JP2004254363A - 無停電電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直交変換器22が故障している状態で入力端子2,3に入力される交流電力が異常になった場合には、入力切断スイッチ11を開き且つバイパス切替スイッチ14を閉じるとともに、交直変換器22に直交変換動作をさせて、この交流電力をバイパス切替スイッチ14を介して出力端子4,5から出力する。交直変換器22が故障した場合には、入力切断スイッチ11およびバイパス切替スイッチ14を閉じるとともに、直交変換器34に交直変換動作をさせて、この直流電力でバッテリ31を充電する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば商用交流電源と負荷機器との間に接続され、商用交流電源から供給される交流電力が停電などで異常な状態になると、予めバッテリに蓄電しておいた電力に基づいて負荷機器へ交流電力を供給する無停電電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、入力端子に入力される交流電力をコンバータ部で直流電力へ変換し、この直流電力をインバータ部で交流電力へ変換し、この変換した交流電力を出力端子から出力する三相の無停電電源装置が開示されている。また、特許文献1記載の無停電電源装置では、入力端子と出力端子とは、バイパス切替スイッチで接続されている。さらに、この無停電電源装置では、三角波と、検出電圧とを比較してコンバータ部への制御信号を生成するとともに、三角波と、検出電圧とを比較してインバータ部への制御信号を生成する。そして、出力端子に接続される負荷機器へ電力を供給する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−084679号公報(図1、図10、発明の実施の形態の欄)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特許文献1に記載される従来の無停電電源装置では、交直変換器としてのコンバータ部あるいは直交変換器としてのインバータ部の中のいずれか一方が故障してしまうと、負荷機器への給電を停止するか、あるいは、電力のバックアップを伴わないオフライン運転モードへ切り替えるしかない。
【0005】
その結果、従来の無停電電源装置では、交直変換器あるいは直交変換器の中のいずれか一方が故障してしまうと、それ以上、バックアップ電力を供給する無停電電源装置として、利用することができない。
【0006】
本発明は、交直変換器あるいは直交変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を供給する無停電電源装置として利用することができる無停電電源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無停電電源装置は、交流電力が入力される入力端子と、入力端子に接続される交直変換器と、交直変換器に接続される一対のレール配線と、一対のレール配線に接続される直交変換器と、直交変換器が接続される出力端子と、一対のレール配線に接続されるバッテリと、入力端子と交直変換器との間の入力側分岐点と、出力端子と直交変換器との間の出力側分岐点と、入力側分岐点と出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、入力端子と入力側分岐点との間に接続される入力切断スイッチと、バイパス切替スイッチおよび入力切断スイッチの開閉を制御するとともに、交直変換器および直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、マイクロコンピュータは、直交変換器が故障している状態で入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、入力切断スイッチを開き且つバイパス切替スイッチを閉じるとともに、交直変換器に、一対のレール配線を介してバッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力をバイパス切替スイッチを介して出力端子から出力するものである。
【0008】
この無停電電源装置は、直交変換器が故障している状態で入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、交直変換器が直交変換動作をし、この交直変換器が生成する交流電力をバイパス切替スイッチを介して出力端子から出力する。したがって、直交変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器へ供給することができる。
【0009】
本発明に係る他の無停電電源装置は、交流電力が入力される入力端子と、入力端子に接続される交直変換器と、交直変換器に接続される一対のレール配線と、一対のレール配線に接続される直交変換器と、直交変換器が接続される出力端子と、一対のレール配線に接続されるバッテリと、入力端子と交直変換器との間の入力側分岐点と、出力端子と直交変換器との間の出力側分岐点と、入力側分岐点と出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、バイパス切替スイッチの開閉を制御するとともに、交直変換器および直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、マイクロコンピュータは、交直変換器が故障した場合には、バイパス切替スイッチを閉じるとともに、直交変換器に、出力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力でバッテリを充電するものである。
【0010】
この無停電電源装置は、交直変換器が故障した場合には、直交変換器が交直変換動作をし、この直交変換器が生成する直流電力でバッテリを充電することができる。したがって、直交変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器へ供給することができる。
【0011】
本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、交流電力が入力される入力端子と、入力端子に接続される交直変換器と、交直変換器に接続される一対のレール配線と、一対のレール配線に接続される直交変換器と、直交変換器が接続される出力端子と、一対のレール配線に接続されるバッテリと、入力端子と交直変換器との間の入力側分岐点と、出力端子と直交変換器との間の出力側分岐点と、入力側分岐点と出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、入力端子と入力側分岐点との間に接続される入力切断スイッチと、バイパス切替スイッチおよび入力切断スイッチの開閉を制御するとともに、交直変換器および直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、マイクロコンピュータは、直交変換器が故障している状態で入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、入力切断スイッチを開き且つバイパス切替スイッチを閉じるとともに、交直変換器に、一対のレール配線を介してバッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力をバイパス切替スイッチを介して出力端子から出力し、交直変換器が故障した場合には、入力切断スイッチおよびバイパス切替スイッチを閉じるとともに、直交変換器に、出力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力でバッテリを充電するものである。
【0012】
この無停電電源装置は、直交変換器が故障している状態で入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、交直変換器が直交変換動作をし、この交直変換器が生成する交流電力をバイパス切替スイッチを介して出力端子から出力する。また、交直変換器が故障した場合には、直交変換器が交直変換動作をし、この直交変換器が生成する直流電力でバッテリを充電することができる。したがって、直交変換器および直交変換器の中の少なくとも一方が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器へ供給することができる。
【0013】
