JP2004239524A - 空気調和装置の情報伝達装置および伝達方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1ないし複数台の空気調和装置1と、前記空気調和装置に第1の伝送線4を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置2と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線5を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置3とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、前記空気調和装置1から前記集中管理装置2に発信される情報収集要求信号にもとづいて前記集中管理装置2が前記空気調和装置1の制御装置10を介して前記空気調和装置の所定の情報を収集し、前記遠隔監視装置3へ送信する構成とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気調和装置の情報伝達装置、特に空気調和装置の変調状態を早期に、正確に把握し、サービス性の向上を図ることができる空気調和装置の情報伝達装置および伝達方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和装置は、空気調和装置の運転状態データを記憶する記憶メモリと、運転状態データを保存する不揮発性メモリとを備え、空気調和装置の運転中の運転データを所定の時間間隔でサイクリックに記憶メモリに書き込み、運転中に異常が発生した場合には、記憶メモリの内容を不揮発性メモリに転送して保存すると共に、データ読み出し装置から異常発生前の運転履歴要求を受けた場合には、保存された内容をデータ読み出し装置へ送信するようにされていた。(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3328870号公報(段落0027−0031、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和装置は以上のように構成され、情報履歴の起点が異常発生であり、変調の予兆時点での対応が困難であったため、運転動作の変調を早期に把握し、対応をとることができないという問題点があった。
また、履歴情報が空気調和装置に蓄積され、現地でツール接続により内容確認を実施する構成であるため、空気調和装置の設置場所に赴かないと状況確認が出来ないという問題点があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、運転動作の変調を早期に把握することができ、かつ、空気調和装置の設置場所に赴くことなく状況確認をすることができる空気調和装置の情報伝達装置および伝達方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和装置の情報伝達装置は、1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、前記空気調和装置から前記集中管理装置に発信される情報収集要求信号にもとづいて前記集中管理装置が前記空気調和装置の制御装置を介して前記空気調和装置の所定の情報を収集し、前記遠隔監視装置へ送信するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1の構成を示すブロック図である。この図において、情報収集の対象となる1ないし複数台の空気調和装置1と、この空気調和装置1の運転状態を示す情報を収集し遠隔監視装置3に通報する集中管理装置2とは専用回線4で接続され、この専用回線4とのインターフェースとして第1の伝達手段11および21が空気調和装置1および集中管理装置2にそれぞれ設けられている。
また、集中管理装置2と、通報された収集情報を遠隔地の監視者に伝える遠隔監視装置3とは公衆回線5で接続され、この公衆回線5とのインターフェースとして第2の伝達手段26および36が集中管理装置2および遠隔監視装置3にそれぞれ設けられている。なお、公衆回線5による通報先は遠隔監視装置3以外にも複数ある場合もある。
【0007】
次に、空気調和装置1の構成について説明する。第1の制御手段10は空気調和装置1の制御部で、空気調和装置1を構成する後述の各構成要素から各部温度、圧力、電圧、電流等の入力情報と集中管理装置2、リモコン、スイッチ等(図示せず)の操作、設定情報をもとに例えば冷媒圧縮機、送風機、膨張弁、四方弁等の冷媒回路アクチュエータ(図示せず)を制御すると共に第1の伝達手段11から専用回線4および集中管理装置2の第1の伝達手段21を介して第2の制御手段20に情報伝達を行なう。発信条件設定手段12は空気調和装置1から集中管理装置2に所定状態情報の収集を求める情報収集要求信号を送信する条件を設定し、第1の制御手段10に入力する。発信条件記憶手段13は前記発信条件設定手段12の設定内容を第1の制御手段10の制御により記憶する。
【0008】
提供情報登録記憶手段14は前記情報収集要求信号を送信する条件毎に収集する情報の種類を設定し、第1の制御手段10に入力すると共に設定内容を記憶する。アクチュエータ出力手段15は第1の制御手段10からの信号により上述した冷媒回路のアクチュエータを駆動する。センサ入力手段16は前記入力情報を検出し第1の制御手段10に入力する。異常判定手段17は第1の制御手段10からの入力情報と所定の検出条件とを比較して運転制限および異常表示、異常通報を行なう点検モードへの移行を判定し第1の制御手段10に入力する。RAM18は空気調和装置1の設定情報、状態情報および第1の制御手段10で使用される内部変数等を入力記憶し、また第1の制御手段10の制御により読出し出力する。不揮発性メモリ19は第1の制御手段10の制御によりRAM18の情報のうち保持する必要があるものを記憶する。
【0009】
次に、集中管理装置2の構成について説明する。第2の制御手段20は専用回線4を介する操作および専用回線4に接続される1ないし複数の空気調和装置1等への設定信号の伝達、前記空気調和装置の状態情報の収集および表示、また公衆回線5を介する遠隔監視装置3および複数の上位端末(パソコン、携帯電話等を含む)との情報授受を制御する。発信条件設定手段22は前記空気調和装置1の発信条件設定手段12と同じ設定機能をもち、この設定情報を専用回線4を介して空気調和装置1の発信条件記憶手段13に記憶させることで同設定を集中管理装置2から実施する。情報収集条件設定手段23はあらかじめ集中管理装置2が収集した情報に対して自主的に情報収集を行なう条件を設定し、第2の制御手段20に入力する。遠隔伝達条件設定手段24は集中管理装置2が収集した空気調和装置1の状態情報について公衆回線5を通じて通報するか否かを判定する条件を設定し、第2の制御手段20に入力する。
