転しながら押し込むことで、螺条がガイドの役目を果たし、インサートを容易に押し込むことができ、インサートとボス部とを完全に嵌合することができる。したがって、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0018】
インサートをボス部に押し込む際、螺条をガイドとして作用させるため、また、ボス部をインサートから引き抜くときの無理抜きを容易にするためには、ボス部及びインサート口部の螺条は0.8〜1.2巻が適当であり、螺条のリード角は4.0〜10.0°と通常のねじよりもかなり大きなリード角が適当である。また、凸螺条の高さ、凹螺条の溝の深さは0.3〜1mm程度が適当である。
【0019】
また本発明は、ボス部外周に環状突条を設け、インサート口部内周に環状凹溝を設けたので、インサートをボス部にセットするときは、木槌でたたき込むなど、強い力を必要とするが、一端セットすれば、前記環状突条と環状凹溝とが嵌合し、インサートがボス部から押し戻されることがないので、所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0020】
型枠の脱型に際しては、インサートのプラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【0021】
本発明のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させることができる。このインサートを吊上用インサートとして用いた場合、吊部材をこの金属製の棒体に係合してコンクリート製品を吊り上げることで、吊り荷重が金属製の棒体から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど吊り荷重が作用しない。したがって、インサート本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、実施例に関する図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1は実施例に係るインサート1の側面図、図2は図1におけるAA線断面図、図3〜5はインサート1とセットボス4の説明図、図6は座金11の平面図、図7は吊部材16の正面図及び側面図、図8は実施例に係るインサート24の断面図である。
【0023】
インサート1はコンクリート製品を吊り上げるため、コンクリート製品に埋め込まれるもので、本体はプラスチック製で概略円筒状をなし、内部が円筒状の空洞となっており、口部内周には凹螺条2が形成されている。凹螺条2は約1巻で、リード角が4.9°、溝の深さは0.5mmである。インサート1の内部には直径方向に金属製の棒体3を設け、かつ、該棒体3の両端はインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出している。
【0024】
セットボス4は、インサート1を型枠に固定するためのもので、金属製(亜鉛ダイキャスト製)で、外周に凸螺条6を有する円筒状のボス部5を有し、その基端側がフランジ部7となっている。フランジ部7は、インサート1をコンクリート表面からフランジ部7の厚さだけ引っ込めて埋め込むためのもので、必要な場合にのみ形成されるものである。凸螺条6は約1巻で、リード角が4.9°、凸螺条の高さは0.5mmである。セットボス4の先端側内部には中空部8が形成され、基端面にはボルト孔が設けられている。セットボス4は、例えば図4に示すように、型枠14に、ボス部5を型枠内面に突出させて固定される。型枠の当該部分には貫通孔が形成され、該貫通孔とセットボス4のボルト孔にボルト9を挿通し、型枠外面に座金11を設け、ナット10を締め付けて固定している。ボルト頭部は中空部8内に納まる。座金11は、図6に示すように、円板12の上面に放射状に一体形成された8本の脚13の外端部が下方に折れ曲がって突出した特殊な形状のもので、脚13のクッション性により、コンクリート締固めのためのバイブレータの振動を吸収する。セットボスはプラスチック製でもよいが、金属製とすると耐久性に優れたものとなる。
【0025】
インサート1は、型枠14に固定したセットボス4のボス部5に、その口部を嵌着することによって型枠に取り付ける。図3に矢印で示すように、インサート1をボス部5に押し込みながら回転させると、インサートの凹螺条2とボス部の凸螺条6とがガイドの役目を果たし、回転するにつれてインサートが奧に押し込まれ、図4に示すように、インサート1とボス部5とを完全に嵌合することができる。
【0026】
型枠14にコンクリートを打設し、硬化後、脱型するときは、図5に矢印で示すように、型枠14をコンクリート製品15から引き離す。セットボス4は型枠14と共にコンクリート製品15から引き離され、ボス部5は回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから抜け出す。
【0027】
図5に示すようにコンクリート製品15に埋め込まれたインサート1の棒体3の両端は、インサート本体から外側に突出してコンクリートに碇着されている。コンクリート製品を吊り上げるには、例えば図7に示すような吊部材16を用いる。吊部材16は軸体17、軸受部18、U字部19からなり、軸体17は軸受部18に回転自在に軸着され、U字部19は軸受部18に回動自在に枢着されている。U字部19にはクレーンの吊ワイヤーを掛止する。軸体17の先端には鈎状部20が形成され、鈎状部20は縦溝21、横溝22及び係止溝23により構成されている。縦溝21はインサート1の棒体3が軸体17の先端から基端側に向かって入り込むことができるように垂直に、直径方向に形成されている。横溝22は棒体3が縦溝21に入り込んだ後に所定角度(この場合は45°)回転できるように、縦溝21に続いて水平に、形成されている。係止溝23は、所定角度回転した後に棒体3を軸体17の先端側(下方)にやや移動して係止できるように、横溝22から下方に陥没するように、直径方向に形成されている。
