JP2004349921A - 構内交換機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路構成が簡単で、余分な熱が発生せず生産性に優れた構内交換機を提供することを目的とする。
【解決手段】直流電圧を供給する第1の電源装置2から電力が供給されると共に端末を収容可能な基本部35と、直流電圧を供給する第2の電源装置3または第1の電源装置2から電力が供給されると共に端末を収容可能な増設部36a,36bとを有する構内交換機であって、基本部35は、第2の電源装置3が装着か未装着かを検知する接続検知部4と、制御部6とを有し、制御部6は、接続検知部4における検知結果に基づいて第2の電源装置3が未装着から装着へと変化したと判定した場合、第1の電源装置2から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電停止状態の端末に対して第2の電源装置3からの給電を開始する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の電源装置及び第2の電源装置により電話機等の負荷に電力を供給することができる構内交換機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、構内交換機の消費電力は、接続される電話機等の端末の種類や台数により大きく異なり、その最大値に合わせて電源の容量を決定すると電源の大型化やコストアップを招く。また、電源を増設し複数の電源により並列運転する方式が考えられるが、複数の電源を並列接続しようとすると、出力電圧の高精度化や負荷分散のしくみが必要になり、電源回路の複雑化を招いてしまう。
【0003】
これらを解決する方法として、(特許文献1)、(特許文献2)に記載された方法がある。
【0004】
(特許文献1)には、「出力端子から出力方向に向う電流を出力し出力端子から流入する方向に向う電流を阻止する特性を有する複数個の電源ユニットを備え、前記電源ユニットを並列運転して共通負荷に給電する電力供給装置において、上記複数個の電源ユニットの出力端子に夫々抵抗素子を挿入し、前記夫々の抵抗素子を介して上記共通負荷に給電するようにしたことを特徴とする電力供給装置」が提案されている。
【0005】
また、(特許文献2)には、「局線を介して通信網に接続されるとともに各々内線端末が接続される複数の内線を収容する基本架と、この基本架に任意の数だけ設けられ、局線を介して通信網に接続されるとともに各々内線端末が接続される複数の内線を収容する拡張架とを備え、前記基本架において、前記基本架および前記拡張架に収容される内線間または上記内線と局線との間を選択的に交換接続する構内交換機において、前記基本架は、設けられた拡張架毎に対応づけた時刻情報を記憶する運用時間記憶手段と、時刻を計時する時計手段と、この時計手段の計時する時刻と、前記運用時間記憶手段に記憶された時刻情報とに応じて、各拡張架の電源を制御する電源制御手段とを具備することを特徴とする構内交換機」が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭53−129911号公報
【特許文献2】
特開2000−32516号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構内交換機では次のような問題点を有していた。即ち、
(1)(特許文献1)に記載の技術は、抵抗素子が回路に存在するためジュール熱によりロスが発生し、ジュール熱により発生した熱を外部に放出する放熱機構が必要になる、
(2)(特許文献2)に記載の技術は、各々の負荷毎に電源を供給しているため、各電源を制御する制御機構が必要になり電源回路の複雑化を招く、であった。
【0008】
しかしながら、この構内交換機では、複数の電源を出力電圧の高精度化なしに使用することができ、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路構成が簡単であり、余分な熱が発生せず省エネルギー性および生産性に優れていることが要求されている。
【0009】
本発明は、これらの要求を満たすため、複数の電源を出力電圧の高精度化なしに使用することができ、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路構成が簡単であり、余分な熱が発生せず省エネルギー性および生産性に優れた構内交換機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の構内交換機は、直流電圧を供給する第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な基本部と、直流電圧を供給する第2の電源装置または第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な増設部とを有する構内交換機であって、基本部は、第2の電源装置が装着か未装着かを検知する接続検知部と、全体を制御する制御部とを有し、制御部は、接続検知部における検知結果に基づいて第2の電源装置が未装着から装着へと変化したと判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電停止状態の端末に対して第2の電源装置からの給電を開始する構成を備えている。
【0011】
これにより、複数の電源を出力電圧の高精度化なしに使用することができ、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路構成が簡単であり、余分な熱が発生せず省エネルギー性および生産性に優れた構内交換機が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の構内交換機は、直流電圧を供給する第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な基本部と、直流電圧を供給する第2の電源装置または第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な増設部とを有する構内交換機であって、基本部は、第2の電源装置が装着か未装着かを検知する接続検知部と、全体を制御する制御部とを有し、制御部は、接続検知部における検知結果に基づいて第2の電源装置が未装着から装着へと変化したと判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電停止状態の端末に対して第2の電源装置からの給電を開始することとしたものである。この構成により、以下の作用を有する。
