JP2004306838A - 車両後部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、車体の剛性向上を図り、コネクタの取付けに利用してコネクタへの悪影響を防ぐことが可能な車両後部構造を提供することにある。
【解決手段】本発明は、サイドボディ3に対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレーム4が車両前後方向に沿って配設され、ボディフレーム4にリヤサスペンションアームブラケット6が取付けられる車両後部構造において、サイドボディ3とボディフレーム4との間にはリンフォース9が設けられ、リンフォース9は、ボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6に跨って取付けられる一端取付面部10と、サイドボディ3に取付けられる他端取付面部11と、これら両取付面部10,11間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部12とによってクランク形状に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、サイドボディ3に対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレーム4が車両前後方向に沿って配設され、ボディフレーム4にリヤサスペンションアームブラケット6が取付けられる車両後部構造において、サイドボディ3とボディフレーム4との間にはリンフォース9が設けられ、リンフォース9は、ボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6に跨って取付けられる一端取付面部10と、サイドボディ3に取付けられる他端取付面部11と、これら両取付面部10,11間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部12とによってクランク形状に形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に自動車のABSセンサ等、各種センサのハーネスなどが取付けられる車両後部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車などの車両には、タイヤの車輪速を測定するためのABSセンサが設けられており、該ABSセンサは、その電気信号を伝えるハーネスと一体構造になっている。車両室内のメインハーネスからのハーネスとABSセンサとを接続するコネクタは、組付性を考慮して車両室外に配置されることが多い(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−30226号公報
【0004】
ところで、コネクタが車両室外に配置されるということは、泥水や砂塵等による悪影響を受け易くなることを意味している。そこで、コネクタの耐防水性を確保するため、高価な耐防水部品が必要となる。また、コネクタが損傷しないように、耐環境性の優れた高価な樹脂材料が必要となる。
このようなリヤABSセンサのコネクタを取付ける構造としては、例えば、図4〜図6に示すものがある。すなわち、コネクタ51は、ボディパネル52の車両後方位置で、車両前後方向へ沿って延びるボディフレーム53の車両外側に取付けられている。このため、ボディフレーム53の車両外側面には、コネクタ51を固定する取付孔(図示せず)が穿設されている。また、リヤABSセンサのコネクタ51またはハーネス54には、図4〜図6に示す如く、複数のクランプ55が取付けられており、これらクランプ55を車体側のボディフレーム53およびリヤサスペンションアームブラケット56や、リヤサスペンション機構のサスペンショントレーリングアーム57に穿設した差込孔(図示せず)に差し込むことによって、ハーネス54は、車両下方から後方へ向かって車体側に固定されるようになっている。なお、図中矢印F方向は車両前方側、矢印R方向は車両右方側および矢印U方向は車両上方側をそれぞれ示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の車両後部構造では、車両前方側のボディパネル52によってコネクタ51が車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等(図6中の矢印D方向)からある程度保護されているが、図6に示す如く、周辺部品との配置関係から泥水や砂塵等がコネクタ51に掛かってしまうことがあり、コネクタ51が十分に保護されているとは云えなかった。したがって、従来の車両後部構造では、コネクタ51の耐防水性を確保するため、高価な耐防水部品が必要となったり、コネクタ51が損傷しないように、耐環境性の優れた高価な樹脂材料を用いて形成する必要があった。
【0006】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、車体の剛性向上を図り、コネクタの取付けに利用してコネクタへの悪影響を防ぐことが可能な車両後部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、サイドボディに対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレームが車両前後方向に沿って配設され、該ボディフレームにリヤサスペンションアームブラケットが取付けられる車両後部構造において、前記サイドボディと前記ボディフレームとの間にはリンフォースが設けられ、該リンフォースは、前記ボディフレームおよび前記リヤサスペンションアームブラケットに跨って取付けられる一端取付面部と、前記サイドボディに取付けられる他端取付面部と、これら両取付面部間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部とによって形成されている。