【0028】
コンクリート製品15の吊り上げに際しては、吊部材16の軸体17をインサート1内に挿入し、右回りに所定角度(45°)回転するとインサート1の棒体3が鈎状部20に係合する。その後、コンクリート製品15を吊り上げると、コンクリート製品の重量によって棒体3は係止溝23の中に押し込まれて係止され、インサート1と吊部材16とは相対的に更にしっかりと固定された状態となる。したがって、吊部材16がインサート1から外れる事故を完全に防ぐことができる。吊部材16をインサート1から外すときは、軸体17を左回りに45°回転し、軸体17を上方に抜き取ると、棒体3は縦溝21を通過し、軸体17をインサート1内から抜き取ることができる。
【0029】
吊部材16は、金属製の棒体3に係合して吊り上げるので、コンクリート製品の荷重が金属製の棒体3の両端から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど荷重が作用しない。したがって、インサート1本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【0030】
図8は一般的な内周面にねじを有するインサートに本発明を適用する場合の例である。インサート24は内周面にねじ26を有し、口部内周には1巻の凹螺条25が形成されている。このインサート24も、前述のインサート1と全く同様に型枠に取り付け、脱型することができる。
【0031】
インサートが吊上用インサートである場合、インサート内に吊部材を挿入する関係で、インサートには凹螺条を設け、ボス部には凸螺条を設ける方が好ましい。水抜き用のインサートの場合はインサートに凸螺条を設け、ボス部に凹螺条を設けても全く差し支えない。
【0032】
図9はインサート30及びセットボス32の説明図である。インサート30は、前記インサート1と比較して、口部内周に環状凹溝31が形成されている点が異なり、その他の構成は同じである。セットボス32は、前記セットボス4と比較して、ボス部5の外周に環状突条33が形成されている点が異なり、その他の構成は同じである。インサート30を型枠に取り付けたセットボス32のボス部5に取り付けるには、強い力で押し込むか、木槌などで叩き込む。一端取り付けてしまえば、環状突条33と環状凹溝31とが嵌合し、インサート30はボス部5から押し戻されることがないので、コンクリート表面の所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、環状突条33と環状凹溝31とが嵌合するのでコンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。型枠の脱型に際しては、前記のインサート1及びセットボス4と同様に、インサートのプラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。セットボスは金属製でもプラスチック製でもよい。金属製とすると、耐久性にすぐれ、型枠に取り付けたまま多数回使用できる。プラスチック製にすれば安価であり、弾性にすぐれるので、インサートの取り付け及び脱型が比較的容易となる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、ボス部及びインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を小さく又は無くしてしっかり嵌合するようにしても、インサートを回転しながら押し込むことで、螺条がガイドの役目を果たし、インサートを容易に押し込むことができ、インサートとボス部とを完全に嵌合することができる。したがって、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0034】
また本発明は、ボス部外周に環状突条を設け、インサート口部内周に環状凹溝を設けたので、一端セットすれば、前記環状突条と環状凹溝とが嵌合し、インサートがボス部から押し戻されることがないので、所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0035】
型枠の脱型に際しては、プラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【0036】
本発明のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させると、このインサートを吊上用インサートとして用いた場合、吊部材をこの金属製の棒体に係合してコンクリート製品を吊り上げることで、吊り荷重が金属製の棒体から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど吊り荷重が作用しない。したがって、インサート本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るインサート1の側面図である。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】型枠14にインサート1を取り付ける説明図である。
