JP2005071237A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 保護機能の強化を実現した半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】 一定の周波数よりも低いかどうかを検出し、半導体集積回路装置の内部回路の動作を強制的に停止又は無効にする低周波クロック検出回路として、第1クロックが供給され、上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいて上記第1クロックを基準にして異なる波形とみなされる第1信号を形成する第1回路と、上記第1信号と上記第1クロックに基づいて上記低周波クロック検出信号を形成する第2回路で構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 一定の周波数よりも低いかどうかを検出し、半導体集積回路装置の内部回路の動作を強制的に停止又は無効にする低周波クロック検出回路として、第1クロックが供給され、上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいて上記第1クロックを基準にして異なる波形とみなされる第1信号を形成する第1回路と、上記第1信号と上記第1クロックに基づいて上記低周波クロック検出信号を形成する第2回路で構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体集積回路装置に関し、例えばICカード等に搭載され、不正アクセスに対する機密保護回路を備えたものに利用して有効な技術に関するものである。
ICカード用マイコン(マイクロコンピュータ)等のセキュリティ回路の一つとして、低周波CLK検出回路が提案されている。つまり、外部端子から供給されるクロックの周波数を低くして内部回路の動作を遅くして回路動作の解析を行うのを防止するために、上記低周波CLK検出回路を設け、低い周波数のクロックの入力を検知し、内部回路の動作を停止ないし無効にさせるものである。低周波CLK検出回路としては、クロック信号を所定時間遅延させて、遅延した値と遅延していないCLKのレベルを比較することにより低周波を検出することや、カウントアップ型のディレイ回路として、入力周波数に対して内部発振回路が何回発振するかをカウントして周波数を検出すること等が考えられる。クロック周波数が所定範囲内にあるか否かを判定する回路の例としては、特開2001−52130公報がある。
特開2001−52130公報
上記のようなクロック周波数の検出回路においては、単にクロックが所定周波数範囲であるか否かを判定するだけである。このようなクロック検出回路においては、判定出力を直流的なハイレベル又はロウレベルを含むような出力信号であるので、内部回路内の機密情報を読み出す等の不正アタックを受けやすいという問題を有する。つまり、クロックの周波数を変化させながら回路を観測することにより、図12に示すように、上記クロック周波数の検出出力が伝えられる信号経路であるノードN1が特定する。このように信号経路が特定されると、そこにプローブ等を接触させて正常周波数状態とするようなレベルの電圧を供給するという不正アクセスをして検出回路を誤動作させて、そのセキュリティ機能を停止させた上で、低い周波数のクロックにより内部回路を動作させて機密情報を取り出すことが可能になる。
この発明の目的は、保護機能の強化を実現した半導体集積回路装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、一定の周波数よりも低いかどうかを検出し、半導体集積回路装置の内部回路の動作を強制的に停止又は無効にする低周波クロック検出回路として、第1クロックが供給され、上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいて上記第1クロックを基準にして異なる波形とみなされる第1信号を形成する第1回路と、上記第1信号と上記第1クロックに基づいて上記低周波クロック検出信号を形成する第2回路で構成する。
上記第1信号は第1クロックを基準にして異なる波形とみなされるパルス信号とされるので、かかる信号が伝えられる信号経路の特定が困難となること、及びこれに加えて第2回路を誤動作させることも難しくなる。