【0008】
また、本発明において、前記リンフォースの中間立壁面部には、取付孔が設けられており、該取付孔を介してコネクタが車両後方側から前記中間立壁面部に取付けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1〜図3は、本発明に係る車両後部構造の実施の形態を示している。本実施形態の車両には、図1〜図3に示す如く、ハーネスと一体構造のリヤABSセンサがリヤタイヤの車輪速を測定するために搭載されている。このリヤABSセンサは、車両室内のメインハーネスからのハーネス2とリヤABSセンサとを接続するコネクタ1を備えている。
【0011】
本実施形態のコネクタ1も、従来例と同様、組付性を考慮して車両室外に配置されている。このようなコネクタ1を取付ける車体後部には、サイドボディ3に対し車両幅方向の内側へ向かって間隔を置きながら、ボディフレーム4が車両前後方向に沿って配設されており、該ボディフレーム4の前端部は、ボディパネル5に取付けられている。また、ボディフレーム4の前端部寄りの下部には、開口部側を車両後方に配置した断面略コ字状のリヤサスペンションアームブラケット6が設けられており、該アームブラケット6の対向壁6a,6bの上部は、溶接によってボディフレーム4の左右両側面に取付けられている。そして、アームブラケット6の対向壁6a,6bには、リヤサスペンション機構を構成するサスペンショントレーリングアーム7の前端側支持部7aが枢支ピン8を介して回動自在に支持されている。
【0012】
また、本実施形態のコネクタ1を取付ける車両後部に位置し、サイドボディ3とボディフレーム4との車両幅方向間には、図1〜図3に示す如く、車体側部の剛性を向上させるリンフォース9が設けられている。このリンフォース9は、ボディパネル5の背面後方に配設されており、ボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けられる一端取付面部10と、サイドボディ3の内側面に取付けられる他端取付面部11と、これら両取付面部10,11間に位置し、やや車両後方へ傾斜しながらほぼ車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部12とによってクランク形状に形成されている。すなわち、リンフォース9は、所定形状に加工されたパネル素材の両側部をそれぞれ反対方向へほぼ直角に折り曲げることによって形成されており、一端取付面部10は、他端取付面部11に対して車両後方側に配置されている。
【0013】
しかも、リンフォース9の中間立壁面部12の上下方向の中間位置であって、一端取付面部10寄りの内側角部近傍には、コネクタ1の突出部14を差し込む取付孔13が設けられている。すなわち、コネクタ1は、突出部14および取付孔13を介して車両後方側から中間立壁面部12に取付けられており、当該中間立壁面部12によってコネクタ1の車両前方側が覆われるようになっている。
なお、リヤABSセンサのハーネス2は、リンフォース9、ボディフレーム4、リヤサスペンションアームブラケット6およびサスペンショントレーリングアーム7に沿って配索され、車両下方から後方へ向かって車体側に固定されるようになっている。このため、ハーネス2等には、複数のクランプ15が取付けられており、これらクランプ15は、車体側のボディフレーム4およびサスペンショントレーリングアーム7などに穿設した差込孔(図示せず)に差し込まれるようになっている。
【0014】
本発明の実施形態の車両後部構造においてコネクタ1およびハーネス2を取付けるには、予め、リンフォース9をクランク形状に折り曲げ、一端取付面部10を溶接によりボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けると共に、他端取付面部11を溶接によりサイドボディ3の内側面に取付ける。次いで、コネクタ1の突出部14を中間立壁面部12の取付孔13に差し込んで、コネクタ1をリンフォース9に固定すると共に、ハーネス2を引き回して所定の箇所でクランプ15により固定すれば、コネクタ1およびハーネス2は、車体側に取付けられることになる(図1〜図3参照)。
【0015】
本発明の実施形態に係る車両後部構造では、サイドボディ3とボディフレーム4との車両幅方向間にリンフォース9が設けられ、リンフォース9は一端取付面部10、他端取付面部11および中間立壁面部12によってクランク形状に形成され、かつ一端取付面部10がボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けられ、他端取付面部11がサイドボディ3の内側面に取付けられると共に、中間立壁面部12が取付面部10,11間でほぼ車両幅方向に沿って配置されているため、リンフォース9の存在によって、車体側部の剛性を向上させることができる。しかも、本発明の実施形態の車両後部構造では、リンフォース9の中間立壁面部12にコネクタ1が車両後方側から取付けられているため、図3中の矢印D方向に示す如く、車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等がリンフォース9の中間立壁面部12によって阻止され、コネクタ1が汚れたり、損傷したりすることはなくなる。したがって、本実施形態の車両後部構造によれば、従来の後部構造のようにコネクタ1の耐防水性を確保したり、損傷しないようにしたりする必要がなくなり、高価な耐防水品や耐環境性の優れた高価な樹脂材料が不要となり、ごく一般的で安価な樹脂材料で製作された防水コネクタを用いることができる。