【図4】型枠14にインサート1を取り付けた状態の断面図である。
【図5】型枠14の脱型の説明図である。
【図6】座金11の平面図である。
【図7】吊部材16の正面図及び側面図である。
【図8】実施例に係るインサート24の断面図である。
【図9】インサート30とセットボス32の説明図である。
【符号の説明】
1 インサート
2 螺条
3 棒体
4 セットボス
5 ボス部
6 螺条
7 フランジ部
8 中空部
9 ボルト
10 ナット
11 座金
12 円板
13 脚
14 型枠
15 コンクリート製品
16 吊部材
17 軸体
18 軸受部
19 U字部
20 鈎状部
21 縦溝
22 横溝
23 係止溝
24 インサート
25 螺条
26 ねじ
30 インサート
31 環状凹溝
32 セットボス
33 環状突条
【発明の属する技術分野】
本発明は、水抜孔を形成するため、コンクリート製品を吊り上げるためなど、種々の目的でコンクリート内に埋め込まれるインサート、その埋込方法、インサートを型枠に取り付けるためのセットボスに関する。
【0002】
【従来の技術】
インサートを型枠に取り付ける場合、もっとも一般的な方法は、実公昭57−10808、特開昭60−73965に開示されているように、インサート内周面にねじを形成し、このねじに型枠の外側からボルトを螺合する方法である。この場合、コンクリート打設、硬化後は、ボルトを回して外し、その後、型枠を取り外して脱型する。
【0003】
また、特開平7−216996には、プラスチック製の筒状ボス部が型枠内面に突出するようにセットボスを型枠に固定し、該ボス部に、筒状インサートの口部を嵌合し、型枠内にコンクリートを打設、硬化後に、前記ボス部を型枠と共にコンクリート面から引き離し、ボス部を型枠脱型と同時にインサートから抜き去る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術の前者の場合、インサートをボルトによって確実に型枠に固定できる反面、インサートを型枠に取り付ける場合、型枠の内側でインサートを押さえながら型枠の外側でボルトを回さなければならない。型枠が大型の場合は、型枠の内外で二人の作業員が同時に作業しなければならない。脱型に際しても、型枠を取り外す前に、ボルトを回して取り外さなければならない。したがって、作業能率が著しく悪いという問題があった。
【0005】
後者の場合、脱型に際しては型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れるので、作業性はきわめてよい。しかし、インサートを型枠に取り付ける場合、インサートとボス部とがしっかり嵌合するようにすると、インサートをボス部に押し込むのが困難で(強い力でインサートを押し込んでもボス部の弾性で押し戻され)、完全に嵌合できないで、所定の深さにインサートを埋設できない場合があった。また、インサートを容易に押し込めるように、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を大きくしたり、ボス部を変形しやすい形状や軟質材料で構成すると、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動でインサートがボス部から外れやすい、インサート内にコンクリートのトロが侵入する(トロ漏れ)、という問題があった。
【0006】
本発明は、上記の従来の問題を解決し、インサートの型枠への取り付け、脱型を容易にすると共に、インサートがセットボスに確実に固定され、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れもしないようにすることを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスを、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定し、該ボス部に、該ボス部の螺条と対応する螺条を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサートを嵌合し、型枠内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0008】
本願の請求項2の発明は、請求項1のインサートの埋込方法において、前記ボス部の螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0009】
本願の請求項3の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスであって、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定し、口部内周面に前記ボス部の螺条と対応する螺条を有するプラスチック製のインサートの該口部をボス部に嵌合することでインサートを型枠に取り付け、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることができることを特徴とするセットボスである。
【0010】
本願の請求項4の発明は、請求項3のセットボスにおいて、前記ボス部の螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするセットボスである。
【0011】
本願の請求項5の発明は、外周に螺条を有する円筒状ボス部を有するセットボスの、該ボス部が型枠内面に突出するように型枠に固定したセットボスの該ボス部に、口部を嵌合することで型枠に取り付けるプラスチック製の筒状インサートであって、口部内周面に前記ボス部の螺条と対応する螺条を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサートである。
