JP2004234523A - データ演算回路 - Google Patents

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Katsumi Yaesawa
勝 美 八重沢
Shinichiro Nomura
村 真一郎 野
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Abstract

【課題】CPUが用いられる時間を短縮するデータ演算回路を提供する。
【解決手段】データ演算回路100は、n桁の第1の入力データを入力する第1の入力部10と、n桁の第2の入力データを入力する第2の入力部20と、任意設定された第1の補正データおよび第2の補正データを格納する補正レジスタ30と、第1の入力データと第2の入力データとの和である演算データがn桁から桁上りする場合、該演算データに第2の補正データを加算した数値の下n桁を結果データとして出力し、演算データがn桁から桁上りせずかつ演算データから第1の補正データを減じたときに桁借りが生じない場、演算データから第1の補正データを減算した数値を結果データとして出力し、演算データがn桁から桁上りせずかつ演算データから第1の補正データを減算したときに桁借りが生じる場合、演算データを結果データとして出力する加減算回路80とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、デープレコーダ、CD(Compact Disc)プレイヤ、DVD(Digital Video Disk)プレイヤまたはVTR(Video Tape Recorder)は、記憶媒体に記憶されたデータの時間演算を行う機能を有する。例えば、CDプレイヤにおいては、再生している1曲の残り時間の計算、ある曲にアクセスする時間の計算、DRAMに格納したデータと現在読み出してしるデータとの時間差の計算等の時間演算が行われる。これらの時間演算は、従来、プログラムをCPUに処理させることによって行われていた。即ち、データの時間演算はソフトウェアで実現されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の時間演算をソフトウェアで処理した場合には、10MHzのCPUにおいて約250μs(マイクロ秒)の時間が掛かっていた。
【0004】
近年、CD−MP3等のようにデータの圧縮技術が発達してきており、CPUは情報量の多い圧縮情報を処理しなければならない。従って、データの時間演算のためにCPUを用いる時間は短いほうが良い。
【0005】
そこで、本発明の目的は、データ演算処理にCPUが用いられる時間を短縮するデータ演算回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に従った実施の形態によるデータ演算回路は、
n桁の第1の入力データを入力する第1の入力部と、
n桁の第2の入力データを入力する第2の入力部と、
任意に設定された第1の補正データおよび第2の補正データを格納する補正レジスタと、
前記第1の入力データおよび前記第2の入力データを加算して得られた演算データがn桁から桁上りする場合には、該演算データに前記第2の補正データを加算した数値の下n桁を結果データとして出力し、前記演算データがn桁から桁上りせず尚且つ前記演算データから前記第1の補正データを減算したときに桁借りが生じない場合には、前記演算データから前記第1の補正データを減算した数値を結果データとして出力し、前記演算データがn桁から桁上りせず尚且つ前記演算データから前記第1の補正データを減算したときに桁借りが生じる場合には、前記演算データを結果データとして出力する演算回路とを備える。
【0007】
本発明に従った実施の形態によるデータ演算回路は、
n桁の第1の数値データおよびn桁の第2の数値データを加算または減算して演算データを出力する加減算器と、
第1の入力データおよび第2の入力データを入力する入力部と、
任意に設定された第1の補正データおよび第2の補正データを格納する補正レジスタと、
前記演算データまたは前記第1の入力データのいずれかを選択して前記第1の数値データとして出力する第1の選択回路と、
前記演算データがn桁よりも桁上がりしているか否かに基づいて前記第1の補正データまたは前記第2の補正データのいずれかの補正データを選択する第2の選択回路と、
前記第2の選択回路において選択された補正データまたは前記第2の入力データのいずれかを選択して前記第2の数値データとして出力する第3の選択回路と、
前記演算データが桁借りを要するか否かに基づいて、前記演算データまたは前記第1の数値データのいずれかを選択し、該データを結果データとして出力する第4の選択回路と、
