JP2004253171A - 押し釦装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、簡便にして容易に安定した高精度な切換操作を実現したうえで、組立て作業性の向上を図り得るようにすることにある。
【解決手段】釦本体14のスイッチ操作部141の周囲に操作量を規制する第1の規制部142、その操作位置における傾き角を規制するの第2の規制部143、スイッチ12に対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する第3の規制部147、及び釦本体14をスイッチ操作位置から初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性変形部146を釦本体14に形成して、この釦本体14を印刷配線板11に搭載されたスイッチ12に押圧操作自在に組付け配置するように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】釦本体14のスイッチ操作部141の周囲に操作量を規制する第1の規制部142、その操作位置における傾き角を規制するの第2の規制部143、スイッチ12に対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する第3の規制部147、及び釦本体14をスイッチ操作位置から初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性変形部146を釦本体14に形成して、この釦本体14を印刷配線板11に搭載されたスイッチ12に押圧操作自在に組付け配置するように構成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば入院患者等の被介護人が看護師を呼んだりするのに用いられるナースコール装置等の電子機器に用いられる押し釦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の押し釦装置は、ケースに対してフレーム部材を取付けて、フレーム部材には、スイッチの作動部が連結される。そして、上記フレーム部材には、押し釦が、ケースの外部側より押圧操作可能に組み合わされる(特許文献1参照。)。
【0003】
上記構成により、押し釦は、ケースから突出された先端部が押圧されると、フレーム部材が、その弾性力に抗して押圧されてスイッチの作動部を動作させる。そして、押し釦は、その押圧操作が解除されると、フレーム部材の復帰力により、初期位置に復帰され、ここに、スイッチの作動部の動作が解除される。
【0004】
ところが、上記押し釦装置では、その構造上、押し釦の押圧操作時、力を入れすぎて、押し込み量が多すぎると、スイッチの作動部を破損したり、その押圧操作方向によっては、スイッチが動作しなかったりする虞を有し、その切換操作性が劣るという不具合を有する。
【0005】
また、これによると、複数の構成部品で構成されるために、その組立て作業が非常に面倒であるという問題も有する。
【0006】
【特許文献1】
実開平5―50630号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の押し釦装置では、その切換操作性が劣り、しかも、組立て作業が面倒であるという不都合を有する。
【0008】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡便にして容易に安定した高精度な切換操作を実現し得、且つ、組立て作業性の向上を図り得るようにした押し釦装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、スイッチに対向して押圧操作自在に配される前記スイッチを切り換えるスイッチ操作部が形成された釦本体と、この釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作量を規制する複数の第1の規制部と、前記釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作位置における傾き角を規制する複数の第2の規制部と、前記釦本体を前記スイッチに対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する複数の第3の規制部と、この複数の第3の規制部を前記釦本体に弾性変形自在に支持するものであって、前記釦本体をスイッチ操作位置から前記初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性復帰部とを備えて押し釦装置を構成した。
【0010】
上記構成によれば、釦本体は、第1の規制部により、操作量が規制され、第2の規制部により、操作位置における傾き角が規制され、第3の規制部により、スイッチに対する初期位置が規制されることにより、そのスイッチ操作部による高精度なスイッチ切換操作を実現する。そして、釦本体は、操作位置において、押圧操作が解除されると、第3の規制部及び弾性復帰部により、協働して初期位置に押圧操作自在に復帰される。従って、釦本体を、スイッチに対向配置させて組付けるだけの簡単な組立て作業を実現したうえで、信頼性の高い高精度なスイッチ切換操作を実現することができる。
【0011】
また、この発明は、前記スイッチ操作部を、操作面を略球面形状に形成するように構成した。これによれば、釦本体の押圧操作に連動して、スイッチ操作部は、スイッチに対して点接触することにより、高精度なスイッチ切換操作が可能となる。
【0012】
