JP2004337796A - 泥水の脱水方法 - Google Patents

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Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
Kanako Hayashi
加奈子 林
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Abstract

【課題】堆砂、ヘドロ等の脱水作業の効率化と脱水作業中も、堆砂、ヘドロを堆積している土地を有効活用する手段を提供するものである。
【解決手段】ブロックを組み立てることで堆砂・ヘドロ等を含む泥水の貯留空間を形成し、当該空間を上記泥水の導入部から泥水中の水分の排出口までを複数に区画し、各区画空間の境界部を複数の細長いスリット状の開口部を有する面とし、泥水を当該区画部を通過させ、泥水の固形分を前記貯留区間に止める泥水の脱水方法である。泥水を複数の細長いスリット状の開口部を有する面を通過させることで開口部の閉塞を防止し、泥水を水分と固形物とに分離する分離効率を向上させるものである。ブロックを組み立てたことでその上部を適宜シートで覆い土盛りすることでブロック上の土地を駐車場あるいは公園として使用できる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川、湖沼、ダム等の底に堆積した堆砂、ヘドロあるいは下水道処理場より排出される活性汚泥等を含む泥水の水分を減じる技術に属する。
【0002】
【従来の技術】
河川や湖沼の表底層に堆積しているヘドロ等の高含水堆積物は、浚渫工事などにおいて掘削した場合、廃棄処分が困難であるとともに、放置しておくと近隣の環境に影響を与える場合もある。またダムなどに堆積した堆砂、ヘドロは、ダムの有効容量を減少させその寿命を縮める。
従来より、かかる高含水堆積物を処理する方法が種々提案されている。
【0003】
その方法は、ヘドロ等の高含水堆積物を透水性のある袋体に入れ、これを積み上げて脱水処理を行うものである。他の方法は、ヘドロ等の高含水堆積物を各種プレス機あるいは遠心分離機を用いて、機械的に脱水する方法である。
石灰やセメント等の固化剤を用いて、泥状物を直接固化して廃棄する方法もある。
【0004】
本発明者が特願平2000−258690で、表面に開口を有する容器状部材を積み上げヘドロを充填しヘドロを脱水するとともに、容器状部材を盛土の芯として使用する方法を提案した。これら堆砂、粘土、活性汚泥等を高濃度で含む泥水の脱水を屋外で実施する方法は、何れも長期間を要し、脱水作業の継続中はその土地の有効活用はできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、堆砂、ヘドロ等あるいはこれらを含む泥水の脱水作業の効率化と脱水作業中も、堆砂、ヘドロを堆積している土地を有効活用する手段を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブロックを組み立てることで堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水の貯留空間を形成し、当該空間を堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水の導入部から堆砂・ヘドロ中の水分の排出口までを複数に区画し、各区画空間の境界部を複数の細長いスリット状の開口部を有する面とし、堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水を、当該区画部を通過させ、堆砂・ヘドロ中の固形分を前記貯留区間に止める堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水の脱水方法である。堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水を複数の細長いスリット状の開口部を有する面を通過させることで開口部の閉塞を防止し堆砂・ヘドロを含有する水分と固形物とに分離する分離効率を向上させるものである。ブロックを組み立てたことでその上部を適宜シートで覆い土盛りすることでブロック上の土地を駐車場あるいは公園として使用できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図を用いて、より詳細に説明する。
図1aは、本発明の堆砂・ヘドロおよびこれらを含む泥水(以下泥水と称する。)の脱水に用いるブロックの形状を示す概念図である。
図に示すように、ブロックは2種類ある。第1のブロックは、泥水の貯留空間形成用のものである。その側面およびその底面に大きな開口部を有し、当該ブロクを組み立てることで形成された泥水を充填すると、貯留空間内全体に泥水が移動できるようになっている。従い開口部の位置、大きさ、数はその目的が達成できるよう適宜変更できる。
第2のブロックはその側面、底面に多数の細長いスリット状の開口部を有していて、その面が上記貯留空間の区画面となり、泥水中の水分と固形分を分離する分離面となる。
