JP2004207333A - セパレータ及びそれを用いてなる巻回型電気二重層キャパシタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィブリル化高分子、非フィブリル化有機繊維を含有する不織布からなる厚み15μm〜55μmのセパレータであって、密度が0.30g/cm3以下、ガーレー透気度が2.0s/100ml〜10.0s/100ml、引張強度が3N/15mm以上、破断伸度が3.0%以上であることを特徴とするセパレータ。該セパレータを具備してなる巻回型電気二重層キャパシタであって、該電気二重層キャパシタが、巻回型の電極を有し、電解液の注液時或いは充電時に電極が膨張することを特徴とする巻回型電気二重層キャパシタ。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐熱性及び巻回性に優れ、破断時の伸びが大きいセパレータ、低抵抗で漏れ電流が小さく、電圧維持率の高い巻回型電気二重層キャパシタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、大容量の電気二重層キャパシタの開発が主流であるが、同時に内部抵抗が低く、且つ電圧維持率の高いものが求められている。これらの特性を出すためには、電極や電解液の改良が必須である。電気二重層キャパシタの電極材料としては、エネルギー密度を向上させるために易黒鉛材料を炭化した後、アルカリ賦活して得られる活性炭が提案されている(例えば、特許文献1参照)。同じ電極や電解液であってもセパレータによって、特性が大きく左右されることから、セパレータの改良も必要である。セパレータとしては従来、溶剤紡糸セルロースを主体成分とする電解紙などが使用されている(例えば、特許文献2参照)。最近では、密度が0.5g/cm3を超え、0.8g/cm3以下の繊維シートからなるものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
しかしながら、易黒鉛材料からなる活性炭は、単位容量当たりの静電容量は大きいものの、充電する際に膨張するという欠点を有する。この活性炭を用いて電気二重層キャパシタを作製するためには、セパレータが電極の膨張に追従して伸びる必要がある。溶剤紡糸セルロースを主体成分とする電解紙は200℃以上の高温では炭化や分解してしまうため、乾燥温度を150℃程度に抑えざるを得ず、そのため、乾燥時間が長くなり、乾燥効率、すなわち電気二重層キャパシタの製造効率が悪い問題がある。また、密度が0.5g/cm3を超えるセパレータは、空隙率が低くなりやすいため、電解液保持性やイオン透過性が不十分で、内部抵抗が高めになりやすい。かといって、低密度のセパレータは、ピンホールができやすく、内部短絡や自己放電が起こりやすい。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−275042号公報
【特許文献2】
特開2000−3834号公報
【特許文献3】
特開2002−270471号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術に見られる上記問題点を解決するものである。即ち、本発明の目的は、耐熱性及び巻回性に優れ、破断時の伸びが大きいセパレータ及び該セパレータを具備してなり、低抵抗で漏れ電流が小さく、電圧維持率の高い巻回型電気二重層キャパシタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記問題点を解決するため鋭意検討した結果、耐熱性に優れるフィブリル化高分子及び非フィブリル化有機繊維を含有するセパレータにおいて、引張強度と破断伸度のバランスを取ることにより、耐熱性及び巻回性に優れ、破断時の伸びが大きいセパレータを実現でき、密度と通気度のバランスをとることによって、低抵抗で漏れ電流が小さく、電圧維持率の高い巻回型電気二重層キャパシタを実現できることを見出し、本発明に至ったものである。
【0007】
すなわち、本発明は、融点または熱分解温度が250℃以上で、少なくとも一部が繊維径1μm以下であるフィブリル化高分子、非フィブリル化有機繊維を含有する不織布からなる厚み15μm〜55μmのセパレータであって、密度が0.30g/cm3以下、ガーレー透気度が2.0s/100ml〜10.0s/100ml、引張強度が3N/15mm以上、破断伸度が3.0%以上であることを特徴とするセパレータである。
【0008】
本発明においては、高分子が、全芳香族ポリアミドであることが好ましい。
【0009】
本発明においては、高分子が、全芳香族ポリエステルであることが好ましい。
【0010】
本発明のセパレータは、カルボキシメチルセルロースを含有することが好ましい。
【0011】
本発明のセパレータは、プラズマ放電処理されてなることが好ましい。
【0012】
