JP2004263443A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

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JP2004263443A JP2003055167A JP2003055167A JP2004263443A JP 2004263443 A JP2004263443 A JP 2004263443A JP 2003055167 A JP2003055167 A JP 2003055167A JP 2003055167 A JP2003055167 A JP 2003055167A JP 2004263443 A JP2004263443 A JP 2004263443A
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Makoto Uenishi
真 上西
Keizo Yamane
敬三 山根
Hirotoshi Yamamoto
裕敏 山本
Yoshihiko Koka
美彦 工家
Kouichi Warabino
浩一 蕨野
Takeshi Yasuo
武 保尾
Kunihiro Shinko
邦啓 新子
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

【課題】各駐車棚に横行台車を備える必要がなく、エレベータと駐車棚との間で車両を受け渡しすることができる駐車装置の提供。
【解決手段】車両を昇降させて駐車棚と入出庫階とに搬送するためのエレベータ2を有する駐車装置1であって、エレベータ2のケージ11に着脱可能に取り付けられた、車両Mを載置するための載置台10と、載置台10に配設された、車両をその下から支持して横に移送する移送装置15と、入出庫階において載置台10より下方位置に下降可能に設置された乗り込み台とを備えており、載置台10が、入出庫階においてケージ11から離脱し、平面視で乗り込み台の位置とその側方に形成された第一退避位置Tとの間を横行可能に構成されている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータ式駐車装置に関する。さらに詳しくは、エレベータによって入出庫対象の車両を昇降させることにより、上下複数段の各駐車棚と入出庫階との間を搬送する方式のエレベータ式駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ式駐車装置は、エレベータの昇降路に沿って複数段に配設された駐車階(駐車棚)とエレベータとの間で車両を受け渡し(移載)するものが一般的である。
【0003】
このような駐車装置として、入出庫対象の車両をパレットに搭載してこれをエレベータが搬送するパレット式と、このようなパレットを用いないパレットレス式とが知られている。パレット式は駐車装置の全体構造が簡単であるという長所を有する反面、入庫時に空パレットを呼び出す動作および出庫後の空パレットを駐車棚へ変換する動作が必要であるため、入出庫作業に時間がかかるという短所も有している。
【0004】
一方、従来のパレットレス式の駐車装置では各駐車棚に横行台車を備えており、各駐車棚からエレベータの昇降路にわたって敷設された横行レール、および、横行台車を横行させるための横行駆動装置を備えている。これにより、エレベータを目的の駐車棚の位置に至らせた後、横行台車をこのエレベータに移送することができる。横行台車およびエレベータはともに相互に上下に通過しうる櫛歯を有している。かかる構成により、横行台車とエレベータとが相互に上下に通過することによって車両を一方の櫛歯から他方の櫛歯へ移載するのである(たとえば特許文献1または特許文献2を参照)。
【0005】
このように、各駐車棚に横行台車を設ける必要があり、さらに、駐車棚とエレベータとの間の車両の受け渡しのために各駐車棚から横行台車をエレベータ昇降路に向けて進退させるためには、レール、ローラ、駆動装置等の機器を数多く備える必要がある。その結果、製造コストや運転コストの上昇、および、メンテナンスの頻度増となる。
【0006】
【特許文献1】
実開昭54−62286号公報
【特許文献2】
特公平3−50064号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、各駐車棚に横行台車を備える必要がないことはもとより、横行のための機構をも各駐車棚に備える必要がないエレベータ式駐車装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のエレベータ式駐車装置は、車両を昇降させて駐車棚と入出庫階とに搬送するための昇降体を有するエレベータ式駐車装置であって、上記昇降体に配設された、車両を載置するための載置台と、この載置台に配設された、車両をその下から支持し且つこの支持を解除しうる車両支持装置と、この車両支持装置を横方向に移動させるための移送装置とを備えている。
【0009】
かかる構成によれば、車両を搭載して昇降する載置台自体に車両を移送する装置が装備されているので、とくに各駐車棚に横行台車を備える必要が無く、また、車両搭載用のパレットも不要である。
【0010】
上記入出庫階における上記昇降体の昇降路の位置である乗り込み位置に、車両が乗り込む乗り込み台をさらに配設し、この乗り込み台を、入出庫階に至った載置台と干渉しない位置に形成された第二退避位置に移動可能に構成し、上記載置台を昇降体に着脱可能に構成し、載置台が、入出庫階において昇降体から離脱し、平面視で上記乗り込み位置とその側方に形成された第一退避位置との間を横行可能に構成することができる。
【0011】
この構成によれば、入出庫階における車両の入出庫の際には、入庫車両が直接載置台に乗り入れたり出庫車両が直接載置台から出庫するのではなく、乗り込み台を経由することになる。したがって、入庫車両の方向転換を行うための旋回装置を設置することが容易となる。
【0012】
この場合、上記第二退避位置を、入出庫階に至った載置台より下方位置とするとともに、上記乗り込み台をこの第二退避位置に下降可能に構成することが可能である。または、第二退避位置を、上記乗り込み位置から見て上記第一退避位置の反対の側方に形成するとともに、上記乗り込み台を乗り込み位置と第二退避位置とに横行可能に構成することも可能である。
【0013】
上記載置台の横行機構を、入出庫階における乗り込み位置から上記第一退避位置にかけて付設された横行レールと、上記載置台に配設された、横行レールに載る横行輪と、上記第一退避位置に配設された、載置台を乗り込み位置と第一退避位置とに横行させるための横行駆動装置とから構成することができる。