また、この発明は、さらに、前記釦本体に取付方向を規制する逆取付防止部を設けて構成した。これによれば、逆取付防止部の作用により、釦本体は、所望の向きに正確に取付けることが可能となり、組立て作業性の向上が図れる。
【0013】
また、この発明は、前記弾性復帰部を、前記スイッチ操作部の周囲に複数の弾性変形部を設けて構成した。これによれば、釦本体は、操作位置において、複数の弾性変形部により、均一的に付勢力が付与されて所望の姿勢を保ちつつ初期位置に復帰される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、この発明の一実施の形態に係る押し釦装置を示すもので、機器本体10は、例えばナースコール装置を構成し、その内部には、印刷配線板11が内装される。この印刷配線板11には、例えばタクトスイッチと称するスイッチ12が搭載され、このスイッチ12を介して実装された電子回路が、選択的に切換設定される。
【0016】
上記機器本体10には、カバー部材13が被着される。このカバー部材13には、釦取付孔131が上記印刷配線板11のスイッチ12に対向して設けられ、この釦取付孔131には、釦本体14が押圧操作自在に挿着される。ここで、釦本体14は、その周縁部が釦取付孔131の周縁部に対向されて離脱が防止される。
【0017】
釦本体14は、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて図2及び図3に示すように直方体形状をした有底筒状に樹脂成形されて形成され、その開口側の周縁部に鍔部140が形成される。この鍔部140は、上記カバー部材13の釦取付孔131の周縁の内壁に対向され、釦本体14のカバー部材13の釦取付孔131からの離脱を阻止する。
【0018】
上記釦本体14には、その底面にスイッチ操作部141が上記スイッチ12の被操作部121に対応して突出されて設けられる。このスイッチ操作部141は、そのスイッチ接触面が略球形状に形成され、例えば図4に示すようにスイッチ12の被操作部121に対して、若干、傾斜されて当接した場合においても、該被操作部121に対して点接触される。
【0019】
これにより、スイッチ12は、その被操作部121の安定した高精度な切換操作が行われる。例えばタクトスイッチ構造の場合には、スイッチ操作部141がスイッチ12の被操作部121を軸方向に対して斜め横から押したりすると、破損したりする虞があるが、略球形状のスイッチ操作部141が点接触されることにより、その破損を効果的に防止することができる。
【0020】
また、釦本体14の底面には、スイッチ操作部141の周囲に複数、例えば該スイッチ操作部141を挟んで2箇所、操作量規制用の第1の規制部142が、スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出して設けられる。
【0021】
さらに、釦本体14の開口側先端部には、複数、例えば四隅角部の4箇所に傾き角規制用の第2の規制部143がスイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出されて設けられる。この第2の規制部143は、例えば図5に示すように釦本体14の押圧位置が、一方側に偏ってしまったような場合に、選択的に印刷配線板11上に当接して傾き角を所望の角度に規制する。
【0022】
また、釦本体14の開口側端部の対向する二辺には、その略中央部に取付部144が、それぞれ上記スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出されて設けられる。そして、この取付部144間には、例えば略長方形形状の枠状部145の長辺の略中央部が連結される。
【0023】
枠状部145には、例えば上記取付部144の両端部の計、4箇所に弾性復帰部を構成する略湾曲形状の弾性変形部146がそれぞれ設けられ、その四隅角部にそれぞれ初期位置規制用の第3の規制部147が、上記スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出して形成される。この第3の規制部147は、釦本体14の初期位置において、上記弾性変形部146の作用により上記印刷配線板11上に弾性を有して当接されて、該釦本体14を、押圧操作可能な初期位置に位置決めする。
【0024】
また、上記釦本体14には、組立て方向を規制する逆取付防止部を構成する逆取付防止リブ148が、その底面の外壁に設けられる表示部149に対応して形成される。
【0025】
逆取付防止リブ148は、例えば上記カバー部材13の釦取付孔131に設けられる図示しない溝部に対応されて、該溝部(図示せず)に収容される。これにより、釦本体14は、上記表示部149が所望の方向に向いた状態で、釦本体14が機器本体10内に取付配置される。
【0026】
上記構成において、釦本体14は、そのスイッチ操作部141を機器本体10内に収容された印刷配線板11のスイッチ12に対向させて載置する。この状態で、機器本体10上には、カバー部材13が、その釦取付孔131に釦本体14が挿通されて被着される。この際、釦本体14は、その逆取付防止リブ148がカバー部材13の釦取付孔131の溝部(図示せず)に挿入されるように取付向きを調整して、その表示部149がカバー部材13に対する正規の向きに取付けられる。
【0027】
この組立て状態において、釦本体14は、その鍔部140がカバー部材13の釦取付孔131の周縁の内壁に対向されて、該釦取付孔131からの離脱が防止された状態で、その枠状部145の第3の規制部147が、印刷配線板11上に弾性変形部146の作用により弾性を有して当接されて、その押圧操作可能な初期位置に位置規制される。