【0012】
本願の請求項6の発明は、請求項5のインサートにおいて、前記螺条が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサートである。
【0013】
本願の請求項7の発明は、請求項5又は6のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサートである。
【0014】
本願の請求項8の発明は、外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)を、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定し、該ボス部(5)に、該ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサート(30)を嵌合し、型枠(14)内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部(5)をインサート(30)から抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法である。
【0015】
本願の請求項9の発明は、外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)の、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定したセットボス(4)の該ボス部(5)に、口部を嵌合することで型枠(14)に取り付けるプラスチック製の筒状インサート(30)であって、口部内周面に前記ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部(5)をインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサート(30)である。
【0016】
本願の請求項10の発明は、請求項9のインサート(30)において、インサート(30)の内部に直径方向に金属製の棒体(3)を設け、かつ、該棒体(3)の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサート(30)である。
【0017】
本願発明は、ボス部及びインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を小さく又は無くしてしっかり嵌合するようにしても、インサートを回転しながら押し込むことで、螺条がガイドの役目を果たし、インサートを容易に押し込むことができ、インサートとボス部とを完全に嵌合することができる。したがって、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0018】
インサートをボス部に押し込む際、螺条をガイドとして作用させるため、また、ボス部をインサートから引き抜くときの無理抜きを容易にするためには、ボス部及びインサート口部の螺条は0.8〜1.2巻が適当であり、螺条のリード角は4.0〜10.0°と通常のねじよりもかなり大きなリード角が適当である。また、凸螺条の高さ、凹螺条の溝の深さは0.3〜1mm程度が適当である。
【0019】
また本発明は、ボス部外周に環状突条を設け、インサート口部内周に環状凹溝を設けたので、インサートをボス部にセットするときは、木槌でたたき込むなど、強い力を必要とするが、一端セットすれば、前記環状突条と環状凹溝とが嵌合し、インサートがボス部から押し戻されることがないので、所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0020】
型枠の脱型に際しては、インサートのプラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【0021】
本発明のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させることができる。このインサートを吊上用インサートとして用いた場合、吊部材をこの金属製の棒体に係合してコンクリート製品を吊り上げることで、吊り荷重が金属製の棒体から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど吊り荷重が作用しない。したがって、インサート本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、実施例に関する図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1は実施例に係るインサート1の側面図、図2は図1におけるAA線断面図、図3〜5はインサート1とセットボス4の説明図、図6は座金11の平面図、図7は吊部材16の正面図及び側面図、図8は実施例に係るインサート24の断面図である。
【0023】
インサート1はコンクリート製品を吊り上げるため、コンクリート製品に埋め込まれるもので、本体はプラスチック製で概略円筒状をなし、内部が円筒状の空洞となっており、口部内周には凹螺条2が形成されている。凹螺条2は約1巻で、リード角が4.9°、溝の深さは0.5mmである。インサート1の内部には直径方向に金属製の棒体3を設け、かつ、該棒体3の両端はインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出している。