【0016】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、既述の実施の形態に係る車両後部構造では、ABSセンサのコネクタ1を取付けるようにしたが、本発明は、車両室外にコネクタを取付ける必要がある各種センサに適用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係る車両後部構造は、サイドボディに対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレームが車両前後方向に沿って配設され、該ボディフレームにリヤサスペンションアームブラケットが取付けられるものにおいて、前記サイドボディと前記ボディフレームとの間にはリンフォースが設けられ、該リンフォースは、前記ボディフレームおよび前記リヤサスペンションアームブラケットに跨って取付けられる一端取付面部と、前記サイドボディに取付けられる他端取付面部と、これら両取付面部間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部とによって形成されているので、リンフォースの存在によって車体側部の剛性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明の車両後部構造において、前記リンフォースの中間立壁面部に取付孔を設け、該取付孔を介してコネクタを車両後方側から前記中間立壁面部に取付けるようにすれば、車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等がコネクタに掛かり難くなり、コネクタへの悪影響を防ぐことが可能となり、一般的で安価な防水コネクタを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両後部構造が適用されるコネクタの取付箇所付近を示す斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタの取付箇所付近を示す平面図である。
【図3】図1におけるコネクタの取付箇所付近を示す側面図である。
【図4】従来の車両後部構造が適用されるコネクタの取付箇所付近を示す斜視図である。
【図5】図4におけるコネクタの取付箇所付近を示す平面図である。
【図6】図4におけるコネクタの取付箇所付近を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 ハーネス
3 サイドボディ
4 ボディフレーム
5 ボディパネル
6 リヤサスペンションアームブラケット
7 サスペンショントレーリングアーム
8 枢支ピン
9 リンフォース
10 一端取付面部
11 他端取付面部
12 中間立壁面部
13 取付穴
15 クランプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に自動車のABSセンサ等、各種センサのハーネスなどが取付けられる車両後部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車などの車両には、タイヤの車輪速を測定するためのABSセンサが設けられており、該ABSセンサは、その電気信号を伝えるハーネスと一体構造になっている。車両室内のメインハーネスからのハーネスとABSセンサとを接続するコネクタは、組付性を考慮して車両室外に配置されることが多い(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−30226号公報
【0004】
ところで、コネクタが車両室外に配置されるということは、泥水や砂塵等による悪影響を受け易くなることを意味している。そこで、コネクタの耐防水性を確保するため、高価な耐防水部品が必要となる。また、コネクタが損傷しないように、耐環境性の優れた高価な樹脂材料が必要となる。
このようなリヤABSセンサのコネクタを取付ける構造としては、例えば、図4〜図6に示すものがある。すなわち、コネクタ51は、ボディパネル52の車両後方位置で、車両前後方向へ沿って延びるボディフレーム53の車両外側に取付けられている。このため、ボディフレーム53の車両外側面には、コネクタ51を固定する取付孔(図示せず)が穿設されている。また、リヤABSセンサのコネクタ51またはハーネス54には、図4〜図6に示す如く、複数のクランプ55が取付けられており、これらクランプ55を車体側のボディフレーム53およびリヤサスペンションアームブラケット56や、リヤサスペンション機構のサスペンショントレーリングアーム57に穿設した差込孔(図示せず)に差し込むことによって、ハーネス54は、車両下方から後方へ向かって車体側に固定されるようになっている。なお、図中矢印F方向は車両前方側、矢印R方向は車両右方側および矢印U方向は車両上方側をそれぞれ示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の車両後部構造では、車両前方側のボディパネル52によってコネクタ51が車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等(図6中の矢印D方向)からある程度保護されているが、図6に示す如く、周辺部品との配置関係から泥水や砂塵等がコネクタ51に掛かってしまうことがあり、コネクタ51が十分に保護されているとは云えなかった。したがって、従来の車両後部構造では、コネクタ51の耐防水性を確保するため、高価な耐防水部品が必要となったり、コネクタ51が損傷しないように、耐環境性の優れた高価な樹脂材料を用いて形成する必要があった。
【0006】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、車体の剛性向上を図り、コネクタの取付けに利用してコネクタへの悪影響を防ぐことが可能な車両後部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、サイドボディに対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレームが車両前後方向に沿って配設され、該ボディフレームにリヤサスペンションアームブラケットが取付けられる車両後部構造において、前記サイドボディと前記ボディフレームとの間にはリンフォースが設けられ、該リンフォースは、前記ボディフレームおよび前記リヤサスペンションアームブラケットに跨って取付けられる一端取付面部と、前記サイドボディに取付けられる他端取付面部と、これら両取付面部間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部とによって形成されている。