【0028】
そして、釦本体14は、押圧操作されると、枠状部145の弾性変形部146の付勢力に抗して押し込まれて、スイッチ操作部141がスイッチ12の被操作部121を押圧操作する。この際、釦本体14は、その第1の規制部142が印刷配線板11上に当接されて、スイッチ操作部141の操作量が所望の値に設定され、その第2の規制部143が、印刷配線板11上に当接して操作位置における傾き角が所望の値に設定される。
【0029】
上記釦本体14のスイッチ操作部141は、上述したようにスイッチ12の被操作部121に対して点接触で当接されて、該スイッチ12の被操作部121を、確実に切換設定する。
【0030】
この操作位置において、釦本体14は、その第3の規制部147が印刷配線板11上に当接されることにより、枠状部145の弾性変形部146が変形され、該弾性変形部146及び第3の規制部147を介して復帰方向に付勢力が付与される。これにより、釦本体14は、その押圧操作が解放されると、枠状部145の弾性変形部146及び第3の規制部147により、押圧操作可能な初期位置に復帰される。
【0031】
このように、上記押し釦装置は、釦本体14のスイッチ操作部141の周囲に操作量を規制する第1の規制部142、その操作位置における傾き角を規制するの第2の規制部143、スイッチ12に対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する第3の規制部147、及び釦本体14をスイッチ操作位置から初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性変形部146を釦本体14に形成して、この釦本体14を印刷配線板11に搭載されたスイッチ12に押圧操作自在に組付け配置するように構成した。
【0032】
これによれば、釦本体14は、その第1の規制部142により、操作量が規制され、その第2の規制部143により、操作位置における傾き角が規制され、その第3の規制部147により、スイッチ12に対する初期位置が規制されることにより、そのスイッチ操作部141による高精度なスイッチ切換操作が実現される。そして、釦本体14は、操作位置において、その押圧操作が解除されると、第3の規制部147及び弾性変形部146により、協働して初期位置に復帰される。
【0033】
これにより、釦本体14を、スイッチ12に対向させて組付け配置するだけの簡単な組立て作業が実現され、しかも、信頼性の高い高精度なスイッチ切換操作が実現される。
【0034】
なお、上記実施の形態では、第1の規制部142を2箇所、第2の規制部143を4箇所、第3の規制部147を4箇所、弾性変形部146を4箇所、釦本体に設けるように構成した場合で説明したが、この数に限ることなく、第1の規制部142を2箇所以上の複数箇所、第2の規制部143を2箇所以上の複数箇所、第3の規制部147を2箇所以上の複数箇所、弾性変形部146を複数箇所に設けるように構成することも可能である。
【0035】
また、上記実施の形態では、釦本体14を略直方体形状をした有底筒状に形成して構成した場合について説明したが、この形状構造に限ることなく、その他、各種の形状の釦本体においても適用可能である。
【0036】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0037】
例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、簡便にして容易に安定した高精度な切換操作を実現し得、且つ、組立て作業性の向上を図り得るようにした押し釦装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る押し釦装置を示した一部断面図である。
【図2】図1の釦本体を、機器本体から取り出して押圧操作側より見た状態を示した斜視図である。
【図3】図1の釦本体を、機器本体から取り出して機器本体側より見た状態を示した斜視図である。
【図4】図1の釦本体のスイッチ操作部とスイッチの被操作部との関係を示した図である。
【図5】図1の釦本体を一方方向に偏った位置より押圧操作した状態を示した一部断面図である。
【符号の説明】
10 … 機器本体
11 … 印刷配線基板
12 … スイッチ
121 … 被操作部
13 … カバー部材
131 … 釦取付孔
14 … 釦本体
140 … 鍔部
141 … スイッチ操作部
142 … 第1の規制部
143 … 第2の規制部
144 … 取付部
145 … 枠状部
146 … 弾性変形部
147 … 第3の規制部
148 … 逆取付防止リブ
149 … 表示部
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば入院患者等の被介護人が看護師を呼んだりするのに用いられるナースコール装置等の電子機器に用いられる押し釦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の押し釦装置は、ケースに対してフレーム部材を取付けて、フレーム部材には、スイッチの作動部が連結される。そして、上記フレーム部材には、押し釦が、ケースの外部側より押圧操作可能に組み合わされる(特許文献1参照。)。
【0003】
上記構成により、押し釦は、ケースから突出された先端部が押圧されると、フレーム部材が、その弾性力に抗して押圧されてスイッチの作動部を動作させる。そして、押し釦は、その押圧操作が解除されると、フレーム部材の復帰力により、初期位置に復帰され、ここに、スイッチの作動部の動作が解除される。