本発明は、本発明のセパレータを具備してなる巻回型電気二重層キャパシタであって、該電気二重層キャパシタが、巻回型の電極を有し、電解液の注液時或いは充電時に該電極が膨張することを特徴とする巻回型電気二重層キャパシタである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のセパレータ及び巻回型電気二重層キャパシタについて詳細に説明する。
【0014】
本発明における電気二重層キャパシタとは、対向する2つの電極間に電気二重層を挟んだ形で構成されてなる蓄電機能を有するものである。電気二重層キャパシタの電極としては、一対の電気二重層容量型電極、片方が電気二重層容量型電極でもう片方が酸化還元型電極の組み合わせの何れでも良い。
【0015】
電気二重層キャパシタの電解液は、水溶液系、有機溶媒系、導電性高分子の何れでも良い。有機溶媒系電解液としては、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、プロピオニトリル、γ−ブチロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトン、β−メチル−γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、3−メチル−γ−バレロラクトン、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジメチルスルホラン、スルホラン、エチレングリコール、プロピレングリコール、メチルセルソルブなどの有機溶媒にイオン解離性の塩を溶解させたもの、イオン性液体(固体溶融塩)などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリアセチレン、これらの誘導体などが挙げられる。
【0016】
本発明のセパレータは、密度が0.30g/cm3以下、ガーレー透気度が2.0s/100ml〜10.0s/100mlであることを特徴とする。セパレータが高密度になると電解液保持性やイオン透過性が低下し、内部抵抗が高くなってしまう。本発明のように、密度を0.30g/cm3以下にすることによって、イオン透過性が良好になり、内部抵抗を充分低くできる。このときガーレー透気度が2.0s/100mlより短い秒数では、電極間で放電や、導電剤の導通による内部短絡が生じやすく、電圧低下が起こりやすい。一方、ガーレー透気度が10.0s/100mlより長い秒数では、イオン透過性が不十分になり、内部抵抗が高くなりやすいため、密度と透気度のバランスをとることが重要である。
【0017】
さらに本発明のセパレータは、引張強度が3N/15mm以上、破断伸度が3.0%以上であることを特徴とする。このような強度特性を有することにより、巻回作業時に切断しにくく、巻回型電気二重層キャパシタの製造効率及び製品歩留まりが高くなる。また、本発明のセパレータは破断伸度が3.0%以上であるため、電解液の注液時或いは充電時に電極が膨張しても破断することがなく、電圧維持率が良好である。
【0018】
本発明のセパレータは、厚みが15μm〜55μmである。1枚で用いても良いが、2枚以上積層して用いることが好ましい。2枚以上積層して用いることにより、連続するピンホールを抑制することができるため、内部短絡しにくく、電圧維持率の高い巻回型電気二重層キャパシタが得られる。
【0019】
本発明におけるセパレータの密度(g/cm3)は、JIS P8124に準拠して測定した坪量(g/m2)をマイクロメータを用いて測定した厚み(μm)で除した値を指す。
【0020】
本発明におけるセパレータのガーレー透気度(s/100ml)は、JIS P8117に規定されるガーレー透気度で、外径28.6mmの円孔から送り出される100mlの空気が、円孔に密着したセパレータを通過する時間を計測して求められる。
【0021】
本発明においては、フィブリル化高分子の配合量をできるだけ多くする方法、0.3dtex以下、好ましくは0.1dtex以下の極細繊維の配合量を多くする方法、カルボキシメチルセルロースで被膜を形成させる方法などを単独または組み合わせて実施することによって、セパレータのガーレー透気度を目標の範囲に調節することができる。
【0022】
本発明における融点または熱分解温度が250℃以上の高分子としては、全芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、全芳香族ポリエステルアミド、全芳香族ポリエーテル、全芳香族ポリカーボネート、全芳香族ポリアゾメチン、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスチアゾール(PBZT)、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)、ポリベンゾイミダゾール(PBI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などが挙げられ、これら単独でも良いし、2種類以上の組み合わせでも良い。PBZTはトランス型、シス型の何れでも良い。また、全芳香族ではない芳香族ポリアミドや芳香族ポリエステルの中にもモノマーの種類と組成比によっては、融点または熱分解温度が250℃以上のものがあり、これらを用いることができる。ここで、芳香族とは、主鎖の一部に例えば脂肪鎖などを有するものを指す。これらの中でも、液晶性のため均一にフィブリル化されやすい全芳香族ポリアミド、特にパラ系全芳香族ポリアミドと全芳香族ポリエステルが好ましい。全芳香族ポリエステルは、吸湿率が著しく低いため、非水電解液質を用いる電気二重層キャパシタには特に好ましい。
