JP2005103196A - モップ基台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基台底面全体の払拭布を万遍なく用いて効率よく、かつ、軽力で、水拭き作業をすることのできるモップ基台が望まれている。
【解決手段】 モップ基台1は、払拭布17が装着される基台部2と、基台部2の上面4に設けられて棒状の把手が連結される連結部とを備えてなり、基台部2の基台底面3に多数の突部16,16,16,・・・が垂設されている。払拭布17は前端部17Eが基台部2の前端部2E側の上面4まで引き上げられて係止部11,11のピンチ片13で挟持され、後端部17Fも後端部2F側の上面4まで引き上げられて係止部11,11のピンチ片13で挟持される。これにより、払拭布17は基台底面3を下方から被った状態で基台部2に装着される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、床などの水拭きに用いるモップのモップ基台に関するものである。
従来、この種のモップとこのモップに用いられるモップ基台を図11および図12に示す。図示のモップ基台51は、雑巾などの払拭布17が装着される基台部52と、基台部52の上面54に設けられて棒状の把手6が連結される連結部5とを備えている。基台底面53は全面が平たんに形成されている。払拭布17は水を絞られて基台底面53を被う状態に配置され、基台部52の上面54の係止部(図示省略)によって前端部17Eと後端部17Fが係止される。水拭きに際して、利用者は把手6を持ち基台部52を前後(矢印C方向および逆方向)に動かして払拭布17で床上を拭く。このように基台部の底面が平たんに形成されているモップは、例えば下記の特許文献1に開示されている。
登録実用新案第3008006号公報
ところで、上記のモップ基台51は基台底面53が平たんであるから、払拭布17が底全体で床と接する。加えて、払拭布17は濡れている。そのため、払拭布17は床から大きな摩擦力を受けて払拭時の摺動抵抗が高くなる。従って、水拭き作業が重労働となる。特に、業務として水拭き作業をする場合は、払拭する床面積が広く汚れも著しいことが多いため、過酷な作業となる。
また、モップ基台51は高い摺動抵抗を受けながら押し引きされるため、進行方向の後側端部が浮き上がって払拭布17が床から離れ、進行方向の前側端部近傍で払拭布17が床に接する。従って、払拭布17はモップ基台51の前端部52E近傍の領域60Eと、後端部52F近傍の領域60Fが黒く汚れ、残り部位はほとんど汚れない。このように残り部位の汚れが軽度であったとしても、前記した領域60Eおよび領域60Fにおける払拭布17の汚れが著しくなると、清浄な払拭布17と交換せざるを得ず、作業効率が低かった。
尚、乾いた紙製の払拭シートを平たんな基台底面に被せて使用する清掃具もよく知られている。しかしながら、かかる清掃具は、床に対して摩擦係数の低い紙製の払拭シートを用いることと、払拭シートを濡らさないことから、基台部の基台底面が平たんであっても極めて軽力で床上を摺動させることができる。そのため、払拭時の摺動抵抗を問題にするまでもなかった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、基台底面全体の払拭布を万遍なく用いて効率よく、かつ、軽力で、水拭き作業をすることのできるモップ基台の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモップ基台は、払拭布が基台底面を被った状態で装着される基台部と、基台部の上面に設けられて棒状の把手が連結される連結部とを備えてなり、基台部の基台底面に多数の突部が垂設された構成にしてある。
また、前記構成において、突部が、基台部の基台底面に植設されたブラシ毛材で構成されたものである。
本発明に係るモップ基台は、水をふくんだ払拭布で基台部の基台底面を被った状態にして床などの水拭き作業に使用される。このとき、突部の存在により基台底面と払拭布の間に空間が生じ、これらの空間が払拭時に払拭布を床から逃がす空間となるため、床との間の摺動抵抗が格段と小さくなり、軽力で払拭することができる。このように軽力で払拭できるので、払拭布はほとんどの突部により床に押し付けられて汚れを拭き取る。すなわち、従来のように払拭布の偏った部位でなく、基台底面のほぼ全面にわたる払拭布を万遍なく使って効率よく水拭きすることができる。
また、突部をブラシ毛材で構成した場合は、ブラシ毛材自体が弾力性を有するので、たとえ薄手の払拭布を用いて床上に強く押し付けた場合でも床を傷つけない。そのうえ、床の溝内などにも払拭布が入り込めて隈なく掃除することができる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係るモップ基台の側面図、図2は前記モップ基台の係止部を示す一部側断面を含む拡大図、図3は前記モップ基台の底面図である。但し、図11および図12に示した従来のモップと同一の構成要素には、同一の符号を付すとともにその詳細な説明を省略することがある。
