JP2004238863A - 軽量盛土構造及びその構築方法 - Google Patents

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吏慶 天辻
Takeo Yasuno
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Abstract

【課題】合成樹脂発泡体3を積み重ねた軽量盛土部5の側面に沿って側壁8を設けた軽量盛土構造において、軽量盛土部5の圧縮沈下による側壁8の損傷を防止できるようにすると共に、当該側壁8を簡易な材料によって効率的に構築できるようにする。
【解決手段】側壁8を、軽量盛土部5の側面との間に隙間を残し、軽量盛土部5が側壁8に対して相対的に下方にずれることが可能な状態で、軽量盛土部5に支持させて構築する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って、軽量盛土部を保護するための側壁を設けた軽量盛土構造及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造としては、軽量盛土部を構築した後、軽量盛土部の側面から上面に亘って配筋を施し、軽量盛土部の側面に設けた配筋の外側に型枠を仮設置した後、配筋を覆うコンクリートを打設し、上部コンクリート床版と一体にコンクリートの側壁部を構築したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−34471号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の軽量盛土構造の場合、側壁が、上部コンクリート床版及び軽量盛土部と一体に形成されることになる。このため、例えば軽量盛土部上に道路を構成した場合、通行車両の荷重などによって軽量盛土部が圧縮沈下すると、側壁がこれに追従できず、亀裂を生じたり変形する原因となる。また、軽量盛土部の側面は、その圧縮沈下に伴って外方へ膨出し、これに押されることも側壁の亀裂や変形の原因となる。
【0005】
一方、従来の軽量盛土構造における側壁は、側壁に加わる土圧を考慮し、強固なものとして構築されるのが通常である。例えば、傾斜地に道路用の軽量盛土を構築する場合に、谷側の要所打ち込んだH鋼を山側にアンカーを打ち込んでワイヤーで引っ張って耐土圧性を補強し、このH鋼間にコンクリートパネルを嵌め込んで固定して側壁とすることなどが行われている。
【0006】
しかしながら、近年、合成樹脂発泡体を積み重ねて軽量盛土部を構成する場合、この積層が安定して行える範囲であれば側壁にほとんど土圧は加わらないことが明らかになっている。このため、合成樹脂発泡体を積み重ねて軽量盛土部を構成する場合、構築に大型重機や強固な足場が必要となる、従来のような強固な側壁は無駄が多いだけでなく、自重が大きいため、地震時には慣性力が大きくなって、耐震性についても配慮が必要となる問題もある。
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造において、軽量盛土部の圧縮沈下による側壁の損傷を防止できるようにすると共に、当該側壁を簡易な材料によって効率的に構築できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的のために、本発明は、合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造において、軽量盛土部の側面と前記側壁間に隙間が形成されており、軽量盛土部が側壁に対して相対的に下方にずれることが可能な状態で、側壁が軽量盛土部に支持されていることを特徴とする軽量盛土構造を提供するものである。
【0009】
上記本発明は、軽量盛土部の側面に、軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体に取り付けられた支持金具が突出しており、この支持金具と側壁とが、少なくとも上方向に遊びを持って連結されていること、
支持金具が、上下の合成樹脂発泡体間に挟み込まれて取り付けられており、しかも少なくとも片面に、支持金具上に積み重ねられる合成樹脂発泡体の端面位置を規定するストッパー又は当該端面位置を示すマークを有すること、
支持金具が、上下に突出した爪部を有し、この爪部が上下の合成樹脂発泡体に突き刺されていること、
軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体間に中間コンクリート床版が挟み込まれており、軽量盛土部の側面に、この中間コンクリート床版に取り付けられた支持金具が突出しており、この支持金具と側壁とが、上下方向に遊びを持って連結されていること、
側壁が、上下左右に連なる多数のパネル材で構成されており、各パネル材が支持具によって支持されていること、
をその好ましい態様として含むものである。
【0010】
また、本発明は、合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造の構築方法において、軽量盛土部の側面に突出する支持金具を取り付けながら軽量盛土部を構築すると共に、この支持金具にパネル材を少なくとも上方向に遊びを持って取り付けることで、軽量盛土の構築と支持金具の取り付けと支持金具へのパネル材の取り付けとを並行して行い、支持金具に支持されて上下左右に連なる多数のパネル材で構成された側壁を、軽量盛土部の側面との間に隙間を残し、しかも軽量盛土部が側壁に対して相対的に下方にずれることが可能な状態に構築することを特徴とする軽量盛土構造の構築方法を提供するものでもある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
【0012】
図1は本発明に係る軽量盛土構造の一例を示す断面図、図2は図1に示される支持金具周りの拡大断面図、図3は支持金具の斜視図である。
【0013】
本例の軽量盛土構造は、例えば山間地などの斜面に沿って道路などを構築するためのもので、斜面を掘削して形成した地盤1の平坦面上に下部コンクリート床版2が形成されており、その上に合成樹脂発泡体3が積み重ねられている。また、重ねられた合成樹脂発泡体3間には、高さ方向に適宜の間隔をもって中間コンクリート床版4が挟み込まれており、合成樹脂発泡体3と中間コンクリート床版4で軽量盛土部5が構成されている。また、この軽量盛土部5上には、上部コンクリート床版6が形成されている。尚、7は山側端部の合成樹脂発泡体3と山側の地盤1との間の隙間を埋める埋め戻し土である。
【0014】
下部コンクリート床版2は、合成樹脂発泡体3を積み上げる地盤1の補強及び表面均しのために設けられるもので、合成樹脂発泡体3の積み上げ位置の地盤1表面に必要に応じて配筋を施し、コンクリートを打設することで形成することができる。この下部コンクリート床版2は、地盤1が強固な場合や、合成樹脂発泡体3の積み上げ高さが低い場合には、砂や土砂などで積み上げ地盤1の表面均しを行うだけとして省略することができる。
【0015】
上記下部コンクリート床版2上に積み重ねられている合成樹脂発泡体3としては、強度及び耐水性に優れたものが好ましく、例えばポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体などを用いることができるが、特にポリスチレン発泡体が好ましい。
【0016】
合成樹脂発泡体3は、通常ブロック状の成形品が用いられるが、現場発泡によって得られるものでもよい。現場発泡の合成樹脂発泡体3の場合、原液の注入と発泡硬化を繰り返して行い、多層に分け形成することで、合成樹脂発泡体3の積み重ね状態を得ることができる。しかし、作業性から、上記ブロック状のものが好ましい。ブロック状の合成樹脂発泡体3は、押出成形によるものでもビーズ発泡成形によるものでもよいが、強度的には押出発泡成形したものが好ましい。
【0017】
中間コンクリート床版4は、合成樹脂発泡体3の積み上げ状態の安定化及び荷重の分散による補強のために設けられるもので、所定の途中高さまで積み上げた合成樹脂発泡体3上に配筋を施してコンクリートを打設することで形成することができる。中間コンクリート床版4は、必要に応じて介在されるもので、合成樹脂発泡体3の積み上げ高さがさほど高くない場合には省略することができる。
【0018】
上部コンクリート床版6は、路面を形成し、通行車輌の衝撃から合成樹脂発泡体3を保護すると共に、荷重を分散させるためのもので、必要な高さに軽量盛土部5を構成した後、最上段の合成樹脂発泡体3上に配筋を施し、コンクリートを打設することで形成することができる。
【0019】
一方、上記軽量盛土部5の谷側に露出した側面に沿って、側壁8が形成されている。この側壁8は、露出する合成樹脂発泡体3を、日光、火気、風雨などから保護するためのもので、軽量盛土部5の谷側の露出面を覆うように形成されている。
【0020】