【0010】
表示手段25は第2の制御手段20の制御により集中管理装置2に接続登録された空気調和装置1の設定情報、操作情報、運転状態情報および前記の各設定手段にて設定した設定内容と設定による情報収集結果を表示する。遠隔通信先情報設定手段27は集中管理装置2が収集した空気調和装置1の状態情報について公衆回線5を通じて通報する情報の項目、送信先、送信時期を個別に設定し、第2の制御手段20に入力する。
RAM28は集中管理装置2の設定情報、操作情報、前記表示手段25への表示情報、情報収集した空気調和装置1の状態情報および第2の制御手段20で使用される内部変数等を記憶する。不揮発性メモリ29は第2の制御手段20の制御によりRAM28の情報のうち保持する必要があるものを記憶する。時計40は停電しても計時を継続できるバックアップ電源を備え第2の制御手段20に現在時刻および年、月、日等の時刻情報を入力する。
【0011】
次に、遠隔監視装置3の構成について説明する。第3の制御手段30は公衆回線5を介して登録された集中管理装置2からの収集情報を遠隔地の監視者に伝えると共に設定された情報収集開始条件を集中管理装置2に送信する制御を行なう。表示手段35は第3の制御手段30の制御により遠隔監視装置3に接続登録された集中管理装置2からの収集情報および設定された情報収集開始条件を表示する。受信先情報設定手段37は集中管理装置2を経由して空気調和装置1に設定する情報収集開始条件を設定し、第3の制御手段30に入力する。RAM38は遠隔監視装置3の設定情報、操作情報、前記表示手段35への表示情報、情報収集した空気調和装置1の状態情報および第3の制御手段30で使用される内部変数等を記憶する。不揮発性メモリ39は第3の制御手段30の制御によりRAM38の情報のうち保持する必要があるものを記憶する。
【0012】
次に、実施の形態1の動作について説明する。図2は、空気調和装置1の情報伝達装置のシステムの動作を示すもので、第1の制御手段10、第2の制御手段20および第3の制御手段30のプログラムのうち対象となる空気調和装置1からの情報収集動作の処理を示す流れ図である。この図において、ステップ100ないしステップ124は空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理を示し、ステップ130ないしステップ147は集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理を示し、ステップ150ないしステップ163は遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理を示す。
【0013】
まず、空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理について説明する。
ステップ100は第1の制御手段10のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ101に進む。ステップ101では前記発信条件設定手段12から入力された設定内容を検出して発信条件記憶手段13に記憶させ、ステップ102へ進む。ステップ102では前記提供情報登録記憶手段14から入力された各発信条件に対応する提供情報、即ちセンサ入力、アクチュエータ出力、内部変数等をそれぞれ記憶し、ステップ103へ進む。ステップ103では第1の制御手段10のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ110は第1の制御手段10のメイン処理を開始する処理で、ステップ111に進む。
ステップ111では情報収集要求信号を送信する条件を検出した場合にセットされるフラグFおよび自動的に計時されるタイマーのカウント値Tをクリアし、ステップ112に進む。
【0014】
ステップ112では空気調和装置1の通常の運転制御を行ない、ステップ113へ進む。ステップ113では前記タイマーのカウント値Tをあらかじめ設定された計測期間と比較し、計測期間を経過していればステップ114に、計測期間内であればステップ116に進む。ステップ114ではタイマーのカウント値Tをクリアし、ステップ115へ進む。ステップ115では所定の状態情報をRAM18に記憶し、ステップ116へ進む。ステップ116では前記発信条件設定手段12にて設定された情報収集要求信号送信条件を満たしている場合はステップ117へ、満たしていない場合はステップ118へ進む。ステップ117では前記フラグFをセットすると共に第2のタイマーのカウント値Ttをリセットしステップ120へ進む。
【0015】
ステップ118ではフラグFがセットされており、かつ、前記ステップ116で情報収集要求信号送信条件を満たした後の経過時間をカウントする第2のタイマーカウンタTtがあらかじめ設定された所定値2を越えていればステップ119へ、前記条件を満たしていなければステップ123へ進む。ステップ119ではフラグFをリセットし、ステップ120へ進む。ステップ120では所定の状態情報についてその時点の最新データをRAM18に記憶し、ステップ121へ進む。ステップ121ではRAM18に記憶された情報データを不揮発性メモリ19に転送し、ステップ122へ進む。ステップ122では前記情報収集要求信号を送信し、ステップ123へ進む。ステップ123では集中管理装置2からの情報要求信号を受信した場合にステップ124へ進み、受信していない場合にはステップ112に戻る。ステップ124では不揮発性メモリ19内に記憶した空気調和装置1の状態情報を専用回線4を介して集中管理装置2に送信しステップ112へ戻る。
【0016】
次に、集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理について説明する。
ステップ130は第2の制御手段20のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ131に進む。ステップ131では収集した情報を公衆回線5を介して伝達する遠隔監視装置の送信先を設定し、ステップ132へ進む。ステップ132では専用回線4を介して空気調和装置1に設定する情報収集要求信号の送信条件および収集した情報の遠隔監視装置3への送信条件を設定し、ステップ133へ進む。ステップ133では第2の制御手段20のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ140は第2の制御手段20のメイン処理を開始する処理で、ステップ141に進む。ステップ141では集中管理装置2の通常の操作、設定、表示等の制御を行ない、ステップ142へ進む。ステップ142では空気調和装置1からの情報収集要求信号の受信があった場合にステップ143に進み、受信がない場合はステップ141へ戻る。
