JP2004338746A - 収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供する。
【解決手段】ケース本体3を開閉する蓋体6の裏面6aに光源装置7を設けた収納ケース1において、蓋体に部分的に、光源装置の光を蓋体の裏面から表面6bへ向かって透過させる光透過部25が形成されている。蓋体の裏面には、鏡板19と鏡板の周囲に光を透過させるカバー17とが設けられる。光透過部は、透明もしくは半透明な素材で形成された蓋体に部分的に遮光性マスク28が設けられることによって形成される。光源装置は、RGB光源22と、光源の発光をコントロールするコントローラを実装した電子基板23と、これら電子基板および光源に電力を供給するバッテリ24とからなる。
【選択図】 図2
【解決手段】ケース本体3を開閉する蓋体6の裏面6aに光源装置7を設けた収納ケース1において、蓋体に部分的に、光源装置の光を蓋体の裏面から表面6bへ向かって透過させる光透過部25が形成されている。蓋体の裏面には、鏡板19と鏡板の周囲に光を透過させるカバー17とが設けられる。光透過部は、透明もしくは半透明な素材で形成された蓋体に部分的に遮光性マスク28が設けられることによって形成される。光源装置は、RGB光源22と、光源の発光をコントロールするコントローラを実装した電子基板23と、これら電子基板および光源に電力を供給するバッテリ24とからなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種の容器では、そのデザイン性を高めるために、従来からさまざまな方法によって加飾が施されている。例えば、塗装などにより着色したり、スパッタリングなどによって表面処理を行ったり、プレート材や転写シートを用いて平面的あるいは立体的に文字や模様などを施したり、模様などを付した上に透明・半透明の層を重ねたり、写真などのシート材を挿入する部分を備えるなどして、容器の表面に装飾を施すようにしていた(例えば、特許文献1〜8参照)。
【0003】
他方、光源を備えた容器として、特許文献9に開示されたものが知られている。しかしながら、この「光源を有する携帯用容器」は、照明という観点のみに着目したものであって、光源によって容器にもたらすことが可能な多様な演出効果を有効かつ十分に利用することができていない。詳細には、光源と鏡との関係において、光源は鏡とは別の位置に設けられ、光源は顔などを照らし出すだけであり、また鏡は照らし出された顔を映し出すだけであって、それらの機能を個々に利用しているにすぎなかった。
【0004】
なお、本願出願人は、関連する先行出願として、特願2002−221189号および特願2003−116289号を出願している。
【0005】
【特許文献1】
特開昭54−83961号公報
【特許文献2】
実開昭58−179012号公報
【特許文献3】
実開昭58−179013号公報
【特許文献4】
実開昭58−179014号公報
【特許文献5】
実開昭59−1310号公報
【特許文献6】
実開昭59−45017号公報
【特許文献7】
特公平1−37248号公報
【特許文献8】
特開平7−88890号公報
【特許文献9】
特開平11−102601号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術で得られる加飾はいずれも、既にありきたりなものであり、装飾を施すという技術面から見ると、限界があった。
【0007】
ここに本発明者は、上述したようなこれまでの加飾技術では考えられていなかった、光源からの光を利用することに着目し、光によって加飾を行うことによって、収納ケースに、今まで見たことのない美的装飾効果を与え得るとの知見を得て、本発明を完成するに至ったものである。
【0008】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納ケースは、ケース本体を開閉する蓋体の裏面に光源装置を設けた収納ケースにおいて、上記蓋体に部分的に、上記光源装置の光を該蓋体の裏面から表面へ向かって透過させる光透過部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
蓋体に部分的に形成した光透過部から光源装置の光を透過させて、蓋体の裏面から表面へ照射するようにしていて、光透過部によって蓋体の表面に、光を利用した多種多様な加飾を得ることが可能になり、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせ得る。
【0011】
また、前記蓋体の裏面には、鏡板と、該鏡板の周囲に前記光源装置からの光を透過させるカバーとが設けられることを特徴とする。ケース本体を開いて蓋体の裏面側を露出させると、鏡板の周囲は、カバーを透過する光源装置からの光によって照らし出され、これら光と鏡板の組み合わせの相乗効果で、収納ケースに光を利用した演出効果を得ることが可能になる。
【0012】
また、前記光透過部は、透明もしくは半透明な素材で形成された前記蓋体に部分的に遮光性マスクが設けられることによって形成されることを特徴とする。遮光性マスクによって、透明もしくは半透明の蓋体に部分的に光透過部を形成するようにしていて、光を利用した多種多様な加飾を簡単に得ることが可能であり、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を容易に生じさせ得る。