【0013】
(1)メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、メイン電源装置で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、一方第2の電源装置の接続を検出するので、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、第2の電源装置により電力を供給することができるようになるという作用を有する。従って、構内交換機の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置を迅速に購入し取付けることが可能となる。一方、メイン電源装置だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでる。
【0014】
(2)制御部は、第2の電源装置の増設部への未実装から実装の変化を接続検知部における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、電気的に並列接続することなく第1の電源装置および第2の電源装置により電源を供給することができるので、各電源の出力電圧値に差があっても並列運転時のような各電源の負荷電流の偏りを無くすことができ、複雑な負荷分担の均等化を必要としない。
【0015】
(3)制御部は、第2の電源装置の増設部への未実装から実装の変化を接続検知部における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電を停止している端末に対して第2の電源装置からの給電を開始することで、増設部収容の全ての端末に給電することができる。
【0016】
(4)各電源の負荷電流の偏りを無くすことができるので、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路を簡単に構成することができる。
【0017】
(5)複数の電源を同一種類の電源から構成することができるので、複数の電源を設計・製造する必要がなく、生産性に優れる。
【0018】
(6)抵抗素子等の部品を用いる必要がないので、ジュール熱などの余分なロスが発生せず、省エネルギー性に優れる。
【0019】
請求項2に記載の構内交換機は、請求項1に記載の構内交換機であって、制御部は、接続検知部における検知結果に基づいて第2の電源装置が装着から未装着へと変化したと判定した場合、増設部収容の端末への給電をいったん停止し、増設部収容の端末のうち第1の電源装置で給電可能な端末に対する第1の電源装置からの給電を再開することとしたものである。
【0020】
この構成により、制御部は、第2の電源装置が装着されていない状態においても増設部に対して第1の電源装置から給電することができるので、給電可能な電話機にのみ給電を開始することができ、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、優れた信頼性を保つことが可能となる。
【0021】
請求項3に記載の構内交換機は、請求項1又は2に記載の構内交換機において、増設部は、増設部収容の端末への給電経路ごとに給電を停止又は再開する第2の電源供給スイッチと、第1の電源装置から増設部への給電を停止又は再開する電源スイッチとを有することとしたものである。
【0022】
この構成により、第2の電源供給スイッチ及び電源スイッチにより給電をオン・オフすることができるので、確実に増設部への給電の停止又は再開を行うことができるという作用を有する。
【0023】
請求項4に記載の構内交換機は、請求項1乃至3のいずれか1に記載の構内交換機において、増設部は、増設部収容の端末が動作するための最低限の電流を供給する定電流回路と、電流の供給をオン・オフする第1の電源供給スイッチとを有することとしたものである。
【0024】
この構成により、第1の電源供給スイッチをオンすることにより増設部収容の全端末に動作する最低限の電流を供給することができるので、増設部における端末の接続・未接続を確実に検知することができるという作用を有する。
【0025】
請求項5に記載の構内交換機は、請求項1乃至4のいずれか1に記載の構内交換機において、基本部はバックアップ用の蓄電池を備え、制御部は、第1の電源装置および第2の電源装置からの電源供給が停止していると判定した場合には蓄電池による給電を行うこととしたものである。
【0026】
この構成により、蓄電池により停電時でも基本部および増設部に対して電源を確実に供給することができるので、信頼性に優れるという作用を有する。
【0027】
請求項6に記載の構内交換機は、請求項1乃至5のいずれか1に記載の構内交換機において、第1の電源装置および第2の電源装置は、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源回路を有することとしたものである。
【0028】
この構成により、安定化した電源を基本部および増設部に供給することができるという作用を有する。
【0029】
請求項7に記載の構内交換機は、請求項1乃至6のいずれか1に記載の構内交換機において、第1の電源装置および第2の電源装置を装着可能な電源部を備えることとしたものである。
【0030】
この構成により、第1の電源装置および第2の電源装置を構内交換機に容易に収納することができ、構内交換機の操作性を改善することができるという作用を有する。
【0031】
請求項8に記載の構内交換機は、メイン電源装置の他に第2の電源装置が接続可能な構内交換機であって、第2の電源装置が接続されたか否かを検知する接続検知部と、電話機の接続状態を検出し、接続検知部により検知された結果に基づいて、電話機への電力供給を制御する制御手段とを有することとしたものである。
【0032】
この構成により、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、メイン電源装置で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、一方第2の電源装置の接続を検出するので、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、第2の電源装置により電力を供給することができるようになるという作用を有する。従って、構内交換機の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置を迅速に購入し取付けることが可能となる。一方、メイン電源装置だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでる。