【0017】
ステップ143では空気調和装置1に対して蓄積した状態情報を専用回線4を介して送信させる情報要求信号を送信しステップ144へ進む。ステップ144ではステップ143で送信した情報要求信号に対応した収集情報を受信した場合にステップ145に進み、受信がない場合は受信があるまで受信待機する。
ステップ145ではステップ144の処理で確認された受信情報を不揮発性メモリ29に格納し、ステップ146へ進む。このステップの処理では受信した情報に時計40の計時情報を付加することもできる。
ステップ146ではステップ132にて設定された遠隔監視装置3への送信条件を満たしていればステップ147に進み、条件を満たしていなければステップ141に戻る。ステップ147ではステップ145の処理で記憶した収集情報を公衆回線5を介して遠隔監視装置3に送信し、ステップ141に戻る。
【0018】
次に、遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理について説明する。
ステップ150は第3の制御手段30のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ151に進む。ステップ151では集中管理装置2を経由して空気調和装置1に設定する情報収集開始条件の設定を行ないステップ153へ進む。
ステップ153では第3の制御手段30のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ160は第3の制御手段30のメイン処理を開始する処理で、ステップ161に進む。ステップ161では集中管理装置2からの収集情報の受信があった場合にステップ162に進み、同受信がない場合は受信待機を行なう。ステップ162ではステップ161にて受信確認した収集情報をRAM38および不揮発性メモリ39に保存しステップ163に進む。ステップ163では上記受信情報を表示手段35に表示しステップ161へ戻る。
【0019】
次に、総合的な制御動作について図1および図2を用いて更に詳細に説明する。空気調和装置1は情報収集要求信号の発信条件となるまでは通常の運転制御を行ないながら計測期間毎の情報計測を行なう。
詳しくはタイマーのカウント値T(以下タイマーTという)が計測期間を過ぎるまではステップ112、ステップ113、ステップ116、ステップ118、ステップ123の巡回でステップ112の通常運転処理のみを実行し、タイマーTが計測期間を超えた時、タイマーTをクリアして1回分の状態情報をRAM18に記憶することにより計測期間毎の状態情報を蓄積する。なお、詳細な説明は省略するが、計測期間内の状態情報を所定回数分サイクリックに記憶するようにしてもよい。
【0020】
次に、空気調和装置1の状態が情報収集要求信号の発信条件となった場合、その時点の情報と所定回数前の蓄積情報を確保して集中管理装置2に情報収集要求信号を送信し、集中管理装置2の情報要求を受けて確保した情報データを送信する。詳しくはステップ116にてステップ117に分岐するため、以降ステップ120からステップ122の流れの処理となり、ステップ117にて情報収集要求信号送信条件の検出を示すフラグFをセットし、ステップ120にてその時点の最新情報をRAM18に記憶した上で、ステップ121により蓄積した情報を最新のものから所定回数前の分まで不揮発性メモリ19に記憶し、ステップ122にて集中管理装置2に情報収集要求信号を送信する。集中管理装置2はこの情報収集要求信号を受信するとステップ142にてステップ143の処理に分岐し、空気調和装置1に情報要求信号を送信する。空気調和装置1はこの情報要求信号を受信し、ステップ123によりステップ124に分岐し不揮発性メモリ19に記憶した状態情報を集中管理装置2に送信する。ここで、情報を不揮発性メモリ19に記憶しているのは、情報伝達遅れにより送信するべきデータが書き換わってしまうことの予防および事後に情報を再確認するような場合の便宜のためであり、特に問題がなければRAM上の情報で処理してもよい。
【0021】
次に、集中管理装置2は予め設定された遠隔監視装置3への送信条件を確認し条件を満たした時に遠隔監視装置3に収集情報を送信し、遠隔監視装置3はこれを受信して表示する。詳しくは集中管理装置2が空気調和装置1からの収集情報を受信することにより、ステップ144にてステップ145に分岐し、受信した情報を不揮発性メモリ29に格納した後、ステップ146にてステップ132で設定された遠隔監視装置3への送信条件を満たすか否かを判定し、前記送信条件を満たさない場合はステップ141に戻り情報収集を継続、送信条件を満たした場合はステップ147にて収集した情報を遠隔監視装置3に送信する。
【0022】
遠隔監視装置3は収集情報を受信するとステップ161の処理によりステップ162に分岐し、受信した情報を記憶した上でステップ163の処理により表示手段35に表示する。ここで、情報を不揮発性メモリ29に記憶しているのは、前記不揮発性メモリ19の活用の場合と同様の理由に加え、蓄積情報を複数記憶する可能性があることによる。特に問題がなければRAM上の情報で処理してもよい。以上の処理により空気調和装置1の自己診断を起点にして収集情報の伝達および通報が行なわれるので専用回線4、公衆回線5ともに必要最小限の通信で最適な情報収集ができ、通信費用の削減や通信トラフィック過多によるトラブルを防ぐことができる。
【0023】
また、ステップ101において設定される空気調和装置1の情報収集要求信号の送信条件は1ないし複数内容を任意に設定変更可能で、例えば異常停止時、各部温度、圧力等のセンサ入力値の範囲、冷媒圧縮機起動時、冷暖房切換え時、バックアップ運転などの各種制御モードの開始および終了時、特定の冷媒回路アクチュエータの動作時および動作回数、第1の制御手段において使用する例えばセンサ入力手段16の検出データから演算した圧縮機出力の力率や冷媒の過熱度(スーパーヒート)等の内部変数の範囲等、情報収集の目的に応じて設定することができる。さらに、空気調和装置1の情報収集要求信号の送信条件は発信条件設定手段12以外にも集中管理装置2に備えた発信条件設定手段22の設定内容を第2の制御手段20により専用回線4を介して第1の制御手段10に伝達し、発信条件記憶手段13に記憶することにより集中管理装置2から設定できるほか、遠隔監視装置3に備えた受信先情報設定手段37の設定により第3の制御手段30により公衆回線5から集中管理装置2を経由し専用回線4を介して第1の制御手段10に伝達し、発信条件記憶手段13に記憶することにより遠隔監視装置3から設定することもできる。
