JP2004338748A - 収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供する。
【解決手段】内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体3に、これより分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体4を備えた収納ケース1において、蓋体に光源装置14を設けるとともに、蓋体に、光源装置の光を透過させるカバー6を設けた。蓋体が、ケース本体に着脱される着脱ピース5と着脱ピースに装着されるカバーとから構成され、光源装置が、これらカバーと着脱ピースとの間に設けられる。光源装置は、RGB光源15と、光源の発光をコントロールするコントローラを実装した電子基板16と、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリ17とから構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体3に、これより分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体4を備えた収納ケース1において、蓋体に光源装置14を設けるとともに、蓋体に、光源装置の光を透過させるカバー6を設けた。蓋体が、ケース本体に着脱される着脱ピース5と着脱ピースに装着されるカバーとから構成され、光源装置が、これらカバーと着脱ピースとの間に設けられる。光源装置は、RGB光源15と、光源の発光をコントロールするコントローラを実装した電子基板16と、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリ17とから構成される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1および2に示されているように、内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体に、ネジや径嵌合によって分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体を備えた収納ケースが知られている。そしてこの種の収納ケースの構成要素である蓋体に関して、そのデザイン性を高めるために、従来からさまざまな方法によって加飾が施されている。例えば、塗装などにより着色したり、スパッタリングなどによって表面処理を行ったり、プレート材や転写シートを用いて平面的あるいは立体的に文字や模様などを施したり、模様などを付した上に透明・半透明の層を重ねたりするなどして、蓋体の表面に装飾を施すようにしていた(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
なお、本願出願人は、関連する先行出願として、特願2002−221189号および特願2003−116289号を出願している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−2742号公報
【特許文献2】
実開平1−130957号公報
【特許文献3】
特開平7−88890号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術で得られる加飾はいずれも、既にありきたりなものであり、装飾を施すという技術面から見ると、限界があった。
【0006】
ここに本発明者は、上述したようなこれまでの加飾技術では考えられていなかった、光源からの光を利用することに着目し、光によって加飾を行うことによって、収納ケースに、今まで見たことのない美的装飾効果を与え得るとの知見を得て、本発明を完成するに至ったものである。
【0007】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納ケースは、内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体に、これより分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体を備えた収納ケースにおいて、上記蓋体に光源装置を設けるとともに、上記蓋体に、上記光源装置の光を透過させる光透過部を形成したことを特徴とする。
【0009】
蓋体に設けた光源装置からの光を、蓋体に形成した光透過部から外方へ透過させて、光透過部やその周辺が照らし出されるようにしていて、光透過部によって蓋体の表面に、光を利用した多種多様な加飾を得ることが可能になり、これにより収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせ得る。
【0010】
また、前記蓋体が、前記ケース本体に着脱される着脱ピースと該着脱ピースに装着されるカバーとから構成され、前記光源装置が、これらカバーと着脱ピースとの間に設けられることを特徴とする。蓋体を着脱ピースとカバーとから構成し、これら着脱ピースとカバーとの間に光源装置を設けるようにしていて、蓋体への光源装置の組み付けを容易に行い得る。
【0011】
