JP2004503902A - スイッチ用機械式リセット装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
本発明は、スイッチのための機械的リセット装置に関し、このリセット装置は、スイッチから離れた位置からのリセットを実行可能とするものである。
【0002】
従って、本発明は、アクセスが不可能もしくは困難な位置に配置されたスイッチのリセットを可能とするために、特別に考案されたものである。
【0003】
本発明は、コンタクトブリッジおよびその支持部材がいずれかの方向に角変位することにより起動される自動起動型スイッチに適用可能なものである。
【0004】
このようなタイプのスイッチの例としては、エレベータのスピードリミッタ内に利用されているスイッチが挙げられ、このようなスイッチは、アクセス不可能な位置に配置される。
【0005】
【背景技術】
エレベータには、スピードリミッタが備えられており、このようなスピードリミッタが、エレベータが所定速度を超過した場合に自動的に起動されるスイッチを備えていることは、従来から周知である。このようなスイッチは、2つの方向のうちの一方向にコンタクトブリッジが角変位させられることによって起動される。このとき、コンタクトブリッジの変位の方向は、エレベータが上昇しているか下降しているかによって決まる。さらに、このようなスイッチをリセットするためには、スイッチにアクセスし、手作業によって、コンタクトブリッジとは逆方向にこのスイッチを回転させなければならない。
【0006】
エレベータ用のスピードリミッタは、アクセスが困難な位置に設置されるため、リセットの実行が困難である。
【0007】
このような欠点を解消するために、離れた位置からのリセットを可能とする電気機械的装置を用いることは、周知である。しかし、このような装置には、欠点がある。すなわち、電流が遮断された場合に、リセットを実行することができなくなることである。
【0008】
【発明の開示】
上述した欠点を解消するために、本発明では、離れた位置からスイッチをリセットすることを可能とする、完全に機械式の装置を提供する。このような装置は、完全に機械的なものであるため、電力が遮断された場合にも、リセットを実行することができる。
【0009】
上述したように、本発明は、コンタクトブリッジおよびその支持部材がいずれかの方向に角変位させられることによって起動される自動起動型スイッチに適用可能なものである。【0010】
本発明の特徴は、コンタクトブリッジの支持部の外側部分が、少なくとも1つの突出部を備えており、この突出部は、コンタクトブリッジが閉じた状態で、アクチュエータの変位方向に対して垂直に配置されるとともに、アクチュエータから所定距離だけ離間される点にある。
【0011】
アクチュエータは、遠隔ハンドルに接続されており、これによって、このハンドルを操作することによってアクチュエータを移動させることができる。
【0012】
従って、コンタクトブリッジおよびその支持部が角変位させられることによりコンタクトブリッジが開かれると、突出部もまた角変位する。これによって、ハンドルが操作されると、アクチュエータが変位し、アクチュエータが突出部に接触してこれを押し進めながらその初期位置に戻す。このようにして、コンタクトブリッジがリセットされる。
【0013】
本発明の好適な実施例によると、前記の少なくとも1つの突出部が、2つのピン状突出部からなり、これらのピン状突出部の間を、アクチュエータとして構成されたT字型部材の中央分岐部が移動するようになっている。このような構成では、コンタクトブリッジが開かれると、ピンが角変位し、これによって、その回転方向に依存して、これらのピンの一方がT字型部材のアームに近づき、他方のピンがアームから離れる方向に移動する。このような構成によると、ハンドルを操作すると、T字型部材が移動し、このT字型部材のアームのうちの一方によって、これに近い方のピンが押し進められながら、コンタクトブリッジがその初期位置に戻される。このとき、T字型部材の他方のアームが、対応するピンに接触すし、リセットが行なわれる。
【0014】
本発明の他の実施例によると、前記の少なくとも1つの突出部が、小さな仕切壁からなり、この仕切壁は、アイドル位置にある状態で、アクチュエータを備えた小さな壁部に対して平行に配置される。このような構成では、コンタクトブリッジが開かれると、仕切壁が角変位し、これによって、この仕切壁の両端部のうちの一方が前記壁部に近づき、他方の端部が壁部から離れる方向に移動する。このとき、ハンドルが操作されると、前記壁部が、前記仕切壁の近い方の端部に近づき、これを押し進めながら逆方向に移動させて初期リセット位置に戻す。この初期リセット位置では、前記仕切壁と前記壁部とが平行でかつ互いに接触した状態となる。