【0024】
また、ステップ146にて判定する遠隔監視装置3への送信条件を遠隔伝達条件設定手段24からステップ132の処理で1ないし複数内容を任意に設定変更できるので、例えば1回/月の定期的収集により保守定期点検用のデータに利用できる。また、異常発生時に一括収集することにより異常発生前の状態情報をまとめることができるので異常発生原因の診断に利用できる等の活用が可能である。
【0025】
次に、図2において情報収集要求信号の発信条件を満たした後の処理の流れについて説明する。図において空気調和装置1はステップ116で判定する前記発信条件が保持されている場合は上述のような処理を繰り返すが、その後前記発信条件が解消された場合にはあらかじめ設定された所定時間後に再度情報収集要求信号を送信する。詳しくは、ステップ116にてステップ118に分岐しフラグFの状態と第2のタイマーのカウント値Tt(以下タイマーTtという)の値にて分岐判定を行なう。即ち、フラグFがセットされており、かつ、タイマーTtが所定値を越えている場合にはステップ119に分岐し、フラグFをリセットしステップ120以下の処理に移行することにより再度最新の収集情報を確保し送信する。前記ステップ118の処理において条件を満たさない場合、即ちタイマーTtが所定値に未達の場合は発信条件の発生前と同じ処理の流れを繰り返し時間経過を待つ。前記処理により情報収集条件検出後も所定時間の情報収集ができるので例えば空気調和装置1の異常または変調が発生した場合に、その前だけでなく後の状態情報が収集できるので前記不具合の原因調査に有効な情報を得ることができる。
【0026】
また、ステップ102にて提供情報登録記憶手段14により情報収集要求信号の各発信条件毎に収集する情報を設定することにより収集するデータを必要最小限に絞り込めるので、さらに情報収集の効率が上がり通信費用の削減や通信トラフィックの低減が実現できる。
【0027】
また、ステップ115にて収集する空気調和装置1の状態情報は冷媒回路の各部圧力、温度、電気回路の各部電圧、電流などのセンサ入力データの他、圧縮機、送風機、弁などのアクチュエータ動作情報と共に第1の制御手段10が生成および使用する制御上の内部変数である。これらの情報を収集することにより例えば空気調和装置1で発生している変調の原因をより特定し易くすることができる。
【0028】
また、ステップ145にて収集した情報を記憶する際、時計40から時刻、年、月、日、曜日等のデータを付加して時刻情報付きの収集データを作成することもできる。この処理により収集したデータの保守、サービス情報としての付加価値を高めることができる。
【0029】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。基本的な構成は図1に示す実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
次に、実施の形態2の動作について説明する。図3は、空気調和装置の情報伝達装置のシステムの動作を示すもので、第1の制御手段10、第2の制御手段20および第3の制御手段30のプログラムのうち対象となる空気調和装置1からの情報収集動作の処理を示す流れ図である。この図において、ステップ200ないしステップ223は空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理を示し、ステップ230ないしステップ254は集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理を示し、ステップ260ないしステップ273は遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理を示す。
【0030】
まず、空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理について説明する。
ステップ200は第1の制御手段10のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ201に進む。ステップ201では前記発信条件設定手段12から入力された設定内容を検出し発信条件記憶手段13に記憶させ、ステップ202へ進む。ステップ202では前記提供情報登録記憶手段14から入力された各発信条件に対応する提供情報をそれぞれ記憶しステップ203へ進む。
ステップ203では第1の制御手段10のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ210は第1の制御手段10のメイン処理を開始する処理で、ステップ211に進む。ステップ211では自動的に計時されるタイマーのカウント値Tをクリアし、ステップ212に進む。
【0031】
ステップ212では空気調和装置1の通常の運転制御を行ない、ステップ213へ進む。ステップ213では前記タイマーのカウント値Tをあらかじめ設定された計測期間と比較し、計測期間を経過していればステップ214に、計測期間内であればステップ216に進む。ステップ214ではタイマーのカウント値Tをクリアし、ステップ215に進む。ステップ215では所定の状態情報をRAM18に記憶し、ステップ216に進む。ステップ216では前記発信条件設定手段12にて設定された情報収集要求信号送信条件を満たしている場合はステップ217へ、満たしていない場合はステップ220へ進む。ステップ217では所定の状態情報についてその時点の最新データをRAM18に記憶し、ステップ218へ進む。
【0032】
ステップ218ではRAM18に記憶された情報データを不揮発性メモリ19に転送しステップ219へ進む。ステップ219では前記情報収集要求信号を送信しステップ220へ進む。ステップ220では集中管理装置2からの情報要求信号を受信した場合はステップ221へ進み、受信していない場合はステップ222に進む。ステップ221では不揮発性メモリ19内に記憶した空気調和装置1の状態情報を専用回線4を介して集中管理装置2に送信しステップ222へ進む。ステップ222では集中管理装置2からの現在情報要求信号を受信した場合にステップ223へ進み、受信していない場合はステップ212に戻る。
ステップ223ではRAM18に記憶した情報データを専用回線4を介して集中管理装置2に送信しステップ212へ戻る。
【0033】
次に、集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理について説明する。