【0013】
さらに、前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする。コントローラで光源の発光をコントロールするようにしていて、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果が得られ、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる収納ケースの好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる収納ケース1は図1〜図3に示すように、各種の収納物を収納する収納空間2が形成されたケース本体3と、ケース本体3の一端にヒンジ4を介して回動自在に連結されてケース本体3を開閉するとともに、ケース本体3の他端にフック手段5を介して係脱自在に係合されて当該ケース本体3を閉止状態に維持する蓋体6と、蓋体6の裏面に設けられた光源装置7とから主に構成される。
【0015】
フック手段5は、ケース本体3に形成された凹所8内にスライド自在に設けられたプッシュピース9と、プッシュピース9に形成されたフック用突起10と、蓋体6に形成されてフック用突起10に係脱自在に係合されるフック部11とから構成され、プッシュピース9がケース本体3内方へ押し込まれることにより、フック用突起10がフック部11から離脱されて、蓋体6を開くことができるようになっている。またヒンジ4は、フック手段5とは反対側においてケース本体3に形成されたヒンジ凹所12に、蓋体6から垂下させたヒンジブロック13が挿入され、ケース本体3からヒンジブロック13にわたってヒンジピン14が挿入されることで構成される。
【0016】
図示例にあっては、収納ケース1として、収納空間2に、化粧料やパフが収納される携帯用の化粧料容器が例示されている。しかしながら、収納ケース1としては、このような化粧料容器に限らず、宝石や装身具など、いかなる収納物を収納するものであっても良いことはもちろんである。
【0017】
蓋体6について説明すると、蓋体6の周縁部には、ケース本体3側へ向かって垂下させて外周壁15が形成され、これにより蓋体6の裏面6aには、外周壁15で取り囲んで組み付け用の凹部16が区画形成される。この組み付け用凹部16には、これを覆って封鎖するカバー17が図示しない係脱機構によって着脱自在に設けられる。そして、蓋体6の裏面6aと向かい合う当該カバー17の裏面17aに、光源装置7が取り付けられる。
【0018】
カバー17は本実施形態にあっては、光源装置7からの光がこれを透過して外部に照射されるように、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材によって形成される。カバー17の素材はこの他、ガラスなどであってもよい。このカバー17の表面17bには、蓋体6の外周壁15の内周寸法よりも小さな外形寸法で凹所18が形成され、この凹所18には、外周壁15との間に隙間を隔てて鏡板19が取り付けられる。従って、鏡板19の周囲は、組み付け用凹部16内に照射されてカバー17を透過する光源装置7からの光によって照らし出されるようになっている。
【0019】
他方、カバー17の裏面17aには、鏡板19で隠蔽される位置に環状リブ20が形成され、光源装置7はこの環状リブ20で取り囲まれた窪み部21に配置される。光源装置7は、蓋体6の裏面6aに向けて配置されるRGB光源22と、このRGB光源22の各色の発光量をコントロールするコントローラを構成する電子部品が実装された電子基板23と、これら電子基板23およびこれを介してRGB光源22に電力を供給するボタン型電池などのバッテリ24とから構成される。RGB光源22は電子基板23上に直接実装されている。
【0020】
RGB光源22としては、LEDや有機エレクトロルミネセンス(EL)素子など、従来知られている各種のものを採用することができる。コントローラを構成する電子部品には、RGB光源22の発光をコントロールするプログラミングが書き込まれたICチップ等の制御素子が含まれ、図示しないスイッチによってバッテリ24から電力が供給されることにより、プログラミングに従ってRGB光源22を発光させる。
【0021】
RGB光源22の発光のさせ方としては、例えば全体の発光量を増減させてゆっくりと明滅させながら、この明滅の間に、赤、緑および青の発光割合を順次変化させてさまざまな色合いで発光させたり、あるいは短い時間間隔で明滅させながらそのたびにさまざまな色に変えて発色させるなど、どのようなプログラミングを制御素子に格納してもよい。光源としては、RGB光源22に限らず、単色光の光源であってもよいことはもちろんである。
【0022】
そして特に本実施形態にあっては、蓋体6は、そのおおよそ全体が遮光性の合成樹脂材で形成される一方で、部分的に蓋体6の裏面6aから表面6bに向かってRGB光源22の光を透過させる光透過部25が形成される。この光透過部は本実施形態にあっては、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性を示す透光部材26で形成される。
【0023】
この透光部材26は例えば、合成樹脂製の蓋体6を射出成形する際に、あらかじめこれを成形型内に取り付けておき、射出される樹脂と一体化するインサート成形などの方法で蓋体6に設けられる。特にこの透光部材26は、文字やマークなどのほか、所望のデザインに従ってさまざまな形態で形成することが可能であり、これを射出成形などによって蓋体6に一体に取り付けることにより、蓋体6に任意形状の光透過部25が形成される。