【0008】
図ではブロックの中心に円筒が設けられているが、これはブロックを組み上げたときの荷重を支えるためのものである。ブロック自体の側面底面の強度で上からの荷重に耐えられるならば、かならずしも必要はない。
また、図では上記円筒部表面に複数の細長いスリットが設けられているが、これは側面あるいは底面に設けられたスリットと同様、泥水中の水分と固形分を分離する分離面である。特に上記円筒部が上から下まで連通させるようにブロックを組み立てた際、必要に応じてその内部に砂利、繊維の束等を充填し、通水部とし、堆砂・ヘドロ中の水分を、通水部を介して外部に排出するものである。通水部は貯留空間の周囲に同様の素材による通水部と連通させ泥水から分離された水が外部に排出できるようにしておくことが好ましい。
【0009】
図2は、上記ブロックを組み立てた泥水貯留空間である貯留槽を示している。
図に示すように、槽の中心部は、開口部の大きい第1のブロックで構成され、泥水の貯留空間として区画され、その周囲にその表面にスリットを設けた第2のブロックが配置されて分離区画となっている。
第2のブロックからなる分離区画はその全体を同一のブロックとしてもよいが、この分離区画をさらに区分しスリットの形状を槽の内側から外側に向かって細かくなるブロックを配列してもいい。第2のブロックには必要に応じて、その内部に砂利、繊維の束等を充填して通水部としてもよい。
【0010】
ブロックの中央の各筒部には前述したように砂利、繊維の束等を入れ、通水部とし泥水中の水分を除去排出してもよい。砂利、繊維の束にかぎらず、砕石、貝殻、砂等が単独あるいは適宜混合して使用できる。
【0011】
使用するブロックは図1aに示した直方体に限らず図1bに示すように側面および中央の筒部にテーパを設け互に入れ子状に重なり合うような形状にしてもよい。
【0012】
図3は第1のブロックで構成された泥水の貯留槽を示している。槽内は内側から外側にかけて、図では4つに区分けされておりその境目にはそれぞれ透水性シートが設けられている。また、透水性シートの目は内側から外側に向けて疎から細となっている。
【0013】
図3において、図2と同様第1のブロックと第2のブロックからなる槽とし、その境目に透水性シートを上述した順に配置してもよい。ブロックに設けるスリットの幅およびシートの設ける目の大きさは泥水中に含まれる固形物の性状に応じて変更することが可能であるが0.01mmから10mmの範囲で変更することができる。スリットの長さは上記幅以上とし、特に制限はない。ブロックの強度を考慮してその長さを決めることができる。
【0014】
図2、図3においてその上部をシートで覆い、槽内部に土砂が入り込まないようにし、その上部をブロックの強度および上部にかかる荷重を考慮した厚さの土盛りを施し、図4に示すように槽の上部を公園あるいは駐車場などとして利用できる。図4は、本貯留槽を地下に設けているが、地下に限らず槽の外壁を必要な強度有する部材で構成することで地上に設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、上記説明の通り、ブロックの強度、泥水の貯留空間上に設ける土盛りの厚さを適宜選択することで、ブロックの強度に合わせ泥水の貯留空間上を公園、駐車場などに利用しながら泥水の脱水を継続することができる。
ブロックに設けた開口部が細長いスリット状としたため、堆砂/ヘドロがスリットを閉鎖しても、スリット全体が閉鎖される前に、閉鎖物の一部が水流その他の原因で剥がれ落ちるため、完全に閉塞されることが防止されるので、長期にわたり泥水中の固形分の除去が可能となる。
事業終了時には貯留槽はブロックを組み立てて構成されているため、簡単に解体、再利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明に使用するブロックの形状を示す概念図である。
【図2】は、本発明であるヘドロの脱水方法を示す概念図である。
【図3】は、本発明であるヘドロの脱水方法を示す他の概念図である。
【図4】は、本発明であるヘドロの脱水方法を実施する槽の状部の利用状況を示す概念図である。
【符号の説明】
1 ブロック
2 ヘドロの貯留区画
3 分離区画
4 通水部
5 透水シート

Claims (1)

  1. ブロックを組み立てることで泥水の貯留空間を形成し、当該空間を泥水の導入部から泥水中の水分の排出口までを複数に区画し、各区画空間の境界部を複数の細長いスリット状の開口部を有する面とし、泥水を当該区画部を通過させ、泥水中の固形分を前記貯留区間に止めることを特徴とする泥水の脱水方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169941A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Shinichiro Hayashi ヘドロ貯留処理施設

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