本発明に係る他の無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、一対のレール配線の電圧を検出するレールトゥレール電圧検出器を設けるとともに、マイクロコンピュータには、レールトゥレール電圧検出器の検出電圧に基づいて、交流電力を直流電力へ変換するための第一制御パルスデータを生成する第一制御パルスデータ生成手段と、第一制御パルスデータを記憶する第一制御パルスデータレジスタと、直交変換器に設けられる直交変換トランジスタと、直交変換トランジスタへ制御パルスを出力する直交制御パルス用DAコンバータと、直交制御パルス用DAコンバータが制御パルスを生成するための制御パルスデータを記憶する直交制御パルスレジスタと、交直変換器が故障である場合に、第一制御パルスデータを直交制御パルスレジスタへ書き込む第一書込手段と、を設けるものである。
【0014】
この構成を採用すれば、レールトゥレール電圧に基づいて生成される、交流電力を直流電力へ変換するための第一制御パルスデータによる制御パルスを、直交変換器に設けられる直交変換トランジスタへ入力することができる。したがって、直交変換器は、交直変換動作をする。
【0015】
第一書込手段を有する本発明の無停電電源装置は、さらに、マイクロコンピュータには、第一書込手段が第一制御パルスデータの書込先として参照する第一書込アドレスレジスタと、交直変換器の故障時の動作モードにおいて、第一制御パルスデータの書込先として、直交制御パルスレジスタのアドレスを記憶するモードテーブルと、レールトゥレール電圧検出器の検出電圧に基づいて交直変換器が故障していると判断すると、モードテーブルに記憶されているアドレスを第一書込アドレスレジスタへ書き込む動作モード制御手段と、を備えるものである。
【0016】
この構成を採用すれば、第一書込アドレスレジスタに記憶されるアドレスを、直交制御パルスレジスタのアドレスとすることで、直交変換器による交直変換動作を開始することができる。したがって、電磁スイッチを開閉することで、常時商用運転モードと常時商用バックアップ運転モードとの間で切り替える、従来の無停電電源装置に比べて、格段に短期間にバックアップ電力の供給を開始することができる。
【0017】
本発明に係る他の無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、交直変換器と入力端子との間には、第一コネクタが設けられ、且つ、交直変換器と一対のレール配線との間には、第二コネクタが設けられているものである。
【0018】
この構成を採用すれば、故障した交直変換器を第一コネクタおよび第二コネクタから外し、新たな交直変換器を第一コネクタおよび第二コネクタへ接続することで、交直変換器を交換することができる。したがって、入力電力を常時商用運転にて負荷機器へ供給しながら、交直変換器をオンライン交換することができる。
【0019】
本発明に係る他の無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、マイクロコンピュータは、交直変換器が故障している状態で入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、バイパス切替スイッチおよび入力切断スイッチの中の少なくとも一方を開くともに、直交変換器に、一対のレール配線を介してバッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力を出力端子から出力するものである。
【0020】
この構成を採用すれば、直交変換器の直交変換動作によってバッテリに蓄電されている蓄電電力を、交流電力へ変換し、出力端子から出力することができる。したがって、直交変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器へ供給することができる。
【0021】
本発明に係る無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、出力側分岐点の電圧を検出する出力電圧検出器を設けるとともに、マイクロコンピュータには、出力電圧検出器の検出電圧に基づいて、直流電力を交流電力へ変換するための第二制御パルスデータを生成する第二制御パルスデータ生成手段と、第二制御パルスデータを記憶する第二制御パルスデータレジスタと、直交変換器に設けられる直交変換トランジスタと、直交変換トランジスタへ制御パルスを出力する直交制御パルス用DAコンバータと、直交制御パルス用DAコンバータが制御パルスを生成するためにデータを読み取る制御パルスデータを記憶する直交制御パルスレジスタと、直交変換器が故障である場合に、第二制御パルスデータを交直制御パルスレジスタへ書き込む第二書込手段と、を設けるものである。
【0022】
この構成を採用すれば、出力電圧に基づいて生成される、直流電力を交流電力へ変換するための第二制御パルスデータによる制御パルスを、交直変換器に設けられる交直変換トランジスタへ入力することができる。したがって、交直変換器は、直交変換動作をする。
【0023】
第二書込手段を備える本発明に係る無停電電源装置は、さらに、マイクロコンピュータには、第二書込手段が第二制御パルスデータの書込先として参照する第二書込アドレスレジスタと、直交変換器の故障時の動作モードにおいて、第二制御パルスデータの書込先として、交直制御パルスレジスタのアドレスを記憶するモードテーブルと、出力電圧検出器の検出電圧に基づいて直交変換器が故障していると判断すると、モードテーブルに記憶されているアドレスを第二書込アドレスレジスタへ書き込む動作モード制御手段と、を備えるものである。
【0024】
この構成を採用すれば、第二書込アドレスレジスタに記憶されるアドレスを、交直制御パルスレジスタのアドレスとすることで、交直変換器による直交変換動作を開始することができる。したがって、電磁スイッチを開閉することで、常時商用運転モードと常時商用バックアップ運転モードとの間で切り替える、従来の無停電電源装置に比べて、格段に短期間にバックアップ電力の供給を開始することができる。
【0025】
本発明に係る無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、直交変換器と一対のレール配線との間には、第三コネクタが設けられ、且つ、直交変換器と出力端子との間には、第四コネクタが設けられているものである。
【0026】
この構成を採用すれば、故障した直交変換器を第三コネクタおよび第四コネクタから外し、新たな直交変換器を第三コネクタおよび第四コネクタへ接続することで、直交変換器を交換することができる。したがって、入力電力を常時商用運転にて負荷機器へ供給しながら、直交変換器をオンライン交換することができる。
【0027】
本発明に係る無停電電源装置および本発明に係るさらに他の無停電電源装置は、さらに、マイクロコンピュータは、直交変換器が故障した場合には、入力切断スイッチおよびバイパス切替スイッチを閉じるとともに、交直変換器に、入力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力でバッテリを充電するものである。
【0028】
この構成を採用すれば、交直変換器の交直変換動作によって入力端子から入力される交流電力を、直流電力へ変換し、バッテリを充電することができる。したがって、交直変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器へ供給することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置を、図面に基づいて説明する。
【0030】
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る無停電電源装置1を示す回路図である。
【0031】
無停電電源装置1は、一対の入力端子2,3と、一対の出力端子4,5と、を備える。
【0032】
一対の入力端子2,3には、商用交流電源6が接続されている。商用交流電源6は、交流電力を出力する。なお、一対の入力端子2,3には、商用交流電源6以外の交流電源、たとえば自家発電設備などを接続してもよい。
【0033】
一対の出力端子4,5には、負荷機器7が接続される。負荷機器7としては、たとえば、コンピュータ端末、ネットワーク機器、その他の電子機器などがある。
【0034】
一対の入力端子2,3の中の一方の入力端子2は、入力切断スイッチ11に接続される。入力切断スイッチ11は、入力側分岐点12に接続される。入力側分岐点12には、入力切替スイッチ13と、バイパス切替スイッチ14と、が接続されている。
【0035】
一対の入力端子2,3の中の他方の入力端子3は、無停電電源装置1のフレームグランド15に接続される。
【0036】
一対の出力端子4,5の中の一方の出力端子4は、出力側分岐点16に接続される。出力側分岐点16には、出力切替スイッチ17と、バイパス切替スイッチ14と、が接続されている。
【0037】
一対の出力端子4,5の中の他方の出力端子5は、無停電電源装置1のフレームグランド15に接続される。
【0038】