【0008】
また、本発明において、前記リンフォースの中間立壁面部には、取付孔が設けられており、該取付孔を介してコネクタが車両後方側から前記中間立壁面部に取付けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1〜図3は、本発明に係る車両後部構造の実施の形態を示している。本実施形態の車両には、図1〜図3に示す如く、ハーネスと一体構造のリヤABSセンサがリヤタイヤの車輪速を測定するために搭載されている。このリヤABSセンサは、車両室内のメインハーネスからのハーネス2とリヤABSセンサとを接続するコネクタ1を備えている。
【0011】
本実施形態のコネクタ1も、従来例と同様、組付性を考慮して車両室外に配置されている。このようなコネクタ1を取付ける車体後部には、サイドボディ3に対し車両幅方向の内側へ向かって間隔を置きながら、ボディフレーム4が車両前後方向に沿って配設されており、該ボディフレーム4の前端部は、ボディパネル5に取付けられている。また、ボディフレーム4の前端部寄りの下部には、開口部側を車両後方に配置した断面略コ字状のリヤサスペンションアームブラケット6が設けられており、該アームブラケット6の対向壁6a,6bの上部は、溶接によってボディフレーム4の左右両側面に取付けられている。そして、アームブラケット6の対向壁6a,6bには、リヤサスペンション機構を構成するサスペンショントレーリングアーム7の前端側支持部7aが枢支ピン8を介して回動自在に支持されている。
【0012】
また、本実施形態のコネクタ1を取付ける車両後部に位置し、サイドボディ3とボディフレーム4との車両幅方向間には、図1〜図3に示す如く、車体側部の剛性を向上させるリンフォース9が設けられている。このリンフォース9は、ボディパネル5の背面後方に配設されており、ボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けられる一端取付面部10と、サイドボディ3の内側面に取付けられる他端取付面部11と、これら両取付面部10,11間に位置し、やや車両後方へ傾斜しながらほぼ車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部12とによってクランク形状に形成されている。すなわち、リンフォース9は、所定形状に加工されたパネル素材の両側部をそれぞれ反対方向へほぼ直角に折り曲げることによって形成されており、一端取付面部10は、他端取付面部11に対して車両後方側に配置されている。
【0013】
しかも、リンフォース9の中間立壁面部12の上下方向の中間位置であって、一端取付面部10寄りの内側角部近傍には、コネクタ1の突出部14を差し込む取付孔13が設けられている。すなわち、コネクタ1は、突出部14および取付孔13を介して車両後方側から中間立壁面部12に取付けられており、当該中間立壁面部12によってコネクタ1の車両前方側が覆われるようになっている。
なお、リヤABSセンサのハーネス2は、リンフォース9、ボディフレーム4、リヤサスペンションアームブラケット6およびサスペンショントレーリングアーム7に沿って配索され、車両下方から後方へ向かって車体側に固定されるようになっている。このため、ハーネス2等には、複数のクランプ15が取付けられており、これらクランプ15は、車体側のボディフレーム4およびサスペンショントレーリングアーム7などに穿設した差込孔(図示せず)に差し込まれるようになっている。
【0014】
本発明の実施形態の車両後部構造においてコネクタ1およびハーネス2を取付けるには、予め、リンフォース9をクランク形状に折り曲げ、一端取付面部10を溶接によりボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けると共に、他端取付面部11を溶接によりサイドボディ3の内側面に取付ける。次いで、コネクタ1の突出部14を中間立壁面部12の取付孔13に差し込んで、コネクタ1をリンフォース9に固定すると共に、ハーネス2を引き回して所定の箇所でクランプ15により固定すれば、コネクタ1およびハーネス2は、車体側に取付けられることになる(図1〜図3参照)。
【0015】
本発明の実施形態に係る車両後部構造では、サイドボディ3とボディフレーム4との車両幅方向間にリンフォース9が設けられ、リンフォース9は一端取付面部10、他端取付面部11および中間立壁面部12によってクランク形状に形成され、かつ一端取付面部10がボディフレーム4およびリヤサスペンションアームブラケット6の接合部に跨って取付けられ、他端取付面部11がサイドボディ3の内側面に取付けられると共に、中間立壁面部12が取付面部10,11間でほぼ車両幅方向に沿って配置されているため、リンフォース9の存在によって、車体側部の剛性を向上させることができる。しかも、本発明の実施形態の車両後部構造では、リンフォース9の中間立壁面部12にコネクタ1が車両後方側から取付けられているため、図3中の矢印D方向に示す如く、車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等がリンフォース9の中間立壁面部12によって阻止され、コネクタ1が汚れたり、損傷したりすることはなくなる。したがって、本実施形態の車両後部構造によれば、従来の後部構造のようにコネクタ1の耐防水性を確保したり、損傷しないようにしたりする必要がなくなり、高価な耐防水品や耐環境性の優れた高価な樹脂材料が不要となり、ごく一般的で安価な樹脂材料で製作された防水コネクタを用いることができる。