【0014】
また、上記昇降体、載置台、車両支持装置、移送装置、横行駆動装置および乗り込み台それぞれの作動を制御する制御装置を備えており、この制御装置が、上記載置台が横行レール上に載る位置まで昇降体を下降させたうえで昇降体が保持していた載置台を離脱させ、横行駆動装置によって載置台を第一退避位置に横行させ、載置台が離脱した昇降体を上昇させるとともに、第二退避位置に退避していた乗り込み台を乗り込み位置に復帰させるように制御してなる駐車装置が好ましい。
【0015】
上記昇降体を吊り上げるために昇降体に取り付けられた策条と、この策条の他端側に取り付けられたカウンターウエイトと、策条を引き駆動して昇降体を昇降させるための昇降駆動装置と、カウンターウエイトの昇降を案内するための案内柱とをさらに備えており、上記カウンターウエイトが主ウエイトと副ウエイトとからなり、この主ウエイトが案内柱に係合することによって副ウエイトのみの自重が策条に加わる第一状態と、主ウエイトが案内柱から離脱して両ウエイトの自重が策条に加わる第二状態とに切り替え可能に構成されており、上記制御装置が、昇降体および載置台が一体に昇降するときにはカウンターウエイトを第二状態に、昇降体のみが昇降するときには第一状態になるべく切り替えるように構成された駐車装置が好ましい。昇降体および載置台といった昇降させるべき対象と、カウンターウエイトとの重量バランスを調整することが容易になるからである。
【0016】
かかるカウンターウエイトの第一状態と第二状態との切り替え機構として、上記主ウエイトを副ウエイトの上方に配置し、上記策条を主ウエイトに形成された貫通孔に挿通したうえで、その端部を副ウエイトに取り付け、上記主ウエイトに、案内柱に係合および離脱する係合部材を配設するのが好ましい。
【0017】
上記車両支持装置が、前後方向に接近して車両の車輪を前後から挟持して車両を保持する挟持装置から構成されてなる駐車装置が好ましい。車両の支持および支持解除を容易になし得るからである。
【0018】
上記移送装置が、上記挟持装置を入れ子式に組み込まれたスライド部材から構成され、載置台の幅方向に進出後退可能に構成されてなる駐車装置が好ましい。
【0019】
上記乗り込み台が、その上面に車両の車輪が搭載される横方向移動可能なスラットコンベアを有しており、上記第一退避位置にある載置台の移送装置が、上記挟持装置を乗り込み台上に進出させて上記スラットコンベア上に載っている車輪を前後から挟持し得るように構成されてなる駐車装置が好ましい。車両の横方向の位置決めが容易だからである。
【0020】
上記乗り込み台が、その上面に車両の車輪が搭載される前後方向移動可能なスラットコンベアを有しており、上記第一退避位置にある載置台の移送装置が、上記挟持装置を乗り込み台上に進出させて上記スラットコンベア上に載っている車輪を前後から挟持し得るように構成されてなる駐車装置が好ましい。車両の前後方向の位置決めが容易だからである。
【0021】
上記昇降体に、載置台を保持し且つこの保持を解放する着脱装置が配設されており、この着脱装置が、載置台の下方に進出して載置台を下から支持する作用位置と、載置台から離間して載置台の支持を解放する非作用位置とに変位する連結部材を有してなる駐車装置が好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照しながら本発明にかかるエレベータ式駐車装置の実施形態を説明する。
【0023】
図1は本発明の一実施形態にかかるエレベータ式駐車装置(以下、単に駐車装置という)を示す縦断面図である。図2は図1のII−II線断面図であり、駐車装置の入出庫階を示している。図3は図1のIII−III線断面図であり、駐車棚が配設された駐車階を示している。
【0024】
この駐車装置1では、車両Mを搭載して昇降させるためのエレベータ2がワイヤ3によって吊り下げられており、このワイヤ3を巻き上げ繰り出してエレベータ2を昇降させる駆動装置(巻き上げ装置)4およびカウンターウエイト5が備えられている。エレベータ2の昇降路6の両側には多数段の駐車棚7が配設されている。カウンターウエイト5は図1に示すように主ウエイト5aと副ウエイト5bとから構成されている。この作用については後述する。また、エレベータ2は、昇降体としてのケージ11(図4参照)と車両を搭載するための載置台10とを備えている。この作用についても後述する。
【0025】
エレベータ2は両側の駐車棚7の間を昇降し、呼び出された車両Mの駐車棚7まで移動したうえで当該車両Mを受け取り、これを入出庫階Eへ搬送する。また、エレベータ2は入出庫階で待機し、入庫車両が乗り入れるとこれを所定の駐車棚7まで搬送してこれを駐車棚7にあずける。本駐車装置1では入出庫階Eは一番下の床面(1階)とされている。図2中に符号Edで示すのは入出庫階Eにおける入出庫口Gの扉であり、符号Bで示すのは駐車塔を構成する鉄骨、符号Pで示すのは駐車塔の外装パネルである。
【0026】
図1および図3に示すように、エレベータ2の昇降路6の四隅にはエレベータ2の昇降を案内するガイドレール8が立設されている。図4に示すように、エレベータ2のケージ11の四隅にはガイドレール8に係合して転動する係合ローラ9が取り付けられている。
【0027】
入出庫階Eにおける昇降路6に対応する床面にはピット12が掘られており、このピット12内には車両が乗り入れるための、昇降および旋回が可能な乗り込み台13が設置されている。この乗り込み台13はピット内と床面より若干上方の位置との間を昇降することができる。エレベータ2が入出庫階Eに下降してきたときには、乗り込み台13はエレベータ2と干渉しないようにピット内に下降する。また、ピット12より上方に上昇した位置ではその中心回りに水平面内で回転可能に構成されている。
【0028】
駐車装置1にはエレベータ2の昇降動作、後述する移送装置15の動作、横行駆動装置40の動作、乗り込み台13の動作、着脱装置34の動作、カウンターウエイト5の動作、各種センサ61〜69の検出に伴う駐車装置1の動作等を制御する制御装置60が備えられている。
【0029】
この制御装置60は駐車装置1の以下の入出庫作動を制御する。入庫時は、エレベータ2が入出庫階Eまで下降してそのケージ11が載置台10を分離する。分離された載置台10は横行して側方の退避位置(第一退避位置)Tに退避する。上記乗り込み台13が上昇して入庫車両を待つ。車両が乗り込み台13に乗り入れると、乗り込み台13は若干上昇した上で180゜旋回して車両の方向転換をする。載置台10は後述の移送装置15を乗り込み台まで伸ばして乗り込み台上の車両を支持する。乗り込み台13は下降するとともにそのあとへ載置台10が横行してきて、載置台10上に車両が移載される。ケージ11が載置台10と連結され、一体で指定された駐車棚7の位置まで上昇する。載置台10の移送装置15が車両を駐車棚7に移載する。