入力側分岐点12と出力側分岐点16とは、バイパス切替スイッチ14を介して接続されている。したがって、入力切断スイッチ11およびバイパス切替スイッチ14を閉じるように制御することで、一方の入力端子2と、一方の出力端子4とを直接に接続することができる。そして、この制御状態では、一対の入力端子2,3に入力される交流電力は、そのまま一対の出力端子4,5から出力される。なお、この制御状態を、常時商用運転と呼ぶこととする。
【0039】
入力切替スイッチ13は、第一コネクタ21を介して、交流を直流へ変換する交直変換器22に接続されている。交直変換器22は、第一交直変換トランジスタ41と、第一交直変換トランジスタ41と直列に接続される第二交直変換トランジスタ42と、第一交直変換トランジスタ41と第二交直変換トランジスタ42との接続点と第一コネクタ21との間に配置される交直変換コイル43と、を備える。また、第一交直変換トランジスタ41には、逆向きにダイオード44が接続されている。第二交直変換トランジスタ42には、逆向きにダイオード45が接続されている。そして、入力切替スイッチ13は、第一コネクタ21を介して交直変換コイル43に接続される。
【0040】
第一交直変換トランジスタ41は、第二コネクタ23および第一切断スイッチ24を介して、第一レール配線25に接続される。第二交直変換トランジスタ42は、第二コネクタ23および第二切断スイッチ26を介して、第二レール配線27に接続される。第一レール配線25と、第二レール配線27との間には、一対のコンデンサ28,29が直列に接続される。一対のコンデンサ28,29同士の接続点は、フレームグランド15に接続される。
【0041】
そして、第二交直変換トランジスタ42は、そのゲートに制御パルスが入力されると、オン状態とオフ状態との間で切り替わる。これにより、交直変換コイル43に、エネルギーが蓄積され、この蓄積されたエネルギーで、一方のコンデンサ28がプラスの電圧に充電される。この一方のコンデンサ28の充電電圧が、第一レール配線25のレール電圧となる。
【0042】
また、第一交直変換トランジスタ41は、そのゲートに制御パルスが入力されると、オン状態とオフ状態との間で切り替わる。これにより、交直変換コイル43に、エネルギーが蓄積され、この蓄積されたエネルギーで、他方のコンデンサ29がマイナスの電圧に充電される。この他方のコンデンサ29の充電電圧が、第二レール配線27のレール電圧となる。
【0043】
また、第一レール配線25と第二レール配線27との間には、所定の直流電圧を他の値の直流電圧へ変換する直直変換器30を介して、バッテリ31が接続されている。第一レール配線25のレール電圧と、第二レール配線27のレール電圧との電位差は、レールトゥレール電圧と呼ばれている。直直変換器30には、直直変換器30を充電モードと放電モードとの間で切り替える制御信号が入力される。充電モードでは、直直変換器30は、レールトゥレール電圧を、充電電圧へ変換する。この充電電圧で、バッテリ31は充電される。放電モードでは、直直変換器30は、バッテリ31の蓄電電圧を、所望のレールトゥレール電圧へ変換する。このレールトゥレール電圧は、第一レール配線25と、第二レール配線27とに供給される。これにより、一対のコンデンサ28,29を、所望のレールトゥレール電圧にすることができる。
【0044】
さらに、第一レール配線25は、第三切断スイッチ32および第三コネクタ33を介して、直流を交流へ変換する直交変換器34に接続されている。第二レール配線27は、第四切断スイッチ35および第三コネクタ33を介して、直交変換器34に接続されている。
【0045】
直交変換器34は、第一直交変換トランジスタ51と、第一直交変換トランジスタ51と直列に接続される第二直交変換トランジスタ52と、第一直交変換トランジスタ51と第二直交変換トランジスタ52との接続点と第四コネクタ36の間に配置される直交変換コイル53と、を備える。また、第一直交変換トランジスタ51には、逆向きにダイオード54が接続されている。第二直交変換トランジスタ52には、逆向きにダイオード55が接続されている。そして、第一レール配線25は、第一直交変換トランジスタ51に接続される。第二レール配線27は、第二直交変換トランジスタ52に接続される。
【0046】
そして、第一直交変換トランジスタ51は、そのゲートに制御パルスが入力されると、オン状態とオフ状態との間で切り替わる。これにより、直交変換コイル53を介して、プラスの電圧が直交変換器34から出力される。また、第二直交変換トランジスタ52は、そのゲートに制御パルスが入力されると、オン状態とオフ状態との間で切り替わる。これにより、直交変換コイル53を介して、マイナスの電圧が直交変換器34から出力される。したがって、第一直交変換トランジスタ51と、第二直交変換トランジスタ52とに、交互に制御パルスを供給することで、プラスの電圧とマイナスの電圧とで変化する交流電力を直交変換器34から出力することができる。
【0047】
なお、直交変換コイル53は、第四コネクタ36を介して、出力切替スイッチ17に接続される。したがって、入力切断スイッチ11、入力切替スイッチ13、第一切断スイッチ24から第四切断スイッチ35までの各切断スイッチおよび出力切替スイッチ17を閉じるように制御することで、一方の入力端子2と、一方の出力端子4とを、交直変換器22、一対のレール配線25,27、直交変換器34を介して、接続することができる。そして、この制御状態では、一対の入力端子2,3に入力される交流電力は、交直変換器22によって直流電力へ変換され、直交変換器34によって交流電力へ逆変換されて、一対の出力端子4,5から出力される。なお、この制御状態を、常時インバータ運転と呼ぶこととする。
【0048】
この実施の形態に係る無停電電源装置1は、さらに1チップデジタルシグナルプロセッサ(以下、DSPと記載する。)61を備える。このDSP61は、入力切断スイッチ11、入力切替スイッチ13、出力切替スイッチ17、バイパス切替スイッチ14、第一切断スイッチ24、第二切断スイッチ26、第三切断スイッチ32、第四切断スイッチ35へ切替信号を出力する。DSP61は、交直変換器22の第一交直変換トランジスタ41および第二交直変換トランジスタ42へ、制御パルスを出力する。DSP61は、直交変換器34の第一直交変換トランジスタ51および第二直交変換トランジスタ52へ、制御パルスを出力する。DSP61は、さらに直直変換器30へ制御信号を出力する。
【0049】
DSP61は、交直制御パルス用DAコンバータ71と、直交制御パルス用DAコンバータ72の2つのDAコンバータを備える。
【0050】
交直制御パルス用DAコンバータ71は、交直制御パルスレジスタ73を所定の周期毎に読み、その交直制御パルスレジスタ73に記憶されている制御パルスデータに基づく制御パルスを生成する。この交直制御パルス用DAコンバータ71が生成する制御パルスは、交直変換器22の第一交直変換トランジスタ41に入力される。
【0051】
また、交直制御パルス用DAコンバータ71が生成した制御パルスは、交直反転器74において反転され、第二交直変換トランジスタ42に入力される。これにより、第一交直変換トランジスタ41と、第二交直変換トランジスタ42とは、互いに逆相にて、オン状態とオフ状態の間で切り替えられる。
【0052】
たとえば、交直制御パルスレジスタ73に、「1000100010001000」なる制御パルスデータが記憶されているものとする。交直制御パルス用DAコンバータ71は、この制御パルスデータの一番左側の最上位ビットから順番に1ビットずつ周期的に読み込む。これにより、交直制御パルス用DAコンバータ71からは、「ハイ、ロー、ロー、ロー、ハイ、ロー、ロー、ロー、ハイ、ロー、ロー、ロー、ハイ、ロー、ロー、ロー」と変化する波形が出力される。これにより、交直制御パルス用DAコンバータ71の読込周期の4倍の周期を1周期とし、且つ、デューティ25%の制御パルスが、交直制御パルス用DAコンバータ71から出力されることになる。
【0053】
なお、交直制御パルス用DAコンバータ71は、制御パルスデータの一番右側の最下位ビットを読み込んだら、再度最上位ビットから順番に読み込む。これにより、交直制御パルス用DAコンバータ71からは、制御パルスが連続的に出力される。なお、交直制御パルス用DAコンバータ71は、「1」を読み込んだときに「ロー」を出力し、「0」を読み込んだときに「ハイ」を出力するようにしてもよい。また、交直反転器74で反転されると、先の例では、「ロー、ハイ、ハイ、ハイ、ロー、ハイ、ハイ、ハイ、・・・」となる波形が交直反転器74から出力される。
【0054】
直交制御パルス用DAコンバータ72は、直交制御パルスレジスタ75を所定の周期毎に読み、その直交制御パルスレジスタ75に記憶されている制御パルスデータに基づく制御パルスを生成する。この直交制御パルス用DAコンバータ72が生成する制御パルスは、直交変換器34の第一直交変換トランジスタ51に入力される。
【0055】