ステップ230は第2の制御手段20のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ231に進む。ステップ231では収集した情報を公衆回線5を介して伝達する遠隔監視装置の送信先を設定しステップ232へ進む。ステップ232では専用回線4を介して空気調和装置1に設定する情報収集要求信号の送信条件および収集した情報の遠隔監視装置3への送信条件を設定しステップ233へ進む。ステップ233では第2の制御手段20のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ240は第2の制御手段20のメイン処理を開始する処理で、ステップ241に進む。ステップ241では情報収集要求信号を受信した場合にセットされるフラグF3をクリアし、ステップ242へ進む。ステップ242では集中管理装置2の通常の操作、設定、表示等の制御を行ないステップ243へ進む。
【0034】
ステップ243では空気調和装置1からの情報収集要求信号の受信があった場合はステップ244に進み、受信がない場合はステップ250に進む。
ステップ244では前記フラグF3を1とし、自動的に計時されるタイマーのカウント値T3をクリアしてステップ245へ進む。ステップ245では空気調和装置1に対して蓄積した状態情報を専用回線4を介して送信させる情報要求信号を送信しステップ246へ進む。ステップ246ではステップ245で送信した情報要求信号に対応した収集情報を受信した場合はステップ247に進み、受信がない場合は受信があるまで受信待機する。ステップ247ではステップ246にて確認された受信情報を不揮発性メモリ29に格納しステップ248へ進む。このステップの処理では受信した情報に時計40の計時情報を付加することもできる。
【0035】
ステップ248ではステップ232にて設定された遠隔監視装置3への送信条件を満たしていればステップ249に進み、条件を満たしていなければステップ242に戻る。ステップ249では不揮発性メモリ29内に記憶した空気調和装置1の状態情報を公衆回線5を介して遠隔監視装置3に送信し、ステップ242へ戻る。一方、ステップ250ではフラグF3が1以上、かつ、タイマーのカウント値T3が所定値を経過している場合はステップ251に進み、その他の場合はステップ242に戻る。ステップ251ではフラグF3の値に1を加算し、タイマーのカウント値T3をクリアしてステップ252へ進む。ステップ252ではフラグF3が所定回数を超えている場合はステップ254に進み、所定回数以下であればステップ253に進む。ステップ253では空気調和装置1に対して現在の状態情報を専用回線4を介して送信させる現在情報要求信号を送信し、ステップ246へ進む。ステップ254ではフラグF3をクリアし、ステップ242へ戻る。
【0036】
次に、遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理について説明する。
ステップ260は第3の制御手段30のイニシャル処理を開始する処理であり、ステップ261に進む。ステップ261では集中管理装置2を経由して空気調和装置1に設定する情報収集開始条件の設定を行ないステップ262へ進む。
ステップ262では第3の制御手段30のイニシャル処理を終了しメイン処理に移行する。ステップ270は第3の制御手段30のメイン処理を開始する処理で、ステップ271に進む。ステップ271では集中管理装置2から通報される収集情報の受信があった場合はステップ272に進み、同受信がない場合は受信待機を行なう。ステップ272ではステップ271にて受信確認した収集情報をRAM38および不揮発性メモリ39に保存し、ステップ273へ進む。
ステップ273では前記受信情報を表示手段35に表示し、ステップ271へ戻る。
【0037】
次に、総合的な制御動作について図1および図3を用いて更に詳細に説明する。空気調和装置1は情報収集要求信号の発信条件となるまでは通常の運転制御を行ないながら計測期間毎の情報計測を行なう。詳しくはタイマーTが計測期間を過ぎるまではステップ212、ステップ213、ステップ216、ステップ220、ステップ222の巡回でステップ212の通常運転処理のみを実行し、タイマーTが計測期間を超えた時、タイマーTをクリアし1回分の状態情報をRAM18に記憶することにより計測期間毎の状態情報を蓄積する。
また、集中管理装置2は空気調和装置1から情報収集要求信号を受信するまでは、通常の操作、設定、表示等の制御を行なう。詳しくはステップ242、ステップ243、ステップ250の巡回である。
【0038】
次に、空気調和装置1の状態が情報収集要求信号の発信条件となった場合、その時点の情報と所定回数前の蓄積情報を確保し、集中管理装置2に情報収集要求信号を送信して集中管理装置2の情報要求を受けて確保した情報データを送信する。詳しくはステップ216にてステップ217に分岐するため以降ステップ218からステップ219の流れの処理となり、ステップ217にてその時点の最新情報をRAM18に記憶した上で、ステップ218により蓄積した情報を最新のものから所定回数前の分まで不揮発性メモリ19に記憶し、ステップ219にて集中管理装置2に情報収集要求信号を送信する。集中管理装置2はこの情報収集要求信号を受信するとステップ243にてステップ244の処理に分岐し、フラグF3の値を1とし、タイマーT3をクリアし、空気調和装置1に情報要求信号を送信する。空気調和装置1はこの情報要求信号を受信し、ステップ220によりステップ221に分岐し不揮発性メモリ19に記憶した状態情報を集中管理装置2に送信する。
【0039】
次に、集中管理装置2は予め設定された遠隔監視装置3への送信条件を確認し条件を満たした時に遠隔監視装置3に収集情報を送信し、遠隔監視装置3はこれを受信して表示する。
詳しくは集中管理装置2が空気調和装置1からの収集情報を受信することによりステップ246にてステップ247に分岐し、受信した情報を不揮発性メモリ29に格納した後、ステップ248にてステップ232で設定された遠隔監視装置3への送信条件を満たすか否かを判定し、前記送信条件を満たさない場合はステップ242に戻り運転操作を継続、送信条件を満たした場合はステップ249にて収集した情報を遠隔装置3に送信する。
遠隔監視装置3は集中管理装置2から情報を受信するまでは待機し、収集情報を受信するとステップ271の処理によりステップ272に分岐し、受信した情報を記憶した上でステップ273の処理で表示手段35に表示する。
【0040】