図1には、この発明に係るクロック周波数検出回路を備えた半導体集積回路装置の一実施例のブロック図が示されている。この実施例の半導体集積回路装置は、第1回路と第2回路から構成される。第1回路は、クロック周波数の検出を行う以下の回路より構成される。クロックCLKは、遅延回路DL1を通して遅延されて周波数検出を行うCR遅延回路CR1に入力される。この実施例のCR遅延回路CR1は、上記遅延回路DL1の遅延信号nck1の周波数が所定の周波数よりも低いときにはクロックnck1(CLK)に対応した周波数のパルスを出力し、上記遅延信号nck1の周波数が所定の周波数よりも高いときにはロウレベル又はハイレベルのような固定電位を出力する。
この実施例では、クロックCLKの周波数が所定の周波数よりも低いときと高いときのいずれにおいてもパルス信号の形態の周波数検出信号を出力するように、排他的論理和回路EX1及びゲート回路Gが設けられる。つまり、上記CR遅延回路CR1の出力信号nck2は、排他的論理和回路EX1の一方の入力に供給される。この排他的論理和回路EX1の他方の入力には、上記遅延信号nck1が供給される。この排他的論理和回路EX1の出力信号と、上記遅延信号nck1とはゲート回路G1を通して論理和信号が検出信号N1として出力される。
上記検出信号N1は、上記のようにクロックCLKの周波数が所定の周波数よりも低いときと高いときのいずれにおいてもパルス信号の形態とされるものであるので、その識別のために上記クロックCLKとともに第2回路に含まれる検出回路に伝えられる。この検出回路では、上記クロックCLKを用いて上記パルス信号の形態の検出信号N1を解読する。つまり、クロックCLKの周波数が所定の周波数よりも低いときには低周波クロック検出信号を含むリセット信号RSTを発生させ、クロックCLKの周波数が所定の周波数よりも高いときにはリセット信号RSTを発生させない。この結果、第2回路に含まれる図示しない信号処理回路では、リセット信号RSTが無効の状態では内部回路がクロックCLKに対応した所定の信号処理動作を行い、リセット信号RSTが有効とされると信号処理回路の動作が強制的に停止させられあるいは無効にさせられる。
図2には、図1のCR遅延回路の一実施例の回路図が示されている。同図には、参考として図1に用いられた回路記号とそれに対応した具体的回路が示されている。抵抗RとキャパシタCとが直列形態に接続される。上記キャパシタCには、PチャネルMOSFETQ2から上記抵抗Rを通して電源端子VDDから充電電流が供給される。また、上記キャパシタCには、それと並列形態に接続されたNチャネルMOSFETQ1により構成された放電経路が設けられる。上記MOSFETQ1のソースは、回路の接地電位VSSに接続され、上記キャパシタCは回路の接地電位VSSを基準にして上記充電動作及び放電動作が行われる。上記キャパシタCの電圧は、インバータ回路IV2の入力端子に供給される。このインバータ回路IV2は、そのロジックスレショルド電圧を参照電圧として上記キャパシタCの電圧判定を行う。
この実施例のCR遅延回路は、入力端子inに供給されるパルスの周波数が低いときには、それがロウレベルの期間にPチャネルMOSFETQ2がオン状態となり、抵抗Rを介してキャパシタCに充電動作が行われる。このときの時定数に従ってキャパシタCにはチャージアップが行われる。このチャージアップ動作によって、インバータ回路IV2の入力電圧がそのロジックスレッショルド電圧を越えると、インバータ回路IV2の出力信号outはハイレベルからロウレベルに変化する。
入力端子inに供給されるパルスがハイレベルに変化すると、PチャネルMOSFETQ2がオフ状態になり、NチャネルMOSFETQ1がオン状態となるのでキャパシタCの放電動作を行う。この放電動作によって、キャパシタCの電圧が低下し、インバータ回路IV2の入力電圧がそのロジックスレッショルド電圧より低下すると、インバータ回路IV2の出力信号outはロウレベルからハイレベルに変化する。このように、キャパシタCの電圧が上記インバータ回路IV2のロジックスレッショルド電圧を越えるような低い周波数のときには、入力端子inに供給されるパルスに対応した周波数のパルスが出力される。
入力端子inに供給されるパルスの周波数が高くなり、それがロウレベルの期間に上記PチャネルMOSFETQ2がオン状態となり、抵抗Rを介してキャパシタCに充電動作が行われてキャパシタCの電圧は上記時定数に従って上昇するが、インバータ回路IV2のロジックスレッショルド電圧に到達する前に、上記ロウレベル期間からハイレベルに期間に切り替わり、PチャネルMOSFETQ2がオフ状態になり、NチャネルMOSFETQ1がオン状態となるのでキャパシタCの放電動作を行う。この結果、インバータ回路IV2の入力電圧がそのロジックスレショルド電圧に到達しないから定常的にハイレベルの出力信号を形成するものとなる。