また、直交制御パルス用DAコンバータ72が生成した制御パルスは、直交反転器76において反転され、第二直交変換トランジスタ52に入力される。これにより、第一直交変換トランジスタ51と、第二直交変換トランジスタ52とは、互いに逆相にて、オン状態とオフ状態の間で切り替えられる。なお、直交制御パルス用DAコンバータ72の動作、直交制御パルスレジスタ75の動作、直交反転器76の動作は、先に説明した交直制御パルス用DAコンバータ71、交直制御パルスレジスタ73および交直反転器74の各動作と同一なものとなる。
【0056】
また、DSP61は、入力電圧ADコンバータ81と、レール電圧ADコンバータ82と、出力電圧ADコンバータ83との、3つのADコンバータを備える。
【0057】
入力電圧ADコンバータ81には、入力電圧検出器62からのアナログの検出電圧が入力される。入力電圧検出器62は、一方の入力端子2と入力切断スイッチ11との間で、一対の入力端子2,3に入力される電圧を検出する。入力電圧ADコンバータ81は、入力されるアナログの検出電圧を、所定のサンプリング周期毎にサンプリングし、そのサンプリングしたデジタルの入力電圧値を、入力電圧レジスタ84に記憶させる。
【0058】
レール電圧ADコンバータ82には、レールトゥレール電圧検出器63からのアナログの検出電圧が入力される。レールトゥレール電圧検出器63は、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26と、一対のコンデンサ28,29との間で、レールトゥレール電圧を検出する。レール電圧ADコンバータ82は、入力されるアナログの検出電圧を、所定のサンプリング周期毎にサンプリングし、そのサンプリングしたデジタルのレール電圧値を、レール電圧レジスタ85に記憶させる。
【0059】
レール電圧レジスタ85に記憶されるレール電圧値は、第一減算手段86において、目標電圧値と比較され演算される。第一減算手段86は、目標電圧値からレール電圧値を減算し、それを第一減算値として出力する。第一減算値は、第一減算値レジスタ87に記憶される。なお、このレール電圧の目標電圧値は、第一目標電圧レジスタ88に記憶されている。
【0060】
第一減算値レジスタ87に記憶される第一減算値に基づいて、第一制御パルスデータ生成手段89は、交流電力を直流電力へ変換するための第一制御パルスデータを生成する。第一制御パルスデータは、交流電力を直流電力へ変換するための制御パルスの周期、パルス幅などを指定するデータであり、例えば「1000100010001000」などのデータである。第一制御パルスデータは、第一制御パルスデータレジスタ90に記憶される。
【0061】
また、第一制御パルスデータ生成手段89は、第一減算値が大きいほど、値が「1」であるビットが多くなる第一制御パルスデータを生成する。また、値が「1」であるビットは、第一制御パルスデータにできるだけ均等に分散させる。また、値が「1」であるビットは、多くても3つ以上は並べないように、第一制御パルスデータに分散させる。
【0062】
第一制御パルスデータレジスタ90に記憶される第一制御パルスデータは、第一書込手段91によって、交直制御パルスレジスタ73あるいは直交制御パルスレジスタ75に書き込まれる。第一書込アドレスレジスタ92には、交直制御パルスレジスタ73のアドレスや、直交制御パルスレジスタ75のアドレスなどが記憶される。第一書込手段91は、第一書込アドレスレジスタ92に記憶されているアドレスを書込み先として読み込み、このアドレスに、第一制御パルスデータレジスタ90に記憶されている第一制御パルスデータを書き込む。
【0063】
したがって、第一書込アドレスレジスタ92に、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが記憶されている場合には、第一制御パルスデータが交直制御パルスレジスタ73に書き込まれる。そして、交直制御パルス用DAコンバータ71から第一交直変換トランジスタ41および第二交直変換トランジスタ42へ、第一制御パルスデータに基づく制御パルスが出力される。交直変換器22は、入力切替スイッチ13から入力される交流電圧を直流電圧へ変換する。この直流電圧がレールトゥレール電圧として、一対のレール配線25,27に供給される。
【0064】
また、第一書込アドレスレジスタ92に、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが記憶されている場合には、第一制御パルスデータが直交制御パルスレジスタ75に書き込まれる。そして、直交制御パルス用DAコンバータ72から第一直交変換トランジスタ51および第二直交変換トランジスタ52へ、第一制御パルスデータに基づく制御パルスが出力される。直交変換器34は、出力切替スイッチ17から入力される交流電圧を直流電圧へ変換する。この直流電圧がレールトゥレール電圧として、一対のレール配線25,27に供給される。
【0065】
出力電圧ADコンバータ83には、出力電圧検出器64からのアナログの検出電圧が入力される。出力電圧検出器64は、出力切替スイッチ17と、出力側分岐点16との間で、出力電圧を検出する。出力電圧ADコンバータ83は、入力されるアナログの検出電圧を、所定のサンプリング周期毎にサンプリングし、そのサンプリングしたデジタルの出力電圧値を、出力電圧レジスタ96に記憶させる。
【0066】
出力電圧レジスタ96に記憶される出力電圧値は、第二減算手段97において、目標電圧値と比較され演算される。第二減算手段97は、目標電圧値から出力電圧値を減算し、それを第二減算値として出力する。第二減算値は、第二減算値レジスタ98に記憶される。なお、この出力電圧の目標電圧値は、第二目標電圧レジスタ99に記憶されている。
【0067】
第二減算値レジスタ98に記憶される第二減算値に基づいて、第二制御パルスデータ生成手段100は、直流電力を交流電力へ変換するための第二制御パルスデータを生成する。第二制御パルスデータは、直流電力を交流電力へ変換するための制御パルスの周期、パルス幅などを指定するデータである。第二制御パルスデータは、第二制御パルスデータレジスタ101に記憶される。
【0068】
なお、第二制御パルスデータは、直流電力を交流電力へ変換するための制御パルスの周期、パルス幅などを指定するデータであり、例えば「1000100010001000」などのデータである。また、第二減算値が大きいほど、値が「1」であるビットが多くなる第二制御パルスデータを生成する。また、値が「1」であるビットは、正弦波に従った分布となるように第二制御パルスデータに分散させる。
【0069】
第二制御パルスデータレジスタ101に記憶される第二制御パルスデータは、第二書込手段102によって、交直制御パルスレジスタ73あるいは直交制御パルスレジスタ75に書き込まれる。第二書込アドレスレジスタ103には、交直制御パルスレジスタ73のアドレスや、直交制御パルスレジスタ75のアドレスなどが記憶される。第二書込手段102は、第二書込アドレスレジスタ103に記憶されているアドレスを書込み先として読み込み、このアドレスに、第二制御パルスデータレジスタ101に記憶されている第二制御パルスデータを書き込む。
【0070】
したがって、第二書込アドレスレジスタ103に、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが記憶されている場合には、第二制御パルスデータが交直制御パルスレジスタ73に書き込まれる。そして、交直制御パルス用DAコンバータ71から第一交直変換トランジスタ41および第二交直変換トランジスタ42へ、第二制御パルスデータに基づく制御パルスが出力される。交直変換器22は、レールトゥレール電圧を交流電圧へ変換する。この交流電圧は、入力切替スイッチ13を介して出力される。
【0071】
また、第二書込アドレスレジスタ103に、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが記憶されている場合には、第二制御パルスデータが直交制御パルスレジスタ75に書き込まれる。そして、直交制御パルス用DAコンバータ72から第一直交変換トランジスタ51および第二直交変換トランジスタ52へ、第二制御パルスデータに基づく制御パルスが出力される。直交変換器34は、レールトゥレール電圧を交流電圧へ変換する。この交流電圧は、出力切替スイッチ17を介して出力される。
【0072】
さらに、DSP61は、動作モード制御手段104と、モードテーブル105と、を備える。動作モード制御手段104には、リセットスイッチ65、交直変換器故障ランプ66、直交変換器故障ランプ67が接続される。
【0073】
モードテーブル105には、交直変換器22が故障した状態である交直変換器故障時の常時商用運転モードと、直交変換器34が故障した状態である直交変換器故障時の常時商用運転モードとの、2つの常時商用運転モードが定義されている。また、常時インバータ運転モードも定義されている。