さらに、前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする。コントローラで光源の発光をコントロールするようにしていて、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果が得られ、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる収納ケースの第1の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる収納ケース1は図1および図2に示すように、上端部に開口部2が形成されるとともに、その内部に内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納する円筒体状のケース本体3と、このケース本体3の平面外形輪郭に沿って円筒体状に形成され、開口部2を開閉すべくケース本体3に分離可能に着脱される蓋体4とから主に構成される。
【0013】
蓋体4について説明すると、これは、ケース本体3に着脱される着脱ピース5と、この着脱ピース5に装着されるカバー6とから構成される。着脱ピース5は、その下面にケース本体3の開口部2周縁と圧接されるシールパッキン7が設けられた円板状の蓋部8と、この蓋部8の外周縁から下方に垂下されて、ケース本体3上端部に形成されたネジ部9と螺合されるネジ部10が形成された環状スカート部11と、蓋部8の外周縁から上方へ起立されて、その内部に上方へ開放された凹所12を区画形成する環状周壁部13とから構成される。
【0014】
そして蓋体4は、そのネジ部10がケース本体3のネジ部9に螺合されることにより、ケース本体3から分離可能に着脱され、これによりケース本体3、ひいてはその開口部2が蓋体4によって開閉されるようになっている。しかしながら、蓋体4のケース本体3に対する装着は、ネジ部9,10に限らず、周知の径嵌合などによってもよいことはもちろんである。カバー6は、環状周壁部13の内周に沿う円板状に形成され、環状周壁部13内方に凹所12を覆って着脱自在に取り付けられる。
【0015】
そして本実施形態にあっては、着脱ピース5とこれに装着されたカバー6との間には、蓋体4内部に組み込んで光源装置14が設けられる。具体的には、カバー6に覆われた凹所12の底面となる蓋部8の上面に、これに載置して光源装置14が設けられる。光源装置14は、凹所12を覆うカバー6に向けて配置される、複数の光素子からなるRGB光源15と、このRGB光源15の各色の発光量をコントロールするコントローラを構成する電子部品が実装された電子基板16と、これら電子基板16およびこれを介してRGB光源15に電力を供給するボタン型電池などのバッテリ17とから構成される。
【0016】
図示例にあっては、蓋部8上面の中央部には、これより鉤状に突出させてバッテリ17を着脱自在に保持する係止爪19が形成されるとともに、この係止爪19を取り囲む蓋部8の周縁部上に、環状に形成された電子基板16が取り付けられ、この環状の電子基板16上にその周方向に適宜間隔を隔てて複数の光素子(RGB光源15)が直接実装される。
【0017】
RGB光源15の光素子としては、LEDや有機エレクトロルミネセンス(EL)素子など、従来知られている各種のものを採用することができる。コントローラを構成する電子部品には、RGB光源15の発光をコントロールするプログラミングが書き込まれたICチップ等の制御素子が含まれ、図示しないスイッチによってバッテリ17から電力が供給されることにより、プログラミングに従ってRGB光源15を発光させる。
【0018】
RGB光源15の発光のさせ方としては、例えば全体の発光量を増減させてゆっくりと明滅させながら、この明滅の間に、赤、緑および青の発光割合を順次変化させてさまざまな色合いで発光させたり、あるいは短い時間間隔で明滅させながらそのたびにさまざまな色に変えて発色させるなど、どのようなプログラミングを制御素子に格納してもよい。光源としては、RGB光源15に限らず、単色光の光源であってもよいことはもちろんである。
【0019】
また、スイッチについては図示していないけれども、例えば、手動のメインスイッチおよび手動のサブスイッチの両方を蓋体4に設け、メインスイッチのオン・オフによって光源装置14の作動・非作動を切り換え、サブスイッチのオン・オフによって光源装置14の発光・消灯を切り換えるようにし、メインスイッチの「オン」状態でサブスイッチを「オン」とすることで、RGB光源15が発光するようにすればよい。サブスイッチについては、蓋体4およびケース本体3のネジ部9,10に、バッテリ17と導通される接点を設けておき、蓋体4をある程度ねじ込んだ位置で接点が接触し、これによりRGB光源15を発光させるなどの方法もある。もちろん、メインスイッチのみを設けて、そのオン・オフ操作のみで発光させるようにしてもよい。
【0020】
そして特に、蓋体4には、RGB光源15の光を透過させる光透過部が形成される。本実施形態にあっては、着脱ピース5は光を透過させない金属製や合成樹脂製などの遮光性の素材で形成されたり、あるいは遮光性の着色が施される一方で、蓋体4を構成するカバー6全体が、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性の素材で形成されて、当該カバー6全体が光透過部として形成される。そしてカバー6は、RGB光源15からの光を凹所12内から外方へと照射させて、その全体が当該光によって照らし出されるようになっている。
【0021】