各図において、この実施形態に係るモップ基台1は、平面に見て方形板状の基台部2と、基台部2の上面4のほぼ中央部に立設された左右一対の連結部5,5と、基台部2の上面4に配備された布係止用の4つの係止部11,11,11,11と、基台部2の基台底面3から突出して垂設され基台底面3のほぼ全面にわたって適宜のピッチP1で前後左右に配置された多数の突部16,16,16,・・・とからなっている。このモップ基台1において、基台部2は例えば合成樹脂を材料として突部16,16,16,・・・および連結部5,5と一体に形成されている。
各突部16は例えば円柱状に形成されていて、先端(下端)がいくぶん丸くされている。連結部5,5の内面には軸7が横架され、この軸7に玉継手8が回動自由に枢支されている。玉継手8の前後面に軸9,9がそれぞれ突設されている。これらの軸9,9に、把手6(把手部品6A)下端の二股に分岐した垂脚部10,10が揺動自由に枢支されている。これにより、把手6が基台部2に前後左右揺動自由に連結されている。係止部11(図2参照)は、基台部2の上面4に立設された一対の軸受部12,12と、これらの軸受部12,12に横架された軸14と、軸14に垂脚部13Aが前後揺動自由に枢支されたピンチ片13と、軸14に挿通されてピンチ片13の挟持先端を基台部2の上面4に向けて(図2の矢印D方向)付勢するコイルバネ15とから構成されている。
上記のモップ基台1は、図4に示すように、水拭き用のモップMに使用される。この場合、先述の把手部品6Aに把手部品6B,6C,6Dが順次連結されて把手6となっている。そこで、水洗いして絞った雑巾などの払拭布17を床上に広げ、払拭布17の前端部17E側に基台部2の前端部2Eを配し、後端部17F側に後端部2Fを配置するように、基台部2を払拭布17上に置く。続いて、払拭布17の前端部17Eを前端部2E側の上面4まで引き上げて左右の係止部11,11のピンチ片13で挟持させ、後端部17Fも後端部2F側の上面4まで引き上げて左右の係止部11,11のピンチ片13で挟持させる。これにより、図5に示すように、払拭布17は基台部2の基台底面3を下方から被った状態で基台部2に装着される。
そこで、利用者はモップMの把手6を手で持ち、モップ基台1を前後方向(矢印C方向および逆方向)に動かして床を水拭きする。このとき、突部16,16間では基台底面3と払拭布17の間に空間ができ、これらの空間が払拭時に払拭布17を上向きに逃がす空間となるため、床との間の摺動抵抗が格段と小さくなり、軽力で作業できる。同時に、広く散在する突部16,16,16,・・・の先端が払拭布17を床に押し付けるので、主に、突部16,16,16,・・・周囲の領域18,18,18,・・・で床上の汚れが拭き取られる。これは、領域18,18,18,・・・における払拭布17が他の部位よりも黒く汚れてくることから明らかである。すなわち、このモップ基台1は基台底面3のほぼ全面にわたる払拭布17を万遍なく使って払拭できる。その結果、払拭布17全体が汚れるまで十分に使い切って効率よく水拭き作業をすることができ、払拭布17の交換頻度が従来と比べて減少する。
他方で、業務用のモップの場合、安価で、かつ、強い力の洗濯に多数回耐えるものでなければならないことから、雑巾は簡単な構成のものが要求される。そこで、このモップ基台1は係止部11としてピンチ式のものを採用しているので、払拭布17の種類を問わず払拭布17を確実に挟持して使用できる。また、係止部11がピンチ式であるから、払拭布17の着脱や交換も簡単に行なうことができる。
尚、上記の実施形態では、比較的細かいピッチP1で突部16、16,16,・・・を配置したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば、図6に示すモップ基台1aのように、前記のピッチP1よりもかなり大きな左右ピッチP2と前後ピッチP3で、多数の突部16a,16a,16a,・・・を基台部2の基台底面3に全面にわたって垂設したものでもよい。また、突部の径は特に限定されず、突部16,16aよりも大径または小径に設定しても構わない。
あるいは、図7に示すモップ基台1bのように、前後に長い突条体の突部16b,16b,16b,・・・を左右ピッチP4で基台部2の基台底面3に全面にわたって多数垂設したものを採用することも可能である。