【0023】
パラ系全芳香族ポリアミドは、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、ポリ−p−ベンズアミド、ポリ−p−アミドヒドラジド、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド−3,4−ジフェニルエーテルテレフタルアミドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0024】
全芳香族ポリエステルは、芳香族ジオール、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボン酸などのモノマーを組み合わせて、組成比を変えて合成される。例えば、p−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸との共重合体が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0025】
本発明におけるフィブリル化高分子とは、主に繊維軸と平行な方向に非常に細かく分割された部分を有する繊維状で、少なくとも一部が繊維径1μm以下になっている高分子を指し、U.S.Pat.No.5833807号公報やU.S.Pat.No.5026456号公報に明記されているようなフィブリッドとは異なる。本発明におけるフィブリルは、長さと巾のアスペクト比が20:1〜100000:1の範囲に分布し、カナダ標準形濾水度が0ml〜500mlの範囲にある。さらに、重量平均繊維長が0.2mm〜2mmの範囲にあるものが好ましい。
【0026】
フィブリル化高分子は、非常に細いため、繊維本数が相当多く存在するだけでなく、アスペクト比が非常に大きいため、フィブリル同士や他の繊維との絡み合う頻度が高く、緻密で細孔の小さな不織布を形成することができる。そのため、耐熱性、電解液保持性に優れるセパレータが得られる。
【0027】
フィブリル化高分子は、高圧ホモジナイザー、リファイナー、ビーター、ミル、摩粉装置などを用いて製造される。
【0028】
本発明におけるセパレータは、フィブリル化高分子を10wt%以上含有することが好ましく、20wt%以上含有することがより好ましい。含有量の上限は80wt%が好ましい。フィブリル化高分子の含有量が10wt%未満の場合は、セパレータの耐熱性及び電圧維持率が不十分になりやすい。該高分子の含有量が80%より多くなると、該繊維に自己接着力がないため、セパレータの引張強度や破断伸度が不十分になりやすい。
【0029】
本発明のセパレータは、非フィブリル化有機繊維を含有する。そのような繊維としては、上述した融点または熱分解温度が250℃以上の高分子からなる繊維、溶剤紡糸セルロース、アクリル、ポリオレフィン、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリエーテルスルホン(PES)、フッ素樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの樹脂からなる単繊維や複合繊維が挙げられる。これらの繊維は、明確な繊度または繊維径(短径、長径を含む)を持つ。これらの有機繊維には、フィブリル化高分子を捕捉し、セパレータの機械的強度を強める効果がある。
【0030】
本発明における非フィブリル化有機繊維の長さとしては、特に限定されるものではないが、セパレータの地合が均一になりやすいことから、1〜15mmが好ましく、3〜10mmがより好ましい。繊維長が1mmより短いと、フィブリル化高分子の捕捉能が低下し、15mmより長くなると繊維同士がよれてセパレータの厚みむらが生じやすい。
【0031】
本発明のセパレータは、フィブリル化セルロースやバクテリアセルロースを含有しても良い。これらは、少量でもセパレータの機械的強度を強める効果があるため好ましい。ここで、フィブリル化セルロースとは、リンターをはじめとする各種パルプ、リント、溶剤紡糸セルロースなどを原料とし、高圧ホモジナイザー、リファイナー、ビーター、ミル、摩砕装置などを用いて主に繊維軸と平行な方向に分割、微細化されて製造されたもので、少なくとも一部が繊維径1μm以下のものを指す。
【0032】