【0004】
ところが、上記押し釦装置では、その構造上、押し釦の押圧操作時、力を入れすぎて、押し込み量が多すぎると、スイッチの作動部を破損したり、その押圧操作方向によっては、スイッチが動作しなかったりする虞を有し、その切換操作性が劣るという不具合を有する。
【0005】
また、これによると、複数の構成部品で構成されるために、その組立て作業が非常に面倒であるという問題も有する。
【0006】
【特許文献1】
実開平5―50630号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の押し釦装置では、その切換操作性が劣り、しかも、組立て作業が面倒であるという不都合を有する。
【0008】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡便にして容易に安定した高精度な切換操作を実現し得、且つ、組立て作業性の向上を図り得るようにした押し釦装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、スイッチに対向して押圧操作自在に配される前記スイッチを切り換えるスイッチ操作部が形成された釦本体と、この釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作量を規制する複数の第1の規制部と、前記釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作位置における傾き角を規制する複数の第2の規制部と、前記釦本体を前記スイッチに対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する複数の第3の規制部と、この複数の第3の規制部を前記釦本体に弾性変形自在に支持するものであって、前記釦本体をスイッチ操作位置から前記初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性復帰部とを備えて押し釦装置を構成した。
【0010】
上記構成によれば、釦本体は、第1の規制部により、操作量が規制され、第2の規制部により、操作位置における傾き角が規制され、第3の規制部により、スイッチに対する初期位置が規制されることにより、そのスイッチ操作部による高精度なスイッチ切換操作を実現する。そして、釦本体は、操作位置において、押圧操作が解除されると、第3の規制部及び弾性復帰部により、協働して初期位置に押圧操作自在に復帰される。従って、釦本体を、スイッチに対向配置させて組付けるだけの簡単な組立て作業を実現したうえで、信頼性の高い高精度なスイッチ切換操作を実現することができる。
【0011】
また、この発明は、前記スイッチ操作部を、操作面を略球面形状に形成するように構成した。これによれば、釦本体の押圧操作に連動して、スイッチ操作部は、スイッチに対して点接触することにより、高精度なスイッチ切換操作が可能となる。
【0012】
また、この発明は、さらに、前記釦本体に取付方向を規制する逆取付防止部を設けて構成した。これによれば、逆取付防止部の作用により、釦本体は、所望の向きに正確に取付けることが可能となり、組立て作業性の向上が図れる。
【0013】
また、この発明は、前記弾性復帰部を、前記スイッチ操作部の周囲に複数の弾性変形部を設けて構成した。これによれば、釦本体は、操作位置において、複数の弾性変形部により、均一的に付勢力が付与されて所望の姿勢を保ちつつ初期位置に復帰される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、この発明の一実施の形態に係る押し釦装置を示すもので、機器本体10は、例えばナースコール装置を構成し、その内部には、印刷配線板11が内装される。この印刷配線板11には、例えばタクトスイッチと称するスイッチ12が搭載され、このスイッチ12を介して実装された電子回路が、選択的に切換設定される。
【0016】
上記機器本体10には、カバー部材13が被着される。このカバー部材13には、釦取付孔131が上記印刷配線板11のスイッチ12に対向して設けられ、この釦取付孔131には、釦本体14が押圧操作自在に挿着される。ここで、釦本体14は、その周縁部が釦取付孔131の周縁部に対向されて離脱が防止される。
【0017】
釦本体14は、例えばABS樹脂等の樹脂材料を用いて図2及び図3に示すように直方体形状をした有底筒状に樹脂成形されて形成され、その開口側の周縁部に鍔部140が形成される。この鍔部140は、上記カバー部材13の釦取付孔131の周縁の内壁に対向され、釦本体14のカバー部材13の釦取付孔131からの離脱を阻止する。
【0018】
上記釦本体14には、その底面にスイッチ操作部141が上記スイッチ12の被操作部121に対応して突出されて設けられる。このスイッチ操作部141は、そのスイッチ接触面が略球形状に形成され、例えば図4に示すようにスイッチ12の被操作部121に対して、若干、傾斜されて当接した場合においても、該被操作部121に対して点接触される。
【0019】
これにより、スイッチ12は、その被操作部121の安定した高精度な切換操作が行われる。例えばタクトスイッチ構造の場合には、スイッチ操作部141がスイッチ12の被操作部121を軸方向に対して斜め横から押したりすると、破損したりする虞があるが、略球形状のスイッチ操作部141が点接触されることにより、その破損を効果的に防止することができる。
【0020】