前記第1の選択回路、前記第3の選択回路および前記加減回路を制御する制御回路とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明による実施の形態を説明する。実施の形態は本発明を限定するものではない。本発明の実施の形態に従った演算回路は、従来、ソフトウェアで行っていた数値演算を、ハードウェアを用いたデジタル論理演算によって実行する。
【0009】
図1は、本発明に係る実施の形態に従ったデータ演算回路100aから100cを備えた時間演算回路1のブロック図である。時間演算回路1は、例えば、CDプレーヤに配備され、CDの再生時間等の演算を行う。通常、CDプレーヤは、CDの再生時間等を表示するパネル(図示せず)を備えている。時間演算回路1はそのパネルに秒および分を表示させることができる。
【0010】
時間演算回路1は、フレーム演算用のデータ演算回路100a、秒演算用のデータ演算回路100b、分演算用のデータ演算回路100cおよびこれらのデータ演算回路100aから100cを制御する制御回路101を備えている。秒演算用のデータ演算回路100bは、パネルに秒単位の数値を表示する。分演算用のデータ演算回路100cは、パネルに分単位の数値を表示する。尚、フレームは、通常、パネルには表示されない。
【0011】
CDは、一定のデータ量を含む“フレーム”に分割されている。データ演算回路100aはこのフレームを演算する。通常、75フレームが1秒に該当し、60秒が1分に該当する。
【0012】
従って、データ演算回路100aは、74フレームを超えると桁上げ(以下、キャリー(carry)ともいう)CY1を発生し、フレーム数を0フレームに戻す。このキャリーCY1に応じてデータ演算回路100bはパネルの秒の表示に1秒を加える。データ演算回路100bは59秒を超えるとキャリーCY2を発生し、秒の表示を0秒に戻す。このキャリーCY2に応じてデータ演算回路100cはパネルの分の表示に1分を加える。
【0013】
一方、データ演算回路100aが0フレームより小さくなる場合には、データ演算回路100aは桁借り(以下、ボロー(borrow)ともいう)BR1を発生し、フレーム数を74フレームにする。このボローBR1に応じてデータ演算回路100bは秒の表示から1秒を差し引く。データ演算回路100bが0秒より小さくなる場合には、データ演算回路100bはボローBR2を発生し、秒の表示を59秒にする。このボローBR2に応じてデータ演算回路100cは分の表示から1分を差し引く。
【0014】
このように、時間演算回路1は、“フレーム”および“秒”が最大値を超えるときに桁上げをし、並びに、“フレーム”および“秒”が0より小さくなるときに桁借りをすることによって時間演算を行う。
【0015】
図2は、データ演算回路100a、100bおよび100cのいずれかに含まれるデータ演算回路のブロック図である。以下、データ演算回路100が秒演算用のデータ演算回路100bに含まれるデータ演算回路であるとして説明する。
【0016】
データ演算回路100は、第1の入力部10、第2の入力部20、補正レジスタ30、第1の選択回路S1、第2の選択回路S2、第3の選択回路S3、第4の選択回路S4、加減算器80および制御回路90を備えている。
【0017】
選択回路S1と加減算器80との間には、レジスタR1が接続されている。レジスタR1は選択回路S1からのデータを一時的に格納する。選択回路S3と加減算器80との間には、レジスタR2が接続されている。レジスタR2は選択回路S3からのデータを一時的に格納する。選択回路S4と加減算器80との間には、レジスタR3が接続されている。レジスタR3は、加減算器80からのデータを一時的に格納する。
【0018】
加減算器80は、レジスタR1およびレジスタR2からデータを受信し、これらのデータを和算または減算して演算データを生成する。加減算器80は、この演算データの数値の下2桁をレジスタR3へ送信する。また、加減算器80は、選択回路S2および選択回路S4に接続されている。これにより、加減算器80は、演算データが桁上りする場合には選択回路S2にキャリーCY3を発し、演算データが桁借りを要する場合には選択回路S4にボローBR1を発する。尚、キャリーCY3は、データ演算回路100内において用いられるものであり、キャリーCY2とは異なる。例えば、キャリーCY2は、演算データが60秒を超えた場合に発生し、図1に示す分演算用のデータ演算回路100cにおいて分単位の桁上りのために用いられる。キャリーCY3は、演算データが100秒を超えた場合に発生し、選択回路S2に用いられる。加減算器80は、例えば、10進加減算器である。
【0019】