【0015】
上述したどちらの実施例においても、アクチュエータがスプリングにより補助され、これによって、リセットが行なわれた後でハンドルがもはや操作されなくなると、アクチュエータが付勢されてその初期アイドル位置に戻る。
【0016】
アクチュエータは、スリーブ内に収容されたケーブルによって、ハンドルに連結されている。このスリーブの両端部は、ハンドルの支持部およびアクチュエータの支持部に取り付けられている。
【0017】
アクチュエータの端部には、リセット時のアクチュエータの移動を制限する弾性ストッパが備えられており、前記弾性ストッパは、ケーブルを収容している前記スリーブの端部で停止する。
【0018】
さらに、アクチュエータは、スイッチのフレームにおいて停止するストッパを備えており、これによって、アクチュエータの初期アイドル位置が規定される。
【0019】
最後に、ハンドルは、さらに、リセット後にハンドルが解放された後のハンドルの移動を制限する弾性ストッパを備えている。以上の記載についての理解をより深めてその重要な点を把握するために、幾つかの図が添付されている。これらの図には、本発明の構成が例示的(制限的ではなく)に示されている。
【0020】
【発明を実施するための最良の形態】
付随の図に基づいて、以下、本発明について説明する。
【0021】
本発明の装置は、コンタクトブリッジを支持する支持部1を備えたスイッチに適用され、そのアッセンブリ全体は、フレーム2上で支持される。スイッチは、一般的なものであり、本発明を構成するものではないため、詳細には図示されていない。しかし、支持部1ひいてはコンタクトブリッジが角変位することによって、コンタクトブリッジが自動的に開くことは、認識されるべきである。
【0022】
本発明の斬新な点は、支持部1が2本のピン状突出部3を備えており、これらのピン状突出部の間にT字型アクチュエータ4の中央分岐部5が配置されることである。コンタクトブリッジが閉位置にある状態では、これらのピン3が、アクチュエータ4のアーム6と平行になる。
【0023】
アクチュエータ4は、変位可能であり、タブ8a,8bによってフレーム2内へと案内される。
【0024】
さらに、アクチュエータ4は、スプリング7により支持され、スプリング7の前方端部は、ワッシャ9により支持され、スプリング7の後方端部は、フレーム2のタブ8b上で停止している。
【0025】
さらに、アクチュエータ4は、ストッパ10に固定的に連結されているとともに、その後方端部には、ターミナル11が被せられている。ターミナル11は、ケーブル12との連結部になっており、ケーブル12の他端は、ハンドル13に連結されている。
【0026】
ケーブル12は、スリーブ14内を通って延びており、スリーブ14は、ハンドル13が操作された場合にケーブルが移動し得るようなものとなっている。
【0027】
ターミナル15によって、スリーブ14がフレーム2に取り付けられており、このターミナル15は、スリーブ14の端部を受容しているとともに、ナット16により支持されている。
【0028】
スリーブ14の他端は、ターミナル18および2つのナット19によって、ハンドル13の支持部17に取り付けられており、これらのナット19によって、このようなカバー構造の締め付け力(tension)を調整することが可能となっている。
【0029】
ターミナル11は、弾性ストッパ20により保護されており、ハンドル13は、弾性ストッパ21により保護されている。
【0030】
以上の記載から、以下のことが容易に理解できる。コンタクトブリッジが開かれると、2つの回転方向のうちの一方向にピン3が角変位し、これによって、これらのピン3のうちの一方がアーム6のうちの一方に近づき、他方のピン3がアームから離れる方向に移動する。このとき、ピン3の回転方向は、エレベータの上昇時にスイッチが起動されたかもしくは下降時にスイッチが起動されたか(エレベータの場合)によって決まる。このような状態で、ハンドル13が操作されると、スプリング7の荷重が増大してスプリングがタブ8bに押し付けられるとともに、アクチュエータ4が移動する。このとき、アクチュエータ4は、以下の状態が得られる位置まで移動する。すなわち、アーム6の一方が、ピン3に接触して、スイッチがオンにされたことにより生じた移動の方向とは逆方向にこのピン3を移動させ、他方のピン3が対応するアーム6に接触するような状態が得られる位置まで、アクチュエータ4が移動する。このような位置で、スイッチのリセットが生じる。このような操作において、弾性ストッパ20によって、アクチュエータの移動が制限され、その限界点は、両方のアーム6がピン3に接触する位置に対応する。