また、釦本体14の底面には、スイッチ操作部141の周囲に複数、例えば該スイッチ操作部141を挟んで2箇所、操作量規制用の第1の規制部142が、スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出して設けられる。
【0021】
さらに、釦本体14の開口側先端部には、複数、例えば四隅角部の4箇所に傾き角規制用の第2の規制部143がスイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出されて設けられる。この第2の規制部143は、例えば図5に示すように釦本体14の押圧位置が、一方側に偏ってしまったような場合に、選択的に印刷配線板11上に当接して傾き角を所望の角度に規制する。
【0022】
また、釦本体14の開口側端部の対向する二辺には、その略中央部に取付部144が、それぞれ上記スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出されて設けられる。そして、この取付部144間には、例えば略長方形形状の枠状部145の長辺の略中央部が連結される。
【0023】
枠状部145には、例えば上記取付部144の両端部の計、4箇所に弾性復帰部を構成する略湾曲形状の弾性変形部146がそれぞれ設けられ、その四隅角部にそれぞれ初期位置規制用の第3の規制部147が、上記スイッチ操作部方向(押圧操作方向)に突出して形成される。この第3の規制部147は、釦本体14の初期位置において、上記弾性変形部146の作用により上記印刷配線板11上に弾性を有して当接されて、該釦本体14を、押圧操作可能な初期位置に位置決めする。
【0024】
また、上記釦本体14には、組立て方向を規制する逆取付防止部を構成する逆取付防止リブ148が、その底面の外壁に設けられる表示部149に対応して形成される。
【0025】
逆取付防止リブ148は、例えば上記カバー部材13の釦取付孔131に設けられる図示しない溝部に対応されて、該溝部(図示せず)に収容される。これにより、釦本体14は、上記表示部149が所望の方向に向いた状態で、釦本体14が機器本体10内に取付配置される。
【0026】
上記構成において、釦本体14は、そのスイッチ操作部141を機器本体10内に収容された印刷配線板11のスイッチ12に対向させて載置する。この状態で、機器本体10上には、カバー部材13が、その釦取付孔131に釦本体14が挿通されて被着される。この際、釦本体14は、その逆取付防止リブ148がカバー部材13の釦取付孔131の溝部(図示せず)に挿入されるように取付向きを調整して、その表示部149がカバー部材13に対する正規の向きに取付けられる。
【0027】
この組立て状態において、釦本体14は、その鍔部140がカバー部材13の釦取付孔131の周縁の内壁に対向されて、該釦取付孔131からの離脱が防止された状態で、その枠状部145の第3の規制部147が、印刷配線板11上に弾性変形部146の作用により弾性を有して当接されて、その押圧操作可能な初期位置に位置規制される。
【0028】
そして、釦本体14は、押圧操作されると、枠状部145の弾性変形部146の付勢力に抗して押し込まれて、スイッチ操作部141がスイッチ12の被操作部121を押圧操作する。この際、釦本体14は、その第1の規制部142が印刷配線板11上に当接されて、スイッチ操作部141の操作量が所望の値に設定され、その第2の規制部143が、印刷配線板11上に当接して操作位置における傾き角が所望の値に設定される。
【0029】
上記釦本体14のスイッチ操作部141は、上述したようにスイッチ12の被操作部121に対して点接触で当接されて、該スイッチ12の被操作部121を、確実に切換設定する。
【0030】
この操作位置において、釦本体14は、その第3の規制部147が印刷配線板11上に当接されることにより、枠状部145の弾性変形部146が変形され、該弾性変形部146及び第3の規制部147を介して復帰方向に付勢力が付与される。これにより、釦本体14は、その押圧操作が解放されると、枠状部145の弾性変形部146及び第3の規制部147により、押圧操作可能な初期位置に復帰される。
【0031】
このように、上記押し釦装置は、釦本体14のスイッチ操作部141の周囲に操作量を規制する第1の規制部142、その操作位置における傾き角を規制するの第2の規制部143、スイッチ12に対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する第3の規制部147、及び釦本体14をスイッチ操作位置から初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性変形部146を釦本体14に形成して、この釦本体14を印刷配線板11に搭載されたスイッチ12に押圧操作自在に組付け配置するように構成した。
【0032】
これによれば、釦本体14は、その第1の規制部142により、操作量が規制され、その第2の規制部143により、操作位置における傾き角が規制され、その第3の規制部147により、スイッチ12に対する初期位置が規制されることにより、そのスイッチ操作部141による高精度なスイッチ切換操作が実現される。そして、釦本体14は、操作位置において、その押圧操作が解除されると、第3の規制部147及び弾性変形部146により、協働して初期位置に復帰される。
【0033】
これにより、釦本体14を、スイッチ12に対向させて組付け配置するだけの簡単な組立て作業が実現され、しかも、信頼性の高い高精度なスイッチ切換操作が実現される。
【0034】