選択回路S1は、入力部10およびレジスタR3に接続されている。選択回路S1は、入力部10またはレジスタR3のいずれかのデータを選択してレジスタR1へ送信する。
【0020】
選択回路S2は、補正データレジスタ30に接続されている。選択回路S2は、キャリーCY3に基づいて補正データレジスタ30に格納された第1の補正データまたは第2の補正データのいずれかを選択して選択回路S3へ送信する。例えば、選択回路S2は、キャリーCY3が発生していない場合には第1の補正データを選択し、キャリーCY3が発生している場合には第2の補正データを選択する。
【0021】
選択回路S3は、入力部20および選択回路S2に接続され、入力部20または選択回路S2のいずれかからのデータを選択してレジスタR2へ送信する。
【0022】
選択回路S4は、レジスタR1およびレジスタR3に接続されている。選択回路S4は、ボローBR1に基づいてレジスタR1またはレジスタR3のいずれかからのデータを選択し、これを結果データとして出力する。例えば、選択回路S4は、ボローBR1が発生していない場合にはレジスタR3を選択し、ボローBR1が発生している場合にはレジスタR1を選択する。選択回路S4から出力された結果データがCDプレーヤのパネル等に表示される。
【0023】
補正データレジスタ30は、第1の補正データおよび第2の補正データを格納する。第1の補正データおよび第2の補正データは、分単位への桁上げが行われる際に、秒単位の数値を補正するために用いられる。第1の補正データおよび第2の補正データは、データ演算回路100を製造した後に設定することができる。補正データレジスタ30には、例えば、RAM等のメモリが用いられる。
【0024】
制御回路90は、選択回路S1、S3および加減算器80に接続されており、これらを制御する。
【0025】
図3は、データ演算回路100の動作を示すフロー図である。図2および図3を参照し、データ演算回路100の動作を具体例により説明する。尚、本実施の形態では、第1の補正データは60秒に設定され、第2の補正データは40秒に設定されている。キャリーCY2は、演算データが60秒を超えるときに発生する。キャリーCY3は、演算データが100秒を超えるときに発生する。
【0026】
(第1の具体例)
まず、入力部10および入力部20にそれぞれ第1の入力データXおよび第2の入力データYが入力される(S10)。例えば、第1の入力データXは、CDに記録された第1曲目を再生するために必要な時間(以下、再生時間という)の秒単位の数値である。第2の入力データYは、第2曲目の再生時間の秒単位の数値である。
【0027】
本具体例において、第1曲目の再生時間が3分13秒であり、第2曲目の再生時間が3分23秒であると仮定する。この場合には、第1の入力データXは13秒であり、第2の入力データYは23秒である。
【0028】
制御回路90は、最初に、選択回路S1が第1の入力データXを選択し、かつ、選択回路S3が第2の入力データYを選択するように、選択回路S1および選択回路S3を制御する(S20)。これにより、第1の入力データXはレジスタR1に格納される。第2の入力データYはレジスタR2へ格納される。
【0029】
加減算器80がレジスタR1およびR2から第1の入力データXおよび第2の入力データYを受信し、これらの和X+Yを第1の演算データとして算出する(S30)。本具体例では、第1の入力データXが13秒であり、第2の入力データYが23秒であるので、第1の演算データは、36秒(X+Y=36)となる。
【0030】
次に、加減算器80は、第1の演算データが100秒よりも大きいか否かを判定する。第1の演算データが100秒よりも小さい場合には、キャリーCY3は発生しない。一方で、第1の演算データが100秒よりも大きい場合に、キャリーCY3は発生する(S35)。本具体例では、第1の演算データが36秒であるので、キャリーCY3は発生しない。さらに、加減算器80は、第1の演算データが60秒よりも大きいか否かを判定する。第1の演算データが60秒よりも小さい場合には、キャリーCY2は発生しない。一方で、第1の演算データが60秒よりも大きい場合に、キャリーCY2は発生する(S35)。本具体例では、第1の演算データが36秒であるので、キャリーCY2は発生しない。
【0031】
次に、第1の演算データはレジスタR3に格納される。レジスタR3に格納された第1の演算データは、選択回路S1へフィードバックされる。尚、この時点でボローBR1が発生していないので、選択回路S4はレジスタR3内の第1の演算データを選択している。しかし、データ演算回路100は、この時点では結果データをパネルへ表示させない。
【0032】