また、空気調和装置1は集中管理装置2から現在情報要求を受信した場合、その時点の情報を集中管理装置2に送信する。詳しくはステップ222からステップ223の処理となり、ステップ222にて集中管理装置2から現在情報要求を受信した場合ステップ223に分岐し、その時点の情報を集中管理装置2に送信する。前記の現在情報要求は、集中管理装置2が空気調和装置1から情報収集要求を受信した後に、再度情報収集要求を受信するまでの期間は、所定時間経過毎に空気調和装置1に対して所定の回数送信するものである。詳しくはステップ243から254の処理となる。
【0041】
集中管理装置2は情報収集要求信号を受信するとステップ243にてステップ244の処理に分岐し、フラグF3の値を1とし、タイマーT3をクリアし、空気調和装置1に情報要求信号を送信する。その後、ステップ245からステップ249、ステップ242の処理の後に、ステップ243にて、情報収集要求信号を受信しない場合にステップ250の処理に分岐する。ステップ250にて、タイマーT3が所定時間を過ぎるまではステップ242に分岐し、所定時間を過ぎるとステップ251に分岐する。ステップ251にてF3の値に1を加算し、タイマーT3をクリアし、ステップ252にてF3が所定の回数を超えていない場合、ステップ253に分岐し、空気調和装置1に対して現在情報要求を送信する。
集中管理装置2はステップ246にて空気調和装置1からの現在情報受信まで待機し、受信後はステップ247に分岐し、受信した情報を不揮発性メモリ29に格納する。
【0042】
集中管理装置2はステップ248にて、遠隔監視装置3への送信条件を満たしているかどうかの判定を行ない、満たしていればステップ249に分岐して情報を送信し、条件を満たしていなければステップ242に分岐する。
以上の処理により、集中管理装置2は空気調和装置1から情報収集要求を受信した後に、再度情報収集要求を受信するまでの期間は、所定時間経過毎に空気調和装置1に対して、現在情報要求を所定の回数送信する。所定の回数の送信後は、前記の処理を終了する。詳しくは、ステップ252にて、F3が所定の回数を超えている場合はステップ254に分岐し、F3の値をクリアする。
前記処理により情報収集条件検出後に所定時間経過毎の所定の回数の情報収集ができるので、例えば空気調和装置1の異常または変調が発生した場合にその後の状態情報を収集することにより前記不具合の原因調査に有効な情報を得ることができる。
【0043】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。基本的な構成は図1に示す実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
次に、実施の形態3の動作について説明する。図4は、空気調和装置の情報伝達装置のシステムの動作を示すもので、第1の制御手段10、第2の制御手段20および第3の制御手段30のプログラムのうち対象となる集中管理装置2から空気調和装置1へ現在情報要求を設定する処理、空気調和装置1が要求された現在情報に該当した情報を集中管理装置2に送信する処理、集中管理装置2からの情報収集要求信号を受信したことで空気調和装置1が自身のRAM内情報を送信する処理、および集中管理装置2が遠隔監視装置3への送信条件に一致した内容を遠隔監視装置3へ送信する処理を示す流れ図である。この図において、ステップ300ないしステップ307は空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理を示し、ステップ310ないしステップ323は集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理を示し、ステップ330ないしステップ333は遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理を示す。
【0044】
まず、空気調和装置1を制御する第1の制御手段10の処理について説明する。
ステップ300は第1の制御手段10のメイン処理を開始する処理であり、ステップ301へ進む。ステップ301では空気調和装置1が通常運転制御を行ない、ステップ302へ進む。ステップ302では異常判定手段17により異常状態であるか否かを判断し、異常状態であればステップ303へ進み、異常状態でなければステップ304へ進む。ステップ303ではステップ302で異常と判断されたため、その異常内容の情報を第1の伝達手段11を用い、専用回線4を介して集中管理装置2に送信しステップ304へ進む。ステップ304では集中管理装置2から、現在情報要求(ステップ316)の受信を待機し、受信した場合はステップ305へ進み、受信しない場合はステップ301へ戻る。
【0045】
ステップ305では現在情報要求の受信に対して、それに該当するデータをアクチュエータ出力手段15やセンサ入力手段16を用いて第1の制御手段10の判断のもと、集中管理装置2に対して送信しステップ306へ進む。
ステップ306では集中管理装置2からの情報収集要求コマンドを待機し、受信した場合はステップ307へ進み、受信しない場合はステップ301へ戻る。
ステップ307ではステップ306で集中管理装置2から情報収集要求コマンドを受信したため、自身のRAM内部変数・情報18を第1の伝達手段11を用い、専用回線4を介して集中管理装置2に送信する。
【0046】
次に、集中管理装置2を制御する第2の制御手段20の処理について説明する。
ステップ310は第2の制御手段20のメイン処理を開始する処理であり、ステップ311へ進む。ステップ311では定期的に空気調和装置1から情報を収集するためのタイマーT4を初期値0にし、ステップ312へ進む。ステップ312では集中管理装置2がユーザーからの操作や、定期的な処理を実行し、ステップ313へ進む。ステップ313では空気調和装置1からの異常受信を待機し、異常情報を受信した場合はステップ319へ進み、受信しない場合はステップ314へ進む。ステップ314では集中管理装置2が空気調和装置1から異常受信しなかったことで、タイマーをカウントアップさせ、予め設定されたカウンタ値に一致している場合はステップ315へ進み、一致していない場合はステップ312へ戻る。
【0047】
ステップ315ではステップ314にて予め設定されたカウンタ値になった場合にタイマーT4を初期値0に戻しステップ316へ進む。ステップ316ではステップ314にて予め設定されたカウンタ値になった場合に、予め設定された空気調和装置1への現在情報要求コマンドを第1の伝達手段21を用い、専用回線4を介して空気調和装置1に送信しステップ317へ進む。ステップ317ではステップ316で送信した現在情報要求コマンドに対して空気調和装置1から応答コマンドを受信した場合はステップ318へ進み、受信しない場合は受信待機を行なう。ステップ318ではステップ317で空気調和装置1から受信した現在情報が、情報収集条件設定手段23で設定された情報収集条件に一致しているか否か判断し、一致している場合はステップ319へ進み、一致していない場合はステップ312へ戻る。