次に、上記構成を備える本実施形態の収納ケース1の作用について説明する。図示しないメインスイッチを入れると、バッテリ17からRGB光源15や電子基板16に電力が供給され、RGB光源15は、制御素子に書き込まれたプログラミングに従って、明滅などしながら多種多様な色合いや明るさで発光する。このRGB光源15の光は、光透過部としてのカバー6全体から外部へ向かって照射され、収納ケース1の外観の一部をなす蓋体4のカバー6表面全体を様々な態様で照らし出す。メインスイッチを切ると、RGB光源15は消灯される。
【0022】
以上説明した本実施形態にかかる収納ケース1にあっては、着脱ピース5とカバー6との間に設けた光源装置14からの光が、その全体を透光性素材で形成したカバー6から外方へ透過して、当該カバー6の表面全体が照らし出されるようになっている。これにより、収納ケース1の表面の一部をなす蓋体4のカバー6に、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【0023】
また、光源装置14を、RGB光源15と、RGB光源15の発光をコントロールするコントローラを搭載した電子基板16と、これら電子基板16およびRGB光源15に電力を供給するバッテリ17とから構成し、コントローラでRGB光源15の発光をコントロールするようにしたので、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことができる。
【0024】
さらに、蓋体4を着脱ピース5とカバー6とから構成し、これらの間に光源装置14を設けるようにしていて、蓋体4への光源装置14の組み付け作業を容易化することができる。本実施形態にあっては、カバー6を着脱ピース5に着脱自在に設けるようにしたので、バッテリ17の交換なども容易に行うことができる。
【0025】
図3および図4には、本発明にかかる収納ケースの第2の実施形態が示されている。この実施形態の蓋体4にあっては、着脱ピース5が、環状周壁部を備えず、蓋部8および環状スカート部11からのみ形成されるとともに、カバー6は、凹所に代わる空間部20を形成すべく、その内周の適宜位置に蓋部8と係止される段部21が形成された円筒体状に形成され、脱着ピース5にその全体を覆って設けられる。またこの実施形態にあっては、カバー6は、そのおおよそ全体が遮光性の素材で形成される一方で、部分的に空間部20からカバー6の表面に向かってRGB光源15の光を透過させる光透過部22が形成される。
【0026】
図示例にあっては、カバー6には、その表裏を貫通するスリット23が複数形成されるとともに、これらスリット23には、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性の素材でなる透光部材24が設けられ、これにより光透過部22が形成される。カバー6を合成樹脂で成形する場合には、インサート成形を利用すれば、簡単に透光部材24をカバー6に設けることができる。そしてスリット23の透光部材24は、RGB光源15からの光を蓋体4外部へと透過させて、当該スリット23が照らし出されるようになっている。このような第2の実施形態にあっても、第1の実施形態と同様な作用・効果を得ることができることはもちろんである。
【0027】
殊に、このように部分的に光透過部22を形成するようにすれば、文字やマーク、そのほか所望のデザインに従って任意形状の各種形態の光透過部22を蓋体4に形成できることとなり、さらに優れた装飾効果を得ることができる。
【0028】
図5および図6には、本発明にかかる収納ケースの第3の実施形態が示されている。この実施形態の蓋体4にあっては、第2の実施形態のカバー6が全体的に透光性素材で形成されている。この実施形態では、RGB光源15からの光によって、蓋体4全体、すなわち脱着ピース5全体を覆うカバー6全体を照らし出すことができるようになっている。このような実施形態にあっても、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することはもちろんである。
【0029】
光透過部を部分的に形成する場合は、その他の部分が光源装置14からの光を遮るように構成すればよく、例えば、部分的に打ち抜き部などを形成した不透明のシート材や樹脂成形部品などの遮光性マスクを、蓋体4にインサート成形などによって設けるようにすれば、これにより当該遮光性マスクの打ち抜き部によって部分的な光透過部を形成することができる。遮光性マスクについては、不透明塗料を蓋体4に部分的に塗装することによっても形成することができる。遮光性マスクについてはさらにまた、デザインに従って打ち抜いた金属板の装着や、スパッタリングなどの方法によってもよいことはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかる収納ケースにあっては、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる収納ケースの第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した収納ケースの側断面図である。
【図3】本発明にかかる収納ケースの第2の実施形態を示す斜視図である。
【図4】図3に示した収納ケースの側断面図である。
【図5】本発明にかかる収納ケースの第3の実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した収納ケースの側断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 3 ケース本体