次に、制御回路90は、選択回路S1がレジスタR3に格納された第1の演算データを選択し、かつ、選択回路S3が選択回路S2を選択するように、選択回路1および選択回路3を制御する(S40)。これにより、レジスタR1には第1の演算データが格納される。キャリーCY3が発生していないので、選択回路S2は、第1の補正データを選択する。よって、レジスタR2には、選択回路S2および選択回路S3を介して、第1の補正データが格納される。この具体例では、第1の演算データが36秒であり、第1の補正データが60秒であるので、レジスタR1には36秒が格納され、レジスタR2には60秒が格納される。
【0033】
次に、加減算器80がレジスタR1およびR2から第1の演算データおよび第1の補正データを受信し、第1の演算データから第1の補正データを減算する(S50)。この具体例では、第1の演算データが36秒であり、第1の補正データが60秒であるので、この減算の結果は、36−60=−24となる。即ち、第2の演算データは、0秒よりも小さくなるので、ボローBR1が発生する。従って、選択回路S4は、レジスタR1を選択し、第1の演算データを結果データとして出力する(S90)。この具体例では、選択回路S4は、結果データとして36秒を出力する。この結果データがパネルに表示される。このように、データ演算回路100は、第1曲目の再生時間3分13秒および第2曲目の再生時間3分23秒の合計時間6分36秒のうち、秒単位の“36 秒”をパネルに表示する。
【0034】
(第2の具体例)
第2の具体例では、第1曲目の再生時間が3分47秒であり、第2曲目の再生時間が3分38秒であると仮定する。この場合、第1の入力データXが47秒であり、第2の入力データYが38秒である。
【0035】
第1の具体例と同様にステップS10からステップS30を実行する。その結果、第1の演算データ(X+Y)は85秒となる。第1の演算データは100秒よりも小さいので、ステップS35において、キャリーCY3は発生しない。一方で、第1の演算データは60秒よりも大きいので、キャリーCY2は発生する。キャリーCY2の発生により、分演算用のデータ演算回路100cにおいて分単位の桁上りが生じる。
【0036】
キャリーCY3が発生していないので、第1の具体例と同様に、ステップS40において、第1の演算データとして85秒がレジスタR1に格納される。第1の補正データ(60秒)がレジスタR2に格納される。
【0037】
次に、ステップS50において、第1の演算データから第1の補正データを減算し、第2の演算データを生成する。この具体例では、第2の演算データは、85秒−60秒=25秒になる。即ち、第2の演算データは0秒よりも大きいので、ステップS55において、ボローBR1は発生しない。
【0038】
従って、選択回路S4は、レジスタR3を選択し、第2の演算データを結果データとして出力する(S60)。即ち、選択回路S4は、結果データとして25秒を出力する。この結果データがパネルに表示される。このように、データ演算回路100は、分単位への桁上げを考慮して、秒単位を表示することができる。この具体例では、分単位への桁上げが行われているので、第1曲目の再生時間の分単位(3分)と第2曲目の再生時間の分単位(3分)との合計6分は、7分へ桁上げされる。その結果、合計時間7分25秒がパネルへ表示される。データ演算回路100は、7分25秒のうちの秒単位“25 秒”をパネルに表示する。
【0039】
(第3の具体例)
第3の具体例では、第1曲目の再生時間が3分47秒であり、第2曲目の再生時間が3分58秒であると仮定する。この場合、第1の入力データXが47秒であり、第2の入力データYが58秒である。
【0040】
第1の具体例と同様にステップS10からステップS30を実行する。その結果、第1の演算データは105秒となる。第1の演算データは100秒よりも大きいので、ステップS35において、キャリーCY3が発生する。さらに、第1の演算データは60秒よりも大きいので、キャリーCY2も発生する。キャリーCY3の発生により、選択回路S2は、第2の補正データ(40秒)を選択する。キャリーCY2の発生により、分演算用のデータ演算回路100cにおいて分単位の桁上りが生じる。
【0041】
キャリーCY3が発生するので、次にステップS70が実行される。加減算器80は、演算データの数値の下2桁をレジスタR3へ送信する。よって、レジスタR1には第1の演算データの下2桁が格納される。この具体例では、第1の演算データ105秒の下2桁として05秒が格納される。また、キャリーCY3が発生しているので、レジスタR2には、第2の補正データ(40秒)が格納される。
【0042】