【0030】
また、出庫時は、エレベータ2が出庫車両の待つ駐車棚7の位置まで移動し、移送装置15によって駐車棚7から車両を引き取る。エレベータ2が入出庫階まで下降し、そのケージ11が載置台10を分離する。分離された載置台10は、車両を支持した状態の移送装置15を伸ばしつつ、載置台10自身は退避位置Tへ横行する。すなわち、移送装置15に支持された車両はピット上に位置したまま載置台10のみが退避位置Tに移動する。上記乗り込み台13が上昇して車両を下から支持する。車両の支持を解いた移送装置15は載置台10に引き込まれる。乗り込み台13上の車両が出庫する。
【0031】
前述したように、エレベータ2は載置台10とケージ11とを備えている。ケージ11は図4に示すように、その四隅に上下に延びる縦枠14aと天井部において四本の縦枠14aをつなぐ天井枠14bとを有する枠部材からなる。天井の中心に前述の吊り下げ用のワイヤ3の一端が取り付けられている。もちろん、図中に二点鎖線で示すように天井部の四隅それぞれにワイヤを取り付けてもよい。各縦枠14aには上下に離間して二つの上記係合ローラ9が取り付けられている。
【0032】
一方、載置台10はその四隅がケージ11の縦枠14aの下端にそれぞれ着脱自在に取り付けられている。車両は載置台10上に乗ることにより、載置台10とケージ11とに囲まれた空間に収容されることになる。載置台10は車両を自分の上面位置とその側方位置とに移動させるための移送装置15を有している。この移送装置15は前輪用と後輪用との二つが載置台10の前後方向に離間して配置されている。各移送装置15は一対のスライドフォーク16から構成されている。これは、後述するように、一対のスライドフォーク16を載置台10の前後方向に相互に接近離間させることによって車両Mの車輪Wを挟持し、また、挟持を解除するためである。
【0033】
図4〜図6および図14に示すように、スライドフォーク16は載置台10に移動可能に取り付けられたベースフォーク18と、このベースフォーク18上を横方向(載置台10の幅方向であり、車両の進入方向にほぼ直角な方向)に摺動するミドルフォーク19と、ミドルフォーク19上を横方向に摺動するトップフォーク20とを備えている。スライドフォーク16は、いわば、三つのフォーク18、19、20が入れ子式に組み立てられたものである。そしてトップフォーク20が最も上段に位置する。このスライドフォーク16によって車両を側方位置、たとえば昇降路6から駐車棚7の位置まで進出させたときには、ミドルフォーク19はその長さの半分程度ベースフォーク18から進出し、トップフォーク20はその長さの半分程度ミドルフォーク19から進出する。
【0034】
図5にはこのスライドフォーク16の駆動機構が示されている。まず、ベースフォーク18に一個の駆動スプロケット21と二個の案内スプロケット22、23が取り付けられており、これらのスプロケットにはチェーン24が巻き掛けられている。チェーン24の一端はミドルフォーク19の先端に固定され、他端はミドルフォーク19の後端に固定されている。減速機とブレーキとを装備した駆動モータ25により、駆動シャフト25aを介して駆動スプロケット21を正逆回転させるとミドルフォーク19がベースフォーク18に対して進退する。
【0035】
ミドルフォーク19の先端側と後端側とにそれぞれスプロケット26、27が取り付けられている。一端がトップフォーク20の先端に固定され、他端がベースフォーク18に固定されたチェーン28が上記後端側のスプロケット27に巻き掛けられている。先端側のスプロケット26には、一端がトップフォーク20の後端に固定され、他端がベースフォーク18に固定されたチェーン29が巻き掛けられている。かかる構成により、上記駆動モータ25によってミドルフォーク19を進退させるに伴い、トップフォーク18はその2倍の速度で進退する。このスライドフォーク17によれば、そのミドルフォーク19およびトップフォーク20はともにベースフォーク18に対して、その右側にも左側にも進出することが可能である。
【0036】
図2および図3を参照しつつ、一対のスライドフォーク16によって車両Mの車輪Wを前後から挟持し、且つ、この挟持を解除する車両支持装置としての挟持装置17の機構を説明する。前述のごとく、挟持装置17は前輪用と後輪用との二つが載置台の前後方向に離間して配置されている。すなわち、前後にそれぞれ一対のスライドフォーク16が配置されている。各対のスライドフォーク16は、各スライドフォーク16それぞれに付設された送りネジ機構30によって相互に接近離間させられる。したがって、車輪の位置によって各スライドフォーク16の移動距離は異なる。送りネジ機構30は、スライドフォーク16に固定されたナット30aと、このナット30aに螺合するネジ棒30bと、このネジ棒30bを回転させるモータ30cとからなる。
【0037】
図6に示すように、上記ベースフォーク18の左右両端近傍には縦行輪31が取り付けられている。一方、載置台10の左右両端近傍にはこの縦行輪31が乗るレール32が、載置台10の前後方向に延びるように付設されており、上記スライドフォーク16が送りネジ機構30によって移動させられる。トップフォーク20には車輪Wの側方下部、すなわち、時計でいうとおおよそ4時半および7時半の方向に当接する当接部材33が備えられている。この当接部材33の当接面は、車輪のタイヤの周縁に沿うような曲面にされている。
【0038】
以上説明した二つの挟持装置17(二対のスライドフォーク16)がそれぞれ車両の前輪と後輪とを挟持した状態で横方向、すなわち右向きおよび左向きにスライドすることによって当該車両を移送する。車輪Wを挟持した状態でスライドフォーク16を載置台10に引き込んでおくことにより、車両は載置台10上に搭載された状態で保持される。
【0039】