図3には、図1のクロック周波数検出回路の動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。図3(A)は、クロックCLKの周波数が低いときのタイミング図であり、図3(B)は、クロックCLKの周波数が高いときのタイミング図である。図3(A)において、クロックCLKに対して遅延クロックnck1は、遅延回路DL1の遅延時間tdだけ遅延される。CR遅延回路CR1の出力信号nck2は、前記のように周波数が低いのでその時定数に対応した遅延時間tcrだけ遅延させられる。図2のようなCR時定数回路を用いた場合には、周波数に対応してパルス幅(パルスデューティ)が遅延信号nck1に対して狭くなる周波数領域もあるが、同図ではそれよりクロックCLKの周波数が低い場合を例にしている。
排他的論理和回路EX1は、上記2つのパルスnck1とnck2のレベルが一致したときにロウレベル、不一致のときにハイレベルの出力信号nexを形成する。この信号nexと上記クロックnck1とをゲート回路Gで論理を採ること、具体的にはクロックnck1がハイレベルのときの信号nexの一致出力であるロウレベルをノードN1から出力させる。言い換えると、クロックnck1がロウレベルのときにはゲート回路G1のゲートを閉じて信号nexに無関係にノードN1をハイレベルにする。
このようにして、クロックCLKの周波数が低いときには、上記ノードN1が上記クロックnck1の周期に対応してロウレベルになる期間が発生する。このようなノードN1のパルス信号は、検出回路に伝えられる。検出回路は、クロックCLKのエッジを用いてノードN1のロウレベル/ハイレベルの判定が行われる。同図では、クロックCLKの立ち下がりエッジで最初に上記ノードN1のハイレベルを検出すると、リセット信号RSTを発生させる。このリセット信号RSTはラッチ回路等により保持される。
図3(B)において、クロックCLKに対して遅延クロックnck1は、遅延回路DL1の遅延時間tdだけ遅延される。CR遅延回路CR1の出力信号nck2は、前記のように周波数が高いのでハイレベルのような固定レベルにされる。排他的論理和回路EX1は、上記2つのパルスnck1とnck2のレベルが一致したときにロウレベル、不一致のときにハイレベルの出力信号nexを形成する。したがって、上記のようにnck2のレベルがハイレベルであるので、上記クロックnck1を反転させた信号をノードN1から出力させる。
このようにして、クロックCLKの周波数が高いときにも、上記ノードN1が上記クロックnck1に対応したパルス信号とされる。このようなノードN1のパルス信号は、検出回路に伝えられる。検出回路は、クロックCLKのエッジを用いてロウレベル/ハイレベルの判定が行う。同図では、クロックCLKの立ち上がりエッジで上記ノードN1のハイレベル/立ち下がりエッジで上記ノードN1のロウレベルを検出するとリセット信号RSTを発生させない。このようなレベル判定のために遅延回路DL1が設けられており、ここでの遅延時間tdが上記ノードN1のハイレベル/ロウレベルを取り込むためのセットアップ時間とされる。
図1の検出回路の真理値表1は、次の通りである。
真理知表1
┌───┬────┬─────┐
│CLK│N1 │RST │
├───┼────┼─────┤
│↑ │0 │ 1 │
│↑ │1 │ 0 │
│↓ │0 │ 0 │
│↓ │1 │ 1 │
└───┴────┴─────┘
↑は立ち上がりエッジ
↓は立ち下がりエッジ
0はロウレベル(論理0)
1はハイレベル(論理1)
┌───┬────┬─────┐
│CLK│N1 │RST │
├───┼────┼─────┤
│↑ │0 │ 1 │
│↑ │1 │ 0 │
│↓ │0 │ 0 │
│↓ │1 │ 1 │
└───┴────┴─────┘
↑は立ち上がりエッジ
↓は立ち下がりエッジ
0はロウレベル(論理0)
1はハイレベル(論理1)