【0024】
セットボス4は、インサート1を型枠に固定するためのもので、金属製(亜鉛ダイキャスト製)で、外周に凸螺条6を有する円筒状のボス部5を有し、その基端側がフランジ部7となっている。フランジ部7は、インサート1をコンクリート表面からフランジ部7の厚さだけ引っ込めて埋め込むためのもので、必要な場合にのみ形成されるものである。凸螺条6は約1巻で、リード角が4.9°、凸螺条の高さは0.5mmである。セットボス4の先端側内部には中空部8が形成され、基端面にはボルト孔が設けられている。セットボス4は、例えば図4に示すように、型枠14に、ボス部5を型枠内面に突出させて固定される。型枠の当該部分には貫通孔が形成され、該貫通孔とセットボス4のボルト孔にボルト9を挿通し、型枠外面に座金11を設け、ナット10を締め付けて固定している。ボルト頭部は中空部8内に納まる。座金11は、図6に示すように、円板12の上面に放射状に一体形成された8本の脚13の外端部が下方に折れ曲がって突出した特殊な形状のもので、脚13のクッション性により、コンクリート締固めのためのバイブレータの振動を吸収する。セットボスはプラスチック製でもよいが、金属製とすると耐久性に優れたものとなる。
【0025】
インサート1は、型枠14に固定したセットボス4のボス部5に、その口部を嵌着することによって型枠に取り付ける。図3に矢印で示すように、インサート1をボス部5に押し込みながら回転させると、インサートの凹螺条2とボス部の凸螺条6とがガイドの役目を果たし、回転するにつれてインサートが奧に押し込まれ、図4に示すように、インサート1とボス部5とを完全に嵌合することができる。
【0026】
型枠14にコンクリートを打設し、硬化後、脱型するときは、図5に矢印で示すように、型枠14をコンクリート製品15から引き離す。セットボス4は型枠14と共にコンクリート製品15から引き離され、ボス部5は回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから抜け出す。
【0027】
図5に示すようにコンクリート製品15に埋め込まれたインサート1の棒体3の両端は、インサート本体から外側に突出してコンクリートに碇着されている。コンクリート製品を吊り上げるには、例えば図7に示すような吊部材16を用いる。吊部材16は軸体17、軸受部18、U字部19からなり、軸体17は軸受部18に回転自在に軸着され、U字部19は軸受部18に回動自在に枢着されている。U字部19にはクレーンの吊ワイヤーを掛止する。軸体17の先端には鈎状部20が形成され、鈎状部20は縦溝21、横溝22及び係止溝23により構成されている。縦溝21はインサート1の棒体3が軸体17の先端から基端側に向かって入り込むことができるように垂直に、直径方向に形成されている。横溝22は棒体3が縦溝21に入り込んだ後に所定角度(この場合は45°)回転できるように、縦溝21に続いて水平に、形成されている。係止溝23は、所定角度回転した後に棒体3を軸体17の先端側(下方)にやや移動して係止できるように、横溝22から下方に陥没するように、直径方向に形成されている。
【0028】
コンクリート製品15の吊り上げに際しては、吊部材16の軸体17をインサート1内に挿入し、右回りに所定角度(45°)回転するとインサート1の棒体3が鈎状部20に係合する。その後、コンクリート製品15を吊り上げると、コンクリート製品の重量によって棒体3は係止溝23の中に押し込まれて係止され、インサート1と吊部材16とは相対的に更にしっかりと固定された状態となる。したがって、吊部材16がインサート1から外れる事故を完全に防ぐことができる。吊部材16をインサート1から外すときは、軸体17を左回りに45°回転し、軸体17を上方に抜き取ると、棒体3は縦溝21を通過し、軸体17をインサート1内から抜き取ることができる。
【0029】
吊部材16は、金属製の棒体3に係合して吊り上げるので、コンクリート製品の荷重が金属製の棒体3の両端から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど荷重が作用しない。したがって、インサート1本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【0030】
図8は一般的な内周面にねじを有するインサートに本発明を適用する場合の例である。インサート24は内周面にねじ26を有し、口部内周には1巻の凹螺条25が形成されている。このインサート24も、前述のインサート1と全く同様に型枠に取り付け、脱型することができる。
【0031】
インサートが吊上用インサートである場合、インサート内に吊部材を挿入する関係で、インサートには凹螺条を設け、ボス部には凸螺条を設ける方が好ましい。水抜き用のインサートの場合はインサートに凸螺条を設け、ボス部に凹螺条を設けても全く差し支えない。
【0032】