【0048】
ステップ319ではステップ318で判断した結果、情報収集条件設定手段23で設定された条件に一致している場合に情報収集要求コマンドを第1の伝達手段21を用い、専用回線4を介して空気調和装置1に送信しステップ320へ進む。ステップ320ではステップ319で送信した情報収集要求コマンドの応答を受信した場合はステップ321へ進み、受信しない場合は受信待機を行なう。ステップ321では空気調和装置1から受信した情報に自身の持つ時計40によってタイムスタンプをして自身の不揮発性メモリ29内に格納しステップ322へ進む。ステップ322では自身の不揮発性メモリ29に格納した空気調和装置1の情報が遠隔伝達条件設定手段24の条件に一致している場合はステップ323へ進み、一致していない場合はステップ312へ戻る。ステップ323ではステップ322にて条件に一致している場合に第2の伝達手段26を用い、公衆回線5により遠隔監視装置3に対して情報を送信しステップ312へ戻る。
【0049】
次に、遠隔監視装置3を制御する第3の制御手段30の処理について説明する。
ステップ330は第3の制御手段30のメイン処理を開始する処理であり、ステップ331へ進む。ステップ331では集中管理装置2からの情報受信があった場合にステップ332へ進み、同受信がない場合は受信待機を行なう。
ステップ332ではステップ331で集中管理装置2から情報を受信した場合に、その情報を自身の不揮発性メモリ39に格納しステップ333へ進む。
ステップ333では遠隔監視装置3が自身の不揮発性メモリ39に格納した情報を表示手段35に表示しステップ331へ戻る。
【0050】
次に、総合的な制御動作について図1および図4を用いて更に詳細に説明する。集中管理装置2は定時タイマーをカウントアップしながら、通常の運転制御、監視動作を行なう。詳しくはタイマーTが計測期間を過ぎるまでステップ312、ステップ313、ステップ314の巡回でステップ312の運転操作処理のみを実行する。タイマーTが予め設定された計測期間を超えたときにタイマーTをクリアし、情報収集条件設定手段23によって設定された空気調和装置1の現在情報を要求し、空気調和装置1から送信された情報をRAM28に記憶し、その情報が情報収集条件設定手段23に該当した場合に、空気調和装置1に対して情報収集要求コマンドを送信する。詳しくはタイマーTが予め設定した計測期間に達した場合、ステップ314、ステップ315、ステップ316、ステップ317、ステップ318、ステップ319までの処理を実行する。
【0051】
また、タイマーTが計測期間に達する前段階でも、空気調和装置1から異常情報を受信した場合には、情報収集条件設定手段23の条件に関係なく、情報収集要求コマンドを送信する。詳しくはタイマーTが予め設定した計測期間に達していない場合でも空気調和装置1より異常を受信した場合には、ステップ313、ステップ319の処理を実行する。
次に、集中管理装置2は空気調和装置1から受信した情報に、自身の持つ時計40により年月日時分を付加し、自身の不揮発メモリ29に保存すると共に、その受信データの内容が遠隔伝達条件設定手段24に該当するか否かを判断した上で、その条件に該当している場合は、遠隔通信先情報設定手段27で定めたデータ項目、データ内容を、遠隔通信先情報設定手段27で定めた遠隔監視装置3に送信する。詳しくは空気調和装置1から情報を受信したことにより、ステップ320、ステップ321、ステップ322、ステップ323の処理を実行する。
【0052】
遠隔監視装置3は、集中管理装置2からの情報により、その内容を自身に記憶(保持)するとともに、情報を表示することができる。また、遠隔監視装置3から集中管理装置2に対して、集中管理装置2が保有している情報を確認でき、遠隔から欲しい情報のみを収集することも可能である。
以上の処理により、調査したい内容を一定期間ごとのデータ収集や、イベント(異常発生や、空気調和装置1の変調事項など)など、任意に設定することができるので、専用回線4、公衆回線5ともに必要最小限の通信で最適な情報収集ができ、通信費用の削減や通信トラフィック過多によるトラブルを防ぐことができる。また、一定期間ごとのデータ収集では1回/月の空調機メンテナンスによる客先報告書などにも便宜を図ることができる。また、このデータはメーカに対しユーザーの通常の使用状態を把握するために供することもできる。
【0053】
【発明の効果】
この発明に係る空気調和装置の情報伝達装置は、1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、前記空気調和装置から前記集中管理装置に発信される情報収集要求信号にもとづいて前記集中管理装置が前記空気調和装置の制御装置を介して前記空気調和装置の所定の情報を収集し、前記遠隔監視装置へ送信するようにしたため、以下のような効果を奏する。
即ち、空気調和装置の自己診断を起点にして収集情報の伝達および通報が行なわれるので必要最小限の通信で最適な情報収集ができ、通信費用の削減や通信トラフィック過多によるトラブルを防ぐことができる。
また、情報収集の開始条件および各条件での収集情報を任意に設定できるので目的に応じて多様かつ必要最小限の情報収集ができる。
また、情報収集の開始条件および遠隔監視装置への送信条件を集中管理装置および遠隔監視装置から設定できるので遠隔地から集中管理で情報収集が可能になり、例えば1回/月の保守定期点検用のデータ収集や、異常発生前の状態情報をまとめて異常発生原因の診断に活用できる。
また、情報収集条件検出後も所定時間の情報収集ができるので例えば空気調和装置の異常または変調が発生した場合にその前だけでなく後の状態情報が収集でき、不具合の原因調査に有効な情報を得ることができる。
また、収集した情報を記憶する際、時計から時刻、年、月、日、曜日等のデータを付加して時刻情報付きの収集データを作成することができるので収集したデータの保守、サービス情報としての付加価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空気調和装置の情報伝達装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1における情報伝達動作を示す流れ図である。
【図3】この発明の実施の形態2における情報伝達動作を示す流れ図である。
【図4】この発明の実施の形態3における情報伝達動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置、 2 集中管理装置、 3 遠隔監視装置、