図7および図11を参照しつつ、載置台10とケージ11との着脱機構を説明する。ケージ11の各縦枠14aの下端近傍には、載置台10に係合且つ係合解除しうる着脱装置34が配設されている。この着脱装置34は、水平方向に載置台10に向けて進退しうるように縦枠14a内に保持された支持棒35と、この支持棒35を進退させる油圧シリンダからなる進退駆動機36とを備えている。支持棒35と駆動機36とはほぼV字状を呈した連結アーム37によって連結されている。連結アーム37の中央部は縦枠14aに枢支されており、その一端は駆動機36に枢支され、他端は支持棒35に枢支されている。この構成により、駆動機(油圧シリンダ)36のロッドを伸縮させることにより、連結アーム37がその中央部を中心に揺動して支持棒35が載置台10に向けて進退する。後述するように、支持棒35が進出するときには載置台10の下方に延び、この支持棒35が載置台10を下から支持することになる。載置台10は支持棒35の上に乗る。これが支持棒35の作用位置である。一方、支持棒35は載置台10の下面から下方に向かっては何らの規制もない。この状態でケージ11が昇降すると、載置台10も支持棒35に下から支持された状態でケージ11と一体で昇降することになる。支持棒35がケージ11内に退避すると上記支持が解除される。これが支持棒35の非作用位置である。
【0040】
図2および図11に示すように、入出庫階Eには載置台10が横行するための横行レール38が付設されている。この横行レール38は、昇降路6の前端および後端の部分から、昇降路6の側方隣接位置(載置台10の退避位置)Tまで延びている。載置台10の下面にはこの横行レール38上を転動する横行輪39が取り付けられている。載置台10が(エレベータ2が)入出庫階に下降してきたときにその横行輪39が上記横行レール10上に乗る。さらにケージ11が若干距離だけ下降すると載置台10はケージ11から離脱する。そして、上記着脱装置34が作動して支持棒35がケージ11内に退避する。ケージ11は単独で載置台10と干渉することなく昇降することができる。ケージ11が載置台10より上方へ上昇すると、載置台10はケージ11と干渉すること無く横行駆動装置40によって退避位置Tまで横行させられる。
【0041】
ケージ11が単独で昇降するときと、載置台10とともに昇降するときとではカウンターウエイト5の負担する重量が異なる。このために、カウンターウエイト5は主カウンターウエイト(以下、主ウエイトという)5aと副カウンターウエイト(以下、副ウエイトという)5bとから構成されている。
【0042】
図8に示すように、カウンターウエイト5は、その両側辺に配設された被案内部材たるガイドシュー51が、やはりカウンターウエイトの両側に上下に配設されたウエイト案内柱としてのガイドレール50に案内されて昇降する。吊り下げ用のワイヤ3の先端は上方に位置する主ウエイト5aに形成された貫通孔52を通って下方に位置する副ウエイト5bに固定されている。したがって、エレベータ2の昇降に伴い、主ウエイト5aが副ウエイト5bの上に乗って一体で昇降する。なお、主ウエイト5aの下面には、副ウエイト5bとの接触時の衝撃を緩和するための緩衝部材54が取り付けられている。
【0043】
図9に示すように、主ウエイト5aには、油圧シリンダ等の駆動機55bによって両側辺に突出し、また、退避させられる係合突起55aが配設されている。一方、ガイドレール50の所定位置には上記係合突起55aが貫入して係合する被係合部材56が形成されている。上記所定位置とは、エレベータ2が入出庫階に至ってケージ11が載置台10を分離するときのカウンターウエイトの位置である。また、この位置は、それまで分離していたケージ11と載置台10とが再度連結される位置でもある。係合突起55aが被係合部材56に貫入して係合すると、主ウエイト5aはその位置でガイドレールに固定されてしまい、昇降が不可能になる。この状態では副ウエイト5bの重量だけがワイヤ3に加わり、エレベータ2の昇降に伴って副ウエイト5bだけが昇降することになる。
【0044】
かかるカウンターウエイト5の構成により、ケージ11と載置台10とが一体で昇降するときには、主ウエイト5aと副ウエイト5bとが一体で昇降する(カウンターウエイトの第二状態)ように係合突起55aを退避させる。一方、ケージ11のみが昇降するときには係合突起55aを非係合部材56に係合させて副ウエイト5bだけが昇降する(カウンターウエイトの第一状態)ようにする。このようにして、昇降するエレベータ2の重量とカウンターウエイトの重量とに対し、できる限りバランスを取ることができる。本実施形態では、主および副のカウンターウエイト5a、5bの重量比はおおよそケージ、載置台、入庫対象車両の重量総計に対するケージの重量の比に基づいて決定する。
【0045】
また、同じ目的のために、上記貫通孔52を採用することに代えて図10に示す構成のカウンターウエイトを採用することもできる。この構成では、主ウエイト5aと副ウエイト5bとが平面視で横に並び、主ウエイト5aはその上面に支持ローラ57aと転向プーリ57bとを有している。上記ワイヤ3は、この支持ローラ57aに下から掛け回されたうえで転向プーリ57bに上から掛け回され、副ウエイト5bにその先端が固定されている。さらに、主ウエイト5aの側面には第一係止部58aが形成され、副ウエイト5bの対応側面には、第一係止部58aに下から係合する第二係止部58bが形成されている。したがって、副ウエイト5bは主ウエイト5aに対して、上方に向かって一体化するが、下方に向かっては離脱することになる。また、この主ウエイト5aも前述した、ガイドレール50に係合する係合突起55aおよびこの駆動機55bを有している。
【0046】
かかる構成により、ケージ11と載置台10とが一体で昇降するときには、主ウエイト5aと副ウエイト5bとが一体で昇降し、ケージ11のみが昇降するときには主ウエイト5aはガイドレール50に係止されるので副ウエイト5bだけが昇降することになる。
【0047】
図2、図11および図12には上記横行駆動装置40が示されている。横行駆動装置40は上記退避位置Tの床面に形成された浅いピット12a内に設置されている。横行駆動装置40は、その基部を中心に旋回可能に設置された旋回アーム40aと、この旋回アーム40aの先端に上方を向いて突設された係合ローラ40bと、旋回アーム40aを旋回させるためのモータを含む旋回駆動機40cとを備えている。一方、載置台10の下面における退避位置側の側辺近傍には上記係合ローラ40bが転動係合する係合レール41が前後方向に延びるように形成されている。旋回アーム40aの旋回により、係合ローラ40bの位置が退避位置Tにおける反昇降路側の端部と、昇降路6における退避位置側の端部とに往復回動させられる。この往復回動により、係合ローラ40bが係合レール41に係合していると、載置台10が横行レール38上を退避位置Tと昇降路6とに移動させられる。
【0048】