本発明におけるバクテリアセルロースとは、微生物が産生するバクテリアセルロースのことを指す。このバクテリアセルロースは、セルロースおよびセルロースを主鎖とするヘテロ多糖を含むものおよびβ−1,3、β−1,2等のグルカンを含むものである。ヘテロ多糖の場合のセルロース以外の構成成分はマンノース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、アラビノース、ラムノース、グルクロン酸等の六炭糖、五炭糖および有機酸等である。これらの多糖は単一物質で構成される場合もあるが、2種以上の多糖が水素結合などで結合して構成されている場合もあり、何れも利用できる。
【0033】
本発明のセパレータは、カルボキシメチルセルロースを含有することが好ましい。カルボキシメチルセルロースとは、セルロース水酸基の少なくとも一部が、カルボキシメチル基−CH2COOHで置換されたものである。置換度は、セルロースの構成単位であるグルコース1個あたりの置換基の量で示され、0から3までの値で表される。本発明に用いられるカルボキシメチルセルロースの置換度は0.4以上が好ましい。置換度が0.4未満では、電解液との親和性が向上しにくい。本発明においては、各種塩型のカルボキシメチル基であっても良く、塩としてはNa、K、Ca、Al、NH4などが挙げられる。例えば、Na塩型は、Na−カルボキシメチルセルロースと表記し、その他の塩型についても同様に表記する。
【0034】
一般的にカルボキシメチルセルロースは、2−プロパノール存在下で、セルロースと水酸化ナトリウム水溶液を攪拌して、アルカリセルロースを調製し、これにモノクロロ酢酸を加えて加熱し反応させて得られる。ジエチルアミノエチル基を有するジエチルアミノエチルセルロースは、セルロースを(2−クロロエチル)ジエチルアミンで処理し、アルカリで反応させて得られる。本発明に用いられるカルボキシメチルセルロースは、粉末状でも繊維状でも良く、架橋されたものでも良い。
【0035】
本発明においては、カルボキシメチルセルロースを抄込む方法、カルボキシメチルセルロースの水溶液を含浸、塗布、噴霧する方法により不織布に付着させることができる。カルボキシメチルセルロースは、水系、有機溶媒系に関係なく電解液との親和性が高く、セパレータ中のイオン透過を円滑にする作用があるため、内部抵抗の低いセパレータが得られる。また、含浸や塗布により付着させると、加熱乾燥時にカルボキシメチルセルロースが被膜を形成するため、目標とする通気度が得られやすい。本発明のセパレーター中のカルボキシメチルセルロースの含有量は、10wt%以下が好ましい。10wt%より多いと、電解液との親和性が高くなりすぎて漏れ電流が大きくなりやすい。
【0036】
本発明のセパレータは、プラズマ放電処理されてなることが好ましい。プラズマ放電処理により、セパレータ表面に官能基が導入され、電解液との親和性が向上し、イオン透過を円滑にする作用があるため、内部抵抗の低いセパレータが得られる。プラズマ放電処理としては、低温プラズマ放電処理、高温プラズマ放電処理が挙げられる。低温プラズマ放電は、グロー放電やコロナ放電により容易に得ることができる。高温プラズマ放電は、アーク放電やプラズマジェットにより得ることができる。プラズマ放電処理は、不活性ガス、空気、酸素、窒素、二酸化炭素、水蒸気中で実施することができる。
【0037】
本発明における積層される前のセパレータは、長網抄紙機、短網抄紙機、円網抄紙機、傾斜型抄紙機、これらの中から同種あるいは異種の抄紙機を2つ以上組み合わせたコンビネーションマシンなどを用いて湿式抄紙し、1層あるいは多層に抄き合わせて製造される。多層の場合には、相対的に層毎に粗密の差を持たせても良い。本発明においては、抄紙機の抄紙ワイヤーには80メッシュ以上の目の細かいワイヤーを用いる。湿式抄紙の際に用いる水はイオン交換水が好ましく、分散助剤やその他添加薬品、剥離剤などは、非イオン性のものが好ましいが、電気二重層キャパシタの特性に影響を及ぼさない程度であれば、イオン性のものを適量用いても良い。
【0038】
本発明のセパレータは、強度向上、不純物除去、耐熱寸法安定性付与などの目的に応じて、熱処理、熱圧処理などが施される。
【0039】
本発明の巻回型電気二重層キャパシタは、巻回型の電極を有し、電解液を注液或いは充電時に該電極が膨張することを特徴とする。
【0040】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
【0041】
<フィブリル化高分子1の作製>
パラ系全芳香族ポリアミド(繊度2.5dtex、繊維長3mm)を初期濃度5wt%になるようにイオン交換水に分散させ、ダブルディスクリファイナーを用いて、クリアランスを回数を重ねる毎に狭めながら15回繰り返し叩解処理した後、高圧ホモジナイザーを用いて500kg/cm2の条件で30回繰り返し処理し、重量平均繊維長0.42mmのフィブリル化パラ系全芳香族ポリアミドを作製した。以下、これをフィブリル化高分子1と表記する。
【0042】
<フィブリル化高分子2の作製>
パラ系全芳香族ポリアミド(繊度2.5dtex、繊維長3mm)を初期濃度5wt%になるようにイオン交換水に分散させ、ダブルディスクリファイナーを用いて、クリアランスを回数を重ねる毎に狭めながら30回繰り返し叩解処理し、重量平均繊維長1.1mmのフィブリル化パラ系全芳香族ポリアミドを作製した。以下、これをフィブリル化高分子2と表記する。