4 蓋体 5 着脱ピース
6 カバー 12 凹所
14 光源装置 15 RGB光源
16 電子基板 17 バッテリ
20 空間部 22 光透過部
23 スリット 24 透光部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1および2に示されているように、内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体に、ネジや径嵌合によって分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体を備えた収納ケースが知られている。そしてこの種の収納ケースの構成要素である蓋体に関して、そのデザイン性を高めるために、従来からさまざまな方法によって加飾が施されている。例えば、塗装などにより着色したり、スパッタリングなどによって表面処理を行ったり、プレート材や転写シートを用いて平面的あるいは立体的に文字や模様などを施したり、模様などを付した上に透明・半透明の層を重ねたりするなどして、蓋体の表面に装飾を施すようにしていた(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
なお、本願出願人は、関連する先行出願として、特願2002−221189号および特願2003−116289号を出願している。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−2742号公報
【特許文献2】
実開平1−130957号公報
【特許文献3】
特開平7−88890号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術で得られる加飾はいずれも、既にありきたりなものであり、装飾を施すという技術面から見ると、限界があった。
【0006】
ここに本発明者は、上述したようなこれまでの加飾技術では考えられていなかった、光源からの光を利用することに着目し、光によって加飾を行うことによって、収納ケースに、今まで見たことのない美的装飾効果を与え得るとの知見を得て、本発明を完成するに至ったものである。
【0007】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる収納ケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる収納ケースは、内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体に、これより分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体を備えた収納ケースにおいて、上記蓋体に光源装置を設けるとともに、上記蓋体に、上記光源装置の光を透過させる光透過部を形成したことを特徴とする。
【0009】
蓋体に設けた光源装置からの光を、蓋体に形成した光透過部から外方へ透過させて、光透過部やその周辺が照らし出されるようにしていて、光透過部によって蓋体の表面に、光を利用した多種多様な加飾を得ることが可能になり、これにより収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせ得る。
【0010】
また、前記蓋体が、前記ケース本体に着脱される着脱ピースと該着脱ピースに装着されるカバーとから構成され、前記光源装置が、これらカバーと着脱ピースとの間に設けられることを特徴とする。蓋体を着脱ピースとカバーとから構成し、これら着脱ピースとカバーとの間に光源装置を設けるようにしていて、蓋体への光源装置の組み付けを容易に行い得る。
【0011】
さらに、前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする。コントローラで光源の発光をコントロールするようにしていて、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果が得られ、収納ケースに、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる収納ケースの第1の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる収納ケース1は図1および図2に示すように、上端部に開口部2が形成されるとともに、その内部に内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納する円筒体状のケース本体3と、このケース本体3の平面外形輪郭に沿って円筒体状に形成され、開口部2を開閉すべくケース本体3に分離可能に着脱される蓋体4とから主に構成される。
【0013】
蓋体4について説明すると、これは、ケース本体3に着脱される着脱ピース5と、この着脱ピース5に装着されるカバー6とから構成される。着脱ピース5は、その下面にケース本体3の開口部2周縁と圧接されるシールパッキン7が設けられた円板状の蓋部8と、この蓋部8の外周縁から下方に垂下されて、ケース本体3上端部に形成されたネジ部9と螺合されるネジ部10が形成された環状スカート部11と、蓋部8の外周縁から上方へ起立されて、その内部に上方へ開放された凹所12を区画形成する環状周壁部13とから構成される。