この載置台10の横行は、車両Mが乗り込み台13へ乗り入れる際に載置台10を退避させるためである。乗り込み台13は前述のとおり昇降路6の下方のピット12内に設置され、通常は載置台10と干渉しないピット内下方の位置まで下降している。載置台10が入出庫階Eの退避位置Tに収まると、乗り込み台13は入庫車または出庫車を受け入れるために入出庫階Eの車両走行床面まで上昇して停止する。乗り込み台13に車両Mが乗り入れると、退避位置Tの載置台10から移送装置15が乗り込み台13に伸びて車両Mを支持する。この状態で乗り込み台13が下降すると、車両はその重量を完全に移送装置15に預けることになる。そして、載置台10が乗り込み台13の上の位置に横行するのと並行して移送装置15が載置台10に引き込まれる。そうすると、最終的にピット上に至った載置台10の上に車両が搭載されることになる。もちろん、退避位置Tにある載置台10が一旦車両を引き取ってからピット上に横行してもよい。単に、移送装置15の退避と載置台10の横行とのタイミングの調整だけであるから、いずれの手順を取るのも容易である。
【0049】
本実施形態では、載置台10の横行のために退避位置Tに横行駆動装置40を配備したが、とくにかかる構成に限定されることはない。たとえば、載置台10にその横行輪を回転駆動するための駆動装置を備え、載置台10を自走式にしてもよい。自走式にしても制御装置60によって載置台の横行、停止を容易に制御するように構成することができる。
【0050】
図2および図12に示すように、ピット内には油圧シリンダを内蔵した昇降駆動機42が設置され、この駆動機42の上に旋回装置43が設置され、旋回装置43の上に上記乗り込み台13が設置されている。昇降駆動機42は旋回装置43と乗り込み台13とをわずかな距離だけ昇降させるのであるが、油圧式以外にも電動モータ等の公知の駆動源によるものであってもよい。旋回装置43は、乗り込み台13が昇降駆動機42によって退避位置の載置台10等と干渉しない位置まで上昇させられたときに作動し、乗り込み台13をたとえば180゜旋回させる。旋回装置43は、昇降駆動機42の上に回転可能に設置された旋回円筒43aと、旋回円筒43aの外周面に形成されたスプロケット43bと、このスプロケット43bに掛け回された無端チェーン43cと、この無端チェーン43cを正逆方向に引き駆動するモータ43dとを有している。
【0051】
乗り込み台13の上は、前輪用と後輪用との二つのスラットコンベア44が前後方向に離間して配設されている。各スラットコンベア44は乗り込み台13の幅方向(横方向という)に移動するものであり、幅方向に旋回させられる一対の無端チェーン44aに多数本のスラットバー44bが平行に掛け渡された状態で取り付けられた公知のものである。そして、このスラットコンベア44は駆動モータ45により、スプロケット45aおよび回転伝達軸45bを介して横方向に移動させられる。車両Mは車輪Wをこのスラットコンベア44の上に位置させた状態で乗り込み台13に搭載される。そして、スラットコンベア44を横方向に移動させることによって乗り込み台13に対する車両の横方向位置が調整される。
【0052】
図3には、載置台10が駐車棚7に対向する駐車階に至った状態が示されている。駐車棚7は、駐車塔の鉄骨Bに固定された支持梁46と、この支持梁46に取り付けられた矩形の枠体からなる棚部材47とを備えている。棚部材47の上面には駐車される車両Mの前輪Wおよび後輪Wが乗る一対の車輪載置板48が取り付けられている。図3(b)に示すように、車輪載置板48はその前後端辺に車止めのための突条48aが形成されている。
【0053】
この駐車棚7とエレベータ2との車両の受け渡しは載置台10の移送装置15によって行う。載置台10上の車両は、通常はその前後輪がそれぞれ挟持装置17によって挟持された状態である。したがって、エレベータ2から駐車棚7へ車両を移載するときには移送装置15をそのまま駐車棚7へ進出させればよい。このとき、車輪の位置が駐車棚7の車輪載置板48の位置から大きくずれているときには前後輪用の挟持装置17を同期させて前後に移動させることによって位置合わせを行う。また、上下の位置合わせはリミットスイッチ等によって達成されている。そして、車両を支持して駐車棚7へ進出した挟持装置17(図3(b)に二点鎖線で示す)は、スライドフォーク16を相互に離間させることによって車輪の支持を解除し、車両を車輪載置板48へ移載する。
【0054】
エレベータ2が駐車棚7から車両を受け取るときには上記と逆の動作によって行われる。すなわち、前後輪用の挟持装置17を同期させて前後に移動させることにより、挟持装置17の位置を車輪載置板48の位置とほぼ一致させる。ついで、挟持装置17を開いた状態で車輪載置板48の上面に進出させる。そして、車輪載置板48上の車輪Wを挟持したのち、エレベータ2を若干距離だけ上昇させて車両を駐車棚7から持ち上げる。その状態で挟持装置17をエレベータ2側に引き込んで載置台10上に車両を移載する。
【0055】
乗り込み台13およびエレベータ2の作動を車両の入庫時を例にとって説明する。まず、エレベータ2が入出庫階Eに下降してくるときに、乗り込み台13はエレベータ2と干渉しないピット12内の低い位置で待機している。
【0056】
図11に示すように、エレベータ2が入出庫階Eに到着すると載置台10が横行レール38に乗る。ケージ11は更に若干距離だけ下降することにより載置台10と分離する。ケージ11は着脱装置34の支持棒35(図7)を引き込んで載置台10との干渉を回避する。
【0057】
図12に示すように、カウンターウエイトの主ウエイト5aがその係合突起55aを突出させてガイドレール50に係合し、カウンターウエイト5が第一状態となる。この後、ケージ11だけが若干距離だけ上昇する。載置台10は横行駆動装置40により、ケージ11と干渉することなく退避位置Tに横行させられる。乗り込み台13が、その上面(車両の載置面)が車両走行床面と一致するまで上昇して停止し、入庫車両を待つ。入庫車両Mが乗り込み台13の上に乗り入れる。必要に応じてスラットコンベア44を作動させて車両Mの横方向の位置を調整する。
【0058】
図13に示すように、必要に応じて、昇降駆動機42によって乗り込み台13を旋回装置43とともに床面や載置台10と干渉しない位置まで上昇させ、車両Mが出庫時にそのままの体勢で出庫しうるように車両の方向を変えるために、乗り込み台を180゜旋回させる。
【0059】
図14に示すように、乗り込み台13を再度所定位置まで下降させる。その後、退避位置Tにある載置台10から移送装置15が乗り込み台13に向けて伸び、前後の車輪Wをそれぞれ挟持し、車両Mを下から支持する。乗り込み台13は元の引き位置まで下降させられる。このとき、車両Mの重量はすべて移送装置15に預けられる。
【0060】