【0024】
次に、上記構成を備える本実施形態の収納ケース1の作用について説明する。図示しないスイッチを入れると、バッテリ24からRGB光源22や電子基板23に電力が供給され、RGB光源22は、制御素子に書き込まれたプログラミングに従って、明滅などしながら多種多様な色合いや明るさで発光する。このRGB光源22の光は、蓋体6の光透過部25を介して外部へ照射され、蓋体表面6bに光透過部25で表されている文字やマーク、模様などを様々な態様で照らし出す。また、蓋体6を開いている場合には、カバー17を透過するRGB光源22の光によって、鏡板19の周囲も様々な態様で照らし出される。スイッチを切ると、RGB光源22は消灯される。
【0025】
このように以上説明した本実施形態にかかる収納ケース1にあっては、蓋体6に部分的に形成した光透過部25からRGB光源22の光を透過させて、蓋体6の裏面6aから表面6bへ照射するようにしたので、光透過部25によって蓋体6の表面6bに、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【0026】
また、蓋体6の裏面6aに、鏡板19と、鏡板19の周囲にRGB光源22の光を透過させるカバー17とを設けたので、図3に示すようにケース本体3を開いて蓋体6の裏面6a側を露出させると、鏡板19の周囲は、カバー17を透過する光源装置7からの光によって照らし出され、これら光と鏡板19の組み合わせの相乗効果で、収納ケース1に光を利用した演出効果を得ることができる。
【0027】
さらに、光源装置7を、RGB光源22と、RGB光源22の発光をコントロールするコントローラを搭載した電子基板23と、これら電子基板23およびRGB光源22に電力を供給するバッテリ24とから構成し、コントローラでRGB光源22の発光をコントロールするようにしたので、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことができる。
【0028】
図4および図5には、光透過部25が形成される蓋体6の変形例が示されている。図4および図5では、いずれにあっても、蓋体6は無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の透光性を有する合成樹脂材で形成される。そして図4にあっては、部分的に打ち抜き部27などが形成された不透明のシート材や樹脂成形部品などの遮光性マスク28を、蓋体6の表面6bにインサート成形によって一体的に設け、当該遮光性マスク28の打ち抜き部27によって蓋体6に光透過部25を形成するようにしたものである。他方、図5にあっては、蓋体6の裏面6aに、不透明塗料を塗装することで遮光性マスク28を形成する一方で、一部塗装をしない部分29を設定し、この塗装をしない部分29を利用して蓋体6に光透過部25を形成するようにしたものである。
【0029】
これら変形例にあっても、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することはもちろんである。特に、これら変形例にあっては、蓋体6に光透過部25を形成する際、蓋体6全体をそもそも透明などの透光性をもって形成するとともに、シート材などの遮光性マスク28を用意し、これを単に蓋体6に付着させるだけで光透過部25を形成することが可能で、光を利用した多種多様な加飾を簡単に施すことができ、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を容易に生じさせることができる。
【0030】
なお、蓋体6への遮光性マスク28の形成については、デザインに従って打ち抜いた金属板の装着や、スパッタリングなどの方法によってもよいことはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかる収納ケースにあっては、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる収納ケースの好適な一実施形態を示す、蓋体を閉じた状態の斜視図である。
【図2】図1の収納ケースの側断面図である。
【図3】図1の収納ケースの蓋体を開いた状態の斜視図である。
【図4】本発明にかかる収納ケースの変形例を示す側断面図である。
【図5】本発明にかかる収納ケースの他の変形例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 3 ケース本体
6 蓋体 6a 蓋体の裏面
6b 蓋体の表面 7 光源装置
17 カバー 19 鏡板
22 RGB光源 23 電子基板
24 バッテリ 25 光透過部
28 遮光性マスク
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種の容器では、そのデザイン性を高めるために、従来からさまざまな方法によって加飾が施されている。例えば、塗装などにより着色したり、スパッタリングなどによって表面処理を行ったり、プレート材や転写シートを用いて平面的あるいは立体的に文字や模様などを施したり、模様などを付した上に透明・半透明の層を重ねたり、写真などのシート材を挿入する部分を備えるなどして、容器の表面に装飾を施すようにしていた(例えば、特許文献1〜8参照)。