なお、上記遅延回路DL1は、省略できるものである。すなわち、ノードN1の信号は、上記のようなゲート回路G1によって遅延されるので、ここでの遅延時間を利用して上記検出回路でのノードN1のハイレベル/ロウレベルを取り込むためのセットアップ時間に利用することができる。あるいは、検出回路側でかかるセットアップを設定する遅延回路等を設ける構成であってもよい。
上記のようにクロックCLKの周波数が検出閾値(検出周波数)よりも高い場合は、クロックCLKそのもの(図1の回路では遅延信号nck1)が反転されてノードN1から出力される。クロックCLK周波数が検出閾値(検出周波数)より低い場合は、CR遅延回路CR1により遅延される。この遅延信号nck2が排他的論理和回路EX1及びゲート回路G1を通すことでノードN1はクロックCLKの次のエッジの前にハイレベル(H)になる。
つまり、クロックCLK周波数が検出閾値(検出周波数)より低い場合は、クロックCLKのエッジでは必ずHを出す。これを前記真理値表1のような検出回路を用いることにより、クロックCLKのネガティブエッジのときにリセット信号RSTがハイレベル(H)になり図示しない信号処理回路をリセット状態にする。非検出時にはノードN1がクロックnck1に対応して交流化される。もしも、かかる信号経路であるノードN1をハイレベル/ロウレベルのいずれかに強制的に固定すると必ずリセット信号RSTがハイレベル(H)になり、リセットがかかるようになる。
この実施例のように検出回路に至る信号経路(ノードN1)の信号のうちの固定レベル(直流的信号)を上記のような排他的論理和回路及びゲート回路G1を組み合わせることでパルス信号(交流的信号)にする回路構成にしたことで、CR遅延回路CR1で形成される検出信号のうちの直流的信号が見えないようにした。この結果、低周波数検出回路を有するICにおいて、低周波数検出回路に供給されるクロックCLKが所定周波数範囲内にあるときと、所定周波数範囲外にある時で異なるパターンのパルス信号(交流信号)を出力する第1回路と、かかる第1回路の出力とクロックCLK(上記とは別でも可)とにより上記出力を取りこむ第2回路を設けることにより、外部からの不正アタックに対する内部情報の機密を保持することができる。
すなわち、ノードN1にクロックCLKが重畳した信号を検出回路への出力とすることで、低周波検出での完全交流信号化が可能となり、その信号伝達経路の特定が困難となるばかりか、外部からノードN1に対して固定レベルを供給するような攻撃を受けた場合でも、リセット信号RSTを出すので内部情報を取り出しの防止をすることができる。この結果、外部攻撃に対するICチップのセキュリティが向上することでセキュリティ認証を取得しやすくなり、ICカード用マイコンとしての付加価値を高める事ができる。
CR時定数回路のようなアナログディレイ素子の出力信号を前記のような排他的論理和回路及びゲート回路で交流信号化することで、ディレイ時間の高精度化と高セキュリティ化を両立できる。低周波数検出回路はIC内部のマイクロプロセッサやマイクロコンピュータ等の動作周波数以外の周波数入力を禁止し、誤動作を防ぐために必須の回路である。よって、この周波数回路の閥値が使用条件でばらついたりすることは望ましくない。結果として、CR時定数回路のようなアナログ素子を使用したディレイ回路を使用するのが望ましい。
図4には、この発明に係るクロック周波数検出回路を備えた半導体集積回路装置の他の一実施例のブロック図が示されている。この実施例では、図1の第1回路の低周波数を検出するための回路が2組設けられる。つまり、前記図1と同様なCR遅延回路CR1、排他的論理和回路EX1及びゲート回路G1からなる低周波数検出部と、それと同じ回路構成からなるCR遅延回路CR2,排他的論理和回路EX2及びゲート回路G2が設けられる。そして、この新たに設けられたCR遅延回路CR2及び排他的論理和回路EX2には、上記遅延信号nck1の反転信号nck3が供給される。この反転信号nck3は、上記遅延信号nck1を受けるインバータ回路IV1によって形成される。これら2組の低周波数を検出するための回路によりそれぞれ検出信号N1とN2が形成されて、第2回路に含まれる検出回路に伝えられる。
図5には、図4のクロック周波数検出回路の動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。この実施例では、上記新たに設けられた周波数検出部によりクロックCLKがロウレベルの期間において、上記排他的論理和回路EX2の不一致出力に対応したロウレベルのパルスがノードN2から出力される。このように排他的論理和回路EX1とEX2をパラレルに配置することにより、図1の実施例の回路と比較して、クロックCLKのポジティブエッジ及びネガティエッジの両方のエッジで低周波の検出が可能となり、よりセキュリティ性を向上させることができる。例えば、クロックCLKのパルスデューティを変更することにより行われる不正アタックを防ぐことができる。