【0043】
<フィブリル化高分子3の作製>
全芳香族ポリエステルのペレット(長さ2mm、巾1mm)を初期濃度5wt%になるようにイオン交換水中に分散させ、ダブルディスクリファイナーを用いてクリアランスを回数を重ねる毎に狭めながら15回繰り返し叩解処理した後、高圧ホモジナイザーを用いて500kg/cm2の条件で20回繰り返し処理し、重量平均繊維長0.35mmのフィブリル化全芳香族ポリエステルを作製した。以下、これをフィブリル化高分子3と表記する。
【0044】
<フィブリル化セルロース1の作製>
リンターを5wt%濃度になるようにイオン交換水中に分散させ、高圧ホモジナイザーを用いて500kg/cm2の圧力で20回繰り返し処理して、重量平均繊維長0.33mmのフィブリル化セルロース1を作製した。
【0045】
<セパレータの作製>
【0046】
実施例1
フィブリル化高分子1を25wt%、フィブリル化高分子2を30wt%、繊度0.08dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維20wt%、繊度0.5dtex、繊維長5mmのポリエステル繊維15wt%、置換度1のカルボキシメチルセルロース10wt%の配合比で非イオン性の分散助剤および非イオン性の消泡剤とともにパルパーを用いてイオン交換水中に分散させ、所定濃度に希釈したスラリー1を調製した。円網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13.3g/m2、厚み46μm、密度0.289g/cm3のセパレータとした。
【0047】
実施例2
フィブリル化高分子1を25wt%、フィブリル化高分子2を30wt%、繊度0.08dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維25wt%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点110℃の変性ポリエステルを配した芯鞘複合繊維(繊度1.1dtex、繊維長3mm)20wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー2を調製した。円網抄紙機を用いて湿式抄紙し、湿式不織布を作製した。該不織布の両面を、190℃に加熱した直径1.2mのドラムロールに速度10m/minで接触させて熱処理した後、置換度1のNa−カルボキシメチルセルロースを溶解させた2%水溶液に含浸させ、乾燥して不織布に対して、Na−カルボキシメチルセルロースが3.3%付着した坪量9.6g/m2、厚み33μm、密度0.291g/cm3のセパレータとした。
【0048】
実施例3
フィブリル化高分子1を25wt%、フィブリル化高分子2を40wt%、繊度0.08dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維15wt%、繊度0.3dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維19wt%、実施例1で用いたカルボキシメチルセルロース1wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー3を調製した。短網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13.5g/m2、厚み48μm、密度0.281g/cm3のセパレータとした。
【0049】
実施例4
フィブリル化高分子1を25wt%、フィブリル化高分子2を30wt%、繊度0.08dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維20wt%、実施例2で用いた芯鞘複合繊維20wt%、フィブリル化セルロース1を5wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー4を調製した。2連式の円網抄紙機を用いて抄き合わせし、坪量13.6g/m2の湿式不織布を作製した。該不織布の両面を、205℃に加熱した直径1.2mのドラムロールに速度20m/minで接触させて熱処理した後、空気中でプラズマ放電処理し、坪量14g/m2、厚み50μm、密度0.280g/cm3のセパレータとした。プラズマ放電処理は、0.1Torr、13.56MHz、100W・min/m2の条件で実施した。
【0050】
実施例5
フィブリル化高分子1を25wt%、フィブリル化高分子2を30wt%、ポリアミドとポリエステルの2成分が層状に交互に配列した16分割型複合繊維(繊度3.3dtex、繊維長3mm、分割後の断面扁平度2.0以上)20wt%、実施例2で用いた芯鞘複合繊維25wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー5を調製した。傾斜型抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13g/m2の湿式不織布を作製した。該不織布の両面を、200℃に加熱した直径1.2mのドラムロールに速度20m/minで接触させて熱処理した後、実施例4と同様にしてプラズマ放電処理し、坪量13.5g/m2、厚み50μm、密度0.270g/cm3のセパレータとした。