【0033】
請求項9に記載の構内交換機は、請求項8に記載の構内交換機において、電話機の接続状態の検出を、定電流回路により電話機への電力供給を制限した状態で行うこととしたものである。
【0034】
この構成により、メイン電源装置の電力供給定格範囲内で電話機の接続に有無を検出することができるという作用を有する。
【0035】
請求項10に記載の構内交換機は、請求項8又は請求項9に記載の構内交換機において、制御部は、接続検知部により検知された結果にかかわらず、予め設定された電話機に対しては常に電力供給を行うように制御することこととしたものである。
【0036】
この構成により、構内交換機に電話機の増設していくような場合であっても、所定の内線インターフェイスに接続された電話機であれば、電力供給が遮断されることなく、常に電力供給を受けることができるという作用を有する。従って、電話機を常に動作させる必要がある場所等については、そのような設定をする事により、安心して電話機の増設をすることができることになる。
【0037】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1による構内交換機を示す構成図である。図1において、1は構内交換機、1Aは後述の第1の電源装置2や第2の電源装置3が装着される電源部、2は直流電源を供給する第1の電源装置(「メイン電源装置」または「標準電源」とも呼ぶ)、3は第1の電源装置2に並んで増設され直流電源を供給する第2の電源装置(「増設電源」とも呼ぶ)である。ここで、電源部1Aは、第1の電源装置2接続用コネクタ(図示せず)及び第2の電源装置3接続用コネクタ(図示せず)を有しており、構内交換機1の各回路への電源供給は、第1の電源装置2及び第2の電源装置3をこれらのコネクタに接続することにより行われる。なお、第1の電源装置2は、予め電源部1Aに一体的に取り込むようにし、第2の電源装置3接続用コネクタのみを電源部1Aに設けるようにすることもできる。なお、第1の電源装置2と第2の電源装置3とは同一のものを使用する。
【0038】
4は第2の電源装置3の後述する増設部への接続により発生する電圧を検知する接続検知部、5は後述の制御部6等への電源供給のため、第1の電源装置2から供給される所定電圧(ここでは、48Vとする)の直流電力を所定の電圧(ここでは、5Vとする)へ電圧変換するDC/DCコンバータ、6はDC/DCコンバータ5により電源供給され、構内交換機1全体を制御する制御部、6aは制御部6の内部のメモリである。
【0039】
7a,7bは第1の電源装置2から後述する増設部への電力の給電を停止又は再開する電源スイッチ、8a,8bは第1の電源装置2方向への直流電流の逆流を防止する第1の電源装置逆流防止ダイオード、9a,9bは第2の電源装置3方向への直流電流の逆流を防止する第2の電源装置逆流防止ダイオード、11〜34は内線電話機の各種制御及び通信を行う内線インターフェイス(I/F)回路である。
【0040】
19a〜34aは後述の増設部36a、36bの内線I/F回路19〜34内に設けられ、内線電話機へ供給する電流を所定の電流値以下に制限する定電流回路、19b〜34bは定電流回路19a〜34aと内線電話機間に設けられ、定電流回路19a〜34aから内線電話機への電源供給をON/OFFするための第1の電源供給スイッチ、19c〜34cは定電流回路19a〜34aと並列に接続され、定電流回路19a〜34aを介さずに第1の電源装置2や第2の電源装置3から内線電話機への電源供給をON/OFFするための第2の電源供給スイッチである。
【0041】
19d〜34dは定電流回路19a〜34aと第1の電源供給スイッチ19b〜34bとから成る第1電源供給回路、19e〜34eは第2の電源供給スイッチ19c〜34cを有し第1電源供給回路19d〜34dと各々並列に接続された第2電源供給回路である。
【0042】
また、35は直流電圧を供給する第1の電源装置2から電力が供給されると共に内線電話機41〜48を収容可能な基本部、36a、36bは第2の電源装置3または第1の電源装置2から電力が供給されると共に内線電話機49〜64を収容可能な増設部である。このように、本実施の形態による構内交換機1は、電源部1Aと基本部35と増設部36a、36bとから構成される。
【0043】
第1の電源装置2および第2の電源装置3は、相互に独立した電源であり、図示はしていないが受電した交流電源を直流電圧に変換する整流回路を有し、例えば共に24Wの直流電力の出力を有する。また、基本部35と増設部36a、36bとのそれぞれに接続される電話機41〜64は、消費電力1Wのタイプ1のものと、消費電力2Wのタイプ2のものがある。なお、本実施の形態では、説明を簡易にするため、第1の電源装置2および第2の電源装置3の供給能力は、電話機41〜64への電力供給のみを考慮し、その他は考慮しないこととする。従って、制御部6への電力供給等は、上述の24Wの値には含まれない。また、上述の24Wの値も、一例を示すものであり、電話機の定格電力等との関連で変動するものである。
【0044】
図5はメモリ6aに記憶され、電話機の接続状態を示す接続状態テーブル図である。図5において、NO.は電話機番号を示す、NO.1の電話機とは電話機41を指し、NO.24の電話機とは電話機64を指す。また、状態1、2は電話機が接続されていることを示し、状態1はタイプ1の電話機が接続されていることを、状態2はタイプ2の電話機が接続されていることを示す。一方、状態0は未接続を示し、各状態0の括弧内数字はタイプを示す。
【0045】
図5に示すように電話機が接続されている場合、電話機の全消費電力は、基本部35収容および増設部36a、36b収容の24台で37W(1W×11台+2W×13台)となり、第2の電源装置3が接続されているときには全電話機が使用可能になる。第2の電源装置3からの電圧(電力)は、装着と同時に各内線I/F回路19〜34までは供給されるようになっている。つまり、第2の電源装置3から内線I/F回路19〜34への電圧の供給をオン・オフする電源スイッチは無い。
【0046】