図6には、この発明に係るクロック周波数検出回路を備えた半導体集積回路装置の更に他の一実施例のブロック図が示されている。この実施例では、図4の第1回路の排他的論理和回路EX1,EX2をオアゲート回路G3及びG4に置き換えたものであり、あるいは排他的論理和回路EX1,EX2を省略してゲート回路G1,G2を上記オアゲート回路G3及びG4に置き換えたものである。このようなオアゲート回路G3,G4を用いて検出論理を変えての構成も可能である。
図7には、図6のクロック周波数検出回路の動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。上記のようなオアゲート回路G3,G4を用いることにより、ノードN1,N2のパルスは、前記図4の実施例と同様なパルスとすることができる。このように排他的論理和回路をオアゲート回路に変えても前記図4と同様の検出が可能となる。
前記図4及び図6の検出回路の真理値表2は、次の通りである。
真理知表2
┌───┬───┬───┬───┐
│CLK│N1 │N2 │RST│
├───┼───┼───┼───┤
│↑ │0 │0 │1 │
│↑ │1 │1 │1 │
│↓ │0 │0 │1 │
│↓ │1 │1 │1 │
├───┼───┼───┼───┤
│↑ │0 │1 │1 │
│↑ │1 │0 │0 │
│↓ │0 │1 │0 │
│↓ │1 │0 │1 │
└───┴───┴───┴───┘
↑は立ち上がりエッジ
↓は立ち下がりエッジ
0はロウレベル(論理0)
1はハイレベル(論理1)
┌───┬───┬───┬───┐
│CLK│N1 │N2 │RST│
├───┼───┼───┼───┤
│↑ │0 │0 │1 │
│↑ │1 │1 │1 │
│↓ │0 │0 │1 │
│↓ │1 │1 │1 │
├───┼───┼───┼───┤
│↑ │0 │1 │1 │
│↑ │1 │0 │0 │
│↓ │0 │1 │0 │
│↓ │1 │0 │1 │
└───┴───┴───┴───┘
↑は立ち上がりエッジ
↓は立ち下がりエッジ
0はロウレベル(論理0)
1はハイレベル(論理1)
図8には、この発明に係るクロック周波数検出回路を備えた半導体集積回路装置の更に他の一実施例のブロック図が示されている。この実施例では、半導体集積回路装置に乱数発生回路を搭載して、第1回路に対応したディレイ回路部に暗号化を入力し、前記AC信号+暗号化を形成して第2回路の検出回路に伝達する。そして、検出回路では上記乱数発生回路から供給される暗号解凍を受けて上記第1回路から伝えられるAC信号+暗号化の中からAC信号を取り出してリセット信号を発生させる。これにより、ノードN1に出力される信号をAC信号化+暗号化することで、AC信号自体を解析することを困難としてセキュリティ性を向上させることができる。例えば、ICカード搭載用の半導体集積回路装置は乱数発生回路を備えているものがあり、かかる半導体集積回路装置では乱数発生回路を共用することができる。
図9には、図8のクロック周波数検出回路の一実施例の具体的ブロック図が示されている。乱数発生回路で形成された乱数信号をパルス列として出力し、それを排他的論理和回路EX3とEX4に供給する。上記排他的論理和回路EX3の他方の入力には、上記図1、図4あるいは図4の実施例のようなディレイ回路部(周波数検出)の出力信号N1を供給する。排他的論理和信号EX3は、上記パルス列からなる乱数が論理1のときには、上記ノードN1の出力レベルを反転させ、乱数が論理0のときには上記ノードN1の出力信号をそのまま出力するという乱数信号を発生させる。検出回路側に設けられた排他的論理和回路EX4は、上記同じパルス列からなる乱数が論理1のときには、上記AC信号のレベルを反転させ、乱数が論理0のときには上記AC信号をそのまま出力する。このようにして、検出回路には上記ノードN1に対応したAC信号のみが再生されて伝えられる。