次に、第1の演算データの下2桁に第2の補正データを加算し、第2の演算データを生成する(S80)。この具体例では、第2の演算データは、05秒+40秒=45秒になる。第2の演算データは、0秒よりも大きいので、ボローBR1は発生しない。従って、選択回路S4は、レジスタR3を選択し、第2の演算データを結果データとして出力する(S60)。即ち、選択回路S4は、結果データとして45秒を出力する。この結果データがパネルに表示される。
【0043】
この具体例では、分単位への桁上げが行われているので、第1曲目の再生時間の分単位および第2曲目の再生時間の分単位の合計6分は7分へ桁上げされる。その結果、合計時間7分45秒がパネルへ表示される。データ演算回路100は、7分25秒のうちの秒単位“25 秒”をパネルに表示する。
【0044】
本実施の形態において、第1の入力データXおよび第2の入力データYと結果データとの関係は次のように表現できる。
・X+Y<60の場合、結果データはX+Yである(第1の具体例に該当)。
・60≦X+Y<100の場合、結果データはX+Y−60である(第2の具体例に該当)。
・100≦X+Yの場合、結果データはX+Y+40の数値の下2桁である(第3の具体例に該当)。
【0045】
尚、本実施の形態では、第1の補正データは60に設定され、第2の補正データは40に設定されている。しかし、第1の補正データの数値および第2の補正データの数値は、これらに限られることなく、第1の入力データおよび第2の入力データに基づいて任意に設定することができる。
【0046】
但し、第1の補正データは、結果データの最大値に1を足した数値に等しいことが好ましい。例えば、データ演算回路100がフレームを演算する場合には、結果データの最大値は74であるので、第1の補正データの数値は、75フレームであることが好ましい。
【0047】
演算データが桁上りするときの最小値は、第1の補正データおよび第2の補正データの和に等しいことが好ましい。例えば、演算データが桁上りするとき(キャリーCY3が発生するとき)の最小値は、100フレームである。よって、第1の補正データの数値と第2の補正データの数値との和は、100フレームであることが好ましい。これに基づいて第2の補正データを算出できる。この場合、第2の補正データは、25フレーム(100−75=25)である。
【0048】
本実施の形態において、加減算器80は、演算データの下2桁をレジスタR3へ送信した。しかし、加減算器80は、演算データの下n桁(nは2以外の自然数)をレジスタR3へ送信するように構成されてもよい。ここで、加減算器80が演算データの下n桁を送信するのはキャリーCY3による桁上りを考慮したものである。従って、n桁は、第1の入力データおよび第2の入力データの桁数に等しい。即ち、加減算器80は、演算データのうち、キャリーCY3の発生時に生じた桁を除いた残りの桁の数値のみをレジスタR3へ送信する。
【0049】
本実施の形態は、CDプレーヤに配備するものとして記載した。しかし、本実施の形態によるデータ演算回路は、DVDプレーヤやVTR等の数値演算を必要とする機器に適用することもできる。
【0050】
本実施の形態において、データ演算回路100は、60進演算に用いられるものとして記載した。しかし、本発明によるデータ演算回路は、10進演算または75進演算などの演算にも使用できる。
【0051】
本実施の形態によるデータ演算回路100は、デジタル論理回路により時間演算を処理する。よって、データ演算回路100は、該データ演算回路100が配備された装置内のCPUに負担を掛けることなく、時間演算を処理することができる。例えば、上述の時間演算をデータ演算回路100で処理する場合には、10MHzのCPUにおいて約2.4μs(マイクロ秒)の時間しか要しない。即ち、本実施の形態によるデータ演算回路100は、従来の100分の1の時間で数値演算を実行することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明に従ったデータ演算回路は、ハードウェアを用いたデジタル論理演算により数値演算を実行するので、データの演算処理のためにCPUが動作する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態に従ったデータ演算装置を備えた時間演算回路1のブロック図。
【図2】データ演算回路100a、100bおよび100cのいずれかに含まれるデータ演算回路の回路図。
【図3】データ演算回路100の動作を示すフロー図。
【符号の説明】
100 データ演算回路
10 第1の入力部
20 第2の入力部
30 補正レジスタ
S1、S2、S3、S4 第1の選択回路
80 加減算器
90 制御回路
R1、R2、R3 レジスタ
CY2、CY3 キャリー
BR1 ボロー

Claims (6)

  1. n桁の第1の入力データを入力する第1の入力部と、
    n桁の第2の入力データを入力する第2の入力部と、