接続検知部4は、第2の電源装置3の電源部1Aへの装着により発生する直流電圧を検知する。第2の電源装置3が装着されていないときは、第2の電源装置逆流防止ダイオード9a、9bにより第1の電源装置2から電流が逆流することが無いため、第1の電源装置2からの電圧は接続検知部4には印加されない。定電流回路19a〜34aは、各電話機の通信を維持できるだけの電流を供給し、その値は10mA程度に設定されている。また、第1の電源供給スイッチ19b〜34bと第2の電源供給スイッチ19c〜34cは両方がオンになることはなく、どちらか一方がオン又は両方オフのいずれかの状態になるように制御部6により制御される。
【0047】
以上のように構成された実施の形態1の構内交換機について、図2〜図6を用いて説明する。図2は構内交換機1の制御部6の動作を示すフローチャートであり、図3は接続されている電話機の制御部6による確認(どの電話機が接続されているかの確認)を示すフローチャート、図4は増設部において給電可能な電話機を制御部6により判定して給電を開始するフローチャート、図6は第2の電源供給スイッチのオン・オフを示す電源供給テーブル図である。
【0048】
図2において、まず、制御部6は、電源スイッチ7a,7b、第1の電源供給スイッチ19b〜34b、第2の電源供給スイッチ19c〜34cの各々のスイッチをオフにする信号を出力する(S1)。この信号により各々のスイッチをオフにして、増設部36a,36bに接続されている各電話機49〜64への給電を停止する。このとき基本部35に接続されている各電話機41〜48への給電は維持されている。次に、基本部35、増設部36a,36bに接続されている電話機の確認(どの電話機が接続状態かの確認)を行う(S2)。この確認動作については後に図3を用いて詳細に説明する。ステップS2では第1の電源供給スイッチ11b〜34bをオンにしているので、確認を行った後に第1の電源供給スイッチ11b〜34bをオフにする信号を出力する(S3)。次に、メモリ6a内の第2の電源装置フラグを「0」に設定する(S4)。
【0049】
次に、接続検知部4の検知結果に基づいて第2の電源装置3が装着されたかどうかを判定する(S5)。第2の電源装置3が装着されたかどうかの判定は定期的に行われる。判定においては、接続検知部4の検知結果を示す検知信号が制御部6に出力され、この検知信号を受信した制御部6は、第2の電源装置3が装着されているかどうかを判定する。
【0050】
装着されていないと判定した場合、制御部6は、メモリ6a内の第2の電源装置フラグが「1」であるか否かの判定を行う(S6)。第2の電源装置フラグが「0」であるならば、第2の電源装置3の装着状態に変化がないので、ステップS5へと戻る。第2の電源装置フラグが「1」であるならば、第2の電源装置3の装着状態が変化(装着から未装着へ変化)しているので、制御部6は、第2の電源装置フラグを未装着を示す「0」にして(S7)、増設部36a,36bに接続される各電話機49〜64のスイッチ19c〜34cをオフにする信号を出力し(S8)、増設部36a,36bに接続される各電話機49〜64への給電を停止する。
【0051】
次に、制御部6は電源スイッチ7a,7bをオンにする信号を出力し(S9)、第1の電源装置2から第2の電源供給スイッチ19c〜34cまでの給電を再開する。次に、制御部6は、増設部36a,36bに接続される電話機全てに給電可能かどうかを判定する(S10)。この判定については後に図4を用いて説明する。
【0052】
給電可能でないと判定された場合、スイッチ19c〜34cのうち第1の電源装置2で供給可能な電話機分についてオンにする信号を出力し(S11)、給電可能な電話機にのみに給電を再開する。増設部36a,36bに接続される電話機の全てに給電可能であると判定した場合、増設部36a,36bに接続されている電話機の全ての第2の電源供給スイッチ19c〜34cをオンにする信号を出力する(S12)。
【0053】
また、ステップS5で第2の電源装置3が装着されていると判定した場合、制御部6は、メモリ6a内の第2の電源装置フラグが「0」であるか否かの判定を行う(S13)。第2の電源装置フラグが「1」であるならば、第2の電源装置3の装着状態は変化していないので、ステップS5へ戻り、第2の電源装置フラグが「0」であるならば、第2の電源装置3の装着状態は変化(未装着から装着へ変化)しているので、制御部6は、第2の電源装置フラグを「1」にして(S14)、電源スイッチ7a,7bをオフにする信号を出力し(S15)、第1の電源装置2からの増設部36a,36bへの給電を遮断する。
【0054】
このとき第2の電源装置3からの給電は自動的に再開されている。次に、第2の電源供給スイッチ19c〜34cをオンにする信号を出力して(S16)、増設部36a,36bへ接続されているすべての電話機49〜64への給電を再開する。
【0055】
次に、図2のステップS2の電話機の接続状態の確認ついて、図3を用いて説明する。図3において、まず、第1の電源供給スイッチ19c〜34cをオンにする信号を出力し(S21)、第1の電源供給スイッチ19c〜34cをオンにする。次に、電源スイッチ7a,7bをオンにする信号を出力する(S22)。これにより第1電源供給回路19d〜34dの定電流回路19a〜34aは、増設部36a,36bへ接続されるすべての電話機49〜64へ電流を供給する。この電流は電話機49〜64を通信のみ可能な状態にする電流であり、消費電力としては24Wよりも遥かに小さな値(例えば40V×10mA×16=6.4W)である。従って、電話機41〜48として、基本部35にタイプ2の電話機が接続されている場合であっても、第1の電源装置2の定格電力内となる(2W×8+6.4W=22.4W)。
【0056】
次に、電話機番号Xの値を41に設定して(S23)、電話機Xに信号を出力し(S24)、電話機Xからの応答があるかどうかの判定を行う(S25)。応答があったと判定した場合はメモリ6a内の電話機Xの接続確認フラグを「1」または「2」にする(S26)。ステップS25で応答がなかったと判定した場合は電話機Xの接続確認フラグを「0」にする(S27)。
【0057】
次に、Xの値に1を加え(S28)、Xの値が65以上であるか否かを判定する(S29)。Xの値が65以上であるならば、基本部35及び増設部36a,36bにおける電話機24台分の接続状態の確認は終えているので、この処理を終了する。Xの値が65より小さければステップS24へと戻る。
【0058】