側壁8は、多数のパネル材を9を上下左右に連ねたもので、軽量盛土部5の谷側の側面との間に隙間をあけて、谷側に延出した前記下部コンクリート床版2上から軽量盛土部5の側面に沿って立ち上げられている。また、上下左右に連なって側壁8を構成する各パネル材9は、それぞれ軽量盛土部5の側面から突出した支持金具10によって支持されている。尚、下部コンクリート床版2を省略する場合でも、側壁8の直下の地盤1上には、側壁8の下端との取り合いを容易にするため、コンクリートで基礎を形成しておくことが好ましい。本例においては、この基礎を兼ねて下部コンクリート床版2が形成されているものである。
【0021】
支持金具10の主要部は、図2及び図3に示されるように、長板状の支持片11の先端部を上向きに屈曲させて取り付け片12としたL字形をなしている。また、支持片11の後端部に上下に突出した爪部13を備え、更に支持片11の中間部に上向きに突出した板状のストッパー14を備えている。この支持金具10は、特に図2に示されるように、支持片11の後部を上下の合成樹脂発泡体3間に挟み込ませると共に、爪部13を上下の合成樹脂発泡体3に突き刺して取り付けられている。
【0022】
支持金具10は、下側の合成樹脂発泡体3に下向きの爪部13を突き刺して仮止めし、この上から上側の合成樹脂発泡体3を積んで荷重を加えることで、上向きの爪部13を上側の合成樹脂発泡体3に突き刺し、上下の合成樹脂発泡体3間に挟み込まれて定位されるものである。ストッパー14を設けておくと、上側の合成樹脂発泡体3を重ねるときに、その端面位置を規定することができ、作業が行いやすくなる。また、ストッパー14は、図3に破線で示すように、支持片11の中間部に下向きに突出させておくと、下側の合成樹脂発泡体3へ下向きの爪部13を突き刺して仮止めする際の位置決めが容易となる。ストッパー4は、上向きと下向きのいずれか一方又は両者を設けることができるが、特に上向きのストッパー4に代えて、上記端面位置を示すラインなどの位置決め用マークを施しておくだけでも、作業を容易にすることができる。
【0023】
図2は、支持金具10を合成樹脂発泡体3に取り付けた状態を示しているが、図1に示される例のように、軽量盛土部5が中間コンクリート床版4を備えている場合、この中間コンクリート床版4に取り付けておくこともできる。中間コンクリート床版4への取り付けは、例えば図1に示されるように、上記と同様にして下側の合成樹脂発泡体3上に仮止めした後、その上にコンクリートを打設して中間コンクリート床版4を形成するとことで行うことができる。また、支持金具10の中間コンクリート床版4への取り付けは、例えば中間コンクリート床版4に先端を突出させて埋設したボルトを用いて行ったり、支持片11の後部を中間コンクリート床版4の肉厚内に埋設し、支持片11の前部及び取り付け片12を中間コンクリート床版4の側端面から突出させておくことでも行うこともできる。
【0024】
図2及び図3に示されるように、支持金具10の取り付け片12には、上下方向に長い長円孔15を有している。特に図2に示されるように、この長円孔15には、側壁8を構成するパネル材9を外面側から貫通した取り付けボルト16が、上部に遊びを持って貫通している。取り付けボルト16は、パネル材9の内面側からねじ込まれた締め付けナット17によってパネル材9に固定されている。また、長円孔15から突出した取り付けボルト16の先端部には、座金18が差し込まれ、更に連結ナット19がねじ込まれて、支持金具10の取り付け片12に取り付けボルト16を連結している。
【0025】
側壁8を構成する各パネル材9は、上記のようにして支持金具10及び取り付けボルト16を介して軽量盛土部5に支持されていることから、山側及び谷側方向と左右へのずれや倒伏にに対して固定されている。しかし、取り付けボルト16が、上部に遊びを持って取り付け片12の長円孔15を貫通していることから、軽量盛土部5が圧縮沈下して支持金具10の取り付け片12が下方に移動しても、これに伴って取り付けボルト16の位置が長円孔15の上端側にずれるだけで、側壁8に負荷が加わらない構造となっている。即ち、側壁8は、軽量盛土部5が側壁8に対して相対的に下方にずれることが可能な状態で、軽量盛土部5に支持されているもので、軽量盛土部5の圧縮沈下に伴う下向きの負荷による側壁8の損傷を防止できるようになっている。また、軽量盛土部5の合成樹脂発泡体3が圧縮されて、その谷側の端面が外側に膨出しても、軽量盛土部5と側壁8間には隙間が形成されているので、この膨出によって側壁8が谷側に押されて損傷することも防止できるものである。
【0026】
側壁8を構成するパネル材9としては、例えばプレキャストコンクリート板などを用いることもできるが、キーストンプレートやデッキプレートを横長にして用いると、経済的であり、しかも側壁8を軽量化して、地震時の慣性力を軽減して、耐震性を向上させることもできる。また、パネル材9として、木材、鉄、軽金属などの板材の外面側にラス網を付設したラス網付板材を用い、その取り付け後に、ラス網面にモルタルを吹き付けて仕上げることもできる。