4 専用回線、 5 公衆回線、 10、 第一の制御手段、
11,21 第一の伝達手段、 12 発信条件設定手段、
13 発信条件記憶手段、 14 情報登録記憶手段、
15 アクチュエータ出力手段、 16 センサ入力手段、
17 異常判定手段、 18 RAM(内部変数、情報)、
19 不揮発性メモリ、 20 第二の制御手段、
22 発信条件設定手段、 23 情報収集条件設定手段、
24 遠隔伝達条件設定手段、 25 表示手段、
26,36 第二の伝達手段、 27 遠隔通信先情報設定手段、
28,38 RAM、 29 不揮発性メモリ、
30 第三の制御手段、 35 表示手段、
37 受信先情報設定手段、 39 不揮発性メモリ、
40 時計。
Claims (17)
- 1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、前記空気調和装置から前記集中管理装置に発信される情報収集要求信号にもとづいて前記集中管理装置が前記空気調和装置の制御装置を介して前記空気調和装置の所定の情報を収集し、前記遠隔監視装置へ送信することを特徴とする空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記情報収集要求信号を発信するための発信条件を1ないし複数記憶する発信条件記憶手段を前記空気調和装置に設けると共に、前記発信条件を設定する発信条件設定手段を前記空気調和装置または集中管理装置あるいは遠隔監視装置に設けたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、情報収集条件を1ないし複数記憶する情報収集条件記憶手段を前記集中管理装置に設け、前記集中管理装置の判断にもとづいて前記空気調和装置から所定の情報を収集すると共に、収集した情報を前記遠隔監視装置へ送信することを特徴とする空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記遠隔監視装置への情報伝達を実施するかどうかの遠隔伝達条件を記憶する遠隔伝達条件記憶手段を前記集中管理装置に設け、前記遠隔伝達条件を満たす場合にのみ前記遠隔監視装置に情報を伝達することを特徴とする請求項1または請求項3記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記空気調和装置は、前記発信条件記憶手段の記憶内容にもとづく情報収集要求信号を発信した後、さらに所定期間経過により情報収集要求信号を発信することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記集中管理装置は、情報収集要求にもとづいて前記空気調和装置の情報を受けた後、所定期間定期的に運転情報を収集要求し、前記遠隔監視装置に転送することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記空気調和装置は、前記発信条件記憶手段の記憶内容毎に、情報収集要求に対して提供する情報を選択、登録し当該内容を記憶する提供情報登録記憶手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記情報収集要求に対して提供する情報は、前記発信条件記憶手段の記憶内容にもとづく情報収集要求信号の発信条件を満たした時点を起点として、その前の停止を含む運転状態の一定期間置きのデータを含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記情報収集要求に対して提供する情報は、運転状態として、冷媒系の圧力・温度、電気系の電圧・電流などのセンサ入力データ、圧縮機・送風機・弁などのアクチュエータ動作情報と共に、制御上の内部変数を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記情報収集要求に対して提供する情報は、前記発信条件記憶手段の記憶内容にもとづく情報収集要求信号の発信条件を満たした時点で、前記空気調和装置のRAMに保存している情報を不揮発メモリに移動し送信することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記情報収集条件は、異常停止時、センサ入力値の範囲、運転制御モードの開始および終了時、内部変数の範囲、アクチュエータ動作時および動作回数であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 前記集中管理装置は、収集した情報に、情報収集開始の時刻を基準にした時刻情報を付与する時刻情報付与手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の空気調和装置の情報伝達装置。
- 1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、前記空気調和装置から前記集中管理装置に発信される情報収集要求信号にもとづいて前記集中管理装置が前記空気調和装置の制御装置を介して前記空気調和装置の所定の情報を収集し、前記遠隔監視装置へ送信することを特徴とする空気調和装置の情報伝達方法。
- 1ないし複数台の空気調和装置と、前記空気調和装置に第1の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置の運転状態を示す情報を収集する集中管理装置と、前記集中管理装置に公衆回線などの第2の伝送線を介して接続され、前記空気調和装置を遠隔監視する遠隔監視装置とを備えた空気調和装置の情報伝達装置において、情報収集条件を1ないし複数記憶する情報収集条件記憶手段を前記集中管理装置に設け、前記集中管理装置の判断にもとづいて前記空気調和装置から所定の情報を収集すると共に、収集した情報を前記遠隔監視装置へ送信することを特徴とする空気調和装置の情報伝達方法。
- 前記集中管理装置は、情報収集要求にもとづいて前記空気調和装置の情報を受けた後、所定期間定期的に運転情報を収集要求し、前記遠隔監視装置に転送することを特徴とする請求項13記載の空気調和装置の情報伝達方法。
- 前記情報収集要求に対して提供する情報は、前記発信条件記憶手段の記憶内容にもとづく情報収集要求信号の発信条件を満たした時点を起点として、その前の停止を含む運転状態の一定期間置きのデータを含むことを特徴とする請求項13または請求項14記載の空気調和装置の情報伝達方法。
- 前記集中管理装置は、収集した情報に、情報収集開始の時刻を基準にした時刻情報を付与することを特徴とする請求項13または請求項14記載の空気調和装置の情報伝達方法。
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