【0003】
他方、光源を備えた容器として、特許文献9に開示されたものが知られている。しかしながら、この「光源を有する携帯用容器」は、照明という観点のみに着目したものであって、光源によって容器にもたらすことが可能な多様な演出効果を有効かつ十分に利用することができていない。詳細には、光源と鏡との関係において、光源は鏡とは別の位置に設けられ、光源は顔などを照らし出すだけであり、また鏡は照らし出された顔を映し出すだけであって、それらの機能を個々に利用しているにすぎなかった。
【0004】
なお、本願出願人は、関連する先行出願として、特願2002−221189号および特願2003−116289号を出願している。
【0005】
【特許文献1】
特開昭54−83961号公報
【特許文献2】
実開昭58−179012号公報
【特許文献3】
実開昭58−179013号公報
【特許文献4】
実開昭58−179014号公報
【特許文献5】
実開昭59−1310号公報
【特許文献6】
実開昭59−45017号公報
【特許文献7】
特公平1−37248号公報
【特許文献8】
特開平7−88890号公報
【特許文献9】
特開平11−102601号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術で得られる加飾はいずれも、既にありきたりなものであり、装飾を施すという技術面から見ると、限界があった。
【0007】
ここに本発明者は、上述したようなこれまでの加飾技術では考えられていなかった、光源からの光を利用することに着目し、光によって加飾を行うことによって、収納ケースに、今まで見たことのない美的装飾効果を与え得るとの知見を得て、本発明を完成するに至ったものである。
【0008】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納ケースは、ケース本体を開閉する蓋体の裏面に光源装置を設けた収納ケースにおいて、上記蓋体に部分的に、上記光源装置の光を該蓋体の裏面から表面へ向かって透過させる光透過部が形成されていることを特徴とする。
【0010】
蓋体に部分的に形成した光透過部から光源装置の光を透過させて、蓋体の裏面から表面へ照射するようにしていて、光透過部によって蓋体の表面に、光を利用した多種多様な加飾を得ることが可能になり、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせ得る。
【0011】
また、前記蓋体の裏面には、鏡板と、該鏡板の周囲に前記光源装置からの光を透過させるカバーとが設けられることを特徴とする。ケース本体を開いて蓋体の裏面側を露出させると、鏡板の周囲は、カバーを透過する光源装置からの光によって照らし出され、これら光と鏡板の組み合わせの相乗効果で、収納ケースに光を利用した演出効果を得ることが可能になる。
【0012】
また、前記光透過部は、透明もしくは半透明な素材で形成された前記蓋体に部分的に遮光性マスクが設けられることによって形成されることを特徴とする。遮光性マスクによって、透明もしくは半透明の蓋体に部分的に光透過部を形成するようにしていて、光を利用した多種多様な加飾を簡単に得ることが可能であり、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を容易に生じさせ得る。
【0013】
さらに、前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする。コントローラで光源の発光をコントロールするようにしていて、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果が得られ、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる収納ケースの好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる収納ケース1は図1〜図3に示すように、各種の収納物を収納する収納空間2が形成されたケース本体3と、ケース本体3の一端にヒンジ4を介して回動自在に連結されてケース本体3を開閉するとともに、ケース本体3の他端にフック手段5を介して係脱自在に係合されて当該ケース本体3を閉止状態に維持する蓋体6と、蓋体6の裏面に設けられた光源装置7とから主に構成される。
【0015】
フック手段5は、ケース本体3に形成された凹所8内にスライド自在に設けられたプッシュピース9と、プッシュピース9に形成されたフック用突起10と、蓋体6に形成されてフック用突起10に係脱自在に係合されるフック部11とから構成され、プッシュピース9がケース本体3内方へ押し込まれることにより、フック用突起10がフック部11から離脱されて、蓋体6を開くことができるようになっている。またヒンジ4は、フック手段5とは反対側においてケース本体3に形成されたヒンジ凹所12に、蓋体6から垂下させたヒンジブロック13が挿入され、ケース本体3からヒンジブロック13にわたってヒンジピン14が挿入されることで構成される。
【0016】
図示例にあっては、収納ケース1として、収納空間2に、化粧料やパフが収納される携帯用の化粧料容器が例示されている。しかしながら、収納ケース1としては、このような化粧料容器に限らず、宝石や装身具など、いかなる収納物を収納するものであっても良いことはもちろんである。
【0017】