図3における電話機の接続確認状態の結果を図5に示す。前述したように、図5において、状態1はタイプ1の電話機が接続されていることを示し、状態2はタイプ2の電話機が接続されていることを示す。また、状態0は未接続を示し、各状態0の括弧内数字はタイプを示す。例えばNO.19の電話機59は未接続状態であるが、消費電力2Wのタイプ2であることを示す。
【0059】
次に、図2のステップS10の動作(給電可能判定動作)について、図4を用いて説明する。図4において、まず、制御部6は、電話機番号Xを41に設定し(S31)、Zの値を0に初期化する(S32)。次に、メモリ6a内に記録されている電話機の接続状態テーブル(図5)から電話機番号Xの値(「0」、「1」または「2」)Yを読み出し(S33)、Z=Y+Zを算出する(S34)。すなわち、Yの値は電話機Xの消費電力を示し、Zの値は消費電力の積算値を示す。次に、Zの値が25以上であるかどうか(第2の電源装置3から供給している電力が25W以上となるか否か)を判定する(S35)。
【0060】
Zの値が25以上であるならば、第2の電源装置3によるこれ以上の電話機への電力供給は不可能なので、メモリ6a内の電源供給テーブルの電話機Xのフラグ(電源フラグ)を「0」にし(S36)、Xの値に1を加える(S38)。また、Zの値が25未満であるならば第2の電源装置3から電話機への電力供給はまだ可能なので、メモリ6a内の電源供給テーブルの電話機Xのフラグ(電源フラグ)を「1」にし(S37)、Xの値に1を加える(S38)。次に、Xの値が65以上であるかどうかを判別する(S39)。Xの値が65以上であるならば、すべての電話機の確認が済んだので、この処理を終了し、Xの値が65未満であれば、ステップS33へ戻る。
【0061】
図6に、メモリ6aに記憶された電源供給テーブルにおける電源フラグの例を示す。構内交換機1が図6のような状態においては、制御部6により、NO.17の電話機57までは第2の電源装置3から電源が供給されるが(電源フラグが「1」であることにより第2の電源供給スイッチ27cまではオンであるが)、NO.18以降の電話機58〜64は第2の電源装置2からの電源供給はない(電源フラグが「0」であることにより第2の電源供給スイッチ28c以降はオフである)。
【0062】
なお、本実施の形態において、メモリ6a内の電話機Xの接続確認フラグは「1」、「2」又は「0」どちらでも登録できるようにしているが、例えば、責任者に割当てられた電話機などのように、どのような状況でも電源供給する必要がある場合には、その電話機Xの接続確認フラグ(電源フラグ)は常時「1」若しくは「2」に固定するようにしてもよい。この場合、電話機41等の入力手段(図示せず)から所定の操作を行うことにより、制御部6がその操作を検出して、メモリ6a内の接続状態テーブルに「1」若しくは「2」を固定的に記憶させるとともに、電源供給テーブルで、優先的に電源供給を行うようにフラグを固定的に立てるようにする。また、基本部35の電話機41〜48を常時電力供給されるように固定してもよい。この場合、接続状態テーブルNo.1〜8及び電源供給テーブルのNo.1〜8は削除し、それぞれ、No.9〜24までのテーブルとし、電話機の接続状態の確認や給電可能判定動作は、No.9〜24のみを行う。このように、固定的に電源を供給する電話機を予め又は操作により適宜設定するようにすれば、より状況に応じた電源供給をすることができる。
【0063】
また、バックアップ用の蓄電池を基本部35内に設けることもできる。その際は、充電は第1の電源装置2のみから行われるようにし、放電は基本部35のみ又は基本部35および増設部36a,36bに行うようにすることもできる。この場合、基本部35および増設部36a,36には放電スイッチを設けて放電を制御することが好ましい。蓄電池の容量は負荷の容量や使用状態にしたがって決められる。
【0064】
また、第1の電源装置2と第2の電源装置3を構内交換機1内の電源部1Aに装着するようにしたが、本発明はこれに限らず、電源部1Aまたは第1の電源装置2、第2の電源装置3を構内交換機1と別体とすることもできる。
【0065】
また、複数の電力供給定格の第2の電源装置を電源部1Aに接続可能とし、又電源部1A若しくは構内交換機1内部に第2の電源装置タイプを検出する検出手段を設け、接続する創設X電源のタイプによって、給電可能判定動作を変えるようにしてもよい。
【0066】
以上のように本実施の形態によれば、第1の電源装置と増設可能な少なくとも1個の第2の電源装置を有する電源部と、所定数の内線IF回路と第2の電源装置着脱を検知する接続検知部と全体を制御する制御部とを有する基本部と、少なくとも1以上の増設基板を増設可能な増設部とを有する構内交換機であって、制御部は、接続検知部が第2の電源装置の増設がなされたことを検知したとき、第1の電源装置からの給電を停止した後第2の電源装置から増設部に対する給電を開始すると共に増設部の各通信回路への給電を再開するように制御することを特徴とする構内交換機である。本実施の形態による構内交換機によれば、以下の効果を有する。
【0067】
(1)メイン電源装置2で供給できない台数の電話機が構内交換機1に接続されている場合であっても、メイン電源装置2で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置2を定格の範囲内で動作させることができる。一方第2の電源装置3の接続を検出するので、メイン電源装置2で供給できない台数の電話機が構内交換機1に接続されている場合であっても、第2の電源装置3により電力を供給することができるようになる。従って、構内交換機1の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置2で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機1に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置3を迅速に購入し取付けることが可能となる。一方、メイン電源装置2だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置3を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでる。
【0068】
(2)制御部6は、第2の電源装置3の増設部36a,36bへの未実装から実装の変化を接続検知部4における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置2から増設部36a,36bへの給電を停止させ、電気的に並列接続することなく第1の電源装置2および第2の電源装置3により電源を供給することができるので、各電源の出力電圧値に差があっても並列運転時のような各電源の負荷電流の偏りを無くすことができ、複雑な負荷分担の均等化を必要としない。