【0016】
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、既述の実施の形態に係る車両後部構造では、ABSセンサのコネクタ1を取付けるようにしたが、本発明は、車両室外にコネクタを取付ける必要がある各種センサに適用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係る車両後部構造は、サイドボディに対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレームが車両前後方向に沿って配設され、該ボディフレームにリヤサスペンションアームブラケットが取付けられるものにおいて、前記サイドボディと前記ボディフレームとの間にはリンフォースが設けられ、該リンフォースは、前記ボディフレームおよび前記リヤサスペンションアームブラケットに跨って取付けられる一端取付面部と、前記サイドボディに取付けられる他端取付面部と、これら両取付面部間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部とによって形成されているので、リンフォースの存在によって車体側部の剛性を向上させることができる。
【0018】
また、本発明の車両後部構造において、前記リンフォースの中間立壁面部に取付孔を設け、該取付孔を介してコネクタを車両後方側から前記中間立壁面部に取付けるようにすれば、車両走行中に前輪の跳ね上げた泥水や砂塵等がコネクタに掛かり難くなり、コネクタへの悪影響を防ぐことが可能となり、一般的で安価な防水コネクタを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両後部構造が適用されるコネクタの取付箇所付近を示す斜視図である。
【図2】図1におけるコネクタの取付箇所付近を示す平面図である。
【図3】図1におけるコネクタの取付箇所付近を示す側面図である。
【図4】従来の車両後部構造が適用されるコネクタの取付箇所付近を示す斜視図である。
【図5】図4におけるコネクタの取付箇所付近を示す平面図である。
【図6】図4におけるコネクタの取付箇所付近を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 ハーネス
3 サイドボディ
4 ボディフレーム
5 ボディパネル
6 リヤサスペンションアームブラケット
7 サスペンショントレーリングアーム
8 枢支ピン
9 リンフォース
10 一端取付面部
11 他端取付面部
12 中間立壁面部
13 取付穴
15 クランプ
Claims (2)
- サイドボディに対し車両幅方向へ間隔を置きながら、ボディフレームが車両前後方向に沿って配設され、該ボディフレームにリヤサスペンションアームブラケットが取付けられる車両後部構造において、前記サイドボディと前記ボディフレームとの間にはリンフォースが設けられ、該リンフォースは、前記ボディフレームおよび前記リヤサスペンションアームブラケットに跨って取付けられる一端取付面部と、前記サイドボディに取付けられる他端取付面部と、これら両取付面部間に位置し、車両幅方向に沿って配置される中間立壁面部とによって形成されていることを特徴とする車両後部構造。
- 前記リンフォースの中間立壁面部には、取付孔が設けられており、該取付孔を介してコネクタが車両後方側から前記中間立壁面部に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両後部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003104934A JP2004306838A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 車両後部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003104934A JP2004306838A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 車両後部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004306838A true JP2004306838A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33467585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003104934A Pending JP2004306838A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 車両後部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004306838A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015063249A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | Ntn株式会社 | ケーブルの配索構造 |
| JP2017200804A (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の配線構造 |
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2003
- 2003-04-09 JP JP2003104934A patent/JP2004306838A/ja active Pending
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