    任意に設定された第1の補正データおよび第2の補正データを格納する補正レジスタと、
    前記第1の入力データおよび前記第2の入力データを加算して得られた演算データがn桁から桁上りする場合には、該演算データに前記第2の補正データを加算した数値の下n桁を結果データとして出力し、
    前記演算データがn桁から桁上りせず尚且つ前記演算データから前記第1の補正データを減算したときに桁借りが生じない場合には、前記演算データから前記第1の補正データを減算した数値を結果データとして出力し、
    前記演算データがn桁から桁上りせず尚且つ前記演算データから前記第1の補正データを減算したときに桁借りが生じる場合には、前記演算データを結果データとして出力する演算回路とを備えたデータ演算回路。
  2. n桁の第1の数値データおよびn桁の第2の数値データを加算または減算して演算データを出力する加減算器と、
    第1の入力データおよび第2の入力データを入力する入力部と、
    任意に設定された第1の補正データおよび第2の補正データを格納する補正レジスタと、
    前記演算データまたは前記第1の入力データのいずれかを選択して前記第1の数値データとして出力する第1の選択回路と、
    前記演算データがn桁よりも桁上がりしているか否かに基づいて前記第1の補正データまたは前記第2の補正データのいずれかの補正データを選択する第2の選択回路と、
    前記第2の選択回路において選択された補正データまたは前記第2の入力データのいずれかを選択して前記第2の数値データとして出力する第3の選択回路と、
    前記演算データが桁借りを要するか否かに基づいて、前記演算データまたは前記第1の数値データのいずれかを選択し、該データを結果データとして出力する第4の選択回路と、
    前記第1の選択回路、前記第3の選択回路および前記加減回路を制御する制御回路とを備えたデータ演算回路。
  3. 最初に、前記第1の選択回路および前記第3の選択回路はそれぞれ前記第1の入力データおよび前記第2の入力データを選択し、前記加減算器は、前記第1の数値データとして前記第1の入力データを入力し、前記第2の数値データとして前記第2の入力データを入力して、これらを加算して第1の演算データを算出し、前記第2の選択回路は、前記第1の演算データがn桁から桁上りした場合には前記第2の補正データを選択し、前記第1の演算データがn桁から桁上りしていない場合には前記第1の補正データを選択し、
    前記第1の演算データがn桁から桁上りした場合には、
    次に、前記第1の選択回路は前記第1の演算データの下n桁を選択し、前記第3の選択回路は前記第2の補正データを選択し、前記加減算器は、前記第1の数値データとして前記第1の演算データの下n桁を入力し、前記第2の数値データとして前記補正データを入力して、前記第1の演算データの下n桁に前記選択補正データを加算して第2の演算データを算出し、前記選択回路4は、該第2の演算データを結果データとして出力し、
    前記第1の演算データがn桁から桁上りしていない場合には、
    次に、前記第1の選択回路は前記第1の演算データを選択し、前記第3の選択回路は前記第1の補正データを選択し、前記加減算器は、前記第1の数値データとして前記第1の演算データを入力し、前記第2の数値データとして前記補正データを入力して、前記第1の演算データから前記選択補正データを減算して第2の演算データを算出し、
    前記第4の選択回路は、前記第2の演算データが桁借りを要する場合には前記第1の演算データを選択し、前記第2の演算データが桁借りを要しない場合には前記第2の演算データを選択し、該データを結果データとして出力することを特徴とする請求項2に記載のデータ演算回路。
  4. 前記第1の補正データおよび前記第2の補正データは、当該データ演算回路の製造後に前記補正レジスタを設定することにより決定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ演算回路。
  5. 前記第1の補正データは、前記結果データの最大値に1を足した数値に等しく、
    前記演算データが桁上りするときの最小値が、前記第1の補正データおよび前記第2の補正データの和に等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ演算回路。
  6. 前記第1の入力データおよび前記第2の入力データは時間データであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ演算回路。
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