【0069】
(3)制御部6は、第2の電源装置3の増設部36a,36bへの未実装から実装の変化を接続検知部4における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置2から増設部36a,36bへの給電を停止させ、増設部36a,36b収容の端末のうち給電を停止している端末に対して第2の電源装置3からの給電を開始することで、増設部36a,36b収容の全ての端末に給電することができる。
【0070】
(4)各電源の負荷電流の偏りを無くすことができるので、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路を簡単に構成することができる。
【0071】
(5)複数の電源を同一種類の電源から構成することができるので、複数の電源を設計・製造する必要がなく、生産性に優れる。
【0072】
(6)抵抗素子等の部品を用いる必要がないので、ジュール熱などの余分なロスが発生せず、省エネルギー性に優れる。
【0073】
また、制御部6は、接続検知部4における検知結果に基づいて第2の電源装置3が装着から未装着へと変化したと判定した場合、増設部36a,36b収容の端末への給電をいったん停止し、増設部36a,36b収容の端末のうち第1の電源装置2で給電可能な端末に対する第1の電源装置2からの給電を再開することにより、制御部6は、第2の電源装置3が装着されていない状態においても増設部36a,36bに対して第1の電源装置2から給電することができるので、給電可能な電話機にのみ給電を開始することができ、メイン電源装置2を定格オーバーで故障させることもなく、優れた信頼性を保つことが可能となる。
【0074】
さらに、増設部36a,36bは、増設部36a,36b収容の端末への給電経路ごとに給電を停止又は再開する第2の電源供給スイッチ19c〜34cと、第1の電源装置2から増設部36a,36bへの給電を停止又は再開する電源スイッチ7a,7bとを有することにより、第2の電源供給スイッチ19c〜34c及び電源スイッチ7a,7bにより給電をオン・オフすることができるので、確実に増設部36a,36bへの給電の停止又は再開を行うことができる。
【0075】
さらに、増設部36a,36bは、増設部36a,36b収容の端末が動作するための最低限の電流を供給する定電流回路19a〜34aと、電流の供給をオン・オフする第1の電源供給スイッチ19b〜34bとを有することにより、第1の電源供給スイッチ19b〜34bをオンすることにより増設部36a,36b収容の全端末に動作する最低限の電流を供給することができるので、増設部36a,36bにおける端末の接続・未接続を確実に検知することができる。
【0076】
さらに、基本部35はバックアップ用の蓄電池を備え、制御部6は、第1の電源装置2および第2の電源装置3からの電源供給が停止していると判定した場合には蓄電池による給電を行うことにより、蓄電池により停電時でも基本部35および増設部36a,36bに対して電源を確実に供給することができるので、信頼性に優れる。
【0077】
さらに、第1の電源装置2および第2の電源装置3は、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源回路を有することにより、安定化した電源を基本部35および増設部36a,36bに供給することができる。
【0078】
さらに、第1の電源装置2および第2の電源装置3を装着可能な電源部を備えることにより、第1の電源装置2および第2の電源装置3を構内交換機1に容易に収納することができ、構内交換機1の操作性を改善することができる。
【0079】
さらに、メイン電源装置2の他に第2の電源装置3が接続可能な構内交換機1であって、第2の電源装置3が接続されたか否かを検知する接続検知部4と、電話機の接続状態を検出し、接続検知部4により検知された結果に基づいて、電話機への電力供給を制御する制御手段とを有することにより、メイン電源装置2で供給できない台数の電話機が構内交換機1に接続されている場合であっても、メイン電源装置2で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置2を定格オーバーで故障させることもなく、一方第2の電源装置3の接続を検出するので、メイン電源装置2で供給できない台数の電話機が構内交換機1に接続されている場合であっても、第2の電源装置3により電力を供給することができるようになる。
【0080】
従って、構内交換機1の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置2で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機1に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置3を迅速に購入し取付けることが可能となる。一方、メイン電源装置2だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置3を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでる。
【0081】
さらに、電話機の接続状態の検出を、定電流回路19a〜34aにより電話機への電力供給を制限した状態で行うことにより、メイン電源装置2の電力供給定格範囲内で電話機の接続に有無を検出することができる。
【0082】
さらに、制御部6は、接続検知部4により検知された結果にかかわらず、予め設定された電話機に対しては常に電力供給を行うように制御することことにより、構内交換機1に電話機の増設していくような場合であっても、所定の内線インターフェイスに接続された電話機であれば、電力供給が遮断されることなく、常に電力供給を受けることができる。従って、電話機を常に動作させる必要がある場所等については、そのような設定をする事により、安心して電話機の増設をすることができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に記載の構内交換機によれば、直流電圧を供給する第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な基本部と、直流電圧を供給する第2の電源装置または第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な増設部とを有する構内交換機であって、基本部は、第2の電源装置が装着か未装着かを検知する接続検知部と、全体を制御する制御部とを有し、制御部は、接続検知部における検知結果に基づいて第2の電源装置が未装着から装着へと変化したと判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電停止状態の端末に対して第2の電源装置からの給電を開始することにより、以下の効果を有する。