【0027】
上記の例における支持金具10は、上下に突出した爪部13を有しているが、この爪部13は下向きのもののみとすることもできる。但し、支持金具10の安定した取り付け状態を得やすくするためには、上下両方向の爪部13を設けておくことが好ましい。また、支持金具10の支持片11の長さは、長くするほど強固な支持金具10の取り付け状態が得やすくなることから、要求される支持金具10の取り付け強度に応じて調整することができる。支持金具10の支持片11の長さを長くした場合、その中間部に爪部13を設けたり、複数箇所に爪部13を設けることもできる。
【0028】
図1に示されるように、本例における上部コンクリート床版6は、路幅を最大限にとれるよう、谷側が側壁8上まで突き出ているが、上述した軽量盛土部5の圧縮沈下に伴って側壁8の上端を押圧することがないよう、突き出た上部コンクリート床版6の下面と側壁8の頂面との間には隙間があけられている。この隙間は、例えば少なくとも下方向への上部コンクリート床版6の移動を吸収できる継手や、圧縮変形可能な弾性パッキングなどによって塞いでおくこともできる。また、上部コンクリート床版6を側壁8上まで突き出さずにおくことで、軽量盛土部5の圧縮沈下に伴う上部コンクリート床版6による側壁8頂部の押圧を防止することもできる。
【0029】
本発明に係る軽量盛土構造の構築に際しては、必要な箇所に順次支持金具10を取り付けながら軽量盛土部5を構築すると共に、この支持金具10に順次パネル材9を取り付け、軽量盛土部5の構築と支持金具10の取り付けと支持金具10へのパネル材9の取り付けとを並行して行うことが好ましい。特に高い軽量盛土部5を構築する場合、軽量盛土部5の構築後に側壁8の構築を行うと、構築した高い軽量盛土部5上から谷側の施工を行わなければならなくなり、場合によっては足場の設置が必要となるが、上記のように軽量盛土部5の構築と並行して側壁8の構築を行うと、このような足場の設置を省略又は最小限にすることができ、効率的な施工が可能となる。
【0030】
支持金具10としては、図4に示されるようなものを用いることもできる。図4に示される支持金具10は、爪部13(図3参照)に代えて、支持片11にピン孔20を設け、このピン孔20を介して取り付けピン21を下側の合成樹脂発泡体3(図2参照)に打ち込むことで、取り付けられるようにしたものである。取り付けピン21としては、単に先端の尖った頭部付棒状体やペグ状のものでもよいが、抜けにくくするための返し部を有するものや、着脱しやすいスクリュータイプのものが好ましい。尚、図4において図3と同じ符号は同じ部材又は部位を示す。
【0031】
支持金具10の取り付けに際しては、図5に示されるように、下側の合成樹脂発泡ブロック3の上面に、支持金具10の支持片11の厚みに対応する深さの受け溝22を設けておき、この受け溝22内に支持金具10の支持片11を納めておくと、合成樹脂発泡体3間に支持金具10を挟み込むことによる厚み(高さ)むらを防止することができる。
【0032】
更に、図6に示されるように、支持金具10の支持片11を納める溝22の深さを支持片11の厚みより深くしておき、この受け溝22内に支持片11を納めて支持金具10を爪13で仮止めした後、受け溝22内に固定用コンクリート23を流し込むことで、支持金具10の合成樹脂発泡体3への取り付け強度を向上させることもできる。この場合、ストッパー14を、固定用コンクリート23を受け溝22に流し込む際の谷側の型枠として機能させることがきる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したとおりのものであり、次の効果を奏するものである。
【0034】
(1)軽量盛土部が側壁に対して相対的に下方にずれることが可能であるので、軽量盛土部が経時的に圧縮沈下しても、軽量盛土と側壁が相対的に上下にずれるだけで、側壁を押し下げる負荷を加えることがない。また、軽量盛土部の側面と前記側壁間に隙間が形成されているので、軽量盛土部が圧縮されてその側面が外方に膨出しても、これによって側壁が押されることもない。従って、軽量盛土部の圧縮沈下に伴う側壁の損傷を防止することができる。
【0035】
(2)側壁は軽量盛土部に支持されるので、自立させるための強固な構造部材が不要であり、側壁の計量化を図れるので、地震時の慣性力の小さな側壁とすることができ、耐震性を向上させることが可能である。