【0074】
そして、常時インバータ運転モードでは、第一書込アドレスレジスタ92に書き込むアドレスとして、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが対応付けられているとともに、第二書込アドレスレジスタ103に書き込むアドレスとして、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが対応付けられている。
【0075】
交直変換器故障時の常時商用運転モードでは、第一書込アドレスレジスタ92に書き込むアドレスとして、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが対応付けられている。第二書込アドレスレジスタ103に書き込むアドレスとして、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが対応付けられている。
【0076】
直交変換器故障時の常時商用運転モードでは、第一書込アドレスレジスタ92に書き込むアドレスとして、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが対応付けられている。第二書込アドレスレジスタ103に書き込むアドレスとして、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが対応付けられている。
【0077】
次に、この動作モード制御手段104の制御に基づく、無停電電源装置1の全体の動作を説明する。
【0078】
一対の入力端子2,3に商用交流電源6が接続されるとともに、一対の出力端子4,5に負荷機器7が接続された状態で、無停電電源装置1の図示外の電源スイッチがオンに操作されると、DSP61が起動される。
【0079】
図2は、図1に示す無停電電源装置1の常時インバータ動作モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。この電源投入時には、入力切断スイッチ11、入力切替スイッチ13および出力切替スイッチ17は閉じ、且つ、バイパス切替スイッチ14は開いているものとする。これにより、電源投入時には、負荷機器7へ電力は供給されない。
【0080】
なお、電源投入時には、入力切断スイッチ11およびバイパス切替スイッチ14が閉じ、且つ、入力切替スイッチ13および出力切替スイッチ17が開いているようにしてもよい。これにより、電源投入と同時に負荷機器7へバイパスを介して電力が供給されることになる。
【0081】
また、電源投入時には、第一切断スイッチ24、第二切断スイッチ26、第三切断スイッチ32、第四切断スイッチ35は、全て閉じているものとする。
【0082】
DSP61が起動されると、3つのADコンバータ81,82,83は、それぞれに入力される電圧をサンプリングし、そのサンプリング値をそれぞれのレジスタに記憶する。これにより、入力電圧レジスタ84には入力電圧値が記憶され、レール電圧レジスタ85にはレール電圧値が記憶され、出力電圧レジスタ96には出力電圧値が記憶される。
【0083】
また、第一減算手段86は目標電圧値からレール電圧値を減算し、第一制御パルスデータ生成手段89はこの減算値に基づいて交流電力を直流電力へ変換する第一制御パルスデータを生成する。第一制御パルスデータは、第一制御パルスデータレジスタ90に記憶される。
【0084】
さらに、第二減算手段97は目標電圧値から出力電圧値を減算し、第二制御パルスデータ生成手段100はこの減算値に基づいて直流電力を交流電力へ変換する第二制御パルスデータを生成する。第二制御パルスデータは、第二制御パルスデータレジスタ101に記憶される。
【0085】
このような定常的な処理がDSP61に実行される一方で、動作モード制御手段104は、入力電圧レジスタ84に記憶されている入力電圧値を読み込む。入力電圧値に基づいて入力電力が正常であると判断した場合には、動作モード制御手段104は、モードテーブル105から、常時インバータ運転モードに対応付けられている2つのアドレスを読み込み、それぞれのアドレスを第一書込アドレスレジスタ92および第二書込アドレスレジスタ103に書き込む。
【0086】
これにより、第一書込アドレスレジスタ92には、交直制御パルスレジスタ73のアドレスが記憶される。第一書込手段91は、この第一書込アドレスレジスタ92に記憶されているアドレスを書込み先として、第一制御パルスデータレジスタ90に記憶されている第一制御パルスデータを書き込む。交直制御パルスレジスタ73には第一制御パルスデータが記憶され、交直制御パルス用DAコンバータ71から交直変換器22の第一交直変換トランジスタ41および第二交直変換トランジスタ42へ、交流電力を直流電力へ変換するための制御パルスが出力される。
【0087】
そして、第一交直変換トランジスタ41および第二交直変換トランジスタ42は、この制御パルスに基づいてスイッチング動作し、一対の入力端子2,3から入力される交流電力は、交直変換器22において直流電力に変換されて、一対のレール配線25,27へ出力される。
【0088】
また、第二書込アドレスレジスタ103には、直交制御パルスレジスタ75のアドレスが記憶される。第二書込手段102は、この第二書込アドレスレジスタ103に記憶されているアドレスを書込み先として、第二制御パルスデータレジスタ101に記憶されている第二制御パルスデータを書き込む。直交制御パルスレジスタ75には第二制御パルスデータが記憶され、直交制御パルス用DAコンバータ72から直交変換器34の第一直交変換トランジスタ51および第二直交変換トランジスタ52へ、直流電力を交流電力へ変換するための制御パルスが出力される。
【0089】
そして、第一直交変換トランジスタ51および第二直交変換トランジスタ52は、この制御パルスに基づいてスイッチング動作し、一対のレール配線25,27に印加されるレールトゥレール電圧は、直交変換器34において交流電力に変換されて、一対の出力端子4,5から出力される。
【0090】
以上の制御により、無停電電源装置1は、常時インバータ運転モードで起動され制御される。この交流電力で、負荷機器7は動作する。
【0091】
また、動作モード制御手段104は、必要に応じて、直直変換器30を充電モードに切り替える制御信号を出力する。これにより、レールトゥレール電圧が充電電圧へ変換され、一対の入力端子2,3に入力される交流電力によってバッテリ31が充電される。
【0092】
この常時インバータ運転モードでの起動処理が完了すると、動作モード制御手段104は、入力電圧レジスタ84に記憶されている入力電圧値と、レール電圧レジスタ85に記憶されているレール電圧値と、出力電圧レジスタ96に記憶されている出力電圧値とを、監視する。
【0093】
そして、入力電圧値が正常でなくなると、動作モード制御手段104は、交直変換器22から一対のレール配線25,27へ電力が供給されないように制御するとともに、直直変換器30へ放電モードに切り替える制御信号を出力する。これにより、バッテリ31の蓄電電力に基づいて、直直変換器30から一対のレール配線25,27へ直流電圧が出力され、この一対のレール配線25,27のレールトゥレール電圧に基づいて直交変換器34から交流電圧が出力される。この交流電力で、負荷機器7は動作する。以下、この動作モードを、常時インバータバックアップ運転モードと記載する。
【0094】
なお、交直変換器22から一対のレール配線25,27へ電力が供給されないように制御する方法としては、たとえば、交直制御パルス用DAコンバータ71からの制御パルスの出力を停止したり、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26を開いたりすればよい。交直制御パルス用DAコンバータ71からの制御パルスの出力を停止する方法としては、たとえば、交直制御パルスレジスタ73の値を全て「0」あるいは全て「1」に書き換えるとともに第一書込アドレスレジスタ92にダミーのアドレスを書き込んで、第一書込手段91による交直制御パルスレジスタ73への書き込みを禁止したり、あるいは、交直制御パルス用DAコンバータ71を停止したりすればよい。ダミーのアドレスは、少なくとも、交直制御パルスレジスタ73のアドレスおよび直交制御パルスレジスタ75のアドレス以外のアドレスであればよい。また、ダミーのアドレスは、モードテーブル105に記憶させておけばよい。
【0095】
図3は、図1に示す無停電電源装置1の常時インバータバックアップ動作モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。動作モード制御手段104は、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26を開くことで、交直変換器22から一対のレール配線25,27へ電力が供給されないように制御している。