蓋体6について説明すると、蓋体6の周縁部には、ケース本体3側へ向かって垂下させて外周壁15が形成され、これにより蓋体6の裏面6aには、外周壁15で取り囲んで組み付け用の凹部16が区画形成される。この組み付け用凹部16には、これを覆って封鎖するカバー17が図示しない係脱機構によって着脱自在に設けられる。そして、蓋体6の裏面6aと向かい合う当該カバー17の裏面17aに、光源装置7が取り付けられる。
【0018】
カバー17は本実施形態にあっては、光源装置7からの光がこれを透過して外部に照射されるように、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材によって形成される。カバー17の素材はこの他、ガラスなどであってもよい。このカバー17の表面17bには、蓋体6の外周壁15の内周寸法よりも小さな外形寸法で凹所18が形成され、この凹所18には、外周壁15との間に隙間を隔てて鏡板19が取り付けられる。従って、鏡板19の周囲は、組み付け用凹部16内に照射されてカバー17を透過する光源装置7からの光によって照らし出されるようになっている。
【0019】
他方、カバー17の裏面17aには、鏡板19で隠蔽される位置に環状リブ20が形成され、光源装置7はこの環状リブ20で取り囲まれた窪み部21に配置される。光源装置7は、蓋体6の裏面6aに向けて配置されるRGB光源22と、このRGB光源22の各色の発光量をコントロールするコントローラを構成する電子部品が実装された電子基板23と、これら電子基板23およびこれを介してRGB光源22に電力を供給するボタン型電池などのバッテリ24とから構成される。RGB光源22は電子基板23上に直接実装されている。
【0020】
RGB光源22としては、LEDや有機エレクトロルミネセンス(EL)素子など、従来知られている各種のものを採用することができる。コントローラを構成する電子部品には、RGB光源22の発光をコントロールするプログラミングが書き込まれたICチップ等の制御素子が含まれ、図示しないスイッチによってバッテリ24から電力が供給されることにより、プログラミングに従ってRGB光源22を発光させる。
【0021】
RGB光源22の発光のさせ方としては、例えば全体の発光量を増減させてゆっくりと明滅させながら、この明滅の間に、赤、緑および青の発光割合を順次変化させてさまざまな色合いで発光させたり、あるいは短い時間間隔で明滅させながらそのたびにさまざまな色に変えて発色させるなど、どのようなプログラミングを制御素子に格納してもよい。光源としては、RGB光源22に限らず、単色光の光源であってもよいことはもちろんである。
【0022】
そして特に本実施形態にあっては、蓋体6は、そのおおよそ全体が遮光性の合成樹脂材で形成される一方で、部分的に蓋体6の裏面6aから表面6bに向かってRGB光源22の光を透過させる光透過部25が形成される。この光透過部は本実施形態にあっては、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性を示す透光部材26で形成される。
【0023】
この透光部材26は例えば、合成樹脂製の蓋体6を射出成形する際に、あらかじめこれを成形型内に取り付けておき、射出される樹脂と一体化するインサート成形などの方法で蓋体6に設けられる。特にこの透光部材26は、文字やマークなどのほか、所望のデザインに従ってさまざまな形態で形成することが可能であり、これを射出成形などによって蓋体6に一体に取り付けることにより、蓋体6に任意形状の光透過部25が形成される。
【0024】
次に、上記構成を備える本実施形態の収納ケース1の作用について説明する。図示しないスイッチを入れると、バッテリ24からRGB光源22や電子基板23に電力が供給され、RGB光源22は、制御素子に書き込まれたプログラミングに従って、明滅などしながら多種多様な色合いや明るさで発光する。このRGB光源22の光は、蓋体6の光透過部25を介して外部へ照射され、蓋体表面6bに光透過部25で表されている文字やマーク、模様などを様々な態様で照らし出す。また、蓋体6を開いている場合には、カバー17を透過するRGB光源22の光によって、鏡板19の周囲も様々な態様で照らし出される。スイッチを切ると、RGB光源22は消灯される。
【0025】
このように以上説明した本実施形態にかかる収納ケース1にあっては、蓋体6に部分的に形成した光透過部25からRGB光源22の光を透過させて、蓋体6の裏面6aから表面6bへ照射するようにしたので、光透過部25によって蓋体6の表面6bに、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【0026】
また、蓋体6の裏面6aに、鏡板19と、鏡板19の周囲にRGB光源22の光を透過させるカバー17とを設けたので、図3に示すようにケース本体3を開いて蓋体6の裏面6a側を露出させると、鏡板19の周囲は、カバー17を透過する光源装置7からの光によって照らし出され、これら光と鏡板19の組み合わせの相乗効果で、収納ケース1に光を利用した演出効果を得ることができる。
【0027】
さらに、光源装置7を、RGB光源22と、RGB光源22の発光をコントロールするコントローラを搭載した電子基板23と、これら電子基板23およびRGB光源22に電力を供給するバッテリ24とから構成し、コントローラでRGB光源22の発光をコントロールするようにしたので、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことができる。