図15に示すように、車両Mおよびトップフォーク20は昇降路6の上記位置に維持した状態で、載置台10を昇降路6に向けて横行させ、同時にスライドフォーク16を縮短させる。そうすることにより、載置台10は昇降路6の所定位置に進出し、車両Mは載置台10の上に載置された状態となる。
【0061】
図16に示すように、若干上方位置に停止していたケージ11が載置台10のところまで下降し、上記着脱装置34の支持棒35を突出させて載置台10を下から支持し得る状態とする。これでケージ11と載置台10とが連結する。同時に、カウンターウエイトの主ウエイト5aがその係合突起55aを退避させてガイドレール50との係合が解かれ、カウンターウエイト5が第二状態となる。エレベータ2は載置台10上に車両Mを搭載したまま指定された駐車棚7の位置まで上昇する。
【0062】
載置台10の挟持装置17は必要に応じて前後に移動することにより、車両の車輪の位置を駐車棚7の車輪載置板48の位置とほぼ一致させる。
【0063】
図17に示すように、載置台10から、挟持装置17が車輪Wを挟持したまま駐車棚7の棚部材47に向かって進出する。そして、挟持装置17はスライドフォーク16を相互に離間させることによって車輪Wの支持を解除し、車両Mを車輪載置板48へ移載する。載置台10が挟持装置17を引き込んで収容したあと、エレベータ2は入出庫階に下降する。以上が入庫動作である。
【0064】
出庫動作は上記入庫動作と逆の手順でなされる。すなわち、エレベータ2が指定された駐車棚7の位置まで上昇し、挟持装置17が開いた状態で棚部材47に向かって進出する。そして、挟持装置17は車輪載置板48上でスライドフォーク16同士を相互に接近させることによって車輪を挟持する。エレベータ2が若干上昇することにより、車両を車輪載置板48から持ち上げる。そして、挟持装置17は車両を支持した状態で載置台10に引き込む。エレベータ2は車両を搭載した状態で入出庫階まで下降する。このとき入出庫階では、乗り入れ台13はエレベータと干渉しないようにピット内の低い位置に下降している。
【0065】
入出庫階に到着した載置台10はケージ11から分離される。そして、分離された載置台10は前述した手順で、挟持装置17が車両を支持した状態で移送装置15を伸ばしつつ、これと同期して載置台10自身は退避位置Tへ横行する。すなわち、移送装置15に支持された車両はピット上に位置したまま載置台10のみが退避位置Tに移動する。その後、乗り込み台13が所定位置まで上昇してきたら、挟持装置17が相互に開いて車両を乗り込み台13の上に移載する。この前に、必要に応じて挟持装置17が前後に移動して車両の車輪の位置を乗り込み台13のスラットコンベア44の位置に一致させる。車両の支持を解いた挟持装置17は載置台10に引き込まれ、乗り込み台13に移載された車両は出庫する。そして、載置台10と乗り込み台13は入庫動作指示または出庫動作指示を待つ。
【0066】
図18に示すように、入出庫階Eでは、乗り込み台13に車両Mが乗り入れているか否か、乗り入れた車両の位置、入出庫口における人や車両の通過の有無等を検出するため、各種の検出センサが配備されている。本実施形態では各検出センサとして発光体と受光体との対からなる光電センサを例にとっているが、他の公知のセンサも採用することができる。
【0067】
まず、入出庫口Gには、入出庫口Gにおける人や車両の通過に伴う遮光を検知して当該通過を検出する第一センサ61が設置されている。この第一センサ61によって車両や人が駐車装置内に入ったか出たかが判る。乗り込み台13を斜めに横切る仮想直線の両側に対応する入出庫階E内の左右両側の所定位置には、乗り込み台13の上に車両Mが存在するか否かを車両Mによる遮光の有無によって検出する第二センサ62が設置されている。
【0068】
乗り込み台13の前端縁および後端縁に対応する入出庫階E内の左右両側の所定位置には、乗り込み台13の前後端から車両Mがはみ出しているか否かを車両Mによる遮光の有無によって検出する第三センサ63および第四センサ64が設置されている。このセンサ63、64により、乗り込み台13に乗り入れた車両Mの前端または後端が乗り込み台13からはみ出していると判断されると、後述の案内表示板70等にアラームが発せられ、駐車装置1の運転が停止する。乗り込み台13の前端縁から若干寸法だけ後退した部位Hに対応する入出庫階E内の左右両側の所定位置には第五センサ65が設置されている。第五センサ65の目的は、第三センサ63との協働で車両が乗り込み台13上の適正な範囲に停止するように誘導することであり、乗り込み台13の少なくとも上記部位Hまで車両Mが進入しているか否かを検出するものである。入出庫階Eにおける乗り込み台13の前方には案内表示板70が設置されており、図示のごとく車両Mの前端部分が上記第三センサ63に検出されず且つ第五センサ65に検出される位置まで、この表示板70によって車両Mを誘導する。たとえば、車両乗り入れ時にセンサ65を遮光していないときは「もう少し前へ」と表示され、行き過ぎてセンサ63を遮光すると「もう少しバックしてください」と表示され、センサ63を遮光せず、センサ65を遮光すると「正しい一に停車しました。サイドブレーキを引いて降車してください」と表示される。
【0069】
乗り込み台13の右側縁および左側縁に対応する入出庫階E内の前後両側の所定位置には、乗り込み台13の左右両側縁から車両Mがはみ出しているか否かを車両Mによる遮光の有無によって検出する第六センサ66および第七センサ67が設置されている。このセンサ66、67により、乗り込み台13に乗り入れた車両Mが乗り込み台13の左右からはみ出していると判断されると、アラームが発せられ、駐車装置1の運転が停止する。たとえば車両Mのドアが開いているときにも上記第六および第七のセンサ66、67によって検出することができる。
【0070】
乗り込み台13に乗り入れた車両Mの車輪Wの左右位置を検出するための第八センサ68と第九センサ69とが入出庫階Eおよび乗り込み台13それぞれに設置されている。図示のごとく、乗り込み台13上における前輪用スラットコンベア44上の左車輪(右車輪でもよい)Wをカバーするように、いわゆるワイド光電センサの受光体(発光体)68が前輪用スラットコンベア44の後方に配置されており、入出庫階における乗り込み台13の前方位置に、上記受光体(発光体)に対向するように発光体(受光体)68が配置されている。これが第八センサ68である。一方、乗り込み台13上における後輪用スラットコンベア44上の右車輪(左車輪でもよい)Wをカバーするように、いわゆるワイド光電センサの受光体(発光体)69が後輪用スラットコンベア44の前方に配置されており、入出庫階における乗り込み台13の後方位置に、上記受光体(発光体)に対向するように発光体(受光体)69が配置されている。これが第九センサ69である。この第八および第九のセンサ68、69により、各車輪Wが前後方向にほぼ真っ直ぐ向いているか否かが確認される。たとえば、車輪Wが傾いておれば、車輪が広い範囲で遮光するため、これが検出されるのである。これら第八および第九のセンサ68、69は前後輪とも、および左右輪ともに検出可能にするのが好ましい。