【0096】
また、入力電圧値が正常な状態に復帰すると、動作モード制御手段104は、交直変換器22から一対のレール電圧へ電力が供給されるように制御するとともに、直直変換器30を放電モード以外のモードへ切り替える制御信号を出力する。
【0097】
このように無停電電源装置1は、入力電圧を監視し、入力電圧が異常な状態になると、バッテリ31の蓄電電力に基く交流電力を出力することができる。これにより、負荷機器7は、商用交流電源6が停電などの異常な状態になっても、それにもかかわらずに動作し続けることができる。
【0098】
なお、電源投入時の起動処理において、入力電力が正常でないと判断した場合には、動作モード制御手段104は、無停電電源装置1を、常時インバータバックアップ運転モードで起動させる。そして、入力電力が正常な状態に復帰したら、常時インバータ運転モードへ切り替える。
【0099】
常時インバータ運転モードで動作している状態で、動作モード制御手段104は、入力電圧値に対するレール電圧値の相関関係に基づいて、レール電圧値が異常であるか否かを、周期的に判定する。そして、たとえば入力電圧値に対してレール電圧値が異常に低かったり、入力電圧値が安定しているのにもかかわらずレール電圧値が急激に下がったりすると、動作モード制御手段104は、交直変換器22の故障と判定する。
【0100】
交直変換器22の故障と判定すると、動作モード制御手段104は、動作モードを常時インバータ運転モードから交直変換器故障時の常時商用運転モードへ切り替える。
【0101】
図4は、図1に示す無停電電源装置1の交直変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。動作モード制御手段104は、入力切替スイッチ13、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26を開くとともに、バイパス切替スイッチ14を閉じる。これにより、一対の入力端子2,3に入力される交流電力は、そのまま一対の出力端子4,5から出力される。
【0102】
また、動作モード制御手段104は、モードテーブル105に従って、第一書込アドレスレジスタ92に直交制御パルスレジスタ75のアドレスを書き込むとともに、第二書込アドレスレジスタ103に直交制御パルスレジスタ75のアドレスを書き込む。また、入力電力が正常な状態である場合には、第一書込手段91による直交制御パルスレジスタ75への書込みを許可するとともに、第二書込手段102による直交制御パルスレジスタ75への書込みを禁止する。これにより、直交変換器34は、出力切替スイッチ17を介して入力される交流電力を直流電力へ変換する。したがって、直直変換器30を充電モードで動作させることで、バッテリ31を充電することができる。
【0103】
交直変換器故障時の常時商用運転モードにて動作している最中に、入力電力が正常な状態でなくなると、動作モード制御手段104は、交直変換器故障時の常時商用バックアップ運転モードへ切り替える。
【0104】
図5は、図1に示す無停電電源装置1の交直変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。動作モード制御手段104は、バイパス切替スイッチ14を開く。また、直直変換器30へ放電モードで動作させる制御信号を出力し、第一書込手段91による直交制御パルスレジスタ75への書込みを禁止し、さらに、第二書込手段102による直交制御パルスレジスタ75への書込みを許可する。これにより、バッテリ31の蓄電電力に基づく交流電力が、直交変換器34から出力される。
【0105】
このように、交直変換器22が故障すると、無停電電源装置1は、交直変換器故障時の常時商用運転モードで動作する。これにより、交直変換器22が故障しているにもかかわらず、負荷機器7へ交流電力を供給することができる。また、この交直変換器故障時の常時商用運転モードでの動作中に、必要に応じて直交変換器34をAC/DCコンバータとして動作させて、バッテリ31を充電することができる。さらに、交直変換器故障時の常時商用運転モードでの動作中に入力電力が異常な状態になっても、直交変換器34をDC/ACインバータとして動作させて、バッテリ31の蓄電電力に基づく直流電力から変換された交流電力で負荷機器7を動作させ続けることができる。
【0106】
交直変換器22の故障と判定すると、動作モード制御手段104は、さらに、交直変換器故障ランプ66を点灯させる。この交直変換器故障ランプ66が点灯していることを視認することで、無停電電源装置1のユーザや管理者は、交直変換器22の故障を知ることができる。なお、動作モード制御手段104は、交直変換器故障ランプ66を点灯させる替わりに、あるいは交直変換器故障ランプ66を点灯させるとともに、交直変換器22の故障をネットワークを介して送信するようにしてもよい。
【0107】
無停電電源装置1のユーザや管理者は、第一コネクタ21および第二コネクタ23から、故障している交直変換器22を外し、新しい交直変換器22を第一コネクタ21および第二コネクタ23に接続する。また、その交直変換器22の交換作業の後に、リセットスイッチ65を押す。なお、入力切替スイッチ13、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26が開いた状態になっているので、この交換作業によって、交流電圧やレールトゥレール電圧が変動してしまうことはない。
【0108】
リセットスイッチ65が押されると、動作モード制御手段104は、交直変換器故障時の常時商用運転モードから、常時インバータ運転モードへ切り替える。つまり、入力切替スイッチ13、第一切断スイッチ24および第二切断スイッチ26を閉じる。また、常時インバータ運転モードにおいて第一書込アドレスレジスタ92に書き込むアドレスとして対応付けられている、交直制御パルスレジスタ73のアドレスを第一書込アドレスレジスタ92に書き込むとともに、第一書込手段91による交直制御パルスレジスタ73への書き込みを許可する。これにより、入力電力は、交直変換器22によって直流電力へ変換される。
【0109】
そして、動作モード制御手段104は、レール電圧レジスタ85に記憶されているレール電圧を監視する。その結果、レール電圧が正常であると判断すると、そのまま常時インバータ運転モードで制御を続ける。正常であると判断できない場合には、停止あるいは交直変換器故障時の常時商用運転モードへ切り替える。
【0110】
このように、交直変換器22を第一コネクタ21および第二コネクタ23で接続し、交直変換器22の故障を交直変換器故障ランプ66で通知し、リセットスイッチ65の操作に応じて常時インバータ運転モードへ切り替えることで、入力電力を常時商用運転にて負荷機器7へ供給しながら、交直変換器22をオンライン交換することができる。
【0111】
また、常時インバータ運転モードで動作している状態で、動作モード制御手段104は、レール電圧値に対する出力電圧値の相関関係に基づいて、出力電圧値が異常であるか否かを、周期的に判定する。そして、たとえばレール電圧値に対して出力電圧値が異常に低かったり、レール電圧値が安定しているのにもかかわらず出力電圧値が急激に下がったりすると、動作モード制御手段104は、直交変換器34の故障と判定する。
【0112】
直交変換器34の故障と判定すると、動作モード制御手段104は、動作モードを常時インバータモードから直交変換器故障時の常時商用運転モードへ切り替える。
【0113】
図6は、図1に示す無停電電源装置1の直交変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。動作モード制御手段104は、出力切替スイッチ17、第三切断スイッチ32および第四切断スイッチ35を開くとともに、バイパス切替スイッチ14を閉じる。これにより、一対の入力端子2,3に入力される交流電力は、そのまま一対の出力端子4,5から出力される。
【0114】
また、動作モード制御手段104は、モードテーブル105に従って、第一書込アドレスレジスタ92に交直制御パルスレジスタ73のアドレスを書き込むとともに、第二書込アドレスレジスタ103に交直制御パルスレジスタ73のアドレスを書き込む。また、入力電力が正常な状態である場合には、第一書込手段91による交直制御パルスレジスタ73への書込みを許可するとともに、第二書込手段102による交直制御パルスレジスタ73への書込みを禁止する。これにより、交直変換器22は、入力切替スイッチ13を介して入力される交流電力を直流電力へ変換する。したがって、直直変換器30を充電モードで動作させることで、バッテリ31を充電することができる。
【0115】
直交変換器故障時の常時商用運転モードにて動作している最中に、入力電力が正常な状態でなくなると、動作モード制御手段104は、直交変換器故障時の常時商用バックアップ運転モードへ切り替える。