【0014】
そして蓋体4は、そのネジ部10がケース本体3のネジ部9に螺合されることにより、ケース本体3から分離可能に着脱され、これによりケース本体3、ひいてはその開口部2が蓋体4によって開閉されるようになっている。しかしながら、蓋体4のケース本体3に対する装着は、ネジ部9,10に限らず、周知の径嵌合などによってもよいことはもちろんである。カバー6は、環状周壁部13の内周に沿う円板状に形成され、環状周壁部13内方に凹所12を覆って着脱自在に取り付けられる。
【0015】
そして本実施形態にあっては、着脱ピース5とこれに装着されたカバー6との間には、蓋体4内部に組み込んで光源装置14が設けられる。具体的には、カバー6に覆われた凹所12の底面となる蓋部8の上面に、これに載置して光源装置14が設けられる。光源装置14は、凹所12を覆うカバー6に向けて配置される、複数の光素子からなるRGB光源15と、このRGB光源15の各色の発光量をコントロールするコントローラを構成する電子部品が実装された電子基板16と、これら電子基板16およびこれを介してRGB光源15に電力を供給するボタン型電池などのバッテリ17とから構成される。
【0016】
図示例にあっては、蓋部8上面の中央部には、これより鉤状に突出させてバッテリ17を着脱自在に保持する係止爪19が形成されるとともに、この係止爪19を取り囲む蓋部8の周縁部上に、環状に形成された電子基板16が取り付けられ、この環状の電子基板16上にその周方向に適宜間隔を隔てて複数の光素子(RGB光源15)が直接実装される。
【0017】
RGB光源15の光素子としては、LEDや有機エレクトロルミネセンス(EL)素子など、従来知られている各種のものを採用することができる。コントローラを構成する電子部品には、RGB光源15の発光をコントロールするプログラミングが書き込まれたICチップ等の制御素子が含まれ、図示しないスイッチによってバッテリ17から電力が供給されることにより、プログラミングに従ってRGB光源15を発光させる。
【0018】
RGB光源15の発光のさせ方としては、例えば全体の発光量を増減させてゆっくりと明滅させながら、この明滅の間に、赤、緑および青の発光割合を順次変化させてさまざまな色合いで発光させたり、あるいは短い時間間隔で明滅させながらそのたびにさまざまな色に変えて発色させるなど、どのようなプログラミングを制御素子に格納してもよい。光源としては、RGB光源15に限らず、単色光の光源であってもよいことはもちろんである。
【0019】
また、スイッチについては図示していないけれども、例えば、手動のメインスイッチおよび手動のサブスイッチの両方を蓋体4に設け、メインスイッチのオン・オフによって光源装置14の作動・非作動を切り換え、サブスイッチのオン・オフによって光源装置14の発光・消灯を切り換えるようにし、メインスイッチの「オン」状態でサブスイッチを「オン」とすることで、RGB光源15が発光するようにすればよい。サブスイッチについては、蓋体4およびケース本体3のネジ部9,10に、バッテリ17と導通される接点を設けておき、蓋体4をある程度ねじ込んだ位置で接点が接触し、これによりRGB光源15を発光させるなどの方法もある。もちろん、メインスイッチのみを設けて、そのオン・オフ操作のみで発光させるようにしてもよい。
【0020】
そして特に、蓋体4には、RGB光源15の光を透過させる光透過部が形成される。本実施形態にあっては、着脱ピース5は光を透過させない金属製や合成樹脂製などの遮光性の素材で形成されたり、あるいは遮光性の着色が施される一方で、蓋体4を構成するカバー6全体が、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性の素材で形成されて、当該カバー6全体が光透過部として形成される。そしてカバー6は、RGB光源15からの光を凹所12内から外方へと照射させて、その全体が当該光によって照らし出されるようになっている。
【0021】
次に、上記構成を備える本実施形態の収納ケース1の作用について説明する。図示しないメインスイッチを入れると、バッテリ17からRGB光源15や電子基板16に電力が供給され、RGB光源15は、制御素子に書き込まれたプログラミングに従って、明滅などしながら多種多様な色合いや明るさで発光する。このRGB光源15の光は、光透過部としてのカバー6全体から外部へ向かって照射され、収納ケース1の外観の一部をなす蓋体4のカバー6表面全体を様々な態様で照らし出す。メインスイッチを切ると、RGB光源15は消灯される。
【0022】
以上説明した本実施形態にかかる収納ケース1にあっては、着脱ピース5とカバー6との間に設けた光源装置14からの光が、その全体を透光性素材で形成したカバー6から外方へ透過して、当該カバー6の表面全体が照らし出されるようになっている。これにより、収納ケース1の表面の一部をなす蓋体4のカバー6に、光を利用した多種多様な加飾を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【0023】
また、光源装置14を、RGB光源15と、RGB光源15の発光をコントロールするコントローラを搭載した電子基板16と、これら電子基板16およびRGB光源15に電力を供給するバッテリ17とから構成し、コントローラでRGB光源15の発光をコントロールするようにしたので、これにより視覚的に訴える、光による多種多様な演出効果を得ることができ、収納ケース1に、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾を施すことができる。