【0051】
実施例6
フィブリル化高分子3を50wt%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維25wt%、実施例2で用いた芯鞘複合繊維20wt%、フィブリル化セルロース1を5wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー6を調製した。傾斜型抄紙機を用いて湿式抄紙し、湿式不織布を作製した。該不織布の両面を、200℃に加熱した直径1.2mのドラムロールに速度20m/minで接触させて熱処理した後、置換度1のNa−カルボキシメチルセルロースを溶解させた1.5%水溶液を含浸させ、乾燥して不織布に対して、Na−カルボキシメチルセルロースが1.9%付着した坪量13.8g/m2、厚み50μm、密度0.276g/cm3のセパレータとした。
【0052】
実施例7
フィブリル化高分子3を50wt%、繊度0.08dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維25wt%、繊度0.3dtex、繊維長3mmのポリアミド繊維20wt%、フィブリル化セルロース1を5wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー7を調製した。長網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13.5g/m2、厚み50μm、密度0.270g/cm3の湿式不織布を作製した。該不織布を実施例4と同様にしてプラズマ放電処理し、セパレータとした。
【0053】
比較例1
カナダ標準形濾水度0mlまで叩解した溶剤紡糸セルロース100wt%原料とし、長網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量16g/m2、厚み40μm、密度0.400g/cm3のセパレータとした。
【0054】
比較例2
フィブリル化高分子1を10wt%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維35wt%、繊度0.5dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維25wt%、実施例2で用いた芯鞘複合繊維25wt%、実施例1で用いたカルボキシメチルセルロース5wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー8を調製した。円網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13g/m2の湿式不織布を作製した。該湿式不織布を200℃に加熱した直径1.2mのドラムロールに速度20m/minで接触させて熱処理し、坪量13.3g/m2、厚み50μm、密度0.266g/cm3のセパレータとした。
【0055】
比較例3
実施例1で作製したセパレータをスーパーカレンダー処理して厚みを40μmに調整し、密度0.332g/cm3のセパレータとした。
【0056】
比較例4
フィブリル化高分子3を70wt%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維を10wt%、カナダ標準形濾水度0mlの麻パルプ20wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー9を調製した。長網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量14g/m2、厚み48μm、密度0.292g/cm3の不織布を作製した。該不織布を実施例4と同様にしてプラズマ放電処理し、セパレータとした。
【0057】
比較例5
フィブリル化高分子1を85wt%、繊度0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維10wt%、実施例1で用いたカルボキシメチルセルロース5wt%の配合比にした以外は実施例1と同様にしてスラリー10を調製した。円網抄紙機を用いて湿式抄紙し、坪量13g/m2、厚み50μm、密度0.260g/cm3のセパレータとした。
【0058】
<巻回型電気二重層キャパシタの作製>
図1、2において、巻回型電気二重層キャパシタ1は円筒状密閉容器2を有し、その密閉容器2内に電極巻回体3、2つの円盤状集電体4、5及び電解液が収容されている。図3に示すように、電極巻回体3は、帯状正極6、帯状負極7及びそれらの一方、セパレータ8、9よりなる重ね合わせ物を、帯状正極6の外側にある一方の帯状セパレータ8が最も内側に位置するようにA1製巻心10を中心に渦巻状に巻回したものである。この場合、帯状正極6、帯状負極7間に存在する他方の帯状セパレータ9は、最外周の帯状負極7を覆うべく略一巻分だけ帯状負極7の終端より延出している。