【0116】
図7は、図1に示す無停電電源装置1の直交変換器故障時の常時商用バックアップ運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。動作モード制御手段104は、入力切断スイッチ11を開く。
【0117】
また、直直変換器30へ放電モードで動作させる制御信号を出力し、第一書込手段91による交直制御パルスレジスタ73への書込みを禁止し、さらに、第二書込手段102による交直制御パルスレジスタ73への書込みを許可する。これにより、バッテリ31の蓄電電力に基づく交流電力が、交直変換器22から出力される。この交流電力は、入力切替スイッチ13、バイパス切替スイッチ14を介して、一対の出力端子4,5から負荷機器7へ供給される。
【0118】
このように、直交変換器34が故障すると、無停電電源装置1は、直交変換器故障時の常時商用運転モードで動作する。これにより、直交変換器34が故障しているにもかかわらず、負荷機器7へ交流電力を供給することができる。また、この直交変換器故障時の常時商用運転モードでの動作中に、必要に応じて交直変換器22をAC/DCコンバータとして動作させて、バッテリ31を充電することができる。さらに、直交変換器故障時の常時商用運転モードでの動作中に入力電力が異常な状態になっても、交直変換器22をDC/ACインバータとして動作させて、バッテリ31の蓄電電力に基づく直流電力から変換された交流電力で負荷機器7を動作させ続けることができる。
【0119】
直交変換器34の故障と判定すると、動作モード制御手段104は、さらに、直交変換器故障ランプ67を点灯させる。この直交変換器故障ランプ67が点灯していることを視認することで、無停電電源装置1のユーザや管理者は、直交変換器34の故障を知ることができる。なお、動作モード制御手段104は、直交変換器故障ランプ67を点灯させる替わりに、あるいは直交変換器故障ランプ67を点灯させるとともに、直交変換器34の故障をネットワークを介して送信するようにしてもよい。
【0120】
無停電電源装置1のユーザや管理者は、第三コネクタ33および第四コネクタ36から、故障している直交変換器34を外し、新しい直交変換器34を第三コネクタ33および第四コネクタ36に接続する。また、その直交変換器34の交換作業の後に、リセットスイッチ65を押す。なお、第三切断スイッチ32、第四切断スイッチ35および出力切替スイッチ17が開いているので、この交換作業によって、交流電圧やレールトゥレール電圧が変動してしまうことはない。
【0121】
リセットスイッチ65が押されると、動作モード制御手段104は、直交変換器故障時の常時商用運転モードから、常時インバータ運転モードへ切り替える。つまり、出力切替スイッチ17、第三切断スイッチ32および第四切断スイッチ35を閉じる。また、常時インバータ運転モードにおいて第二書込アドレスレジスタ103に書き込むアドレスとして対応付けられている、直交制御パルスレジスタ75のアドレスを第二書込アドレスレジスタ103に書き込むとともに、第二書込手段102による直交制御パルスレジスタ75への書き込みを許可する。これにより、レール電圧は、直交変換器34によって交流電圧へ変換される。
【0122】
そして、動作モード制御手段104は、出力電圧レジスタ96に記憶されている出力電圧を監視する。その結果、出力電圧が正常であると判断すると、そのまま常時インバータ運転モードで制御を行う。正常と判断することができない場合には、停止あるいは直交変換器故障時の常時商用運転モードへの切り替えを行う。
【0123】
このように、直交変換器34を第三コネクタ33および第四コネクタ36で接続し、直交変換器34の故障を直交変換器故障ランプ67で通知し、リセットスイッチ65の操作に応じて常時インバータ運転モードへ切り替えることで、入力電力を常時商用運転にて負荷機器7へ供給しながら、直交変換器34をオンライン交換することができる。
【0124】
以上のように、この実施の形態に係る無停電電源装置1は、直交変換器34が故障しても、交直変換器22の交直変換動作によって一対の入力端子2,3から入力される交流電力を、直流電力へ変換し、バッテリ31を充電する。また、直交変換器34が故障している状態で一対の入力端子2,3に入力される交流電力が異常になった場合には、交直変換器22が直交変換動作をし、この交直変換器22が生成する交流電力をバイパス切替スイッチ14を介して一対の出力端子4,5から負荷機器7へ出力する。
【0125】
また、交直変換器22が故障した場合には、直交変換器34が交直変換動作をし、この直交変換器34が生成する直流電力でバッテリ31を充電する。また、直交変換器34の直交変換動作によってバッテリ31に蓄電されている蓄電電力を、交流電力へ変換し、一対の出力端子4,5から負荷機器7へ出力する。
【0126】
したがって、直交変換器34および直交変換器22の中の少なくとも一方が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を負荷機器7へ供給することができる。
【0127】
以上の実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。
【0128】
上記実施の形態では、常時商用運転時には、必要に応じて、直直変換器30を充電モードで動作させている。他にもたとえば、常時商用運転時には、常に直直変換器30を充電モードで動作させ続け、入力電力が異常な状態になったら、直直変換器30を放電モードで動作させるように切り替えてよい。これにより、入力電力が異常な状態になったら、直ちに、直直変換器30はバッテリ31の蓄電電力に基づいてレールトゥレール電圧を生成し、このレールトゥレール電圧に基づいて交直変換器22あるいは直交変換器34から交流電力を出力させることができる。このときのバックアップ運転への切替時間は、電磁スイッチの開閉制御によってバックアップ運転へ切り替わる一般的な常時商用運転中の無停電電源装置1に比べて、格段に短い時間となる。
【0129】
【発明の効果】
本発明では、交直変換器あるいは直交変換器が故障してしまったとしても、引き続き、バックアップ電力を供給する無停電電源装置として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無停電電源装置を示す回路図である。
【図2】図1に示す無停電電源装置の常時インバータ動作モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【図3】図1に示す無停電電源装置の常時インバータバックアップ動作モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【図4】図1に示す無停電電源装置の交直変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【図5】図1に示す無停電電源装置の交直変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【図6】図1に示す無停電電源装置の直交変換器故障時の常時商用運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【図7】図1に示す無停電電源装置の直交変換器故障時の常時商用バックアップ運転モードでのスイッチの開閉状態および制御パルスの供給状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 無停電電源装置
2 一方の入力端子(入力端子)
3 他方の入力端子(入力端子)
4 一方の出力端子(出力端子)
5 他方の出力端子(出力端子)
11 入力切断スイッチ
12 入力側分岐点
14 バイパス切替スイッチ
16 出力側分岐点
21 第一コネクタ
22 交直変換器
23 第二コネクタ
25 一方のレール配線(一対のレール配線の一部)
27 他方のレール配線(一対のレール配線の一部)
31 バッテリ
33 第三コネクタ
34 直交変換器
36 第四コネクタ
41 第一交直変換トランジスタ(交直変換トランジスタ)
42 第二交直変換トランジスタ(交直変換トランジスタ)
51 第一直交変換トランジスタ(直交変換トランジスタ)
52 第二直交変換トランジスタ(直交変換トランジスタ)
61 マイクロコンピュータ
63 レールトゥレール電圧検出器
64 出力電圧検出器
71 交直制御パルス用DAコンバータ
72 直交制御パルス用DAコンバータ
73 交直制御パルスレジスタ
75 直交制御パルスレジスタ
89 第一制御パルスデータ生成手段
90 第一制御パルスデータレジスタ
91 第一書込手段
92 第一書込アドレスレジスタ
100 第二制御パルスデータ生成手段
101 第二制御パルスデータレジスタ
102 第二書込手段
103 第二書込アドレスレジスタ
104 動作モード制御手段
105 モードテーブル