【0031】
リセットが実行された後に、ハンドル13が解放されると、スプリング7によって、アクチュエータ4およびハンドル13がこれらの初期位置に戻されるとともに、ストッパ10がタブ8aに接触する。これによって、装置を新たにリセットできる状態になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の装置の一実施例を示す斜視図。
【図2】
図1に示された装置の一部が断面図として示された平面図。
Claims (8)
- コンタクトブリッジおよびその支持部(1)がいずれかの方向に角変位することによって自動的に起動されるスイッチのための機械式スイッチリセット装置であって、前記コンタクトブリッジの支持部(1)の外側部分が少なくとも1つの突出部を備えており、前記突出部は、前記コンタクトブリッジが閉じた状態で、アクチュエータの変位方向に対して垂直に配置されるとともに前記アクチュエータから所定距離だけ離間され、前記アクチュエータは、遠隔ハンドル(13)に連結されており、これによって、前記コンタクトブリッジが開かれることにより前記突出部が回転された後に、前記ハンドル(13)が操作されると、前記アクチュエータが変位し、これによって、前記アクチュエータが、前記突出部に接触してこれを押し進めながら、前記コンタクトブリッジが開いたときの変位方向とは逆方向に前記突出部を変位させてその初期位置に戻し、これによって、前記コンタクトブリッジがリセットされることを特徴とする機械式スイッチリセット装置。
- 前記の少なくとも1つの突出部が、2本のピン状突出部(3)からなり、これらのピン状突出部の間を、前記アクチュエータ(4)を構成するT字型部材の中央分岐部(5)が延びており、前記アクチュエータを変位させると、前記T字型部材のアーム(6)の一方によって、前記コンタクトブリッジが開いたときにこのアーム(6)に近づいていた前記ピン状突出部(3)が押し進められることによって、前記リセットが行われることを特徴とする請求項1記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記の少なくとも1つの突出部が小さな仕切壁からなり、前記仕切壁は、そのアイドル位置にある状態で、前記アクチュエータが有する小さな壁面と平行になり、前記アクチュエータが変位させられると、前記壁面によって、前記仕切壁が押し進められ、前記仕切壁が前記アクチュエータの前記壁面に平行でかつこれに接触した状態になるまで角変位させられることによって、前記リセットが行われることを特徴とする請求項1記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記アクチュエータは、スプリング(7)により補助されており、前記アクチュエータは、前記スプリング(7)によって、前記の少なくとも1つの突出部から離間される初期アイドル位置に維持されるようになっており、前記ハンドル(13)が移動させられて前記スプリング(7)の荷重が増大した後で、前記ハンドル(13)が解放されると、前記アクチュエータが初期アイドル位置に戻ることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記アクチュエータが、スリーブ(14)に収容されたケーブル(12)により前記ハンドルに連結されており、前記スリーブ(14)の両端部は、前記ハンドル(13)の支持部(17)および前記アクチュエータのフレーム(2)にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記アクチュエータが、リセット動作時に前記アクチュエータの移動を制限する弾性ストッパ(20)を備えていることを特徴とする請求項1記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記アクチュエータが、前記スイッチの前記フレーム(2)で停止するストッパ(10)を備えており、これによって、前記スプリング(7)の伸長が制限されるとともに前記アクチュエータの前記初期アイドル位置が維持されることを特徴とする請求項4記載の機械式スイッチリセット装置。
- 前記ハンドルが、弾性ストッパ(21)を備えていることを特徴とする請求項1記載の機械式スイッチリセット装置。
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