特に制限されないが、排他的論理和回路EX3のノードN1がアナログ部のウエルとデジタル部のウエルにまたがって存在して、2つの排他的論理和回路EX3,EX4とそれらを結ぶ配線についてノードN1以外がデジタル部のウエルに存在している。このような構成にすると2つの排他的論理和回路EX3,EX4やそれらを結ぶ配線がアナログ部のウエルとデジタル部のウエルにまたがっていたら、配線が見つけられてパターン解析されてしまうことを防ぐ上で有益となる。
図10には、この発明に係る半導体集積回路装置が搭載されたICカードの一実施例のブロック図が示されている。この実施例では、演算回路、ROM(リード・オンリー・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、FLASH(一括消去型不揮発性メモリ)のような各種メモリ、周辺回路からなる信号処理回路に、上記半導体集積回路装置の動作に必要な電源を供給するための第1電源端子と該第一電源端子よりも低い電源を供給するための第2電源端子と、上記半導体集積回路装置の内部回路をリセットするためのリセット端子と、上記第1クロックが供給されるクロック端子と、上記半導体集積回路装置の外部との信号入出力を行うための入出力端子と、保護回路として前記説明したような低周波数検出回路(LFD)の他に、高周波数検出回路(HFD)、低電圧検出回路(LVD)、高電圧検出回路(HVD)が設けられる。これらの各検出回路で検出信号が形成されると、リセット信号RSTが形成されて上記信号処理回路を構成する演算回路、ROM、RAM、FLASHのような各種メモリ、周辺回路の動作が強制的に停止(リセット)状態にされる。
図11には、この発明が適用されるICカードの動作特性図が示されている。この実施例のICカードは、動作周波数としては低周波数検出回路(LFD)で設定された周波数よりも高い領域でかつ高周波数検出回路(HFD)で設定された周波数よりも低い領域が動作補償範囲とされ、動作電圧としては低電圧検出回路(LVD)で設定された電圧よりも高い領域でかつ高電圧検出回路(HVD)で設定された電圧よりも低い領域が動作補償範囲とされる。このようなICカードの動作補償範囲以外の周波数のクロックが端子CLKから供給されたり、ICカードの動作補償範囲以外の電圧が電源端子から供給されたりすると、これらの回路が検知して、上記信号処理回路を構成する演算回路、ROM、RAM、FLASHのような各種メモリ、周辺回路の動作が強制的に停止(リセット)状態にされる。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、上記のように周波数検出信号のうちの固定レベルにされる信号に対してクロックを用いてパルス信号に変換する回路は、種々の実施形態を採ることができる。上記CR遅延回路は、キャパシタと抵抗とを並列形態に接続して、例えばPチャネルMOSFETにより充電電流を供給し、放電経路は並列接続の抵抗により行うようにするものであってもよい。このように遅延回路によって所定の周波数を検出する回路は、種々の実施形態を採ることができるものである。この発明は、周波数検出により内部回路の保護機能の強化を実現した半導体集積回路装置に広く利用できる。
DL…遅延回路、CR1,CR2…CR遅延回路(周波数検出)、EX1〜EX4…排他的論理和回路、G1〜G4…ゲート回路、IV1,IV2…インバータ回路、Q1,Q2…MOSFET、R…抵抗、C…キャパシタ。
Claims (10)
- 一定の周波数よりも低いかどうかを検出する低周波クロック検出回路を有し、かかる低周波クロック回路により形成された低周波クロック検出信号に基づいて内部回路の動作が強制的に停止又は無効にされる半導体集積回路装置であって、
上記低周波クロック検出回路は、第1回路と第2回路を有し、
上記第1回路は、第1クロックが供給され、上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいて上記第1クロックを基準にして異なる波形とみなされる第1信号を出力し、
上記第2回路は、上記第1信号と上記第1クロックに基づいて上記低周波クロック検出信号を出力することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記第2回路は、上記第1信号と第1クロックに基づいて上記第1クロックが上記一定の周波数よりも低いと判定される条件が成立すると、その状態を保持して上記低周波クロック検出信号を出力することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記第1信号は、上記第1クロックが上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいて周期が異なるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記第1信号は、上記第1クロックが上記一定の周波数よりも低い時と上記一定の周波数よりも高い時とのそれぞれにおいてパルスデューティが異なるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項2において、