【0071】
以上の検出システムは例示であり、検出センサを他の配置とすることもできる。
【0072】
また、前述した乗り込み台13のスラットコンベア44は車両を横方向に移動させるものであるが、かかる構成に限定されない。たとえば、乗り込み台13の前後方向に移動する、左右一対のスラットコンベアを乗り込み台に設置してもよい。各スラットコンベアに車両の右側車輪と左側車輪とが乗り入れる。そして、スラットコンベアを移動させることによって車両を適正な位置に停止させる。この場合、前述した第五センサ65はとくに必要ではなくなる。また、車輪の位置を退避位置にある載置台10の移送装置15の位置に対向させることも容易となる。
【0073】
以上説明した実施形態では乗り込み台13が入出庫階Eに設けられている。これに併せて、載置台10がケージ11に対して着脱可能にされており、入出庫階Eにおいて退避位置Tへ横行可能にされている。しかし、かかる構成に限定されない。たとえば、入出庫階に退避位置も乗り込み台も載置台の横行機構も設けず、載置台とケージとを一体に形成したものでもよい。この場合、入出庫階に至った載置台に入庫車が直接乗り込みうるように構成すればよい。すなわち、載置台に乗り入れてきた車両が上記挟持部材17を乗り越えて所定位置に停止し得るようにすればよい。このためには、載置台を単なる枠体ではなく、その上面を車両が走行し得るように床板を貼設しておく必要がある。そして、挟持装置が載置台の上面に沿って前後移動するための送りネジ機構と連結するために、上記床板には送りネジ機構のナット30aが移動しうるスリットを形成しておく必要がある。また、車両の車輪が容易に挟持装置を乗り越えうるように、挟持装置の高さ寸法を小さくする。また、載置台が入庫車を待つときには挟持装置を開いておく。車両が乗り入れてから挟持装置を閉じて車輪を挟持するようにすることは容易である。また、出庫時にも、たとえば、載置台が車両を搭載して入出庫階に至った後で挟持装置を開いて出庫を容易にすることができる。
【0074】
または、載置台10とケージ11とは着脱可能にし、入出庫階のピット内に前述した昇降旋回装置(旋回装置43とこの昇降駆動機42)を設け、一方、退避位置、乗り込み台、および載置台の横行機構は設けないものであってもよい。これは、入出庫階において載置台を旋回させることを可能にするために載置台10とケージ11とを着脱可能にするものである。
【0075】
さらに、前述した乗り込み台13は下降してくる載置台10との干渉避けるために下降する構成であるが、かかる構成に限定されない。たとえば、下降するのではなく、第一退避位置Tとは逆の方向(図11でいうピット12の右側)に横行し得る構成を採用してもよい。こうすることにより、乗り込み台は大きく下降する必要がないため、昇降駆動機42のストロークは小さくてもよく、また、ピットの深さも浅くすることができる。しかし、このためにはピット12は浅くても右側に広げて第二退避位置を形成しておく必要はある。横行のためには、ピット底部に横行レールを敷設し、昇降駆動機に横行輪を備えればよい。もちろん、乗り込み台を旋回させるために僅かな距離だけ上昇させる機能は残存させる必要がある。
【0076】
かかる構成によれば、入庫時には乗り込み台は昇降駆動機等と一体で第二退避位置に退避しておき、エレベータが下降して載置台10が退避位置Tに退避した後、中央のピットへ横行して入庫車両を待つ。出庫時にも乗り込み台は第二退避位置に退避しておき、エレベータが下降して載置台10が車両を搭載したまま退避位置Tに退避した後、中央のピットへ横行して載置台10から出庫車両を受け取る。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、各駐車棚に横行台車を備える必要がないことはもとより、横行のための機構をも各駐車棚に備える必要がなく、エレベータと駐車棚との間で車両を受け渡しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図であり、図1の駐車装置の入出庫階を示している。
【図3】図3(a)は図1のIII−III線断面図であって、図1の駐車装置における駐車棚が配設されている階を示しており、図3(b)は図3(a)のB−B線断面図である。
【図4】図1の駐車装置におけるエレベータを分解して示す斜視図である。
【図5】図1の駐車装置におけるエレベータのスライドフォークの駆動用ワイヤの配置を概略的に示す斜視図である。
【図6】図3のVI−VI線断面図であり、スライドフォークを示す断面図である。
【図7】図7(a)は図3に示すエレベータのケージの下端に配設された着脱装置を示す断面図であり、図7(b)は図7(a)のVII−VII線矢視図であり、図7(c)は図7(a)の着脱装置の動作を示す断面図である。
【図8】図1の駐車装置におけるカウンターウエイトの一例を示す正面図である。
【図9】図8のカウンターウエイトの平面図である。
【図10】図1の駐車装置におけるカウンターウエイトの他の例を示す正面図である。
【図11】図1の駐車装置における入出庫階に到達したエレベータの動作を示す断面図である。
【図12】図1の駐車装置の入出庫階における、載置台とケージとが分離したエレベータの動作を示す断面図である。
【図13】図1の駐車装置の入出庫階における、乗り込み台とエレベータとの関係を示す断面図である。
【図14】図1の駐車装置の入出庫階におけるエレベータの車両移載を示す断面図である。
【図15】図1の駐車装置の入出庫階におけるエレベータの車両移載を示す断面図である。
【図16】図1の駐車装置の入出庫階におけるエレベータの車両移載を示す断面図である。
【図17】図1の駐車装置の駐車階におけるエレベータの車両移載を示す断面図である。
【図18】図1の駐車装置の入出庫階における車両検出システムを示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・・駐車装置
2・・・・エレベータ
3・・・・ワイヤ
4・・・・巻き上げ装置
5・・・・カウンターウエイト
5a・・・主ウエイト
5b・・・副ウエイト