【0036】
(3)上記のように、側壁に強固な構造部材が不要であるので、大型重機を使用することなく容易に構築することができる。
【0037】
(4)側壁の構成材料として、キーストンプレートやデッキプレートなどの汎用材料を使用することができ、コストの大幅削減が可能となる。
【0038】
(5)軽量盛土部の構築と並行して側壁を構築することができ、側壁の構築に際し、足場の設置を省略又は最小限にした効率的な施工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軽量盛土構造の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示される支持金具周りの拡大断面図である。
【図3】図1に示される支持金具の斜視図である。
【図4】支持金具の他の例を示す斜視図である。
【図5】軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体への支持金具の取り付け状態の他の例を示す断面図である。
【図6】軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体への支持金具の取り付け状態の更に他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 地盤
2 下部コンクリート床版
3 合成樹脂発泡体
4 中間コンクリート床版
5 軽量盛土部
6 上部コンクリート床版
7 埋め戻し土
8 側壁
9 パネル材
10 支持金具
11 支持片
12 取り付け片
13 爪部
14 ストッパー
15 長円孔
16 取り付けボルト
17 締め付けナット
18 座金
19 連結ナット
20 ピン孔
21 取り付けピン
22 受け溝
23 固定用コンクリート

Claims (7)

  1. 合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造において、軽量盛土部の側面と前記側壁間に隙間が形成されており、軽量盛土部が側壁に対して相対的に下方にずれることが可能な状態で、側壁が軽量盛土部に支持されていることを特徴とする軽量盛土構造。
  2. 軽量盛土部の側面に、軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体に取り付けられた支持金具が突出しており、この支持金具と側壁とが、少なくとも上方向に遊びを持って連結されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土構造。
  3. 支持金具が、上下の合成樹脂発泡体間に挟み込まれて取り付けられており、しかも少なくとも片面に、支持金具上に積み重ねられる合成樹脂発泡体の端面位置を規定するストッパー又は当該端面位置を示すマークを有することを特徴とする請求項2に記載の軽量盛土構造。
  4. 支持金具が、上下に突出した爪部を有し、この爪部が上下の合成樹脂発泡体に突き刺されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の軽量盛土構造。
  5. 軽量盛土部を構成する合成樹脂発泡体間に中間コンクリート床版が挟み込まれており、軽量盛土部の側面に、この中間コンクリート床版に取り付けられた支持金具が突出しており、この支持金具と側壁とが、上下方向に遊びを持って連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軽量盛土構造。
  6. 側壁が、上下左右に連なる多数のパネル材で構成されており、各パネル材が支持具によって支持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の軽量盛土構造。
  7. 合成樹脂発泡体を積み重ねた軽量盛土部の側面に沿って側壁を設けた軽量盛土構造の構築方法において、軽量盛土部の側面に突出する支持金具を取り付けながら軽量盛土部を構築すると共に、この支持金具にパネル材を少なくとも上方向に遊びを持って取り付けることで、軽量盛土の構築と支持金具の取り付けと支持金具へのパネル材の取り付けとを並行して行い、支持金具に支持されて上下左右に連なる多数のパネル材で構成された側壁を、軽量盛土部の側面との間に隙間を残し、しかも軽量盛土部が側壁に対して相対的に下方にずれることが可能な状態に構築することを特徴とする軽量盛土構造の構築方法。
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