上記第1回路は、
上記第1クロックを受けるCR遅延回路と、
上記CR遅延回路の遅延出力を受けて上記一定の周波数よりも高い時にはハイレベル又はロウレベルの直流レベルを出力し、上記一定の周波数よりも低い時には上記第1クロックに対応した周波数のパルス信号を形成するインバータ回路と、
上記第1クロックに対応したクロックと上記インバータ回路の出力信号を受ける一致/不一致回路と、かかる一致/不一致回路の出力信号と上記第1クロックに対応したクロックとを受ける論理和回路とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項5において、
上記CR遅延回路は、キャパシタと、かかるキャパシタに直列形態にされた抵抗素子と、上記抵抗素子を通して上記キャパシタに充電電流を供給する第1導電型の第1MOSFETと、上記キャパシタと並列形態に接続されてキャパシタの放電電流を流す第2導電型の第2MOSFETとを備え、
上記第1MOSFETと第2MOSFETのゲートに上記第1クロックが供給されて上記第1クロックの立ち上がり又は立ち下がりの遅延信号を形成するものであり、
上記キャパシタにより形成される遅延信号が上記インバータ回路の入力端子に供給されるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項2において、
上記第2回路は、上記第1クロックの立ち上がり時と立ち下がり時における上記第1信号のレベルを判定して上記低周波検出信号を形成するものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項2において、
上記半導体集積回路装置は、上記半導体集積回路装置の動作に必要な第1電源端子と該第一電源端子よりも低い電源を供給するための第2電源端子と、
上記半導体集積回路装置の内部回路をリセットするためのリセット端子と、
上記第1クロックが供給されるクロック端子と、
上記半導体集積回路装置の外部との信号入出力を行うための入出力端子とを有することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記一定の周波数は、上記半導体集積回路装置の内部回路に対して不正なアクセスが行われる確率が高いと判定されるような周波数に設定されるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。 - 請求項6において、
上記半導体集積回路装置は、ICカードに搭載されるものであることを特徴とする半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003302884A JP2005071237A (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003302884A JP2005071237A (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005071237A true JP2005071237A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34407030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003302884A Pending JP2005071237A (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005071237A (ja) |
-
2003
- 2003-08-27 JP JP2003302884A patent/JP2005071237A/ja active Pending
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