【0028】
図4および図5には、光透過部25が形成される蓋体6の変形例が示されている。図4および図5では、いずれにあっても、蓋体6は無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の透光性を有する合成樹脂材で形成される。そして図4にあっては、部分的に打ち抜き部27などが形成された不透明のシート材や樹脂成形部品などの遮光性マスク28を、蓋体6の表面6bにインサート成形によって一体的に設け、当該遮光性マスク28の打ち抜き部27によって蓋体6に光透過部25を形成するようにしたものである。他方、図5にあっては、蓋体6の裏面6aに、不透明塗料を塗装することで遮光性マスク28を形成する一方で、一部塗装をしない部分29を設定し、この塗装をしない部分29を利用して蓋体6に光透過部25を形成するようにしたものである。
【0029】
これら変形例にあっても、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することはもちろんである。特に、これら変形例にあっては、蓋体6に光透過部25を形成する際、蓋体6全体をそもそも透明などの透光性をもって形成するとともに、シート材などの遮光性マスク28を用意し、これを単に蓋体6に付着させるだけで光透過部25を形成することが可能で、光を利用した多種多様な加飾を簡単に施すことができ、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を容易に生じさせることができる。
【0030】
なお、蓋体6への遮光性マスク28の形成については、デザインに従って打ち抜いた金属板の装着や、スパッタリングなどの方法によってもよいことはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかる収納ケースにあっては、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる収納ケースの好適な一実施形態を示す、蓋体を閉じた状態の斜視図である。
【図2】図1の収納ケースの側断面図である。
【図3】図1の収納ケースの蓋体を開いた状態の斜視図である。
【図4】本発明にかかる収納ケースの変形例を示す側断面図である。
【図5】本発明にかかる収納ケースの他の変形例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 3 ケース本体
6 蓋体 6a 蓋体の裏面
6b 蓋体の表面 7 光源装置
17 カバー 19 鏡板
22 RGB光源 23 電子基板
24 バッテリ 25 光透過部
28 遮光性マスク
Claims (4)
- ケース本体を開閉する蓋体の裏面に光源装置を設けた収納ケースにおいて、上記蓋体に部分的に、上記光源装置の光を該蓋体の裏面から表面へ向かって透過させる光透過部が形成されていることを特徴とする収納ケース。
- 前記蓋体の裏面には、鏡板と、該鏡板の周囲に前記光源装置からの光を透過させるカバーとが設けられることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。
- 前記光透過部は、透明もしくは半透明な素材で形成された前記蓋体に部分的に遮光性マスクが設けられることによって形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の収納ケース。
- 前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の収納ケース。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| US11/046,641 US7393115B2 (en) | 2002-07-30 | 2005-01-28 | Storage case |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003136605A JP2004338746A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | 収納ケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=33526486
Family Applications (1)
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004338746A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118004568A (zh) * | 2024-02-07 | 2024-05-10 | 重庆大学 | 一种高压输电线用辅助装置 |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003136605A patent/JP2004338746A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118004568A (zh) * | 2024-02-07 | 2024-05-10 | 重庆大学 | 一种高压输电线用辅助装置 |
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