更に、別の実施形態に係るモップ基台1cを図8、図9に示す。このモップ基台1cが既述のモップ基台1と異なるところは、基台部2aの基台底面3に植毛用の孔19,19,19,・・・が多数形成されていることと、これらの孔19,19,19,・・・にブラシ毛材24が植設されこれらのブラシ毛材24で突部16cが構成されていることである。ところで、上記した剛体の突部16a〜16bを有するモップ基台1〜1bに薄手の払拭布を用いて、フローリングを水拭きすると、フローリングを傷つけることがある。しかしながら、このモップ基台1cによれば、ブラシ毛材24からなる突部16c自体が弾力性を有しているので、フローリングに強く押し付けた場合でもフローリングを傷つけない。そのうえ、フローリングの木目の溝内にも柔軟に払拭布17が入り込んできれいに掃除することができる。言い換えると、既述のモップ基台1〜1bに用いた払拭布17よりも薄手の払拭布17aを使用することができる。因みに、このモップ基台1cでは、払拭布として、不織布からなる払拭シートを用いることも可能である。
また、図10に示すモップ基台1dでは、基台部2の上面4の前端部2E寄りと後端部2F寄りにそれぞれ面ファスナ22,22が接着固定されている。基台部2の基台底面には多数の突部16,16,16,・・・(図示省略)が垂設されている。払拭布17bは基布20の下面にパイルループ21が織成されたパイル地で構成され、基布20の上面の前端部17E寄りと後端部17F寄りに、前記の面ファスナ22,22と係脱可能に係合する面ファスナ23,23が縫着されている。
このモップ基台1dでは、基台部2を払拭布17bの上面に載せ、払拭布17bの前端部17Eおよび後端部17Fを基台部2の上面4まで引き上げて、前後の面ファスナ23,23を面ファスナ22,22にそれぞれ係合させる。これで、払拭布17bの装着が簡単に完了する。
かかるパイルループ21を有する払拭布17bは床の水拭きおよびワックス掛けに使用される。一般に、ワックス掛けの際は大きな摺動抵抗を受けて重労働となる。しかしながら、本発明のモップ基台に払拭布17bを装着したモップを用いると、多数の突部の作用によってワックス掛け時の摺動抵抗もかなり小さくなり、軽力でワックス掛け作業ができる。
ところで、上記のモップ基台1dの場合、面ファスナ22はオス部材を有する面ファスナで構成し、面ファスナ23はメス部材を有する面ファスナで構成してある。これにより、洗濯時に払拭布17bが絡まったり、面ファスナに糸くずが付着したりすることが防止される。但し、かかる不具合を問題にしないのであれば、面ファスナ22をメス部材の面ファスナで構成し、面ファスナ23をオス部材の面ファスナで構成しても構わない。
また、既述したモップ基台1の突部16、モップ基台1aの突部16a、またはモップ基台1bの突部16bを基台部2とは別部品に構成し、これらをあらためて基台部2に取り付けるようにしてもよい。そして、これらの突部16,16a,16bは、例えば金属、セラミック、ゴム、ブラシ毛材などの材料で構成しても構わない。
また、係止部としては、これまで例示したものに限らず、例えば、基台部の上面を軟質の合成樹脂で形成し、この上面に汎用の鉤状スリットを設け、この鉤状スリットに払拭布の端部を挿し込んで係止させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るモップ基台の側面図である。 前記モップ基台の係止部を示す一部側断面を含む拡大図である。 前記モップ基台の底面図である。 前記モップ基台を備えたモップを示す外観図である。 前記モップ基台に払拭布を装着した態様を示す側面図である。 本発明の別の実施形態に係るモップ基台の底面図である。 本発明の他の実施形態に係るモップ基台の底面図である。 本発明の更に別の実施形態に係るモップ基台の底面図である。 前記更に別のモップ基台に払拭布を装着した態様を示すもので図8におけるA−A線矢視断面を含む側面図である。 本発明の更に他の実施形態に係るモップ基台および払拭布を示す外観図である。 従来のモップ基台を備えたモップを示す外観図である。 前記従来のモップの底面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d モップ基台
2,2a 基台部
3 基台底面
4 上面
5 連結部
6 把手
16,16a,16b,16c 突部
17,17a,17b 払拭布
24 ブラシ毛材

Claims (2)

  1. 払拭布が基台底面を被った状態で装着される基台部と、基台部の上面に設けられて棒状の把手が連結される連結部とを備えてなり、基台部の基台底面に多数の突部が垂設されていることを特徴とするモップ基台。
  2. 突部が、基台部の基台底面に植設されたブラシ毛材で構成されている請求項1に記載のモップ基台。
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