【0024】
さらに、蓋体4を着脱ピース5とカバー6とから構成し、これらの間に光源装置14を設けるようにしていて、蓋体4への光源装置14の組み付け作業を容易化することができる。本実施形態にあっては、カバー6を着脱ピース5に着脱自在に設けるようにしたので、バッテリ17の交換なども容易に行うことができる。
【0025】
図3および図4には、本発明にかかる収納ケースの第2の実施形態が示されている。この実施形態の蓋体4にあっては、着脱ピース5が、環状周壁部を備えず、蓋部8および環状スカート部11からのみ形成されるとともに、カバー6は、凹所に代わる空間部20を形成すべく、その内周の適宜位置に蓋部8と係止される段部21が形成された円筒体状に形成され、脱着ピース5にその全体を覆って設けられる。またこの実施形態にあっては、カバー6は、そのおおよそ全体が遮光性の素材で形成される一方で、部分的に空間部20からカバー6の表面に向かってRGB光源15の光を透過させる光透過部22が形成される。
【0026】
図示例にあっては、カバー6には、その表裏を貫通するスリット23が複数形成されるとともに、これらスリット23には、無色もしくは有色の、透明あるいは半透明の合成樹脂材やガラス材、クリスタル材などの透光性の素材でなる透光部材24が設けられ、これにより光透過部22が形成される。カバー6を合成樹脂で成形する場合には、インサート成形を利用すれば、簡単に透光部材24をカバー6に設けることができる。そしてスリット23の透光部材24は、RGB光源15からの光を蓋体4外部へと透過させて、当該スリット23が照らし出されるようになっている。このような第2の実施形態にあっても、第1の実施形態と同様な作用・効果を得ることができることはもちろんである。
【0027】
殊に、このように部分的に光透過部22を形成するようにすれば、文字やマーク、そのほか所望のデザインに従って任意形状の各種形態の光透過部22を蓋体4に形成できることとなり、さらに優れた装飾効果を得ることができる。
【0028】
図5および図6には、本発明にかかる収納ケースの第3の実施形態が示されている。この実施形態の蓋体4にあっては、第2の実施形態のカバー6が全体的に透光性素材で形成されている。この実施形態では、RGB光源15からの光によって、蓋体4全体、すなわち脱着ピース5全体を覆うカバー6全体を照らし出すことができるようになっている。このような実施形態にあっても、上記実施形態と同様の作用・効果を奏することはもちろんである。
【0029】
光透過部を部分的に形成する場合は、その他の部分が光源装置14からの光を遮るように構成すればよく、例えば、部分的に打ち抜き部などを形成した不透明のシート材や樹脂成形部品などの遮光性マスクを、蓋体4にインサート成形などによって設けるようにすれば、これにより当該遮光性マスクの打ち抜き部によって部分的な光透過部を形成することができる。遮光性マスクについては、不透明塗料を蓋体4に部分的に塗装することによっても形成することができる。遮光性マスクについてはさらにまた、デザインに従って打ち抜いた金属板の装着や、スパッタリングなどの方法によってもよいことはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかる収納ケースにあっては、光を利用した多種多様な加飾が得られるようにして、特徴的で固有の雰囲気を醸し出させる美的もしくは斬新で新奇な装飾効果を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる収納ケースの第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した収納ケースの側断面図である。
【図3】本発明にかかる収納ケースの第2の実施形態を示す斜視図である。
【図4】図3に示した収納ケースの側断面図である。
【図5】本発明にかかる収納ケースの第3の実施形態を示す斜視図である。
【図6】図5に示した収納ケースの側断面図である。
【符号の説明】
1 収納ケース 3 ケース本体
4 蓋体 5 着脱ピース
6 カバー 12 凹所
14 光源装置 15 RGB光源
16 電子基板 17 バッテリ
20 空間部 22 光透過部
23 スリット 24 透光部材
Claims (3)
- 内容物として、液状物や粉状物、クリーム状物を収納するケース本体に、これより分離可能に着脱されて当該ケース本体を開閉する蓋体を備えた収納ケースにおいて、上記蓋体に光源装置を設けるとともに、上記蓋体に、上記光源装置の光を透過させる光透過部を形成したことを特徴とする収納ケース。
- 前記蓋体が、前記ケース本体に着脱される着脱ピースと該着脱ピースに装着されるカバーとから構成され、前記光源装置が、これらカバーと着脱ピースとの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。
- 前記光源装置は、光源と、該光源の発光をコントロールするコントローラと、これらコントローラおよび光源に電力を供給するバッテリとからなることを特徴とする請求項1または2に記載の収納ケース。
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