なお、上記実施の形態では、第1の規制部142を2箇所、第2の規制部143を4箇所、第3の規制部147を4箇所、弾性変形部146を4箇所、釦本体に設けるように構成した場合で説明したが、この数に限ることなく、第1の規制部142を2箇所以上の複数箇所、第2の規制部143を2箇所以上の複数箇所、第3の規制部147を2箇所以上の複数箇所、弾性変形部146を複数箇所に設けるように構成することも可能である。
【0035】
また、上記実施の形態では、釦本体14を略直方体形状をした有底筒状に形成して構成した場合について説明したが、この形状構造に限ることなく、その他、各種の形状の釦本体においても適用可能である。
【0036】
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【0037】
例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、簡便にして容易に安定した高精度な切換操作を実現し得、且つ、組立て作業性の向上を図り得るようにした押し釦装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る押し釦装置を示した一部断面図である。
【図2】図1の釦本体を、機器本体から取り出して押圧操作側より見た状態を示した斜視図である。
【図3】図1の釦本体を、機器本体から取り出して機器本体側より見た状態を示した斜視図である。
【図4】図1の釦本体のスイッチ操作部とスイッチの被操作部との関係を示した図である。
【図5】図1の釦本体を一方方向に偏った位置より押圧操作した状態を示した一部断面図である。
【符号の説明】
10 … 機器本体
11 … 印刷配線基板
12 … スイッチ
121 … 被操作部
13 … カバー部材
131 … 釦取付孔
14 … 釦本体
140 … 鍔部
141 … スイッチ操作部
142 … 第1の規制部
143 … 第2の規制部
144 … 取付部
145 … 枠状部
146 … 弾性変形部
147 … 第3の規制部
148 … 逆取付防止リブ
149 … 表示部
Claims (4)
- スイッチに対向して押圧操作自在に配される前記スイッチを切り換えるスイッチ操作部が形成された釦本体と、
この釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作量を規制する複数の第1の規制部と、
前記釦本体のスイッチ操作部の周囲に形成され、前記釦本体の操作位置における傾き角を規制する複数の第2の規制部と、
前記釦本体を前記スイッチに対する初期位置に押圧操作自在に位置規制する複数の第3の規制部と、
この複数の第3の規制部を前記釦本体に弾性変形自在に支持するものであって、前記釦本体をスイッチ操作位置から前記初期位置に復帰させる付勢力を付与する弾性復帰部と
を具備することを特徴とする押し釦装置。 - 前記スイッチ操作部は、操作面が略球面形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の押し釦装置。
- さらに、前記釦本体に取付方向を規制する逆取付防止部が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の押し釦装置。
- 前記弾性復帰部は、前記スイッチ操作部の周囲に複数の弾性変形部が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の押し釦装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003039887A JP2004253171A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 押し釦装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003039887A JP2004253171A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 押し釦装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004253171A true JP2004253171A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33023935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003039887A Pending JP2004253171A (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 押し釦装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004253171A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009032627A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Kyocera Corp | 電子機器 |
-
2003
- 2003-02-18 JP JP2003039887A patent/JP2004253171A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009032627A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-02-12 | Kyocera Corp | 電子機器 |
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