【0059】
図4〜6に示すように、帯状正極6、帯状負極7はそれぞれ、帯状集電体11及びその帯状集電体11の両面に積層形成された一対の電極12を有する。帯状正極6において、集電体11の両面の長手方向−側縁部は電極不存在領域であって正極端子との接続部13として機能する。帯状負極7は帯状正極6とは点対称の関係にあり、その集電体11両面の長手方向他側縁部は電極不存在領域であって負極端子と接続部14として機能する。
【0060】
図1、2に示すように、密閉容器2はA1製有底筒形本体15と、その開口を閉鎖する蓋板16とよりなる。その蓋板16は本体15に溶接されたA1製環状外周板17と、その外周板17の内周縁に外周溝18を嵌着させたA1合金製筒状正極端子22とを有する。
【0061】
図7にも示すように、一方のA1合金製円盤状集電体4において、その中心にあるボス23は筒状正極端子22の中心孔24に嵌合してそれに溶接されている。また円盤部25は、放射状に配列されて下方に突出する複数のV字形凸条26を有し、それら凸条26の底部に帯状正極6の接続部13が溶接されている。
【0062】
図8にも示すように、他方のA1合金製円盤状集電体5において、その中心にあるボス27は負極端子28である有底筒形本体15の底壁に溶接されている。また円盤部29は、放射状に配列されて上方へ突出する複数の山形凸条30を有し、それら凸条30の稜線部に帯状負極7の接続部14が溶接されている。電解液は、正極側円盤状集電体4のボス23に形成された注入孔31から密閉容器2内に注入され、その後、注入孔31はゴム栓32により封鎖される。
【0063】
各電極12は活性炭、導電フィラ及びバインダよりなる。電解液としては、ホウフッ化第4アンモニウム化合物、例えばTEMA・BF4[(C2H5)3CH3N・BF4(ホウフッ化トリエチルメチルアンモニウム)、溶質]のPC(プロピレンカーボネート、溶媒)溶液が用いられる。
【0064】
原料としてメソフェーズピッチに炭化及び賦活処理を施して得られ、且つ充電時に膨張する活性炭、例えばメソフェーズピッチアルカリ賦活炭を80wt%、ケッチェンブラックECを10wt%及びテフロン(R)6J(商品名、三井デュポンフロロケミカル社製)10wt%を混練し、次いで混練物を用いて圧延し、厚さ150μmの電極シートを作製した。電極シートから103mm、長さ1400mmの複数の帯状電極12を切り出し、次いで2枚の電極12と、巾109mm、長さ1400mm、厚さ30μmのアルミ箔よりなる帯状集電体11とを一対の加圧ローラを用い、線圧6tにて圧着して帯状正極6を作製した。また同様の方法で帯状負極7を作製した。
【0065】
帯状正極6、帯状負極7の各電極12に1.8モルのTEMA・BF4をPC溶液に溶解した電解液を含浸させて、各電極12の厚さ方向の膨張度を調べたところ、約40%であった。
【0066】
帯状正極6、帯状負極7及び帯状正極6を挟む両帯状セパレータ8、9よりなる重ね合わせ物を、帯状正極6の外側にある一方の帯状セパレータ8が最も内側に位置するようにA1製巻心10を中心に渦巻き状に巻回して、外径D1が38.5mmで、長さが115mmの電極巻回体3を作製した。セパレータ8、9には、実施例1〜7、比較例1〜5で作製したセパレータを用い、このとき同一のセパレータを2枚積層して巻回した。電極巻回体3を、内径39.5mmで長さ120mmの有底筒形本体15内に入れ、次いでその本体15内に前記電解液を注入した。この状態において、電極巻回体3を観察したところ、各電極12が膨張してその電極巻回体3外周面が有底筒形本体15内周面に密着することが確認された。このとき、例えば実施例1で作製したセパレータの伸びは2.6%であった。
【0067】
巻回型電気二重層キャパシタ1を製造すべく、電極巻回体3に両円盤状集電体4、5を接続して、それらを密閉容器2内に組込み、次いで1.8モルのTEMA・BF4をPC溶液に溶解した電解液を正極端子22の注入孔31を通じて密閉容器2内に注入し、その後、注入孔31をゴム栓32により封鎖した。
【0068】
実施例1〜7、比較例1〜5で作製したセパレータ並びにそれらセパレータを用いて作製した巻回型電気二重層キャパシタについて、下記の試験方法により測定し、その結果を下記表1に示した。
【0069】
<ガーレー透気度>
外径28.6mmの円孔を有するガーレー透気度計を用いて、100mlの空気がセパレータ試料を通過する時間を計測し、10箇所の平均値を示した。
【0070】
<引張強度>
セパレータ試料を流れ方向に長辺がくるように15mm巾、250mm長に切り取り、市販の引張強度試験機を用いて、引張強度を測定した。
【0071】
<破断伸度>
<引張強度>の測定において、セパレータ試料が破断したときの伸び(%)を破断伸度とした。