6・・・・昇降路
7・・・・駐車棚
8・・・・ガイドレール
9・・・・係合ローラ
10・・・・載置台
11・・・・ケージ
12・・・・ピット
13・・・・乗り込み台
14a・・・縦枠
14b・・・天井枠
15・・・・移送装置
16・・・・スライドフォーク
17・・・・挟持装置
18・・・・ベースフォーク
19・・・・ミドルフォーク
20・・・・トップフォーク
21・・・・駆動スプロケット
22、23・・・・案内スプロケット
24・・・・チェーン
25・・・・駆動モータ
26、27・・・・スプロケット
28、29・・・・チェーン
30・・・・送りネジ機構
31・・・・縦行輪
32・・・・レール
33・・・・当接部材
34・・・・着脱装置
35・・・・支持棒
36・・・・進退駆動機
37・・・・連結アーム
38・・・・横行レール
39・・・・横行輪
40・・・・横行駆動装置
41・・・・係合レール
42・・・・昇降駆動機
43・・・・旋回装置
44・・・・スラットコンベア
45・・・・駆動モータ
46・・・・支持梁
47・・・・棚部材
48・・・・車輪載置板
50・・・・ガイドレール
51・・・・ガイドシュー
52・・・・貫通孔
54・・・・緩衝部材
55a・・・係合突起
55b・・・駆動機
56・・・・被係合部材
57a・・・支持ローラ
57b・・・転向プーリ
58a・・・第一係止部
58b・・・第二係止部
60・・・・制御装置
61〜69・・・・検出センサ
B・・・・鉄骨
E・・・・入出庫階
Ed・・・(入出庫口の)扉
G・・・・入出庫口
M・・・・車両
P・・・・外装パネル
T・・・・退避位置
W・・・・(車両の)車輪

Claims (13)

  1. 車両を昇降させて駐車棚と入出庫階とに搬送するための昇降体を有するエレベータ式駐車装置であって、
    上記昇降体に配設された、車両を載置するための載置台と、
    該載置台に配設された、車両をその下から支持し且つこの支持を解除しうる車両支持装置と、
    該車両支持装置を横方向に移動させるための移送装置とを備えてなるエレベータ式駐車装置。
  2. 入出庫階における上記昇降体の昇降路の位置である乗り込み位置に配設された、車両が乗り込む乗り込み台をさらに備えており、
    該乗り込み台が、入出庫階に至った載置台と干渉しない位置に形成された第二退避位置に移動可能にされており、
    上記載置台が昇降体に着脱可能にされており、
    載置台が、入出庫階において昇降体から離脱し、平面視で上記乗り込み位置とその側方に形成された第一退避位置との間を横行可能に構成されてなる請求項1記載のエレベータ式駐車装置。
  3. 上記第二退避位置が、入出庫階に至った載置台より下方位置であり、上記乗り込み台が、この第二退避位置に下降可能に構成されてなる請求項2記載のエレベータ式駐車装置。
  4. 上記第二退避位置が、上記乗り込み位置から見て上記第一退避位置の反対の側方に形成されており、
    上記乗り込み台が、乗り込み位置と第二退避位置とに横行可能に構成されてなる請求項2記載のエレベータ式駐車装置。
  5. 入出庫階における、上記乗り込み位置から上記第一退避位置にかけて横行レールが敷設されており、
    上記載置台が、上記横行レールに載る横行輪を有しており、
    上記第一退避位置に、載置台を乗り込み位置と第一退避位置とに横行させるための横行駆動装置が配設されてなる請求項2記載のエレベータ式駐車装置。
  6. 上記昇降体、載置台、車両支持装置、移送装置、横行駆動装置および乗り込み台それぞれの作動を制御する制御装置を備えており、
    該制御装置が、上記載置台が横行レール上に載る位置まで昇降体を下降させたうえで昇降体が保持していた載置台を離脱させ、横行駆動装置によって載置台を第一退避位置に横行させ、載置台が離脱した昇降体を上昇させるとともに、第二退避位置に退避していた乗り込み台を乗り込み位置に復帰させるように制御してなる請求項5記載のエレベータ式駐車装置。
  7. 上記昇降体を吊り上げるために昇降体に取り付けられた策条と、該策条の他端側に取り付けられたカウンターウエイトと、策条を引き駆動して昇降体を昇降させるための昇降駆動装置と、カウンターウエイトの昇降を案内するための案内柱とをさらに備えており、
    上記カウンターウエイトが主ウエイトと副ウエイトとからなり、該主ウエイトが案内柱に係合することによって副ウエイトのみの自重が策条に加わる第一状態と、主ウエイトが案内柱から離脱して両ウエイトの自重が策条に加わる第二状態とに切り替え可能に構成されており、
    上記制御装置が、昇降体および載置台が一体に昇降するときにはカウンターウエイトを第二状態に、昇降体のみが昇降するときには第一状態になるように切り替える請求項6記載のエレベータ式駐車装置。
  8. 上記主ウエイトが副ウエイトの上方に配置されており、策条が主ウエイトに形成された貫通孔に挿通されたうえで、その端部が副ウエイトに取り付けられており、
    上記主ウエイトが、案内柱に係合および離脱する係合部材を有してなる請求項7記載のエレベータ式駐車装置。
  9. 上記車両支持装置が、前後方向に接近して車両の車輪を前後から挟持して車両を保持する挟持装置から構成されてなる請求項1または2記載のエレベータ式駐車装置。
  10. 上記移送装置が、上記挟持装置を入れ子式に組み込まれたスライド部材から構成され、載置台の幅方向に進出後退可能に構成されてなる請求項9記載のエレベータ式駐車装置。
  11. 上記乗り込み台が、その上面に車両の車輪が搭載される横方向移動可能なスラットコンベアを有しており、
    上記第一退避位置にある載置台の移送装置が、上記挟持装置を乗り込み台上に進出させて上記スラットコンベア上に載っている車輪を前後から挟持し得るように構成されてなる請求項10記載のエレベータ式駐車装置。
  12. 上記乗り込み台が、その上面に車両の車輪が搭載される前後方向移動可能なスラットコンベアを有しており、
    上記第一退避位置にある載置台の移送装置が、上記挟持装置を乗り込み台上に進出させて上記スラットコンベア上に載っている車輪を前後から挟持し得るように構成されてなる請求項10記載のエレベータ式駐車装置。
  13. 上記昇降体に、載置台を保持し且つこの保持を解放する着脱装置が配設されており、
    該着脱装置が、載置台の下方に進出して載置台を下から支持する作用位置と、載置台から離間して載置台の支持を解放する非作用位置とに変位する連結部材を有してなる請求項2記載のエレベータ式駐車装置。
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