Claims (11)
- 交流電力が入力される入力端子と、
上記入力端子に接続される交直変換器と、
上記交直変換器に接続される一対のレール配線と、
上記一対のレール配線に接続される直交変換器と、
上記直交変換器が接続される出力端子と、
上記一対のレール配線に接続されるバッテリと、
上記入力端子と上記交直変換器との間の入力側分岐点と、
上記出力端子と上記直交変換器との間の出力側分岐点と、
上記入力側分岐点と上記出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、
上記入力端子と上記入力側分岐点との間に接続される入力切断スイッチと、
上記バイパス切替スイッチおよび上記入力切断スイッチの開閉を制御するとともに、上記交直変換器および上記直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、
上記マイクロコンピュータは、
上記直交変換器が故障している状態で上記入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、上記入力切断スイッチを開き且つ上記バイパス切替スイッチを閉じるとともに、上記交直変換器に、上記一対のレール配線を介して上記バッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力を上記バイパス切替スイッチを介して上記出力端子から出力することを特徴とする無停電電源装置。 - 交流電力が入力される入力端子と、
上記入力端子に接続される交直変換器と、
上記交直変換器に接続される一対のレール配線と、
上記一対のレール配線に接続される直交変換器と、
上記直交変換器が接続される出力端子と、
上記一対のレール配線に接続されるバッテリと、
上記入力端子と上記交直変換器との間の入力側分岐点と、
上記出力端子と上記直交変換器との間の出力側分岐点と、
上記入力側分岐点と上記出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、
上記バイパス切替スイッチの開閉を制御するとともに、上記交直変換器および上記直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、
上記マイクロコンピュータは、
上記交直変換器が故障した場合には、上記バイパス切替スイッチを閉じるとともに、上記直交変換器に、上記出力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力で上記バッテリを充電することを特徴とする無停電電源装置。 - 交流電力が入力される入力端子と、
上記入力端子に接続される交直変換器と、
上記交直変換器に接続される一対のレール配線と、
上記一対のレール配線に接続される直交変換器と、
上記直交変換器が接続される出力端子と、
上記一対のレール配線に接続されるバッテリと、
上記入力端子と上記交直変換器との間の入力側分岐点と、
上記出力端子と上記直交変換器との間の出力側分岐点と、
上記入力側分岐点と上記出力側分岐点との間に接続されるバイパス切替スイッチと、
上記入力端子と上記入力側分岐点との間に接続される入力切断スイッチと、
上記バイパス切替スイッチおよび上記入力切断スイッチの開閉を制御するとともに、上記交直変換器および上記直交変換器の動作を制御するマイクロコンピュータと、を備え、
上記マイクロコンピュータは、
上記直交変換器が故障している状態で上記入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、上記入力切断スイッチを開き且つ上記バイパス切替スイッチを閉じるとともに、上記交直変換器に、上記一対のレール配線を介して上記バッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力を上記バイパス切替スイッチを介して上記出力端子から出力し、
上記交直変換器が故障した場合には、上記入力切断スイッチおよび上記バイパス切替スイッチを閉じるとともに、上記直交変換器に、上記出力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力で上記バッテリを充電することを特徴とする無停電電源装置。 - 前記一対のレール配線の電圧を検出するレールトゥレール電圧検出器を設けるとともに、
前記マイクロコンピュータには、
上記レールトゥレール電圧検出器の検出電圧に基づいて、交流電力を直流電力へ変換するための第一制御パルスデータを生成する第一制御パルスデータ生成手段と、
上記第一制御パルスデータを記憶する第一制御パルスデータレジスタと、
前記直交変換器に設けられる直交変換トランジスタと、
上記直交変換トランジスタへ制御パルスを出力する直交制御パルス用DAコンバータと、
上記直交制御パルス用DAコンバータが上記制御パルスを生成するための制御パルスデータを記憶する直交制御パルスレジスタと、
前記交直変換器が故障である場合に、上記第一制御パルスデータを上記直交制御パルスレジスタへ書き込む第一書込手段と、を設けることを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。 - 前記マイクロコンピュータには、
前記第一書込手段が前記第一制御パルスデータの書込先として参照する第一書込アドレスレジスタと、
前記交直変換器の故障時の動作モードにおいて、前記第一制御パルスデータの書込先として、前記直交制御パルスレジスタのアドレスを記憶するモードテーブルと、
前記レールトゥレール電圧検出器の検出電圧に基づいて前記交直変換器が故障していると判断すると、上記モードテーブルに記憶されている上記アドレスを上記第一書込アドレスレジスタへ書き込む動作モード制御手段と、を備えることを特徴とする請求項4記載の無停電電源装置。 - 前記交直変換器と前記入力端子との間には、第一コネクタが設けられ、且つ、前記交直変換器と前記一対のレール配線との間には、第二コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。
- 前記マイクロコンピュータは、前記交直変換器が故障している状態で前記入力端子に入力される交流電力が異常になった場合には、前記バイパス切替スイッチおよび前記入力切断スイッチの中の少なくとも一方を開くともに、前記直交変換器に、前記一対のレール配線を介して前記バッテリから供給される直流電力を交流電力へ変換する直交変換動作をさせて、この交流電力を前記出力端子から出力することを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。
- 前記出力側分岐点の電圧を検出する出力電圧検出器を設けるとともに、
前記マイクロコンピュータには、
上記出力電圧検出器の検出電圧に基づいて、直流電力を交流電力へ変換するための第二制御パルスデータを生成する第二制御パルスデータ生成手段と、
上記第二制御パルスデータを記憶する第二制御パルスデータレジスタと、
前記直交変換器に設けられる直交変換トランジスタと、
上記直交変換トランジスタへ制御パルスを出力する直交制御パルス用DAコンバータと、
上記直交制御パルス用DAコンバータが上記制御パルスを生成するためにデータを読み取る制御パルスデータを記憶する直交制御パルスレジスタと、
前記直交変換器が故障である場合に、上記第二制御パルスデータを上記交直制御パルスレジスタへ書き込む第二書込手段と、を設けることを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。 - 前記マイクロコンピュータには、
前記第二書込手段が前記第二制御パルスデータの書込先として参照する第二書込アドレスレジスタと、
前記直交変換器の故障時の動作モードにおいて、前記第二制御パルスデータの書込先として、前記交直制御パルスレジスタのアドレスを記憶するモードテーブルと、
前記出力電圧検出器の検出電圧に基づいて前記直交変換器が故障していると判断すると、上記モードテーブルに記憶されている上記アドレスを上記第二書込アドレスレジスタへ書き込む動作モード制御手段と、を備えることを特徴とする請求項8記載の無停電電源装置。 - 前記直交変換器と前記一対のレール配線との間には、第三コネクタが設けられ、且つ、前記直交変換器と前記出力端子との間には、第四コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。
- 前記マイクロコンピュータは、前記直交変換器が故障した場合には、前記入力切断スイッチおよび前記バイパス切替スイッチを閉じるとともに、前記交直変換器に、前記入力側分岐点から入力される交流電力を直流電力へ変換する交直変換動作をさせて、この直流電力で前記バッテリを充電することを特徴とする請求項1,2または3記載の無停電電源装置。
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