図9はインサート30及びセットボス32の説明図である。インサート30は、前記インサート1と比較して、口部内周に環状凹溝31が形成されている点が異なり、その他の構成は同じである。セットボス32は、前記セットボス4と比較して、ボス部5の外周に環状突条33が形成されている点が異なり、その他の構成は同じである。インサート30を型枠に取り付けたセットボス32のボス部5に取り付けるには、強い力で押し込むか、木槌などで叩き込む。一端取り付けてしまえば、環状突条33と環状凹溝31とが嵌合し、インサート30はボス部5から押し戻されることがないので、コンクリート表面の所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、環状突条33と環状凹溝31とが嵌合するのでコンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。型枠の脱型に際しては、前記のインサート1及びセットボス4と同様に、インサートのプラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。セットボスは金属製でもプラスチック製でもよい。金属製とすると、耐久性にすぐれ、型枠に取り付けたまま多数回使用できる。プラスチック製にすれば安価であり、弾性にすぐれるので、インサートの取り付け及び脱型が比較的容易となる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、ボス部及びインサート口部内周に螺条を形成したので、インサートの内径とボス部の外径の「あそび」を小さく又は無くしてしっかり嵌合するようにしても、インサートを回転しながら押し込むことで、螺条がガイドの役目を果たし、インサートを容易に押し込むことができ、インサートとボス部とを完全に嵌合することができる。したがって、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0034】
また本発明は、ボス部外周に環状突条を設け、インサート口部内周に環状凹溝を設けたので、一端セットすれば、前記環状突条と環状凹溝とが嵌合し、インサートがボス部から押し戻されることがないので、所定の位置、所定の深さにインサートを埋設できる。更に、コンクリート打設の衝撃や締固めの際の振動によっても外れにくく、トロ漏れの問題も解消できる。
【0035】
型枠の脱型に際しては、プラスチックの弾性を利用して、ボス部を回転することなく、いわゆる無理抜きによってインサートから引き抜くので、型枠をコンクリート面から引き離すことで、同時にボス部がインサートから外れ、作業性がきわめてよい。
【0036】
本発明のインサートにおいて、インサートの内部に直径方向に金属製の棒体を設け、かつ、該棒体の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させると、このインサートを吊上用インサートとして用いた場合、吊部材をこの金属製の棒体に係合してコンクリート製品を吊り上げることで、吊り荷重が金属製の棒体から直接コンクリートに伝達され、プラスチック製のインサート本体にはほとんど吊り荷重が作用しない。したがって、インサート本体はプラスチック製であっても破壊するおそれがなく、金属製のインサートに劣らない強度を保有できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るインサート1の側面図である。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】型枠14にインサート1を取り付ける説明図である。
【図4】型枠14にインサート1を取り付けた状態の断面図である。
【図5】型枠14の脱型の説明図である。
【図6】座金11の平面図である。
【図7】吊部材16の正面図及び側面図である。
【図8】実施例に係るインサート24の断面図である。
【図9】インサート30とセットボス32の説明図である。
【符号の説明】
1 インサート
2 螺条
3 棒体
4 セットボス
5 ボス部
6 螺条
7 フランジ部
8 中空部
9 ボルト
10 ナット
11 座金
12 円板
13 脚
14 型枠
15 コンクリート製品
16 吊部材
17 軸体
18 軸受部
19 U字部
20 鈎状部
21 縦溝
22 横溝
23 係止溝
24 インサート
25 螺条
26 ねじ
30 インサート
31 環状凹溝
32 セットボス
33 環状突条
Claims (10)
- 外周に螺条(6)を有する円筒状ボス部(5)を有するセットボス(4)を、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定し、該ボス部(5)に、該ボス部(5)の螺条(6)と対応する螺条(2、25)を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサート(1、24)を嵌合し、型枠(14)内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部(5)を回転することなく、無理抜きによってインサート(1、24)から抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法
- 請求項1のインサートの埋込方法において、前記ボス部(5)の螺条(6)が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサートの埋込方法
- 外周に螺条(6)を有する円筒状ボス部(5)を有するセットボス(4)であって、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定し、口部内周面に前記ボス部(5)の螺条(6)と対応する螺条(2、25)を有するプラスチック製のインサート(1、24)の該口部をボス部(5)に嵌合することでインサート(1、24)を型枠(14)に取り付け、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部(5)を回転することなく、無理抜きによってインサート(1、24)から抜き去ることができることを特徴とするセットボス(4)