【0072】
<巻回性>
セパレータと電極を一緒に巻回する際に、切断や破れが発生することなく良好に巻回できたものを「良」、切断や破れが発生し、巻回に支障を来したものを「不良」とした。
【0073】
<内部抵抗>
巻回型電気二重層キャパシタを2.7Vで充電した後、30Aで定電流放電したときの放電開始直後の電圧低下より算出した。
【0074】
<漏れ電流>
巻回型電気二重層キャパシタを2.7Vで定電圧充電し、24時間保持した時に計測される電流値を漏れ電流とした。漏れ電流が小さい程好ましい。
【0075】
<電圧維持率>
巻回型電気二重層キャパシタを2.7Vで定電圧充電した後、端子を開放し、72時間放置後の電圧を測定し、2.7Vに対する割合を電圧維持率とした。電圧維持率が高い程好ましい。
【0076】
【表1】
【0077】
評価:
表1の結果から明らかなように、実施例1〜7で作製したセパレータは、フィブリル化高分子、非フィブリル化有機繊維を含有する不織布からなる厚み15μm〜55μmのセパレータであって、密度が0.30g/cm3以下、ガーレー透気度が2.0s/100ml〜10.0s/100ml、引張強度が3N/15mm以上、破断伸度が3.0%以上であるため、耐熱性及び巻回性に優れ、該セパレータを具備してなる巻回型電気二重層キャパシタは、低抵抗で漏れ電流が小さく、電圧維持率が高く優れていた。
【0078】
一方、比較例1で作製したセパレータは、溶剤紡糸セルロースのみからなるため、耐熱性が悪く、破断時の伸びが少ないため、該セパレーターを具備してなる巻回型電気二重層キャパシタは、充電時に電極が膨張したためセパレータが破断し、電気二重層キャパシタ特性を測定できなかった。
【0079】
比較例2で作製したセパレータは、ガーレー透気度が2.0s/100mlより短い秒数であるため、該セパレータを具備してなる電気二重層キャパシタは漏れ電流が大きく、電圧維持率が低かった。
【0080】
比較例3で作製したセパレータは、密度が0.30g/cm3より高いため、該セパレータを具備してなる電気二重層キャパシタは内部抵抗が高めであった。
【0081】
比較例4で作製したセパレータは、ガーレー透気度が10.0s/100mlより長い秒数であるため、該セパレータを具備してなる電気二重層キャパシタは内部抵抗が高めであった。
【0082】
比較例5で作製したセパレータは、引張強度が3N/15mm未満で破断伸度が3.0%未満であるため、巻回時に切断しやすく巻回性に問題が生じた。また、充電時に電極が膨張したため、セパレータの一部が破断し、微小なショートが生じ、電圧維持率が悪かった。
【0083】
【発明の効果】
以上、説明したごとく、本発明によれば、耐熱性及び巻回性に優れ、破断時の伸びが大きいセパレータ、該セパレータを具備してなり、低抵抗で漏れ電流が小さく、電圧維持率の高い巻回型電気二重層キャパシタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻回型電気二重層キャパシタの斜視図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】電極巻回体の構造説明用要部破断斜視図である。
【図4】帯状正極の要部斜視図である。
【図5】帯状負極の要部斜視図である。
【図6】図4の6矢印部分拡大図である。
【図7】正極側の円盤状集電体を上方から見た場合の斜視図である。
【図8】負極側の円盤状集電体を下方から見た場合の斜視図である。
【符号の説明】
1 巻回型電気二重層キャパシタ
2 密閉容器
3 電極巻回体
6 帯状正極
7 帯状負極
8、9 帯状セパレータ
11 帯状集電体
12 分極性電極
Claims (6)
- 融点または熱分解温度が250℃以上で、少なくとも一部が繊維径1μm以下であるフィブリル化高分子、非フィブリル化有機繊維を含有する不織布からなる厚み15μm〜55μmのセパレータであって、密度が0.30g/cm3以下、ガーレー透気度が2.0s/100ml〜10.0s/100ml、引張強度が3N/15mm以上、破断伸度が3.0%以上であることを特徴とするセパレータ。
- 高分子が、全芳香族ポリアミドであることを特徴とする請求項1記載のセパレータ。
- 高分子が、全芳香族ポリエステルであることを特徴とする請求項1記載のセパレータ。
- カルボキシメチルセルロースを含有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のセパレータ。
- プラズマ放電処理されてなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のセパレータ。
- 請求項1〜5の何れかに記載のセパレータを具備してなる巻回型電気二重層キャパシタであって、該電気二重層キャパシタが、巻回型の電極を有し、電解液の注液時或いは充電時に該電極が膨張することを特徴とする巻回型電気二重層キャパシタ。
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