【0084】
(1)メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、メイン電源装置で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、一方第2の電源装置の接続を検出するので、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、第2の電源装置により電力を供給することができるようになるという作用を有する。従って、構内交換機の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置を迅速に購入し取付けることが可能となる。一方、メイン電源装置だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでる。
【0085】
(2)制御部は、第2の電源装置の増設部への未実装から実装の変化を接続検知部における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、電気的に並列接続することなく第1の電源装置および第2の電源装置により電源を供給することができるので、各電源の出力電圧値に差があっても並列運転時のような各電源の負荷電流の偏りを無くすことができ、複雑な負荷分担の均等化を必要としない。
【0086】
(3)制御部は、第2の電源装置の増設部への未実装から実装の変化を接続検知部における検知結果に基づいて判定した場合、第1の電源装置から増設部への給電を停止させ、増設部収容の端末のうち給電を停止している端末に対して第2の電源装置からの給電を開始することで、増設部収容の全ての端末に給電することができる。
【0087】
(4)各電源の負荷電流の偏りを無くすことができるので、複雑な負荷分担の均等化を必要とせず回路を簡単に構成することができる。
【0088】
(5)複数の電源を同一種類の電源から構成することができるので、複数の電源を設計・製造する必要がなく、生産性に優れる。
【0089】
(6)抵抗素子等の部品を用いる必要がないので、ジュール熱などの余分なロスが発生せず、省エネルギー性に優れる。
【0090】
請求項2に記載の構内交換機によれば、請求項1に記載の構内交換機であって、制御部は、接続検知部における検知結果に基づいて第2の電源装置が装着から未装着へと変化したと判定した場合、増設部収容の端末への給電をいったん停止し、増設部収容の端末のうち第1の電源装置で給電可能な端末に対する第1の電源装置からの給電を再開することにより、制御部は、第2の電源装置が装着されていない状態においても増設部に対して第1の電源装置から給電することができるので、給電可能な電話機にのみ給電を開始することができ、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、優れた信頼性を保つことが可能となるという有利な効果が得られる。
【0091】
請求項3に記載の構内交換機によれば、請求項1又は2に記載の構内交換機において、増設部は、増設部収容の端末への給電経路ごとに給電を停止又は再開する第2の電源供給スイッチと、第1の電源装置から増設部への給電を停止又は再開する電源スイッチとを有することにより、第2の電源供給スイッチ及び電源スイッチにより給電をオン・オフすることができるので、確実に増設部への給電の停止又は再開を行うことができるという有利な効果が得られる。
【0092】
請求項4に記載の構内交換機によれば、請求項1乃至3のいずれか1に記載の構内交換機において、増設部は、増設部収容の端末が動作するための最低限の電流を供給する定電流回路と、電流の供給をオン・オフする第1の電源供給スイッチとを有することにより、第1の電源供給スイッチをオンすることにより増設部収容の全端末に動作する最低限の電流を供給することができるので、増設部における端末の接続・未接続を確実に検知することができるという有利な効果が得られる。
【0093】
請求項5に記載の構内交換機によれば、請求項1乃至4のいずれか1に記載の構内交換機において、基本部はバックアップ用の蓄電池を備え、制御部は、第1の電源装置および第2の電源装置からの電源供給が停止していると判定した場合には蓄電池による給電を行うことにより、蓄電池により停電時でも基本部および増設部に対して電源を確実に供給することができるので、信頼性に優れるという有利な効果が得られる。
【0094】
請求項6に記載の構内交換機によれば、請求項1乃至5のいずれか1に記載の構内交換機において、第1の電源装置および第2の電源装置は、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源回路を有することにより、安定化した電源を基本部および増設部に供給することができるという有利な効果が得られる。
【0095】
請求項7に記載の構内交換機によれば、請求項1乃至6のいずれか1に記載の構内交換機において、第1の電源装置および第2の電源装置を装着可能な電源部を備えることにより、第1の電源装置および第2の電源装置を構内交換機に容易に収納することができ、構内交換機の操作性を改善することができるという有利な効果が得られる。
【0096】