- 請求項3のセットボス(4)において、前記ボス部(5)の螺条(6)が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするセットボス(4)
- 外周に螺条(6)を有する円筒状ボス部(5)を有するセットボス(4)の、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定したセットボス(4)の該ボス部(5)に、口部を嵌合することで型枠(14)に取り付けるプラスチック製の筒状インサート(1、24)であって、口部内周面に前記ボス部(5)の螺条(6)と対応する螺条(2、25)を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部(5)を回転することなく、無理抜きによってインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサート(1、24)
- 請求項5のインサート(1、24)において、前記螺条(2、25)が0.8〜1.2巻であり、かつ、リード角が4.0〜10.0°であることを特徴とするインサート(1、24)
- 請求項5又は6のインサート(1)において、インサート(1)の内部に直径方向に金属製の棒体(3)を設け、かつ、該棒体(3)の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサート(1)
- 外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)を、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定し、該ボス部(5)に、該ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を口部内周に有するプラスチック製の筒状インサート(30)を嵌合し、型枠(14)内にコンクリートを打設し、硬化後に、前記ボス部(5)をインサート(30)から抜き去ることを特徴とするインサートの埋込方法
- 外周に環状突条(33)を有する筒状ボス部(5)を有するセットボス(32)の、該ボス部(5)が型枠(14)内面に突出するように型枠(14)に固定したセットボス(4)の該ボス部(5)に、口部を嵌合することで型枠(14)に取り付けるプラスチック製の筒状インサート(30)であって、口部内周面に前記ボス部(5)の環状突条(33)と対応する環状凹溝(31)を有し、コンクリートの打設、硬化後に、前記ボス部(5)をインサートから抜き去ることができることを特徴とするインサート(30)
- 請求項9のインサート(30)において、インサート(30)の内部に直径方向に金属製の棒体(3)を設け、かつ、該棒体(3)の両端をインサート本体の筒壁を貫通して外部に突出させたことを特徴とするインサート(30)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002363813A JP2004197326A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | インサートの埋込方法、セットボス及びインサート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2002363813A JP2004197326A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | インサートの埋込方法、セットボス及びインサート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004197326A true JP2004197326A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32761861
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002363813A Pending JP2004197326A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | インサートの埋込方法、セットボス及びインサート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004197326A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008013179A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ねじ捲れ防止ねじ |
| CN114481827A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-05-13 | 李贺喜 | 一种装配整体式钢筋混凝土板桥结构及其构建方法 |
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363813A patent/JP2004197326A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| CN114481827A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-05-13 | 李贺喜 | 一种装配整体式钢筋混凝土板桥结构及其构建方法 |
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