請求項8に記載の構内交換機によれば、メイン電源装置の他に第2の電源装置が接続可能な構内交換機であって、第2の電源装置が接続されたか否かを検知する接続検知部と、電話機の接続状態を検出し、接続検知部により検知された結果に基づいて、電話機への電力供給を制御する制御手段とを有することにより、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、メイン電源装置で供給できる範囲内の電話機にのみ電力を供給することとができるので、メイン電源装置を定格オーバーで故障させることもなく、一方第2の電源装置の接続を検出するので、メイン電源装置で供給できない台数の電話機が構内交換機に接続されている場合であっても、第2の電源装置により電力を供給することができるようになるという有利な効果が得られる。従って、構内交換機の利用者は、電源供給がされていない電話機がある場合には、メイン電源装置で電力が供給できる範囲以上の電話機が構内交換機に接続されていることを認識することができ、第2の電源装置を迅速に購入し取付けることが可能となるという有利な効果が得られる。一方、メイン電源装置だけで電力が供給できる範囲の電話機しか接続されないような設置環境では、第2の電源装置を接続しなくてよいため、コスト的にメリットがでるという有利な効果が得られる。
【0097】
請求項9に記載の構内交換機によれば、請求項8に記載の構内交換機において、電話機の接続状態の検出を、定電流回路により電話機への電力供給を制限した状態で行うことにより、メイン電源装置の電力供給定格範囲内で電話機の接続に有無を検出することができるという有利な効果が得られる。
【0098】
請求項10に記載の構内交換機によれば、請求項8又は請求項9に記載の構内交換機において、制御部は、接続検知部により検知された結果にかかわらず、予め設定された電話機に対しては常に電力供給を行うように制御することことにより、構内交換機に電話機の増設していくような場合であっても、所定の内線インターフェイスに接続された電話機であれば、電力供給が遮断されることなく、常に電力供給を受けることができるという有利な効果が得られる。従って、電話機を常に動作させる必要がある場所等については、そのような設定をする事により、安心して電話機の増設をすることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による構内交換機を示す構成図
【図2】構内交換機の制御部の動作を示すフローチャート
【図3】接続されている電話機の確認を示すフローチャート
【図4】増設部において給電可能な電話機を判定して給電を開始するフローチャート
【図5】電話機の接続状態を示す接続状態テーブル図
【図6】第2の電源供給スイッチのオン・オフを示す電源供給テーブル図
【符号の説明】
1 構内交換機
1A 電源部
2 第1の電源装置(メイン電源装置、標準電源)
3 第2の電源装置(増設電源)
4 接続検知部
5 DC/DCコンバータ
6 制御部
6a メモリ
7a,7b 電源スイッチ
8a,8b 第1の電源装置逆流防止ダイオード
9a,9b 第2の電源装置逆流防止ダイオード
11〜34 内線I/F回路
19a〜34a 定電流回路
19b〜34b 第1の電源供給スイッチ
19c〜34c 第2の電源供給スイッチ
19d〜34d 第1電源供給回路
19e〜34e 第2電源供給回路
35 基本部
36a,36b 増設部
41〜64 電話機

Claims (10)

  1. 直流電圧を供給する第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な基本部と、直流電圧を供給する第2の電源装置または前記第1の電源装置から電力が供給されると共に電話機等の端末を収容可能な増設部とを有する構内交換機であって、
    前記基本部は、前記第2の電源装置が装着か未装着かを検知する接続検知部と、全体を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記接続検知部における検知結果に基づいて前記第2の電源装置が未装着から装着へと変化したと判定した場合、前記第1の電源装置から前記増設部への給電を停止させ、前記増設部収容の端末のうち給電停止状態の端末に対して前記第2の電源装置からの給電を開始することを特徴とする構内交換機。
  2. 前記制御部は、前記接続検知部における検知結果に基づいて前記第2の電源装置が装着から未装着へと変化したと判定した場合、前記増設部収容の端末への給電をいったん停止し、前記増設部収容の端末のうち前記第1の電源装置で給電可能な端末に対する前記第1の電源装置からの給電を再開することを特徴とする請求項1に記載の構内交換機。
  3. 前記増設部は、前記増設部収容の端末への給電経路ごとに給電を停止又は再開する第2の電源供給スイッチと、前記第1の電源装置から前記増設部への給電を停止又は再開する電源スイッチとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の構内交換機。
  4. 前記増設部は、前記増設部収容の端末が動作するための最低限の電流を供給する定電流回路と、前記電流の供給をオン・オフする第1の電源供給スイッチとを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の構内交換機。
  5. 前記基本部はバックアップ用の蓄電池を備え、前記制御部は、前記第1の電源装置および前記第2の電源装置からの電源供給が停止していると判定した場合には前記蓄電池による給電を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の構内交換機。
  6. 前記第1の電源装置および前記第2の電源装置は、入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源回路を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の構内交換機。
  7. 前記第1の電源装置および前記第2の電源装置を装着可能な電源部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の構内交換機。
  8. メイン電源装置の他に第2の電源装置が接続可能な構内交換機であって、
    第2の電源装置が接続されたか否かを検知する接続検知部と、
    電話機の接続状態を検出し、前記接続検知部により検知された結果に基づいて、前記電話機への電力供給を制御する制御手段とを有することを特徴とする構内交換機。
  9. 前記電話機の接続状態の検出は、定電流回路により電話機への電力供給を制限した状態で行うことを特徴とする請求項8に記載の構内交換機。
  10. 前記制御部は、前記接続検知部により検知された結果にかかわらず、予め設定された電話機に対しては常に電力供給を行うように制御することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の構内交換機。
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